JPS61501845A - 管状コンベヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 管状コンベヤ 本発明はコンベヤに関する。

本発明で提案するコンベヤは垂直も含む上方へのある角度範囲内を通過して簡単 に物を運搬しかつ持ち上げるのに利用できる。該コンベヤはその運搬区域内では 密閉コンベヤであって、防水ならびに塵埃除けのために、その運搬区域内では密 閉閉鎖することができる。

運搬区域内では密閉しているので、該コンベヤは物質を空気に曝さずに、酸化し ないある環境から別の酸化しない環境へ運搬するのに利用でき、このことは酸化 する物質の運搬にとっては重要なことである。

係るコンベヤを利用し得る工業分野の数は多い。

係るコンベヤは、セメント、煙塵、飛散灰（プライアッシュ）、石膏、粉末金属 、タルカムパウダー、カーボンブラック、おがくず、粉石鹸、材木削り屑、ゴム やプラスチックの小球塊、小麦、米、ビーナツツ、豆類、えんどう豆、大麦、そ の他のばらばらの粒状物質、澱粉、土壌、粘土、石炭、砂、鉱石、さらに粘性が 高いといえるような物質、例えば糊、ペースト、蜂蜜、果実濃縮物及び印刷用イ ンクに亘る領域の産出物をも取扱うことがで゛きるものと考えられている。本発 明の提供するコンベヤは、ベルト車上に取付けたエンドレスベルトであるが、こ のエンドレスベルトは、少なくとも供給部から払出部に至る伸長部分が管状にな るように造られている。このようなコンベヤは新規ではなく、例えばオーストラ リア特許第５２４０５８号及び第５３４４２７号を参照しても分かる通りである 。

これら特許になったコンベヤ並びに同様のコンベヤには大いなる不利不便、すな わち垂直方向に物を運搬できないという不便さがある。本発明が運搬技術上の改 良策を提供するのはこの点においてである。

この改良策は、運搬する物質を供給部と払出部との間にある管状部分へ、その管 状部分が完全な満載状態で走行するようにすることにより垂直を含むあらゆる　 。

上向き角度でも確実な動作の運搬が可能となる方法で供給することにより達成さ れる。本発明のコンベヤはまた狭い場所でも運搬できるため、工場設備内を縫う ように設けた複雑な運搬システムも実現可能となる。

広い意味での本発明は、ベルト車手段」〕にズ、えられたエンドレスベルトと、 前記ベルトを、それが前記ベルト車手段上を移動するにしたがって少なくとも供 給部から払出部に至るまで延在する密閉管の形状にする手段とを具備するコンベ ヤを備えたのものということができ、前記密閉管は前記供給部に近接して設定さ れた充填区間を備えると共にこの区間はコンベヤ作ｆ１１七においては前記密閉 管の手前部分の移動方向とは異なる方向に移動し、さらに前記供給部には供給手 段があって、この供給手段は、送給終点よりは高くはなく密閉管の手前部分より は高い位置で、しかも前記充填区間と前記手前部分との間での方向変更時に、運 搬物質の安息角にて引かれた直線が密閉管の内面と正接する位置より上方に位置 する高さにおいて、密閉管の充填区間の供給点に供給を行うというものである。

本発明の好ましい具体例については、添付の図面を参照しながら以下に述べる。

第１図は、ベルト車の底部を巡って緊張配設した中空の可撓性管状エレメントを 示した側面立面図、第２図は、前記管状エレメントが物質で充満されたときの第 １図の構造を示す断面立面図、第３図は長さ方向にスリット付きの管状エレメン トを用いた本発明の代表的コンベヤの側断面図、第４図は、スリット近くでエレ メントの縁部を維持する密閉機構の一例を示すスリット付き管状エレメントの端 面断面図、第５図は、第４図と類似の図で、もう一つの構成にした密閉機構を示 すものであり、また第６図は本発明を理論的見地から説明するための概要図であ る。

本願発明の詳細な説明として、もし第１図に示すように管１が可撓性材質である とすると、ベルト車２の周囲を通過する際、管１は３で示すように扁平な形にな ってしまうだろう。

管１が、ベルト車２を巡って矢印方向に通過する以前にもし小麦のような流動し 得る微粒子状の物質４で充満されているとすれば、管１内の物質４は第２図を見 れば分かるように管が扁平になるのを防ぐことになる。管１が矢印方向へ進むに したがい物質４は管と共に払出部へ運搬されよう。物質を垂直方向に運ぶことが できるというのは、ある位置で、管が完全に充満されて垂直方向に上昇する物質 ４の柱状体のための支えが与えられるような割合で物質が管内へ供給されるから である。

第３図に示すように、本発明で提案する管１は長さ方向に細長く切り開かれてい ると共に、帯状ループに伸長を与える２個のベルト車を巡って通過し、この場合 、下方のベルト車５ばベルト管状部分の外側曲率と調和するような凹状の外周横 断面輪郭を持ち、上方のベルト車６は凸状の外周横断面輪郭を持ち、また充填用 ホーン７は、管動程の下側部分のスリット部に設置されていて、第２図で提示し た条件が達成されている。

もし管動程の上側部にある上方ベルト車６の近くに払出チューブ８のような口が 設けてあれば、管が拡開して凸状の上方ベルト車６を越えて通過する際、充填用 ホーン７から運ばれてきた物質は、払出チューブ８へ払出されて空になる。

運搬用部材１は静止状態のときはそれに沿う縦長のスリットを有する管状のもの であるといってよい。しかし、ベルトがベルト車６の上を通過する際は、ベルト 車６の前後において無理に拡開させられる。払出チューブ８はその拡開工程のス ターターとしての役目をするわけである。このようなベルトは、ゴムを基材とす る材料のような可撓性の弾性物質で作られ、別の形を採らせようとする例えばベ ルト車６の凸状面によって誘発きれる力が存在しないときに、管状形を採らせる といったメモリー機能を持つものである。成るいは−また、前記ベルトは、自然 と管状形を採らせるように帯内に埋めこんだ例えばばね鋼からなる予め成形され た湾曲性エレメントを有するものであってもよい。

管１が下方ベルト車５を巡って通過する際は、管のその部分が歪む自然傾向があ り、ベルト車５の凹面形状によってその歪みは管に形成されたスリットの両縁部 をさらに堅固に合わせようとする力となって現れる。

電動程の上方部では、管はスリーブ９内に囲い込まれることができ、管のスリッ トを密閉の状態に保つ助けとなる。或いはまた、相互に連結した一連のリングま たはほぼ周囲を包む一連の要素を、ベルトの管状の形を支えるように管の周囲に 設けて、管のスリットを密閉した状態に保つ助けとすることもできる。管のスリ ットの両側を積極的にロックすることも可能である。

例えば第４図に示すように、内向きリップ部１１を有する溝型部材１０を、縦長 フランジすなわち一連のラグ】２の下側に管状部材のスリットの両側に沿って係 合させてもよい。第５図では、管状部材のスリットの片側に沿って鉤状縁部１３ を、管状部材のスリットの他の縁部に沿って同様な鉤状縁部１４の下側に係合さ せている。鉤状縁部１３，１４は連続形であってもよいし、ラグ形であってもよ い。

さて、第６図を参照する。直線ｘ−ｘは物質４の安息角を示し、Ｔで示す点は直 線Ｘ−Ｘが管の内部表面に正接している点であって、乙の点で充填部ＦＳの運動 方向は、払出部８への途中の管ｐｐの先の部分の運動方向と相違する。ＰＰはＦ Ｓに対しある角度をなしていてもよく、第２図で示すように物質の上昇前は１つ の曲線上にあってもよいし、あるいは垂直を含むある角度で上昇する前には水平 な断面を呈していてもよい。

管が完全に充１１１１きれているという理由だけで、物質は管と共に払出部８ま で運搬される。物質を払出部８へ運搬するに先だって管ＦＳを完全に充満させる ためには、少なくとも該物質が管で運搬される割合に等しい割合で管ＦＳを充填 することが当然必要である。また、運搬される物質の安息角のゆえに、管を充満 状態に維持しボイド無しとするためには物質充填位置を高さ７以上にすることも 必要である。実用的見地から言えば、ホーン７の底部は管の内部、つまりＣＬで 示した位置即ち最初に管状に形成される閉塞レベルより下方にしなければならず 、これによって物質の己ぼれが生じな（なる。

勿論、第３図に示すコンベヤの物理学的具体例は単なる代表的な一例にすぎず、 さらに複雑な運搬系を設けることも可能である。しかし、いかなる場合において も、冒頭に掲げた特許請求の範囲に記載の条件だけは、たとえ完全な運搬管の充 填による積極的な運搬ができたとしてもこれを固守しなければならない事項であ る。

国際調交報告 ＵＳ　３３８４２１９　ＣＨ４８４４５３０Ｅ　１７５６１８６　Ｇ８　１１１ ３０３１５

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．ベルト車手段に支えられたエンドレスベルトと、前記ベルトをそれが前記ベ ルト車手段上を移動してゆくにつれて少なくとも供給部から払出部まで延在する 密閉管の形状にする手段とを備え、前記密閉管が、前記供給部に近接して設定さ れコンベヤ作動時において前記密閉管の先行部分の移動方向とは異なる方向に移 動する充填区間を有し、更に前記供給部が、送給終点よりは高くはなく密閉管の 手前の部分よりは高い位置で、しかも前記充填区間と前記手前の部分との間の方 向変更時に運搬物質の安息角での直線が密閉管の内面と正接する位置より上方に 位置する高さにおいて、密閉管の充填区間の供給点に供給する供給手段を含むこ とを特徴とするコンベヤ。
2. ２．前記ベルト車手段が、凸状の外周横断面輪郭を持つ上方ベルト車と、凹状の 外周横断面輪郭を持つ下方ベルト車とを具備することを特徴とする特許請求の範 囲第１項に記載のコンベヤ。
3. ３．管状形のときの前記ベルトが供給部と払出部との間の距離の少なくとも一部 分についてベルトを管状形に維持するための保持手段によってほぼ囲撓されてい ることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に記載のコンベヤ。
4. ４．前記ベルトが、共に係合可能で係合時にはベルトを管状形に保持する縦長の 鉤状縁部フランジを具備することを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２ 項に記載のコンベヤ。
5. ５．ベルトが管状形のときに互いに逆方向へ突起する縦長の再縁フランジを前記 ベルトが有すると共に、前記フランジが前記供給部と払出部との間の少なくとも 一部について保持部材の内向きフランジの下側に係合されていることを特徴とす る特許請求の範囲第１項または第２項に記載のコンベヤ。