JPS62158487A - 突然変異体コ−デイング配列 - Google Patents

突然変異体コ−デイング配列

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JPS62158487A
JPS62158487A JP61266503A JP26650386A JPS62158487A JP S62158487 A JPS62158487 A JP S62158487A JP 61266503 A JP61266503 A JP 61266503A JP 26650386 A JP26650386 A JP 26650386A JP S62158487 A JPS62158487 A JP S62158487A
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aat
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mutant
polypeptide
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JP61266503A
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アレックス・ジョセフ・ボレン
アルバート・アルフレッド・ヘルツォク
ハンネ・ランケ・ヨハンセン
マーチン・ローゼンバーグ
アラン・リチャード・シャツマン
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Original Assignee
SmithKline Beecham Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • C12N15/10Processes for the isolation, preparation or purification of DNA or RNA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、変異アルファ−1−抗トリプシンの発現の水
準を増加させる突然変異体アルファ−1−抗トリプシン
コーディング配列を有するイー・コ!J (E、col
i )発現ベクターに関する。
免丑ム宜且 アルファ−1−抗トリプシン(AAT)は、血清および
他の種々の体液に存在するアルファ−1−グロプリンで
ある。肝臓にて合成された時、成熟AATは、約5(1
6)(16)〜55(16)0ダルトンの分子量を有す
る糖タンパク質である。AATによって抑制されるタン
パク質分解酵素は、トリプシン、キモトリプシン、膵臓
エラスターゼ、皮膚コラーゲン、レニンおよびクロキナ
ーゼならびに多形核リンパ球のプロテアーゼを包含する
。遺伝的に獲得されたヒトのAATの欠失は、種々の病
理学的症状、特に、肺気腫および肝疾患に関係している
例工ば、モース、ニュー・イングランド・ジャーナル・
オブ・メデイシン(Morse、 N、Eng、J 。
Med、  ) 、 299(19)、1045〜10
48(1978)および299(20)、1(18)9
〜1105(1978)iトビンら、アルキブズ・オブ
・インターナル・メデイシン(Tobin et at
、 、Arch、 Int、 Med、)+143(7
) 、 1342〜1348(1982) iおよびカ
レルら、ネイチャー(Carrell  et  α1
、、Nature)。
298(5872)、329〜334(1982)参照
エラスターゼは、肺組織を分解するプロテア−ゼである
。抑制されなければ、その活性により肺気腫を生じつる
。例えば、ガデツクら、アメリカン・レビュー・オブ・
レスピラトリー・デイズイーズ(Gadek et α
1 、 、 Am、 Rev+Re5pir。
Dis、)、 127.545(1983) およびグ
レイサーら、アメリカン・レビュー・オブ・レスピラト
リー・デイズイーズ(Glaser et α1、、A
m、Rev。
Re5pir、 Dis、)、127.545〜553
(1983)は、AATが肺気腫の治療に有用でありう
ることを示している。
その治療的有用性のゆえに、および遺伝的なAATの欠
失患者の補欠治療法のようなある種の徴候に対して比較
的多量を必要とするため、研究者は、AATを多量に製
造する方法を探索してきた。従来、そのような方法とし
ては、血漿からのA A Tの精製があった。例えば、
コーンら(Coanet at、 )、米国特許第43
79087号参照。
カートニーら(Courtney et α1、 )、
ヨーロッパ特許出願第114777号は、イー・コリに
おけるAAT融合タンパク質の発現、AATのN−末端
グルタミン酸残基の欠失を開示している。カートニーら
(Courtney et α1、 )は、イー−コリ
における未融合AATの発現か非常に低いことを報告し
ている。
カートニーら、ネイチャー(Courtney et 
α1、。
Nature )、313,149(1985)は、イ
ー−コリにおける活性部位突然変異を有する変異AAT
の合成を報告している。
ボレンら(Bollen et at、)、ベルイー特
許第895961号は、pBR322のPst I部位
中にクローンしたヒト肝臓細胞に由来するポIJA−R
NAから逆転写したcDNAの1.4キロ塩基対(kb
)フラグメントからなるプラスミド、pULB 152
3 に関するイー・コリにおけるAATのクローニング
を開示している。ボレンら(Bollen et’a1
. )は、cDNAフラグメントが本来の翻訳開始コド
ンを包含する全AAT遺伝子を含むことを開示している
ポレンら、デー・エヌ・ニー(Bollen et α
1、。
DNA)、ヱ、 255(1983)は、イー・コリに
おけるベータ・ラクタマーゼ・AAT融合タンパク質の
発現を生じさせる発現ベクター、pULB1523およ
びpKT287を開示している。
ボレンら、エフ・イー・ビー・ニス・レターズ(Bol
len et α1、、FEBS  Letters)
、116(1)。
67〜7。(1984)は、ラムダプロモーター、PR
を用いたイー・コリにおけるAATの発現を報告し、イ
ー・コリ由来AATの生物活性を明らかにする試みか不
成功に終ったことを報告している。
パーカーら(Parker et α1、 ) 、オー
ストラリア特許出願31801/84は、イー・コリに
おけるAATの発現を開示している。
マンソンら、ジャーナル・オブ・マイクロバイオロジカ
ル・メソッズ(Munson et α1、、 J−M
icrobiol、)、177.663〜683(19
84)  は、ベーターガラクトシダーゼの発現を増大
させるイー・コ!JlacZ遺伝子の突然変異を報告し
ている。
メイヤーズら、サイエンス(Myers et α1−
+5cience ) 、 229 、242(198
5)は、表現型選択を入く突然変異体DNA分子を同定
するための電気泳動法を報告している。
発明の要約 1つの態様において、本発明は、突然変異かコドン1〜
15の範囲内のAATコーディング配列の変化からなり
、ただし、該突然変異が本来のコーディング配列の第1
コドンのコドンATGへの置換以外またはその追加であ
る突然変異体AATコーディング配列を含有することを
特徴とする組替え型DNA分子に関する。
もう1つの態様において、本発明は、その中に活動的に
挿入したDNA分子を有するイー・コリ発現ベクターお
よび本発明の発現ベクターにて形質転換したイー・コリ
に関する。本発明は、また、許容条件下、本発明の形質
転換イー・コリを培養し、かつ、そのようにして産生じ
たAATを単離することを特徴とするAATの生物活性
、すなわち、抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活性を
有するポリペプチドの製造法に関する。
もう1つの態様において、本発明は、AATの生物活性
を有し、かつ、1〜15位の範囲内の変化したアミノ酸
配列を有するが、ただし、該変化が成熟AATの第1位
のグルタミン酸残基の置換以外またはその追加である変
異AATタンパク質;該変異AATタンパク質および医
薬上許容される担体からなることを特徴とするヒトを含
む動物の肺のエラスターゼ活性を抑制する医薬組成物;
該動物に抗エラスターゼ有効量の該変異AATタンパク
質を内用投与することを特徴とする、ヒトを含む動物の
肺のエラスターゼ活性の抑制方法に関する。
さらにもう1つの態様において、本発明は、(i)本来
のコーディング配列の全部または一部を選択できる表現
型のコーディング配列に結合し、それにて適当な宿主を
形質転換し、生じた翻訳融合の発現を定量し、(11)
問題のポリペプチドのコーディング配列の全部または一
部を突然変異誘発させ、+*;r)もとの翻訳融合の発
現以上に増加した突然変異翻訳融合の発現を検定し、a
v)(iii)において、発現の増加を示した融合にお
ける問題のポリペプチドのコーディング配列の突然変異
体部位のヌクレオチド配列を決定し、問題のポリペプチ
ドのコーディング配列中に突然変異を有する融合を選択
し、fVlそれが該突然変異体コーディング配列と同じ
1または2以上の突然変異を含む以外は問題の生成物の
本来のコーディング配列と同じコーディング配列を調製
し、それにて適当な宿主を形質転換し、位)該突然変異
体コーディング配列が本来のコーディング配列より多く
の量にて転写され、翻訳される(V)からの形質転換体
のクローンを選択することを特徴とする本来のコーディ
ング配列より多くの量にて転写され、翻訳される問題の
ポリペプチドの突然変異体コーディング配列の同定法か
らなる。
発明の詳説 該タンパク質の生物活性を損うことなく、すなわち、該
タンパク質によるプロテイナーゼ、特に、エラスターゼ
抑制を損うことなく成熟AATのN−末端のコーディン
グ配列を変化させることにより、細菌の活性AATの発
現を顕著に、かつ、予期できない程改善できることが今
回判明した。本発明の組替え型DNA分子を用いると、
細菌中にて、抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活性を
有する変異AATタンパク質を本来のA A Tの債よ
り2倍またはそれ以上多くの量にて発現させることがで
きる。本発明の好ましい具体例において、発現した変異
AATの量を本来のAATより1(16)倍またはそれ
以−ヒとすることができる。本明細書にて用いる本来の
AATまたはAATは、N−末端アミノ酸としてGlu
 −Asp −ProならびにGluおよびAsp間の
Bam HIにて本来のコーディング配列を開裂させる
ことにより得られたMet −Asp−Pr。
構成体を有する後記第1表に示した成熟AATを意味す
る。後記実施例2参照。本明細書にて用いる変異AAT
は、本来のAATの主要アミノ酸配列と異る主要アミノ
酸配列を有する。突然変異体AATコーディング配列は
、後記第1表に示した本来のAATに対するコーディン
グ配列と異るコーディング配列である。したがって、本
発明の組替え型DNA分子は、例えば、クローニングま
たは発現ベクターのような単離された、あるいはより大
きなりNA分子の内部にあるいずれかの突然変異体コー
ディング配列である。本発明の組替え型DNA分子は、
本明細書にて説明したように標準合成法もしくは遺伝子
工学法またはその両者の組合せによって製造される。
本発明の組替え型DNA分子の範囲内に含まれるコーデ
ィング配列は、アミノ酸配列に影響しない1または2以
上の塩基対の置換および/または最初の15コドンの範
囲内の置換、付加または1もしくは2以上のコドンの二
べ失からなる。本明細書にて例示している本発明の典型
的な組替え型DNA分子内の変異AATコーディング配
列、その製造および使用を比較のため本来のAATの最
初の20コドンと同様に後記第1表に示す。変異塩基対
ζこは下線を引いている。
本発明の組替え型DNA分子によって、イー・コリにて
発現したAATまたは変異AATの量を全細胞タンパク
質の百分率に換算して以下の第2表に示す。名称n c
ro nを有するプラスミド発現ベクターを除く記載し
た全てのプラスミド発現ベクターは、ラムダおよびc■
リポソーム結合部位の左方プロモーター(PL)を用い
る。CrOベクターはPLおよびcro ’)ボソーム
結合部位を用いる。該プラスミド製造を後記実施例に記
載する。
報告した代表的な発現データはナリジキシン酸誘発また
は括弧内のデータの場合は熱誘発により得られた。モッ
トら、プロシーディンゲス・オブ・ナンヨナル・アカデ
ミ−・オブ・サイエンシーズ・ニー・ニス・ニー(Mo
tt et α1、、 Proc、 Natl。
Acaa、 Sci、 U、 S、 A、 )、 82
 、88(1985)参照。
第2表は、また、それぞれのベクターの産生物の名称を
示している。
第   2   表 熱誘発を用いる場合(例えば、エム・ローゼンベルグら
、メソッズ・オブ・エンディモロジー(M、 Rose
nberg et α1、、 Meth、 Enzym
ol、)、101゜123〜138(1983)参照)
、AAT産生は、ナリジキシン酸誘発により達成された
産生の約1/3である。例えば、pOTsctIBcl
を用いた場合、変であった。
前記の組替え型DNA分子は例示にすぎない。
塩基対の別の置換または追加の置換およびコドンの欠失
は、分子遺伝学の分野の公知方法により行なうことがで
きる。細菌の発現水準に対するそのような突然変異の効
果は、例えば、ボレンら、ディー・エヌ・ニー(Bol
len et α1 + DNA)+ 2 +255(
1983)により開示されているようなEL I SA
によるような公知方法によって容易に決定できる。
生じたタンパク質の活性は、カートニーら(Court
ney et α1、 )、ヨーロッパ特許出願第11
4777号;カワサキら(Kawasaki et α
1、)、ヨーロッパ特許出願第1034(18)号およ
びトラビスら、米国特許第4493891号に開示され
ているようなエラスターゼおよびトリプシン抑制に対す
るような公知のスクリーニングにて容易に検定できる。
本発明の他の代表的DNA分子は、該突然変異体コーデ
ィング配列が、AATのアミノ酸配列の変化の原因とな
る1または2以上の塩基対の置換によって、本来のAA
Tのそれと異るような分子である。
該AATコーディング配列が、AATコーディング配列
の5′末端における突然変異に追加する突然変異である
組替え型D N A分子も本発明の範囲内である。例え
ば、該コーディング配列をpHJct□−2および−4
におけるようなN−末端Met融合のような1または2
以上の追加のアミノ酸もしくはポリペプチド、またはカ
ートニーら(Courtneyet α1、)、ヨーロ
ッパ特許出願第114777号またはボレンら、ディー
・エヌ・ニー(Bollen etat、、DNA)、
2,255(1983)に開示されているような融合な
どのコーディング配列の5′および/または3′末端に
融合することかできる。標品AATに対するインフルエ
ンザ・クイルスNSIコーディング配列のN−末端部分
の融合は、AATIXイブリッドの発現を増加させる。
該コーディング配列は、また、該5′−末端以外のコー
ディング配列の領域内の塩基対の置換またはコドンの欠
失からなりうる。本来のコーディング配列にて得られる
発現水準、例えば、イー・コリにおいて全細胞タンパク
質の約0.3%以下の発現以上に発現水準を低下させる
かまたは活性を妨害するフレームシフト突然変異、ナン
センス突然変異または活性部位突然変異のような生じた
タンパク質の生物活性を減少させる突然変異は、当然本
発明から除外される。許容できる活性部位突然変異の例
としては、カートニーら、ネイチャー(Courtne
y et α1、。
Nature )、313,149(1985)および
ニス・ローゼンベルグら、ネイチャー(S、 Rose
nberg etα1、、 Nature ) 、 3
12.1(1984)に開示されているように、358
位におけるメチオニンアミノ酸のベリン残基への変化か
挙げられる。本発明の変異AATは、また、例えば、ミ
トラ(Mitra)、米国特許第4496689号に開
示されているような他の分子と結合または複合させるこ
とができる。
前記のごとく、該AATコーディング配列の5′末端な
らびに他の部位に対する突然変異は、公知の方法によっ
て行なうことができる。ある種のそのような有効な方法
の報告に関しては、景トシュタインら、サイエンス(B
otstein et α1、。
Sc’1ence )t 229,1193(1985
)参照。これらは、例えば、制限エンドヌクレアーゼに
て、該コーディング配列を処理し、所望により、ついで
、エクソスクレアーゼ、例えば、Ba131またはマン
グビーン(mung bean )ヌクレアーゼにて処
理することによるコドンのニベ失を包含する。そのよう
な欠失後、合成配列を挿入して、該欠失部位の全部また
は一部を置換する。また、化学的突然変異誘発剤または
放射線照射を用いたAATコーディング配列を保有する
形質転換体の処理によって突然変異を誘発させることが
できる。AATの発現および最初の20フドンのヌクレ
オチド配列付けによって、5′部位の変化した突然変異
体を選択することができる。そのような突然変異誘発実
験は、好都合ζこは、例えば、45塩基対BamHI 
−Bcl IフラグメントなどのN−末端AATコーデ
ィング配列、例えば、ガラクトキナーゼおよびベータ・
ガラクトシダーゼなどの選択できる表現型の遺伝子の上
流の融合およびアップ−ミューチージョン、すなわち、
選択できる表現型の遺伝子の発現の水準の増加を示す突
然変異体のスクリーニングによって行なわれる。
かくして、本発明のもう1つの態様は、本来のコーディ
ング配列より高い水準にて突然変異体を転写し、翻訳す
る問題とするいずれものポリペプチドのコーディング配
列の突然変異体の同定法に関する。この方法は、問題の
産生物の本来のコーディング配列の全部または一部を容
易に選択できる機能のコーディング配列の5′または3
′末端に結合することにより行なうことができる。好ま
しくは、本来のコーディング配列の一部は、該5′末端
からの一部、例えば、選択できる機能のコーディング配
列の5′末端に融合している45塩基対である。
選択できる機能は、選択できる表現型を与えるいずれも
の機能および、好ましくは、その発現を相対的に定量で
きる機能である。例えば、相対的発現を指示板、例えば
、マツコンキー(Mac−(、onkey )ガラクト
ース(Dirco )上にて色変化により定量できるの
で、選択できる機能をガラクトキナーゼ活性とすること
ができる。ガラクトキナーゼ翻訳融合は、例えば、ホイ
ステルスプUイトら、ディー゛エヌ“ニー(Heust
erspreuteet α1、、 DNA)、 3.
377〜386(1984)に記載されている。他の例
としては、X −Gα1または0NPGを含有する栄養
寒天からなる指示板(例えば、ジエイ・エッチ・ミラー
、エクスペリメンツ・イン・モレキュラー・バイオロジ
ー、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラトリ−、
ニューヨーク(J、H,Miller、 Experi
ments  inMolecular  Biolo
gy+ Co1d Spring HarborLab
oratory、 New York )、 1972
 #照)上の色変化によって相対的に定量できるベータ
ガラクトシダーゼが挙げられる。
ついで、そのような翻訳融合を、例えば、突然変異誘発
遺伝子株に継代することにより、または、マンソンら、
ジャーナル・オブ・マイクロバイオロジカル・メソツズ
(Munson et α1、、 J。
Microbiol、)、 177、663〜683 
(1984)に開示されているようなヒドロキシルアミ
ンなどの突然変異誘発剤にてln  vi troで処
理することにより突然変異を誘発させる。ジエイ・エッ
チ・ミラー、エクスペリメンツ・イン・モレキュラー・
バイオロジー、コールド・スフリング・ハーバ−・ラボ
ラトリ−、ニューヨーク(J−H,Mi tier 。
Experiments  in Mo1ecular
 Biology、 ColdSpring Harb
or Laboratory+ New York )
 +1972 も参照。選択できる機能の発現を増大さ
せるために、突然変異形質転換体または突然変異誘発し
たプラスミドにて形質転換した宿主をクローニングおよ
びスクリーニングする。ついて、そのような発現の増加
を示すクローンからのプラスミドを単離し、問題のポリ
ペプチドの部分コーディングのDNA配列によって分析
する。これらの−プラスミドのいくつかを間頭の産生物
のコーディング配列にて突然変異誘発させる。ついで、
この部分の突然変異を標準合成/組替え型DNA法によ
る問題の産生物の全コーディング配列中に挿入する。そ
のような突然変異体コーディング配列を発現ベクターに
挿入し、宿主細胞に導入する。該形質転換体をクローン
し、問題のポリペプチドの発現を検定する。ある場合に
は、異るプラスミドの無関係な突然変異が発現の増加を
引き起すことか見い出される。そのような突然変異は、
pHJa□−7の場合におけるように単一の変異コーデ
ィング配列に結合しつる。後記実施例9逐照。
本発明のベクターを調製するため該突然変異体AATコ
ーディング配列を挿入する発現ベクターは、当該分野に
おいて公知であり、入手可能な多数の細菌発現ベクター
のいずれかとすることができる。調節可能な発現ベクタ
ーが好ましい。「調節可能」なる語は、挿入したコーデ
ィング配列の転写は構成要素では々いが、例えば、変異
誘発剤の該培養培地への添加または加熱によって誘発で
きることを意味する。イー・コリ発現ベクターの例トし
ては、特に、ポレンら、エフ・イー・ビー・ニス・レタ
ーズ(Bollen et α1、、 FEBS Le
tt、)。
166.67(1984)に記載されているpCQV2
およびエム・ローゼンベルグら、メソッズ・オブ・エン
ザイモロジー(M、 Rosenberg et α1
、。
Meth、 Enzym、)、 101 、123〜1
38(1983)に記載されているpAS 1か挙げら
れる。pAslは、複製のpBR322i、抗アンピシ
リンマーカーおよび調節部位、すなわち、ラムダの左方
プロモーター(PL)、N−抗終止機能認識部位(Nu
tLおよびNut R)、rho依存転写終止信号(t
Rl)および以下のとおり * 5’ 、、、、、 CATATG GATCC,、、、
、,3’〔式中、*はBamHIについての開裂部位を
表わす〕のBamHI 開裂部位によってそのG残基を
直ちに生じるc[[翻訳開始部位を含むc■リポソーム
結合部位からなるラムダからの一連のフラグメントを有
する。
pAslは、pKc30c[[のcll−pBR322
結合においてBam HI部位からくクレオチドを入夫
させてcIIATGとし、かつ、該分子を再結合してA
TGの直ぐ下流のBamH1部位を再生することにより
pKc30cU  から誘導できる。pKc30cIl
は、c■遺伝子を有するラムダからの1.3 kb H
ae■フラグメントをpKc30のHpa Iに挿入す
ることによって製造される。シャツラマンら、「エクス
ペリメンタル・マニピユレーション・オブ・ジーン・エ
クスプレッション」、エム・イノクエ編、アカデミツク
・プレス、ニューヨーク(Shatzmanet α1
、、 in /′Experimentα1 Mani
pulationof Gene Expressio
n、′’  Edit、 by M、Inouye+A
cademic  Press、 New York 
)(1983)およびエム・ローゼンベルグら(M、 
Rosenberg etα1、 )前記文献を参照。
pKc30は、シミタケら、ネイチャー(Shimit
ake et α1、、 Nature ) 。
292.128(1981)に記載されている。それは
、pBR322のtet R遺伝子のH4nd [1お
よびBamH1部位の間に挿入されたラムダの2.4 
kb H4ndIII −BamHI フラグメントを
有するpBR322誘導体である。pAS 1に類似す
る構造が、カートニーら、ネイチャー(Courtne
y et α1、、Nature)。
313.149(1985)  およびコテビイツら、
ジーン(Kotewicz et α1、、Gene)
、35,249(1985)に記載されている。該コー
ディング配列は、その中に、例えば、調節成分に対して
正確な配置および適正な解読フレームにて標準方法によ
って活動的に挿入される。
他のクローニングおよび発現系が、他の細菌、例えば、
バチルス(Bacillus ) 、ストレプトミセス
(Streptomyces) 、コリネバクテリウム
(Corynebacterium )およびその他に
おいて本発明の突然変異体AATコーrイング配列を発
現させることか知られており、利用できる。
天然に生成する多形球核のいずれかを本発明の実施のた
めの出発物質として用いることかできる成熟した本来の
AATのコーディング配列は、例えば、ボレンら(Bo
llen et α1、)、ベルイー特許$89596
1号;ボレンら、ディー・エヌ・ニー(Bol fen
 et α1、、 DNA)、 3.255(1983
) 逼カートニーら(Courtney et at、
)、ヨーロッパ特許出願第114777号;カワサキら
、「ザ・モレキュラー・バイオロジー・オブ・イースト
」、1983年8月16〜21日、コールド・スプリン
グ・ハーバ−・ラボラトリ−(Kawasaki e″
ta1.。
”The Mo1ecular Biology of
 Yeast、”August16〜21.1983 
、Co1d Spring Harbor Labor
atory;ロングら、ストラフチャー・アンド・オー
ガンゼーンヨン・オブ・ジーンズ■、アブストラクト陽
25 (Long et α1、、 5tructur
e and Organizationof Ge、n
es 1. Abstract No、25 ) (1
983) ;クーら、「フロム・ジーン・トクー・プロ
ティン:トランスレーション・インドクー・バイオテク
ノロジー」、アームドら編、アカデミツク・プレス、ニ
ューヨーク(Woo et α1、、 ”From G
ene t。
Protein : Translation 1nt
o Biotechnology+”edit−by 
Ahmed et α1、、 Academic Pr
ess+New York)(1982) ;クラチら
、プロシーディングス・オブ・ナショナル・アカデミ−
・オブ・サイエンンーズ・ニー・ニス・ニー(Kura
chi etα1、、 Proc、Natl、 Aca
d−3ci、 U、S、A、)、 78 +6826(
1981)iパーカーら(Parker et at、
)、オーストラリア特許出願第31801/84号;お
よびコスタンツオら、イー・エム・ビー・オー・ジャー
ナル(Co5tanzo et α1、、EMBOJ−
)、2゜57(1983)に記載されているような肝臓
細胞からの選択したメツセンジャーRNA群の逆転写に
よって標準的方法により得ることができる。
変異AATは、許容条件下、本発明の発現ベクターにて
形質転換した微生物または細胞を培養することによって
本発明の方法に従って産生される。
「許容条件」なる語は、その条件下にてAATの発現を
誘発する培養条件、例えば、分解物、代謝産物、他の培
地成分および温度を意味する。代表的には、形質転換し
たイー・コリは、誘発以前の対数期増殖(A650 約
0.4〜0.6)まで、ついで、該ポリペプチドの回収
可能量が発現されるまで誘発後さらに1.5〜5時間、
通気しつつ選択した圧力下、同化できる炭素および窒素
源を含有する栄養培地にて培養される。
イー・コリまたは他の微生物にて発現される本発明の変
異AATは、標準的タンパク質単離法により産生培養か
ら単離される。代表的には、精製法は、1)細胞の粉砕
、2)該細胞抽出物の清澄化、3)該変異AAT分子の
分離、および4)残留ポリペプチド、炭水化物、核酸お
よび/またはリポ多糖類を含む残留不純物を除去するた
めの最終精製からなる。
第1工程は、例えば、リゾチームまたは他の溶解または
透水剤の添加によりまたは機械的もしくは超音波粉砕に
より行なうことができる。該タンパク質の外部化の他の
手段としては、アクア−バッハおよびローゼンベルグ(
Auerbach andRosenberg ) 、
ヨーロッパ特許出願第0140864号に開示されてい
るような温度感受性溶菌細菌の使用が挙げられる。該ポ
リペプチドを該細胞抽出物の中に沈殿させる場合、変性
剤を加えてそれを再溶解することができる。そのような
方法はよく知られている。これらのいくつかは、ビルダ
ーら(Builder et α1、)、ヨーロッパ特
許出願第114506号に報告されている。特に本明細
書に示されている変異AAT分子は、AATD15を除
いて標準イー・コリ抽出物に可溶である。
ついで、溶液中の変異AAT分子を標準方法により分離
する。これらの方法としては、例えば、硫酸アンモニウ
ムの添加(飽和の60〜80%)、ついで再溶解などに
よる変異AATの選択的沈殿か挙げられる。ついで、該
変異AAT含有溶液をDEAE−セルロース、コンカナ
バリンAセファロース、フェニルセファロース、ジスル
フィド結合リガンド、逆相HPLCおよびその調製がレ
イズら、ネイチャー(Lathe et α1、、 N
ature ) 、 284゜473〜474(198
0)によって開示されている抗AAT抗体使用アフイニ
テイカラムなどを用いる一連の1または2以上のクロマ
トグラフィ一工程に付すことができる。投与用の医薬上
許容される希釈物に再溶解する前に精製した変異AAT
を凍結乾燥することができる。
該変異AAT分子は、pH約5.5以下にて不安定な傾
向にある。該タンパク質は、室温にて1〜2日間、4℃
にて相当長期間安定である。精製したAATの貯蔵には
、代表的には、リン酸ナトリクム緩衝液(pH8)が用
いられる。
好ましい精製法は、本発明の変異AATタンパク質の不
純溶液と予め不溶性担体マ) IJッ□クスにカップリ
ングしたカッパ(K)−鎖を接触させることからなる置
換クロマトグラフィー法である。ローレルラ、ヨーロピ
アン・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Lau
rell  et α1、、 Eur、  J。
Biochem、)、57.107〜113(1975
); ローレル、ジャーナル・オブ・クロマトグラフィ
ツク・サイエンス(Laurell、 J、 Chro
mat、 )、 159.25〜31(1978)i 
ローレル、ジャーナル・オブ・クロマトグラフィツク・
サイエンス(Laurell。
J、Chromat、)、278.53〜61(198
3)参照。
K−鎖は骨髄腫患者の尿から誘導でき、公知の方法−に
より適当な担体マトリックスに結合できる。
担体マトリックスとしては、例えば、アガロース、アフ
イーゲル■、デキストラン、セルロース、ポリスチレン
、ポリアクリルアミド、シリカ、ナイロン、アクリル酸
共重合体およびポリエステルが挙げられる。
本発明の変異AATはプロテアーゼ抑制剤として有用で
あり、不十分なAAT活性により引き起される肺気腫の
治療に用いることができる。そのような不全症は、喫煙
などによるAATの酸化またはAAT産生の遺伝子入夫
により生じつる。例えば、ガデツクら、アメリカン・レ
ビュー・オブ・レスピラトリー・デイズイーズ(Gad
ek et α1、。
Am、Rev、 Re5pir、 Dis、)、 12
7 、545(1983)は、同型接合AAT入失入着
患者経口置換療法におけるAATの有用性を示した。該
変異AATの他の用途としては、抗体産生、種々のタン
パク質のクロマトグラフィー精製における結合剤として
の用途および混合物または溶液に含有されているタンパ
ク質のプロテアーゼ抑制が挙げられる。さらに他の用途
としては、肝臓炎および大傷の治療(シュルツ; (5
chultze et α1、)、米国特許第3293
236号参照)および血清AAT入失患者の診断に用い
る抗体の産生用が挙げられる。そのような使用は、それ
ぞれの分野における当業者に公知の方法によって行なう
ことができる。
本発明の変異AATはAAT活性を有し、免疫学的にA
ATと密接に関連している。したがって、それはAAT
と同じ方法にて用いることができる。
特に、該変異AATは、医薬上許容される担体への溶解
、内用投与、典型的には静脈投与用の標嘔方法などによ
って処方できる。医薬上許容される担体は公知である。
静脈投与に適したそのような担体としては、例えば、塩
化ナトリウム、酢酸塩、グルコース、マンニトールおよ
びアルブミンの溶液が挙げられる。該変異AATは、ま
た、ミトラ(Mitra)、米国特許第4496689
号に開示されているような医薬上許容される賦形剤と複
合体を形成しつる。投与する用量および回数は、疾患の
性質および程度ならびに用いる特定の変異分子の活性に
より変化する。同型接合AAT入失入着患者合、投与す
る用量および回数は、血清AAT活性を標準の少なくと
も35%に近づける濃度に維持するように選択される。
典型的には、投与量は、AATに匹敵する活性を有する
変異AATを1週間につき1〜15g、好ましくは2〜
10g、静脈注入する。活性部位のような該タンパク質
の他の部位の突然変異によるより安定した活性を示す変
異分子は、より低用量および/またはより少ない回数に
て投与することができる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
全ての制限エンドヌクレアーゼは商業源から入手し、実
質的に販売者の指示に従って使用した。
実施例1 p OTS、I Bc 1 cDNAクローンpULB 1523 (ニー・ボレン
(A、 Bollen ) 、ベルイー特許第8959
61号から入手)からヒ)AAT遺伝子を単離した。全
cDNAクローンを包含するPst Iフラグメントに
関する遺伝子を得た。
pUC9(ペテスダ・リサーチ・ラボラトリーズ、ゲイ
ザースブルグ、メリーランド(BetlesdaRes
earch  Laboratories 、 Gai
thersburg。
Maryland )から入手した複数の特異的部位を
有するMl 3からのフラグメントを含有するpBR3
22ベクター)の特異的Pst I部位中に該PstI
フラグメントを挿入した。この析規逐ベクターをエンド
ヌクレアーゼSat Iにて消化し、Pst I部位の
下流側の10 bpをcDNAフラグメントの3′末端
に配置した特異的切断を得た。該線形ベクターをエンド
ヌクレアーゼBa131で処理して、該AAT遺伝子の
3′末端に続<GC尾部を除去した。条件は以下に示す
とおりである。全容@2(16)mQ中にCaCl20
.4 mM 、 MgCl20.4 mM 、 NaC
140mM、  ト リ ス (pH8)  24 m
M % EDTA 0.2mMおよびDNA40mgo
該反応物を30℃にて2分間インキュベートし、20弔
位のエンドヌクレアーゼBa131(ベテスダ・リサー
チ・ラボラトリーズ、ゲイザースブルグ、メリーランド
から入手)を加えた。15秒ごとに該混合物から25m
Qずつ除去し、50mMの最終濃縮物にEDTAを加え
て反応を止めた。1分の時点のDNAの分析から、該G
C尾部が該AAT遺伝子の3′末端から除去され、該遺
伝子はAATの停止コドンの下流40塩基対を保有して
いることが判明した。
クレノーDNAポリメラーゼ(マニアテイスら、モレキ
ュラー・クローニングニア・ラボラトリ−・マニュアル
、1982、コールド・スプリング・ハーバ−・ラボラ
トリ−、コールド・スプリング・ハーバ−、ニューヨー
ク(Mania’s et α1、 。
Mblecular Clonjng: A  1ab
oratory manuaJ。
1182、 Co1d  Spring Harbor
 Laboratory、 ColdSpring H
arbor、 New York)を用いて該DNAを
充填して平滑末端分子を形成し、コルラボラテイブ・リ
サーチ・ラボラトリーズ、レキシントン、マサチューセ
ッツ(Co11aborative Re5earch
Laboratories、 Lexingtion、
 Massachusetts)から入手したXho 
Iリンカ−を挿入して(マニアテイスら(Maniat
is et at、) ) 、構造pUc、1−2を得
た。
Xho rおよびBclIベルト切断にてAAT遺伝子
の5′末端における開始コドンの下流側の45bpを消
化することによってpUC,−2からAAT遺伝子を単
離した。標準結合方法(マニアテイスら(Maniat
is et α1、) )を用いてBam HIおよび
XhoIにて消化した発現ベクターpOTSV中に該c
l 遺伝子を挿入した。生じた構成体pOTSct工は、本
発明の発現ベクターである。それは、該遺伝子の成熟5
′末端の最初の15アミノ酸を除く全AATをコードす
る変異AAT遺伝子を含有する。
転写ターミネータ−を保有する189塩基対フラグメン
ト、OOPターミネータ−をpAslのBam HI部
位の下流側のNru I部位に挿入することにより、お
よび合成リンカ−(Xba I、XhoI。
5acI)をBam H1部位および加えたターミネー
タ−の間のSα1 I部位に挿入することによりpAs
 IからpOTSV(デバレら、セル(Devare 
et α1、。
Ce1l)、36.43〜49(1984))を誘導し
た。
イー・コリの溶原性htp R165株(クーパーら、
モレキュラー・アンド・ジェネラル・ジエネテイツクス
(Cooper et α1、、 Mo1. Gen、
 Genet、)。
139.167(1975)iベーカーら、プロシーデ
ィンゲス・オブ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイ
エンシーズ・ニー・ニス・ニー(Baker etα1
、 、 Proc、 Natl、 Acad、 Sci
、 U、S、A、) s+ 81.6779(1984))および野生型cI欠失に
12溶原菌を標準方法(マニアティスら(Maniat
iset at、))によりpOTsctIBclにて
形質転換した。
形質転換体を熱誘発(エム・ローゼンベルグら、メソツ
ズ・オブ・エンサイモロジー(M、Rosenberg
@t α1、、 I’4th、 Enzym、) 、 
101,123(1983))またはナリジキシン酸誘
発(セットら、プロシーディンゲス・オブ・ナショナル
・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・ニー・ニス・ニ
ー(Mottetα1、、 Proc、 Natl、 
Acad、 Sci、 U、S、A、)+82゜88(
1985))前に対数期まで増殖させた。
該誘発期間後、遠心分離により細胞を集め、リゾチーム
溶液(Ig#胞/10mNm液)(50mMトリス(p
H8)、0.1mMエチレンジアミン四酢酸酢酸塩DT
A )、0.1 mMジチオトレイトール(DTT)、
0.1%−y’tキシコール酸塩(DOC)およびリゾ
チーム0.5 g /mQ )に加えて溶解した。該懸
濁液を音波処理して粉砕し、ついで、少なくとも4時間
攪拌した。ついで、該懸濁液を20分間低速(1(16
)(16)rpm)遠心分離して分離した。該ペレット
を予め尿素を加え4Mの最終濃度としたトリス緩衝液に
再懸濁した。この懸濁液を音波処理し、室温にて一夜攪
拌した。ついで、該懸濁液を20分間低速遠心分離する
ことにより分離した。
上清を集め、緩衝液(50mM)リス(pH8)、25
mM NaC1,1mMDTT)に透析する。ついで、
該溶液をジエチルアミノエチル(DEAE)−トリスア
クリルカラムに付し、25〜5(16)mMNaC14
度勾配法にて溶出した。ピークフラクションを緩衝液(
50mM)リス(pH8)、25mMNaC1)に透析
し、タンパク質a縮物および抗トリプシンおよび抗エラ
スターゼ活性を検定した。
150〜250mM NaClに集めたフラクションは
、約90%の純度にてAATD15を含有していた。
トリプシンおよびエラスタービ検定において、AATD
15は、ヒト血清由来のAAT(シグマ・ケミカルズ、
セント・ルイス、ミズーリ(S igmaChemic
α1s、 St、 Louis、 Missouri)
 )および酵母由来のAAT(Met−Asp−Pro
 )の活性の10〜15%を示した。この活性の減少は
、アルカリ条件下尿素の使用および他の場合チオシアネ
ートの使用から生じたものと考えられる。該トリプシン
検定は、トラビス、メソッズ・オブ・エンザイモロジー
(Travis、 Meth、 Enzym、) 、 
80.755〜765(1981)の方法により行なわ
れた。1(16)mQのトリプシン(15q)、2(1
6)mff1のトリス(10mM 、pH8)および1
0mMリン酸ナトリクム(pH7,6)中のAATD1
5(30’9)2(16)mQの反応混合物を室温にて
15分間インキュベートした。
ついで、緩衝液(10mM)リス、pH8)中の基1(
p−)シルーL−アルギニンメチルエステル(1,3W
/mQ ) ) 2.5 mff1を加える。253n
mにおける吸収を5分間に亘って1分毎にプロットした
エステラーゼ検定は、また、トラビスの方法によって行
なわれた。45■のN−スクシニル−L−アラニル−L
−アラニル−L−アラニン−p−二トロアニリド(シグ
マ・ケミカル・カンパニー、セント・ルイス、ミズーリ
(Sigma Chemicα1Co−+ St、 L
ouis、 MO)をジメチルスルホキシド(DMSO
)5mQに加えることにより貯蔵基質溶液(20mM)
を調製した。ブタ膵臓からのエステーゼ(シグマ・ケミ
カル・カンパニー、セントルイス、ミズ−IJ )0.
3■を加えることにより酵素溶液を調製した。キュベツ
ト中の該酵素浴液250mQに緩衝液(2(16)mM
 トリス−HCl、pH8)0.2mQを加えた。当モ
ル量のAATD15を該溶液に加え、該溶液を室温にて
1分間インキュベートした。脱イオン水を加えて最終容
積を2950mQにした。ついで、該基質溶液50u+
Qを加え、溶液を混合した。410nmの吸収を5分間
観察した。
実施例2 pHJα1−2 PLプロモーターの上流側の約9(16) bpのEc
oRI −Ba l Iフラグメントを欠失させること
によりpo’rsvから9MG27N(グロスら、モレ
キュラー・アンド・セルラー・バイオロジー(Gros
set at、 、 Mo1. Ce11. Biol
、)、5 、1015(1985))を誘導し、該ベク
ターの4 Nde I部位の3の欠失を生じさせた。p
ULB1523からのAATコー1イング配列のBam
HI−Xho I  (末端充填)フラグメント(Ba
mHIは第1および第2コドン間のコーディング配列を
切断する)を9MG27NのBamHIおよび5α1I
部位の間に挿入した。
該方法は、実質的に前記マニアテイスら(Maniat
iset α1、 )と同様にして行なわれた。このベ
クタp HJ a□−1は、全細胞タンパク質の約0.
1〜0.3%より少ない成熟した本来のAAT(第1ア
ミノ酸としてGluの代わりにMetを有する)を発現
した。。cIIATGの下流側のBam HI部位が保
持されていた。
Nde IおよびBcIIにてpHJ、zl−1を消化
して2〜16までのコドンを欠失させた。このフラグメ
ントを第1表に示した合成オリゴヌクレオチドリンカー
吉代替し、pHJα1 −2を調製した。プラスミドお
よびオリゴヌクレオチド比1:50および標準結合方法
を用いて該フラグメントを挿入した。クーマシー・ブリ
リアント・ブルーにて染色したポリアクリルアミドゲル
を精密検査するこシ とにより評価しながら、熱またはナリジキン酸誘へ 発後pHJα1−1からのAATより約2倍多量にて該
変異AATタンパク質、HJ2を発現させた。
実施例3 pOTsα1−3 BamHIおよびXho Iにて消化することによりp
UCα1−2から全AAT遺伝子を単離した。該フラグ
メントをBamHIおよびXhoI切断po’r S 
Vベクターに結合し、pOTSα1を得た。pOTs4
戸よ、受託番号第53282号のもとにジ・アメリカン
・タイプ・カルチャー・コレクション、ロックビル、メ
リーランド、ニー・ニス・ニー(the Americ
anType Cu1ture Co11ection
、 Rockville。
Maryland 、 U、 S、 A)に寄託した。
ついで、該成熟タンパク質の最初の15アミノ酸を含有
するん■゛のN−末端からのDNAフラグメントを削除
するBam HIおよびBclIにてこの新規ベクター
を消化した。前記第1表に示したようなこれらの15ア
ミノ酸をコードする合成りNA(例えば、2種の部分的
に重複しているオリゴヌクレオチドリンカ−)によりこ
のフラグメントを置換した。このベクターpo’rs、
□−aは、I)HJα1−2により産生される変異AA
Tと同じ水準にてAATを発現した。
実施例4 Syn 7 もとのAATcDNAクローンからのBamHI−PS
t I (末端充填)フラグメント、pULB 152
3をBam HIおよびSα1 I (末端充填)にて
消化したpAsl中に挿入した。挿入したAATフラグ
メントは、その3′末端にGC尾部を包含する。AAT
遺伝子の5′末端におけるBamHI −Fnu 4H
Iフラグメントを、第3位コドン変化を3コドン中に導
入する合成オリゴヌクレオチドリンカーにて置換した。
この構造は、前記第1表に示したようなN−末端アミノ
酸配列がMet −Asp−P、ro−である全AAT
をコードしている。該DNA配列を分析すると、第7コ
ドンが製造の間に欠失したことが判明した。したがって
、第3位コドン変化に加えて、このAAT構成体は、ア
ミノ酸7を欠失している。
硫酸アンモニウム沈殿によりSyn 7タンパク質を精
製した。特に、遠心分離により形質転換体を集め、0℃
にて30分間、o、sq/mρのリゾチームおよび10
m9/mQのD N Aseを追加した140容のTE
S緩衝液(50mM)リス(pH8)、5mM EDT
Aおよび25%ショ糖)中に溶解した。
ついで、最終濃度が0.1%になるまでトリトンX1(
16)を加えた。該懸濁液を0℃にて15分間インキュ
ベートし、ついでI M MgC12を加えて80十+ mM Mg  にした。この懸濁液を25℃にて5分間
インキュベートした。15(16)0 rpmにて10
分間遠心分離した後上清を集めた。硫酸アンモニウムを
該上清に加え、該溶液を1(16)(16) rpmに
て10分間遠心分離した。50〜75%硫酸アンモニウ
ムフラクション中にSyn7タンパク質を検出した。
この沈殿を緩衝液(50mMhリス(pH8)、3mM
 Na C1)に再溶解し、同一緩衝液に透析した。
該溶液をDEAE−トリスアクリルカラムに付し、緩衝
液(50mM )リス(pH8))中の25〜5(16
)mMNacI濃度勾配法にて溶出した。フラクション
を緩衝液(10mMリン酸ナトリウム、150 mMN
aCl )に透析し、タンパク質濃縮物および抗トリプ
シンおよび抗エラスターゼ活性を前記実施例1と実質的
に同様にして検定した。Syn7タンパク質は、純度2
5%以下で150〜250 mM NaClフラクショ
ン中に見出された。それは、血清由来および酵母由来の
AATと同じ水準の抗エラスターゼおよび抗トリプシン
活性を有していた。Syn7構成体は、pHJα1 −
1より約7倍多くのタンパク質を産生じた。
別の実験において、実質的にローレルら、ジャーナル・
オブ・クロマトグラフィツク・サイエンス(Laure
ll et α1、+ J+Chromatog、)、
278゜53〜61(1981)の方法によりSyn 
7を95%以上に精製した。ローレルら、ヨーロピアン
・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(Laure
llet α1、、 Eur、 J、 Biochem
、) +57 、107〜113(1975)  およ
びU−レル、ジャーナル・オブ・クロマトグラフィツク
・サイエンス(Laurell、。
J、Chromatog−)、159,25〜31(1
978)も参照。実質的にパーガードら、ジャーナル・
オブ・バイオロジカル・ケミストリー(Berggar
d etα1、、 J、 Biol、 Chem、)、
244.4299〜4307(1969)の方法によっ
て骨髄腫の患者の尿から分離した単量体カッパ鎖を実質
的にローレルら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・バ
イオケミストリー(Laurell  et at、、
 Eur、  J、 Biochem、)。
ΣL107〜113(1975)の方法によりブロムシ
アンセファロース4B(ファルマシア、ビス力タクエイ
、ニューシャーシー(Pharmacia+Pisca
taway+ New Jersey))にカップリン
グさせた。硫酸アンモニウム沈殿によって細胞溶解物か
ら部分的に精製したSyn 7の緩衝溶液(50mMト
ロメタミン)をベータ・メルカプトエタノールを加える
ことにより20 mMの最終濃度に減じた。
ついで、該溶液をバイオゲル(Biogel ) P3
0モレキュラー・シーブに付した。ついで、該溶液をに
一鎖/セファロースカラムに通し、l”?/mQのジチ
オビスニトロ安息香酸およびo、25〜/mQのジチオ
スレイトールを加えて修正した同じ緩衝液にて溶出させ
た。β−メルカプトエタノールを加えて20 mMの最
終濃度に該溶出液を減じ、透析するかまたはリン酸ナト
リクム緩衝液(10mM。
pH7,5、0,15M NaC! )中バイオゲルP
 150モレキユラー・シーブに付した。
実施例5 pSyn 7R 前記実施例4と同様にしてpSyn7Rを製造した。こ
の構造は、該N−末端アミノ酸配列が第1表に示したよ
うなMet −Asp −Pro−である全AATをコ
ードしていることが続いて行なった分析により確認され
た。pSyn 7RからのAATの発現はSyn 7に
ついてとほぼ同様であった。
実施例6 pHJα1−5およびpoTSC1□−5AATのN−
末端の最初の15アミノ酸からなるフラグメントを入夫
しているNde iおよびBcl   −■にてpHJ
ヶ1−1を消化した。このフラグメントをこれらのアミ
ノ酸の最後の5個をコードする合成りNA配列にて置換
した。最終構造は、成熟遺伝子の5′−末端の最初の1
0アミノ酸を除く全AATをコードしていた。本明細書
にてAATDIOと称するタンパク質は、実質的に前記
実施例4と同様にして精製した。それは前記実施例1と
同様のトリプシンおよびエラスターゼ検定において1(
16)%活性であることが判明し、pHJα1 −1か
らの割より約2(16)〜250倍以上の量にて発現さ
れた。
このベクターからのBgl■−XhoI7ラグメントは
、Bgl U −Xho Iと構成体po’rsct1
−5の間のp OT S α1中にクローンされた。
実施例7 pHJ工□−6 AATD5 を発現するpHJ J−6を製造し、それ
から該タンパク質を実質的に前記実施例6と同様にして
精製した。AATD5の量は、pHJヶ□−1により発
現された量の約150〜2(16)倍であった。実質的
に前記実施例4と同様にしてトリプシン検定にてAAT
D5を試験し、1(16)%活性であることが判明した
。Bgl II −Xho Iフラグメントを実施例6
と同様にpOTS(t□に挿入してpoT〜□−6を製
造した。
実施例8 pHJct□−4 実質的に前記実施例2と同様にして第1表に示したI)
HJα1−4を製造し、全細胞タンパク質の0.5〜1
%のHJ2を産生ずることが判明した。
実施例9 pα1−A pASKは、PLプロモーターおよびclI リポソー
ム結合部位を含有するイー・コリ・ガラクトキナ−M(
gα1K)の遺伝子を含むプラスミドである。それは、
ATGとgα1Kコーディング配列の第2コドンの間に
BamHIiンカーを挿入したgα1Kコーディング配
列に隣接してpAS 1のcIIリポソーム結合部位を
配置することにより製造された。イー−コリC6(16
)(cI857) の形質転換は、マツコンキー(Ma
c Conky)ガラクトースからなる指示板上に平板
塗布した場合、形質転換体の周囲の寒天の赤変させる形
質転換体を生じた。
本来のAATコーディング配列からの45塩基対Bam
HI −Bcl IフラグメントをBamHI部位に挿
入し、AATN−末端およびgα1Kコーディング配列
の翻訳融合を得た。イー・コIJ C6(16)(cI
857 )に形質転換したこのプラスミド、pAATg
α1Kは、該指示板を赤変させない。そのような形質転
換体は、pASKにて形質転換した細胞により発現され
たgα1Kの世の約0.3〜0.5%に等しい量のハイ
ブリッド・タンパク質を産生することがクエスタン・プ
ロット分析により確認された。
突然変異体を発生させるために、pAATgα1 ’i
Δ il vitroにてヒドロキシルアミンにて処理し、
別の実験において、突然変異誘発遺伝子細胞ライン、す
なわち、mutTまたはmutD(ミラー編、エクスペ
リメンツ・イン・モレキュラー・ジエネテイツクス(M
iller、 ed、、 Experiments i
nMo1ecular Genetics  )診照)
に通した。イー・コ’J C6(16)(cI857)
を突然変異誘発条件に付したプラスミドにて形質転換し
、指示板上に平面塗布した。いくつかの赤色コロニーを
単離し、AAT−gα1Kハイブリッドタンパク質の水
準をクエスタンプロット分析により分析した。あるア1
フミエー斤イショシ”は、もとのpAATgα1K 形
質転換体より約10〜20倍多くの量のハイブリッドを
産生じた。この遺伝子の塩基配列決定を行なうと、一点
突然変異が第2コドンにて生じ、該コドンをGAT(ア
スパラギン酸)からAAT(アスパラギン)に変化させ
ていることが判明した。
ついで、プラスミドpct1−Aは、合成オリゴヌクレ
オチド(前記第1表参照)をpHJα1−1およ、び実
質的に前記実施例6と同様にしてpOTSct工に挿入
することにより製造された。pユ1−Aにて形質転換し
たイー・コリC6(16)(cI 857 )は、pH
Jα1−1からのAATの量より約10倍多い変異AA
Tを産生じた。
実施例10 pHJヶ1−7 1箇所の又クレオチドが変化したpα1−A および3
箇所が変化したpSYN7Rを含有する合成オリゴヌク
レオチドをpHJ(tニー1に挿入した。得られた変異
AATHJ 7の発現をウェスタン・プロット分析によ
り測定し、Syn7より5〜10倍およびpHJヶ1−
1 からより約30〜50倍多いことが判明した。
実施例11 po’rs、−7 5′突然変異の下流側のAATコーディング配列の一部
を通って変異AATコーディング配列の上流側の部位を
含むpHJα1  7のBstXIフラグメントをpo
’rs、1中のBstXIフラグメントの代わりに挿入
した。両方のベクターの該部位は。
AAT遺伝子に関して同一の場所に存在する。生じた構
成体po’rsct1−7をイー・コリ株AR]20に
形質転換した。誘発により全細胞タンパク質の約15%
に等しい量のHJ7の発現またはpHJα1−1により
発現したAATより約150〜2(16)倍多い発現を
生じた。
実施例12 p α1−AG p工1−Aに存在する1箇所のヌクレオチド変化および
第3コドン(プロリン)の第3位のCからGへの変化(
第1表参照)を含む合成オリゴヌクレオチドを前記実施
例9と同様にしてpoTSα1に挿入した。pα1−A
G、にて形質転換したイー・コリ(c6(16)cI8
57)は、pHJα1 −1から産生じたAATの量よ
り約20倍多量の変異AA’T、HJ7を産生した。
実施例13 pヶ1−AGo、。
以下のようにして発現ベクターpRDNSを製造した。
ベクターpMG27N  (実施例2参照)をAva■
にて制限し、 po’rsからの423塩基対AvaI
−Xholおよび774塩基対XhoI −Ava■フ
ラグメントを挿入した。生じたベクターpMG27N−
3をBamHI  にて切断し、NSI  遺伝子(ヤ
ングら一プロシーディンゲス・オブ・+シヨナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンス・ニー・ニス・ニー(You
ng et α1、、 Proc、 Nat’ l。
Acad、 Sci、 USA ) 、 60 、61
05〜61(18)(1983))を含有するpAs1
△EH801から(7)BamHI  フラグメントに
て結合した。
このベクターpMG27N−3NSIをその特異的Nd
e1  部位にて切断し、マングビーン・ヌクレアーゼ
にて処理し、再結合した。このベクターpMG27N−
3NS1−MBを5α1IおよびNcoI  にて切断
した。突然変異体CrOリポソーム結合部位(rbs)
をコードする合成オリゴヌクレオチドをこれらの部位の
間に挿入した。
このrbsに導入した突然変異(ATGに関してそれぞ
れ−3および一2位にてTGの代わりにCA)により、
本発明者らは、ATGに隣接する特異的NdeI  お
よび5α1I  部位の導入が可能となった。シャイン
ーダルガーノ配列および該ATGに対する距離は、野生
型cro rbs  のそれらと同一である。該野生型
AAT配列をpHJα1 −1からpRDNSに移動し
、PL調節およびcroリボソーム結合部位のコーディ
ング配列を配置した。ついで、該プラスミドからのBs
tXIフラグメントを実施例11におけるようにBst
XI切断po’rsヶ、の間に挿入した。生じたプラス
ミドpRDNSヶ1−1は、たとえ該遺伝子コーディン
グ配列中に何ら変化が生じなかったとしてもプラスミド
po’rsct1−1より3倍の水準にてAATを発現
させる。
Pα1−AGからの変異AATコーディング配列をpR
DNSに挿入し、PLの調節およびcro’Jボソーム
結合部位のコーディング配列を配置した。
BstXIフラグメントを前記のpo”rsヶ、中にク
ローンした。生じたプラスミドはPα1−AGor。
であった。このプラスミドに含有されているイー・コリ
形質転換体は、 pα1−AGを用いた形質転換体より
3倍の量にておよびpHJ    1からのα1− AATの量より約60倍の量にて変異AATを産生ずる
実施例14 pα1−Acr。
Pα1−Aからの変異AATコーディング配列をpRD
NS  K挿入し、PLの調節およびcro’)ボソー
ム結合部位のコーディング配列を配置した。
pOTSα1を用いで、再度BstXIフラグメント変
換を行なった。このプラスミドを用いたイー・コリ形質
転換体は、pctニーAを用いた形質転換体より約3倍
の量にてHJ7を産生じた。
特肝出願人 スミスクライン・ベックマン・コーポレイ
ション

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)突然変異がコドン1〜15の範囲内のAATコー
    ディング配列の変化からなり、ただし、該突然変異が本
    来のコーディング配列の第1コドンのコドンATGへの
    置換以外またはその追加である突然変異体アルファ−1
    −抗トリプシン(AAT)コーディング配列を含むこと
    を特徴とするDNA分子。
  2. (2)該突然変異が、それによつて発現された変異AA
    Tの主要構造に影響を及ぼさない第3塩基対位の置換、
    1または2以上の欠失またはその両方からなる前記第(
    1)項のDNA分子。
  3. (3)該コーディング配列がコドン1〜10の範囲内に
    て変化している前記第(2)項のDNA分子。
  4. (4)該コーディング配列がpHJ_α_1−2、pH
    J_α_1−3、pOTS_α_1Bcl、pHJ_α
    _1−4、pHJ_α_1−5、pHJ_α_1−6、
    pSyn7、pSyn7R、p_α_1−AまたはpH
    J_α_1−7に存在するN−末端変化を含む前記第(
    2)項のDNA分子。
  5. (5)pHJ_α_1−2、pOTS_α_1−3、p
    HJ_α_1−4、pHJ_α_1−5、pHJ_α_
    1−6、pOTS_α_1Bcl、pSyn7、pSy
    n7R、p_α_1−A、pHJ_α_1−7、pOT
    S_α_1−7、p_α_1−Acro、p_α_1−
    AG、p_α_1−AGcro、pOTS_α_1−5
    またはpOTS_α_1−6である前記第(2)項のD
    NA分子。
  6. (6)該突然変異が、本来のAATの最初の約10コド
    ンの欠失または本来のAATの最初の約5コドンの欠失
    からなる前記第(2)項のDNA分子。
  7. (7)pHJ_α_1−6またはpHJ_α_1−7で
    ある前記第(6)項のDNA分子。
  8. (8)その中に活動的に挿入された突然変異体アルファ
    −1−抗トリプシンコーディング配列を有する細菌発現
    ベクターである前記第(1)、(2)、(3)、(4)
    または(6)項のDNA分子。
  9. (9)イー・コリ発現ベクターである前記第(8)項の
    DNA分子。
  10. (10)該発現ベクターがpAS1、pCVQ2または
    pRDNSの調節領域からなる前記第(9)項のDNA
    分子。
  11. (11)1〜15位の範囲内で変化したアミノ酸配列か
    らなり、ただし、該突然変異が本来のAATの第1位の
    メチオニン残基の置換以外またはその追加であることを
    特徴とする抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活性を有
    する変異AATタンパク質。
  12. (12)最初の15アミノ酸または最初の10アミノ酸
    または最初の5アミノ酸を欠失している前記第(11)
    項の変異AAT。
  13. (13)AATD15、AATD10またはAATD5
    である前記第(11)項の変異AAT。
  14. (14)AATD5である前記第(11)項の変異AA
    T。
  15. (15)HJ2、HJ7またはSyn7である前記第(
    11)項の変異AAT。
  16. (16)前記第(1)〜(7)項のいずれかのDNA分
    子にて形質転換された細菌。
  17. (17)イー・コリである前記第(16)項の細菌。
  18. (18)前記第(8)項のDNA分子にて形質転換され
    た細菌。
  19. (19)イー・コリである前記第(18)項の細菌。
  20. (20)前記第(9)項のDNA分子にて形質転換され
    たイー・コリ。
  21. (21)前記第(10)項のDNA分子にて形質転換さ
    れたイー・コリ。
  22. (22)ポリペプチドが回収可能量にて発現されるよう
    な許容条件下、前記第(16)項の細菌を培養し、該ポ
    リペプチドを該培養から単離することを特徴とするAA
    Tの抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活性を有するポ
    リペプチドの製造法。
  23. (23)該細菌がイー・コリである前記第(22)項の
    方法。
  24. (24)ポリペプチドが回収可能量にて発現されるよう
    な許容条件下、前記第(18)項の細菌を培養し、該ポ
    リペプチドを該培養から単離することを特徴とするAA
    Tの抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活性を有するポ
    リペプチドの製造法。
  25. (25)該細菌がイー・コリである前記第(24)項の
    方法。
  26. (26)ポリペプチドが回収可能量にて発現されるよう
    な許容条件下、前記第(20)項のイー・コリを培養し
    、かつ、該ポリペプチドを該培養から単離することを特
    徴とするAATの抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活
    性を有するポリペプチドの製造法。
  27. (27)ポリペプチドが回収可能量にて発現されるよう
    な許容条件下、前記第(21)項のイー・コリを培養し
    、かつ、該ポリペプチドを該培養から単離することを特
    徴とするAATの抗トリプシンおよび抗エラスターゼ活
    性を有するポリペプチドの製造法。
  28. (28)前記第(11)、(12)、(13)、(14
    )または(15)項の変異AATタンパク質および医薬
    上許容される担体からなることを特徴とする動物の肺の
    エラスターゼ活性抑制用医薬組成物。
  29. (29)静脈投与用の前記第(28)項の医薬組成物。
  30. (30)(i)本来のコーディング配列の全部または一
    部を、選択できる表現型のコーディング配列に結合させ
    、それで適当な宿主を形質転換し、生じた翻訳融合の発
    現を定量し、(ii)問題とするポリペプチドのコーデ
    ィング配列の全部または一部を突然変異誘発させ、(i
    ii)もとの翻訳融合の発現以上に増加した突然変異翻
    訳融合の発現を検定し、(iV)(iii)において、
    発現の増加を示した融合における問題のポリペプチドの
    コーディング配列の突然変異体部位のヌクレオチド配列
    を決定し、問題のポリペプチドのコーディング配列中に
    突然変異を有する融合を選択し、(V)それが該突然変
    異体コーディング配列と同じ1または2以上の突然変異
    を含む以外は問題の生成物の本来のコーディング配列と
    同じコーディング配列を調製し、それで適当な宿主を形
    質転換し、(V I )該突然変異体コーディング配列が
    本来のコーディング配列より多くの量にて転写され、翻
    訳される(V)からの形質転換体のクローンを選択する
    ことを特徴とする本来のコーディング配列より多くの量
    にて転写され、かつ、翻訳される問題のポリペプチドの
    突然変異体コーディング配列の同定法。
  31. (31)工程(i)にて用いられる本来のコーディング
    配列の全部または一部がN−末端アミノ酸の部分コーデ
    ィングであり、かつ、選択できる表現型のコーディング
    配列の上流に結合される前記第(30)項の方法。
  32. (32)該本来のコーディング配列がヒト・アルファ−
    1−抗トリプシンであり、かつ、該宿主がイー・コリで
    ある前記第(31)項の方法。
  33. (33)工程(i)において、AATの最初の15アミ
    ノ酸をコードするAATコーディング配列の一部をガラ
    クトキナーゼまたはベータ・ガラクトシダーゼのコーデ
    ィング配列である選択できる表現型のコーディング配列
    に結合させ、増加した発現の検定が指示板上の該形質転
    換体の培養からなる前記第(32)項の方法。
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