JPS6145474Y2 - - Google Patents

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JPS6145474Y2
JPS6145474Y2 JP1979071627U JP7162779U JPS6145474Y2 JP S6145474 Y2 JPS6145474 Y2 JP S6145474Y2 JP 1979071627 U JP1979071627 U JP 1979071627U JP 7162779 U JP7162779 U JP 7162779U JP S6145474 Y2 JPS6145474 Y2 JP S6145474Y2
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JP
Japan
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thin wire
winding frame
chuck
winding
test piece
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JP1979071627U
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English (en)
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JPS55170650U (ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は繊維状の硝子細線の引張試験に用いら
れる試験片ホルダに係り、とくに試験片である細
線が引張り方向に対して軸方向に傾かないように
容易に調整できる試験片ホルダに関する。
繊維状硝子細線の引張り強度を試験するのに、
この細線の一部を試験片として引張試験機に取り
付けて引張り、試験する。このように細線の試験
片を試験機に取り付ける場合に従来は、第1図の
平面図に示すような構成で行なわれていた。すな
わち、引張試験機(図示せず)の一方のチヤツク
1に細線2の一端を2枚の当て板3の対向内面に
貼着されたゴム板4の間に挾持し、同様にして他
端を図示しない他方のチヤツクに取り付けて引張
り試験を行なう。このような試験片の保持方法
は、A.A′矢視方向を第2図に示す如く、試験機
の引張り軸線C上に合わせて細線2を当て板間に
挾持することが難かしく、このため図のように当
て板の端部Bで細線が曲げられて引張られること
が多い。以上のことは他方のチヤツクに保持され
た細線の端部が、軸線の反対側に位置する場合に
はさらに顕著となる。
ところで、繊維状の硝子細線は引張り強度に比
較して曲げ強度及び側圧強度が弱い。従つて、上
記のように偏位した状態で引張ると、引張り方向
と直角な方向の力の成分と、さらには当て板の端
部の曲がり部分に曲げ力が生じ、この部分で細線
が破断してしまい、正確な引張試験を行なうこと
ができない。また上記のように直接チヤツクで試
験片である細線を挾持すると、とくに非挾持部と
の境界付近に大きな挾持押圧力が作用しこの部分
で細線が破断してしまい、これもまた引張試験を
行なうことが困難になる。
本考案は上記のことに鑑みなされたもので、試
験片の細線を試験機の引張り方向並びに軸線上に
正しく位置させることを目的としている。このた
め本考案では、巻回面に摩擦層を形成したドラム
状巻枠と、該巻回面との間に微小のすき間を介し
て該巻枠に平行に配置された棒材と、該棒材の両
端をクランプ係合し固定する金具とを具えてなる
繊維状の硝子細線用引張試験片ホルダを提供す
る。
本考案の実施例を図面にもとずき説明する。
第3図は本考案による試験片ホルダの一実施の
例側面図で第4図D−D′方向から見た図を示
し、第4図は第3図のE−E′方向から見た図で
要部を断面して示したものである。両図は試験片
の一方の端部についてのみ示し、他端は省略する
とともに試験機も図示しない。試験片としての繊
維状硝子細線2の一端をドラム状巻枠5の外周に
任意数巻回する。この巻枠5の上記細線巻回周面
には摩擦層としてゴム被覆層51が形成されてい
る。巻枠5の側面には、該巻枠5の中心Gを通る
懸垂手段を備えた部材6が設けられ、試験機のチ
ヤツクへ取付けられている。また、前記細線2を
巻枠5の巻回面表面に固定するための棒材71と
クランプ金具72とで細線を固定するための手段
7を構成している。8は引張試験機のチヤツクの
一部である。なお前記懸垂部材6によつてチヤツ
ク8に懸垂される巻枠5は細線2の巻回接線方向
が試験機の引張り軸線Cと一致するように取り付
け位置を調整する。
以上の構成で巻枠5の周面に巻回した細線2の
端部を棒材71で押さえ付け、またこの棒材71
の両端をクランプ金具72に係合させクランプす
ると、上記細線2の端部は棒材71によつて巻枠
5の被覆層51に押圧され固定される。この状態
で巻枠5を試験機のチヤツク8の対向間に挿入
し、該チヤツク8の上面に懸垂部材6の上端鈎部
を係合させ懸垂させる。上記細線2の図示しない
他端も同様にして巻枠に巻回固定し対向させて、
他方のチヤツクに係合懸垂させる。次に、チヤツ
ク8により上記巻枠5の側面を懸垂部材6ごと締
め付けて巻枠5を試験機に固定する。そうして試
験機を動作させてチヤツク8を矢印F方向に移動
させると、試験片の細線2は対向させる巻枠間の
外周接線間において緊張する。この直線部は、巻
枠をチヤツクで挾み込む際に容易に試験機の引張
り軸線Cと一致させることができる。例えば、巻
枠5の巻回面が、懸垂部材6の上部鈎部とチヤツ
ク8が所定位置で係合した場合に、細線の径を考
慮して上記軸線Cの若干下方に位置するように設
定しておけば良い。
またチヤツク8がF方向に移動するにつれ細線
2には引張力が加わり、巻枠5の巻枠周面にその
応力として締付力が作用する。この締付力はゴム
被覆層51面に食い込むように、さらには該被覆
層51の高摩擦係数によつて上記引張力が大きく
なるに従つてますます大きな摩擦力となつて巻枠
を締付ける。以上のような摩擦力が作用するので
巻回された細線2の端部において棒材71によ
り、僅かな押圧力で固定された該細線2は引張試
験に対して十分固定状態を維持する。
本考案のホルダによれば、上記の如く巻枠の外
周面の位置により細線の引張方向が定まり、引張
軸線と一致させることが容易である。
従つて、試験片の細線に無理な曲げ力が生じる
ことがない。
尚、上述の実施例に限らず、たとえば懸垂手段
の部材は巻枠の両側面に備える必要はなく、何れ
か一方にのみ取り着ければよい。また、被覆層も
ゴム以外の粘着材層で形成したものであつてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の平面図、第2図は第1図のA−
A′方向から見た図、第3図は本考案の一実施例
側面で第4図のD−D′方向から見た図、第4図
は第3図のE−E′方向から見た図で要部を断面
して示す。 1はチヤツク、2は繊維状の硝子細線、3は当
て板、4はゴム板、5はドラム状巻枠、6は懸垂
用部材、71は棒材、72はクランプ金具、8は
チヤツクを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻回面に摩擦層を形成したドラム状巻枠と、該
    巻回面との間に微小のすき間を介して該巻枠に平
    行に配置された棒材と該棒材の両端をクランプ係
    合し固定する金具とを具えてなることを特徴とす
    る繊維状の硝子細線用引張試験片ホルダ。
JP1979071627U 1979-05-28 1979-05-28 Expired JPS6145474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979071627U JPS6145474Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979071627U JPS6145474Y2 (ja) 1979-05-28 1979-05-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55170650U JPS55170650U (ja) 1980-12-08
JPS6145474Y2 true JPS6145474Y2 (ja) 1986-12-20

Family

ID=29305316

Family Applications (1)

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JPS55170650U (ja) 1980-12-08

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