JPS6145654Y2 - - Google Patents
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- JPS6145654Y2 JPS6145654Y2 JP18204383U JP18204383U JPS6145654Y2 JP S6145654 Y2 JPS6145654 Y2 JP S6145654Y2 JP 18204383 U JP18204383 U JP 18204383U JP 18204383 U JP18204383 U JP 18204383U JP S6145654 Y2 JPS6145654 Y2 JP S6145654Y2
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- circuit
- bistable
- bistable circuit
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- signal
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- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 7
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 6
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、入力信号増幅器とフリツプフロツプ
のような双安定回路とを含む回路リニツトを複数
個用いたリングカウンタに関し、特に可変容量ダ
イオードを用いた電子選局装置に好適なリングカ
ウンタに関する。
のような双安定回路とを含む回路リニツトを複数
個用いたリングカウンタに関し、特に可変容量ダ
イオードを用いた電子選局装置に好適なリングカ
ウンタに関する。
第1図は、従来のリングカウンタを用いた電子
選局装置の一例を示すブロツク図である。この様
な電子選局装置においては、選択端子としての入
力端子T1乃至Tnのいずれか一つに供給される信
号を対応する入力信号増幅器aで増幅して対応す
る双安定回路fをセツトする。電圧分配回路d
は、セツトされた双安定回路fの出力に応答して
所定の同調電圧をチユーナ回路tに供給し、この
結果、希望する周波数の放送波が受信される。各
双安定回路fは、トランジスタQ1乃至Q4および
抵抗R1乃至R4を有し、図示のように回路接続さ
れている。したがつて、増幅器aの出力によつて
トランジスタQ1が導通すると、トランジスタQ2
乃至Q4が導通する。この状態は、トランジスタ
Q1が非導通になつても、トランジスタQ2および
Q3の帰還ループによつて保持される。すなわ
ち、双安定回路fはセツト状態となる。
選局装置の一例を示すブロツク図である。この様
な電子選局装置においては、選択端子としての入
力端子T1乃至Tnのいずれか一つに供給される信
号を対応する入力信号増幅器aで増幅して対応す
る双安定回路fをセツトする。電圧分配回路d
は、セツトされた双安定回路fの出力に応答して
所定の同調電圧をチユーナ回路tに供給し、この
結果、希望する周波数の放送波が受信される。各
双安定回路fは、トランジスタQ1乃至Q4および
抵抗R1乃至R4を有し、図示のように回路接続さ
れている。したがつて、増幅器aの出力によつて
トランジスタQ1が導通すると、トランジスタQ2
乃至Q4が導通する。この状態は、トランジスタ
Q1が非導通になつても、トランジスタQ2および
Q3の帰還ループによつて保持される。すなわ
ち、双安定回路fはセツト状態となる。
電子選択装置においては、入力端子Tに供給さ
れる信号に応答して対応する双安定回路fがセツ
ト状態となり、一方、今までセツト状態であつた
双安定回路fはリセツト状態とならねばならな
い。この目的のために、各双安定回路におけるト
ランジスタQ1およびQ2のエミツタ共通点は、さ
らに共通接続されその共通接続点は抵抗R10を介
して接地されている。例えば、双安定回路f1がセ
ツト状態であるときに端子T2に人体の接触によ
る誘起電圧が印加されると、増幅器a2はその信号
電圧を増幅し、双安定回路f2に供給して同回路f2
内のトランジスタQ1を導通させる。この結果、
双安定回路f1内のトランジスタQ1,Q2のエミツ
タ共通点は高レベルをとり、同回路f1内のトラン
ジスタQ2のベース・エミツタ間が逆バイアス状
態になつて、トランジスタQ2乃至Q4は遮断状態
に移行する。かくして双安定回路f1はリセツト状
態となる。一方、双安定回路f2内のトランジスタ
Q2乃至Q4は導通し、同回路f2はセツト状態とな
る。
れる信号に応答して対応する双安定回路fがセツ
ト状態となり、一方、今までセツト状態であつた
双安定回路fはリセツト状態とならねばならな
い。この目的のために、各双安定回路におけるト
ランジスタQ1およびQ2のエミツタ共通点は、さ
らに共通接続されその共通接続点は抵抗R10を介
して接地されている。例えば、双安定回路f1がセ
ツト状態であるときに端子T2に人体の接触によ
る誘起電圧が印加されると、増幅器a2はその信号
電圧を増幅し、双安定回路f2に供給して同回路f2
内のトランジスタQ1を導通させる。この結果、
双安定回路f1内のトランジスタQ1,Q2のエミツ
タ共通点は高レベルをとり、同回路f1内のトラン
ジスタQ2のベース・エミツタ間が逆バイアス状
態になつて、トランジスタQ2乃至Q4は遮断状態
に移行する。かくして双安定回路f1はリセツト状
態となる。一方、双安定回路f2内のトランジスタ
Q2乃至Q4は導通し、同回路f2はセツト状態とな
る。
また、電子選択装置においては、人体の接触に
よる選局操作のほかに、リモートパルスを印加す
ることで、選局チヤンネルを順にシフトする機能
が付加されている。この機能のために、双安定回
路f1乃至foは、前段の双安定回路のセツト状態
からリセツト状態への移行にもとづく信号の変化
が、次の段の双安定回路へ伝わるように、各双安
定回路fの出力はコンデンサC1乃至Cnをそれぞ
れ介して次の段の双安定回路へ供給され、さらに
リモートパルスの印加端子Rが抵抗R10に設けら
れている。今、双安定回路f1がセツト状態のとき
にリモートパルスが端子Rに印加されると、回路
f1内のトランジスタQ2乃至Q4は遮断状態とな
る。トランジスタQ4が遮断状態となることで、
そのコレクタ電位は低レベルから高レベルに変化
し、その変化はコンデンサC2で微分され、正の
微分信号として増幅器a2へ供給される。これによ
つて双安定回路f2がセツト状態となる。リモート
パルスが端子Rにさらに供給されると、前述と同
様にして双安定回路f3がセツトされる。
よる選局操作のほかに、リモートパルスを印加す
ることで、選局チヤンネルを順にシフトする機能
が付加されている。この機能のために、双安定回
路f1乃至foは、前段の双安定回路のセツト状態
からリセツト状態への移行にもとづく信号の変化
が、次の段の双安定回路へ伝わるように、各双安
定回路fの出力はコンデンサC1乃至Cnをそれぞ
れ介して次の段の双安定回路へ供給され、さらに
リモートパルスの印加端子Rが抵抗R10に設けら
れている。今、双安定回路f1がセツト状態のとき
にリモートパルスが端子Rに印加されると、回路
f1内のトランジスタQ2乃至Q4は遮断状態とな
る。トランジスタQ4が遮断状態となることで、
そのコレクタ電位は低レベルから高レベルに変化
し、その変化はコンデンサC2で微分され、正の
微分信号として増幅器a2へ供給される。これによ
つて双安定回路f2がセツト状態となる。リモート
パルスが端子Rにさらに供給されると、前述と同
様にして双安定回路f3がセツトされる。
電子選択装置においては、さらにまた、電源投
入に応答して選局チヤンネルを、ある特定のチヤ
ンネルに固定することが望まれる場合がある。こ
の目的のために、初期化設定回路iが設けられ、
その出力は例えば双安定回路f1内のトランジスタ
Q3のベースに供給されている。回路iは電源投
入に応答して、低レベルの出力を発生し、トラン
ジスタQ2乃至Q4を強制的に導通させて双安定回
路f1をセツトする。
入に応答して選局チヤンネルを、ある特定のチヤ
ンネルに固定することが望まれる場合がある。こ
の目的のために、初期化設定回路iが設けられ、
その出力は例えば双安定回路f1内のトランジスタ
Q3のベースに供給されている。回路iは電源投
入に応答して、低レベルの出力を発生し、トラン
ジスタQ2乃至Q4を強制的に導通させて双安定回
路f1をセツトする。
このように、端子T1乃至Tnのいずれか一つの
人体の接触によるダイレクト選局とリモートパル
スによるリモート選局の機能を有し、また初期化
設定機能も設けられているのであるが、特にダイ
レクト選局とリモート選局の機能を有する構成の
リングカウンタを用いているが故に次のような欠
点があつた。
人体の接触によるダイレクト選局とリモートパル
スによるリモート選局の機能を有し、また初期化
設定機能も設けられているのであるが、特にダイ
レクト選局とリモート選局の機能を有する構成の
リングカウンタを用いているが故に次のような欠
点があつた。
すなわち、双安定回路fkがセツト状態にある
ときに、端子Tk-1への人体の接触による選局が
行なわれると、双安定回路fk-1がセツトされる
と共に、ダイレクト選局動作において説明したよ
うに双安定回路fkがリセツトされる。このリセ
ツト状態への移行は、リモート選局動作において
説明したようにコンデンサCk+1を介して増幅器
ak+1に伝えられ、この結果、双安定回路fk+1が
一坦セツト状態となり得る。このとき、端子Tk-
1への人体の接触時間は、コンデンサCk+1による
微分信号よりもはるかに長いので、双安定回路f
k+1は微分信号の消滅後にリセツト状態となる。
これに応答して、次の双安定回路fk+2がセツト
状態となり得るが、端子Tk-1への人体接触は持
続しているため、同双安定回路fk+2はリセツト
状態に復帰する。以下、同様にしてセツトされる
双安定回路が順にシフトし、人体が接触している
端子Tk-1に対応した双安定回路fk-1に進んで停
止する。このようにセツトされる双安定回路が自
動的に順にシフトした後、端子Tk-1への人体の
接触によるダイレクト選局が行なわれる。すなわ
ち、自走発振モードを経た後に一つの双安定回路
がセツト状態となつて安定する。この自走発振モ
ードのうちに、電源ラインにノイズ信号が供給さ
れるような異常状態となると、自走発振モードが
継続する場合があり、セツト状態となるべき双安
定回路まで進んでも停止しないことがある。
ときに、端子Tk-1への人体の接触による選局が
行なわれると、双安定回路fk-1がセツトされる
と共に、ダイレクト選局動作において説明したよ
うに双安定回路fkがリセツトされる。このリセ
ツト状態への移行は、リモート選局動作において
説明したようにコンデンサCk+1を介して増幅器
ak+1に伝えられ、この結果、双安定回路fk+1が
一坦セツト状態となり得る。このとき、端子Tk-
1への人体の接触時間は、コンデンサCk+1による
微分信号よりもはるかに長いので、双安定回路f
k+1は微分信号の消滅後にリセツト状態となる。
これに応答して、次の双安定回路fk+2がセツト
状態となり得るが、端子Tk-1への人体接触は持
続しているため、同双安定回路fk+2はリセツト
状態に復帰する。以下、同様にしてセツトされる
双安定回路が順にシフトし、人体が接触している
端子Tk-1に対応した双安定回路fk-1に進んで停
止する。このようにセツトされる双安定回路が自
動的に順にシフトした後、端子Tk-1への人体の
接触によるダイレクト選局が行なわれる。すなわ
ち、自走発振モードを経た後に一つの双安定回路
がセツト状態となつて安定する。この自走発振モ
ードのうちに、電源ラインにノイズ信号が供給さ
れるような異常状態となると、自走発振モードが
継続する場合があり、セツト状態となるべき双安
定回路まで進んでも停止しないことがある。
また、複数の入力端子にほぼ同時に人体が接触
すると、セツト状態となる双安定回路が定まらな
かつたり、不所望な双安定回路fがセツト状態と
なつたりする。
すると、セツト状態となる双安定回路が定まらな
かつたり、不所望な双安定回路fがセツト状態と
なつたりする。
本考案の目的は、所望の双安定回路を的確に選
択し得るリングカウンタを提供することにある。
択し得るリングカウンタを提供することにある。
本考案の他の目的は、ほぼ同時に複数個の入力
端子に信号が入力された場合にでも、そのうちの
一つの双安定回路だけをセツトするリングカウン
タを提供することにある。
端子に信号が入力された場合にでも、そのうちの
一つの双安定回路だけをセツトするリングカウン
タを提供することにある。
本考案は、一つの増幅器がセツト用信号を発生
したことに応答して、他の増幅器が続けてセツト
用信号を発生することを防止するために、各増幅
器の電源端を共通接続し、この共通接続点と電源
との間に時定数回路を設けている。時定数回路
は、例えばコンデンサと抵抗の並列回路で構成し
得る。
したことに応答して、他の増幅器が続けてセツト
用信号を発生することを防止するために、各増幅
器の電源端を共通接続し、この共通接続点と電源
との間に時定数回路を設けている。時定数回路
は、例えばコンデンサと抵抗の並列回路で構成し
得る。
次に、本考案を良好な実施例について添付図面
を参照しながら具体的に説明しよう。第2図は本
考案に係るリングカウンタの一実施例を示す構成
図、第3図は入力信号増幅器の一実施例を示す回
路図である。第2図を参照するに、入力信号増幅
器a1〜aoの電源電圧入力端と電源1との間に
は、時定数回路2が設けられている。時定数回路
2は、本実施例においては抵抗器3とコンデンサ
4の並列回路が使用されているが、抵抗器とコン
デンサの直列回路を使用してもよく、又はコイル
を含む回路、或いは能動素子を含む回路によつて
構成してもよいことは勿論であり、とにかく入力
信号の印加時点の短時限の間のみ入力信号増幅器
の出力が著しく増加する様に構成されればよいの
である。又、第2図において、第1図と同等の働
きをする部分については同一符号を用いてあり、
その動作も同様であるので説明は省略する。以
下、抵抗器3とコンデンサ4の働きについて詳細
に説明する。
を参照しながら具体的に説明しよう。第2図は本
考案に係るリングカウンタの一実施例を示す構成
図、第3図は入力信号増幅器の一実施例を示す回
路図である。第2図を参照するに、入力信号増幅
器a1〜aoの電源電圧入力端と電源1との間に
は、時定数回路2が設けられている。時定数回路
2は、本実施例においては抵抗器3とコンデンサ
4の並列回路が使用されているが、抵抗器とコン
デンサの直列回路を使用してもよく、又はコイル
を含む回路、或いは能動素子を含む回路によつて
構成してもよいことは勿論であり、とにかく入力
信号の印加時点の短時限の間のみ入力信号増幅器
の出力が著しく増加する様に構成されればよいの
である。又、第2図において、第1図と同等の働
きをする部分については同一符号を用いてあり、
その動作も同様であるので説明は省略する。以
下、抵抗器3とコンデンサ4の働きについて詳細
に説明する。
今、端子Tkに入力信号が印加された場合に
は、入力信号増幅器akへの回路電流は、定常状
態に於いて抵抗器3を通して流れていたものが入
力信号の印加に基づく電流の増加、即ち、増幅器
akの電源電圧供給端子からみたインピーダンス
の減少のために、入力信号の立上り部分でコンデ
ンサ4を通して充分な電流が増幅器akの電源電
圧端子より流入する。入力信号の立上りより、あ
る時間を経過すると、コンデンサ4は充電され、
もはや過渡電流が流れない状態に達し、再び抵抗
器3を介して電流が増幅器akに供給されること
になり、即ち、定常状態に戻る。抵抗器3の抵抗
値は、この状態では、増幅器akの出力レベルが
減少し、双安定回路fkをセツトすることができ
ない値に設定される。コンデンサ4は、入力信号
の立上り部分に於いて充分な電流を増幅器akの
電源供給端子に流せる値とする。このようにして
おくと入力信号増幅器akは、入力信号が印加さ
れた瞬間(立上り部分)だけ双安定回路fkをセ
ツトするのに充分な出力を生じ、以後の入力信号
に対しては、双安定回路fkをセツトするだけの
出力を生じない。従つて、抵抗器3によるコンデ
ンサ4の放電時間を、リングカウンタが自走する
速度(1つの双安定回路から次の双安定回路にシ
シフトする時間)より長くしておくと、1つの入
力増幅器が動作後にコンデンサ4が充分放電が行
われないうちに、次の入力増幅器に入力が入るた
めに、入力増幅器の供給電圧が下つてしまう。こ
のために、2つ目以後の入力増幅器をセツトする
ことができない。従つて、リングカウンタモード
で前記の如く、入力信号を入力端子Tkの次に入
力端子Tk-1に印加する場合のように逆方向に入
力した場合には、リングカウンタ自体では、シフ
トが一巡することができず、途中で自走が停止し
前述のような自走現象を生ずることがない。又、
外部より入力信号が複数個の端子に同時に入力さ
れた場合にもどれか1つの増幅器が、双安定回路
をセツトするレベルの出力を生じるので、やはり
自走を防止することができる。リモートコントロ
ールを行う場合には、そのシフトする速度がコン
デンサ4が放電完了する時間以上の周期であれば
何ら支障はおこらない。
は、入力信号増幅器akへの回路電流は、定常状
態に於いて抵抗器3を通して流れていたものが入
力信号の印加に基づく電流の増加、即ち、増幅器
akの電源電圧供給端子からみたインピーダンス
の減少のために、入力信号の立上り部分でコンデ
ンサ4を通して充分な電流が増幅器akの電源電
圧端子より流入する。入力信号の立上りより、あ
る時間を経過すると、コンデンサ4は充電され、
もはや過渡電流が流れない状態に達し、再び抵抗
器3を介して電流が増幅器akに供給されること
になり、即ち、定常状態に戻る。抵抗器3の抵抗
値は、この状態では、増幅器akの出力レベルが
減少し、双安定回路fkをセツトすることができ
ない値に設定される。コンデンサ4は、入力信号
の立上り部分に於いて充分な電流を増幅器akの
電源供給端子に流せる値とする。このようにして
おくと入力信号増幅器akは、入力信号が印加さ
れた瞬間(立上り部分)だけ双安定回路fkをセ
ツトするのに充分な出力を生じ、以後の入力信号
に対しては、双安定回路fkをセツトするだけの
出力を生じない。従つて、抵抗器3によるコンデ
ンサ4の放電時間を、リングカウンタが自走する
速度(1つの双安定回路から次の双安定回路にシ
シフトする時間)より長くしておくと、1つの入
力増幅器が動作後にコンデンサ4が充分放電が行
われないうちに、次の入力増幅器に入力が入るた
めに、入力増幅器の供給電圧が下つてしまう。こ
のために、2つ目以後の入力増幅器をセツトする
ことができない。従つて、リングカウンタモード
で前記の如く、入力信号を入力端子Tkの次に入
力端子Tk-1に印加する場合のように逆方向に入
力した場合には、リングカウンタ自体では、シフ
トが一巡することができず、途中で自走が停止し
前述のような自走現象を生ずることがない。又、
外部より入力信号が複数個の端子に同時に入力さ
れた場合にもどれか1つの増幅器が、双安定回路
をセツトするレベルの出力を生じるので、やはり
自走を防止することができる。リモートコントロ
ールを行う場合には、そのシフトする速度がコン
デンサ4が放電完了する時間以上の周期であれば
何ら支障はおこらない。
第3図には、本考案に特に適した入力信号が印
加されたときにのみ回路電流が流れる増幅器の一
例が示されている。図に於いて、定常状態(無信
号時)を考えると、トランジスタ11,12,1
3,16には、いずれもベース電流が供給され
ず、従つて、すべてカツトオフ状態にあり、端子
Vccに電源電圧が印加されていても回路電流が流
れず、従つて、端子Vccにはコンデンサ18と抵
抗19の並列回路を通して電源20の発生する電
圧が、そのまま印加されている。端子Tに入力信
号が加えられると、トランジスタ11がオン状態
になつて、トランジスタ12及び13のベース電
流を流す状態に作動し、したがつてトランジスタ
16も導通し、負荷抵抗17の両端即ち出力端子
Oに出力を生じる。この出力端子Oは双安定回路
に結合される。このとき入力信号の立上り部分で
は、端子Vccには電源20と同じ電圧が印加さ
れ、ある時間だけ(コンデンサCの容量と回路電
流できまる)コンデンサ18より充分な電流が供
給されるが、入力が印加されつづけるとコンデン
サ18は充電されて定常状態となり、抵抗器19
のみを通して回路電流が供給され、したがつて端
子Vccの電圧は電源20電圧より抵抗器19と回
路電流の積できまる電圧だけ低くなる。従つて、
入力信号が印加されつづけると入力信号の立上り
時は、出力電圧(端子O)は、ほぼ電源20の電
圧と一致するが、時間とともに減衰し上述の電圧
だけ低い値で定常状態となり、入力信号が除去さ
れるまでこの電圧値をとる。又、くり返し印加さ
れる入力に対しても、コンデンサ18の放電時間
の設定により、入力信号の最初の立上り部分のみ
で、ほぼ電源20の電圧に近い出力を生じ、以後
の入力信号に対しては、このレベルより低い出力
電圧しか得られないようにすることも可能であ
る。
加されたときにのみ回路電流が流れる増幅器の一
例が示されている。図に於いて、定常状態(無信
号時)を考えると、トランジスタ11,12,1
3,16には、いずれもベース電流が供給され
ず、従つて、すべてカツトオフ状態にあり、端子
Vccに電源電圧が印加されていても回路電流が流
れず、従つて、端子Vccにはコンデンサ18と抵
抗19の並列回路を通して電源20の発生する電
圧が、そのまま印加されている。端子Tに入力信
号が加えられると、トランジスタ11がオン状態
になつて、トランジスタ12及び13のベース電
流を流す状態に作動し、したがつてトランジスタ
16も導通し、負荷抵抗17の両端即ち出力端子
Oに出力を生じる。この出力端子Oは双安定回路
に結合される。このとき入力信号の立上り部分で
は、端子Vccには電源20と同じ電圧が印加さ
れ、ある時間だけ(コンデンサCの容量と回路電
流できまる)コンデンサ18より充分な電流が供
給されるが、入力が印加されつづけるとコンデン
サ18は充電されて定常状態となり、抵抗器19
のみを通して回路電流が供給され、したがつて端
子Vccの電圧は電源20電圧より抵抗器19と回
路電流の積できまる電圧だけ低くなる。従つて、
入力信号が印加されつづけると入力信号の立上り
時は、出力電圧(端子O)は、ほぼ電源20の電
圧と一致するが、時間とともに減衰し上述の電圧
だけ低い値で定常状態となり、入力信号が除去さ
れるまでこの電圧値をとる。又、くり返し印加さ
れる入力に対しても、コンデンサ18の放電時間
の設定により、入力信号の最初の立上り部分のみ
で、ほぼ電源20の電圧に近い出力を生じ、以後
の入力信号に対しては、このレベルより低い出力
電圧しか得られないようにすることも可能であ
る。
以上の様に双安定回路のセツト入力レベルを、
上述の如く、ほぼ端子Vccの電圧の等しいレベル
にしておけば、端子Tに入力された入力信号の立
上り部分のみで双安定回路はセツトされ、しかも
上述の低い出力電圧に対してはセツトされること
がないので、本考案によれば、リングカウンタモ
ードでも安定に動作するとともに、外部よりの入
力が同時に複数個の入力端子に印加された場合で
も自走することがなく、良好に動作するリングカ
ウンタを構成することができる。
上述の如く、ほぼ端子Vccの電圧の等しいレベル
にしておけば、端子Tに入力された入力信号の立
上り部分のみで双安定回路はセツトされ、しかも
上述の低い出力電圧に対してはセツトされること
がないので、本考案によれば、リングカウンタモ
ードでも安定に動作するとともに、外部よりの入
力が同時に複数個の入力端子に印加された場合で
も自走することがなく、良好に動作するリングカ
ウンタを構成することができる。
以上、本考案は良好な実施例に従つて説明され
たが、それは単なる例示的なものであり、ここで
説明された実施例によつてのみ本願考案が限定さ
れるものでないことは勿論である。
たが、それは単なる例示的なものであり、ここで
説明された実施例によつてのみ本願考案が限定さ
れるものでないことは勿論である。
第1図は、従来のリモートコントロール可能な
選局装置の一例を示す図、第2図は本考案に係る
リングカウンタの一実施例を示す構成図、第3図
は本考案に使用するのに適した入力信号増幅器の
一例を示す構成図である。 a1,c2,………co……入力信号増幅器、f1,f2
………fo……双安定回路、d……電圧分配回
路、t……電子チユーナ、c1,c2………co……
コンデンサ、1,20……電源、2……時定数回
路、3,14,15,17……抵抗器、4,1
8,10……コンデンサ、11,12,13,1
6……トランジスタ。
選局装置の一例を示す図、第2図は本考案に係る
リングカウンタの一実施例を示す構成図、第3図
は本考案に使用するのに適した入力信号増幅器の
一例を示す構成図である。 a1,c2,………co……入力信号増幅器、f1,f2
………fo……双安定回路、d……電圧分配回
路、t……電子チユーナ、c1,c2………co……
コンデンサ、1,20……電源、2……時定数回
路、3,14,15,17……抵抗器、4,1
8,10……コンデンサ、11,12,13,1
6……トランジスタ。
Claims (1)
- 夫々が入力端子と、この入力端子に結合された
信号増幅器と、この増幅器の出力でセツト状態と
なる双安定回路とを有する複数個の回路ユニツト
が、前段の回路ユニツトにおける双安定回路の出
力状態の変化が次の段の回路ユニツトにおける入
力端子に伝わるようにリング状に接続され、各双
安定回路は、いずれか一つの双安定回路がセツト
状態となると残りの双安定回路はリセツト状態と
なるように構成され、各信号増幅器は前段の双安
定回路がセツト状態からリセツト状態に変化した
ときのみ、その出力状態の変化が供給された信号
増幅器に対応する双安定回路をセツト状態とする
ように構成され、さらに、セツト状態にある双安
定回路を強制的にリセツト状態とする手段を有
し、各信号増幅器の動作電圧供給端子は共通接続
され、この共通接続点と電源端子との間に時定数
回路が設けられており、この時定数回路により、
一つの信号増幅器がこれに対応して設けられた双
安定回路を入力端子に供給された信号に応答して
セツト状態とする信号を発生した時点から所定の
時間だけ他の信号増幅器は、それらに対応する双
安定回路をセツト状態とする信号を発生し得ない
ように、各信号増幅器の動作電圧供給端子の電圧
が制御されることを特徴とするリングカウンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18204383U JPS59161747U (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | リングカウンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18204383U JPS59161747U (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | リングカウンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59161747U JPS59161747U (ja) | 1984-10-30 |
JPS6145654Y2 true JPS6145654Y2 (ja) | 1986-12-22 |
Family
ID=30394336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18204383U Granted JPS59161747U (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | リングカウンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59161747U (ja) |
-
1983
- 1983-11-24 JP JP18204383U patent/JPS59161747U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59161747U (ja) | 1984-10-30 |
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