JPS6143473B2 - - Google Patents

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JPS6143473B2
JPS6143473B2 JP53092264A JP9226478A JPS6143473B2 JP S6143473 B2 JPS6143473 B2 JP S6143473B2 JP 53092264 A JP53092264 A JP 53092264A JP 9226478 A JP9226478 A JP 9226478A JP S6143473 B2 JPS6143473 B2 JP S6143473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
transfer sheet
parts
ink
light
Prior art date
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Expired
Application number
JP53092264A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5519533A (en
Inventor
Kyoichi Shimomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP9226478A priority Critical patent/JPS5519533A/ja
Publication of JPS5519533A publication Critical patent/JPS5519533A/ja
Publication of JPS6143473B2 publication Critical patent/JPS6143473B2/ja
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  • Printing Methods (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、昇華転写用シートおよび昇華転写法
に関し、さらに詳しくは、光吸収発熱性物質の性
質を利用することにより加熱することなく、光照
射により転写を行なうことのできる転写シートお
よび転写方法に関する。
従来、昇華転写捺染は加熱することにより行な
われている。このような方法において転写シート
への熱付与は熱板又は熱ロールを加熱し、この熱
源と転写シートを接触し熱伝導により転写シート
を加熱することにより行なつている。また、一部
には赤外線ヒータによる加熱転写も有るが、転写
シートに使用されるインキ成分も染料および結合
剤が主でその他、体質顔料、粘度調整剤、沈澱防
止剤、スリツプ剤、活面活性剤等が添加される程
度のものであつたので、従来の転写シートに赤外
線照射を行なつても発熱は微弱であり、染料を短
時間に昇華させる温度にすることはできず、実用
されるには至つていない。
また従来の乾式転写捺染方法においては、転写
性を安定化させるために、布と転写シートを加圧
し又、布も加熱度が高いために布の風合変化が大
きく、又転写時に布組織が圧のため密になり染料
の布組織内部への浸透が不良になるという問題が
有つた。
本発明者は上記の如き昇華転写捺染における欠
点を改善するため、種々研究した結果、転写シー
トの加熱を熱伝導ではなく、転写シートの絵柄層
中に添加した光吸収発熱性物質の特性を利用する
ことにより光照射だけで昇華転写しうることを見
い出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は基体シート上に、昇華性染
料、光吸収発熱性物質および結合剤樹脂を含む任
意の絵柄層を有する昇華転写用シート並びにこの
昇華転写用シートを用いて、光照射により昇華染
料を被転写材表面に転写させる昇華転写法を要旨
とする。
以下、上記の本発明について詳述する。
本発明の転写シートを構成する基体シートとし
ては、主に紙類、例えば上質紙、グラビア用紙、
薄葉紙、クラフト紙、グラシン紙、パーチメント
等が用いられ、他にセロハン、ポリビニルアルコ
ールなどのフイルムも用いる事ができる。
上記基体シート上に絵柄層を設けるのに用いる
インキ組成物には昇華性染料、光吸収発熱性物
質、結合剤よび溶剤を主成分とするものが適用で
きる。上記昇華性染料としては熱時の溶融もしく
は昇華による転写性をもつものとして、現在繊維
染色等に多用されている分散染料、油溶性染料、
カチオン染料(塩基性染料を含む)等を使用する
事ができる。カチオン染料(塩基性染料を含む)
ではアルカリ物質もしくは還元性物質により非極
性化して用いる事により、転写性を良好なものに
改質できるので、該改質染料を用いる方が好まし
い。
一方、結合剤樹脂としては、染料と著しい化学
的な相互作用を奏さず、染料の昇華を著しく阻害
しないものであれば何でもよい。例えば、エチル
セルロース、エチルヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロ
ース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリ酪酸ビニル、
ポリ酢酪酸ビニル、ポリ塩化ビニル、アクリルも
しくはメタアクリル系樹脂及びそのエステル類、
ポリスチレン、ポリブタジエン及びその共重合
体、ポリエチレン、ポリプロピレン等の炭化水素
系樹脂、フエノール系、変性フエノール系樹脂、
テルペン樹脂、ケトン樹脂、石油樹脂等のハード
レジン類、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレ
タン系樹脂、ゴム誘導体、コーパル、ダンマー、
アラビアゴム、トラガントゴム、シエラツク、デ
キストリン、デンプン、カゼイン等の天然樹脂又
はその変性樹脂類等各種樹脂を使用することがで
きる。
次に、光吸収発熱性物質としてはカーボンブラ
ツクが最も好ましく用いられるが、その他、顔料
たとえばダイアモンドブラツク(C.I.Pigment
Black (1)なども使用できる。
又、上記インキ組成物を用いて絵柄層を設ける
には、通常行なわれているグラビア印刷、フレキ
印刷、オフセツト印刷等の印刷方法が使用でき、
それぞれの印刷方法に適したインキ特性を得るた
めにインキ中に適当な物質を添加する事も可能で
ある。例えば体質顔料、粘度調整剤、添澱防止
剤、スリツプ剤、各種界面活性剤等が挙げられ
る。
上記インキ組成物中の光吸収発熱物質の量を変
化させることによつて、転写シートの加熱状態を
変えることができるが、好ましくは乾燥した絵柄
層全体の0.5〜25重量%程度含有される。
尚、この含有量は昇華すべき染料の量によつて
変化する。
次に、上記の如く構成される転写シートを用い
て被転写材表面に転写するには、転写シートの絵
柄層面を被転写材表面に接合し、しかる後上記転
写シートの絵柄層を設けていない面側および/ま
たは上記被転写材裏面側から光照射することによ
り行なう。
上記光照射には、赤外線が好ましく用いられ
る。照射量は、絵柄層中の光吸収発熱物質の量、
昇華性染料の量などによつても変わるので、光
源、照射距離、照射時間などを適宜調整して決め
られる。
また、被転写材としては染色されうるものであ
ればいずれも適用でき、たとえば合成繊維、天然
繊維、スチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポ
リエステルなどのプラスチツク板合成樹脂を塗布
した金属板、木板、ガラス板、ガラス繊維などが
ある。
以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、極めて簡便に昇華転写捺染が行ないうるだけ
でなく、被転写材に何ら影響を与えないので、た
とえば被転写材が布のような場合にはその風合を
全く損わずに転写しうるという利点がある。
以下、実施例を示して、さらに具体的に説明す
る。
尚、以下の文中、「部」は「重量部」である。
実施例 1 薄葉紙(サツキ30g/m2三興製紙社製)に下記
の組成で、ボールミルにて20時間練肉したインキ
(1)をグラビア印刷により印刷を行なつて転写シー
トを作成した。
インキ(1) 分散染料(Miketon Polyester Red FB、三井
東圧社製) 6 部 エチルセルロース(N−7) 9 部 カーボンブラツク 2 部 分散剤 0.5部 トルエン 66.5部 ブタノール 16 部 計100 部 こうして得た転写シートを、ポリエステル布と
接合し、転写シート側より赤外ランプで5cmの距
離から20秒間光照射によりインキ層を加熱した
所、ポリエステル布上に転写する事ができた。
インキ(1)の組成よりカーボンブラツクをぬいた
組成で同様の転写実験を行なつた所ポリエステル
生地上には全く転写されなかつた。
実施例 2 ポリエステルフイルム(厚さ20μ)に下記の組
成よりなるインキ(2)を用いグラビア印刷により絵
柄を形成して転写シートを作成した。
インキ(2) カチオン染料(Aizen Cathlon Blue 3GLH、
保土谷化学社製) 6部 KOH(カチオン染料昇華性付与剤) 3部 エチルセルロース(N−7) 8部 カーボンブラツク 2部 トルエン 60部 ブタノール 21部 計100部 こうして得た転写シートをアクリル生地(三菱
レイヨン社製ボンネル天竺)と接合し、転写シー
ト側より5cmの距離から400W赤外ランプにより
20秒間光照射を行ないインキ層を加熱した所アク
リル生地上に転写を行なう事ができた。
実施例 3 実施例1において基体シートを、サラシクラフ
ト紙(40g/m2)を使用し又、インキ(1)を下記の
インキ(3)に変更しシルクスクリーン印刷により転
写紙を作成し同様の転写を行なつた所良好な転写
物が得られた。
インキ(3) メイプロガムNP−16 10部 分散染料(Miketon Polyester Blue FTK、三
井東圧社製) 5部 水 85部 計100部 実施例 4 グラシン紙(40g/m2)に下記の組成に配合し
たインキ(4)をグラビア印刷により印刷を行なつて
転写シートを作成した。
インキ(4) カチロン 4部 エチルセルロース 8部 カーボンブラツク 2部 NaOH 2部 トルエン 42部 ブタノール 42部 計100部 こうして得た転写シートをアクリル布と接合
し、実施例1と同じように転写シート側からの光
照射により、インキ層を加熱した所ポリエステル
布上に転写することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基体シート上に、昇華性染料、光吸収発熱性
    物質および結合剤を含む任意の絵柄層を有する昇
    華転写用シート。 2 基体シート上に、昇華性染料、光吸収発熱性
    物質および結合剤樹脂を含む任意の絵柄層を有す
    る転写シートの絵柄層面を、被転写材表面に接合
    し、しかる後上記転写シートの絵柄層を設けてい
    ない面側および/または上記被転写材裏面側から
    光照射することを特徴とする昇華転写法。
JP9226478A 1978-07-28 1978-07-28 Sheet and process for sublimation transfer Granted JPS5519533A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9226478A JPS5519533A (en) 1978-07-28 1978-07-28 Sheet and process for sublimation transfer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9226478A JPS5519533A (en) 1978-07-28 1978-07-28 Sheet and process for sublimation transfer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5519533A JPS5519533A (en) 1980-02-12
JPS6143473B2 true JPS6143473B2 (ja) 1986-09-27

Family

ID=14049535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9226478A Granted JPS5519533A (en) 1978-07-28 1978-07-28 Sheet and process for sublimation transfer

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56109787A (en) * 1980-02-05 1981-08-31 Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd Heat-sensitive transferring ink ribbon
JPS5979788A (ja) * 1982-10-29 1984-05-09 Sony Corp 熱昇華性インクリボン
JPS5988981A (ja) * 1982-11-11 1984-05-23 松下電器産業株式会社 染料転写体
JPS5988982A (ja) * 1982-11-11 1984-05-23 松下電器産業株式会社 染料転写体
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EP2148065B1 (en) 2007-05-22 2014-08-27 IHI Corporation Gas turbine engine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5519533A (en) 1980-02-12

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