JPS6144354A - イノシンの定量法 - Google Patents

イノシンの定量法

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JPS6144354A
JPS6144354A JP16626284A JP16626284A JPS6144354A JP S6144354 A JPS6144354 A JP S6144354A JP 16626284 A JP16626284 A JP 16626284A JP 16626284 A JP16626284 A JP 16626284A JP S6144354 A JPS6144354 A JP S6144354A
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JP
Japan
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inosine
antibody
antigen
reaction
hydroxyl group
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JP16626284A
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Tomoichi Sato
佐藤 朝一
Shinji Sakata
紳二 坂田
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Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/536Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with immune complex formed in liquid phase
    • G01N33/537Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with immune complex formed in liquid phase with separation of immune complex from unbound antigen or antibody

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イノシンをイムノアッセイにより定mする方
法に関するものである。
アデノシンが生理活性物質として生物科学の広イ分野+
c オいて研究、評価されているが(AnnRevBi
ochem、、 47 、  p655 、1978 
) 、これに伴すLXアデノシンの異化代謝産物である
イノノ7の生体内動態の研究もまた重要性を帯びつつあ
る。
例えばイヌおよびモルモットの心臓標本における酸素分
圧低下時や各種薬物刺激時のイノシン血中濃度(pfl
■gers Arch、、 869 、1) 1.19
77  )((irc、 Res、 53 、 p63
6 、1983) 、分娩時の贋帯血中4/シフ1m度
(Br、 J、 Qbstet、 Gynaecol。
88.1)181.1981)が報告され、基礎と臨床
の両面からイノシン測定の意義が検討されている。
従来、イノシンの測定法としては原理的に異なるいくつ
かの方法が報告されているが、その中から生体試料中の
イノシンの定量に実用的なものを以下に列挙する。
(1)プレラベル−薄層クロマトグラフィー法:この方
法はあらかじめ14C−アデニンを投与して細胞内アデ
ニン化合物を14Cでラベルしておいてから実験を行い
、試料を調製し、活性炭を用いて精製した後薄層クロマ
トグラフィーを行い、イノシンのスポットに存在する1
4Cを計測し、14cmアデニンの比放射能からイノシ
ンの化学mを求める方法である。この方法は放射性同位
元素(14C)を使用する過程が長く、また試料の精製
や薄層よりのスポットのかきとり等、操作の段階が多い
のが欠点である( pfll@gersArch、 3
69 、 I)1.1977 )。
+2)  プリンヌクレオシドホスホリラーゼ法:試f
4中のイノシンをリン酸の存在下でプリンスフレオシド
ホスホリラーゼの作用によってヒボキサンチンとし、次
いでヒボキサンチンにキサンチノオキシダーゼを作用さ
せ、生じた過酸化水素をペルオキシダーゼを用いる蛍光
法で定量する方法である。この方法は試薬の添加回数お
よび反応の段階が多いことや測定感度が20 pmol
 /チューブと低いなどの欠点がある( AnalBi
ochem、、 95. p877 、 1979 )
(3)高速液体クロマトグラフィー法:逆相高速液体ク
ロマトグラフィーでイノシンを検出し、紫外部吸収度に
基づいて定量する方法である。この方法は、試料をアニ
オン交換クロマトグラフィーで前もって精製する必要が
あることや低濃度の試料には測定感度が不十分であるな
どの欠点かある( J、 (:hromatogr、、
 226. p202.1981 )。
一方、近年生体内の微坦物質を定量する方法としてラジ
オイムノアッセイ法、エンザイムイムノアノセイ法、蛍
光イムノアッセイ法などのイムノアッセイ法が開発され
、種々の生体内物質の定量に応用されているが、イノシ
ンの定量にイムノアッセイ法を応用した報告はまだ知ら
れていない。
イムノアッセイ法は、試料中の測定対象物質と既定mの
標識リガンドとを既定量の抗体に対して競合的に反応さ
せ、その後抗体に結合した標識リガンドもしくは遊離の
(未結合の)標識リガンドの標識Mを測定して試料中の
測定対象物質を定量する原理に基つく方法である。
本発明者らは、イノシンをイムノアッセイにより簡便か
つ高感度に定量する方法を確立すべく種々研究を重ねた
。その結果、 ■ 水系または水−有機溶媒系でイノシンに対して有機
三級アミンの存在下で無水コハク酸などの酸無水物を反
応させると、アシル基が導入される可能性のある6位水
酸基、2′位水酸基、γ位水酸基および5′位水酸基の
うち、意外にも2′位水酸基および3′位水酸基に対し
て優先的にアシル化が進み、適当な反応条件下では約8
5%以上の収率で2’、3’−ジアンルイノン/が生成
すること、 ■ 上記のようにイノシンをジカルボン酸の酸無水物に
よってアシル化して得られる、たとえば2’、3’−ジ
サクンニルイノシンと、担体蛋白とを縮合剤によって縮
合させ、抗原を作製し、これを動物に免疫させれば、感
度の高い抗イ/ンン抗体が得られること、 ■ かくして得られる抗イノソン抗体は、イノシンに対
しては全(結合能がなく、その反面、2′、3′−ジア
シルイノシ/に対してきわめて特異的に親和性と高い結
合能を有すること、■ 試料中のイノシンを2’、8’
−ノアンルイノシンに導びき、2′位および3′位水酸
基かアシル化された標識イノシンとともに該抗イノ7)
抗体に反応させると、相互の濃度に依存する競合的な抗
原抗体反応が生起し、高感度のイムノアノセイが可能で
あること などの知見を得、これらの知見を総合することにより本
発明方法を完成するに至った。
すなわち、本発明方法は、 ■ 液体試料およびイノシン標準溶液にアシル化試藁を
添加反応させてイノシンの2′位水酸基および3′位水
酸基をアシル化し、 ■ 該アシル化反応終了液に緩衝液を加えて希釈した後
、(イ)これらに、(ロ)既定量の標識2’、3’−ジ
アシルイノシンと、(ハ)イノシンのr位置酸uおよび
3′位水酸基と担体蛋白とをジカルボン酸残基を介して
結合させてなる抗原によって得られた抗イノンン抗体の
既定量とを混合して抗原抗体反応を行なわせ。
■ 次いで反応液中の遊離の標識イノシンと、抗イノシ
ン抗体に結合した標識イノシンとを分離し、いずれかの
標識量を測定することにより試料中のイ/ンン含mを算
出する という操作手段からなるイノシンの定員法である。
本発明方法によれば、その最適実施態様では、度かつ高
精度のイノシンの定1が可能である。また、血液、尿な
どの体液試料は除蛋白やイノシンの単離精製のための前
処理を必要とせす、組織試料についても酸抽出液をその
まま本発明方法のアッセイに供することができる。
以下、本発明の具体的構成および効果について本発明方
法の操作手順にしたがって詳細に説明する。
〔1″]  i11定試料の調製 生体試料の調製については特に制約されるものではない
。血漿、髄液、尿などの体液試料は前処理を必要とせず
、そのまま直接法のアシル化反応に適用できる。しかし
、血漿試料の場合は、採血後経時的にアデノシンデアミ
ナーゼによるイノシンの生成やスフレオシダーゼによる
イノシンの分解消失によって濃度変化が生しるが、前者
はマンガンイオン(10mM)の添加、後者は低温(0
°C)保存によって阻止することができる。−膜組織は
酸(たとえば、塩酸、過塩素酸、トリクロル酢酸なと)
で除蛋白、抽出を行ない、中和してアシル化反応に適用
する。
〔D  抗イノンン抗体の調製 本発明方法における抗イノシン抗体は、抗原としてイノ
シンの2位水酸基および3′位水酸基と担体蛋白とをジ
カルボン酸残基を介して結合させてなる抗原を用いて動
物に免疫させることにより調製することができる。
抗原のジカルボン酸残基の具体例としては、コハク酸残
基、グルタル酸残基などが挙げられる。
また、担体蛋白には、血清アルブミン、グロブリン、ヘ
モノアニン、オバルフ゛ミン、フイブリノーゲ7などが
適用されつるが、血清アルブミンが一般的に用いられる
抗原の調製は次のとおり行えばよい。
■ イノシンの2’、3’−シアツル化イノソンに、水
または水−有機溶媒(たとえば、ビリノン、ジオキサン
、アセトン、アセトニトリル、ジメチルスルホキッド、
ジエチレンゲルコールジメチルエーテル、ヘキサメチル
ホスホルトリアミド、テトラハイドロビラン、テトラハ
イドロフラン、メチルセロソルブアセテートなど)混合
溶媒中で、ジカルボン酸の酸無水物(たとえば、無水コ
ハク酸、無水グルタル酸など)を有機三級アミン(たと
えばトリエチルアミン、4−モルホリノ−N、  t(
−ジンク0ヘキゾル力ルポキサミンなど)の存在下反応
させる。
反応は室温下で数秒〜士数分で十分で十分進行、する。
■ 2’、3’−ジアシルイノシンと担体蛋白との縮合 2’、3’−ジアシルイノシンのア/ル基残基の遊離の
カルボン酸部分と担体蛋白のアミノ基などとを縮合反応
させる。縮合反応には特に制約されず、たとえば、シン
クロへキンルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド(EDC)
、1−エチル−3−(3−ジエチルアミノプロピル)−
カルボジイミド、1−ソクロへキンルー3−(2−モル
ホリノエチルクーカルボジイミド、N−メチル−N、N
’−ジt−プチルカルポジイミノウムテトラフルオロホ
ウ酸塩などのカルボジイミド試薬の存在下で両者を縮合
させるカルボジイミド法などを適用すればよい。さらに
縮合剤としてウッドワード試薬Kを用いる方法、酸無水
物法などを適用することもできる。縮合反応の条件は常
法による。
抗体は、上記のようにして得られる抗原を常法によって
、ウサギ、ラット、ヒツジ、ウマ、ウソなどの動物に免
疫させることにより産生させることができる。抗体とし
ては、このような動物から採取される抗血清を用いるこ
とができる。また、抗血清から抗体を精製してもよいし
、抗体をベプノンなどの酵素処理することにより得られ
るF(al)’)2  フラグメント、さらに2−メル
カプトエチルアミンなどの還元剤処理して得られるFa
&フラグメントなどの抗体活性画分も用いつる。
また、免疫動物の抗体産生細胞とミエローマ細胞とを公
知の方法により細胞融合させ、得られた融合細胞(ハイ
ブリドーマ)をin ■】tro  あるいはin v
ivoで増殖させて得られるモノクローナル抗体を使用
することもてきる。
さらに、抗体は、液相法によるアッセイ用には各種緩衝
液溶液または凍結乾爆物として、週製されるが、固相法
によるアッセイ法用には不溶1コ[担体に固相化して調
製される。
抗体を固相化させる不溶性担体としては、/リコーン、
ガラス、セラミック、ポリスチレン、スチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、
架橋ポリアクリルアミド、CMセルロース、DEAEセ
ルロース、架橋デキストランなどの一般のイムノアッセ
イで用いられつるものを適用すればよい。担体の形状は
特に昭定されず、ラテックス状、粒子状、チューブ状な
どのいずれでもよい。不溶性担体に抗体を固相化させる
方法も公知の方法によればよく、たとえば直接物理的に
吸着させる方法、グルタルアルデヒド、2.2〜ジピリ
ジルサルフアイド、p、p′−ジフルオロ−ml m−
ジニトロンフェニルスルホンなどの二官能基性の化学結
合剤を介して化学的に結合させる方法か適用される。
〔ut)  標識2’、3’−ジアンルイノソンの調製
1ak2’、3’−ジアシルアデノシンの標識物質とし
てはラジオアイソトープ、酵素、蛍光物質、化学発光物
質などイムノアッセイの標識物質としてイ 一般に用いられているもので、11シンへの標識化が可
能なものを適用することができる。たと手ρ℃ 511ら酵素の活性フラグメントなど、標識用蛍光物質
としてはフルオレセイン、ローダミンナトカ用いられる
うこれらの標識化方法は公知の方法に準じて行うことが
できる。
たとえば 3Hを標識に用いる場合は、市販の8H−ア
デノシンを7デノンンデアミナーゼで処理して得られる
 3H−イア□シンを用いて、その2′位水酸基および
3′位水酸基をアソル化すればよい。尋人されるへきア
シル基の種類は、抗体の作製に用いられた抗原のハプテ
ンと担体蛋白の結合部分のジカルボン酸残基の種類に応
して選択される。たとえば、抗原がコハク酸残基を有す
るものである場合には、サクンニル基が最も好適に選択
される。
またサクンニル基と構造を類似する他のアシル基、たと
えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、グルタ
ル基などもアッセイの測定感度か低下するものの使用す
ることは可能である。アシル化の方法条件は、抗原作製
の偵の記−戒に阜する。こまた、放射性ヨードを標識に
する場合は、イノシンの2′位水酸基および3′位水酸
基にア/ル基としてジカルボン酸残基を導入し、遊離の
カルボッ酸部分にさら1こたとえばチロ7ンメチルエス
テルなどを結合させ、このベンゼン環に放射性フードを
標識する手段などが採用される。
[ff)  試料および標準溶液のア/ル化アシル化反
応は、前記の抗原作製時のイノ7ノのア/ル化反応に準
しる。すなわち、試料および標準溶液に対して、酸無水
物とa機三級アミンを添加することによりアシル化が行
われる。
酸無水物のgITAは、標識2’、3’−ジアシルイノ
シンのアシル基に準して同様に決定すればよい。
このような試料および標準溶液のアシル化に際しては、
酸無水物を一定の試薬形態として調製してお(ことが、
その定量操作性上好ましい。調製形帖としては、粉末態
であってもよいが、予め有機溶媒溶液とした方が有機三
級アミンおよび試料との混和性にすぐれており、取り扱
いが容易である。
何機溶媒および有機三級アミンの種類についても前例に
よる。酸無水物と有機三級アミンとを同一溶媒溶液中に
共存させておくと、両者が反応して24時間経過時では
そのアシル化能は半減する。
したがって、試薬の安定性が求められる試薬キットなど
に両試薬を組み入れる場合は、それぞれを別封にする必
要がある。
試薬の使用量はその種類に応じて適宜に決定すればよい
が、たとえば試薬100μlに対して酸無水物20〜4
0μmol、有機三級アミン5〜10μeに有機溶媒を
加えて100μe としたものを用いればよい。
アシル化反応条件も室昌で数秒〜士数分て十分である。
たとえばイノシン5μmol を添加した生Fl’ 食
塩水または各種試料に対してサクノニル化を行なった時
の2’、3’−ジサクノニルイノ7)の収率を高速液体
クロマトグラフィーによって求めた結果を第1表に示す
〔v〕  抗原抗体反応 アシル化反応後、測定試料は緩衝液を用いて通常5〜l
O倍に希釈する。イノシン標準液は希釈用緩衝液(通常
、アシル化試薬を5〜1096含有する緩衝液)を用い
て順次倍数希釈して、抗原抗体反応に供する。
緩衝液としては、抗原抗体反応を安定に進行させつるも
のであれば適用可能である。本発明方法においては、特
にpH5〜8の0.1〜0.5Mイミダゾール緩衝液が
好適に用いられる。抗原抗体反応を阻害する非特異性因
子や未反応のアシル化試薬等の影響を実質的に排除でき
る工夫を施せば、他の緩衝液、たとえば酢酸緩衝液、ク
エン酸緩衝液、りん酸緩衝液などの使用も可能である。
抗原抗体反応は、既定量の可溶性もしくは不溶性抗イノ
シン抗体に対して測定試料中の゛τ、3′−ジアンルイ
ノシンと既定量の標識2′、8’−シアツルイノシンと
を同時もしくは相前後して添加して行なわれる。標識2
’、3’−シアツルイノシンの化学mは、たとえば 8
H−2’、3’−ジサクシニルイノシンの場合0.5〜
1 pmol / tube  とするのが最適である
抗原抗体反応は、通常、0〜10’C16〜48時間、
好ましくは12〜24時間の条件下で行なわれる。
〔■〕 測定 抗原抗体反応が終了した後、抗体に結合した標12’、
3’−ジアンルイノンン(以下rBJと称する)と結合
しなかった遊離の標識z、3゛−ノア/ルイノシン(以
下CF)と称する)とを常法により分離し、そのいずれ
かの標識量を測定する。
固相法の場合にはrBJとrFJとの分離は、吸引、傾
瀉、ろ過などの方法により容易に行われる。液相法の場
合には、適当な分離剤を用いる方法により両者の分離が
行われる。適用される分離法としては、たとえば抗イノ
ンン抗体またはそのF(atr)2 もしくはF a 
b’フラグメントに対スる第二抗体を第−抗体作製時の
免疫動物とは異拝の動物に免疫させて作成し、得られた
第二抗体を用いてrBJを吸む沈澱化させる方法、ある
いは第二抗体を適宜な不溶性担体に固相化してこれにr
BJを結合させる方法などの二重抗体法をはしめ、デキ
ストランでコートした活性炭(DCC)によりrFJを
吸着分離する方法、ポリエチレンゲルコールでrBJを
沈澱分離する方法、硫酸アンモニウムを用いてrBJ 
とrFJとを分画する塩析法などが適用できる。これら
の分離剤による分離操作はそれぞれ公知の方法1ζよれ
ばよい。たとえば、DCCの場合は、抗原抗体反応終了
液にDCCを加えて遠心分離すれば、上清にrBJを回
収することができ、その上清を放射能測定に供すればよ
い。
標!a量の測定は、各標識物質の種類に応じて公知の手
段を採用して行う。たとえば放射能屋の測定は、液体ン
ンチレーションカウター、ガンマーカウノターなど標識
に用いられた放射性元素の放射能mを測定することがで
きる機器を用いて行なえばよい。酵素量の測定は、その
酵素の種類に対応する基質溶液を用い、酵素反応に伴な
う物質の消費、生成のmもしくは速度を電気化学的、分
光光学的、蛍光的手法などによって測定することにより
行われる。
生体試料中のイノシン含量は、試料に対する標識nの測
定値から下記の式によって結合率= B/T□□□値を
求め、同様に各種濃度の標準溶液の標!1里α1定値か
ら求めたB/Ttfl値を縦軸に、横軸に片対数で濃度
をとってプロットして作成した標準曲線に、試料のB/
T(至)値をプロットすることにより求めることができ
る。
(Tl−(BL) (Bl・・・生体試料または各標準溶液の標識量平均測
定値 CBLL・・ブランク平均値 FT+   総標識量平均測定値 本発明方法による生体試料の測定における正当性を希釈
、添加実験結果で示す。なお、定量操作の方法条件、試
薬は後記実施例と同様にして行なった。
(1)血漿試料の場合(ロー3 平均値上標準偏差)(
2]  肝油出液の場合(n=3 平均値上標準偏差〕
以下、本発明方法の実施例を挙げて、本発明方法のより
具体的な説明とする。ただし、これらは実施態様の一例
を開示するものであり、本発明を限定するものではない
実施例 (1〕  定型試薬の調製 ■ 抗イノシン抗体の作製用抗原の調製イノシン7gを
蒸留水500 mlに溶解させ、これに無水コハク酸2
09、ジオキサン450m1゜トリエチルアミン50 
mlを加えて室温で10分間撹拌反応させた。反応液に
蒸留水11を加えて反応を停止させ、減圧上濃縮した後
、濃縮液を連相カラムクロマトグラフィー(prepp
ackカラム)にかけて得られた目的とする画分を凍結
乾燥し、2゜3′−ジサクシニルイノシン8.459を
得た。
核磁気共鳴スヘクトル  δ(ppm)(DMSO−d
6)8、28 (S、 1.8−H) 8.18 (S
、 1.2−H) 6.30 (d、 1.J=5.4
.1’−H)5.88 (t、 t、 J=5.4.2
’−H) 5.65 (m、 1.3’−H)4.47
 (m、 1.4’−H)  3.92 (bd、 2
.5’−H)(J         tJ 2’、3’−ジサクシニルイノシン200119、ヒト
血清7 ルブミン1oolllF、EDC(塩酸塩)1
00my +c酢酸緩Wji(jt (pH5,5) 
ヲ加エテ総ffi 30 mlにし、室温で20時間反
応させた。反応液を4°Cにて0.996生理的食塩水
201に対して48時間流水透析した。透析内液につい
てU■吸収スペクトルから2’、8’−ジサクシニルイ
ノシン/ヒト血清アルブミンのモル比を求めたところ9
.3であった。
■ 抗イノシン抗体の作製 上記の抗原溶液を等量のコンプリート・フロインズ・ア
ジュバントと混合し、油中水滴乳剤として家兎の背側及
内にアルブミンmとして0.2qずつ10日おきに8回
投与し、さらに3o日後投与を2回繰返した。採血後、
遠心分離して得た血清に50 mM酢酸緩衝液(1)H
6,5)を加え抗イノシン抗体試薬とした。
■ 放射性元素標識2’、3’−ジサクンニルイノシン
の調製 (2,8−3H)アデノノン(NEN社製、比放処理で
(2,8−3H)イノシンに変換させ、50mM酢酸緩
衝M (1)H6,5) テ100倍に希釈し、この溶
i& 1 atに無水コハク酸4oη、ノオキサ70.
9at、トリエチルアミン0.1 mlを加えて室温で
5分間反応させた。反応後、0.3 Mイミダゾール緩
衝液(pH6,5)を313xl加えて最終的に3H−
7,3−ジサクンニルイノシン2゜5μc1io、 s
 Mイミダソール緩衝O(pH6,5)  10mlト
LT3H−2’、3’−ジサクシニルイノシン試薬とし
た。
■ 測定試料の調製 SD系ラットから採取した血液に、10 mM塩化マン
ガンを加え、低温下遠心分離して上清を血漿試料とした
■ サクシニル化試薬の調製 無水コハク酸40(lv/ジオキサン9 mlとトリエ
チルアミン1 ztを混合してサクシニル化試薬を調製
した。
■ 希釈用緩衝液の調製 0.3Mイミダゾール緩衝液(pH6,5)、蒸留水お
よびサクシニル化試薬を8+1:1に混合して希釈用緩
衝液を調製した。
■ BF分離用試薬の調製 活性炭5ooay、ウシ血清アルブミン500q、デキ
ストラン75ηを蒸留水50m1中で混合してDCCを
調製し、この2倍希釈液を分離用試薬とした。
〔2〕  定量操作 ■ 試料および標準溶液のサクノニル化イノシン溶液(
8200pmol/水1s+t)100μaを小試験管
に採り、サクシニル化試薬100tte と混合し、5
分間室温に放置した後、03Mイミダゾール緩衝液(p
H6,5) 800μeを加えて2’、3’−ジサクン
ニ/Lフイノ’/ 7 (82pmo17100μN)
標準液1m1CNαI)を調製した。
小試験管8本(Nα■〜■)に希釈用緩衝液を500H
gずつ分注し、2’、8’−’ジサクノニルイノシン標
準液50011eをNnlの小試験管に加えて混合した
。以下順次倍数希釈を行ない、次に示す各O度(/lo
oμe)の2′、コーサクシニルイノソノ標準液を調製
した。
s  pmol(bl)、  4  pmol (NQ
IY)2  pmol (Nu Y )、  1  p
mol (Nu ■)0、5  pmol (Ha■)
、0.25  pmol (Ncti)0.125 p
mol(NaD[)、 血漿試料100μgを小試験管に保り、これにサクシニ
ル化試薬100μeを加えて混合し、5分間室温に放置
した後、0.3Mイミダゾール緩衝液(pH6,5)8
00μlを加えた。
■ 抗原抗体反応 小試験管を次のように準備した。
総カウント用   2本  Na 1.2ブランク用 
    2本  Nα3.4ゼロ用      2本 
 Nα5.6標準溶液用   18本  尚7〜24血
漿試料用    2本  Nci25.263H−2’
、3’−ジサクノニルイノシン試薬を+00μeずつN
α1〜26の試験管に分注した。
μカウント用(Nα1.2)、ブランク用(Nα3、4
)、ゼロ用(Nα5.6)の各試験管に希釈用緩衝液1
00μeずつ加えた。
標準溶液用試薬管(Nα7〜24)にz、J−ジサクノ
ニルイノンン標準液NCLl〜■を100μeずつ加え
た。
血漿試料用試験管(N(125,26)にサクシエル化
した血漿試料100μeを加えた。
ゼロ用、標準溶液用、血漿試料用試験管(Nα5〜26
)に抗イノンン抗体試薬を100μβずつ添加し、混合
後18時間氷水中1と放置した。
総カウント用、ブランク用試験管(漱1〜4)に0.3
Mイミダゾール緩衝液を100μgずつ添加し、混合後
18時間氷水中に放置した。
■ 放射能量の測定およびイノシン含旦の算出縁カウン
ト用以外の試験管に、分離用試薬GOOμeずつ加え、
8000 rpm、5分間遠心分離した。
総カウント用試験管に水500 pHを加え、混合した
各試験管から上清を500μEずつ採り、放射能測定用
試験管に移し、液体ソンチレーノヨンカウンター(アロ
カ社製、液体ンンチレーションスペクトロメーター)で
各放射能を測定した。
測定値に基づいて結合率B/T□□□を計算した。
その結果を第4表に示す。
これらの値から標準曲線(第1図参照)を作成し、これ
を用いて血漿試料中のイノシン濃度を求めた。その値は
5.5 pmoj/1ube、560 pmol/ m
l血漿てあった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例において作成された標準曲
線であり、縦軸は抗体結合率(B/T(ト))、横軸は
イノシン濃度を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)試料中のイノシン含量をイムノアツセイにより定量
    する方法において; (1)液体試料およびイノシン標準溶液にアシル化試薬
    を添加反応させてイノシンの2′位水酸基および3′位
    水酸基をアシル化し、 (2)該アシル化反応終了液に緩衝液を加えて希釈した
    後、(イ)これらに、(ロ)既定量の標識2′,3′−
    ジアシルイノシンと、(ハ)イノシンの2′位水酸基お
    よび3′位水酸基と担体蛋白とをジカルボン酸残基を介
    して結合させてなる抗原によつて得られた抗イノシン抗
    体の既定量とを混合して抗原抗体反応を行なわせ、 (3)次いで反応液中の遊離の標識イノシンと、抗イノ
    シン抗体に結合した標識イノシンとを分離し、いずれか
    の標識量を測定することにより試料中のイノシン含量を
    算出する ことを特徴とするイノシンの定量法。 2)抗イノシン抗体を得るための抗原においてイノシン
    と担体蛋白とを結合させるジカルボン酸残基がコハク酸
    残基である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3)アシル化試薬が酸無水物と有機三級アミンからなる
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 4)酸無水物が無水コハク酸である特許請求の範囲第3
    項記載の方法。 5)標識2′、3′−ジアシルイノシンが標識2′、3
    ′−ジサクシニルイノシンである特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
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