JPS6145540B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6145540B2 JPS6145540B2 JP54087912A JP8791279A JPS6145540B2 JP S6145540 B2 JPS6145540 B2 JP S6145540B2 JP 54087912 A JP54087912 A JP 54087912A JP 8791279 A JP8791279 A JP 8791279A JP S6145540 B2 JPS6145540 B2 JP S6145540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- outer layer
- molding
- press
- sandwich structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は上下両面材間に芯材を挾着せしめたサ
ンドウイツチ構造材の製造方法に関するものであ
る。 近年タンク、壁材等に使用される構造材は、断
熱、防露あるいは防音等の目的のために断熱、防
音用の芯材をサンドウイツチ構造にしたものが使
用されその効果を挙げている。 しかし乍らこのサンドウイツチ構造材自身ある
いはその製造方法には色々の問題点がある。例え
ば (1) FRPパネルにポリウレタン等の発泡プラス
チツクス等の断熱性芯材を接着し、さらにその
上に、ハンドレイアツプ法でFRPを積層成形
してサンドウイツチ構造としたもの、 あるいはFRPパネルに断熱性芯材を接着し、
さらにその上にFRP化粧パネルを接着してサ
ンドウイツチ構造としたものがある。 しかしこれらは何れも上下面材と芯材とを空
隙なく完全に密着させることは非常に困難であ
り、このためサンドウイツチ構造としたことに
よる強度はこれを期待することができず。その
強度メンバーとしては上下のFRP面材が各別
にこれを構成していることになる。 (2) 蜂の巣状等に形成した芯材の上下両面に
FRPパネルを接着し芯材で形成された中空部
に発泡性プラスチツクを注入して発泡させたも
のがある。 これも芯材と上下面材との接着性が悪く剥離
の危険性が大きく、また発泡性プラスチツクの
発泡圧で成形物に成形歪が残り変形が発生す
る。 そしてこれらは何れもその作業性が悪く製品
価格が高価となる。 本発明はこのような問題を解決せんとして開発
したものである。 以下これを本発明の１実施例を示す図面ととも
に説明する。 １は硬質ウレタンフオーム等の芯材であつてこ
の芯材１に、先ず上面より切れ目２，２…を入れ
る。 切れ目２の深さその他は後で詳述する。 一方、４はFRP（ガラス繊維強化プラスチツ
クス）の前成形材であるSMC（Seat Molding
Compound）であつて、これを適宜長さに裁断し
て外層成形材３とする。 そしてこの外層成形材３を数枚例えば３枚重
ね、その上に前記芯材１を載せ、さらにその上に
同様に３枚の外層成形材３を重ね、もつて中間に
芯材１を挾んだサンドウイツチ構造を形成する。 次いでこれを上下金型Ｄ、D′間に装着の上プ
レス成形をする。 このプレス成形時に、外層成形材３を形成する
SMCの一部がその圧力で芯材１を分断し、上下
外層成形材３，３間を橋絡し、この橋絡した
SMCは後に硬化し、これがこのサンドウイツチ
構造材の内部骨格５を形成する。 前記切れ目２は、プレス成形時に外層成形材３
にSMCの圧入によつて芯材１が充分に分断され
る程度の深さであり、かつプレス成形前において
は容易に分断されないでその取扱いを容易に行う
ことができる程度の深さとする。１例を言えば芯
材１の厚さの８割程度の深さである。 そしてこの切れ目２はその成形材が第１図に示
されたもののように平板である場合には、その上
面より全巾に亘つて平行状あるいは格子目状のも
のが適当である。 また切れ目２は上面側と下面側より交互に入れ
るなどすることもできる。 さらに第２図に示されるドーム状起伏Ａを有す
場合は、そのドーム状起伏Ａの中心より放射状切
れ目２ａを入れるとともに同心円状切れ目２ｂを
も入れるなどする。 第３図に示される、円筒状構造物の側面パネル
として使用する円弧状板Ｂの場合には、平行状切
れ目２に対してその中央において１本の直角状切
れ目２ｃを入れる。 さらに、図示はないが、凹凸等のある複雑な曲
面を有する場合には適宜表裏より切れ目２を入れ
るなどしてこれに対処する。 次に１実験例を記載する。 (イ) 平板状の芯材１として性熱性高密度硬質ウレ
タンフオーム100m.mw×200m.m1×10mmtを用
いた。 切れ目２は20m.m間隔の格子状切れ目となし
その深さは、芯材厚10m.mtに対して８m.mと
した。 ウレタンフオームの密度は約0.25Kg／cm2であ
る。 (ロ) 外層成形材３を形成する低収縮性SMC４の
配合表は次のとおりである。
ンドウイツチ構造材の製造方法に関するものであ
る。 近年タンク、壁材等に使用される構造材は、断
熱、防露あるいは防音等の目的のために断熱、防
音用の芯材をサンドウイツチ構造にしたものが使
用されその効果を挙げている。 しかし乍らこのサンドウイツチ構造材自身ある
いはその製造方法には色々の問題点がある。例え
ば (1) FRPパネルにポリウレタン等の発泡プラス
チツクス等の断熱性芯材を接着し、さらにその
上に、ハンドレイアツプ法でFRPを積層成形
してサンドウイツチ構造としたもの、 あるいはFRPパネルに断熱性芯材を接着し、
さらにその上にFRP化粧パネルを接着してサ
ンドウイツチ構造としたものがある。 しかしこれらは何れも上下面材と芯材とを空
隙なく完全に密着させることは非常に困難であ
り、このためサンドウイツチ構造としたことに
よる強度はこれを期待することができず。その
強度メンバーとしては上下のFRP面材が各別
にこれを構成していることになる。 (2) 蜂の巣状等に形成した芯材の上下両面に
FRPパネルを接着し芯材で形成された中空部
に発泡性プラスチツクを注入して発泡させたも
のがある。 これも芯材と上下面材との接着性が悪く剥離
の危険性が大きく、また発泡性プラスチツクの
発泡圧で成形物に成形歪が残り変形が発生す
る。 そしてこれらは何れもその作業性が悪く製品
価格が高価となる。 本発明はこのような問題を解決せんとして開発
したものである。 以下これを本発明の１実施例を示す図面ととも
に説明する。 １は硬質ウレタンフオーム等の芯材であつてこ
の芯材１に、先ず上面より切れ目２，２…を入れ
る。 切れ目２の深さその他は後で詳述する。 一方、４はFRP（ガラス繊維強化プラスチツ
クス）の前成形材であるSMC（Seat Molding
Compound）であつて、これを適宜長さに裁断し
て外層成形材３とする。 そしてこの外層成形材３を数枚例えば３枚重
ね、その上に前記芯材１を載せ、さらにその上に
同様に３枚の外層成形材３を重ね、もつて中間に
芯材１を挾んだサンドウイツチ構造を形成する。 次いでこれを上下金型Ｄ、D′間に装着の上プ
レス成形をする。 このプレス成形時に、外層成形材３を形成する
SMCの一部がその圧力で芯材１を分断し、上下
外層成形材３，３間を橋絡し、この橋絡した
SMCは後に硬化し、これがこのサンドウイツチ
構造材の内部骨格５を形成する。 前記切れ目２は、プレス成形時に外層成形材３
にSMCの圧入によつて芯材１が充分に分断され
る程度の深さであり、かつプレス成形前において
は容易に分断されないでその取扱いを容易に行う
ことができる程度の深さとする。１例を言えば芯
材１の厚さの８割程度の深さである。 そしてこの切れ目２はその成形材が第１図に示
されたもののように平板である場合には、その上
面より全巾に亘つて平行状あるいは格子目状のも
のが適当である。 また切れ目２は上面側と下面側より交互に入れ
るなどすることもできる。 さらに第２図に示されるドーム状起伏Ａを有す
場合は、そのドーム状起伏Ａの中心より放射状切
れ目２ａを入れるとともに同心円状切れ目２ｂを
も入れるなどする。 第３図に示される、円筒状構造物の側面パネル
として使用する円弧状板Ｂの場合には、平行状切
れ目２に対してその中央において１本の直角状切
れ目２ｃを入れる。 さらに、図示はないが、凹凸等のある複雑な曲
面を有する場合には適宜表裏より切れ目２を入れ
るなどしてこれに対処する。 次に１実験例を記載する。 (イ) 平板状の芯材１として性熱性高密度硬質ウレ
タンフオーム100m.mw×200m.m1×10mmtを用
いた。 切れ目２は20m.m間隔の格子状切れ目となし
その深さは、芯材厚10m.mtに対して８m.mと
した。 ウレタンフオームの密度は約0.25Kg／cm2であ
る。 (ロ) 外層成形材３を形成する低収縮性SMC４の
配合表は次のとおりである。
【表】
外層成形材の大きさは、140m.mw×240m.m1
×２m.mtとし、下面は７層、上面は８層とし
その中間に上記芯材１を挿入し、サンドウイツ
チ構造を形成する。 (ハ) 金型Ｄ、D′は140m.mw×240m.m1×50m.mh
の箱型とし温度は、上金型Ｄは135℃、下金型
D′は130℃とする。 (ニ) プレス成形時に、第３速（0.45〜１m.m／
sec）に入つてから材料がプレス状態に入り
SMCは切れ目２に圧入される。 (ホ) 型締め時間20分で上面外層成形材３６m.mt
芯材１10m.mt、下面外層成形材３５m.mtのサ
ンドウイツチ構造FRP材を得た。 本発明方法は、以上のように、プレス成形の過
程で上下外層成形材と芯材との密着が完全になさ
れ、特別接着剤を必要とせず、上下外層成形材と
芯材との密着が完全になされ、特別接着剤を必要
とせず、上下外層成形材と芯材とを空隙の存在な
く密着させることができる。 また芯材には所要の切れ目を入れて一体として
いるので、取扱いが簡単な上プレス成形時に、外
層成形材がこれに流れ込み切れ目を切断の上芯材
を分断し、その成形材は上下外層成形材を橋絡し
てこれが硬化後はこのサンドウイツチ構造体の内
部骨格を形成する。 この内部骨格は上下外層成形材と同一材質であ
るのでよくこの両者を結合し、このサンドウイツ
チ構造材の曲げあるいは撓みおよび厚さ方向の圧
縮に対する剛性を向上させることができ、また成
形歪による成形物の変形を防止しその寸法安定性
も向上する。 また曲面材を形成する場合には、芯材には切れ
目を入れているので平板状の芯材をそのまま使用
できるという利便も生じる。 本発明によるサンドウイツチ構造材は上下外層
成形材と同一材質の内部骨格を有しているので、
極めて強固であり、そして上下外層成形材に耐熱
性のマトリツクスを用いることにより耐熱壁材と
して勝れ、また断熱性の芯材を用いることと相埃
つて、断熱、防露ないしは防音のサンドウイツチ
構造材が得られ、しかもこれらは何れも軽量であ
つてかつ強固なものが得られる。 そして平板状あるいは曲面状の如何を問わず、
また大型の曲面材でも自由に成形することができ
るので曲面構造体の重量低減策ともなる。
×２m.mtとし、下面は７層、上面は８層とし
その中間に上記芯材１を挿入し、サンドウイツ
チ構造を形成する。 (ハ) 金型Ｄ、D′は140m.mw×240m.m1×50m.mh
の箱型とし温度は、上金型Ｄは135℃、下金型
D′は130℃とする。 (ニ) プレス成形時に、第３速（0.45〜１m.m／
sec）に入つてから材料がプレス状態に入り
SMCは切れ目２に圧入される。 (ホ) 型締め時間20分で上面外層成形材３６m.mt
芯材１10m.mt、下面外層成形材３５m.mtのサ
ンドウイツチ構造FRP材を得た。 本発明方法は、以上のように、プレス成形の過
程で上下外層成形材と芯材との密着が完全になさ
れ、特別接着剤を必要とせず、上下外層成形材と
芯材との密着が完全になされ、特別接着剤を必要
とせず、上下外層成形材と芯材とを空隙の存在な
く密着させることができる。 また芯材には所要の切れ目を入れて一体として
いるので、取扱いが簡単な上プレス成形時に、外
層成形材がこれに流れ込み切れ目を切断の上芯材
を分断し、その成形材は上下外層成形材を橋絡し
てこれが硬化後はこのサンドウイツチ構造体の内
部骨格を形成する。 この内部骨格は上下外層成形材と同一材質であ
るのでよくこの両者を結合し、このサンドウイツ
チ構造材の曲げあるいは撓みおよび厚さ方向の圧
縮に対する剛性を向上させることができ、また成
形歪による成形物の変形を防止しその寸法安定性
も向上する。 また曲面材を形成する場合には、芯材には切れ
目を入れているので平板状の芯材をそのまま使用
できるという利便も生じる。 本発明によるサンドウイツチ構造材は上下外層
成形材と同一材質の内部骨格を有しているので、
極めて強固であり、そして上下外層成形材に耐熱
性のマトリツクスを用いることにより耐熱壁材と
して勝れ、また断熱性の芯材を用いることと相埃
つて、断熱、防露ないしは防音のサンドウイツチ
構造材が得られ、しかもこれらは何れも軽量であ
つてかつ強固なものが得られる。 そして平板状あるいは曲面状の如何を問わず、
また大型の曲面材でも自由に成形することができ
るので曲面構造体の重量低減策ともなる。
第１図は本発明方法の工程を示す説明図、第２
図イはドーム状起伏のある構造材の斜視図、同図
ロはそれに使用する芯材の平面図、第３図イは円
筒状構造物の側面構造材の斜視図、同図ロはそれ
に使用する芯材の平面図である。 １……芯材、２……切れ目、３……外層成形
材、５……内部骨格、Ｄ，D′……金型。
図イはドーム状起伏のある構造材の斜視図、同図
ロはそれに使用する芯材の平面図、第３図イは円
筒状構造物の側面構造材の斜視図、同図ロはそれ
に使用する芯材の平面図である。 １……芯材、２……切れ目、３……外層成形
材、５……内部骨格、Ｄ，D′……金型。
Claims (1)
- １ 芯材にその表面より適宜切れ目を入れ、この
芯材の上下両面に外層成形材を当ててサンドウイ
ツチ構造となし、これを金型内に配置してプレス
成形をなし、このプレス成形時に、芯材の切れ目
に外層成形材を圧入せしめて芯材を分断しこの圧
入した外層成形材をもつて上下外層成形材を橋絡
せしめ、硬化後はこれをもつてこの構造体の内部
骨格となさしめるサンドウイツチ構造の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8791279A JPS5611255A (en) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | Manufacture of sandwich structure material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8791279A JPS5611255A (en) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | Manufacture of sandwich structure material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5611255A JPS5611255A (en) | 1981-02-04 |
| JPS6145540B2 true JPS6145540B2 (ja) | 1986-10-08 |
Family
ID=13928120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8791279A Granted JPS5611255A (en) | 1979-07-11 | 1979-07-11 | Manufacture of sandwich structure material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5611255A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0623746A (ja) * | 1991-12-18 | 1994-02-01 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧板の製造方法 |
-
1979
- 1979-07-11 JP JP8791279A patent/JPS5611255A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5611255A (en) | 1981-02-04 |
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