JPS6144875Y2 - - Google Patents

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JPS6144875Y2
JPS6144875Y2 JP505580U JP505580U JPS6144875Y2 JP S6144875 Y2 JPS6144875 Y2 JP S6144875Y2 JP 505580 U JP505580 U JP 505580U JP 505580 U JP505580 U JP 505580U JP S6144875 Y2 JPS6144875 Y2 JP S6144875Y2
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JP
Japan
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tip
shaft
seal
concave portion
tapered
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JP505580U
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JPS56108583U (ja
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、キヤツプを必要としないサインペン
等のノツク式筆記具に関するものである。
従来技術 従来、インクの乾燥防止を目的としたキヤツプ
レスのサインペン等の筆記具は、実公昭53−
40178号、実公昭47−20658号または実公昭45−
7296号の各公報に示される構造のものがあるが、
そのいずれもが、軸側にシール開閉機構が設けら
れており、そのため軸側の構造が複雑でかつ故障
が多い。また軸側にシール開閉機構を有する場
合、リフイールは軸本体装入前は乾燥防止のため
キヤツプ等を被せておく必要があり、リフイール
単体の保管が不便であるとともにキヤツプ形成の
ための余分な費用がかかるものである。
本考案が解決しようとする問題点 本考案は、リフイール側にシール機構を付設す
ることにより、軸を単純化し、軸側の故障を少な
くし、かつリフイール単位でシール開閉機構の組
立およびシール性のチエツクが可能で、組立上、
管理上の取扱いが容易であり、しかもシール機構
に不都合が生じた場合、リフイール単位で交換を
行なうことができ、さらにリフイール単体で保管
が可能であるキヤツプレスの筆記具を提案するも
のである。
問題点を解決するための手段 本考案は、軸の内部に前後に摺動可能にリフイ
ールが嵌挿され、該リフイールの後端に前進後退
可能なノツク棒の先端が当接され、前記リフイー
ルの先端と軸内部の前部との間には、リフイール
を常に後方に付勢するよう作用する第1のばね部
材が配設され、前記リフイールの先端には後部が
リフイール内に収納されているインク吸蔵体に突
入するペン先が突設されており、前記ペン先の外
方周囲には、少なくともその先端部が弾性を有
し、かつペン先が前後に摺動可能であるようシー
ル部材がペン先を覆つて密封状態に配設され、前
記シール部材の先端にはテーパ状凹部が形成さ
れ、前記テーパ状凹部には前記ペン先を挿通する
開口部を形成しうる合せ部を有しており、前記軸
の先端内側には、前記テーパ状凹部に対向して、
ペン先挿通孔を有しかつ前記凹部が係合した時該
凹部を拡開しうる幅径を有するテーパ状凸部が設
けられており、前記シール部材の外周縁には該シ
ール部材を密封状態に保持するシール補助部材が
被着されているとともに、前記リフイールとシー
ル部材の間には、リフイールの前進に伴つてシー
ル部材を軸先端方向に前進せしめる第2のばね部
材が配設されていることよりなり、前記ノツク棒
の押動によりリフイールが前進した時、前記テー
パ状凹部がテーパ状凸部に係合してシール部材に
開口部が形成され、前記シール部材が後退した
時、前記シール部材が密封状態に復帰するという
構成とすることにより、軸側の構造を単純化して
故障を少なくすることができ、かつリフイール単
位でシール開閉機構の組立およびシール性のチエ
ツクが可能であり、シール機構に不都合が生じた
場合リフイール単位で交換を行うことができると
ともに、リフイール単体での保管が可能であると
いうキヤツプレスの筆記具を得るものである。
実施例 第1図および第2図に示すものは、本考案のノ
ツク式筆記具を示すもので、サインペンのごとき
筆記具1の軸2の内部には、リフイール3が前後
に摺動自在に嵌挿されているとともに、該内部の
後部にはノツク棒4がリフイール3と同様前進後
退可能に嵌挿されており、該ノツク棒4の先端は
リフイール3の後端に当接せしめられ、かつ後端
は軸2の後端外方に突出されている。
軸2の内部であつてリフイール3の先端肩部と
軸2の内部前端部との間には、ノツクばね5が圧
縮されて配設されており、該ばね5によりリフイ
ール3は軸2の後方に常に付勢せしめられてい
る。
ノツク棒4にはその一部に突起6aを有する弾
性片よりなる係止部材6が形成されており、また
軸2の後部には前部および後部に開口部7a,7
bが形成されており、前記係止部材6の突起6a
はその弾性により開口部7a,7bに係合するも
ので、後部開口部7bに係合することによりノツ
ク棒およびリフイール3が軸2の後端から脱落す
ることのないよう構成されている。
リフイール3の先端は、所定の長さを有し、軸
2の先端方向に延びる細径軸筒9が形成されてお
り、該細径軸筒9内にはペン芯8を挿通したガイ
ドパイプ10が圧入されている。ガイドパイプ1
0内に挿通されているペン芯8はその先端がガイ
ドパイプ10の先端より突出しており、後端はリ
フイール3内に収納されているインク吸蔵体たる
中綿Wに突入しており、中綿Wに含浸されている
インクをペン先Pまで誘導するものである。
リフイール3の前記細径軸筒9の先端はフラン
ジ部11に形成されており、該フランジ部11の
外周には前記ガイドパイプ10およびペン芯8の
先端を覆つて、二つ割または2部品により係合状
態で形成された弾性を有するシール部材13がフ
ランジ部11に密封接触して被着されている。
更に、シール部材13の後部外周部にはシール
補助部材である薄肉のパイプ14が被着されてお
り、シール部材13の合せ目を密封状態に保持
し、インクが外部に漏洩するのを防止している。
シール部材13の前端部は、テーパ状の湾曲凹
部13aに形成され、かつ先端合せ部によりしき
り部13bが形成されており、その内側空間にペ
ン先Pを有するペン芯8を収容している。前記テ
ーパ状凹部を有するシール部材の先端部は、後述
する軸側のテーパ状凸部に係合することにより拡
開され、かつ前記係合が解除されたとき密封状態
に戻りうるような弾性材で形成されている。
シール部材13の後端部は前記フランジ部11
の段部に当接しているもので、該後端部とリフイ
ール3の前端部との間にはばね16が圧縮配設さ
れており、シール部材13はリフイール3に対し
て前方に付勢されている。
一方軸2の先端内側部には、シール部材13の
前端部に形成されたテーパ状の湾曲13aに対向
してテーパ状の湾曲凸部17が形成されており、
前記凹部13aが凸部17に嵌合可能に形成され
ている。前記凸部17は凹部13aが係合した
時、該凹部13aを押し広げうる幅径を有して形
成されている。
また前記凸部17の中央には、軸2の先端部に
て外部に開口する小径開口部18が穿設されてお
り、後述するごとくペン先Pが該開口部18を通
つて突出されるようになつている。
作 用 次に上記構成を有するノツク式筆記具の作動を
説明する。
第1図に示す状態からノツク棒4の後端が指等
によつて押圧され、リフイール3が前進すると、
リフイール3はノツクばね5を圧縮して前進し、
かつリフイール3の前進によりばね16の作用で
シール部材6も前進せしめられ、それによりシー
ル部材13の凹部13aが軸2の先端内側部の凸
部17に係合して、第2図に示すごとくシール部
材13の合せ部たるしきり部13bが凸部17の
斜面によつて押し広げられ開口せしめられる。
シール部材13は前記凹部と凸部が係合した後
その前進移動が停止せしめられるが、リフイール
の更に前進によつて、リフイールと一体に摺動す
るペン先のみが前進し、第2図に示すごとく、開
口された凹部のしきり部13bを通つて、更に軸
2の小径開口部18より軸2の先端外部に突出さ
れて筆記可能は状態となる。
この状態においては、ノツク棒4の係止部材6
に突設された突起6aは、軸2の後開口部7bか
ら前開口部7aに移動し、第2図に示すごとく、
前開口部7aに弾性嵌合されて、ノツク棒4が元
の位置に戻るのを阻止している。
この状態からペン先Pを軸2内に再び収納する
には、ノツク棒4の係止部材6に突設された突起
6aを指等で押下せしめれば、その突起6aの前
開口部7aへの弾性嵌合が解除され、ばね5の弾
発力によりリフイール3全体とともにペン先Pを
伴つたガイドパイプ10が後退してペン先Pがシ
ール部材内部に収納され、更にばね16の圧縮が
解除されシール部材の後退により凹部13aと凸
部17との係合が解除され、突起6aは第1図に
示すごとき後開口部7aに係合される。前記作動
により元の位置に後退したシール部材13のしき
り部13bは、その弾性およびパイプ14により
再び密閉され、ペン先はシール部材内部に再び密
封収納せしめられ、ペン先Pからインクが外部に
漏洩するのを阻止している。
効 果 本考案は、上記した構成、作用を有するもので
あり、ペン先を不使用時には密封シール部材内に
収納し、筆記時のみノツク作動によりペン先を軸
の外部に突出して筆記可能状態とするので不使用
時のペン先のインクの乾燥化の恐れは全くない。
またペン先の収納突出をノツク棒のノツク作用に
て行なうもので、キヤツプ等の嵌着、取外し作業
が必要でない。
更に、リフイール側にシール機構を付設したの
で、軸構造を単純になし、軸側の故障を少なくす
ることができ、かつリフイール単位でシール開閉
機構の組立およびシール性のチエツクを行なうこ
とができ、組立上、管理上の取扱いが容易であ
る。またシール機構に不都合が生じた場合、リフ
イール単位で交換を行なうことができるととも
に、リフイール単体で保管が可能であるという多
くの効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の筆記具の不使用時状態を示す
縦断面図、第2図は第1図における筆記具の使用
時状態を示す縦断面図である。 2:軸、3:リフイール、4:ノツク棒、5:
第1のばね部材、13:シール部材、13a:テ
ーパ状凹部、14:シール補助部材、16:第2
のばね部材、17:テーパ状凸部、18:軸側開
口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸の内部に前後に摺動可能にリフイールが嵌挿
    され、該リフイールの後端に前進後退可能なノツ
    ク棒の先端が当接され、前記リフイールの先端と
    軸内部の前部との間には、リフイールを常に後方
    に付勢するよう作用する第1のばね部材が配設さ
    れ、前記リフイールの先端には後部がリフイール
    内に収納されているインク吸蔵体に突入するペン
    先が突設されており、前記ペン先の外方周囲に
    は、少なくともその先端部が弾性を有し、かつペ
    ン先が前後に摺動可能であるようシール部材がペ
    ン先を覆つて密封状態に配設され、前記シール部
    材の先端にはテーパ状凹部が形成され、前記テー
    パ状凹部には前記ペン先を挿通する開口部を形成
    しうる合せ部を有しており、前記軸の先端内側に
    は、前記テーパ状凹部に対向して、ペン先挿通孔
    を有しかつ前記凹部が係合した時該凹部を拡開し
    うる幅径を有するテーパ状凸部が設けられてお
    り、前記シール部材の外周縁には該シール部材を
    密封状態に保持するシール補助部材が被着されて
    いるとともに、前記リフイールとシール部材の間
    には、リフイールの前進に伴つてシール部材を軸
    先端方向に前進せしめる第2のばね部材が配設さ
    れていることよりなり、前記ノツク棒の押動によ
    りリフイールが前進した時、前記テーパ状凹部が
    テーパ状凸部に係合してシール部材に開口部が形
    成され、前記シール部材が後退した時、前記シー
    ル部材が密封状態に復帰するようになつているノ
    ツク式筆記具。
JP505580U 1980-01-18 1980-01-18 Expired JPS6144875Y2 (ja)

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JP505580U JPS6144875Y2 (ja) 1980-01-18 1980-01-18

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JPS56108583U JPS56108583U (ja) 1981-08-22
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JP505580U Expired JPS6144875Y2 (ja) 1980-01-18 1980-01-18

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203682A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Micro Kk エアタイト式筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59153286U (ja) * 1983-04-01 1984-10-15 ぺんてる株式会社 ノツク式筆記具
JPH0446954Y2 (ja) * 1986-08-06 1992-11-05

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JP2007203682A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Micro Kk エアタイト式筆記具

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