JPS6142322B2 - - Google Patents

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JPS6142322B2
JPS6142322B2 JP8692477A JP8692477A JPS6142322B2 JP S6142322 B2 JPS6142322 B2 JP S6142322B2 JP 8692477 A JP8692477 A JP 8692477A JP 8692477 A JP8692477 A JP 8692477A JP S6142322 B2 JPS6142322 B2 JP S6142322B2
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JP
Japan
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amplifier
recording
attenuation
state
signal
Prior art date
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Expired
Application number
JP8692477A
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English (en)
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JPS5421706A (en
Inventor
Masao Tomita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8692477A priority Critical patent/JPS5421706A/ja
Publication of JPS5421706A publication Critical patent/JPS5421706A/ja
Publication of JPS6142322B2 publication Critical patent/JPS6142322B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープレコーダなど磁気録音再生装置
の回路構成に関するもので、特に電源を投入した
時に発生するパルス状雑音を効果的に除くことを
可能にしたものである。
一般に磁気録音再生装置などにおいて、それを
構成するトランジスタ増幅器が電源スイツチの投
入後、トランジスタが定常動作点に達する時に急
激な直流電圧変化を起こす。これが結合用コンデ
ンサと負荷によつて微分され、後続の増幅器で増
幅されてスピーカよりパネル状のクリツク雑音と
して発音されたり、磁気テープに記録されてしま
う等の問題があつた。
一般に、このクリツク雑音を除くためには、急
激な電圧変化を起こさないよう電源電圧を極めて
緩かに上昇させたり、急激な電位変化を起こすト
ランジスタ増幅器個々について複雑な対策を実施
するなどしていた。しかしながら、前者に対して
は磁気録音再生装置の動作開始が遅れる。又後者
に対してはコストアツプになるなどの欠点があつ
た。
本発明は上述の欠点を除去するもので、電源ス
イツチ投入後のクリツク雑音を2ケの増幅器に信
号減衰回路を設けるだけで容易に除くことができ
る磁気録音再生装置を提供するものである。
以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明による磁気録音再生装置の一実
施例を示す構成図である。図中、1はマイクロフ
オン(以下略してマイクと呼ぶ)、2はマイク増
幅器、3は録音時には録音ヘツドに信号電流を供
給する録音増幅器となり、再生時には再生イコラ
イザ特性をもつたイコライザ増幅器となる兼用増
幅器、4はライン出力端子11に信号を供給する
ためのライン増幅器、5はスピーカ6を駆動する
ための出力増幅器、7は録音、再生兼用ヘツド、
8は再生時に兼用増幅器の利得および周波数特性
を決めるための再生イコライザ回路、9は録音時
の利得および周波数特性を決めるための録音イコ
ライザ回路、10A,10B,10Cは録音状態
および再性状態に各回路接続を切り換えるための
録音切換スイツチ(第1図では再生状態となつて
いる。)である。第1図において、録再切換スイ
ツチ10A,10Bおよび10Cが再生状態にあ
る時を考える。この時、兼用増幅器3は再生イコ
ライザ回路8により必要な利得と周波数特性をも
つように設定され、その入力にはヘツド7が接続
される。兼用増幅器3の出力はマイク1の信号を
増幅したマイク増幅器2の出力とともにライン増
幅器4に導かれ、ライン増幅器4の出力はライン
出力端子11に接続されるとともに出力増幅器5
に至り、スピーカ6が駆動される。
一般にマイク増幅器2、兼用増幅器3、ライン
増幅器4、出力増幅器5などはトランジスタで構
成され、電源スイツチが投入されると各増幅器の
出力端の直流電位が急激に上昇する。またテープ
レコーダの電源回路は普通、出力増幅器5の電源
電圧が最も早く供給されるよう構成されている。
したがつて出力増幅器5の前に接続されている各
増幅器の出力端の直流電位変化は結合コンデンサ
で微分されてクリツプ状の信号となり出力増幅器
5によつて増幅されてスピーカにクリツクを発音
する。また、ライン出力端子11には通常、外部
に電力増幅器とスピーカを接続し、常に動作させ
ている場合が多い。この時、第1図に示す回路の
電源スイツチを入れると、上記した理由と同様に
外部スピーカにクリツクを発音する。このクリツ
ク音は聴取者に不快感を与えるばかりでなく、場
合によつてはスピーカを破壊してしまうことさえ
ある。以上の説明から再生時のクリツク音はライ
ン増幅器4の出力に現われないよう対策されてい
なければならないことが判る。
次に、録再切換スイツチ10A,10Bおよび
10Cが録音状態にある時を考える。マイク1に
得られた信号はマイク増幅器2で増幅され、録音
イコライザ回路9によつて利得、周波数特性が設
定された兼用増幅器3でさらに増幅され、ヘツド
7は録音電流として供給される。一方、マイク増
幅器2の出力はライン増幅器4にも導かれライン
出力端子11に出力するとともに出力増幅器5で
増幅されスピーカ6を駆動する。録音状態におい
ては、ライン増幅器4の出力にクリツクが現われ
ないよう考慮するだけでなく、クリツク信号が記
録ヘツド7により磁気テープに記録されるのを防
止するため兼用増幅器3の出力にもクリツクが現
われないようにしなければならない。
そこで第1図において、兼用増幅器3とライン
増幅器4に制御信号によつて信号を減衰状態と通
過状態に制御する減衰回路を含ませ、電源投入時
前記制御信号を時間的に制御することにより電源
投入時のクリツク音を防止できる。この点につい
て第2図を用いて説明する。
第2図aは第1図における録音状態での各増幅
器の接続を示したもので、兼用増幅器3およびラ
イン増幅器4に含まれる減衰回路は各増幅器の出
力にスイツチ12,13で模疑的に示した。第2
図bは再生状態での構成を示している。
第2図aにおいて、電源投入時を考えてみる。
マイク増幅器2の動作開始時点における直流電位
の変化は、ライン増幅器4により増幅されてライ
ン出力端子11に、兼用増幅器3により増幅され
てヘツド7にそれぞれクリツクをもたらす。これ
を防止するためには、ライン増幅器4と兼用増幅
器3に設けられた減衰回路(図中スイツチ13,
12で示されている)13および12をマイク増
幅器2が定常動作点に達するまでの期間、減衰状
態にしておき、その後、通過状態にすればよい。
ここで減衰回路12,13が減衰状態から通過状
態に切り換わる時、大きな電位変化が無いことが
望ましいが、後続の利得がマイク増幅器2の場合
よりも低いため、少しはあつても差しつかえな
い。
第2図bの再生状態においては、ライン出力端
子11にクリツクが現われないようにするには、
減衰回路13が減衰状態から通過状態に切り換わ
る時点をライン増幅器2が定常動作点に達し、か
つ減衰回路12が通過状態に切り換つた後でなけ
ればならない。以上のことをまとめると、電源を
投入後マイク増幅器2が定常動作点に達した後、
兼用増幅器3の減衰回路12を通過状態に切り換
え、その後ライン増幅器4の減衰回路13を通過
状態に切り換えるよう制御すれば、録音時、再生
時ともライン出力端子11にクリツクが現われ
ず、外部スピーカや内部スピーカ6は不快な電源
投入時のクリツクを発音することはない。また録
音時にヘツド7を通して磁気テープにクリツクが
記録されることもない。要するに磁気録音再生装
置を第1図に示す構成にすることにより、録音
時、再生時とも容易にクリツクを除去することが
できる。
第3図に本発明によるやや具体的な実施例を示
す。第3図は録音、再生切換スイツチが再生状態
にある時の接続である。直流電源14は電源スイ
ツチ15を介して出力増幅器5に供給され、抵抗
16、電解コンデンサ17より成るデカツプリン
グ回路を径て、マイク増幅器2、兼用増幅器3、
ライン増幅器4にそれぞれ供給される。又電源ス
イツチ15を径た電圧は、兼用増幅器3とライン
増幅器4に含まれる減衰回路12′および13′を
制御する制御回路27(破線枠で囲んで示す)の
電源としても用いられる。抵抗17,18は分圧
器を構成し、抵抗19、コンデンサ20および抵
抗23、コンデンサ24は充電回路を構成し、ト
ランジスタ21および25と抵抗22および26
はスイツチング回路を構成し、両トランジスタ2
1,25のコレクタは減衰回路13′,12′のベ
ースにそれぞれ結合される。
第3図の実施例の動作を説明する。
電源スイツチ15が投入されると出力増幅器5
がまず立上る。この場合、出力増幅器自身の立上
り時のクリツクは通常、ほとんど問題にならない
程度に小さい。次に抵抗16と電解コンデンサ1
7とのデカツプリング回路による時間遅れの後、
マイク増幅器2、兼用増幅器3、ライン増幅器4
が定常動作点に達しようとする。しかしながら兼
用増幅器3における減衰回路の減衰用トランジス
タ12′、およびライン増幅器4における減衰回
路の減衰用トランジスタ13′が導通状態となつ
て兼用増幅器3とライン増幅器4は信号を通過さ
せず減衰させる。したがつてマイク増幅器2の立
上り音はライン出力11およびスピーカ6に出力
されない。制御回路27の動作は電源スイツチ1
5の投入後、直ちにa点に抵抗17,18の分圧
比によつて決まる電圧が現われる。この電圧はト
ランジスタ21,25が導通するのに要する値に
設定される。a点の電圧は抵抗19を通じてコン
デンサ20に、抵抗23を通じてコンデンサ24
に充電される。コンデンサ20および24への充
電電圧がトランジスタ21および25のベース・
エミツタ間順方向電圧を越えると、トランジスタ
21および25は飽和状態となり、コレクタ電位
は0〔V〕近くに落ちる。その結果、今まで飽和
状態にあつた減衰回路の減衰トランジスタ1
2′,13′は遮断状態に転じ、兼用増幅器3、ラ
イン増幅器4は減衰状態を脱し、定常動作状態と
なる。ここで抵抗23、コンデンサ24で決まる
充電時間をマイク増幅器2の動作開始時間より長
く選び、抵抗19、コンデンサ20で決まる充電
時間をさらに長く選ぶことにより上述した動作開
始順序が設定できる。また電源スイツチ15の投
入直後はトランジスタ21,25は遮断状態にあ
るため、減衰用トランジスタ12′,13′のベー
スには抵抗26,22を通じて電流が流れ、飽和
状態となる。したがつて、兼用増幅器3およびラ
イン増幅器4は減衰状態にある。
以上のように再生状態では、マイク増幅器2、
兼用増幅器3、ライン増幅器4の順に定常状態に
達するためライン出力にクリツクは現われない。
説明は省略するが、録音状態においても再生時と
同じ順序に動作開始を設定しておくだけでクリツ
クは発生しない。この方法によれば、電源スイツ
チ投入後の動作開始を遅らせてクリツクを防止し
ているが、その時間は0.5sec.以内で十分に設定
でき、実用上問題はない。
以上詳述したように本発明は、マイク増幅器、
兼用増幅器、ライン増幅器を基本構成要素とし、
兼用増幅器のみを録音状態と再生状態で利得およ
び周波数特性を切り換えるよう構成することによ
り、電源投入時のクリツクを容易に防止すること
ができる。すなわち、兼用増幅器3とライン増幅
器4に減衰回路を含み、その減衰回路の動作順序
は録音時、再生時で切換える必要がなく、容易に
電源投入時のクリツクを防止できるものである。
さらに、本発明による構成では兼用増幅器3とラ
イン増幅器4にそれぞれ減衰回路を含むため、そ
の制御信号の与え方によつては録音時、再生時に
ミユーテイング動作を行なわせることもできる。
また、実施例ではモノラル形テープレコーダにつ
いて説明したが、ステレオテープレコーダへの展
開も極めて容易であり、制御回路を両チヤネル兼
用できるため、動作開始時間を両チヤネルで同一
に設定できるなどの特長も得られる。
本発明は以上のような効果があり、テープレコ
ーダに用いれば、その実用的価値はきわめて高い
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すテープレコー
ダの回路構成図、第2図a,bは同テープレコー
ダの録音時、再生時それぞれにおける回路接続
図、第3図は本発明の具体的な一実施例の再生時
における構成図である。 2……マイク増幅器、3……兼用増幅器、4…
…ライン増幅器、7……磁気ヘツド、10A,1
0B,10C……録音、再生切換スイツチ、11
……ライン出力端子、12,13……減衰回路、
14……直流電源、27……制御回路、15……
電源スイツチ、19,23……抵抗、20,24
……コンデンサ、21,25……スイツチングト
ランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 録音時にはマイクからの信号を増幅する第1
    の増幅器の後にヘツドに記録電流を供給する第2
    の増幅器とライン出力を供給する第3の増幅器と
    を配置し、かつ第2の増幅器および、第3の増幅
    器には制御信号によつて信号を減衰させる減衰回
    路を具備し、第2の増幅器の減衰回路が電源投入
    後に減衰動作を脱して正常動作に達するまでの時
    間を第3の増幅器の減衰回路が電源投入後に減衰
    動作を脱して正常動作に達するまでの時間よりも
    短かくなるように設定し、かつ第1の増幅器は前
    記第2の増幅器よりも早く動作させるよう設定
    し、再生時にはマイクからの信号を前記第1の増
    幅器で増幅し、ヘツドからの信号を前記第2の増
    幅器で増幅し、上記第1、第2の増幅器からの各
    出力を前記第3の増幅器で増幅するよう配置した
    ことを特徴とする磁気録音再生装置。 2 第1の増幅器および第3の増幅器の利得を録
    音時、再生時とも同一に固定し、第2の増幅器の
    利得および周波数特性を録音時と再生時とで切り
    換えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の磁気録音再生装置。
JP8692477A 1977-07-19 1977-07-19 Magnetic recorder-reproducer Granted JPS5421706A (en)

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JPS5421706A JPS5421706A (en) 1979-02-19
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