JPS6143131A - メチルエチルケトンの製造法 - Google Patents
メチルエチルケトンの製造法Info
- Publication number
- JPS6143131A JPS6143131A JP16478784A JP16478784A JPS6143131A JP S6143131 A JPS6143131 A JP S6143131A JP 16478784 A JP16478784 A JP 16478784A JP 16478784 A JP16478784 A JP 16478784A JP S6143131 A JPS6143131 A JP S6143131A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- butene
- catalyst
- ethyl ketone
- methyl ethyl
- complex
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はメチルエチルケトンの製造法に係り、特に、メ
チルエチルケトンを、比較的低温、低圧で、収串良(製
造する方法に関する。
チルエチルケトンを、比較的低温、低圧で、収串良(製
造する方法に関する。
(従来の技術)
メチルエチルケトン(以下、MEKと記す)は、溶剤、
洗浄剤、樹脂硬化剤、m合間始剤等、化学工業において
使用用途が多い重要な物質である。
洗浄剤、樹脂硬化剤、m合間始剤等、化学工業において
使用用途が多い重要な物質である。
従来、MEKの合成法としては、5ec−ブタノール(
SBA)の脱水素法、濃塩酸の存在下に触媒を用いてブ
テンを酸化するワンカー(WACKER)法が知られて
いるが、最近、本発明者らはこれらの合成法にかわる新
しいMEK合成プロセスを提案した(例えば特願昭59
−122600号)。
SBA)の脱水素法、濃塩酸の存在下に触媒を用いてブ
テンを酸化するワンカー(WACKER)法が知られて
いるが、最近、本発明者らはこれらの合成法にかわる新
しいMEK合成プロセスを提案した(例えば特願昭59
−122600号)。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明者らが提案した方法は、1−ブテンを塩化バラジ
ューム(以下、PdC1!2と記す)、塩化第2銅(C
uCjt2)および有機リン化合物がら成る錯体触媒液
中で、酸素により酸化してMEKを合成するものである
が、この方法は1−ブテンの酸化性能にすぐれるが、2
−ブテンの酸化性能は低いという問題がある。MEKの
合成原料となるC4溜分は、石油精製での副生ガス、ガ
ソリン製造等に用いられるFCC装置の副生ガスがら得
られるものが多く、C4溜分中の1−ブテンの濃度は3
0%以下で高いものではない。1−ブテンはC4溜分か
ら分離精製することにより得られ、UOPの5orbu
tene法等が開発されているが、精製コストが高いと
いう欠点がある。一方、C4溜分からイソブチンを除去
し、1−ブテンおよび2−ブテンの混合物を得ることは
、モレキュラーシーブ法により比較的容易であり、かつ
安価である。しかし、この混合物を原料としてMEKを
合成すると、2−ブテンの大部分は未反応のまま残留す
るので、原料当たりのMEK収率は低いものとなり、最
終的にはMEK製造コストを高いものにしてしまう。
ューム(以下、PdC1!2と記す)、塩化第2銅(C
uCjt2)および有機リン化合物がら成る錯体触媒液
中で、酸素により酸化してMEKを合成するものである
が、この方法は1−ブテンの酸化性能にすぐれるが、2
−ブテンの酸化性能は低いという問題がある。MEKの
合成原料となるC4溜分は、石油精製での副生ガス、ガ
ソリン製造等に用いられるFCC装置の副生ガスがら得
られるものが多く、C4溜分中の1−ブテンの濃度は3
0%以下で高いものではない。1−ブテンはC4溜分か
ら分離精製することにより得られ、UOPの5orbu
tene法等が開発されているが、精製コストが高いと
いう欠点がある。一方、C4溜分からイソブチンを除去
し、1−ブテンおよび2−ブテンの混合物を得ることは
、モレキュラーシーブ法により比較的容易であり、かつ
安価である。しかし、この混合物を原料としてMEKを
合成すると、2−ブテンの大部分は未反応のまま残留す
るので、原料当たりのMEK収率は低いものとなり、最
終的にはMEK製造コストを高いものにしてしまう。
本発明の目的は、上記した金属錯体触媒を用いるMEK
の合成法において、1−ブテン含有率の低い原料に対す
る低収率を改善したMEKの合成方法を提供することに
ある。
の合成法において、1−ブテン含有率の低い原料に対す
る低収率を改善したMEKの合成方法を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、未反応の2−ブテンを異性化反応により
1−ブテンに転換し、原料ガスへリサイクルすることに
より、原料に対するMEKの収率が向上することを見出
し、本発明に到達した。
1−ブテンに転換し、原料ガスへリサイクルすることに
より、原料に対するMEKの収率が向上することを見出
し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、前処理によりイソブチンを除去さ
れた1−ブテンおよび2−ブテンから成る原料を用い、
金属錯体化合物を触媒として、1−ブテンを酸化し、M
EKとした後の残分(2−ブテン)を1−ブテンに転化
し、該転化処理後の2−ブテン含有ガスを前記l−ブテ
ンの酸化工程すなわち原料ガスまたは元のMEK合成工
程ヘリサイクルするものである。
れた1−ブテンおよび2−ブテンから成る原料を用い、
金属錯体化合物を触媒として、1−ブテンを酸化し、M
EKとした後の残分(2−ブテン)を1−ブテンに転化
し、該転化処理後の2−ブテン含有ガスを前記l−ブテ
ンの酸化工程すなわち原料ガスまたは元のMEK合成工
程ヘリサイクルするものである。
本発明に用いる金属錯体化合物触媒としては、酸素と配
位結合することにより酸素錯体を形成し得る錯体(Mm
Xn・Ll)と、前記1−ブテンと配位結合し、錯体を
形成し得る錯体触媒(M’m’Xn’L’Il”)とか
らなる複合錯体および水を用いる(ここで、Mは周期律
第■族、第IV〜VII族または第■族の鉄族に属する
遷移金属、XはC12−1Br−1■−等のハロゲン、
またはBF4″″PFt−1CH3COO−、co42
−等の陰イオン、Lは有機リン化合物、好ましくはリン
酸、亜リン酸のアルコキシ、アルキルもしくはアミド誘
導体、M“は周期律第■族の白金族に屈する遷移金属、
Ltばニトリル類、有機フッ素化化合物または有機リン
化合物、m、m′、n、n“は、前記遷移金属および陰
イオンの原子価により定まる数、[6’は配位数を示す
)。
位結合することにより酸素錯体を形成し得る錯体(Mm
Xn・Ll)と、前記1−ブテンと配位結合し、錯体を
形成し得る錯体触媒(M’m’Xn’L’Il”)とか
らなる複合錯体および水を用いる(ここで、Mは周期律
第■族、第IV〜VII族または第■族の鉄族に属する
遷移金属、XはC12−1Br−1■−等のハロゲン、
またはBF4″″PFt−1CH3COO−、co42
−等の陰イオン、Lは有機リン化合物、好ましくはリン
酸、亜リン酸のアルコキシ、アルキルもしくはアミド誘
導体、M“は周期律第■族の白金族に屈する遷移金属、
Ltばニトリル類、有機フッ素化化合物または有機リン
化合物、m、m′、n、n“は、前記遷移金属および陰
イオンの原子価により定まる数、[6’は配位数を示す
)。
本発明の複合触媒系において、酸素錯体を形成し得る錯
体触媒としてのMmXn−L6におけるMとしては、周
期律第1族のCO,Ag、第■族のTi、Zr、第V族
の■、Nb、第■族のCr %MO% W、第■族のM
n、第■族のFe、Co、Ni等の遷移金属が好ましく
、Cu (1) 、Ti(3) 、V (3)がより好
ましい。またXとしてはCl4−1Br−1■−のハロ
ゲン、BF4−、PF6<、PFg−1so42−1C
H3Coo−等の陰イオンが好ましく、Cl4−1Br
−1■−がより好ましい。配位子りとしては、リン酸の
誘導体であるトリフェニルホスフィンオキシト、ヘキサ
メチルホスホルアミド、およびリン酸とメタノール、エ
タノール等の反応からできるモノ、ジまたはトリエステ
ル、さらに、メチルホスホン酸ジメチル、ジメチルホス
フィン酸メチル、あるい(よ亜リン酸の誘導体である、
亜リン酸とメタノールエタノール等の反応からできるモ
ノ、ジまたはトリエステル、およびフェニル亜ホスホン
酸エステル、ジメチルホスフィン酸エステル、トリエチ
ルホスフィン、トリフェニルホスフィン等で代表される
有機リン化合物が好ましいものとして上げられ、特に、
ヘキサメチルホスホルアミド(h m pa)が好まし
い。
体触媒としてのMmXn−L6におけるMとしては、周
期律第1族のCO,Ag、第■族のTi、Zr、第V族
の■、Nb、第■族のCr %MO% W、第■族のM
n、第■族のFe、Co、Ni等の遷移金属が好ましく
、Cu (1) 、Ti(3) 、V (3)がより好
ましい。またXとしてはCl4−1Br−1■−のハロ
ゲン、BF4−、PF6<、PFg−1so42−1C
H3Coo−等の陰イオンが好ましく、Cl4−1Br
−1■−がより好ましい。配位子りとしては、リン酸の
誘導体であるトリフェニルホスフィンオキシト、ヘキサ
メチルホスホルアミド、およびリン酸とメタノール、エ
タノール等の反応からできるモノ、ジまたはトリエステ
ル、さらに、メチルホスホン酸ジメチル、ジメチルホス
フィン酸メチル、あるい(よ亜リン酸の誘導体である、
亜リン酸とメタノールエタノール等の反応からできるモ
ノ、ジまたはトリエステル、およびフェニル亜ホスホン
酸エステル、ジメチルホスフィン酸エステル、トリエチ
ルホスフィン、トリフェニルホスフィン等で代表される
有機リン化合物が好ましいものとして上げられ、特に、
ヘキサメチルホスホルアミド(h m pa)が好まし
い。
一方、1−ブテン錯体を形成し得る錯体触媒(M ’
m ’ X n ’ L ’ It ’ )におけるM
lとしては、周期律第■族の白金族に属する遷移金属の
うち、低原子価イオンが好ましく、特にPd、Ptが好
ましい。また配位子L1としては、アセトニトリル、プ
ロピオニトリルベンゾニトリル等のニトリル類、および
上述の有機リン化合物、さらにはフッ化トルエン、ペン
シトリフロライド等の有機フン素化合物が好ましいもの
としてあげられる。
m ’ X n ’ L ’ It ’ )におけるM
lとしては、周期律第■族の白金族に属する遷移金属の
うち、低原子価イオンが好ましく、特にPd、Ptが好
ましい。また配位子L1としては、アセトニトリル、プ
ロピオニトリルベンゾニトリル等のニトリル類、および
上述の有機リン化合物、さらにはフッ化トルエン、ペン
シトリフロライド等の有機フン素化合物が好ましいもの
としてあげられる。
なお、反応系の溶媒としては、複合錯体を熔かすととも
に、生成するMEK (b、p、79.5℃/760m
Hg)との分離が容易であり、がっ、触媒溶液の粘度を
下げ物質移動を促進するものが好ましく、例えばヘプタ
ン、トリエン、メチルシクロヘキサン、エタノール、ジ
オキサン、プロピレンカーボネート、クロロベンゼン、
N−メチルピロリドン、テトラヒドロフランなどの各種
溶媒から選ばれた少なくとも一種の溶媒またはこれらの
混合物を用いるか、さらには、配位子りまたはLoが液
体の場合、そのものを溶媒として兼用することもできる
。
に、生成するMEK (b、p、79.5℃/760m
Hg)との分離が容易であり、がっ、触媒溶液の粘度を
下げ物質移動を促進するものが好ましく、例えばヘプタ
ン、トリエン、メチルシクロヘキサン、エタノール、ジ
オキサン、プロピレンカーボネート、クロロベンゼン、
N−メチルピロリドン、テトラヒドロフランなどの各種
溶媒から選ばれた少なくとも一種の溶媒またはこれらの
混合物を用いるか、さらには、配位子りまたはLoが液
体の場合、そのものを溶媒として兼用することもできる
。
(実施例)
第1図に本発明になるMEKを製造装置のプロセスフロ
ーを示す。
ーを示す。
粗原料C4溜分lは、モレキュラーシーブ法等のイソブ
チン分離装置2でイソブチン3を除去され、1−ブテン
、2−ブテンから成る原料C4溜分4となる。この原料
C4は、扉外化装置からの循環C4溜分と混合し、ME
K合成塔6に供給される。MEK合成塔の内部には、塩
化バラジューム(PdCffi2)、塩化第1銅(Cu
C1)、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA) 、
ヘンジニトリル(PHCN)に適量の水を加えた触媒液
に、0□吸収塔8にて酸素を吸収させて酸素錯体とした
触媒液が供給されており、この酸素錯体により原料C4
溜分中の1−ブテンがほぼ100%2−ブテンは数%反
応してMEKとなる。この反応は、比較的低温(40〜
80℃)、低圧(常圧〜30気圧)で行われ、液相反応
で発熱反応であるため、反応器6は撹拌器と冷却装置を
備えている。なお、図示された反応器は一段であるが、
多段反応器を採用してもよい。反応生成物のMEKを含
む触媒液は触媒分離塔7に導かれ塔頂から粗MEK、塔
底から触媒液が取り出される。塔底からの触媒液は02
吸収塔8で酸素を吸収させて酸素錯体とした後、反応器
6へ再供給される。一方、塔頂からの粗MEKIOは、
残04分離塔12では、基2−ブテンおよび他のブタン
等のC4溜分が塔頂から、およびMEKと水分が塔底か
らそれぞれ取り出される。塔底からのMEK含有水は、
水分離基14にて水分を除去され、製品MEKI8とな
る。一方、基C4分離塔12の塔頂からの2−ブテン等
の残C4溜分19は、脱水塔2oにて脱水された後、異
性化反応塔22に導かれる。
チン分離装置2でイソブチン3を除去され、1−ブテン
、2−ブテンから成る原料C4溜分4となる。この原料
C4は、扉外化装置からの循環C4溜分と混合し、ME
K合成塔6に供給される。MEK合成塔の内部には、塩
化バラジューム(PdCffi2)、塩化第1銅(Cu
C1)、ヘキサメチルホスホルアミド(HMPA) 、
ヘンジニトリル(PHCN)に適量の水を加えた触媒液
に、0□吸収塔8にて酸素を吸収させて酸素錯体とした
触媒液が供給されており、この酸素錯体により原料C4
溜分中の1−ブテンがほぼ100%2−ブテンは数%反
応してMEKとなる。この反応は、比較的低温(40〜
80℃)、低圧(常圧〜30気圧)で行われ、液相反応
で発熱反応であるため、反応器6は撹拌器と冷却装置を
備えている。なお、図示された反応器は一段であるが、
多段反応器を採用してもよい。反応生成物のMEKを含
む触媒液は触媒分離塔7に導かれ塔頂から粗MEK、塔
底から触媒液が取り出される。塔底からの触媒液は02
吸収塔8で酸素を吸収させて酸素錯体とした後、反応器
6へ再供給される。一方、塔頂からの粗MEKIOは、
残04分離塔12では、基2−ブテンおよび他のブタン
等のC4溜分が塔頂から、およびMEKと水分が塔底か
らそれぞれ取り出される。塔底からのMEK含有水は、
水分離基14にて水分を除去され、製品MEKI8とな
る。一方、基C4分離塔12の塔頂からの2−ブテン等
の残C4溜分19は、脱水塔2oにて脱水された後、異
性化反応塔22に導かれる。
異性化反応塔では、シリカ−アルミナ系、シリカ−アル
ミナ−マグネシア系等の触媒を用い、反応温度200℃
〜350℃、圧力5atm−10atm程度で異性化反
応が行なわれ、残c4溜分中の2−ブテンが10〜20
%1−ブテンに転化される。異性化処理を受けたガスは
、重質油分離塔24で副生ずる重合物を除去後、循環c
4溜分として反応器6へ再循環される。なお、c4溜分
中のブタン、イソブチン等の蓄積を防ぐため、その一部
はバージC4溜分として系外へ抜き出される。
ミナ−マグネシア系等の触媒を用い、反応温度200℃
〜350℃、圧力5atm−10atm程度で異性化反
応が行なわれ、残c4溜分中の2−ブテンが10〜20
%1−ブテンに転化される。異性化処理を受けたガスは
、重質油分離塔24で副生ずる重合物を除去後、循環c
4溜分として反応器6へ再循環される。なお、c4溜分
中のブタン、イソブチン等の蓄積を防ぐため、その一部
はバージC4溜分として系外へ抜き出される。
このパージC4溜分の量は、原料c4溜分中の不活性ガ
ス成分量により異なるが、イソブチン等を含む場合はイ
ソブチン分離装置へ戻される。
ス成分量により異なるが、イソブチン等を含む場合はイ
ソブチン分離装置へ戻される。
次に本実施例の大略バランスを示す模式図を第2図に、
従来の方法による大略バランスを第3図に示す。本バラ
ンスは、原料c4溜分4の1−ブテン含有率が大略3Q
wt%のガスの場合で、この数値は、原料ガス中の1−
ブテンの含有率としては平均的な数値である。第1図、
第2図から分かるように、MEKの対原料収率は、従来
方法の33%から、83%に上昇する。この際、5t/
It−MEKでリサイクル率を上げることにより収率を
上げることができる。これは全体の経済性を考慮して決
定される。
従来の方法による大略バランスを第3図に示す。本バラ
ンスは、原料c4溜分4の1−ブテン含有率が大略3Q
wt%のガスの場合で、この数値は、原料ガス中の1−
ブテンの含有率としては平均的な数値である。第1図、
第2図から分かるように、MEKの対原料収率は、従来
方法の33%から、83%に上昇する。この際、5t/
It−MEKでリサイクル率を上げることにより収率を
上げることができる。これは全体の経済性を考慮して決
定される。
(発明の効果)
本発明を実施することにより、次の効果が得られる。
(1)製品MEKの原料収率を大幅に向上することがで
きる。例えば原料中の1−ブテン濃度30wt%の場合
、約33%から83%以上へ収率を向上させることがで
きる。
きる。例えば原料中の1−ブテン濃度30wt%の場合
、約33%から83%以上へ収率を向上させることがで
きる。
(2)従来、未反応2−ブテン類は燃料としての使用評
価しかなされなかったが、製品M E Kへ転化可能に
なったので、経済性が大幅に向」−する。
価しかなされなかったが、製品M E Kへ転化可能に
なったので、経済性が大幅に向」−する。
(3)fjtJ法の他のMEK合成プロセスにおいては
、2−ブテンのMEKへの転化は、濃硫酸、濃塩酸の存
在下で比較的高圧、高温下で行っていたため、装置腐食
、副生生物の生成、その分離に問題があったが、本方法
では、特定の金属錯体触媒を用いることにより、このよ
うな問題がなくなるか、大幅に軽減される。
、2−ブテンのMEKへの転化は、濃硫酸、濃塩酸の存
在下で比較的高圧、高温下で行っていたため、装置腐食
、副生生物の生成、その分離に問題があったが、本方法
では、特定の金属錯体触媒を用いることにより、このよ
うな問題がなくなるか、大幅に軽減される。
第1図は、本発明になるMEK製造装置の実施例を示す
フローシート図、第2図は、本発明の実施した場合のプ
ロセスの大略バランスを示す模式図、第3図は従来の方
法でのプロセスの大略バランスを示す模式図である。 2・・・イソブチン分離装置、6・・・MEK合成塔、
7・・・触媒分離塔、8・・・0□吸収塔、10・・・
粗MEK214・・・水分離基、15・・・粗MEK、
20・・・脱水塔、22・・・異性化反応塔、24・・
・重質分分離塔、27・・・MEK合成工程、28・・
・残C4分離工程、29・・・水分分離工程、30・・
・MEK精製工程。
フローシート図、第2図は、本発明の実施した場合のプ
ロセスの大略バランスを示す模式図、第3図は従来の方
法でのプロセスの大略バランスを示す模式図である。 2・・・イソブチン分離装置、6・・・MEK合成塔、
7・・・触媒分離塔、8・・・0□吸収塔、10・・・
粗MEK214・・・水分離基、15・・・粗MEK、
20・・・脱水塔、22・・・異性化反応塔、24・・
・重質分分離塔、27・・・MEK合成工程、28・・
・残C4分離工程、29・・・水分分離工程、30・・
・MEK精製工程。
Claims (2)
- (1)1−ブテンおよび2−ブテンを含むC_4溜分を
、O_2を吸収させた金属錯体化合物触媒の溶液中に供
給し、1−ブテンからメチルエチルケトンを合成し、2
−ブテンを含む残C_4溜分を異性化装置に導き、2−
ブテンを1−ブテンに転換した後、元のメチルエチルケ
トン合成工程へ再循環することを特徴とするメチルエチ
ルケトンの製造法。 - (2)特許請求の範囲第1項において、金属錯体化合物
触媒は、酸素と配位結合することにより酸素錯体を形成
し得る錯体(XmXn・Ll)と前記1−ブテンと配位
結合し、錯体を形成し得る錯体触媒(M′m′Xn′L
′l′)とからなる複合錯体(ここで、Mは周期律第
I 族、第IV〜VII族または第VIII族の鉄族に属する遷移
金属、XはCl^−、Br^−、I^−等のハロゲン、
またはBF_4−、PF_6^−、CH_3COO^−
、SO_4^2^−等の陰イオン、Lは有機リン化合物
、M′は周期律第VIII族の白金族に属する遷移金属、L
′はニトリル類、有機フッ素化化合物または有機リン化
合物、m、m′、n、n′は、前記遷移金属および陰イ
オンの原子価により定まる数、l、l′は配位数を示す
)であることを特徴とするメチルエチルケトンの製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16478784A JPS6143131A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | メチルエチルケトンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16478784A JPS6143131A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | メチルエチルケトンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143131A true JPS6143131A (ja) | 1986-03-01 |
Family
ID=15799935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16478784A Pending JPS6143131A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | メチルエチルケトンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143131A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5557014A (en) * | 1990-03-05 | 1996-09-17 | Catalytica, Inc. | Catalytic system for olefin oxidation to carbonyl products |
US5792721A (en) * | 1990-03-05 | 1998-08-11 | Catalytica, Inc. | Preparation of phosphomolybdovanadate polyoxoanions |
WO2006028404A1 (fr) * | 2004-08-19 | 2006-03-16 | Institut Kataliza Imeni G.K.Boreskova Sibirskogootdeleniya Rossiiskoi Akademii Nauk | Catalyseur et procede de fabrication de methylethylcetone |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5343686A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-19 | Inst Francais Du Petrole | Manufacture of olefin oxidation catalysts |
-
1984
- 1984-08-08 JP JP16478784A patent/JPS6143131A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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WO2006028404A1 (fr) * | 2004-08-19 | 2006-03-16 | Institut Kataliza Imeni G.K.Boreskova Sibirskogootdeleniya Rossiiskoi Akademii Nauk | Catalyseur et procede de fabrication de methylethylcetone |
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