JPS6144568A

JPS6144568A - 研削装置

Info

Publication number: JPS6144568A
Application number: JP16296584A
Authority: JP
Inventors: Masanori Imazaki; 今崎　正典
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1984-08-03
Filing date: 1984-08-03
Publication date: 1986-03-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、研削を必要とする面を複数有するワークを
一連の搬送過程で研削することのできる研削装置に関す
るものである。

（従来技術）上記したようなワークとしては、例えば第１図に示すよ
うなものがある。

すなわち、ワーク１は、自動車用エンジンなどにおける
コネクティングロッド２（図中仮想線で示す）をクラン
クシャフトに連結する際のコンロッドキャップであって
、鍛造によって成形されており、その周囲には型の分割
面に沿って生じたばり１ａが固着している。

また、このばり１ａが生じた面を研削するにあたっては
、作業者がワーク１を手で持ち、グラインダ等によって
研削を行っていたが、手作業であることから寸法精度の
誤差が大きく、生産性が悪いものであった。

そこで、従来にあっては１例えば回転する砥石を備えた
研削装置にワーク１を順次供給し、自動化を図ると共ヱ
生産性を高めるようにしていたが、前記ワ二り１は比較
的小物であり、且つまた略円弧形状を成しているので、
従来の研削装置で研削するには装置内における搬送時や
研削時の姿勢制御が難しい、したがって、第２図に示す
ように、ワーク１の形状に対応して成形されたワーク載
置用のクレードル３に前記ワーク１を複数のクランプ４
．４で固定し、姿勢を安定させた状態にして研削装置に
供給するようになっていた。

しかしながら、上記したようにクレードル３にワーク１
をクランプ４で固定する場合、ばり１ａが前記ワーク１
の周囲四面に固着しているので、円弧側面１ｂを研削し
たのちに残りの端面ＩＣを研削するにはＩ８２図中の仮
想線で示す如く各クランプの固定位置を変更せねばなら
ず、工数が増すという欠点があると共に、完全な自動化
は不可能であり、生産性を著しく向上させるには至らな
かった。

（発明の目的）この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、ワーク載置用のクレードルを廃止すると共に
、工数を削減することができ、さらには、一台の装置に
よる完全な自動研削を可能にした研削装置を提供するこ
とを目的としている。

（発明の構成）この発明による研削装置の構成は、ワーク搬送用のレー
ルに沿って前記ワークを押動する搬送冶具を一定の間隔
で設けた搬送装置と、前記レールの両側に研削用砥石を
配設した第一研削装置と、前記レールに沿った搬送方向
を略直角方向に変換してワークを搬送する回転体と、前
記回転体の両面側に研削用砥石を配設した第二研削装置
と、前記レールから前記回転体にワークを移し替える移
し替え装置とを備えたことを特徴としている。

（実施例）以下、この発明を図面に基づいて説明する。

第３図〜第１０図は、この発明の一実施例を説明する図
であり、ワーク１は、従来例と同じくコネクティングロ
ッドをクランクシャフトに連結する際に用いるフンロッ
ドキャップである。

すなわち１．この研削装置１０は、概略を説明すると、
ワーク搬送用のレール１１に沿って前記ワーク１を押動
する搬送冶具１２を一定の間隔で設けた搬送装置１３と
、前記レール１１の両側に研削用砥石１４．１４を配設
した第一研削装置１５と、前記レール１１に沿った搬送
方向を略直角方向に変換してワーク１を搬送する回転体
１６と、前記回転体１６の両側に後記する二対の砥石１
７．１７，１８．１８を配設した第二研削装置１２と、
前記レール１１から前記回転体１６にワーク１を移し替
える移し替え装置２０とから成っており、前記回転体１
６におけるワーク搬出位置には１寸法測定装ｆｉｉ２１
が備えである。

前記搬送装置ｆｉ１３におけるレール１１は、研削装ｆ
ＩＬ１０の上位側に設けたテーブル２２に位置し、第６
図にも示すように、略円弧形状のワーク１の内周側に対
応した断面半円形状を成すものであり、このレール１１
にワーク１をまたがった状態にして前記ワーク１を移動
させるようにしである。

また、前記搬送装置１３における搬送冶具１２は、前記
レール１１の両端側に設けたスプロケット２３．２４を
チェーン２５で連結し、このチェーン２５に一定の間隔
で取付けられており、略Ｕ字形状の先端部が前記レール
１１にまたがった状態のワーク１の円弧側面１ｂ（第１
図の正面）に当接するようになっている。

前記第一研削装置１５は、前記レール１１の両側に対向
させて設置したモータ２６，２６を備えており、夫々の
モータ２６．２６には、ワーク１の端面１ｃ（第１図の
左右側面）を回転によって研削する研削用砥石１４．１
４が取付けである。

前記回転体１６は、第７図にも示すように、前記レール
１１の断面形状とほぼ同一形状の突部１６ａを外周に多
数有する円盤状を成すものであって、前記レール１１に
沿った搬送方向に対して略直角方向に回転し、且つ外周
の上部側を前記レール１１の端部のやや下方に位置して
設置されており、さらｋ、駆動用のモータ２７に図示し
ない減速機構を介して連結しである。

なお、前記回転体１６の外周の一部分に対向してガイＦ
体２８が設けてあり、前記突部１６ａに係合したワーク
１が研削中に落下するのを防止している。

前記第二研削装置１２は、前記回転体１６の側面で対向
する二対のモータ２９　、２９　、３０　。

３０を備えており、上位側である一方の一対のモータ２
９．２９に、ワーク１の円弧側面１ｂを粗削りする粗削
り用砥石１７．１７を取付け、さらに、下位側である他
方の一対のモータ３０゜３０に、同じく円弧側面１ｂを
仕上げ研削する仕上げ用砥石１８．１８が取付けである
。

また、前記仕上げ用砥石１８．１８を取付けた夫々のモ
ータ３０，３０には、モータ自体を移動して砥石の間隔
を調整することのできる自動調整装置３１．３１が設置
しである。

前記移し替え装Ｗ１２０は、第８図に示すように、先述
の搬送治具１２との間でワーク１を挟持する押えプレー
ト３２と、前記押えプレート３２を前記レール１１方向
へ付勢保持する支持プレート３３とで構成されている。

前記押えプレート３２は、前記レール１１の端部に向け
て回転体１６の上側で張り出し状態とな゛　る上端部３
２ａを有し、下端部３２ｂを軸３４によって前記支持プ
レート３３に回動自在な状態で取付けると共に、前記レ
ール１１より反対側（第８図の右側）と支持プレート３
３との間をコイルスプリング３５で連結している。

また、前記支持プレート３３は、研削装置１１０側に設
けた軸３６によって前記押えプレート３２の回動方向と
同方向に揺動自在に取付けられると共に、上端部に移動
する前記搬送治具１２と当接しうる当接部３３ａを立設
し、さらに、軸３６より下方の下端部３３ｂと研削装置
１１０との間を引張りコイルスプリング３７で連結して
いる。

さらに、前記支持プレート３３の揺動側には、夫々スト
ッパ３８．３２が設けてあり、この支持プレート３３に
力が加わっていないときには、下端部３３ｂに連結した
引張コイルスプリング３７の作用によっ０て回転体１６
側のストッパ３８に前記支持プレート３３カド当接した
状態となっている。

なお、前記押えプレート３２の上端部３２ａと、支持プ
レート３３の当接部３３ａとの間隔は、搬送治具１２の
間隔に応じて設定しである。

前記寸法測定装置２１は、ワーク１における円弧側面１
ｂ間隔の寸法を測定するものであって、第二研削装置１
夕の下側に設置されており、例えば前記ワーク１を両側
から圧挟するプレートを用い、前記プレートの変位を機
械的あるいは電気酌量に変換する変換器などを備えた構
成になっている。

なお、第３図および第４図中の符号４０は、当該研削装
置１０にワーク１を順次供給するコンベアであり、４１
は、前記コンベア４０からレール１１にワーク１を載せ
替える回転ロール、さらに築５図中の符号４２は、寸法
測定装置２１を通過したワーク１を搬出するベルトコン
ベアである。

次に、当該研削装置１０におけるワーク１の一連の流れ
を各部袋面の作用と共に説明する。

まず、内周側を搬入方向に向けて供給されてきたワーク
１は１回転ロール４１を介してレール１１にまたがった
状態に載せ替えられる。

このとき、スプロケッ）２３．２４は、チェーン２５の
下段側が回転体１６の方向（各図中矢印Ａ方向〕へ進行
するように前記チェーン２５を回動させており、この回
動に伴ってレール１１に載せ替えられたワーク１を各搬
送治具１２で押動し、前記ワーク１をレール１１に沿っ
て移動させている。

また、レール１１の両側では、一対のモータ２６．２６
によって研削用砥石１４．１４が同方向、あるいは相反
する方向に回転しており、前記ワーク１はレール１１に
沿って移動する途中で両研削用砥石１４．１４の間を通
過し、両端面１ｃ（第１図の左右側面）が研削される。

次に、レール１１の端部まで移動してきたワーク１は、
第９図に示すように、押えプレート３２の上端部３２＆
に当接するが、このとき支持プレート３３は揺動せず、
コイルスプリング３５を圧縮しつつ回動する押えプレー
ト３２の上端部３２ａと、搬送治具１２との間に一旦挟
持された状態となって回転体１６の上側まで移動する。

さらに、前記ワーク１が回転体１６の上側まで移動する
と、第１Ｏ図に示すように、先行していた他の搬送治具
１２が支持プレート３３の当接部３３ａに当接し、引張
コイルスプリング３７を引張りつつ前記支持プレート３
３を揺動させるので今まで圧縮されていたコイルスプリ
ング３５の圧縮力が弱まり、同時に押えプレート３２に
よる挟持が解除されてワーク１の内周側を回転体１６の
突部１６ａに係合させる。

また、前記当接部３３＆に当接した搬送治具１２が完全
に通過すると、今まで伸長していた引張りコイルスプリ
ング３７の収縮力で支持プレート３３が揺動し、次のワ
ーク１の移し替えに備えた状態（第８図の状８）に復帰
する。

なお、上記したワーク移し替えの過程においては１回転
体１６が常に回転し続けているため、前記回転体１６に
乗ったワーク１が進行する搬送治具１２によって払い落
されることはない。

さらに、前記回転体１６の両側では、粗削り用砥石１７
．１７および仕上げ用砥石１８．１８が夫々のモータ２
９．２９．３０．３０で回転しており、突部１６ａに係
合した状態で移動するワーク１は、各砥石１７，１７．
１８．１８の間を順次通過して円弧側面１ｂを研削され
る。

そしてさらに、仕上げ研削を終えたワーク１は１寸法測
定装置ｇ１２１内を通過し、ベルトコンベア４２上に搬
出される。

なお、前記寸法測定装置２１によって精度が不良である
と判断されたワークは、例えば前記寸法測定装置２１か
らの信号で作動する選別装置などによって除外されるよ
うになっている。

また、上記実施例で説明したように、押えプレート３２
と支持プレート３３とから成る移し替え装置２０を設け
た構成としたため、比較的間車な構造をもってレール１
１から回転体１６へ移動するワーク１の姿勢を正しく保
つことができ、且つ前記ワーク１を落下させることなく
確実に移し替えることができる。

さらに、上記実施例にあっては、コネクティングロッド
をクランクシャフトに連絡する際に用いる略円弧形状の
コンロフトキャップをワークとして説明したが、ワーク
の形状が限定されることはなく、その他の形状に応じて
レール１１および回転体１６の突部１６ａの形状を変更
することができる。

（発明の効果）以上説明してきたように、この発明の研削装置によれば
、ワーク搬送用のレールに沿って前記ワークを押動する
搬送治具を一定の間隔で設けた搬送装置と、前記レール
の両側に研削用砥石を配設した第一研削装置と、前記レ
ールに沿った搬送方向を略直角方向に変換してワークを
搬送する回転体と、前記回転体の両側に研削用砥石を配
設した第二研削装置と、前記レールから前記回転体にワ
ークを移し替える移し替え装置とを備えた構成としたた
め、例えば従来においてワークの姿勢を安定させるため
に個々のワークに取付けていたクレードルが不要になり
、工数を大幅に削減でさると共に、全自動運転による研
削を行うことができるので、その結果、製品の精度の向
上および生産性の向上などの優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はワークの形状を説明する正面図、第２図は従来
における研削装置にワークを供給するに際してワークを
クレードルに固定した状態を説明する斜視図、第３図は
この発明による実施例を説明する研削装置の平面図、第
４図は第３図に示す研削装置の正面図、５４５図は第３
図に示す研削装置の側面図、第６図はレールに沿って移
動するワークの状態を説明する斜視図、第７図は回転体
の回転によって移動するワークの状態を説明する側面図
、第８図は移し替え装置の構造を説明する側面図、第９
図はワークが押えプレートに当接した状態を説明する側
面図、第１０図はワークを回転体に移し替えた状態を説
明する側面図である。１・・・ワーク１０・・・研削装置１１・・・レール１２・・・搬送治具１３・・・搬送装置１４・・・研削用砥石１５・・・第一研削装置１６・・・回転体１７・・・粗削り用砥石（研削用砥石）１８・・・仕上
げ用砥石（研削用砥石）１２・・・第二研削装置２０・・・移し替え装置３２・・・押えプレート３３・・・支持プレート特許出願人　　　　日産自動車株式会社代理人弁理士　
　　小　　塩　　　　豐第１図第２図ｈ第８１！ｉ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ワーク搬送用のレールに沿って前記ワークを押動
する搬送治具を一定の間隔で設けた搬送装置と、前記レ
ールの両側に研削用砥石を配設した第一研削装置と、前
記レールに沿った搬送方向を略直角方向に変換してワー
クを搬送する回転体と、前記回転体の両面側に研削用砥
石を配設した第二研削装置と、前記レールから前記回転
体にワークを移し替える移し替え装置とを備えたことを
特徴とする研削装置。
（２）移し替え装置が、搬送治具との間でワークを挟持
する押えプレートと、前記押えプレートをレール方向に
付勢保持すると共に他の搬送治具に当接する当接部を有
し且つ前記レールの方向に揺動可能に設置された支持プ
レートとから成ることを特徴とする特許請求の範囲第（
１）項記載の研削装置。