JPS6143163A - N‐置換‐3‐シアノ‐アゼチジン誘導体の製法 - Google Patents
N‐置換‐3‐シアノ‐アゼチジン誘導体の製法Info
- Publication number
- JPS6143163A JPS6143163A JP60162183A JP16218385A JPS6143163A JP S6143163 A JPS6143163 A JP S6143163A JP 60162183 A JP60162183 A JP 60162183A JP 16218385 A JP16218385 A JP 16218385A JP S6143163 A JPS6143163 A JP S6143163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- azetidine
- group
- phase
- reaction
- substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D205/00—Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D205/02—Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
- C07D205/04—Heterocyclic compounds containing four-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
本発明は、生物学的活性を有する化合物の製造のときに
中間体として使用され得るN−ff換−3=シアノ−ア
ゼチジン誘導体を製造する方法に関するものである。
中間体として使用され得るN−ff換−3=シアノ−ア
ゼチジン誘導体を製造する方法に関するものである。
発明の背景
アルカリ金属シアン化物と、式RX(ここにXはハライ
ド基やスルホネート基の如き適当な脱離可能基すなわち
ジービング基(teaνing group)である〕
の化合物との求核置換反応によってシアノ化合物が製造
できることは既に公知である。この種の反応混合物は一
般に水性相と有機液相との両者を含み、したがって反応
速度が比較的遅い。この二相反応を促進するための手段
として、第四級アンモニウム塩の如き相−トランスファ
触媒(phase −transfer cataly
st)を使用することは公知である。しかしながら、或
種の反応では第四級アンモニウムカチオンが前記のジー
ビング基の中のアニオンと結合して、当該有機相中で易
溶性の或種の生成物を形成することがあり得る。このよ
うな場合には、第四級アンモニウム系の相−トランスフ
ァ触媒を、触媒としての必要量よりもかなり多く使用す
ることが必要である。このような事態は、トシルオキシ
基またはメシルオキシ基の置換反応のときに特によく起
こり易い。なぜならば、第四級アンモニウムトシレート
および一メシレートは有機溶媒に非常に溶は易いからで
ある。
ド基やスルホネート基の如き適当な脱離可能基すなわち
ジービング基(teaνing group)である〕
の化合物との求核置換反応によってシアノ化合物が製造
できることは既に公知である。この種の反応混合物は一
般に水性相と有機液相との両者を含み、したがって反応
速度が比較的遅い。この二相反応を促進するための手段
として、第四級アンモニウム塩の如き相−トランスファ
触媒(phase −transfer cataly
st)を使用することは公知である。しかしながら、或
種の反応では第四級アンモニウムカチオンが前記のジー
ビング基の中のアニオンと結合して、当該有機相中で易
溶性の或種の生成物を形成することがあり得る。このよ
うな場合には、第四級アンモニウム系の相−トランスフ
ァ触媒を、触媒としての必要量よりもかなり多く使用す
ることが必要である。このような事態は、トシルオキシ
基またはメシルオキシ基の置換反応のときに特によく起
こり易い。なぜならば、第四級アンモニウムトシレート
および一メシレートは有機溶媒に非常に溶は易いからで
ある。
そして、この種の“触媒”はほとんど等モル量使用する
ことが必要である〔たとえば[ジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサイエテイ」第954頁(1962年);「テ
トラヘドロン」第27巻第4057(1971年);「
シンセシス」第430頁(1975年)参照〕。商業的
に好ましいジービング基としてメシルオキシ基がしばし
ば選択されるが、相−トランスファ触媒としてかなり多
量使用する必要があるので、そのためにかなりの経費が
かかる。したがって、この経済上の難点が改善できたな
らば、これは当業界に大なる貢献をなすであろう。本発
明者は、単に触媒量だけ使用するだけでメシレート/シ
アニド交換反応を充分に促進する作用を表わす効果的な
相−トランスファ触媒を今回見出したのである。
ことが必要である〔たとえば[ジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサイエテイ」第954頁(1962年);「テ
トラヘドロン」第27巻第4057(1971年);「
シンセシス」第430頁(1975年)参照〕。商業的
に好ましいジービング基としてメシルオキシ基がしばし
ば選択されるが、相−トランスファ触媒としてかなり多
量使用する必要があるので、そのためにかなりの経費が
かかる。したがって、この経済上の難点が改善できたな
らば、これは当業界に大なる貢献をなすであろう。本発
明者は、単に触媒量だけ使用するだけでメシレート/シ
アニド交換反応を充分に促進する作用を表わす効果的な
相−トランスファ触媒を今回見出したのである。
発明の構成
したがって本発明は、次式
のN−置換アゼチジン−3−オールとアルキルスルホニ
ルハライドとを水不混和性有機溶媒中で反応させ、その
結果得られた3−アルキルスルホニルアゼチジン生成物
の有機溶液と、アルカリ金属シアン化物の水性溶液とを
、触媒量の親油相トランスファ触媒の存在下に反応させ
ることを特徴とする、次式 (ここにR+はアリールメチル基を表わし、R1は水素
原子、アルキル基、アリール基またはアルアルキル基を
表わし、ただしこれらの基においてその中のアルキル基
の部分は炭素原子8個以下を含むものである)のN−置
換−3−シアノ−アゼチジン誘導体の製造方法に関する
ものである。
ルハライドとを水不混和性有機溶媒中で反応させ、その
結果得られた3−アルキルスルホニルアゼチジン生成物
の有機溶液と、アルカリ金属シアン化物の水性溶液とを
、触媒量の親油相トランスファ触媒の存在下に反応させ
ることを特徴とする、次式 (ここにR+はアリールメチル基を表わし、R1は水素
原子、アルキル基、アリール基またはアルアルキル基を
表わし、ただしこれらの基においてその中のアルキル基
の部分は炭素原子8個以下を含むものである)のN−置
換−3−シアノ−アゼチジン誘導体の製造方法に関する
ものである。
好ましくは、R1はモノアリールメチル基、特にヘンシ
ル基を表わし;R2は水素原子を表わす。
ル基を表わし;R2は水素原子を表わす。
好ましいアルキルスルホニルハライドはアルキルスルホ
ニルクロライド、特にメチルスルホニル(メシル)クロ
ライドである。
ニルクロライド、特にメチルスルホニル(メシル)クロ
ライドである。
第1番目のスルホン化工程で使用される溶媒は、水不混
和性溶媒であるべきである。なぜならば真後のシアン化
工程を2相系の中で実施できるようにして、余剰のシア
ニドイオンおよび無機塩を廃棄用水性相の中に含ませて
除去するためである。
和性溶媒であるべきである。なぜならば真後のシアン化
工程を2相系の中で実施できるようにして、余剰のシア
ニドイオンおよび無機塩を廃棄用水性相の中に含ませて
除去するためである。
大抵の水不混和性の常用有機溶媒が使用できるけれども
、脂肪族クロロ炭化水素を用いた場合には収率が比較的
低いことが見出された。適当な有機溶媒の例には酢酸エ
チルの如きエステル;およびトルエンやクロロベンゼン
の如き芳香族炭化水素やハロゲン化された芳香族炭化水
素があげられる。
、脂肪族クロロ炭化水素を用いた場合には収率が比較的
低いことが見出された。適当な有機溶媒の例には酢酸エ
チルの如きエステル;およびトルエンやクロロベンゼン
の如き芳香族炭化水素やハロゲン化された芳香族炭化水
素があげられる。
アルカリ金属、シアン化物として、経済上の理由から一
般にシアン化ナトリウムが使用される。
般にシアン化ナトリウムが使用される。
しかしてこれは既述の如(水性溶液の形で使用され、そ
して当該2相反応系の反応促進のために相−トランスフ
ァ触媒を存在させるのである。現在広く使用されている
公知の相−トランスファ触媒は充分なシアン化反応促進
作用を有さす、そしてこの公知触媒の低い効力は、これ
が ヘキサデシルトリブチルホスホニウムブロマイド、
テトラブチルアンモニウムブロマイドやクラウンエーテ
ル(たとえば18−クラウン−6)の如き非親油性の相
−トランスファ触媒で、あるためであることが本発明者
によって見出された。したがってこの相−トランスファ
触媒は前記の如き親油性のものであるべきであり、すな
わち有機液中可溶性/水不溶性のものであるべきである
。相−トランスファ触媒として適当な化合物はテトラア
ルキルアンモニウムハライド(この中のアルキル基に含
まれる炭素原子の合計数は少なくとも20個である)で
ある、メチル基を少なくとも1個有し、かつ炭素原子を
8個以上有するアルキル基を少なくとも2個有するテト
ラアルキルアンモニウムハライドが好ましい。市場で入
手できる第四級アンモニウム塩の多くは獣脂等の天然品
から作られたものであるので、これは種々の鎖長のアル
キル基を含んでいる。したがって前記の鎖長に関する条
件は、種々の鎖長のアルキル基の平均鎖長に関する条件
であることが理解されるべきである。
して当該2相反応系の反応促進のために相−トランスフ
ァ触媒を存在させるのである。現在広く使用されている
公知の相−トランスファ触媒は充分なシアン化反応促進
作用を有さす、そしてこの公知触媒の低い効力は、これ
が ヘキサデシルトリブチルホスホニウムブロマイド、
テトラブチルアンモニウムブロマイドやクラウンエーテ
ル(たとえば18−クラウン−6)の如き非親油性の相
−トランスファ触媒で、あるためであることが本発明者
によって見出された。したがってこの相−トランスファ
触媒は前記の如き親油性のものであるべきであり、すな
わち有機液中可溶性/水不溶性のものであるべきである
。相−トランスファ触媒として適当な化合物はテトラア
ルキルアンモニウムハライド(この中のアルキル基に含
まれる炭素原子の合計数は少なくとも20個である)で
ある、メチル基を少なくとも1個有し、かつ炭素原子を
8個以上有するアルキル基を少なくとも2個有するテト
ラアルキルアンモニウムハライドが好ましい。市場で入
手できる第四級アンモニウム塩の多くは獣脂等の天然品
から作られたものであるので、これは種々の鎖長のアル
キル基を含んでいる。したがって前記の鎖長に関する条
件は、種々の鎖長のアルキル基の平均鎖長に関する条件
であることが理解されるべきである。
前記の2相系における相−トランスファ触媒の使用量は
、通常の触媒量の範囲内の量であってよく、すなわちこ
の使用量は既述の等モル量よりも実質的に少ない量であ
って、一般に20モル%以下の量である。実用的効果と
経済的立場を考慮に入れた場合、この触媒の好ましい使
用量は1−20モル%、一層好ましくは2−10モル%
である。
、通常の触媒量の範囲内の量であってよく、すなわちこ
の使用量は既述の等モル量よりも実質的に少ない量であ
って、一般に20モル%以下の量である。実用的効果と
経済的立場を考慮に入れた場合、この触媒の好ましい使
用量は1−20モル%、一層好ましくは2−10モル%
である。
第1番目の反応工程であるアルコールとアルキルスルホ
ニルハライドとの反応は、発熱反応である。しかして、
ここで生じた3−アルキルスルホニルアゼチジンは高温
においてその一部が分解し易い。したがってこの第一反
応工程は冷却下に行って、反応温度が室温(25℃)以
上に上昇しないようにするのが好ましく、反応温度を2
5℃未満、ただし0℃以上、たとえば5−15℃に充分
に維持できるように冷却を行うのが有利である。
ニルハライドとの反応は、発熱反応である。しかして、
ここで生じた3−アルキルスルホニルアゼチジンは高温
においてその一部が分解し易い。したがってこの第一反
応工程は冷却下に行って、反応温度が室温(25℃)以
上に上昇しないようにするのが好ましく、反応温度を2
5℃未満、ただし0℃以上、たとえば5−15℃に充分
に維持できるように冷却を行うのが有利である。
第2番目の反応工程は高温下に実施するのが有利であり
、そしてこの反応工程は、反応混合物を還流することに
よって実施するのが便利である。
、そしてこの反応工程は、反応混合物を還流することに
よって実施するのが便利である。
出発物質である式(n)のアゼチジン−3−オールは、
公知の合成操作を適当に組合わせた製法によって製造で
きる。この出発物質の好ましい製法の一例が、“本出願
人の出願に係る英国特許出願第8412814号明細書
に記載されているが、この製法は、次式 %式% (ここにR1およびR2は既述の意味を有し、Halは
ハロゲン原子を表わす)のアミノアルコールのトリエチ
ルアミン含有溶液を作り、これに環化反応操作を行うこ
とからなるものである。
公知の合成操作を適当に組合わせた製法によって製造で
きる。この出発物質の好ましい製法の一例が、“本出願
人の出願に係る英国特許出願第8412814号明細書
に記載されているが、この製法は、次式 %式% (ここにR1およびR2は既述の意味を有し、Halは
ハロゲン原子を表わす)のアミノアルコールのトリエチ
ルアミン含有溶液を作り、これに環化反応操作を行うこ
とからなるものである。
既述の如く、式(1)のN−置換−3−シアノ−アゼチ
ジン誘導体は有用な中間体である。これは、たとえば公
知方法に従って、それに対応する3−カルボン酸誘導体
を経由してアゼチジン−3=力ルボン酸誘導体に変換で
きる。後者の化合物は、植物生長調整作用、特に植物の
雄性不稔作用を有する化合物である。
ジン誘導体は有用な中間体である。これは、たとえば公
知方法に従って、それに対応する3−カルボン酸誘導体
を経由してアゼチジン−3=力ルボン酸誘導体に変換で
きる。後者の化合物は、植物生長調整作用、特に植物の
雄性不稔作用を有する化合物である。
したがって本発明はまた、前記の本発明方法により製造
されたN−置換−3−シアノ−アゼチジン誘導体を、ア
ゼチジン−3−カルボン酸誘導体の製造のための中間体
として使用することにも関するものである。
されたN−置換−3−シアノ−アゼチジン誘導体を、ア
ゼチジン−3−カルボン酸誘導体の製造のための中間体
として使用することにも関するものである。
次に本発明の実施例を示す。
例I
N−ヘンシル−3−シアノ−アゼチジンの製造fal
N〜ヘンシルアゼチジン−3−オール(4,75kg
) 、)リエチルアミン(3,11kg)およびトルエ
ン(331>を反応器に入れ、このアルコールが溶解す
る迄攪拌した。メチルスルホニルクロライド(3,51
kg)を2時間要して添加し、反応混合物を7−12℃
に冷却しながら2時間攪拌した。生成物に真後に相分離
を行い、水で洗浄し、その結果得られたN−ベンジル−
3−メシルオキシアゼチジンのトルエン中溶液を、共成
のシアン化工程に直接使用した。
N〜ヘンシルアゼチジン−3−オール(4,75kg
) 、)リエチルアミン(3,11kg)およびトルエ
ン(331>を反応器に入れ、このアルコールが溶解す
る迄攪拌した。メチルスルホニルクロライド(3,51
kg)を2時間要して添加し、反応混合物を7−12℃
に冷却しながら2時間攪拌した。生成物に真後に相分離
を行い、水で洗浄し、その結果得られたN−ベンジル−
3−メシルオキシアゼチジンのトルエン中溶液を、共成
のシアン化工程に直接使用した。
山) 前記の工程+a+で得られた水性相に、さらにト
ルエン(21)を添加し、これを反応器に、水(1(1
)、シアン化ナトリウム(2,83kg)および相−ト
ランスファ触媒〔“アドゲン464″〕(1,29kg
;)ルエン2.87!に溶解したもの)と−緒に入れた
。“アドゲン464”は、市販品であるトリアルキルメ
チルアンモニウムクロライドであって、その中の各アル
キル基(メチル基を除く)は炭素原子をそれぞれ8個、
9個または10個有するものである。この混合物を烈し
く攪拌しながら1時間にわたって還流しく87℃)、次
いで室温(23℃)に冷却した。この混合物は2相に分
かれた。有機相を水で洗浄し、溶媒を蒸発によって除去
した。蒸留操作によって所望生成物が3.77kg得ら
れた。純度は約87%であり、収率は68%(出発物質
であるアゼチジン−オール基準)であった。
ルエン(21)を添加し、これを反応器に、水(1(1
)、シアン化ナトリウム(2,83kg)および相−ト
ランスファ触媒〔“アドゲン464″〕(1,29kg
;)ルエン2.87!に溶解したもの)と−緒に入れた
。“アドゲン464”は、市販品であるトリアルキルメ
チルアンモニウムクロライドであって、その中の各アル
キル基(メチル基を除く)は炭素原子をそれぞれ8個、
9個または10個有するものである。この混合物を烈し
く攪拌しながら1時間にわたって還流しく87℃)、次
いで室温(23℃)に冷却した。この混合物は2相に分
かれた。有機相を水で洗浄し、溶媒を蒸発によって除去
した。蒸留操作によって所望生成物が3.77kg得ら
れた。純度は約87%であり、収率は68%(出発物質
であるアゼチジン−オール基準)であった。
例2−11
例1の場合と同様な方法に従って次の操作を行った。た
だし今回の実験は比較的小規模に行った。
だし今回の実験は比較的小規模に行った。
これらの実験では種々の溶媒および相−トランスファ触
媒を使用してその効果を調べた。これらの実験の結果は
後記の表に示した。特に断わらない限り、溶媒中のアル
コール化合物の濃度はIMであり、メシル化反応の温度
は約10℃であり、PTC(相−トランスファ触媒)の
使用量は10モル%であり、シアン化物は6モル濃度の
ものを2当量使用した。例8−10において使用された
PTCは親油性のものではなく、したがってこれらは本
発明の実施例ではなく、比較例である。この比較例は、
本発明に従って親油性PTCを使用したときに得られる
所望生成物の収率と、本発明以外の方法の場合における
該収率との比較のために記載されたものである。
媒を使用してその効果を調べた。これらの実験の結果は
後記の表に示した。特に断わらない限り、溶媒中のアル
コール化合物の濃度はIMであり、メシル化反応の温度
は約10℃であり、PTC(相−トランスファ触媒)の
使用量は10モル%であり、シアン化物は6モル濃度の
ものを2当量使用した。例8−10において使用された
PTCは親油性のものではなく、したがってこれらは本
発明の実施例ではなく、比較例である。この比較例は、
本発明に従って親油性PTCを使用したときに得られる
所望生成物の収率と、本発明以外の方法の場合における
該収率との比較のために記載されたものである。
“アルクワド、2C−75/10′および“アルクワド
2HT−75/10′はそれぞれジメチルジアルキルア
ンモニウムクロライドであって、その中のアルキル基が
それぞれココナツト油から導かれたもの〔平均炭素鎖長
C+z (50%);C+a(20%)〕、および水素
化獣脂から導かれたもの〔平均炭素鎖長C16(31%
) ; C+s (64%)〕である。
2HT−75/10′はそれぞれジメチルジアルキルア
ンモニウムクロライドであって、その中のアルキル基が
それぞれココナツト油から導かれたもの〔平均炭素鎖長
C+z (50%);C+a(20%)〕、および水素
化獣脂から導かれたもの〔平均炭素鎖長C16(31%
) ; C+s (64%)〕である。
前記の表に示された結果から明らかなように、水溶性P
TCを使用した場合には(例8−10)、収率が非常に
低く実用に供し得ない。一方、本発明に従って親油性P
TCを使用した場合には、特に、その場合にトルエンを
溶媒として使用したときには、所望生成物が高収率で得
られるのである。
TCを使用した場合には(例8−10)、収率が非常に
低く実用に供し得ない。一方、本発明に従って親油性P
TCを使用した場合には、特に、その場合にトルエンを
溶媒として使用したときには、所望生成物が高収率で得
られるのである。
例11
N−ベンジル−3′−シアノ−アゼチジンを用いるアゼ
チジン−3−カルボン酸の製造 ta+ 飽和水酸化バリウム溶液(10mmり中に1
−ベンジル−3−シアノアゼチジン(0,5g)を入れ
、還流下に30分間加熱した0反応部合物を冷却し、ガ
ス状二酸化炭素を飽和させ、?遇した。3P液から減圧
下に溶媒を除去することによって、1−ベンジル−アゼ
チジン−3−カルボン酸が80%の収率で得られた。
チジン−3−カルボン酸の製造 ta+ 飽和水酸化バリウム溶液(10mmり中に1
−ベンジル−3−シアノアゼチジン(0,5g)を入れ
、還流下に30分間加熱した0反応部合物を冷却し、ガ
ス状二酸化炭素を飽和させ、?遇した。3P液から減圧
下に溶媒を除去することによって、1−ベンジル−アゼ
チジン−3−カルボン酸が80%の収率で得られた。
伽) 1−ベンジル−アゼチジン−3−カルボン酸(0
,5gi前記の工程(alで作られたもの〕をメタノー
ル(15mm)中に入れ、パラジウム触媒(炭素上にパ
ラジウムを5%含有してなる触媒)の存在下に室温にお
いて水素化(還元)した。触媒をデ別し、デ液から減圧
下に溶媒を除去した。
,5gi前記の工程(alで作られたもの〕をメタノー
ル(15mm)中に入れ、パラジウム触媒(炭素上にパ
ラジウムを5%含有してなる触媒)の存在下に室温にお
いて水素化(還元)した。触媒をデ別し、デ液から減圧
下に溶媒を除去した。
アゼチジン−3−カルボン酸が90%の収率で得られた
。
。
Claims (9)
- (1)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) のN−置換アゼチジン−3−オール誘導体とアルキルス
ルホニルハライドとを水不混和性有機溶媒中で反応させ
、その結果得られた3−アルキルスルホニルアゼチジン
生成物の有機溶液と、アルカリ金属シアン化物の水性溶
液とを、触媒量の親油性相−トランスファ触媒の存在下
に反応させることを特徴とする、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ここにR_1はアリールメチル基を表わし、R_2は
水素原子、アルキル基、アリール基またはアルアルキル
基を表わし、ただしこれらの基においてその中のアルキ
ル基の部分は炭素原子8個以下を含むものである)のN
−置換−3−シアノ−アゼチジン誘導体の製造方法。 - (2)R_1がベンジル基であり、R_2が水素原子で
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
法。 - (3)アルキルスルホニルハライドがメチルスルホニル
クロライドであることを特徴とする特許請求の範囲第1
項または第2項に記載の方法。 - (4)有機溶媒がトルエンまたはクロロベンゼンである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項または
第3項に記載の方法。 - (5)相−トランスファ触媒がテトラアルキルアンモニ
ウムハライド(この中のアルキル基の炭素原子の合計数
は20個以上である)であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項−第4項のいずれか一項に記載の方法。 - (6)テトラアルキルアンモニウムハライドが、炭素原
子数8個以上のアルキル基を少なくとも2個有し、かつ
メチル基を少なくとも1個有するものであることを特徴
とする特許請求の範囲第5項に記載の方法。 - (7)相−トランスファ触媒を1−20モル%(原料ア
ルコール基準)存在させることを特徴とする特許請求の
範囲第1項−第6項のいずれか一項に記載の方法。 - (8)前記の式(II)のアルコールとアルキルスルホニ
ルハライドとの反応を冷却下に行って反応温度を25℃
未満に維持し、其次のアルカリ金属シアン化物との反応
を高温下に行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
−第7項のいずれか一項に記載の方法。 - (9)特許請求の範囲第1項−第8項のいずれか一項に
記載の方法によって製造された式( I )のN−置換−
3−シアノ−アゼチジン誘導体の、アゼチジン−3−カ
ルボン酸誘導体の製造のための中間体として使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB848419085A GB8419085D0 (en) | 1984-07-26 | 1984-07-26 | Azetidine derivatives |
GB8419085 | 1984-07-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143163A true JPS6143163A (ja) | 1986-03-01 |
Family
ID=10564495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60162183A Pending JPS6143163A (ja) | 1984-07-26 | 1985-07-24 | N‐置換‐3‐シアノ‐アゼチジン誘導体の製法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0169603B1 (ja) |
JP (1) | JPS6143163A (ja) |
AT (1) | ATE40882T1 (ja) |
BR (1) | BR8503510A (ja) |
CA (1) | CA1223270A (ja) |
DE (1) | DE3568329D1 (ja) |
ES (1) | ES8604137A1 (ja) |
GB (1) | GB8419085D0 (ja) |
ZA (1) | ZA855577B (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4119637A (en) * | 1975-09-23 | 1978-10-10 | A. H. Robins Company, Inc. | 4-Hydroxymethyl-2-pyrrolidinones |
CA1261858A (en) * | 1979-11-16 | 1989-09-26 | Barry R.J. Devlin | Method of producing male sterility in plants |
GB8312104D0 (en) * | 1983-05-04 | 1983-06-08 | Shell Int Research | Preparation of 1-substituted azetidin-3-ol derivatives |
-
1984
- 1984-07-26 GB GB848419085A patent/GB8419085D0/en active Pending
-
1985
- 1985-07-05 AT AT85201102T patent/ATE40882T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-07-05 CA CA000486383A patent/CA1223270A/en not_active Expired
- 1985-07-05 EP EP85201102A patent/EP0169603B1/en not_active Expired
- 1985-07-05 DE DE8585201102T patent/DE3568329D1/de not_active Expired
- 1985-07-24 BR BR8503510A patent/BR8503510A/pt unknown
- 1985-07-24 ZA ZA855577A patent/ZA855577B/xx unknown
- 1985-07-24 JP JP60162183A patent/JPS6143163A/ja active Pending
- 1985-07-24 ES ES545535A patent/ES8604137A1/es not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES545535A0 (es) | 1986-01-16 |
CA1223270A (en) | 1987-06-23 |
EP0169603A1 (en) | 1986-01-29 |
ATE40882T1 (de) | 1989-03-15 |
ZA855577B (en) | 1986-03-26 |
EP0169603B1 (en) | 1989-02-22 |
BR8503510A (pt) | 1986-04-22 |
GB8419085D0 (en) | 1984-08-30 |
DE3568329D1 (de) | 1989-03-30 |
ES8604137A1 (es) | 1986-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
IE930475A1 (en) | Process for the preparation of¹N-methyl-3-phenyl-3-[4-(trifluoromethyl)phenoxy]propylamine¹and acid addition salts thereof | |
EP0052333B1 (en) | 4-fluoro-5-oxypyrazole derivate and preparation thereof | |
JPS6143163A (ja) | N‐置換‐3‐シアノ‐アゼチジン誘導体の製法 | |
EP0519083B1 (en) | Process for producing hexahydropyridazine-1,2-dicarboxylic acid derivatives | |
JPS60202859A (ja) | 3―アミノアゼチジン化合物及びその製造方法 | |
HU190367B (en) | Process for producing 1-carbamoyl-1,3-bracket-3,5-dichloro-phenyl-bracket closed-hidanthoines and the intermediate 1-chloro-carbonyl-3-bracket-3,5-dichloro-phenyl-bracket closed-hidanthoine | |
JPS63501955A (ja) | ノルフロキサシン中間体 | |
JP3836541B2 (ja) | 4,4’−ビス(クロロメチル)ビフェニルの製造方法 | |
JP3784865B2 (ja) | 4,4’−ビス(クロロメチル)ビフェニルの製造方法 | |
JPH06211824A (ja) | ラニチジンの製法 | |
JPH0558985A (ja) | シアノグアニジン誘導体の製造法 | |
HU207709B (en) | Process for producing n-/n-propyl/-n-/2-/2,4,6-trichloro-phenoxy/-ethyl/-amine | |
JP4183781B2 (ja) | S,s−(6−メチルキノキサリン−2,3−ジイル)ジチオカーボネートの製造方法 | |
KR910003635B1 (ko) | 2-(2-나프틸옥시)프로피온아닐리드 유도체의 제조방법 | |
JP2815476B2 (ja) | ベンゼンスルホンアミド化合物の改良された製造法 | |
EP0005280B1 (en) | A process for the reduction of carboxylic acid halides to corresponding aldehydes | |
JPS63290838A (ja) | ベンジルオキシフェノン類の製造法 | |
KR840001563B1 (ko) | 1-카르바모일-3-(3, 5-디클로로페닐)-히단토인 유도체의 제조방법 | |
JPH03246244A (ja) | フルオロフェノール類の製造方法 | |
JPH023672A (ja) | 2,6‐ジエチルアニリン誘導体およびその製法 | |
JPH04139170A (ja) | 置換ピリジンスルホニルカーバメート系化合物及びその製造方法並びに置換ピリジンスルホンアミド系化合物の製造方法 | |
JPS596865B2 (ja) | 5−((2− ハロゲノ −1− ヒドロキシ ) アルキル ) カルボスチリルユウドウタイノセイゾウホウ | |
JPS63174977A (ja) | 複素環式化合物の製法 | |
JPH0253764A (ja) | ジチオビスフェノールの製造方法 | |
JPS6343382B2 (ja) |