JPS6144669B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6144669B2
JPS6144669B2 JP57102118A JP10211882A JPS6144669B2 JP S6144669 B2 JPS6144669 B2 JP S6144669B2 JP 57102118 A JP57102118 A JP 57102118A JP 10211882 A JP10211882 A JP 10211882A JP S6144669 B2 JPS6144669 B2 JP S6144669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
plywood
curved
decorative
paper layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP57102118A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS585248A (ja
Inventor
Akira Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP57102118A priority Critical patent/JPS585248A/ja
Publication of JPS585248A publication Critical patent/JPS585248A/ja
Publication of JPS6144669B2 publication Critical patent/JPS6144669B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はピアノやオルガンの器枠あるいは家
具の側枠などに使用される湾曲化粧合板の製造法
に関する。
ピアノやオルガンなどの器枠部品例えばけんば
ん蓋、奥屋根あるいはけん盤後付などには側面が
特殊形状に湾曲した化粧合板が用いられているが
この化粧合板の製造に当たつては、ラワンなどの
合板からなる芯材の表裏両面に尿素樹脂、フエノ
ール樹脂などの接着剤を塗布し、その表裏の部分
に天然銘木を0.3mm〜1.0mm厚さにスライスした化
粧用単板を重ね合せ、これらをホツトプレスによ
つて強圧して化粧用単板を芯材に貼着すると同時
に全体を所定の形状に湾曲させて一体成形してい
るのが一般である。
ところで、この一体成形加工法によれば、プレ
ス中に接着剤中の水分が芯材中へ一部浸透し且つ
湾曲部に圧力が強くかかるなど、合板全体に均一
に圧力がかからないなどの理由で、合板中の含水
状態にバラツキが生じ、特に圧力の強くかかつた
部分は強化木となつて水抜けが悪く、合板全体の
含水率が均一化し所望の含水率に到達するまでに
は相当長期(約1ケ月程度)のシーズニングを必
要としており、これは他の器枠部品である屋根
板、上前板、下前板などに用いられる平面合板の
シーズニング期間(約6日ぐらい)に比べかなり
の隔たりがあつて、加工ラインの進度が揃わず製
造管理面のネツクになつている。また、銘木の天
然木目を現出するために表面に透明塗装を施すも
のでは、器枠部品のすべては同一の木目を持ち表
面が平滑美麗であることが要求されており、一つ
の部品でもその条件に欠けていれば高級商品とし
ての価値が失われるために、各部品の変形には充
分留意していかなければならない。
そこで、この発明は、湾曲化粧合板が平面化粧
合板の生産ラインに合せて同時加工が可能であ
り、しかも芯材が安定し表面変形の少ない湾曲化
粧合板を得ることを目的とするもので、芯材の湾
曲加工を合板の湾曲加工に先行させて芯材中の含
水率を均一化し、次いでその芯材の表裏に熱硬化
性樹脂含浸紙層および化粧用単板を積層してこれ
を芯材上に加熱加圧接着することを特徴とする。
すなわち、この発明は、ラワンなどの合板から
なる芯材をホツトプレスによつて所要の湾曲形状
に圧搾成形し、これをシーズニングして所定の含
水率に維持し、その芯材の表裏の面に熱硬化性樹
脂含浸紙層および化粧用単板を積層し、これを金
型内で加熱加圧して芯材上に接着するものであ
る。
そして、芯材としてはラワン、かば、なら、ぶ
ななどの単板を適宜枚数積層した合板が用いられ
熱硬化性樹脂含浸紙層としてはマニラ麻をベース
とした0.05mm〜0.1mm厚さの不織紙にフエノー
ル、メラミンなどの熱硬化性の樹脂を含浸硬化さ
せたものが用いられ、また化粧用単板としては、
かりん、けやき、かえで、ローズ、ウオールナツ
トなどの銘木を0.3mm〜1.0mmの厚さにスライスし
たものが用いられる。
なお、紙層と化粧用単板を芯材に接着するに当
たつては、湾曲した芯材の表裏の面に紙層を貼着
してから化粧用単板を接着するようにしてもよい
し、予め紙層と化粧用単板とを貼り合せておき、
これを金型内で芯材の表裏の面に重合し、仮圧締
してから後加熱加圧接着するようにしてもよい。
ピアノのけんばん蓋に係る実施例について図面
参照の上説明すれば、11プライの合板からなる
芯材1を、先ずホツトプレスにより所望の湾曲形
成に圧搾成形し、これを約20日間シーズニングし
て含水率14%以下に調整し、次いで例えば、0.6
mm厚さの化粧用単板3と熱硬化性樹脂含浸紙層2
を貼り合せ、これを先の芯材1の表裏に順次に積
層し、仮圧締を行い図のような見かけの形を形成
し、しかる後に金型中に入れ、加熱加圧すること
により一つの湾曲化粧合板を得る。
以上のようにこの発明では、芯材のみの湾曲成
形を先行的に行い、これをシーズニングし、その
後において化粧用単板を接着するようにしたの
で、芯材中に水分がとじ込もることなく拡散し、
平面化粧合板と同様早期に所定の含水率に達する
ことができ、平面化粧合板の生産ラインに合せて
同時加工が可能となり、また、透明塗装を施す場
合にも湾曲化粧合板の部品と平面化粧合板の部品
とを同時に塗装することができ、さらに芯材と化
粧用単板との間に熱硬化性樹脂含浸紙層を介在さ
せたので、温度変化による芯材の動きを抑えるこ
とができて芯材が安定し、透明塗装を施した際に
は化粧用単板の木目を美しく表現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の湾曲化粧合板の一例を示し、1
は芯材、2は熱硬化性樹脂含浸紙層、3は化粧用
単板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 合板からなる芯材を所要の湾曲形状に圧搾成
    形し、これをシーズニングして所定の含水率に維
    持し、その後において上記湾曲芯材の表裏両面
    に、熱硬化性樹脂含浸紙層を内側にして該樹脂含
    浸紙層と化粧用単板を積層して仮圧締し、該積層
    物を金型に収容し該積層物を加熱加圧して接着す
    ることを特徴とする湾曲化粧板の製造法。
JP57102118A 1982-06-16 1982-06-16 湾曲化粧合板の製造法 Granted JPS585248A (ja)

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JP57102118A JPS585248A (ja) 1982-06-16 1982-06-16 湾曲化粧合板の製造法

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JP57102118A JPS585248A (ja) 1982-06-16 1982-06-16 湾曲化粧合板の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS585248A JPS585248A (ja) 1983-01-12
JPS6144669B2 true JPS6144669B2 (ja) 1986-10-03

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ID=14318878

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JP57102118A Granted JPS585248A (ja) 1982-06-16 1982-06-16 湾曲化粧合板の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016190494A (ja) * 2016-06-28 2016-11-10 株式会社岡村製作所 防虫合板

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JPS585248A (ja) 1983-01-12

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