JPS6143774B2 - - Google Patents

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JPS6143774B2
JPS6143774B2 JP54095808A JP9580879A JPS6143774B2 JP S6143774 B2 JPS6143774 B2 JP S6143774B2 JP 54095808 A JP54095808 A JP 54095808A JP 9580879 A JP9580879 A JP 9580879A JP S6143774 B2 JPS6143774 B2 JP S6143774B2
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JP54095808A
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JPS5619538A (en
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Satoru Koizumi
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Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPS6143774B2 publication Critical patent/JPS6143774B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、磁気テープの反転走行操作可能な
テープレコーダ等の録音切換機構に関する。
オートリバースは、リール・ツー・リール方式
のテープレコーダに於いて、磁気テープの往方向
の走行終了後、自動的に磁気テープを復方向に走
行させ得るものであり、操作上、非常に便利であ
る。また、オートリピートは、磁気テープをある
一定区間往復走行させるものである。しかし、こ
のように、磁気テープを録音状態又は再生状態を
維持したまま、反転走行させるとき、一つの間題
を生じる。
即ち、録音状態に於いては、固定消去ヘツドが
上下動可能な録音ヘツドよりも磁気テープの往方
向走行時このテープに関して上流側に一個のみし
か備えられていないものにあつては、磁気テープ
の復方向走行時には、この固定消去ヘツドを非作
動状態にする必要があり、このため、複雑な電気
的制御回路、高価なプランジヤを使用している。
これは、磁気テープの復方向走行にあつては、消
去ヘツドが録音ヘツドに対して磁気テープ上、下
流側に位置することとなつて、往方向に既に録音
した録音内容が全てその消去ヘツドで消去されて
しまうからである。
勿論、この場合は、片道録音を行う方式のテー
プレコーダであつて、反転走行は再生状態にのみ
行わせており、録音に要する消去ヘツドは一個で
充分であるという構造のものであるから止むを得
ないものとされている。即ち、往路、復路のいず
れにおいても録音する方式のテープレコーダにあ
つては、録音ヘツドの両側に消去ヘツドを1個ず
つそれぞれ備えておつて、消去ヘツドの作動又は
非作動を選択的に制御することによつて、往路、
復路のいずれにおいても録音できる。
従つて、間題は、片道録音を行うものであつ
て、磁気テープを反転走行させる方式のテープレ
コーダに存している。この発明は、オートリバー
スのような方式のテープレコーダでの片道録音さ
せるため消去ヘツドを一個のみしか備えていない
ものに於ける機構上、電気回路上の構成を簡単化
し得るようにした録音切換機構を提供することを
目的とする。
即ち、この発明は、要約すれば、磁気テープの
反転走行操作可能なテープレコーダ等の録音切換
機構に於いて、前記反転走行操作によつて、磁気
ヘツドの高さ位置を切り換えるよう移動動作する
ものであつて、かつ、適処に録音操作に関する部
材と係合し得る係合部を有する切換板を備えてお
つて、録音中は、前記録音操作に関する部材が前
記係合部と第一の係合状態を維持することによつ
て前記切換板の前記移動動作を阻止し得るととも
に、録音中でないときは、前記録音操作に関する
部材が前記係合部と第二の係合状態を維持するこ
とによつて録音操作を行い得ないような構成とな
していることを特徴とするものであつて、切換板
を移動させた後は、録音を不能とするか、又は、
録音中のヘツド切換えを行い得ないようにするた
めの機構を極めて簡単な構成にてなし得ることが
できるものであるとともに、そのための制御に要
する電気回路も不要として、完全に機戒的機構の
みでその所要の動作を可能としたものである。
以下、図面を参照して、この発明の一実施例を
詳細に説明する。
第1図は、この発明の実施例に係るテープレコ
ーダの録音切換機構を含むこのテープレコーダの
要部平面図、第2図は第1図A−A′線から矢符
方向に見たときのこのテープレコーダの要部側面
図であつて、之等の図について説明すると、1は
矢符G方向及びこの方向とは反対方向のいずれの
方向にも摺動し得る摺動基板であり、この摺動基
板1は、この出願人が昭和54年3月27日付で実用
新暗登録出願している実願昭54−41617号及び実
願昭54−41618号(考案の名称「磁気記録再生装
置の磁気ヘツド調整機構」)に係る明細書及び図
面に記述する処の構成、即ち、支持ボス2,3、
穴4、軸受板5、調整板6、支持軸7、ビス8、
発条9、調整ネジ10、作動アーム11、支持穴
12,12′,13,13′、ヘツド台板14、磁
気ヘツド18、ビス19、支持軸20、発条2
1,22、アジマス調整ネジ24,25、下方位
置調整ネジ26、上方アジマス調整ネジ27、等
を有しており、之等の構成2乃至27の詳細な動
作の説明については当該明細書及び図面を参照す
るとよく、要するに、この摺動基板1上の磁気ヘ
ツド調整機構は支持軸20を支点とする作動アー
ム11の所定方向の回動操作によつてこの作動ア
ーム11の端部に枢設した磁気ヘツド18の高さ
を変じさせ得るものであつて、作動アーム11を
支持軸20上の所定部位に常時発条22の弾発力
を利用して安定的に付勢するとともに、更に、発
条9の弾発力を利用して作動アーム11を支持軸
20を中心に反時計方向に付勢することによつ
て、作動アーム11を所定方向に回動操作した後
の磁気ヘツド18の高さ位置が安定的に維持され
得るように構成されているものである。
32は、切換アームであつて、この切換アーム
32は摺動基板1に植立固定の枢軸1Dを中心と
して揺動自在に構成されるとともに一端におう部
32aを、また、他端に折曲係合部32bを、
夫々有している。この切換アーム32の一端に於
けるおう部32aに、作動アーム11の受力部1
1Dが挿入しているため、切換アーム32が枢軸
1Dを中心に揺動すると作動アーム11は第2図
の矢符E方向又はこれとは反対方向に回動し、ま
た、切換アーム32の他端に於ける折曲係合部3
2bが切換板34のおう部内壁34bを圧接する
方向にこの切換アーム32は引圧発条33によつ
て枢軸1Dを中心として反時計方向の回動力を常
時付与されている。尚、この発条33は切換アー
ム32の他端の発条掛け部32Cと切換板34の
第1図右端上方突部の発条掛け部34Cとの間に
縮設装架されている。切換板34は、摺動基板1
に植立固定された2個のガイドピン1E,1E
を、夫々、緩挿させた互いに長径方向が同じ長穴
34a,34aを有しておつて、かつ、引圧発条
36によつて、常時、矢符C方向に付勢されてい
る。この発条36は摺動基板1に於ける発条掛け
部1Fと切換板34の左端に於ける発条掛け部3
4Dとの間に装架されている。また、この切換板
34の第1図に於ける下端中央域に形成した突出
部はその先端部を左方に折り曲げてなる折曲端部
を有しておつて、その折曲端部に植立固定の軸3
4Eにはローラ35が回転可能に取着されてい
る。尚、このローラ35は、切換板34が矢符C
方向に摺動したとき、切換板37の右端37Cと
係合し得る処に配置されている。切換板34は、
磁気ヘツド18の下方位置調整ネジ26、下方ア
ジマス調整ネジ27の夫々の下端が摺動基板1の
面上に当接するまで作動アーム11の受力部11
Dを矢符E方向に回動させるように切換アーム3
2を枢軸1Dを中心に右回動(矢符D方向)させ
るべく、発条36の引圧力を利用して、切換アー
ム32をその内壁34bと前記折曲係合部32D
を介して付勢する構成になつている。31は消去
のための磁気ヘツドであつて、この磁気ヘツド3
1は、摺動基板1上の支持軸1Cにビス31aに
よつて固定されており、録音又は再生の状態に於
いて磁気テープ(第5図参照。)に摺接し得るも
のである。摺動基板1は、固定基板30の面上に
植立固定のピン30a,30a,30aの夫々が
挿入されているガイド長穴1a,1a,1aを有
している。また切換板37は、固定基板30に植
立固定のピン30D,30Dが挿入されている長
穴37b,37b(いずれも矢符C又はF方向に
長径を有する。)を有しているとともに右方下端
部の突出部に於ける発条掛け部37aと固定基板
30の発条掛け部30Cとの間に装架されている
発条41によつて常時矢符C方向に付勢されてい
る。そして、更に、この切換板37は、その中央
域に矢符G方向に長径を有する長穴37Dを有し
ておつて、この長穴37Dには、固定基板30に
固定の枢軸30Eを中心として揺動自在の曲臂4
0の一方の腕に形成したピン40aが挿入されて
いるとともに、中央域より若干左方の下端部にお
う部37Eを有している。この切換板37のおう
部37Eは、録音操作レバー48の面上に植設し
たピン48Dの矢符G方向への移動の阻止を制御
すべく切換板37の矢符C又は下方向の摺動位置
に対応して、そのピン48Dの進路上に位置する
か、又は、位置しないような位置に構成されてお
り、同時に、録音操作レバー48を矢符G方向に
押圧操作して、ピン48Dがその切換板37のお
う部37Eに進入したとき、即ち、録音状態にあ
るときは、切換板37が矢符F方向に摺動するこ
とを阻止するものである。切換板37の左下端突
起部の先端に植立固定されたロツクピン38は、
後述の切換ロツク板に係合可能である。また、切
換板37の左上端突起部の一側部37hは、切換
板37の発条掛け部37Gとスイツチ動作アーム
53の発条掛け部53Cとの間に装架された引圧
発条39の引圧力によつて、そのスイツチ動作ア
ーム53の係合部53bから押圧力を受けてい
る。スイツチ動作アーム53は固定基板30に固
定の枢軸30Pに揺動自在の曲臂であつて、この
アーム53は上述の発条39の引圧力によつて矢
符L方向に回動付勢されておつて、一方の腕の端
部の動作部53aは固定基板30の穴300に臨
む位置に形成されているとともアーム53の回動
によつてスイツチ52のスイツチ部300を押
圧し得るよう構成されている。このスイツチ52
は、磁気ヘツド18の昇降動作に対応して第5図
の磁気テープに録音されているチヤネル間を回路
的に切り換えるよう作動する機能を有する。尚、
この切換えは、磁気ヘツド18が、第5図の磁気
テープに於けるトラツク1からトラツク2の位置
に移動したときは磁気テープの走行方向が図示し
ないテープ駆動機構によつて逆になるが、チヤン
ネルが右(R)チヤンネルから左(L)チヤンネ
ルに切り換わつているため、このチヤンネル切り
換えに対応して回路的な切り換えのことを意味す
る。54は切換ロツク板であつて、この切換ロツ
ク板54(詳細な側面形状は第3図参照。)は固
定基板30に固定の段付枢軸30Qに揺動自在に
支持されるとともにこの枢軸30Qに巻装のコイ
ル発条55〔この巻装部はロツク板54を矢符H
方向(第3図)に付勢〕の一端をその折曲発条掛
け部54Fに係合せしめている。そして、この発
条55の他端は固定基板30に固定の止めピン3
0Rに当接しておつて、発条55の両端が枢軸3
0Qとで形成される開角度を大ならしめる方向に
発条55は切換ロツク板54の折曲発条掛け部5
4Fを押圧しているため、切換ロツク板54は常
時矢符I方向に回動付勢されている。この切換ロ
ツク板54は、矢符I方向の回動付勢力を発条5
5から受けているが、止めピン30Rにそのロツ
ク板の突出部54Gが当接するため、第1図に於
ける位置より更に矢符I方向に回動することはで
きない構成となつている。切換ロツク板54の左
端は、切換板37の左下端突起部の先端に固定の
ロツクピン38から、ロツク板54の矢符F方向
への摺動による押圧力を受け得るよう曲状に形成
されておつて、そのロツク板54の左端曲状部5
4aがそのロツクピン38から押圧力を受ける
と、ロツク板54の矢符I方向とは反対方向に枢
軸30Qを中心として回動させられる。ロツク板
54の左端曲状部54aの下方先端部には切り込
みが形成されておつて、ロツクピン38は、この
切り込みを介して当該下方先端部と対向する処に
突部54bが形成されている。従つて、切換板3
7が矢符F方向に摺動して、そのロツクピン38
がロツク板54を矢符I方向と反対方向に回動さ
せていき、ロツクピンがロツク板の左端曲状部5
4aの下方先端部を通過して切り込みに嵌入する
と、ロツク板54はロツクピン38から押圧力を
受け得なくなり、発条55の弾発力によつて、矢
符I方向に回動する。そして、ロツクピン38は
突部54bに衝突する。次に、切感板37が矢符
C方向に摺動すると、ロツクピン38は、切り込
みの曲状内壁54Dに当接しつつその内壁面上に
摺動していき、更に切換板37が矢符C方向に摺
動すると、切り込みの内壁54Dの奥部にてロツ
クピン38はその摺動を阻止され第4図の状態と
なる。また、この第4図の状態から、再度、切換
板37を矢符F方向に摺動させると、ロツクピン
38は切り込み内の逃げ部54Cに向かつて移動
し、この逃げ部54Cに於いてロツク板54はロ
ツクピン38との係合が解除されて発条55の弾
発力によつて第1図と同位置の状態に復帰する
が、このとき、ロツクピン38は切り込み内に存
在しておつて、ロツク板54の第1図への復帰に
よつて切り込み内の曲げ部54Eに係合する。そ
して、切換ロツク板37を矢符J方向(第3図)
に回動させると、ロツクピン38はその曲げ部5
4Eから脱出して、ロツクピン38も第1図の状
態に復帰する。
曲臂40の他方の腕の先端部に固定したピン4
0bは切換操作レバー42の横長穴42b内に貫
挿されており、このレバー42の縦長穴42a,
42aには固定基板30に植立のガイドピン30
F,30Fが貫挿されている。そしてこのレバー
42を矢符G方向に押圧操作すると、このレバー
42の横長穴42bに貫挿したピン40bも矢符
G方向に移動しつつこの横長穴42b内を摺動
し、曲臂40は枢軸30Eを中心に右回動し、そ
の結果、この曲臂40の一方の腕の先端に固定し
たピン40aをその縦長穴37Dに貫挿している
切換板37は矢符F方向に摺動させられ、その切
換板37の左下端突起部の先端に固定したロツク
ピン38は、上述の動作によつて、ロツク板54
にロツクさせられる(第4図参照。)。そして、第
4図の状態から、レバー42を更に矢符G方向に
押圧操作すると、前記ロツクピン38と、ロツク
板54とは上述の動作によつて、互いの係合を解
除して第1図の状態に、夫々復帰する。
次に、43は再生操作レバーであつて、この再
生操作レバー43の縦長穴43a,43aには固
定基板30に植立固定のガイドピン30G,30
Gが貫挿されており、また、この再生操作レバー
43の上方左側端部近傍の発条掛け部43bと固
定基板30に植立固定の発条掛け部30Jとの間
に装架されている引圧発条45の引圧力によつ
て、再生操作レバー43は、常時、矢符G方向と
は反対方向に付勢されている。また再生操作レバ
ー43の上方右側の突出部43Dは、第6図で
は、摺動基板1の左端突出部の上端部1hから若
干離間した処、第1図,第4図ではその上端部1
hに当接する処に形成されており、また、再生操
作レバー43の上方右側端部近傍の突出部に於け
る発条掛け部43Cと摺動基板1の左端突出部に
於ける発条掛け部1Gとの間に引圧発条44が装
架されており、この発条44は摺動基板1を矢符
G方向に、常時付勢している。
43Eは、再生操作レバー43の上方端部に植
立固定のピンであつて、後述のロツク板50を矢
符C又はF方向に摺動させるためのものである。
48は録音操作レバーであつて、この録音操作レ
バー48の縦長穴48a,48aには、固定基板
30に植立固定のピン30h,30hが貫挿され
ており、また、この録音操作レバー48の上端左
側に於ける発条掛け部48bと固定基板30に植立
固定の発条掛け部30Kとの間に引圧発条46が
装架されている。この発条46は、録音操作レバ
ー48を、常時、矢符G方向とは反対方向に付勢
している 48Cは、録音操作レバー48の上方端部に植
立固定されたピンであつて、このピン48Cは後
述のロツク板50を矢符C又はF方向に摺動する
べくそのロツク板50に係合可能なものである。
49は、停止操作レバーであつて、この停止操作
レバー49の縦長穴49a,49aには、固定基
板30に植立固定のピン30i,30iが、
夫々、貫挿されており、また、この停止操作レバ
ー49の上方左側部に於ける発条掛け部49bと
固定基板30に植立固定の発条掛け部30Lとの
間に引圧発条47が装架されておつて、この引圧
発条47は、停止操作レバー49を、常時、矢符
G方向とは反対方向に付勢している。49Cは、
停止操作レバー49の上端部に植立固定されたピ
ンであつて、このピン49Cは後述のロツク板5
0を矢符C又はF方向に摺動させるべくこのロツ
ク板50に係合するものである。
50は、ロツク板であつて、このロツク板50
は固定基板30に植立固定の発条掛け部30Mと
そのロツク板の左端に於ける発条掛け部50bと
の間に装架されている引圧発条51の引圧力によ
つて、常時、矢符C方向に付勢されており、ま
た、このロツク板50は鈎部50C,50F、斜
面部50Gを下端部に沿つて有している。そし
て、この鈎部50Cの斜面が矢符G方向に押圧操
作されて移動してくる再生操作レバー43のピン
43Eによつて押圧されることによつて、ロツク
板50は矢符F方向に摺動し、そのピン43Eと
鈎部50Cの斜面との係合が解除されるまで再生
操作レバー43が押圧されると、ピン43Eはそ
の鈎部50Cの切り込みに嵌り込み、ロツク板5
0は、発条51の引圧力によつて若干矢符C方向
に摺動した後、ピン43Eによつてその同方向へ
の摺動を阻止される。録音操作レバー48を矢符
G方向に押圧操作して同方向に移動させた場合
も、そのロツク板50の鈎部50Fと、そのピン
48Cとの係脱関係、ロツク板50の摺動動作も
再生操作レバーに於ける上述の動作と同様であ
る。
停止操作レバー49を矢符G方向に押圧操作し
て同方向に移動させると、そのレバー49のピン
49Cはロツク板50の斜面状突部50Gを押圧
するため、ロツク板50を矢符C方向に摺動させ
る。従つて、録音操作レバー48又は再生操作レ
バー43が、夫々のピン48C,43Eによつて
ロツク板50の鈎部50F,50Cを介して押圧
操作位置(第6図参照。)にロツクされていて
も、停止操作レバー49を押圧操作すれば、その
ロツクが解除されて原状態に、夫々、復帰するこ
とは従来の公知のロツク機構と同様である。
この発明の実施例に係る機構は上述のような構
成であり、次にその機構の具体的な動作を詳細に
説明する。
第1図のように、各レバー42,43,48,
49が非操作位置にあるとき、磁気ヘツド18
は、発条36の引圧力による切換板34、切換ア
ーム32、作動アーム11の付勢力によつて、常
時、矢符K方向(第2図参照。)に付勢されてお
り、このとき、切換板34の下端中央或の突出部
に於ける左方折曲端部のローラ35は、切換板3
7の右端37Cと離間状態にあり、次に、再生操
作レバー43を矢符G方向に押し込むと、レバー
43の上方右側に掛架せる発条44の引圧力によ
つて、摺動基板1が長穴1a,1a,1aに貫挿
せるピン30a,30a,30aにガイドされつ
つ同方向に摺動する。そして、摺動基板1が、充
分、摺動させられると、その左端に於ける突出部
1bと再生操作レバー43の右側突部43Dとが
離間する。この離間は、再生操作レバー43の移
動量がピン30aが長穴1a内を摺動する摺動量
よりも大であり、ピン30aが長穴1aの内壁に
当接すれば、発条44の引圧力が摺動基板1に作
用していても、摺動基板1は矢符G方向にそれ以
上の摺動をすることができず、他方、再生操作レ
バー43には若干の押圧移動可能分が残されてい
るからである。また、再生操作レバー43はロツ
ク板50の鈎部50Cによつて、そのピン43E
を介して押圧操作位置にロツクされるとともに、
この動作に連動して、装置済のカセツトハーフ6
0内の磁気テープに磁気ヘツド18と消去ヘツド
31が当接し、更に、テープを定速(再生速度、
録音速度)で走行させるテープ駆動機構が駆動さ
せられる。尚、磁気ヘツド18は磁気テープに対
し、第5図のチヤンネル1側に当接しておつて、
テープのチヤンネル1側に録音されている内容が
図示しない再生回路を介して再生される。磁気ヘ
ツド18を磁気テープから離間する方向、即ち、
矢符G方向に後退させる場合、例えば、ポーズ操
作、曲間検出操作を行う場合、磁帰ヘツド18の
高さ位置に関しては変化がない。
次に録音状態に設定するには、再生操作レバー
43と録音操作レバー48を同時に、夫々、矢符
G方向に押圧操作し、以後のロツク動作は前述の
通りであり、また、この場合は、録音回路が作動
(消去ヘツド31が働らく。)すると共にテープは
定速で走行させられる(第6図参照。)。
上述の実施例では片道録音のみであるから、消
去ヘツド31は、第5図の磁気テープのチヤンネ
ル1側を消去する。
次に、磁気ヘツドを第5図のチヤンネル2の位
置に切換えてもよい機構について説明する。録音
操作レバー48が押圧ロツクされていると阻止ピ
ン48Dが切換板37のおう部37E内に位置し
ている。その状態で切換操作レバー42を矢符G
方向に押圧しても切換板37はおう部37Eの左
側壁に阻止ピン48Dが当たつているため、矢符
F方向に移動することができず、前記録音状態に
おいては磁気ヘツド18の高さ位置を変えられな
い阻止機構となつている。次に再生及び録音状態
の解除は停止操作レバー49を矢符G方向に押圧
することによつてロツク板50を矢符F方向に移
動させてロツクピン43E,48Cと鈎部50
C,50Fとの係合を解除し、発条45,46の
引圧力で元の位置に復帰させることによつてなさ
れる。そして、停止操作レバーは、押圧力を解除
すると、発条47の引圧力で元の状態に復帰す
る。
次に、磁気ヘツド18を第5図の磁気テープに
於けるトラツク2の位置に上昇移動させる場合に
ついて説明すると、第1図の状態に於いて、切換
操作レバー42を矢符G方向に発条41の引圧力
に抗して押圧していくと、切換板37が矢符F方
向に移動を始め、ロツクピン38が切換ロツク板
54の曲状部54a上を摺接後、阻止突部54b
に当接するようになる。これと共にスイツチ動作
アーム53が矢符L方向に回動しはじめ動作ピン
53aがスイツチ52を切換えるとともに穴30
0の穴壁に当接するまで回動する。更に、切換板
37が矢符F方向に摺動すると、スイツチ動作ア
ーム53は動作ピン53aが当り、300に当
接しているためそれ以上回動する事が出来ず、発
条39のみが伸長して当り37hと係合部53b
の当接が外れる。他方、切換板37の右端37C
は切換レバー34のローラー35を矢符F方向に
押圧することによつて、切換レバー34が同方向
に発条36の引圧力に抗して押圧され、発条33
の引圧力によつて切換アーム32が矢符Dと反対
方向に回動させられることとなつて切換アーム3
2のおう部32aで作動アーム11の受力部11
Dを矢符Eと反対方向に回動させて、上方位置調
整ネジ24及び上方アジマス調整ネジ25にヘツ
ド台板14が当接する。その場合、磁気ヘツド1
8は発条33の引圧力により矢符Kと反対方向に
付勢されている。切換アーム32の回動量は前記
ネジ24,25がヘツド台板14に当接した位置
で止まり切換レバー34が矢符F方向に更に移動
しても係合部32Dと押圧部34bの当接が外
れ、発条33のみが偏奇する。次に、操作レバー
42の押圧を解除するとロツクピン38が切換ロ
ツク板54の切込部54Dにロツクされ保持され
る(第4図参照)。この場合に、スイツチ52
は、前述のごとく、チヤンネルを切換える機能を
有しているこのスイツチ切換機構によれば、スイ
ツチ動作後の移動ストロークが大きく取れるとい
う利点を有している。同様に、ヘツド切換用であ
る切換レバー34の切換後の移動ストロークも大
きく取れるという利点を有している。この状態
で、再生操作レバー43を押圧操作して行くと切
換板37の右端37Cを切換レバー34のローラ
ー35が回転しながら矢符G方向に移動していき
再生状態となる。この場合に停止位置から再生に
至る操作を行つてもヘツドの高さ関係は変らない
という、前述の利点を有している。前記ヘツド位
置で録音状態になると磁気ヘツド18はトラツク
2の位置(第5図)にあり、消去ヘツドはトラツ
ク1の位置にあるため録音と消去が一致しなくな
る。そこで、トラツク1,2を消去しトラツク3
1(第5図)を録音することになるのでこれの阻
止機構を次に説明する。再生状態で磁気ヘツド1
8がチヤンネル2の位置(第5図)、即ち第2図
で二点鎖線の位置にあるときはチヤンネル1の位
置とは反対方向にテープの定速走行機構(図示せ
ず)が作動し、磁気テープを走行させる。この場
合に、録音操作レバー48の阻止ピン48Cに対
し、切換板37の当り37Fが対応する位置にな
つているから、録音操作レバー48を押圧操作し
ても、阻止ピン48Cが切換板の下端当り37F
に当たり、矢符G方向へ移行させることができな
い機構となつている。次に、再度磁気ヘツド18
をチヤンネル1の位置(第5図)に戻すときには
第4図の状態から、切換操作レバー42を発条4
1の付勢力に抗して矢符G方向に押圧して行くと
切換板37のロツクピン38が切換ロツク板54
の逃げ穴54Cに位置し、次にその押圧力を解除
すると発条41の引圧力で矢符C方向に移動しロ
ツクピン38が切換ロツク板54の曲げ部54E
と当接し切換ロツク板54を矢符J方向(第3
図)に回転させることによつて元の状態に復帰す
る。
一方、スイツチ動作アーム53は切換板37が
矢符C方向に復帰しはじめると、係合部53bと
係合部37hが当接し、スイツチ動作アーム53
を矢符L方向と反対方向に回転させることによつ
てスイツチ52は元の状態に復帰する(図示しな
い復帰手段による。)。他方、切換板37が矢符C
方向に復帰することによつて切換レバー34も矢
符C方向に発条36の引圧力で移行し、押圧部3
4bが切換アーム32の係合部32Dに当接し切
換アーム32が矢符D方向とは反対方向に回転す
ることによつて、前述のごとく磁気ヘツド18を
矢符K方向に付勢する。
磁気ヘツド18の切換は停止状態で説明したが
再生状態での切換も可能となつている。
以上説明したように、この発明によれば、上述
の目的を有効に達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の実施例を示すものであつ
て、第1図はそのテープレコーダの録音切換機構
の要部平面図、第2図は第1図A−A′線に於け
る矢符方向にみた前記機構の要部側面図、第3図
は第1図B−B′線に於ける矢符方向にみた前記機
構の要部側面図、第4図は磁気ヘツドを上昇させ
たときの各部の動作を説明するための前記機構の
要部側面図、第5図は前記機構に使用する磁気テ
ープのチヤンネル,トラツクの位置を示す模式
図、第6図は録音状態に於ける前記機構の要部側
面図である。 図中、1;摺動基板、11;作動アーム、1
8;磁気ヘツド、24,25;アジマス調整ネ
ジ、26;下方位置調整ネジ、27;上方アジマ
ス調整ネジ、30;固定基板、31;消去ヘツ
ド、32;切換アーム、33;発条、34,3
7;切換板、35;ローラ、40;曲臂、41;
発条、42;レバー、43;再生操作レバー、4
8;録音操作レバー、49;停止操作レバー、5
0;ロツク板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁気テープの反転走行操作可能なテープレコ
    ーダ等の録音切換機構において、 磁気テープの走行方向に応じて異る高さの第
    1、第2の位置を取ることができる磁気ヘツド
    と、 前後に往復できると共に阻止手段を設けた録音
    操作レバーと、 上記磁気ヘツドに第1、第2の位置を取るすべ
    く第1と第2の位置間を往復動可能で、切換操作
    レバーの操作に従つて第1と第2の位置を選択的
    に取り得る切換板とから成り、 上記切換は上記第1の位置を取るときには上記
    阻止手段との当接を回避して上記録音操作レバー
    の操作を可能とし、又、第2の位置を取るときに
    は上記阻止手段と当接し得る状態を取つて上記録
    音操作レバーの操作を阻止する構成を取るもので
    あることを特徴とするテープレコーダ等の録音切
    換機構。
JP9580879A 1979-07-25 1979-07-25 Recording change-over mechanism for tape recorder or the like Granted JPS5619538A (en)

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JPS5619538A JPS5619538A (en) 1981-02-24
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JPS5832251A (ja) * 1981-08-19 1983-02-25 Sanyo Electric Co Ltd テ−プレコ−ダ−の録音装置

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