JPS61491A - シアン化合物含有廃液の処理方法 - Google Patents

シアン化合物含有廃液の処理方法

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JPS61491A
JPS61491A JP59120753A JP12075384A JPS61491A JP S61491 A JPS61491 A JP S61491A JP 59120753 A JP59120753 A JP 59120753A JP 12075384 A JP12075384 A JP 12075384A JP S61491 A JPS61491 A JP S61491A
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JP
Japan
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cyanide
waste liquid
waste solution
hydrogen cyanide
air
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Pending
Application number
JP59120753A
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English (en)
Inventor
Taro Yokotake
横竹 太郎
Mitsuo Mizuno
水野 光男
Yasuhiro Kobayashi
康裕 小林
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Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Giken Kogyo Co Ltd
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は試験研究機関、病院および医療検査センター等
から排出される遊離シアン、金属シアン錯塩およびシア
ンメトヘモグロビン等の有機高分子シアン化合物を含む
廃液の処理方法に関する。
(従来技術) 一般に、試験研究機関、病院および医療検査センター等
から排出されるシアン化合物含有廃液は比較的少量であ
るが、工場等の廃液と異なりその組成は非常に複雑であ
る場合が多く、金属シアン錯塩や/アンメトヘモグロビ
ン等難分解性のシアン化合物のほかに有害物質、蛋白質
、界面活性剤等が数多く含凍れており、甘だ、その濃度
や組成が一定していない。
従って、従来のシアン化合物含有廃液の処理法である、
アルカリ塩素法、オゾン酸化法、紺青法。
あるいは生物化学的処理法等による単独処理では処理効
果が不充分であり、存在するシアン化合物の形態に応じ
て種々の処理方法を段階的に使いわけて、廃液の処理を
実施している。
例えば、病院等において、血液中のヘモグロビン濃度を
測定するときに生じるシアン化合物含有廃液がある。こ
の廃液にはシアンメトヘモグロビンの他にシアン化カリ
ウム、フェリシアン化カリウム、界面活性剤および血液
に含まれていた蛋白質等を含んでいる。これら難分解性
のシアン化合物を含む廃液の処理方法として紺青法によ
り、フェリシアン化カリウムをフェリ、フェロシアン化
物として沈殿除去したのち、沢液中の遊離シアンをアル
カリ塩素法で分解除去する方法又は特公昭57−433
18  による処理方法等が公知である。
しかしながら前者の紺青法による方法はフエ1ハフエロ
シアン化物の沈殿性、濾過性が悪く、しかも除去した沈
殿物が安定性に欠け、鉄シアン錯体g     が再溶
出する等の難点を有している。また第2鉄塩はシアンメ
トヘモグロビンに反応しないので、廃液中のシアンメト
ヘモグロビンは除去できない。
従って廃液中のシアン濃度を排出基準濃度189/を以
下に常に保持することが困難である。
また後者の特公昭57−43318の処理方法において
は予めシアンメトヘモグロビンを処理するため強電解性
高分子アニオンよりなる凝集剤を廃液に加えて、シアン
メトヘモグロビンとの間に不溶性のポリイオンコンプレ
ックスを形成させ、口過することによりシアンメトヘモ
グロビンを除去し、次に口液に硫酸、塩酸等の鉱酸を加
えpHを0゜8以下の強酸性とし、塩素系酸化剤を加え
て常温において発生する遊離塩素により、シアン化合物
を分解除去している。しかしこの方法は口過等の繁雑な
操作が必要であるため、更に簡便な処理方法が要望され
ている。
(発明の目的及び構成) 本発明は、シアン化合物の除去が不完全であったり、繁
雑な操作を必要とする従来のシアン化合物含有廃液処理
方法の欠点を克服、改善した極め   ゛て安全であり
かつ簡単な処理方法でシアン化合物をほぼ完全に除去す
る方法を提供することを目的とするものであって、特許
請求の範囲記載のシアン化合物含有廃液の処理方法を提
供することによって前記目的を達成することができる。
すなわち本発明(d、遊離シアン、金属シアン錯塩およ
びシアンメトヘモグロビン等の有機高分子シアン化合物
を含有する廃液の処理方法において、シアン化合物含有
廃液に酸性ヘキサメタ燐酸塩を加えて廃液のpHを2以
下に調整し、前記pHを調整さtたシアン化合物含有廃
液を還流凝縮器を付けた反応容器中で、空気を通しつメ
加熱沸騰させ廃液中のシアン化合物を分解し7、廃液中
のシアン化合物の分解等により生成したシアン化水素と
水蒸気、空気とよりなる混合物を還流凝縮器に通して冷
却し、水蒸気を凝縮し反応器に還流させるとともに、反
応器から排出した不凝縮のシアン化水素を含む空気を2
50C以上の反応温度で酸化触媒と接触させ、シアン化
水素を酸化除去する方法に関する。
次に本発明の方法全図面によって詳細に説明する。
図は本発明の方法を実施する装置の概要説明図であって
、廃液を加熱処理する反応容器1があり、反応容器lに
は空気導入管2と、処理廃液を反応容器に注ぐ口3と、
廃液を加熱処理するときに生ずる水蒸気等を冷却、凝縮
させるための還流凝縮器4とがある。反応容器1は加熱
器5によって加熱される。還流凝縮器4に接続してシア
ン化水素を酸化して無害化するための触媒充填筒6があ
る。触媒充填筒6に続いて装置内の空気を吸引するポン
プ7がある。
前記構成の装置を用いる本発明の詳細な説明する。反応
容器1に処理すべき廃液を注ぎ、次いで酸性ヘキサメタ
燐酸ナトリウムを加えてpHを2以下に調整する。pH
を2以下に調整したのち、加熱器5によって反応容器l
を加熱しつ\、ポンプ7によって吸引を開始すると、空
気導入管2より空気が反応容器1中の廃液の中に泡出す
る。
反応容器lが充分加熱されると廃液が加熱沸騰し廃液中
のシアン化合物が分解されシアン化水素となり、空気、
水蒸気と共に還流凝縮器4に入る。
還流凝縮器4では水蒸気の大部分が凝縮され、反応容器
1に還流する。還流凝縮器4をztM過したシアン化水
素を含む空気を外部に取出すことなく直ちに酸化触媒、
例えば担体上に酸化クロムを担持させた触媒を充填しで
ある充填筒6に導き、250Cで接触させるとシアン化
水素は酸化分解されて炭酸ガス等の無害物質に変換され
る。
廃液のpH調整は酸性ヘキサメタ燐酸ナトリウムい二よ
って行うほか、硫酸、塩酸、リン酸等の鉱酸によって行
うことも出来る。たyし酸性ヘキサメタ燐酸ナトリウム
は粉末であり、取扱いが容易であり安全であると同時に
添加量も少なくて良い等の優れた点があるのに反して、
硫酸等を使用する場合は処理廃液が多量の重金属を含有
するのでEDTA等の錯化剤あるいは過酸化水素を加え
な持させた、あるいはアルミナゲル、活性白土等の担体
上にマンガン、コバルト、鉄、銅又はクロムの酸化物を
担持させた、いわゆる通常の酸化触媒が使用できる。
第1表はアルミナゲルに各々の金属の硝酸塩水溶液を含
浸させ、乾燥処理後500Cで5hr焼筬処理し、担体
に対し各金属酸化物が金属として5%担持されているよ
うに調整した触媒を使用し、同一条件で性能比較を行っ
た結果である。シアン濃度110Q/lの溶液1tを反
応容器にとり、酸性ヘキサメタ燐酸ナトリウムでpHを
調整、 加熱を行うとともに300 ole/minの
速度で空気を泡出させ、廃液中のシアン化合物を分解し
た。前記の如く調製された触媒は内径22酪の磁性燃焼
管に層の厚さ100酩に充填し250Cに電気炉で加熱
しである。
空気中に含まれるシアン化水素は酸化触媒上を通過する
ことによって分解されるが、第1表においては酸化触媒
を使用せず直ちにアルカリ溶液に通しシアン化水素を捕
捉2分析した値を1とし、各酸化触媒を使用して除去さ
れた値をパーセントによって示している。第1表によれ
ばクロムラ用いたときが最も除去率が高く、殆んど10
0%除失され、次いで白金、銅が効果がある1、 第  1  表 (発明の効果) 以上説明した通り本発明のシアン化合物含有廃液の処理
方法においては、シアン化合物廃液に酸性ヘキサメタ燐
酸塩を加えて空気を通しつ\加熱沸騰させ廃液中のシア
ン化合物を分解すると共に、分解によって生成したシア
ン化水素を直ちに接触的に酸化することによって、従来
のシアン廃液処理方法にみられる如くシアン化合物の除
去が不完全であつブこり、廃液と人体とが直接接触する
危険性のある口過操作が必要になる等の欠点のない極め
て簡単なシアン化合物含有廃液の処理方法が提供され、
その効果が甚だ大きい。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 ワイヘムー7〔東亜医用電子(株)〕を発色原液として
用いたシアンメトヘモグロビン含有廃液(全シアン濃度
1101g/l)  1 tを反応容器にとり、酸性ヘ
キサメタ燐酸ナトリウム〔関東化学C株)) 109ケ
加えて、加熱を行うとともに300 d/minの流速
で吸引、空気を反応容器中に泡出させた。液流が95C
になってから更に1時間、発生する水蒸気を凝縮器で再
び反応容器に還流させながら加熱を続けた。
酸化触媒はネオビーズMSD (水沢化学工業(株)〕
に硝酸クロム溶液をクロムとして5wt%担持させるよ
うに含浸させ、乾燥処理後500 Cで5hr焼成処理
したものを内径22gLmの磁製燃焼管に層の厚さio
o mになるように充填し、反応温度250 cに電気
炉で加熱し使用した。
酸化触媒充填筒を通過した空気中のシアン化水素量を測
定するために、アルカリ溶液にこの空気を通し分析に供
した。シアンの分析はJIS K 0102による4−
ピリジンカルボン酸−ピラゾン分光変法で行ったが、こ
のアルカリ溶液にはシアンは検出されなかった。触媒充
填筒を通過した空気を同時にガスクロマトグラフィによ
り分析したところ炭酸ガスの生成が認められた。lた処
理済みの廃液中の/アン濃度は0.013■/lであっ
た。
実施例2 液量1.002−中にフェリシアン化カリウム0.2q
、シアン化カリウム0.05g、リン酸二水素カリウム
0゜14g、ノニオン界面活性剤(ステロツクス5E)
(モンサンド化学(株))0.5d、馬保存血液〔日本
バイオテスト研究所〕2.0−を含む被処理液に酸性ヘ
キサメタ燐酸ナトリウム8gを加えて実施例1と同じ処
理を行った。その結果、酸化触媒充填筒を通過した空気
中にはシアンは検出されず、また処理済みの廃液中のシ
アン濃度は帆0271   貫y/lであった。
実施例3 カルシウムの分析方法であるJIS K 0101の 
キレート分析を行った廃液(全シアン濃度3.0008
97t>xtを実施例1と同じ処理を行った。その結果
、空気中にはシアンは検出されず、一方処理済みの廃液
中のシアン濃度はo、otomg/lであった。
参考例1 フェリシアン化カリウム濃度49/lの水溶液1tを加
熱処理容器にとり、リン酸50−とEDTA−Na2S
2を加え実施例1と同じ処理を行った。
その結果、酸化触媒充填筒を通過した空気中にはシアン
は検出されず、一方処理済みの廃液中のシアン濃度は帆
01011g/lであった。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の方法を実施する装置の概要説明図である。 l・・・反応容器、2・・・空気導入管、3・・・注入
口、4・・・還流凝縮器、5・・・加熱器、6・・・触
媒充填筒、7・・・吸引ポンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遊離シアン、金属シアン錯塩およびシアンメトヘモ
    グロビン等の有機高分子シアン化合物を含有する廃液の
    処理方法において: シアン化合物含有廃液に酸性ヘキサメタ燐酸塩を加えて
    廃液のpHを2以下に調整し; 前記pHに調整されたシアン化合物含有廃液を還流凝縮
    器を付けた反応容器中で空気を通しつゝ加熱沸騰させ、
    廃液中のシアン化合物を分解し; 廃液中のシアン化合物の分解等により生成したシアン化
    水素と水蒸気、空気とよりなる混合物を還流凝縮器に通
    して冷却し、水蒸気を凝縮し反応容器に還流させるとと
    もに;さらに 反応容器から排出した不凝縮のシアン化水素を含む空気
    を250℃以上の反応温度で酸化触媒と接触させ、シア
    ン化水素を酸化除去する;ことを特徴とするシアン化合
    物含有廃液の処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6369792U (ja) * 1986-10-24 1988-05-11
JPH07174080A (ja) * 1994-07-21 1995-07-11 Sanyo Electric Co Ltd スクロール圧縮機

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