JPH0756373Y2 - 雨水集水装置 - Google Patents

雨水集水装置

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JPH0756373Y2
JPH0756373Y2 JP1993013478U JP1347893U JPH0756373Y2 JP H0756373 Y2 JPH0756373 Y2 JP H0756373Y2 JP 1993013478 U JP1993013478 U JP 1993013478U JP 1347893 U JP1347893 U JP 1347893U JP H0756373 Y2 JPH0756373 Y2 JP H0756373Y2
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JP
Japan
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water
rainwater
tank
pipe
discharge
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JP1993013478U
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JPH0674662U (ja
Inventor
健三 大原
Original Assignee
日耕機電株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、雨水の有効利用を図る
ようにした雨水集水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば離島や山間僻地等の水道が
完備されていない地域等では、雨水を溜めてこれを生活
用水の一部に利用することが行われている。この場合、
例えば建物の屋上に集水盤を設けてその集水盤により雨
水を受け、この雨水を集水管を通して集めて受水タンク
に流入させて貯留することが行われ、受水タンクに貯留
された雨水は、農芸用のスプリンクラー、花壇の散水、
家庭用雑用水、手洗い水等の様々な用途に利用される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、雨水内に
は、降雨時に大気中に浮遊していた塵埃等が混入するこ
とがあり、また、近年では、大気中に含まれていた窒素
酸化物,硫黄酸化物等が雨水に溶け込み、いわゆる酸性
雨となる問題が生じてきている。それら塵埃を含んだ雨
水や、有害物質を含む酸性雨を、そのまま受水タンクに
流入させると、汚れた水が受水タンクに溜まることにな
ってしまう。また、集水盤の表面には、晴天時などにお
いて、塵埃や砂,油脂分,木の葉等が付き、降雨時にお
いて、それら塵埃等がそのまま雨水と一緒に受水タンク
内に流入され、やはり、汚れた水が受水タンクに溜まる
ことになってしまう。
【0004】従って、雨水を生活用水として利用するに
は、雨水から上記のような異物や有害な化学物質を取除
くことが要望される。特に、化学物質(酸性雨)は、受
水タンクに一旦流入すると拡散して除去が困難となるの
で、極力受水タンク内に流入させる前に取除くことが必
要となる。この場合、雨水から異物や化学物質を取除く
ために、大がかりな装置や動力源を用いたり、あるいは
人手による面倒な操作を要したりすることは好ましくな
く、また、雨水を利用する趣旨からコスト的にもあまり
高価となることは避けなければならない。
【0005】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、雨水から異物や化学物質を取除い
た状態で受水タンクに溜めることができ、そのための構
成を簡単且つ安価に済ませることができると共に、人手
による面倒な操作を不要とすることができる雨水集水装
置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の雨水集水装置
は、雨水を受ける集水部と、降雨初期の雨水を排出させ
るための初期雨水排出タンクと、前記降雨初期以降の雨
水を貯留する受水タンクとを具備し、前記集水部に受け
られた雨水を、集水管を通して前記初期雨水排出タンク
に流入させると共に、この初期雨水排出タンクに所定量
の雨水が溜まった状態で前記集水管から分岐する導水管
を通して前記受水タンクに流入させるようにしたもので
あって、前記初期雨水排出タンク内に、該タンク内の水
位に応じて上下動し上昇位置にて該タンク上部の流入口
を閉塞するフロートを設けると共に、下端部が該初期雨
水排出タンクの下部に設けられた排水口に接続され、上
端部が前記フロートと一体的に上下動し該タンク内の水
を上部から徐々に排出させるフレキシブルホースを設け
たところに特徴を有する。
【0007】また、この場合、初期雨水排出タンクの底
部に該タンク内底部に溜まった泥水を排出するための泥
水排出口を設けると共に、一端部がこの泥水排出口に連
続され中間部が一旦上方へ延びた後下降するサイフォン
管を、その他端部が受水タンクに設けられ異物を含んだ
雨水を放水するための放水管の先端側部に連通するよう
に設け、該受水タンクからの放水時に、前記サイフォン
管が他端部側から減圧吸引されてサイフォンが形成され
て前記泥水が排出されるように構成すれば、より効果的
である。
【0008】
【作用】大気中に浮遊していた塵埃等が雨水に混入した
り、大気中に含まれていた硫黄酸化物や窒素酸化物等が
雨水に溶け込むことは、降雨の初期の時点で行われ、こ
れにより大気中に含まれていた異物や化学物質がいわば
洗い流されるようになって、それ以降の雨水中には、異
物や化学物質がほとんど含まれない状態となる。また、
集水部の表面に付着していた異物等も、降雨初期の雨水
により洗い流されるようになる。本考案者は、このよう
に異物や化学物質が含まれるのは、降雨初期の雨水であ
り、それ以降の雨水は、異物や化学物質がほとんど含ま
れない比較的きれいなものであることに着目し、本考案
を完成させたのである。
【0009】即ち、上記構成を有する本考案によれば、
降雨初期の雨水は、集水部から集水管を通って初期雨水
排出タンクに流れ込んで、そのタンク内に溜められるよ
うになる。そして、初期雨水排出タンクに所定量の雨水
が溜まると、そのタンク内に設けられたフロートが流入
口を閉塞し、それ以降の雨水は、集水管から分岐する導
水管を通って受水タンクに流入し、この受水タンクに溜
められるようになる。従って、異物や化学物質が含まれ
た初期雨水が初期雨水排出タンクに溜められることよっ
て取除かれ、受水タンクには、異物や化学物質が含まれ
ない比較的きれいな雨水が溜まるようになるのである。
【0010】ここで、次回の降雨時における初期雨水の
除去のため、初期雨水排出タンクに溜められた初期雨水
を適当な時期に該タンクから排出させておく必要があ
る。本考案によれば、初期雨水排出タンクに溜められた
初期雨水は、該タンクの下部に設けられた排水口から徐
々に排出されるので、人手による操作あるいは電気的,
機械的構成によるバルブの開閉等を行わずとも、初期雨
水は初期雨水排出タンクからいわば自動的に排出され、
集水能力が回復するようになる。さらに、初期雨水排出
タンク内の初期雨水は、フロートと一体的に上下動する
フレキシブルホースを介して、該タンク内の上部のもの
から順に排出されるので、初期雨水排出タンクの底部に
沈殿する泥等によりフレキシブルホースや排水口が詰ま
ることを防止することができる。
【0011】また、初期雨水排出タンクの内底部に溜ま
った泥水も、適宜排出する必要があるが、初期雨水排出
タンクの底部に設けられた泥水排出口にサイフォン管を
接続し、受水タンクの放水時にサイフォンが形成されて
泥水が排出されるように構成すれば、いわば自動的に底
部の泥水を初期雨水排出タンクから排出させることがで
きる。この場合も、人手による操作あるいは電気的,機
械的構成によるバルブの開閉等を行わずとも、泥水を初
期雨水排出タンクから排出させることができ、比較的簡
単な構成で安価に済ませることができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図1を参
照して説明する。尚、本実施例は請求項2に対応してい
る。また、図1は本実施例に係る雨水集水装置の集水部
部分を除いた構成を概略的に示しており、初期雨水排出
タンク1を左端側に、受水タンク2を右端側に配置して
いる。この場合、前記初期雨水排出タンク1及び受水タ
ンク2は、その底部が同等の高さに位置して設けられて
いる。
【0013】この雨水集水装置は、大きく分けて、高い
位置に配置される図示しない集水部並びに前記初期雨水
排出タンク1及び受水タンク2を備えて構成されてい
る。このうち集水部は、建物の屋上に設けられた例えば
浅底状の集水盤などから構成され、雨水を受けて集める
ようになっている。また、屋根に降った雨水を樋により
集める場合にも集水部として機能する。集水部に受けら
れた雨水は、例えば1本の集水管3にまとめられて流下
する。
【0014】前記集水管3の下端部は、例えば円筒状を
なす初期雨水排出タンク1の上端部に設けられた流入口
1aに連結されている。従って、集水部に受けられた雨
水は、集水管3を通って流入口1aから初期雨水排出タ
ンク1内に流入するようになっている。また、集水管3
の下部(初期雨水排出タンク1のやや上部)には、該集
水管3から分岐した流路を形成する導水管4の基端部が
接続されている。この導水管4は、図で右方に水平に延
びた後下降して延び、その先端部が前記受水タンク2の
左側壁部の下部の流入口2aに接続されている。従っ
て、初期雨水排出タンク1の流入口1aが塞がれると、
雨水は集水管3から導水管4を通って受水タンク2に流
入するようになる。
【0015】さて、前記初期雨水排出タンク1について
述べる。まず、この初期雨水排出タンク1の下部の図で
右側壁部には、内部の雨水を外部に排出するための排水
口5が、タンク1の側壁を貫通する管状に設けられてい
る。この排水口5には、タンク1の外側において流量調
節用のニードル弁6が接続されている。そして、この初
期雨水排出タンク1内には、該タンク1内の水位に応じ
て上下動するフロート7が設けられている。この場合、
このフロート7は、タンク1の上壁部を貫通するガイド
スリーブ8,8により上下に案内されるガイド棒9,9
の下端に取付けられ、回転することなくスムーズに上下
動するようになっている。尚、前記ガイド棒9にストッ
パを設けてフロート7の上限あるいは下限位置を規制す
ることもできる。
【0016】このフロート7の上面には、前記流入口1
aに若干の遊びをもって嵌まり込む形状をなし、フロー
チング弁を案内する突起部10が設けられている。従っ
て、初期雨水排出タンク1内が所定水位以上となったと
きには、フロート7が上昇位置に上昇して突起部10に
より案内されて流入口1aを閉塞するようになってい
る。尚、フロート7が上昇位置にあるときには、突起部
10により、集水管3の下端部分(流入口1aと導水管
4との間の部分)に雨水がほとんど溜まらないようにな
っている。さらに、このフロート7には、下面にて開口
する空洞部7aが形成され、その下面開口部が除塵用の
フィルタ11により覆われている。また、フロート7の
左側面には、空洞部7aに連通する通気用の空気穴が形
成され、この空気穴にもフィルタ12が設けられてい
る。
【0017】そして、フロート7の下部には、前記空洞
部7aと前記排水口5との間を連結するフレキシブルホ
ース13が、上下に螺旋状に延びて設けられている。こ
れにて、フロート7の空洞部7a内にフィルタ11及び
フィルタ12を通して侵入した雨水が、排水口5との間
の高低差により、フレキシブルホース13を通って排水
口5から徐々に排出されるようになっている。このとき
の排出量は、予めニードル弁6により調節される。ま
た、フレキシブルホース13は、長尺なものを螺旋状に
構成しているので、フロート7の上下動に容易に追従
し、折曲がり等も生じない。
【0018】さらに、初期雨水排出タンク1の底部に
は、泥水を排出するための泥水排出口1bが設けられ、
この泥水排出口1bにドレン管14が接続されている。
このドレン管14は、手動バルブ15を介して放出口3
0a(後述)に接続されているのであるが、このドレン
管14の途中部(手動バルブ15よりも左側)から分岐
するように、サイフォン管16が設けられている。この
サイフォン管16は、中間部が上方に延びた後、右方に
下降し、その先端部が後述する放水管30の先端部側に
接続されるようになっている。このサイフォン管16の
上端部は、前記初期雨水排出タンク1の流入口1aより
もやや高い位置に位置され、従って、通常時には、サイ
フォンが形成されることはない。
【0019】一方、前記受水タンク2は、次のように構
成されている。即ち、受水タンク2は、前記初期雨水排
出タンク1よりも大形に構成され、その内部に、受水タ
ンク2内の上端部を除いて上下に延びる仕切壁17が設
けられている。これにて、受水タンク2内は、仕切壁1
7により図で左右に仕切られ、異物分離室18と貯水室
19との左右2室が形成されている。尚、仕切壁17の
上端の高さレベルBは、前記導水管4が集水管3から分
岐する部分の高さレベルAよりも若干低く設定されてい
る。
【0020】前記異物分離室18は、その左側壁下部に
前記流入口2aを有し、導水管4からの雨水はまずここ
に流入するようになっている。そして、この異物分離室
18内の上部には、連絡管20が設けられている。この
連絡管20は、前記仕切壁17を左右に貫通すると共
に、異物分離室18側において折曲って下方に延びてい
る。そして、連絡管20の下端部部分には、浮遊異物除
去用のシールパン21が設けられている。また、連絡管
20の貯水室19側の端部には、逆止弁として機能する
フラッパー22が右方への開放可能に設けられている。
【0021】これにて、異物分離室18内において、流
入口2aから流入した雨水の水位が上昇し、連絡管20
の下の高さレベルGを越えると、フラッパー22を右方
へ押圧しながら、その雨水が貯水室19内に流入するよ
うになっている。尚、貯水室19内の水位が、異物分離
室18の水位より高い場合には、フラッパー22は開放
せず、異物分離室18からの雨水の流入がないと共に、
貯水室19から異物分離室18への逆流もない。また、
この異物分離室18では、流入雨水内に混入している異
物のうち、砂などの重い沈殿異物は底部に沈み、油脂分
などの軽い浮遊異物はシールパン21等により連絡管2
0への侵入が阻止されるから、貯水室19内には、異物
をほとんど含まないきれいな雨水を流入させることがで
きる。
【0022】受水タンク2の図で右壁下部には、前記貯
水室19内に溜められた雨水を取出すための給水口23
が設けられている。そして、貯水室19内には、下端部
がその給水口23に連結された吸水管24が上方に延び
て設けられている。この吸水管24は、その下端部を軸
として上下方向に揺動可能とされ、上端に接続されたフ
ロート25により、上端部の吸水口24aが、常に貯水
水位の若干下方に位置するようになっている。これに
て、極力きれいな雨水を、吸水口24aから吸水管24
を通して給水口23から取出すようにしている。
【0023】また、貯水室19の図で右側部位には、オ
ーバーフロー管26が設けられている。これにて、貯水
室19内の水位が、オーバーフロー管26の上端の高さ
レベルDを越えると、越えた分の雨水がオーバーフロー
管26を通して受水タンク2の外部に排出されるように
なっている。このとき、オーバーフロー管26の上端
は、ベルマウス形状とされており、浮遊異物が排出され
やすくなっている。尚、オーバーフロー管26の外側の
排出側端部には、昆虫等の侵入防止用のシールパン27
が設けられている。また、前記オーバーフロー管26の
上端の高さレベルDは、仕切壁17の高さレベルBより
も低く、前記連絡管20の上の高さレベルFよりも高く
なっている。
【0024】そして、受水タンク2の下方には、前記異
物分離室18の底部に連通するドレン管28が左方に延
びて設けられている。また、このドレン管28の右端部
は、手動バルブ29を介して貯水室19の底部にも連通
している。さらに、ドレン管28の左端側部位には、異
物分離室18内の異物を雨水と共に放出するための逆U
字状をなす放水管30の一端が接続されている。この放
水管30の上部の下の高さレベルEは、前記連絡管20
の上の高さレベルFにほぼ等しく、また、放水管30の
上部が満水する高さレベルCは、前記オーバーフロー管
26の高さレベルDより若干高く設定されている。さら
に、放水管30の他端側は、ドレン管28よりも低い位
置にある放出口30aとされている。
【0025】これにて、受水タンク2のオーバーフロー
は、放水管30によって始まり、雨水の流入量がさらに
多いときに、オーバーフロー管26からのオーバーフロ
ーが始まるようになっている。そして、異物分離室18
内の水位が、高さレベルCを越えて放水管30の上部を
満水させる放水時には、サイフォンの原理により、異物
分離室18内の雨水ほぼ全部が、ドレン管28及び放水
管30を通って放出口30aから外部に放出されるよう
になっている。尚、前記放出口30a部分にも、昆虫等
の侵入防止用のシールパン31が設けられている。ま
た、手動バルブ32により、ドレン管28の左端部を直
接放出口30a部分に連通させることもできるようにな
っている。
【0026】さらに、前記放水管30の先端側(図で左
側を上下に延びる部分)の中間部には、いわゆるベンチ
ュリ管を構成する絞り部33及びその絞り部33から連
続して下方へ次第に拡開するディフューザ部34が設け
られている。そして、この絞り部33部分に、前記サイ
フォン管16の右端部が開口しているのである。これに
て、放水管30のサイフォン形成を助けると共に、ひと
たびサイフォンが形成されると、異物分離室18内の雨
水が異物と共に一気に放水管30から放水され、この
際、サイフォン管16内が右端部側から減圧されて雨水
が吸引され、サイフォン管16にサイフォンが形成され
るようになっている。
【0027】次に、上記構成の作用について述べる。通
常時は、前記各手動バルブ15,29及び32は閉じら
れており、また、ニードル弁6は予め適切な流量に調節
されている。雨が降ると、その雨水が集水部に受けら
れ、集水管3にまとめられて流下する。ここで、雨水内
には、降雨時に大気中に浮遊していた塵埃等が混入する
ことがあり、また、大気中に含まれていた窒素酸化物や
硫黄酸化物等が雨水に溶け込んでいわゆる酸性雨とな
る。さらには、集水部には、晴天時などにおいて、塵埃
や砂,油脂分,木の葉等が付くことがあり、それら塵埃
等がそのまま雨水と一緒に流れることになる。
【0028】ところが、大気中に浮遊していた塵埃等が
雨水に混入したり、大気中に含まれていた窒素酸化物等
が雨水に溶け込むことは、降雨の初期の時点で行われ、
それ以降の雨水中には、異物や化学物質がほとんど含ま
れない状態となる。また、集水部の表面に付着していた
異物等は、降雨初期に雨水により洗い流されるようにな
る。このように異物や化学物質が含まれるのは、降雨初
期の雨水であり、それ以降の雨水は、異物や化学物質が
ほとんど含まれない比較的きれいなものとなるのであ
る。
【0029】そこで、まず、降雨初期の異物や化学物質
が含まれた雨水は、集水管3を通って流入口1aから初
期雨水排出タンク1内に流れ込んで、そのタンク1内に
溜められるようになる。このとき、初期雨水排出タンク
1内の水位が上昇するに伴って、フロート7が上昇し、
遂には、所定水位を越えると、フロート7の上面の弁シ
ート部が流入口1aを閉塞するようになる。これにて、
異物や化学物質が含まれた降雨初期の雨水が、導水管4
に逆流することなく初期雨水排出タンク1内に溜められ
るのである。初期雨水排出タンク1の容量は、集水部を
洗浄し、降雨初期の雨水を収容するに必要十分な容量と
する。
【0030】そして、フロート7が流入口1aを閉塞す
ると、それ以降の雨水は、集水管3から分岐する導水管
4を通って受水タンク2に流入するようになる。受水タ
ンク2に流入する雨水は、初期雨水が取除かれた比較的
きれいなものとなっている。この受水タンク2において
は、まず、雨水は異物分離室18に流入し、異物分離室
18内の水位が次第に上昇する。その水位が、連絡管2
0の下の高さレベルGを越えると、異物分離室18内の
雨水が、フラッパー22を開放させながら貯水室19内
に流れ込む。このとき、初期雨水以降の雨水内に、異物
が含まれていても、沈殿異物は底部に沈み、浮遊異物は
シールパン21等により連絡管20への侵入が阻止され
るから、貯水室19内には、異物をほとんど含まないき
れいな雨水を流入させることができる。
【0031】このようにして、貯水室19内にきれいな
雨水が溜められるのである。貯水室19内の水位は、オ
ーバーフロー管26の上端の高さレベルD以下に保たれ
るようになっており、また、貯水室19内に多少の浮遊
異物が侵入しても、その浮遊異物はオーバーフロー管2
6により排出されるようになっている。そして、受水タ
ンク2に溜められた雨水を給水口23から取出す際は、
吸水管24によって、溜められた雨水のうち上部部位か
ら取出されるので、貯水室19内に多少の沈殿異物があ
ったとしても、給水口23から取出される雨水は更にき
れいなものとなるのである。
【0032】ここで、次回の降雨時にまでには、前記初
期雨水排出タンク1に溜まった初期雨水を排出して、初
期雨水排出タンク1による初期雨水の除去能力を回復さ
せておく必要がある。本実施例の構成においては、フロ
ート7の空洞部7aにフィルタ11を通して侵入した雨
水が、排水口5との間の高低差により、フレキシブルホ
ース13を通って排水口5から徐々に排出されるのであ
る。これにて、人手による操作あるいは電気的,機械的
構成によるバルブの開閉等を行わずとも、いわば自動的
に初期雨水排出タンク1内の初期雨水が排出されるので
ある。また、このとき、初期雨水が上部から排出される
ので、初期雨水中の泥などの沈殿異物はフレキシブルホ
ース13や排水口5に侵入せず、また、固形の浮遊異物
もフィルタ11によりフレキシブルホース13や排水口
5には侵入しないので、フレキシブルホース13や排水
口5を詰まらせるといった不具合も発生しない。
【0033】さらに、初期雨水排出タンク1の底部に
は、泥水が溜まることになるので、この泥水を、適当な
時期に排出させる必要がある。一方、前記受水タンク2
の異物分離室18内の異物も、適当な時期に排出させる
必要がある。本実施例の構成においては、初期雨水排出
タンク1内の泥水の排出、及び異物分離室18内の異物
を含んだ雨水の排出が、やはり人手による操作あるいは
電気的,機械的構成によるバルブの開閉等を行わずと
も、次のようにしていわば自動的に行われるようになっ
ているのである。
【0034】即ち、まず、前記放水管30の基端側(右
側の上に延びる部分)の水位は、異物分離室18の水位
と同一となり、異物分離室18が連絡管20が水没する
水位(高さレベルF)を越えると、放水管30の高さレ
ベルEを越えるため、越えた分の雨水が放水管30を通
して放出口30aから徐々に排出される。このとき、流
入口2aからの雨水の流入が継続されている場合には、
連絡管20,シールパン21及びフラッパー22の流水
抵抗により、異物分離室18の水位が、貯水室19の水
位(高さレベルD)よりも高い高さレベルCとなり(但
し、仕切壁17の高さレベルBは越えない)、放水管3
0の上部を満水させ、遂には放水管30にサイフォンが
形成されるようになる。すると、異物分離室18内の雨
水が、沈殿異物,浮遊異物と共に、放水管30を通って
放出口30aから一挙に排出されるのである。
【0035】そして、このように放水管30にサイフォ
ンが形成されて放水が行われたときには、水流により絞
り部33における静圧降下が生ずる。これにより、初期
雨水排出タンク1の底部の泥水排出口1bにドレン管1
4を介して連通されたサイフォン管16が、右端部側か
ら吸引され、これにて、初期雨水排出タンク1の底部の
泥水が、泥水排出口1bから吸引され、サイフォン管1
6のサイフォンが形成されるのである。従って、初期雨
水排出タンク1の底部の泥水が、泥水排出口1b,ドレ
ン管14及びサイフォン管16を通り、さらに放水管3
0の先端側を通って放出口30aから排出されるのであ
る。
【0036】また、このような泥水の排出により、初期
雨水排出タンク1内の水位即ちフロート7の位置が下が
って、流入口1aより雨水が流入するようになるので、
初期雨水排出タンク1内が撹拌されることになり、泥の
排出が一層促進される。尚、絞り部33は、比較的高い
位置に設けられているため、サイフォンブレークが早め
に行われるようになっている。これは、初期雨水排出タ
ンク1に溜まった雨水を排水口5から排出させるに要す
る時間をできるだけ安定させるためである。
【0037】なお、例えばメンテナンス時や清掃時など
には、手動バルブ15あるいは手動バルブ32を手動で
開くことにより、初期雨水排出タンク1あるいは異物分
離室18内に溜まった雨水を、放出口30aから排出さ
せることができる。また、このとき、併せて手動バルブ
29を手動で開くことにより、貯水室19内の雨水も排
出させることができる。
【0038】このように本実施例によれば、雨水に異物
や化学物質が含まれるのは、降雨初期のものであり、そ
れ以降の雨水は、異物や化学物質がほとんど含まれない
比較的きれいなものであることに着目し、降雨初期の雨
水を受水タンク2に流入する以前に溜める初期雨水排出
タンク1を設けたので、異物や化学物質が含まれた初期
雨水が取除かれた比較的きれいな雨水を受水タンク2に
溜めることができるものである。
【0039】また、特に本実施例では、受水タンク2内
にも、雨水から異物を取除くための様々な工夫を凝らし
たので、給水口23から取出される雨水を、より一層き
れいなものとすることができる。
【0040】そして、初期雨水排出タンク1にフロート
7,フレキシブルホース13,排水口5を設けて、初期
雨水排出タンク1に溜まった初期雨水を排水口5から徐
々に排出させるようにしたので、雨が止んで一定時間が
たった際には、いわば自動的に初期雨水を初期雨水排出
タンク1から確実に排出させて貯水能力を回復させるこ
とができる。また、雨が止んで、空や集水部が汚れるほ
どの時間を経ずして再度降りだした場合には、初期雨水
排出タンク1内にはある程度の雨水が残っているので、
フロート弁の閉鎖も早くなり、雨水を有効に利用でき
る。従って、電気的,機械的構成によってバルブの開閉
等を行う場合と比較して簡単且つ安価な構成で済ませる
ことができ、しかも人手による面倒な操作を不要とする
ことができるものである。
【0041】さらに、本実施例では、初期雨水排出タン
ク1の内底部に溜まった泥水も、サイフォン管16によ
りいわば自動的に排出することができる。この場合も、
単純な水力学の法則を利用して泥水の排出を行うように
構成したので、人手による操作あるいは電気的,機械的
構成によるバルブの開閉等を行わずとも、泥水を初期雨
水排出タンク1から排出させることができ、比較的簡単
な構成で安価に済ませることができるものである。
【0042】図2は、本考案の他の実施例を示すもの
で、初期雨水排出タンク41の概略構成を正面(a)及
び側面(b)から示している。上記実施例と異なるとこ
ろは、初期雨水排出タンク41の排水口42を、該タン
ク41内の雨水の水位に応じて上下動させ、水位と排水
口42との高低差ひいては排水速度を常に一定に保つよ
うに構成した点にある。
【0043】即ち、初期雨水排出タンク41内のフロー
ト43の上端には、紐44の一端が接続され、その紐4
4は、該タンク41の上面から外部に導出され、滑車4
5に掛けられた後、その他端部側がタンク41の右外壁
部を下方に垂れ下がっている。紐44の他端には錘46
が接続され、また、初期雨水排出タンク41の右外壁部
には、紐44を上下に案内するガイド47、錘46の上
昇位置を規制するストッパ48が、上下位置調節可能に
設けられている。そして、前記錘46には、滑車49に
掛けられた別の紐50の一端が接続されており、その紐
50の他端には、ねじ棒51が取付けられていると共に
そのねじ棒51に排水ブロック52が上下位置調節可能
に螺合している。
【0044】一方、初期雨水排出タンク41の下部に設
けられた排水口体53と前記フロート43の空洞部43
aとは、フレキシブルホース54にて連結されている。
そして、排出口体53には、タンク41の外側にて、湾
曲状の外部フレキシブルホース55の下端部が、矢印方
向に揺動可能に接続されている。この外部フレキシブル
ホース55の上端が、前記排水ブロック52に形成され
た排水口42に連結されているのである。排水ブロック
52において排水口42が上下に貫通孔となっているの
は、排水口42に放水用の別のホース56を接続した際
に、サイフォンが形成されることを防止するためであ
る。
【0045】これにて、初期雨水排出タンク41内の雨
水が、空洞部43a,フレキシブルホース54,排水口
体53,外部フレキシブルホース55を順に通って排水
口42から排出されるのであるが、このとき、フロート
43の上下動に伴い、排水ブロック52つまり排水口4
2は高低差Hを常に保った状態で上下動するものであ
る。従って、初期雨水排出タンク41の排水速度を常に
一定に保つことができ、また、その排水速度は、排水ブ
ロック52のねじ棒51に対する位置調節により、自在
に設定することができるのである。
【0046】図3及び図4は、異なる他の実施例を示す
ものであり、上記実施例の放水管30に代えて放水管6
1を設けている。この放水管61は、絞り部33及びデ
ィフューザ部34の代りに、一定の径を有する管内に絞
り板62を取付けるようにしている。この絞り板62
は、図4に示すように、例えばゴム製の円板に、外周部
を除いて放射状に複数本の切目62aを形成してなり、
流水時に水圧によって図3に二点鎖線で示すように変形
することにより、管内ノズルとして機能するようになっ
ている。従って、上記実施例と同様に、絞り板62の直
ぐ上部に配置されたサイフォン管16内が減圧され、サ
イフォンが形成されて泥水が排出されるのである。ま
た、流水が少ないときには、絞り板62の剛性によりノ
ズル径も小さいので、放水管30のサイフォン形成をた
すける働きもある。
【0047】尚、上記各実施例では、サイフォン管を用
いて自動的に初期雨水排出タンクの泥水の排出を行うよ
うにしたが、初期雨水排出タンクの泥水の排出はさほど
頻繁に行わなくても済むため、必ずしもサイフォン管を
用いる構成としなくても良く、手動でバルブを開閉する
ことにより行ったりポンプ等で行うなど他の手段を用い
るようにしても良い(請求項1の考案)。
【0048】その他、例えばサイフォン管の上部と放水
管の上部をつなぐバイパス管を設けてサイフォンブレー
クを制御しても良く、また、受水タンクの構成としては
もっと簡単なものであっても良く、さらには異物分離室
と貯水室とを別途のタンクから構成しても良いなど、本
考案は要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能であ
る。
【0049】
【考案の効果】以上の説明にて明らかなように、本考案
の雨水集水装置によれば、降雨初期の雨水を初期雨水排
出タンクに流入させる構成としたので、雨水を、異物や
化学物質を取除いたきれいな状態で受水タンクに溜める
ことができ、また、初期雨水排出タンクからの初期雨水
の排出が自動的に行われるように構成したので、人手に
よる面倒な操作を不要としつつ、全体の構成を簡単且つ
安価に済ませることができるという優れた実用的効果を
得ることができる。
【0050】また、この場合、初期雨水排出タンクの内
底部に溜まった泥水も、サイフォン管により排出するよ
うにすれば、人手による操作あるいは電気的,機械的構
成によるバルブの開閉等を行わずとも、初期雨水排出タ
ンクからの泥水の排出も自動的に行われ、比較的簡単な
構成で安価に済ませることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、雨水集水装置
の全体構成を概略的に示す図
【図2】本考案の他の実施例を示すもので、初期雨水排
出タンクの縦断正面図(a)及び側面図(b)を並べて
示す図
【図3】本考案の異なる他の実施例を示すもので、放水
管の要部を示す図
【図4】絞り板の平面図
【符号の説明】
図面中、1,41は初期雨水排出タンク、1aは流入
口、1bは泥水排出口、2は受水タンク、3は集水管、
4は導水管、5,42は排水口、7,43はフロート、
13,54はフレキシブルホース、16はサイフォン
管、18は異物分離室、19は貯水室、20は連絡管、
23は給水口、24は吸水管、26はオーバーフロー
管、30,61は放水管、30aは放出口、33は絞り
部、34はディフューザ部、62は絞り板を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雨水を受ける集水部と、降雨初期の雨水
    を排出させるための初期雨水排出タンクと、前記降雨初
    期以降の雨水を貯留する受水タンクとを具備し、前記集
    水部に受けられた雨水を、集水管を通して前記初期雨水
    排出タンクに流入させると共に、この初期雨水排出タン
    クに所定量の雨水が溜まった状態で前記集水管から分岐
    する導水管を通して前記受水タンクに流入させるように
    した雨水集水装置であって、 前記初期雨水排出タンク内に、該タンク内の水位に応じ
    て上下動し上昇位置にて該タンク上部の流入口を閉塞す
    るフロートを設けると共に、下端部が該初期雨水排出タ
    ンクの下部に設けられた排水口に接続され、上端部が前
    記フロートと一体的に上下動し該タンク内の水を上部か
    ら徐々に排出させるフレキシブルホースを設けたことを
    特徴とする雨水集水装置。
  2. 【請求項2】 前記初期雨水排出タンクの底部に該タン
    ク内底部に溜まった泥水を排出するための泥水排出口を
    設けると共に、一端部がこの泥水排出口に連続され中間
    部が一旦上方へ延びた後下降するサイフォン管を、その
    他端部が前記受水タンクに設けられ異物を含んだ雨水を
    放水するための放水管の先端側部に連通するように設
    け、該受水タンクからの放水時に、前記サイフォン管が
    他端部側から減圧吸引されてサイフォンが形成されて前
    記泥水が排出されるように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の雨水集水装置。
JP1993013478U 1993-03-23 1993-03-23 雨水集水装置 Expired - Lifetime JPH0756373Y2 (ja)

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