JPS6143527Y2 - - Google Patents

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JPS6143527Y2
JPS6143527Y2 JP15949580U JP15949580U JPS6143527Y2 JP S6143527 Y2 JPS6143527 Y2 JP S6143527Y2 JP 15949580 U JP15949580 U JP 15949580U JP 15949580 U JP15949580 U JP 15949580U JP S6143527 Y2 JPS6143527 Y2 JP S6143527Y2
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siphon
water
pipe
water tank
automatic valve
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JP15949580U
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【考案の詳細な説明】 本考案は重力式過装置のサイフオン起動およ
び停止装置の改良に関するものである。
従来は重力式過装置の各サイフオンを起動さ
せる際に、サイフオン管の上部に真空ポンプある
いはエゼクターを接続し、当該真空ポンプあるい
はエゼクターによりサイフオン管内の空気圧を減
圧してサイフオンを起動させていたが、動力源と
して高価な真空ポンプやエゼクター用圧力給水ポ
ンプを設けなければならないという欠点がある。
本考案は従来のこのような欠点を補い、特別な
動力源を必要とせず、安価な製作費で、かつ簡便
な操作で確実にサイフオンを起動および停止させ
るとを目的とする。
すなわち本考案はサイフオン管5の上部と密閉
した水槽19とを自動弁V1を有する連通管20
で接続し、かつサイフオン管5の上部あるいは自
動弁V1とサイフオン管5との間の連通管20に
サイフオン停止自動開放弁V2を設けるととも
に、水槽19に自動弁V3を有する供給管21
と、自動弁V4を有する空気抜き管22と、自動
弁V5を有する水封した排水管23とを設け、か
つサイフオン管5を起動させようにするときのサ
イフオン管5の流入側管内の水面とサイフオン管
5の上部との距離H1と、水槽19内の低レベル
水位と排水管23の水封水位との距離H2とがH1
<H2の関係になるように水槽19を設置し、自
動弁V3,V4を開けて水槽19に前記低レベル水
位より上部まで水を張り込み、次いで自動弁
V3,V4を閉じるとともに、自動弁V1と自動弁V5
を開けて水槽19内の水を排水管から水頭差で排
出することによつてサイフオンを起動させるよう
にし、またサイフオン停止自動開放弁V2を開け
て起動しているサイフオンを停止させるように構
成したことを特徴とする重力式過装置のサイフ
オン起動および停止装置に関するものである。
以下に本考案を図面に従つて詳細に説明する。
図面は本考案のサイフオン起動および停止装置
を使用した過装置の実施態様の一例を示す縦断
説明図であり、自己洗浄型過装置1内に、縦方
向に一列に並んだ複数の過池3を設け、さら
に、当該過池3の上方に各過池3に共通の原
水流入渠を設ける。また当該原水流渠2の側部に
各過池3に対応して原水分配室4を設け、さら
に当該原水分配室4の外側に水封堰27を介して
原水流入室15を設けるとともに、当該原水分配
室4と原水流入渠2とをサイフオン管5を介して
接続する。また過池3を隔壁4で2室に仕切
り、一方の室を逆洗排水流入室13とし、当該室
13と前記原水分配室15とを原水管24で連通
する。また過池3の他方の室の下方に支持床7
を設け、当該支持床7の上方に床6を形成する
とともに、床6の上方でかつ、前記隔壁14の
上端部の高さに逆洗排水樋12を複数本設け、当
該逆洗排水樋12の隔壁14側の一端を開口す
る。また支持床7の下方に過水集中室8を設
け、さらに当該室8を過水渠9に接続し、各
過池3から流出する過水を過水集水室8を経
て過水渠9に合流させる。また当該過水渠9
を溢流堰11を介して過水流出渠10に連通す
るとともに、当該溢流堰11を前記逆洗排水樋1
2の上端よりも高くなるように設け、過水渠9
の水位を溢流堰11の高さにほぼ一定に保持す
る。また過池3に水面検出計26を付設する。
また、過池3に隣接して逆洗排水滞留渠16
を配置し、当該逆洗排水滞留渠16と過池3の
逆洗排水流入室13とを過池3の水位以上の高
さを有するサイフオン管5′を介して連通する。
また当該逆洗排水滞留渠16のさらに外側に逆洗
排水流出渠18を設け、当該逆洗排水滞留渠16
と逆洗排水流出渠18とを前記隔壁14より高さ
が低い水封堰17を介して連通し、逆洗排水滞留
渠16の水位を水封堰17の高さに一定に保持さ
せる。
また、水槽19を逆洗排水滞留渠16の上方で
あつて、かつサイフオン管5および5′を起動さ
せようとするときのサイフオン管5および5′の
流入管内の水面とサイフオン管の上部との距離
H1,H1′と、後述するが水槽19内の低レベル水
位Dと逆洗排水滞留渠16の水面との距離H2
がそれぞれH1<H2,H1′<H2の関係になるよう
に、また当該水槽19の後述する水位Aが原水流
入渠2の水位以下となるように設ける。また当該
水槽19の下方に自動弁V5を有する排水管23
を設けるとともに、当該排水管23の径を水槽1
9内の水を急速に排出できるような太さとし、さ
らに当該排水管23の下端を逆洗排水滞留渠16
の水面より下で開口させて水封し、空気が当該排
水管23を上昇して水槽19に流入するのを防止
する。
また当該水槽19の上部に連通管20の一端を
接続し、また他端を分岐して自動弁V1を介して
サイフオン管5の上部と、また自動弁V1′を介し
てサイフオン管5′の上部とそれぞれ接続する。
なお当該連通管20の他端をさらに分岐して他の
過池のサイフオン管(図示せず)と連通するこ
とができる。また自動弁V1とサイフオン管5と
の間の連通管20に、さらに自動弁V1′とサイフ
オン管5′との間の連通管20にそれぞれサイフ
オン停止自動開放弁V2およびV2′を設ける。な
お、当該サイフオン停止自動開放弁V2,V2′はサ
イフオン管5,5′の上部にそれぞれ付設しても
さしつかえない。また前記水槽19と原水流水渠
2′とを自動弁V3を有する供給管21を介して連
通するとともに、水槽19の上方に自動弁V4
有する空気抜き管22を接続する。
また水槽19に水面検出計25を設け、当該水
面検出計25と自動弁V3を連動させ、水槽19
の水面が高レベル水位Aまで達すると水面検出計
25の信号により自動弁V3が閉じ、原水の供給
が停止するように構成する。
また前述した水槽19に低レベル水位Dは高レ
ベル水位Aより下方であり、かつ水位AからDま
での水槽19の容量をサイフオン管5,5′内の
空気を吸引して減圧するのに十分な容量を有する
ものとし、水槽19内の水を排水管23を経て水
頭差で排出した場合、その水位がAからDまで至
る間に、サイフオン管5,5′が起動するように
構成する。
このような過装置1において過を行なうに
あたりまずサイフオン管5を起動させるが、この
場合は、排水管23の自動弁V5を閉じ、空気抜
き管22の自動弁V4を開け、さらに供給管21
の自動弁V3を開けて水槽19に原水流入渠2′よ
り原水を供給する。当該水槽19の水位が高レベ
ル水位Aまで上昇すると水面検出計25の信号に
より、自動弁V3が閉じ、原水の供給が自動的に
停止する。また原水の供給が停止したら、自動弁
V4を閉じる。なお、ここまでの操作は事前に行
なつておいてもよい。
次に、サイフオン管5の自動弁V1および自動
弁V5を開けると、水槽19内の水が排水管23
より急速に排出し、当該水槽19内の水位が低下
するにつれてサイフオン管5内の空気が連通管2
0を通して水槽19内に吸引され、原水流入渠2
および原水分配室4によつて水封されたサイフオ
ン管5の空気圧は急激に低下し、サイフオン管5
の水面が上昇してサイフオンが起動する。こうし
て原水流入渠2の原水はサイフオン管5を経て原
水分配室4、続いて原水流入室15へ流入し、さ
らに原水管24を経て過池3の逆洗排水流入室
13に流入し、隔壁14を越えて床6を下降流
で通過し、過水は過水集水室8、過水渠9
および過水流出渠10を経て流出する。
一方サイフオン管5が起動したら、自動弁V1
および自動弁V5を閉じ、排出管23からの水の
排出を止める。次に自動弁V4を開け、さらに自
動弁V3を開けて、前述したように水槽19に原
水を水位Aまで貯留し、自動弁V3、自動弁V4
閉じて、次回のサイフオンの起動に待機してお
く。
このような過を継続していると床6に目詰
りが生ずるの、逆洗を行なう。すなわち、過の
初期においては過池3の水位は過水渠9の水
位とほぼ同じであるが、床6に目詰りが生じて
くると過池3の水位は徐々に上昇し、その水位
が水面検出計26のBまで達する。このように至
つたらサイフオン停止自動開放弁V2を開けてサ
イフオン管5内に空気を導入し、過池3への原
水の流入を中断する。また、あらかじめタイマー
(図示せず)にて設定した採水時間が終了した時
に、サイフオン停止自動開放弁V2を開けてサイ
フオン管5を停止させてもよい。原水の流入を中
断すると、過池3内の水は床6を通過して
過水渠9より流出し、その水位はBから過水渠
9の水位よりやや上方のCまで低下し、過池3
の水抜きが終了する。
水抜きの終了の検知は水面検出計(図示せず)
を設け、水位がCまで低下したことを検知しても
よいし、あらかじめ水位がCまで低下する時間を
設定し、タイマー(図示せず)で検知してもよ
い。このようにした後サイフオン管5′を起動さ
せるが、この場合はサイフオン管5′の自動弁V1
および自動弁V5を開ける。このようにすると、
水槽19内の水は排水管23より急速に排出して
当該水槽19内の水位が低下するにつれてサイフ
オン管5′内の空気が連通管20を通して水槽1
9内に吸引され、過池3および逆洗排水滞留渠
16によつて水封されたサイフオン管5′の空気
圧は急激に低下し、サイフオン管5′内の水面が
上昇してサイフオンが起動する。こうして過池
3の水は逆洗排水流入室13よりサイフオン管
5′を経て、逆洗排水滞留渠16、逆洗排水流出
渠18より排出し、逆洗排水流入室13の水位は
逆洗排水樋12より下方まで低下する。
またこの間他の過池においては過が行なわ
れており、過水渠9の水位は溢流堰11の高さ
に一定に保たれているから、過水渠9の水位と
逆洗排水樋12の上縁部との水頭差により過水
渠9の過水は過水集水室8より逆流して床
6の逆洗を行ない、逆洗排水は逆洗排水樋12よ
り逆洗排水流入室13に流入する。また当該逆洗
排水流入室13に流入する逆洗排水はサイフオン
管5′を経て、前述のように逆洗排水滞留渠16
および逆洗排水流出渠18より排出し、当該室1
3内の水位を逆洗排水樋12より下方で、かつ逆
洗排水滞留渠16の水位より上方に保持するの
で、床6の逆洗を継続して行なう。
またサイフオン管5′が起動した後、自動弁V1
を閉じ、前述したように水槽19に原水を張り込
み次回のサイフオンの起動に待機しておく。
次に所定の時間、逆洗を行なつたら、サイフオ
ン停止自動開放弁V2′を開け、サイフオン管5′内
に空気を導入して逆洗排水の排出を停止し、前述
したように再びサイフオン管5を起動させて過
を行なう。
本考案のサイフオン起動および停止装置は水槽
より水をサイフオン管における水頭差より大きい
水頭差で排出させて、水槽と連通させたサイフオ
ン管内の空気を吸引し、サイフオンを起動させ、
またサイフオン停止自動弁を開けてサイフオン管
内に空気を導入してサイフオンを停止させる構造
のものであるから、真空ポンプなどの特別な動力
源を必要とせず、小口径の自動弁の開閉のみでサ
イフオンを確実に起動あるいは停止させることが
でき、安価な製作費で、簡便な操作で確実にサイ
フオンを起動および停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施態様の一例のサイフオン起動
および停止装置を付設した自己洗浄型過装置の
縦断説明図である。 1……自己洗浄型過装置、2……原水流入
渠、3……過池、4……原水分配室、5,5′
……サイフオン管、6……床、7……支持床、
8……過水集水室、9……過水渠、10……
過水流出渠、11……溢流堰、12……逆洗排
水樋、13……逆洗排水流入室、14……隔壁、
15……原水流入管、16……逆洗排水滞留渠、
17……水封堰、18……逆洗排水流出渠、19
……水槽、20……連通管、21……供給管、2
2……空気抜き管、23……排水管、24……原
水管、25……水位検出計、26……水位検出
計、27……水封堰、V1,V1′,V3,V4,V5……
自動弁、V2,V2′……サイフオン停止自動開放
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイフオン管5の上部と密閉した水槽19とを
    自動弁V1を有する連通管20で接続し、かつサ
    イフオン管5の上部あるいは自動弁V1とサイフ
    オン管5との間の連通管20にサイフオン停止自
    動開放弁V2を設けるとともに、水槽19に自動
    弁V3を有する供給管21と、自動弁V4を有する
    空気抜き管22と、自動弁V5を有する水封した
    排水管23とを設け、かつサイフオン管5を起動
    させようとするときのサイフオン管5の流入側管
    内の水面とサイフオン管5の上部との距離H1
    と、水槽19内の低レベル水位と排水管23の水
    封水位との距離H2とがH1<H2の関係になるよう
    に水槽19を設置し、自動弁V3,V4を開けて水
    槽19に前記低レベル水位より上部まで水を張り
    込み、次いで自動弁V3,V4を閉じるとともに、
    自動弁V1と自動弁V5を開けて水槽19内の水を
    排水管23から水頭差で排出することによつてサ
    イフオン5を起動させるようにし、またサイフオ
    ン停止自動開放弁V2を開けて起動しているサイ
    フオン5を停止させるように構成したことを特徴
    とする重力過装置のサイフオン起動および停止
    装置。
JP15949580U 1980-11-10 1980-11-10 Expired JPS6143527Y2 (ja)

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JPS5782905U JPS5782905U (ja) 1982-05-22
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