JP2531408B2 - ステッピングモ−タ - Google Patents

ステッピングモ−タ

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JP2531408B2
JP2531408B2 JP61280231A JP28023186A JP2531408B2 JP 2531408 B2 JP2531408 B2 JP 2531408B2 JP 61280231 A JP61280231 A JP 61280231A JP 28023186 A JP28023186 A JP 28023186A JP 2531408 B2 JP2531408 B2 JP 2531408B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばOA(事務自動化)機器で要求される
軽薄短小のフラット形をなすステッピングモータに関す
る。
(従来の技術) 従来、この種のモータとしてシートコイルを用いたブ
ラシレス直流モータで、その厚さが4mm、直径が25mmの
ものが、ステレオカセットレコーダ等に用いられてい
る。
しかし、この従来例のモータは、プーリ付きであり、
直接駆動(DD)モータとしては力が弱い。
さらに、厚みを3mm位に薄くし、力を強くして、直接
駆動フラットモータにしようとすると、シートコイルを
用いたブラシレス直流モータでは困難である。
そこで、強磁性体の平板に等ピッチで歯状の突極を設
けた誘導子と、強磁性体よりなるC字状の鉄心とこの鉄
心の胴部にコイルを巻回し、両脚部に誘導子の突極と等
しいピッチで歯を設け、この歯の背面に進行方向左右に
着磁した永久磁石を設けた電機子2組を所定ピッチずら
して誘導子の突極と空隙を介し対向させたリニアパルス
モータが提案されている(例えば、特開昭60−113652号
公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記構成における永久磁石は、単に、磁力線
の通路を確保するために設けられているにすぎず、電機
子の歯の極性が永久磁石の極性に従い一様に重畳される
ことになる。したがって、磁気変調率は小さなものであ
り、推力を充分に出すことはできないため、一定以上
に、薄形化及び小形化を図ることができなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、磁
気変調率を高め、薄形化及び小形化を充分に図ることが
可能なステッピングモータを提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための手段として、請求項1記載
の発明は、直線方向に所定ピッチで歯を配列した固定子
と、胴部に励磁コイルがそれぞれ巻回され、且つ両端の
ポールシューが前記固定子の歯の配列方向にそれぞれ臨
んで配置されている2組の鉄心を有する可動子と、を備
え、前記2組の鉄心のポールシューの前記固定子の歯に
対する各相対的位置が互に所定距離だけずれているリニ
ア形ステッピングモータにおいて、前記固定子の歯に対
向する前記ポールシューの各面に、この歯ピッチを1極
対のピッチとする磁極が多数形成されている永久磁石を
貼付したこと、を特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、円周方向に所定ピッチで歯を
配列したディスクロータを有する可動子と、胴部に励磁
コイルがそれぞれ巻回され、且つ両端のポールシューが
前記ディスクロータの歯に臨んで配置されている少なく
とも2組以上の鉄心を有する固定子と、を備え、前記2
組以上の鉄心のポールシューの前記ディスクロータの歯
に対する各相対的位置が互に所定距離だけずれているロ
ータ形スッテピングモータにおいて、前記ディスクロー
タの歯に対向する前記ポールシューの各面に、この歯ピ
ッチを1極対のピッチとする磁極が多数形成されている
永久磁石を貼付したこと、を特徴とするものである。
(作用) 上記構成によれば、励磁コイルによる励磁が行なわれ
た場合に、鉄心のポールシューを通過する磁力線の数
は、ポールシューに貼付された多数の永久磁石の作る磁
力線が磁極分だけ、コイルの作る磁力線に重畳したもの
となる。そして、この永久磁石の磁極のピッチは、固定
側は可動子側の歯ピッチと同一のピッチであるため、固
定子又は可動子の歯と永久磁石の磁極とが合致するとこ
ろで磁気変調率は大きなものとなる。
(実施例) 第1図(a)は、本発明に係るリニア形ステッピング
モータの構成を示す平面図であり、第1図(b)は第1
図(a)のXa−Xa′線及びXb−Xb′線に沿う縦断面図で
ある。
第1図(a)において、固定子1には左右の直線方向
に歯11が所定ピッチで形成されている。この歯11は、長
方形の貫通孔であるスリット12を所定ピッチで設けるこ
とにより形成されたものである。
固定子1と対向する側には可動子2が設けられてい
る。この可動子2は、略C字状の2組の鉄心2を有して
おり、一方の鉄心20にはA相コイル21が巻回され、他方
の鉄心20にはB相コイル22が巻回されている。これらの
鉄心20,20の先端部である4個所のポールシュー20aは、
歯11の両側に臨むように配置されている。これら4個所
のポールシュー20aに、それぞれA1,A2,B1,B2の符号
を付すこととする。
そして、歯11に対向するポールシューA1,A2,B1,B2
の各面には、薄形の永久磁石23,24,25,26が貼付されて
いる。第1図(b)に示すように、これらの永久磁石に
は、歯11の歯ピッチと同じピッチでN極及びS極が交互
に形成されている。また、可動子2の推力を確保するた
めに、永久磁石23,24(25,26も同様)の磁極配置は互に
逆になっている(1/2歯ピッチだけずらしてある。)。
そして、ポールシューA1側の磁極は、ポールシューB1
の磁極に対する相対的位置に比べて所定距離すなわち1/
4歯ピッチだけずれている。なお、第1図(b)では、
理解を容易にするために、ポールシューB1,B2の上方に
ポールシューA1,A2を図示しているが、もちろん、これ
らのポールシューは全て同一面に配置されている。
次に、第1図(a),(b)の動作につき説明する。
まず、A相コイル21に通電が行なわれると、これにより
発生する磁束φは、コイル21→ポールシューA1→永久磁
石23→空隙→歯11→固定子1のヨーク→歯11→永久磁石
24→ポールシューA2→コイル21、という経路すなわち概
略的にはA→A2という経路を通過する。永久磁石23,24
の間の関係は、永久磁石23のN極が歯11に対向している
ときは、永久磁石24ではS極が歯11に対向しているとい
う関係になっている。いま、例えば、永久磁石A1が歯11
に引張られたとすると、これにより可動子2は1/2ピッ
チだけ変位する。次いで、B相コイル22の通電を行う
と、これにより発生する磁束φは、上記と同様にB1→B2
という経路を辿り、さらに、可動子2は1/2ピッチだけ
移動する。その後、コイル21,22の励磁方向が変化して
磁束φの経路もA2→A1,B2→B1に変化し、可動子2は同
様に1/2ピッチずつ移動していく。
第1図(b)を用いて、従来例の構成をもう一度説明
すると、従来のリニア形ステッピングモータは、ポール
シューA1,A2,B1,B2の下面に1個又は数個の可動子歯
を設け、この可動子歯と固定子歯との間の電磁力によっ
て可動子を移動させようとするものである。この場合、
可動子歯を通る磁束通路途中に永久磁石が設けられてい
るが、これは単に磁束通路を確保するだけものであり、
可動子歯を通るコイル磁束に、この永久磁石の磁束が一
様に重畳されるにすぎない。
ところが、本願発明の場合には、ポールシューA1
A2,B1,B2の下面に多数の磁極が形成されている薄形の
永久磁石23,24,25,26が貼付されており、その磁極ピッ
チは歯11のピッチと同じになっている。つまり、これら
の永久磁石23〜26の多数の磁極と歯11とは1対1の関係
で対応しており、コイル21,22の作る磁束に、永久磁石2
3〜26の各磁極の作る磁束がステップ状に重畳し、磁気
変調率が高いものとなっている。
リニア形ステッピングモータ全体の厚さは、励磁コイ
ルの厚さによりほぼ決まるが、上記のように磁気変調率
を高めることができるので、励磁コイルの厚さもそれほ
ど大きくする必要がなくなる。したがって、モータの薄
形化及び小形化を図ることができる。
また、製造面においても、可動子側に歯を形成する必
要がなくなり、一括着磁により多数の磁極を形成できる
永久磁石を使用できるので、生産性及び精度を向上させ
ることができる。
第2図は、本発明に係るロータ形ステッピングモータ
の構成を示す平面図である。このロータ形ステッピング
モータでは、2組の鉄心20,20及び励磁コイル21,22は固
定子を形成している。そして、軸10に取付けられ、放射
状に等ピッチで形成された歯11を有するディスクロータ
1Rが可動子を形成している。ディスクロータ1Rの歯11に
臨んで配置されている扇形のポールシューA1,A2,B1
B2の下面には磁石23a,24a,25a,26aが形成されている。
これらの磁石には、歯11のピッチと同じピッチでN極及
びS極が交互に放射状に形成されている。磁石23a〜26a
間の磁極の位置関係は、第1図のリニア形ステッピング
モータの場合と同様である。したがって、このロータ形
ステッピングモータにおいても薄形化及び小形化を図る
ことができる。
第3図は、第2図の変形例を示すもので、3相交流に
より励磁を行うものである。すなわち、固定子3Sは、3
組の鉄心30と、これに巻回されたU相、V相、W相のコ
イル31,32,33とにより形成されており、それぞれのポー
ルシュー30aに扇形の永久磁石34,35,36を貼付したもの
である。なお、鉄心30は実際には一体形成されている
が、概念的には3組の鉄心により形成されているものと
考えることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、磁気変調率を高め、
薄形化及び小形化を充分に図ることが可能なステッピン
グモータを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は請求項1記載の発明の実施例を
示す平面図及び縦断面図、第2図は請求項2記載の発明
の実施例を示す平面図、第3図は、第2図のものの変形
例を示す平面図である。 1…固定子、2…可動子、11…歯、20…鉄心、20a…ポ
ールシュー、21,22…励磁コイル、23〜26…永久磁石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線方向に所定ピッチで歯を配列した固定
    子と、 胴部に励磁コイルがそれぞれ巻回され、且つ両端のポー
    ルシューが前記固定子の歯の配列方向にそれぞれ臨んで
    配置されている2組の鉄心を有する可動子と、 を備え、前記2組の鉄心のポールシューの前記固定子の
    歯に対する各相対的位置が互に所定距離だけずれている
    リニア形ステッピングモータにおいて、 前記固定子の歯に対向する前記ポールシューの各面に、
    この歯ピッチを1極対のピッチとする磁極が多数形成さ
    れている永久磁石を貼付したこと、 を特徴とするリニア形ステッピングモータ。
  2. 【請求項2】円周方向に所定ピッチで歯を配列したディ
    スクロータを有する可動子と、胴部に励磁コイルがそれ
    ぞれ巻回され、且つ両端のポールシューが前記ディスク
    ロータの歯に臨んで配置されている少くとも2組以上の
    鉄心を有する固定子と、 を備え、前記2組以上の鉄心のポールシューの前記ディ
    スクロータの歯に対する各相対的位置が互に所定距離だ
    けずれているロータ形ステッピングモータにおいて、 前記ディスクロータの歯に対向する前記ポールシューの
    各面に、この歯ピッチを1極対のピッチとする磁極が多
    数形成されている永久磁石を貼付したこと、 を特徴とするロータ形ステッピングモータ。
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