JPS6143089A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、磁気記録再生装置に関し、詳しくは新規な
色信号処理回路を備えた磁気記録再生装置に関するもの
である。

［従来技術］ 第５図は１色値号を低域に変換して記録する方式（カラ
ーアンダー）に用いられている従来の磁、興記録再生装
置、における色信号処理回路の再生系のブロック図であ
る。以下、この回路の構成ならびに動作について説明す
る。

再生ビデオ信号は水平同期分離回路（１）に入力され、
ビデオ信号から水平同期部分だけが抜取られる。水平同
期分離回路（１）の出力信号は％Ｈパルヌキラー回路（
２）に入力され（Ｈ：１水平周期）、垂直同期前後に含
まれる等化パルスが除去される。％Ｈパルスキラー回路
（２）の出力は位相同期ループＣＰＬＬ）逓倍回路（３
）の基準信号として用いられる。ＰＬＬ逓倍回路（３）
は水平周波数を逓倍し、色信号の低域変換時のキャリア
（たとえばＶＨ３の場合は６２９ＫＨｚ）と同一周波数
の信号を作り出す。

また、周波数変換器（４）には低域変換色信号が入力さ
れ、この信号をＮＴＳＣ方式の場合３，５８ＭＨｚのキ
ャリアを持つ色信号に周波数変換する。周波数変換器（
４）の出力信号はカラーパースト信り抜取回路（５）に
入力され、ここで得られたクロマバースト信号は、３．
５８ＭＨｚの周波数で発振する基準水晶発振器（６）の
出力信号と位相比較回路（７）で位相が比較され、位相
差に応じた誤差電圧が位相比較回路（７）から出力され
る。この電圧は、バースト信号が基準水晶発振器（６）
の出力信号の位相と同期するように、電圧制御発振器（
８）の周波数を制御する。

電圧制御発振器（８）の出力信号は、ＰＬＬ逓倍回路（
３）の出力信号とともに周波数変換器（８）に入力され
、周波数変換器（８）の出力には、電圧制御発振器（８
）の出力信号とＰＬＬ！倍回路（３）の出力信号との周
波数和成分（ＶＨ３の場合４．２１ＭＨｚ）が得られる
。周波数変換器（９）の出力信号は周波数変換器（４）
に人力され、再生低域変換色信号を周波数変換し、周波
数変換器（４）の出力に前記のように３．５８ＭＨｚの
キャリアを持つ色４８号が得られる。

ところで、磁気テープ上に記録された映像信号を再生す
る場合、再生信号に周波数変動成分（ジッタ）が含まれ
、これが原因となって、位相情報を持つカラー信号が位
相変調を受け、色相変動として画面に現われ、カラー信
号のＳ／Ｎを悪化させる。しかし、上記のような回路構
成をとると。

再生ビデオ信号の水平同期信号が再生カラー信号のジッ
タに１Ｆ確に追随するなら、ジッタ成分は理論的にキャ
ンセルされる。

すなわち、再生クロマ信号をｆｓ、その周波数変動分を
±Δｆとし、また、３．５８’ＭＨｚキャリア周波数を
ｆｃとすると、水平同期信号が±Δｆの周波数成分を持
つジッタで周波１数変調されるなら、ＰＬＬ逓倍回路（
３）の出力信号はｆｇ±Δｆとなる。また、周波数変換
器（８）の出力信号は、ＰＬＬ逓倍回路（３）の出力信
号と電圧制御発振器（８）の出力信号との周波数和信号
であるから、ｆｓ±Δｆ＋ｆｃとなる。この信号はさら
に周波数変換器（０で周波数変換されるが、この場合、
再生カラー信号との周波数差成分が取出されるノテ、ｆ
ｓ±Δｆ＋ｆ、ｃ−（ｆｓ±Δｆ）＝ｆＣとなり、周波
数変換器（４）の出力にはジッタ成分±Δｆのキャンセ
ルされたカラー信号が得られる。

ところが、輝度信号および同期信号は１周波数変調記録
されるため、変調の前段にエンファシス（高域強調）回
路や、過変調防止のためのクリップ回路などを付加して
いる。これらは、再生特番こ逆特性を持たせることで１
元の信号に戻すようになっている。しかし、ＦＭ伝送特
性、磁気テープ、ヘッド特性に影響されるために、完全
に元に戻すことは困難であり、水平同期信号部分は波形
歪を生じる。このような波形歪が生じると、水平同期分
離が不安定となり、出力に本来のジッタ・成分以外の周
波数変動分を含んでしまう。このことは、最終的に１童
力ラー信号の色相変動をもたらす結果となり、Ｓ／Ｎを
悪化させることになる。□これを改善するには、再生時
の低域変換キャリア周波数を、水平同期信号を用いずに
得られるようにすればよいが、たとえばバースト信号を
用いようとすると、そのサイクル数がＶＨ３の場合、８
サイクル程度となり、安定にＰＬＬを動作させることが
できないという難点がある。

［発明の概要１ この発明は、上記従来の欠点を解消するためになされた
もので、記録時に、カラー信号水平ブランキング位置に
、低域変−キャリアと同一周波数の信号を前記カラー信
号中のバースト長よりも長い期間重畳して記録し、再生
時にはこれを用いて同一周波数の連続信号を発生させ、
低域変換色信号を３．５８ＭＨｚキャリアの信号に変換
する際の低域変換キャリアとして用いることにより、輝
度信号系の影響を受けない安定したカラー画像を得るこ
とのできる磁気記録再生装置を提供することを目的とし
ている。

［発明の実施例］ 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明による磁気記録再生装置の実施例にお
ける記録側の回路を示すブロック図、第２図は第１図の
回路の各部の波形をそれぞれ示している。第１図におい
て、（１０）はビデオ信号が入力される入力端子、（１
１）は水平同期分離回路、（１２）はパルス発生回路、
（１３）はＰＬＬ逓倍回路、（１４）はカラーバースト
信号抜取回路、（１５）は基準水晶発振器、（１６）は
位相比較回路、（１７）は周波数変換器、（１８）は色
信号が入力される入力端子、、、（１９）は周波数変換
器、（２０）はスイッチ回路、（２１）は増幅器、（２
２）はミキサ回路である。

つぎに、第１図および第２図を参照して記録時の動作を
説明する。入力端子（１０）には第２図（ａ）に示すよ
うなビデオ信号が入力される。このビデオ信号は水平同
期分離回路（１１）へ与えられ、ここで水平同期信号だ
けが抜取られる。水平同期分離回路（１１）の出力信号
はパルス発生回路（１２）に入力され、パルス発生回路
（１２）の出力には水平ブランキング部分でかつバース
トにかからないような第２図（ｂ）に示すパルスが得ら
れる。このパルス幅は、上記ビデオ信号中のバーストが
占める期間よりも大きく設定する。また、水平同期分離
回路（１１）の出力を基準として、ＰＬＬ逓倍回路（１
３）により数１０　ｆＨ（ＶＨ５では４０ｆＨ）の信号
が作られる。さらに、カラーバースト信号抜取口路（１
０によって得られた／ヘースト信号と。

基準水晶発振器（１５）の出力信号（ＮＴＳＣでは３．
５８ＭＨ２）との位相を位相比較回路（］６）で比較し
、基準水晶発振器（１５）の出力信号の位相をバースト
信号位相に同期させる。基準水晶発振器（１５）の出力
信号はＰＬＬ逓倍回路（１３）の出力信号と周波数変換
器（１７）で周波数変換され１両者の周波数和の成分（
ＶＨＳでは４．２１ＭＨｚ）が取出される。周波数変換
器（１７）の出力信号は、入力、端子（１８）に入力さ
れた第２図（Ｃ）に示すような色信号と周波数変換器（
１９）で周波数変換され、周波数変換器（１９）の出力
から両者の差周波数成分が取出される。この出力が第２
図（ｄ）に示すような低域変換色信号（キャリア周波数
は４０ｆＨ）となる。

また、パルス発生回路（１２）の出力信号でスイッチ回
路（２０）を制御することにより、ＰＬＬ逓倍回路（１
３）の出力信号からたとえば数サイクルにわたって、第
２図（ｅ）に示すような、水平ブランキング期間内でか
っ色信号中のバースト部と異なる位置でバースト期間長
よりも大なる期間の信号を抜取る。この信号は増ｌ１ｌ
ｌＩ器（２１）で適当なレベルに調整されたあと、ミキ
サ回路（２２）に加えられて周波数変換器（１８）の出
力信号と混合され、ミキサ回路（２２）の出力には゛第
２図（ｆ）に示すような低域変換キャリアの重畳された
低域変換色信号が得られる。

第３図はこの発明による磁気記録再生装置の実施例にお
ける再生側の回路を示すブロック図、第４図は第３図の
回路の各部の波形をそれぞれ示している。第３図におい
て、（２３）は再生ビデオ信号が入力される入゛力端子
、　（２４）は水平同期分離回路、（２５）はパルス発
生回路、（２６）は再生低域変換色信号が入力される入
力端子、（２７）はスイッチ回路、（２８）は電圧制御
発振器、（２Ｂ）は位相比較回路、（３０）はスイッチ
回路、（４）は周波数変換器。

（５）はカラーバースト信号抜取回路、（８）は基準水
晶発振器、（７）は位相比較回路、（８）は電圧制御発
振器、（８）は周波数変換器である。

つぎに、第３図および第４図を参照して再生時の動作を
説明する。入力端子（２３）に入力された再生ビデオ信
号から、水平同期分離回路（２０によって、第４図（ａ
）に示すような水平同期信号が抜取られる。この水平同
期信号はパルス発生回路（２５）に入力され、パルス発
生回路（２５）によって、記録時に水平ブランキング期
間の１部分に挿入した低域変換キャリアを抜取るための
第４図（ｂ）に示すようなパルスが作られる。

二のパルスはスイッチ回路（２７）へ与えられ、スイッ
チ回路（２７）によって、入力端子（２Ｂ）に入力され
た第４図（’Ｃ）に示す低域変換２色性号から記録時に
挿入された低域変換キャリアが抜取られる。

このときの波形を第４図（ｄ）に示す。この低域変換キ
ャリアを基準信号として、電圧制御発振器（２８）、位
相比較回路（２９）とともにＰＬＬを構成し、電圧制御
発振器（２８）の出力に入力低域変換キャリアに同期し
た第４図（ｅ）に示すような連続波を得る。基準信号と
なるキャリアはｌ水子期間内に数サイクル含まれるので
、上記同期ループは安定に動作する。

電圧制御発振器（２８）の出力信号は周波数変換器（９
）に入力される。また、再生色信号に挿入された低域変
換キャリアがあると、輝度信号との混合の□際に水平同
期部分に重畳されるので、再生低域変換色信号から挿入
キャリアを除く必要がある。

したがって、入力された低域変換色信号をスイッチ回路
（３０）に入力し、パルス発生回路（２５）の出力パル
スを用いてスイッチ回路（３０）を制御し、挿入されテ
こキャリアを除去する。このようにして、スイッチ回路
（３０）の出力には第４図（ｆ）に示すような低域変換
色信号のみが得られる。この信号は周波数変換器（４）
に入力される。

以］二のような構成によると、輝度信号系と色信号系と
が独立した処理回路を持つことになるから、従来発生し
がちであった輝度信号系の不良、たとえばプリエンファ
シス、ディエンファシスの特性のずれなどによって水平
同期信号波形が乱れ、水平同期分離が不安定になるなど
の影響がとり除かれる。

また、色信号を低域に変換して記録する場合。

クロストーク成分を再生時にキャンセルするために、た
とえばＶＢ２の場合、片チャンネルを９００ずつＩＨご
とに進相記録、他チャンネルを９０°ずつＩＨごとに遅
相記録するというように。

低域変換キャリアの位相を変化させて記録するので、再
生時には低域変換キャリアの、位相が記録時と一致して
いなければならない。このため、・従来は元のキャリア
に変換されたあと位相を検波し、位相が異なる場合はＰ
ＬＬ出力の位相を変化させるような指令（ＩＤパルス）
を送っていたのであるが、上記実施例の構成においては
、再生時に常に記録時と同じ位相の低域変換キャリアが
得られるので、ＩＤパルスを送る必要がなく、その結果
素早い引込みが可能となる。

［発明の効果］ 以、１−のように、この発明にしたがえば、輝度信号系
のＩｆ−Ｗを受けることなく、安定したカラー画像を得
ることのできる磁気記録再生装置を提供できる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による磁気記録再生装置の実施例にお
ける記録側の回路を示すブロック図、第２図は第１図の
回路の各部の波形を示す図、第３図はこの発明による磁
気記録再生装置の実施例における再生側の回路を示すブ
ロック図、第４図は第３図の肌路の各部の波形を示す図
、第６図は従来の磁気記録再生装置を示すブロック図で
ある。 （１２）・・・パルス発生回路、　（１３）・・・ＰＬ
Ｌ逓倍回路、　（２Ｇ）・・・スイッチ回路、（２２）
・・・ミキサ回路、（２５）・・・パルス発生回路、（
２７）・・・スイッチ回路、（２Ｂ）・・・電圧制御発
振器、（２８）・・・位相比較回路。 なお・、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平周波数を基準として低域変換色信号キャリア
   を発生し、このキャリアを用いて色信号を低域に変換、
   記録し、再生の際に再び上記キャリアを用いて元の信号
   に逆変換し、上記変換過程において再生色信号の周波数
   変動分を打消すように構成された磁気記録再生装置であ
   って、記録側において、低域変換色信号キャリアを発生
   させる位相同期ループ逓倍回路と、この位相同期ループ
   逓倍回路の出力から水平ブランキング期間内でかつ上記
   色信号中のバースト部と異なる位置でバースト期間長よ
   りも大なる期間の信号を抜取るためのスイッチ回路と、
   このスイッチ回路を制御するパルス発生回路と、上記ス
   イッチ回路の出力と低域変換色信号とを混合するミキサ
   回路とを有する一方、再生側においては、低域変換色信
   号から記録時に重畳されたキャリアを抜取るためのスイ
   ッチ回路と、このスイッチ回路を制御するパルス発生回
   路と、抜取られた低域変換色信号キャリアから連続的な
   キャリアを得るための電圧制御発振器と、この電圧制御
   発振器の出力と抜取られた低域変換色信号キャリアとの
   位相を比較して電圧制御発振器の出力を制御する位相比
   較回路とを有し、上記電圧制御発振器の出力が再生低域
   変換色信号と同様な周波数変動分を持つように構成した
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。