JPH10174419A - パルスモータ - Google Patents

パルスモータ

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JPH10174419A
JPH10174419A JP32572696A JP32572696A JPH10174419A JP H10174419 A JPH10174419 A JP H10174419A JP 32572696 A JP32572696 A JP 32572696A JP 32572696 A JP32572696 A JP 32572696A JP H10174419 A JPH10174419 A JP H10174419A
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Yosuke Muraguchi
洋介 村口
Hiroshi Nakagawa
洋 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次側磁束発生部の励磁巻線が施された各磁
極と、固定された間隙を介して2次側固定子の各歯部と
の間に順次磁路を形成させることにより、1次側磁束発
生部を2次側固定子に対して相対移動させるリニアパル
スモータにおいて、1次側磁束発生部の各磁極の2次側
固定子と対向する各端面に、前記所定の方向に沿って一
定間隔P/2で歯部と溝部が交互に形成された磁性部材
と、前記各溝部に隣り合うもの同士の極性が互いに逆方
向の磁極性となるように高性能永久磁石を各々挿入配置
された構成のパルスモータでは、歯部に挿入する高性能
永久磁石の枚数が多く、稀土類金属を使用した磁石のた
め高価なためコスト高となる。 【解決手段】 前記溝部に挿入配置する永久磁石のう
ち、高価な高性能永久磁石の使用量を減少させ、性能/
コスト比の高いパルスモータを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば産業用ロ
ボットなどのように比較的大きな推力が要求されるFA
(ファクトリオートメーション)機器に用いて好適なパ
ルスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】パルスモータには回転形パルスモータと
リニアパルスモータとがあり、これらに共通の動作原理
は、永久磁石および外部からの励磁により形成される磁
束により、もっとも高透磁率の磁路を形成するような力
が働き、可動部を所定量だけ回転または移動させる原理
を利用したものである。これらのモータにより高トルク
または高推力を得るために、各磁路には高透磁率の鉄心
が磁性部材として用いられ、永久磁石には着磁した場合
の保持力が高く残留磁束密度が高い、いわゆるエネルギ
ー積の大きな稀度類金属のサマリウムコバルト(SmC
o)やネオジウム(NdFeB)を使った高性能磁石が
用いられることが多い。
【0003】高トルクまたは高推力パルスモータの例と
して、特公平7−59143および特公平7−5914
4による高力密度(以下HDと称する)パルスモータが
知られている。特公平7−59144によるHDパルス
モータは、所定の方向に沿って等間隔Pで歯部が形成さ
れた2次側固定子(特公平7−59144では2次側ス
ケールと称している)と、前記固定子に対して前記所定
の方向へ移動自在に支持された外部からの励磁巻線を有
した1次側可動子(特公平7−59144では1次側ス
ケールと称している)の磁束発生部とからなる。
【0004】前記1次側磁束発生部の励磁巻線が施され
た各磁極と、固定された間隙を介して前記2次側固定子
の各歯部との間に順次磁路を形成させることにより、前
記1次側磁束発生部を2次側固定子に対して相対移動さ
せるリニアパルスモータにおいて、前記1次側磁束発生
部の各磁極の前記2次側固定子と対向する各端面に、前
記所定の方向に沿って一定間隔P/2で歯部と溝部が交
互に形成された磁性部材と、前記各溝部に隣り合うもの
同士の極性が互いに逆方向の磁極性となるように高性能
永久磁石を各々挿入配置された構成とする。
【0005】前記構成により、1次側可動子の各磁極に
施された巻線に電流を流し励磁を加えると、1次側磁束
発生部の磁極のS極側の歯部から、この磁極の溝部に配
置された永久磁石を介して隣り合うN極側の極歯を通
り、さらに前記N極から2次側固定子の歯部を通った磁
束が、1次側磁束発生部のその他の磁極の溝部に配置さ
れた永久磁石を介して隣り合うN極側の極歯を通った
後、もとの磁極に戻る主磁束ループが形成されるので、
2次側固定子と対向する各磁極の総面積を推力発生用に
有効に利用することができ、大きな推力を得ることがで
きる。
【0006】また、特公平7−59143によるHDパ
ルスモータは2次側固定子の歯部に永久磁石を挿入した
ものであり、動作上の特徴は上述の1次側可動子の歯部
に永久磁石を挿入したものと類似であり、各磁極の総面
積を推力発生に利用でき、大きな推力を得ることができ
る。なお、これまでリニアパルスモータを例にあげて説
明してきたが、回転形パルスモータにあっても動作原理
は同じであり、回転子と固定子の対向する各磁極の総面
積をトルク発生用に利用でき、大きな回転トルクを得る
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のHDパ
ルスモータには、製造上いくつかの問題がある。一番重
要な問題は、モータの溝部に挿入する高性能永久磁石
が、稀土類金属を使用した磁石のため高価なことであ
る。その他、磁石枚数が多いため挿入作業に時間がかか
ることや、磁石を逆極性になるように交互に挿入する必
要があり、挿入時の磁石の管理が面倒である等の問題も
ある。本発明はこのような背景の下になされたもので、
高トルク、高推力特性を極端に低下させることなく、稀
土類金属を使った高性能永久磁石の使用枚数を減らして
磁石のコストを低減することができ、性能/コスト比の
高いパルスモータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の方向に沿って一定間隔Pで歯部が形成された磁性
部材による2次側固定子と、前記固定子に対して前記所
定の方向へ移動自在に支持された、磁性部材による1次
側磁束発生部が複数の磁極を形成する可動子とからな
り、前記可動子の各磁極と前記固定子の各歯部との間に
一定の空隙を介して形成された磁路に順次磁束を通すこ
とにより前記可動子を前記固定子に対して相対移動させ
るパルスモータにおいて、前記固定子と対向する前記可
動子の各磁極の各端面に、前記所定の方向に沿って一定
間隔P/2で極歯と溝部を交互に形成し、前記各溝部
に、保磁力が大きく且つ残留磁束密度が大きな、いわゆ
るエネルギー積が大きい高性能永久磁石と、前記エネル
ギー積が小さい永久磁石とを交互に且つ隣り合うもの同
士が互いに逆方向の磁極性であるように各々挿入配置し
たことを特徴とするリニアパルスモータを提供する。
【0009】請求項2記載の発明は、所定の方向に沿っ
て一定間隔Pで歯部が形成され、前記所定の方向へ移動
自在に支持された、磁性部材による1次側磁束発生部が
複数の磁極を形成する可動子とからなり、前記可動子の
各磁極と2次側固定子の各歯部との間に一定の空隙を介
して形成された磁路に順次磁束を通すことにより前記可
動子を前記固定子に対して相対移動させるパルスモータ
において、前記可動子の各磁極と対向する前記固定子の
各端面に、前記所定の方向に沿って一定間隔P/2で極
歯と溝部を交互に形成し、前記各溝部に、前記高性能永
久磁石と前記エネルギー積の小さい永久磁石を交互に且
つ隣り合うもの同士が互いに逆方向の磁極性であるよう
に各々挿入配置したことを特徴とするリニアパルスモー
タを提供する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のパルスモータにおいて、前記エネルギー積
の小さい永久磁石を挿入配置すべき溝部に、前記永久磁
石を挿入配置しないことを特徴とするパルスモータを提
供する。請求項4記載の発明は、請求項1記載のパルス
モータにおいて、前記エネルギー積の小さい永久磁石を
挿入配置すべき溝部に、前記高性能永久磁石と前記エネ
ルギー積の小さな永久磁石を組み合わせた組み合わせ磁
石の前記高性能永久磁石部分を前記固定子に向けて、挿
入配置したことを特徴とするリニアパルスモータを提供
する。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2記載のパ
ルスモータにおいて、前記エネルギー積の小さい永久磁
石を挿入配置すべき溝部に、前記高性能永久磁石と前記
エネルギー積の小さな永久磁石を組み合わせた組み合わ
せ磁石の前記高性能永久磁石部分を前記可動子に向け
て、挿入配置したことを特徴とするリニアパルスモータ
を提供する。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項4または請
求項5記載のパルスモータにおいて、前記組み合わせ磁
石を挿入配置すべき溝部の深さを1/2とし、前記高性
能永久磁石を挿入配置したことを特徴とするリニアパル
スモータを提供する。請求項7記載の発明は、請求項1
ないし請求項6に記載のパルスモータにおいて、前記移
動自在な所定の方向が、一平面上において1つの支点か
ら等距離であるように方向が変化することを特徴とする
回転形パルスモータを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
よるリニアパルスモータの構成を示す断面図である。こ
の図において、符号1はA相、B相、C相の3つの磁極
を持ち、図の左右方向に移動自在に支持された磁性部材
による1次側可動子、2は歯ピッチPの極歯を持つ磁性
部材による2次側固定子、3は前記可動子1の各相の励
磁巻線、4は稀土類金属を使った高性能永久磁石、5は
フェライトなどを使ったエネルギー積の小さな永久磁石
である。
【0014】1次側可動子1は、図の左右方向に歯ピッ
チPの極歯を持つ2次側固定子2と対向する端面に、図
の左右方向に沿って一定間隔P/2の歯ピッチで6つの
歯部と5つの溝部を有し、前記溝部のうち両端と中央の
3つの溝部には図の左側がN極、右側がS極の向きに高
性能永久磁石4を挿入し、残りの2つの溝部には左側が
S極、右側がN極の向きにエネルギー積の小さな永久磁
石5を挿入したA相磁極と、前記A相磁極より歯ピッチ
の相対位置でP/3だけ遅れて配置されA相磁極と同一
の構成要素を有するB相磁極と、前記A相磁極より歯ピ
ッチの相対位置で2P/3だけ遅れて配置されA相磁極
と同一の構成要素を有するC相磁極とから構成される。
【0015】図2は上述のリニアモータの1次側可動子
の励磁巻線に加える励磁タイミングを表し、図2に示す
タイミングで1次側可動子のA,B,C各相磁極の励磁
巻線3に励磁を加えると、期間T1〜T6の励磁電流i
と形成される磁路Fと磁束の向きとは、それぞれ図3〜
図8の如くとなる。図2では3相方形波交流による励磁
電流としているが、3相正弦波交流による励磁によって
も同様の特性となる。
【0016】図9は各タイミングにおける推力のベクト
ルを表し、期間T1における推力は、図9の実線で示す
ようにA相のベクトルと、B相と逆向きのベクトルと、
C相と逆向きのベクトルとの合成ベクトルとなる。この
実施例では1次側可動子、2次側固定子の間はリニア構
造なので、期間T2〜T6においても合成ベクトルの向
きは同一の方向となり、時間経過に従って1次側可動子
1は図1の左へ向かって移動することになる。
【0017】以上説明したように、1次側可動子の極歯
に高性能な永久磁石挿入部と、エネルギー積の小さな永
久磁石挿入部を交互に設けた本実施例のリニアモータに
おいても、従来技術によるリニアモータと同様に交互に
N,Sの極性を持つため、励磁巻線への外部からの励磁
によって磁束が限定されて通ることによって推力発生に
有効に働き、大きな推力を得ることができる。
【0018】図10に本発明による第2の実施形態を示
す。この実施形態では、1次側可動子の歯ピッチをP、
2次側固定子の歯ピッチをP/2として、2次側固定子
の極歯の間の溝に高性能磁石挿入部とエネルギー積の小
さな磁石挿入部を交互に設けてなり、図10のA相の励
磁コイル3に図示の向きで励磁を加えた場合に形成され
る磁路の模様を示す。この実施形態でも励磁巻線への外
部からの励磁によって、磁束が限定されて通ることによ
って推力発生に有効に働き、大きな推力を得ることがで
きるのは、第1の実施形態と同様である。
【0019】図11に本発明による第3の実施形態を示
す。この実施形態は第1の実施形態のリニアモータを回
転形モータに応用したものであり、得られる特性も第1
の実施形態と同様である。図12に第4の実施形態を示
す。この実施形態は第2の実施形態のリニアモータを回
転形モータに応用したものであり、得られる特性も第2
の実施形態と同様である。
【0020】図13に本発明による第5の実施形態を示
す。この実施形態は第1の実施形態と類似であるが、図
1のエネルギー積の小さな永久磁石5が挿入される場所
のうち、固定子2の歯部と対向する側の半分を高性能磁
石8で置き換えた組み合わせ磁石を用いたものである。
この実施形態の持つ性能とコストは、従来技術によるも
のと第1の実施形態の中間に位置することは言を待たな
い。図14に本発明による第6の実施形態を示す。この
実施形態は第2の実施形態と類似であるが、図10のエ
ネルギー積の小さな永久磁石5が挿入される場所のう
ち、可動子1の歯部と対向する側の半分を高性能磁石8
で置き換えたものである。
【0021】図15に本発明による第7の実施形態を示
す。この実施形態は第3の実施形態と類似であるが、図
11のエネルギー積の小さな永久磁石5が挿入される場
所のうち、固定子1の歯部と対向する側の半分を高性能
磁石8で置き換えたものである。図16に本発明による
第8の実施形態を示す。この実施形態は第4の実施形態
と類似であるが、図12のエネルギー積の小さな永久磁
石5が挿入される場所のうち、可動子1の歯部と対向す
る側の半分を高性能磁石8で置き換えたものである。
【0022】図17に本発明による第9の実施形態を示
す。この実施形態は第5の実施形態と類似であるが、第
5の実施形態のエネルギー積の小さな永久磁石を除去し
たものである。第5の実施形態よりもコストは低くな
る。図18に本発明による第10の実施形態を示す。こ
の実施形態は第6の実施形態と類似であるが、第6の実
施形態のエネルギー積の小さな永久磁石を除去したもの
である。第6の実施形態よりもコストは低くなる。
【0023】図19に本発明による第11の実施形態を
示す。この実施形態は第7の実施形態と類似であるが、
第7の実施形態のエネルギー積の小さな永久磁石を除去
したものである。第7の実施形態よりもコストは低くな
る。図20に本発明による第12の実施形態を示す。こ
の実施形態は第8の実施形態と類似であるが、第8の実
施形態のエネルギー積の小さな永久磁石を除去したもの
である。第8の実施形態よりもコストは低くなる。
【0024】図21に本発明による第13の実施形態を
示す。この実施形態は第1の実施形態のエネルギー積の
小さな永久磁石の挿入された場所をすべて空隙のままと
したものであり、形成される磁路は第1の実施形態と同
一である。ただし、空隙となった所は磁気抵抗が高く、
ここを通る磁束は減少するため、若干の性能低下は避け
られない。
【0025】図22に本発明による第14の実施形態を
示す。この実施形態は第2の実施形態のエネルギー積の
小さな永久磁石の挿入される場所をすべて空隙のままと
したものであり、形成される磁路は第2の実施形態と同
一である。ただし、空隙となった所は磁気抵抗が高く、
ここを通る磁束は減少するため、若干の性能低下は避け
られない。
【0026】図23に本発明による第15の実施形態を
示す。この実施形態は第3の実施形態のエネルギー積の
小さな永久磁石の挿入される場所をすべて空隙のままと
したものであり、形成される磁路は第3の実施形態と同
一である。ただし、空隙となった所は磁気抵抗が高く、
ここを通る磁束は減少するため、若干の性能低下は避け
られない。
【0027】図24に本発明による第16の実施形態を
示す。この実施形態は第4の実施形態のエネルギー積の
小さな永久磁石の挿入される場所をすべて空隙のままと
したものであり、形成される磁路は第4の実施形態と同
一である。ただし、空隙となった所は磁気抵抗が高く、
ここを通る磁束は減少するため、若干の性能低下は避け
られない。以上、本発明の一実施形態の動作を図面を参
照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、溝部に挿入配置する永久磁石のうち、高価な高性能
永久磁石の使用量を減少させることができるので、性能
/コスト比の高いパルスモータを提供することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態によるリニアパルス
モータの構成を示す断面図である。
【図2】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
の説明図である。
【図3】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
T1において形成される磁路を表す図である。
【図4】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
T2において形成される磁路を表す図である。
【図5】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
T3において形成される磁路を表す図である。
【図6】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
T4において形成される磁路を表す図である。
【図7】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
T5において形成される磁路を表す図である。
【図8】 図1のリニアパルスモータの励磁タイミング
T6において形成される磁路を表す図である。
【図9】 図1のリニアパルスモータの各励磁タイミン
グにおける推力ベクトルの説明図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態によるリニアパル
スモータの構成を示す断面図である。
【図11】 本発明の第3の実施形態による回転形パル
スモータの構成を示す断面図である。
【図12】 本発明の第4の実施形態による回転形パル
スモータの構成を示す断面図である。
【図13】 本発明の第5の実施形態によるリニアパル
スモータの構成を示す断面図である。
【図14】 本発明の第6の実施形態によるリニアパル
スモータの構成を示す断面図である。
【図15】 本発明の第7の実施形態による回転形パル
スモータの構成を示す断面図である。
【図16】 本発明の第8の実施形態による回転形パル
スモータの構成を示す断面図である。
【図17】 本発明の第9の実施形態によるリニアパル
スモータの構成を示す断面図である。
【図18】 本発明の第10の実施形態によるリニアパ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【図19】 本発明の第11の実施形態による回転形パ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【図20】 本発明の第12の実施形態による回転形パ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【図21】 本発明の第13の実施形態によるリニアパ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【図22】 本発明の第14の実施形態によるリニアパ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【図23】 本発明の第15の実施形態による回転形パ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【図24】 本発明の第16の実施形態による回転形パ
ルスモータの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可動子 2 固定子 3 励磁巻線 4 高性能永久磁石 5 エネルギー積の小さな永久磁石 6 回転子 7 固定子 8 高性能永久磁石 9 エネルギー積の小さな永久磁石

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に沿って一定間隔Pで歯部が
    形成された磁性部材による2次側固定子と、前記固定子
    に対して前記所定の方向へ移動自在に支持された、磁性
    部材による1次側磁束発生部が複数の磁極を形成する可
    動子とからなり、前記可動子の各磁極と前記固定子の各
    歯部との間に一定の空隙を介して形成された磁路に順次
    磁束を通すことにより前記可動子を前記固定子に対して
    相対移動させるパルスモータにおいて、 前記固定子と対向する前記可動子の各磁極の各端面に、
    前記所定の方向に沿って一定間隔P/2で極歯と溝部を
    交互に形成し、前記各溝部に、エネルギー積が大きい高
    性能永久磁石と、前記エネルギー積が小さい永久磁石と
    を交互に且つ隣り合うもの同士が互いに逆方向の磁極性
    であるように各々挿入配置したことを特徴とするリニア
    パルスモータ。
  2. 【請求項2】 所定の方向に沿って一定間隔Pで歯部が
    形成され、前記所定の方向へ移動自在に支持された、磁
    性部材による1次側磁束発生部が複数の磁極を形成する
    可動子とからなり、前記可動子の各磁極と2次側固定子
    の各歯部との間に一定の空隙を介して形成された磁路に
    順次磁束を通すことにより前記可動子を前記固定子に対
    して相対移動させるパルスモータにおいて、 前記可動子の各磁極と対向する前記固定子の各端面に、
    前記所定の方向に沿って一定間隔P/2で極歯と溝部を
    交互に形成し、前記各溝部に、前記高性能永久磁石と前
    記エネルギー積の小さい永久磁石を交互に且つ隣り合う
    もの同士が互いに逆方向の磁極性であるように各々挿入
    配置したことを特徴とするリニアパルスモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のパルスモ
    ータにおいて、 前記エネルギー積の小さい永久磁石を挿入配置すべき溝
    部に、前記永久磁石を挿入配置しないことを特徴とする
    リニアパルスモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパルスモータにおいて、 前記エネルギー積の小さい永久磁石を挿入配置すべき溝
    部に、前記高性能永久磁石と前記エネルギー積の小さな
    永久磁石を組み合わせた組み合わせ磁石の前記高性能永
    久磁石部分を前記固定子に向けて、挿入配置したことを
    特徴とするリニアパルスモータ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のパルスモータにおいて、 前記エネルギー積の小さい永久磁石を挿入配置すべき溝
    部に、前記高性能永久磁石と前記エネルギー積の小さな
    永久磁石を組み合わせた組み合わせ磁石の前記高性能永
    久磁石部分を前記可動子に向けて、挿入配置したことを
    特徴とするリニアパルスモータ。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のパルスモ
    ータにおいて、 前記組み合わせ磁石を挿入配置すべき溝部の深さを1/
    2とし、前記高性能永久磁石を挿入配置したことを特徴
    とするリニアパルスモータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6記載のパルスモ
    ータにおいて、 前記移動自在な所定の方向が、一平面上において1つの
    支点から等距離であるように方向が変化することを特徴
    とする回転形パルスモータ。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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