JPS6143752B2 - - Google Patents

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JPS6143752B2
JPS6143752B2 JP56149845A JP14984581A JPS6143752B2 JP S6143752 B2 JPS6143752 B2 JP S6143752B2 JP 56149845 A JP56149845 A JP 56149845A JP 14984581 A JP14984581 A JP 14984581A JP S6143752 B2 JPS6143752 B2 JP S6143752B2
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JP
Japan
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image
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image storage
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row
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Application number
JP56149845A
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English (en)
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JPS5851376A (ja
Inventor
Hideo Tsukune
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP56149845A priority Critical patent/JPS5851376A/ja
Publication of JPS5851376A publication Critical patent/JPS5851376A/ja
Publication of JPS6143752B2 publication Critical patent/JPS6143752B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、重畳積分計算方式に関する。 重畳積分計算は、画像などの2次元のパターン
情報に対する最も基本的な演算の一つであり、そ
の高速化が不可欠である。従来、この種の演算を
高速で実行する専用処理装置がいろいろ開発され
てきた。しかし、それらは、あまりにも特殊化さ
れていて融通性に乏しかつたり、汎用性があつて
もプログラミングが容易でなかつたり、また、画
像処理用の他の機器との整合性に欠けたり、さら
に、装置が複雑であつたりといつた問題があつ
た。 本発明は、この点に鑑てなされたもので、画像
入力のための記憶機能、画像表示のための記憶機
能、画像演算のための記憶機能の3機能を兼ね備
えた画像記憶装置と、1次元の積和演算器を組合
わせて成る重畳積分計算方式を提供するものであ
る。 以下、発明の詳細について述べる。まず、第一
の構成要素としての記憶装置について述べる。 p×q個の画素から成る2つの画像をI1,I2
する。I1,I2を2次元行列とみたとき、それらの
列番号、行番号をそれぞれ、li、mj;Li、Mj
(1ip、1≦j≦q)とおき、次の2つの
置換を作る。
【表】 すると、前述の画像表示、画像入力、画像演算
の際に必要となる記憶装置の読み出し書き込み方
法は(1)式で表現することができる。たとえば、2
倍のズーミング表示の場合は次のようになる。I1
を記憶装置に格納された画像、I2を表示デバイス
上に表示された画像とする。必要な置換は、
【表】 ………(2)
で表現できる。ただし、簡単のため、p、qは偶
数とした。転置の場合には、(1)式の列番号、行番
号を交換して次の形で表現できる。
【表】 簡単のため、p=qとした。その他の操作も同
様に置換形式で表現できる。 本発明では、この画像記憶装置として上述の置
換操作を実現するため、少くともアドレスに関し
て、望ましくは書き込み読み出し制御、周辺回路
制御にも関して高速の書き替え可能な制御記憶部
を導入することとした。一般に、画像を走査する
ためには3種類の信号が必要である。すなわち、
1画面の開始を示すパルス信号Fφ、1走査線の
開始を示すパルス信号Lφ、画素の位置を示すパ
ルスMφである。本画像記憶装置もこの3つのパ
ルスで駆動される。第1図にその一例の概略構成
を示し、装置全体には符号20を付す。 計数器1,2はパルス信号を計数する。計数器
1はMφを計数し、Lφでリセツトされる。計数
器2はLφを計数し、Fφでリセツトされる。 制御記憶3,4は計数器1の計数値をアドレス
として読み出され、制御記憶5,6は計数器2の
計数値をアドレスとして読み出される。第2図の
ように画像のX座標、Y座標を定義すれば、制御
記憶3からは読み出しのためのX座標の制御情報
が、制御記憶4からは書き込みのためのX座標の
制御情報が、制御記憶5からは読み出しのための
Y座標の制御情報が、制御記憶6からは書き込み
のためのY座標の制御情報が、それぞれ読み出さ
れる。 制御記憶3,5の読み出し情報は組み合わせ
て、記憶部18の読み出し制御に用いられる。レ
ジスタ7,8,9はこれら制御情報を保持するも
ので、それぞれ、読み出しアドレスレジスタ、読
み出し時記憶部制御レジスタ、出力バツフア制御
レジスタである。制御記憶4,6の読み出し情報
は、記憶部18の書き込み制御に用いられ、これ
らは書き込みアドレスレジスタ10、書き込み時
記憶部制御レジスタ11、入力バツフア制御レジ
スタ12に保持される。 読み出し時記憶部制御レジスタ8と書き込み時
記憶部制御レジスタ11の制御情報は、組み合わ
せて記憶部制御レジスタ13に保持される。これ
らの情報はたとえば、記憶部18に対する読み出
し/書き込みの指示、記憶部制御情報自身の有
効/無効の指示などである。 読み出しアドレスと書き込みアドレスは、記憶
部制御レジスタ13からの読み出し/書き込みの
示により、いずれか一方がアドレス選択部14で
選択されてアドレスレジスタ15に保持され、記
憶部18に対するアドレスとなる。 記憶部18はメモリ集積回路から成る。 画像記憶装置の読み出し書き込みの速さは、扱
う画像の品質を決定するので、速い程良い。一
方、大容量のメモリ集積回路の読み出し書き込み
の速さは必ずしも十分でない。そこで、記憶部1
8の出力部と入力部にそれぞれ、出力バツフア1
6、入力バツフア17を置く。出力バツフア制御
レジスタ9は出力バツフア16の、入力バツフア
制御レジスタ12は入力バツフア17の制御情報
を保持する。 第3図に最大512×512画素の画像に対する記憶
装置の制御記憶の語構成の例を示す。出力バツフ
ア、入力バツフアのサイズは8画素分とする。各
ビツトの意味は次の通りである。 R/W0,R/W1:記憶装置の読み出し/書き込
みの指定。 RXC2,WXC2,RYC1WYC1、:それぞれ、読み
出された語の有効、無効を示す。 RXC1,RYC0:記憶部からの出力画素を0で置
き換えるかどうかを示す。 WXC1,WYC0:記憶部への入力画素を0で置き
換えるかどうかを示す。 RXA5〜0,RBF2〜0:読み出し時のX座標の指
定。 RBF2〜0は出力バツフアのアドレス、
RXA5〜0は記憶部のアドレスの下位6ビツトで
ある。 RYA8〜0:読み出し時のY座標。記憶部のアドレ
スの上位9ビツトに対応する。 WXA5〜0,WBF2〜0:書き込み時のX座標の指
定。 WBF2〜0は入力バツフアのアドレス、
WXA5〜0は記憶部のアドレスの下位6ビツト
である。 WYA8〜0:書き込み時のY座標。記憶部のアド
レスの上位9ビツトに対応する。 RXC0:アドレスRYA8〜0,RXA5〜0で指定され
た記憶部内の情報を出力バツフアに書き込むこ
とを指示する。 WXC0:アドレスWYA3〜0,WXA5〜0で指定さ
れた記憶部に入力バツフアの内容を書き込むこ
とを指示する。 τをMφの周期とする。出力バツフア、入力バ
ツフアの制御に関しては、読み出し時を例にとれ
ば、記憶部の読み出し時間を考慮して、あらかじ
めRYA8〜0とRXA5〜0で記憶アドレスを指定して
おき、8τ経過後に、読み出し8画素分の情報を
出力バツフアに書き込み、次にREF2〜0にしたが
つて、周期τで1画素ずつ出力する。書き込み時
も同様である。また、R/W0,R/W1によつて
記憶部の読み出し/書き込み動作が8τ毎に変更
できるので、見掛け上、読み出しと書き込みを同
時に行なうことも可能である。ただし、この場
合、読み出し/書き込み速度は半分になる。 置換(1)式の各行中の各項が1つの語に対応す
る。語中のアドレス指定部分が、列番号あるいは
行番号を表わしている。 置換(1)式の各行は制御語の列(一種のマイクロ
プログラム)へ比較的簡単に変換できる。本画像
記憶装置にミニコンピユータ、マイクロコンピユ
ータを接続して、語列の生成、制御記憶へのロー
ドを行なうことにより、置換(1)式の形で表現され
る動作はすべて実行できる。 なお、第1図の各制御記憶3,4,5,6の深
さを十分とつておけば、シフト操作は、語列のロ
ードアドレスを変えることで可能になる。また、
転置操作は、制御記憶3と4、制御記憶5と6の
内容ををれぞれ交換し、計数器1がLφを計数し
てFφでリセツトされ、計数器2がMφを計数し
てLφでリセツトされるようにすればよい。 本画像記憶装置20自体の理解を更に深めるた
め、この装置を画像入力装置、画像表示装置、画
像演算装置と組み合わせた応用例をそれぞれ、第
4図、第5図、第6に示す。 第4図において、画像記憶装置20の動作に必
要な信号Mφ,Lφ,Fφはテレビカメラ制御部
21から供給される。テレビカメラ22の出力映
像信号はAD変換器23によつてデイジタル化さ
れて本画像記憶装置20に入力される。テレビカ
メラ22の撮像が飛越走査によるものとし、入力
画像のサイズを512×480画素とする。撮像画像を
I1、画像記憶装置20に格納される画像をI2とす
れば、(1)式に準じて、
【表】 なる置換を行なうことにより、飛越走査を順次走
査に変換して画像記憶装置20に入力画像を格納
できる。(4)式の両置換の第1行は入力画像の画素
系列を表わしている。第2行は、先に述べたよう
にして画像記憶装置20の制御記憶によつて実現
できる。第1図の制御記憶4に列置換の第2行、
制御記憶6に行置換の第2行に相当する制御語列
をロードしておけばよい。 第5図において、画像記憶装置20の動作に必
要な信号Mφ,Lφ,Fφはテレビモニタ制御部
24から供給される。画像記憶装置20からの出
力画素はDA変換器25によつてアナログ化さ
れ、テレビモニタ26に表示される。画像記憶装
置20内に格納されている画像をI1、表示画像を
I2とすれば、画像サイズを512×512として、
【表】 なる置換を考えればよい。このためには、第1図
の制御記憶3に列置換の第1行、制御記憶5に行
置換の第1行に相当する制御語列をロードする。 第6図示の応用例では、第1図示の画像記憶装
置20を二つ20a,20b用いていて動作に必
要な信号Mφ,Lφ,Fφは、画像演算制御部2
7から供給される。第一の画像記憶装置20aか
らの出力画素に画像演算器28が演算を施し、結
果は第二の画像記憶装置20bに格納される。例
として、第一の画像記憶装置20a内の画像I1
定数値1を加えた結果の画像I2を第二の画像記憶
装置20bに格納するような演算を考えれば、要
する置換は(5)式である。第一の画像記憶装置20
aの制御記憶のうち、第1図の3,5の部分に(5)
式の両置換の第1行に対応する制御語列をロード
し、また、第二の画像記憶装置20bの制御記憶
のうち、第1図の4,6の部分に(5)式の両置換の
第2行に対応する制御語列をロードする。なお、
演算の種類によつては、画像記憶装置20a,2
0bはそれぞれ、複数個あつてもよい。また、一
つの画像記憶装置20が、これ等両画像装置20
a,20bの機能を兼ねてもよい。 第4図、第5図、第6図に示した入力、表示、
演算機能を統合した画像処理装置も構成可能で、
第7図にそうした応用例を示す。ここでは、本画
像記憶装置を7台使用(夫々を20-1,20-2
………20-7で示す)している。 画像入力部30は、第4図におけるテレビカメ
ラ22、テレビカメラ制御部21、AD変換器2
3を要素として構成されるものである。この画像
入力部30と各画像記憶装置20-1〜20-4は、
第4図について説明した方法で結合しているか
ら、画像入力部30からこれ等画像記憶装置20
-1〜20-4への画像入力ができる。 画像演算部31は、第6図における画像演算器
28と画像演算制御部27を要素として構成され
るものである。そして、第7図の画像記憶装置2
-1〜20-7の各々は、第6図の出力側画像記憶
装置20aと入力側画像記憶装置20bに対応し
ている。第7図の画像演算部31と各画像記憶装
置は第6図について説明した方法で結合している
から、実行したい演算に応じて各画像記憶装置を
出力側画像記憶装置あるいは入力側画像記憶装置
として用いることにより、演算が可能となる。 画像表示部32は、第5図におけるDA変換器
25、テレビモニタ制御部24、テレビモニタ2
6を要素として構成されるものである。第7図の
画像演算部31、画像表示部32、画像記憶装置
20-1〜20-7の動作に必要な信号Mφ,Lφ,
Fφは共通である。画像表示部32は画像演算部
31の出力信号を各画像記憶装置に入力するデー
タライン上に接続されているから、画像演算部3
1による演算結果を表示する。入力画素をそのま
ま出力画素とする操作も1つの演算と見れば、各
画像記憶装置の内容を表示することになる。 次に本発明にて必要なもう一つの構成子として
の積和演算器について述べる。 (2N+1)×(2N+1)の重量積分演算は、係
数行列をa(i、j)、画素データをp(k、
l)で表わすと、 で計算される。ここで、 −N−1 (k、l)=0 (8) S (k、l)=Sj−1 (k、l)+T (k、l) (9) とおく。本積和演算器は、(9)式を演算するもので
ある。その(9)式に至る計算過程の概略図を3×3
の重畳積分を例にとつて、第8図に示す。 係数レジスタ33A,33B,33Cは係数行
列のj行目の3項a(−1、j)、a(0、j)、
a(1、j)をそれぞれ保持する。画素レジスタ
34A,34B,34Cは全体が1つのシフトレ
ジスタになつている。演算器を動かすパルス信号
をCφとし、その周期をτとする。原画素はま
ず、画素レジスタ34Cにストアされ、τ毎に画
素レジスタ34B,34Aとシフトして行く。係
数レジスタ33A,33B,33Cと画素レジス
タ34A,34B,34Cのデータはそれぞれ乗
算器35A,35B,35Cで積をとられ、3つ
の積の和を加算器36で計算する。この結果は第
(7)式を計算したことになる。中間結果画素Sj−1
(i、j)は周期τで次々に中間結果レジスタ3
7にストアされる。このレジスタの内容と加算器
36の出力結果が加算器38で加算され、新しい
中間結果画素とする。これは第(9)式を計算したこ
とになる。 本重畳積分計算方式は、以上述べた記憶装置2
0と積和演算器(全体を第8図にて40とした)
を第9図のように結合して、上述の計算を実行す
るものである。 第9図は原理的実施例で、夫々第1図の画像記
憶装置20と同等な一対の画像記憶装置20A,
20Bを用い、これ等に必要なパルス信号Mφ
は、積和演算器40に必要なパルス信号Cφの2
倍の周波数を持つものであり、3つの装置が同期
して動く。第一の画像記憶装置20Aは原画像を
積和演算器40へ供給する。第二の画像記憶装置
20Bは、中間結果画像を供給するとともに、積
和演算器40の出力である新中間結果画像を格納
する。ここで、第一画像記憶装置20Aに格納さ
れている画像から、積和演算器の入力画像への列
置換をξ、行置換をηj(1j3)とする。
第二画像記憶装置20Bに格納されている中間結
果画像から、再びこの画像記憶装置20Bに格納
される新中間結果画像への列置換をτ、行置換を
σとする。ただし、画像サイズは512×512とし、
j行目がストアされているものとする。また、記
憶*は特に値を指定しないことを意味する。
【表】
【表】 3×3の重畳積分計算は次のようにして実行さ
れる。 () 第二の画像記憶装置20Bの画像情報をす
べて0にする。 () 係数行列の1行目を先に説明した係数レジ
スタ33にセツトし、置換ξ、η、τ、σを
セツトする。1フレームの間演算を行なう。 () 係数行列の2行目を係数レジスタにセツト
し、置換ξ、η、τ、σをセツトする。1フ
レームの間演算を行なう。 () 係数行列の3行目を係数レジスタにセツト
し、置換ξ、η、τ、σをセツトする。1フ
レームの間演算を行なう。 最終結果が、画像記憶装置20Bに得られる。 こうした重畳積分計算をさらに具体的に説明す
ると次のようになる。 3×3の係数行列が第11図に示されるようで
あつたとし、原画像の左上部の画素配列が第12
図に示されるようなものであつたとする。 こうした場合、既述の式(6)の重畳積分を実行す
れば、その結果は第13図に示されるようになる
はずである。ただし、図中において記号“*”は
値が定まらないことを示す。 この第13図の結果が得られれば、それは第1
2図に示された原画像の縦方向のエツジを検出し
たことになる。 そこで逆に、このような結果を得るための本発
明適用例を第9図示の実施例に即して説明する
と、まず、画像記憶装置20Aに第12図に示さ
れている原画像を格納する一方、画像記憶装置2
0Bの内容はクリアする。 そうした後、第一フレームにおいては、第11
図示の係数行列の一行目(−1、0、1)を積和
演算器40にセツトする。 すなわち第8図において係数レジスタ33Aに
は“−1”を、係数レジスタ33Bには“0”
を、そして係数レジスタ33Cには“1”をセツ
トする。 また、画像記憶装置20Aの制御記憶3には先
に挙げた(10)式中の列置換ξを引き起こす制御語列
を、制御記憶5には行置換ηを引き起こす制御
語列をロードする一方、制御記憶4,6はクリア
する。 同様に、画像記憶装置20Bの制御記憶4には
既述の(11)式中の列置換τを引き起こす制御語列
を、制御記憶6には行置換σを引き起こす制御語
列をロードする一方、制御記憶3,5はクリアす
る。 画像記憶装置20Aの計数器2がFφによりリ
セツトされ、次いでLφにより計数器2が1にセ
ツトされると共に計数器1がリセツトされた後、
Mφで計数器1がセツトされるとき、第12図に
おける一番左上の画素値P(1、1)=0が読み
出され、この値は第8図に示される積和演算器4
0の画素レジスタ34Cにセツトされる。 次のMφにより、第12図の一行目二番目の画
素値P(2、1)=0が読み出され、この値が第
8図中の画素レジスタ34Cにセツトされると共
に、それまでこの画素レジスタ34Cにセツトさ
れていた上記画素値P(1、1)=0は画素レジ
スタ34Bにシフトされる。 同様に、さらに次のMφにより、第12図中、
一行目三番目の画素値P(3、1)=1が読み出
されると、この値は画素レジスタ34Cに格納さ
れると共に、画素レジスタ34BにはP(2、
1)が、そして画素レジスタ34AにはP(1、
1)がそれぞれシフトされてセツトされる。した
がつて、このときの画素レジスタ群34A,34
B,34Cの各値を第8図中、左から見れば、
“0、0、1”となる。 画像記憶装置20Bは上記画像記憶装置20A
と同期して読み出されるが、その画素値はこの時
点では全て“0”であり、したがつて第8図に示
されている中間結果レジスタ37にセツトされる
値も“0”である。 上記のことから、第3発目のMφにより、第8
図中の積和演算器40の各係数レジスタ33A〜
33C、各画素レジスタ34A〜34C、中間結
果レジスタ37の全てに値が揃うことになり、し
たがつて演算要素38の出力にはS−1 (2、2)
が得られ、この値は画像記憶装置20Bの位置
(2、2)に格納される。 Mφが次々に生起するに連れ、画像記憶装置2
0Aから読み出された画素は画素レジスタ34C
に入り、34B,34Aとシフトした後、消滅し
て行く。 この動きに同期して、上記と同様の積和演算に
より、順次S−1 (3、2)、S−1 (4、2)、
……
…S−1 (511、2)が得られ、画像記憶装置20
Bに格納されて一行分の演算を終える。 次のLφが生起すると、二行目の演算が行なわ
れ、以下同様に、510発のLφにより、1フレー
ムの演算が完了する。このようにして画像記憶装
置20Bに格納された演算結果が第14図に示さ
れるものである。 第二フレームにおいては、第11図示の係数行
列の二行目(−2、0、2)を積和演算器40に
セツトする。 画像記憶装置20Aには列置換ξ、行置換η
を引き起こす制御語列がロードされる。行置換η
は先の第一フレームにおける行置換ηとは異
なり、(10)式に示されていたように、原画像全体を
一行上にシフトして読み出す効果を持つ。 一方、画像記憶装置20Bには第14図示の中
間結果画像が格納されており、これが中間結果レ
ジスタ37に次々に読み出される。 第一フレームと同様な動作の後、第15図に示
される演算結果が画像記憶装置20B内に格納さ
れる。 第三フレームにおいては、第11図示の係数行
列の三行目(−1、0、1)が積和演算器40に
セツトされ、画像記憶装置20Aには原画像全体
を二行上にシフトして読み出す効果を持つ行置換
ηに対応した制御語列が与えられる。 こうして、この第三フレームの終了後には、先
に第13図に示した所期の最終結果が得られる。 なお、記憶装置の駆動パルスMφに対して積和
演算器の演算速度が遅いときは、数フレームをか
けて(9)式の演算を行なえばよい。たとえば、2フ
レーム必要な場合には、(10)式中のξ、(11)式中のτ
は次のように分割される。
【表】 さらに、積和演算器の計算の遅延時間などは、
画像記憶装置の制御記憶への制御語列のロードア
ドレスを適当に調整することによつて補償でき
る。 先に挙げた第7図の応用例も、本発明の重畳積
分計算方式に発展させることができる。その関連
部分の概略図を第10図に示す。 画像記憶装置20A,20B,20C,20D
は第7図の画像記憶装置20-1,20-2,20
-3,20-4にそれぞれ対応している。正規化回路
41、積和演算器40を、第7図の画像演算部3
1の一具体例と考えれば良い。本実施例では、
512×512画素、1画素8ビツトの画像に対して、
最大15×15の係数行列について重量積分を計算す
ることを想定した。このため、最終結果画像とし
ては24ビツト必要であるので、第9図示の第二装
置20Bに対応する中間結果格納用画像記憶装置
として、3台20B,20C,20Dを直列に結
合して使用している。さらに、24ビツトの固定小
数点データに対する正規化操作を行なう正規化回
路41を付加してある。正規化計算は(11)式、(12)式
の置換τ、σ、あるいはτk、σを用いて実行さ
れる。 以上詳細に説明したように、この発明は、制御
部分に書き替え可能な高速制御記憶を具備し、画
像の列置換、行置換操作が可能な画像記憶装置
と、高速積和演算器とを組合わせて、画像などの
2次元パターンの重量積分を計算するものであ
る。従つて、画像の入力・表示と共通の画像記憶
装置を用いているため、入力装置・表示装置との
整合性がよく、入力画像を直ちに処理したり、計
算過程を表示したりすることができる;また、画
像行列同士の置換操作を考えればよいので、融通
性に富み、プログラミングも比較的容易である;
用いる積和演算器は1次元の積和演算を行なうだ
けで済むので2次元の積和演算器に比べて簡単で
ある;さらに、演算器の計算速度、遅延時間、画
像のサイズなどの差異は、すべて、置換とそれに
対応した制御語列のロード方法で吸収できる;な
ど、本発明は重畳積分を高速で実行する有力な方
式を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いるに適した画像記憶装
置の一例の概略構成図、第2図は、画像上の座標
系を示した説明図、第3図は、制御記憶の語構成
例を示した説明図、第4図は、画像入力装置の一
例の概略構成図、第5図は、画像表示装置の一例
の概略構成図、第6図は、画像演算装置の一例の
概略構成図、第7図は、画像処理装置への応用例
の概略構成図、第8図は本発明に用いる積和演算
器の概略構成図、第9図は重畳積分計算装置の一
実施例の概略構成図、第10図は第二の実施例の
概略構成図、である。 図中、3,4,5,6は制御記憶部、18は画
像記憶部、20は全体としての画像記憶装置、4
0は積和演算器、第11図、第12図、第13
図、第14図、そして第15図は、各々本発明の
重畳積分計算方式の使用の実際を説明するための
説明図、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数行複数列の画素記憶部から成る画像記憶
    部を有し、上記各画素記憶部に対し、選択的に画
    像の書き込み、読み出しをなすためのアドレス指
    定情報を書き替え可能な制御記憶に記憶させ、画
    像の走査信号に同期してそのときどきのアドレス
    指定情報を読み出すことにより画像の列置換、行
    置換を可能とした画像記憶装置を少なくとも第
    一、第二の二つ用い; 係数行列の指定行と上記第一の画像記憶装置か
    らの原画像及び第二の画像記憶装置からの中間結
    果画像を積和演算器にて積和演算させ、その結果
    を新中間結果画像として上記第二の画像記憶装置
    に格納する操作を単位操作とし; 上記係数行列の上記指定行と各画像記憶装置に
    割当てる上記列置換、行置換を変化させて上記単
    位操作を繰返すこと; を特徴とする重畳積分計算方式。
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