JPS6142270A - リニアパルスモ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 くイ）発明の分野 この発明は、例えば、ワードプロセッサのフロッピーヘ
ッドドライブ等に用いられるリニアパルスモータに関す
る。

（ロ）発明の背景 従来のこの種のリニアパルスモータとしては例えば実開
昭５８−９７７５９号公報に記載のものが知られている
。

すなわち、このリニアパルスモータは、第５図に示す如
く、円筒状固定子４１の中心に、その軸線に沿ってガイ
ド軸４２を配設し、このガイド軸４２に軸受４３を介し
て移動子４４を摺動可能に取付けている。

そして、この移動子４４は中央の永久磁石４５と、その
左右両側に連結したヨーク４６．４７とからなり、これ
ら各ヨーク４６．４７の中央凹部にコイル４８．４９を
巻回すると共に、前述の各ヨーク４６．４７におけるコ
イル４８．４９を隔てた左右に磁極歯５１．５２，５３
．５４をそれぞれ形成したものである。

また、これらの各磁極歯５１〜５４は、固定子４１の磁
極歯５０に対して、■相磁極歯５１を基準にすると、■
相磁極歯５２は１／２ピツチ、■相磁極歯５３は１／４
ピツチ、■相磁極歯５４は３／４ピツチ位相をずらせて
いる。

上記構成の従来のリニアパルスモータの等価磁見回路は
第６図の通りである。

つまり、Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４はそれぞれ■相、■相
、■相、ＩＶ相の磁気ギャップ部分の磁気抵抗、Ｒ３は
固定子４１の磁気抵抗、ＲＹはヨーク４６．４７の磁気
抵抗、Ｆは永久磁石４５の起磁力を表わし、同図の如き
回路構成となる。

これにより、従来のリニアパルスモータでは、永久磁石
４５から■相磁極歯５１までの距離と、■相磁極歯５２
までの距離とが互いに異なるので、磁気抵抗の差（ＲＹ
＋Ｒ８）が生じる。

したがって、コイル４８に通電して保持力特性を測定す
ると、第７図に示す如く、■相と■相とで推力に差が生
じ、このような各相間の推力差はリニアパルスモータと
してのダイナミック特性、すなわち、整定時間あるいは
自起動周波数のばらつきとなる問題点を有していた。

（ハ）発明の目的 この発明は、移動子の各相間における推力差（推力変動
）を小さくし、以ってダイナミック特性、位置決め精度
の向上を図ることができるりニアパルスモータの提供を
目的とする。

（ニ）発明の要約 −この発明は、移動子におりる各ヨークの反永久磁石側
（永久磁石に遠い外側）の透磁率を、永久磁石側（永久
磁石に近い内側）の透磁率よりも大となしたリニアパル
スモータであることを特徴とする。

（ホ）発明の効果 この発明によれば、移動子の各相の透磁率を変えること
により、永久磁石より見た各相の磁気ギャップ部での磁
気抵抗が等しくなるので、相聞の推力差を小さくするこ
とができる効果がある。したがって、ダイナミック特性
、位置決め精度の向上を図ることができる。

（へ）発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面はリニアパルスモータを示し、第１図において、１
は円筒状の固定子で、この固定子１の内周面には多数の
リング状の磁極歯２・・・を一体形成している。

また、この固定子１内の中心部には、その軸線に沿って
ガイド軸３を配設し、このガイド軸３に軸受４を介しく
移動子５を摺動可能に取付りている。

そして、この移動子５は中央の永久磁石６と、その左右
両側に連結したヨーク７．８とがらなり、これら左右の
各ヨーク７．８の外周略中央部分の凹溝にコイル９，１
０を巻回りると共に、これら各ヨーク７．８におけるコ
イル９，１ｏを隔てた左右に磁極歯１１，１２．１３．
１４をそれぞれ形成している。

ここで、Ｉ相１ｉｌＮ！歯１１を基準にすると、■相磁
極歯１２は１／２ピツチ、■相磁極歯１３は１／４ピツ
チ、Ｉｖ相相極極歯１４３／４ピツチ位相をそれぞれず
らせている。

しかも、前述のヨーク７．８は透磁率の具なる部材から
形成し、反永久磁石側の■相、■相のヨーク部材７ｂ、
８ｂの透磁率を、永久磁石側の■相、■相のヨーク部材
７ａ　、　８ａの透磁率よりも大となして、 ヨーク部材７ｂ、８ｂの透磁率〉 ヨーク部材７ａ　、　８ａの透磁率 の関係式が成立するように構成している。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

第１図においてφ１は永久磁石６による磁束、φ９は左
側のコイル９により発生する磁束を示し、移動子５の■
相磁極歯１１と、固定子１のｌ極歯２とが互いに対向し
た状態になっている。

この状態下において、左側のコイル９への通電を遮断し
、右側のコイル１ｏに通電し、第１図の矢印方向の磁束
φ１０を流すと、この磁束φ１ｏの発生部位における移
動子５側の磁極歯が固定子１側の磁極歯２と対向するよ
うに移動子５は右方向へ歩進する。

同様に■相、■相の磁極歯１２．１４を、固定子１の磁
極歯２に対向させるように各コイル９゜１０に通電する
と、移動子５は右方向へ推進移動する。

ここで、前述のヨーク７．８の透磁率は、■相、■相で
は、ヨーク部材７ｂ、８ｂにより人とし、またＩＩ相、
■相では、ヨーク部材７ａ　、８８により小として、永
久磁石６より見た各相の磁気ギャップ部での磁気抵抗が
等しくなるように形成している。

つまり、■相、■相のヨーク部材７ｂ、８ｂの透磁率を
、■相：■相のヨーク部材７ａ　、８ａの透磁率よりも
犬とし、１相およびＩＶ相の磁気抵抗（磁気ギツプ部分
の磁気抵抗と、固定子１の磁気抵抗と、ヨークの磁気抵
抗との総和）が■相および■相の磁気抵抗（１１気ギャ
ップ部分の磁気抵抗）と等しくなるように形成している
ので、各相間の推力差は、第２図に示す如く、はとんど
なくなる。

したがって、移動子５を滑らかに推進移動させることが
でき、ダイナミック特性、位置決め精度の向上を図るこ
とができる。

なお、上述の実施例はシリンダ型のものを例にあげて説
明したが、この発明の技術思想は第３図に示すロンド型
のリニアパルスモークにも、また第４図に示づ一フラッ
ト型のリニアパルスモータにもそれぞれ適用することが
でき、相間の推力差を小さくする点の効果については、
第３図および第４図に示すものにおいても同一であるの
で、第３図および第４図において、第１図と同一の部分
乃至同一作用を奏する部分には、同一の番号を付して、
その詳しい説明を省略する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図はリニアパルスモータの断面図、第２図はその保
持力特性図、 第３図は他の実施例を示ずリニアパルスモータの断面図
、 第４図はさらに他の実施例を示すリニアパルスモータの
断面図、 第５図は従来例のリニアパルスモータの断面図、第６図
はその等価磁気回路図、 第７図は従来例の保持力特性図である。 １・・・固定子　　　　　　２・・・磁極歯５・・・移
動子　　　　　　６・・・永久磁石７．８・・・ヨーク ７ａ　、７ｂ　、８ａ　、８ｂ　・−ｓ−’ｙＢｓ材１
１．１２，１３．１４・・・磁極歯 第１図 第３図 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数の磁極歯を有する固定子と、各別にコイルを有
   する左右のヨークを永久磁石の左 右両側に取付けた移動子とからなり、前記 各ヨークのコイルを隔てた左右に磁極歯を それぞれ形成してなるリニアパルスモータ であつて、 前記各ヨークの反永久磁石側の透磁率を、 永久磁石側の透磁率よりも大となした リニアパルスモータ。