JP2002034232A - リニアモータシステムおよび回転形モータ - Google Patents

リニアモータシステムおよび回転形モータ

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JP2002034232A
JP2002034232A JP2000217726A JP2000217726A JP2002034232A JP 2002034232 A JP2002034232 A JP 2002034232A JP 2000217726 A JP2000217726 A JP 2000217726A JP 2000217726 A JP2000217726 A JP 2000217726A JP 2002034232 A JP2002034232 A JP 2002034232A
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generating means
field generating
moving body
circular orbit
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Hiroshi Nakagawa
洋 中川
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円軌道に沿って複数の移動体を精度よく移動
させることが可能なリニアモータシステムを提供する。 【解決手段】 このリニアモータシステムは、円弧状の
レール部材を連結して作製した円軌道のレール20に沿
って6つの移動体21が移動可能になされている。移動
体21は、レール20に沿って敷設された二次側コア3
1との間に磁界を発生させるコイル等を有しており、各
移動体21のコイルに供給する励磁電流を制御すること
により、これらの動作を個別に制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアモータシス
テムおよび回転形モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体工場などにおいて、半導体
部品の搬送や実装を行うために、搬送装置や実装装置を
搭載した移動体を備える移動体システムが用いられてい
る。半導体部品搬送や部品実装に精度および自動化が要
求されるため、このような半導体工場に設置される移動
体システムとしては、リニアモータやボールスクリュー
方式などを利用したものが用いられている。
【0003】ここで、図1に上記のような搬送装置等を
搭載した移動体を移動させる移動体システムの概略を示
す。同図に示すように、このシステムでは、X軸方向に
敷設される軌道1、および軌道1に沿って移動可能に設
けられる移動体3などを含むリニアモータシステム16
自体をボールスクリュー方式でY軸方向に移動できるよ
うにしている。具体的には、リニアモータシステム16
をボールスクリュー15によって駆動される架台に固定
し、ボールスクリュー15をモータ17で駆動すること
により、リニアモータシステム16全体をY軸方向に移
動させることができるようになっている。このシステム
によれば、ボールスクリュー15およびリニアモータの
両者の駆動を制御することにより、移動体3をXY平面
の任意の位置に移動させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した移動
体システムでは、XY平面上の任意に位置に移動体3を
移動させることができるが、このシステムで駆動できる
移動体3は1つだけである。従って、多数の部品を上記
XY平面内の第1の位置から第2の位置に搬送する場合
には、搬送する部品の数だけ移動体3を第1の位置と第
2の位置との間で往復させる必要があり、多大な搬送時
間を要することになってしまう。複数の移動体を移動さ
せれば、搬送時間等を短縮することはできるが、上記の
ような従来の移動体システムでは、複数の移動体を駆動
することは不可能である。
【0005】また、現在では、様々な方式の回転形モー
タが用いられているが、回転形モータの大型化は困難で
あった。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、円軌道に沿って複数の移動体を精度よく移
動させることが可能なリニアモータシステムを提供する
ことを目的とする。また、大型化の容易な回転形モータ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載のリニアモータシステム
は、円軌道に沿って移動可能に設けられる複数の移動体
と、前記円軌道に沿って設けられる第1の磁界発生手段
と、前記移動体の各々に設けられ、前記円軌道に沿って
設けられた前記第1の磁界発生手段と対向する位置に配
置される第2の磁界発生手段とを具備し、前記第1の磁
界発生手段または前記第2の磁界発生手段のいずれかに
電力が供給された場合に前記第1の磁界発生手段および
前記第2の磁界発生手段が協働して磁界を発生し、前記
第1の磁界発生手段および前記第2の磁界発生手段が発
生した磁界によって前記移動体に推力を付与して前記移
動体を前記円軌道に沿って移動させることを特徴として
いる。
【0008】また、請求項2に記載のリニアモータシス
テムは、請求項1に記載のリニアモータシステムにおい
て、前記第1の磁界発生手段は、前記円軌道に沿って敷
設されるコアを有しており、前記第2の磁界発生手段
は、電力が供給された場合に前記コアと協働して磁界を
発生するコイルを有していることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載のリニアモータシス
テムは、請求項1または2に記載のリニアモータシステ
ムにおいて、前記移動体は、物体を保持する保持手段が
搭載されており、前記保持手段が前記物体を保持した状
態で前記移動体が移動することにより、前記物体を搬送
するようにしたことを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の回転形モータは、
円軌道に沿って設けられる第1の磁界発生手段と、前記
円軌道に沿って移動可能に設けられる移動体と、前記移
動体と結合され、前記円軌道に沿って前記移動体が移動
した場合に、この移動に伴って回転させられるロータ
と、前記移動体における前記第1の磁界発生手段と対向
する位置に設けられる第2の磁界発生手段とを具備し、
前記第1の磁界発生手段または前記第2の磁界発生手段
のいずれかに電力が供給された場合に前記第1の磁界発
生手段および前記第2の磁界発生手段が協働して磁界を
発生し、前記第1の磁界発生手段および前記第2の磁界
発生手段が発生した磁界によって前記移動体に推力を付
与して前記移動体を前記円軌道に沿って移動させ、これ
により前記ロータを回転させることを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載の回転形モータは、
請求項4に記載の回転形モータにおいて、前記第1の磁
界発生手段は、前記円軌道に沿って敷設されるコアを有
しており、前記第2の磁界発生手段は、電力が供給され
た場合に前記コアと協働して磁界を発生するコイルを有
していることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 まず、図2は本発明の第1実施形態に係るリニアモータ
システムの構成を示す平面図である。同図に示すよう
に、このリニアモータシステムでは、円軌道に沿って敷
設されたレール20と、レール20に沿って移動可能に
設けられる6つの移動体21とを備えている。
【0013】ここで、図3は図2のIII−III線に沿って
みた図である。同図に示すように、移動体21は、円軌
道に沿って敷設されたレール20の上面に設けられたリ
ニアガイド30によって移動可能に支持される断面C字
状の本体部34を有している。この本体部34の上面等
に半導体実装ヘッドなどの部品等の取り出し、保持およ
び実装が可能な作業装置を搭載できるようになってい
る。
【0014】レール20の上面には、断面C字状の本体
部34の内部に侵入する二次側コア(第1の磁界発生手
段)31が立設されている。つまり、二次側コア31も
円軌道に沿って設けられており、移動体21側における
二次側コア31の図の左右両面と対向する位置に一次側
コア32が設けられている。これらの一次側コア32に
は、それぞれコイル33が券回されている。図示せぬ制
御回路からコイル33に励磁電流が供給されると、二次
側コア31、一次側コア32およびコイル33等が協働
して移動体21に推力を付与するための磁界を発生させ
るようになっている。
【0015】ここで、上述したようにレール20、二次
側コア31およびリニアガイド30は円軌道に沿って敷
設されている。このような円軌道のレール20やリニア
ガイド30は、円弧状のレール部材やリニアガイドを連
結することにより製造することができる。また、円軌道
に沿って設けられる二次側コア31も、レール20と同
様に円弧状のコア部材を連結することにより製造するこ
とができる。また、これに対応して二次側コア31と対
向配置される一次側コア32もその端面が円弧状となっ
ている(図5参照)。また、二次側コア31としては、
渦電流の方向に磁気抵抗が高くなってしまうといった渦
電流対策を考慮し、ラミネートコアを用いることが好ま
しい。上記のような円弧状のコアを作製する場合には、
図4に示すような方向にラミネートすることが強度の点
から好ましい。
【0016】次に、図5を参照しながら、二次側コア3
1およびコイル33等の磁界発生構成について説明す
る。本実施形態では、移動体21を駆動するリニアモー
タとして、特開平3−124257号公報に記載された
リニアパルスモータを用いており、以下、これについて
簡単に説明する。
【0017】図5に示すように、二次側コア31の一次
側コア32と対向する面には、等間隔に歯部30aが形
成されている。
【0018】一方、一次側コア32は、A相磁極32
a、B相磁極32bおよびC相磁極32cと、これらに
それぞれ券回されるコイル33a〜33cとを備えてい
る。各相磁極32a〜32cの二次側コア31と対向す
る面には、上述した歯部30aに対応させて、等間隔に
極歯が形成され、各極歯の間には、隣り合うもの同士の
極性が互いに逆方向となるように永久磁石36が挿入配
置されている。また、各極歯の端面には、これら各極歯
の磁化を強める方向に作用する補助永久磁石37が配置
されている。
【0019】この構成の下、図6に示す励磁シーケンス
でA相磁極32aに券回されるコイル33a、B相磁極
32bに券回されるコイル33b、C相磁極32cに券
回されるコイル33cに極性が反転するパルス電流を供
給して駆動する、いわゆるバイポーラ駆動を行えば、二
次側コア31に対する移動体21の磁気的安定点が移り
変わり、これに伴って移動体21が円軌道に沿って移動
するようになっている。
【0020】次に、上記構成のリニアモータシステムに
よる動作について説明する。ここでは、各移動体21に
図示せぬ半導体部品実装ヘッド(保持手段)が搭載され
ているものとし、これらの実装ヘッドを用いて半導体部
品実装を行う場合について図7を参照しながら説明す
る。
【0021】例えば、品置き場から半導体部品を取り出
し、実装台にある基板等にこの部品を実装する場合、ま
ず、図7(a)に示すように、部品置き場近傍にある移
動体21が部品置き場の前に移動させられる。そして、
これに搭載される実装ヘッドが半導体部品を取り出した
後、移動体21はいずれかの方向で実装台の位置まで移
動させられる(以下、図の時計方向に移動するものとす
る)。
【0022】上記の実装ヘッドによる部品取り出し時に
は、図7(a)に示すように、他の移動体21は部品置
き場の近傍まで移動させられる。そして、1台目の移動
体21に搭載された実装ヘッドが半導体部品を取り出し
て実装台へ移動を開始すると、次の移動体21が部品置
き場の前に移動し、これに搭載される実装ヘッドが半導
体部品を取り出す。このように順番に各移動体21に搭
載される実装ヘッドが半導体部品を部品置き場から取り
出す。
【0023】そして、図7(b)に示すように、最初に
半導体部品を取り出した実装ヘッドを搭載する移動体2
1が実装台の前に停止し、この位置で実装ヘッドによる
部品実装が行われる。このような実装が行われている
間、部品置き場から半導体部品を取り出した実装ヘッド
を搭載する移動体21が順次実装台近傍を移動する。そ
して、前の移動体21に搭載された実装ヘッドによる実
装作業が終了すると、待機している移動体21が順次実
装台の前に移動して実装を行う。
【0024】このようにして各移動体21が円軌道に敷
設されたレール20に沿って1回転すると、部品置き場
から6つの半導体部品を取り出して実装台で基板に実装
するといった作業を行うことができる。従来の半導体部
品実装に用いられる移動体システム(図1参照)では、
1つの移動体しか移動させることができなかったため、
複数回の実装作業を繰り返す場合には、移動体が部品置
き場から実装台へ複数回往復しなくてはならず、多大な
作業時間を必要としていた。これに対し、本実施形態で
は、上述したように移動体21が1回転する間に、最大
6つ(つまり、レール20に移動可能に設けられた移動
体21の数)の半導体部品実装作業を行うことができ
る。
【0025】また、このような半導体部品実装作業は、
実装位置などに非常に高い精度が要求されるが、本実施
形態に係る移動体システムでは、高精度の位置決めが可
能なリニアパルスモータを用いているので、上記のよう
な半導体部品実装作業に用いられるシステムとしても好
適である。
【0026】また、本実施形態では、各移動体21毎に
供給する励磁電流等を制御すれば、各移動体21を個別
に制御することができる。従って、上記のような半導体
実装作業において、特定の移動体21は部品置き場を通
過させるといったことも可能となる。従って、様々な工
程に対応した、つまり他品種の製品を製造するために用
いるシステムとしても好適である。
【0027】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係る回転形モータについ
て図8を参照しながら説明する。なお、本実施形態にお
いて、第1実施形態と共通する構成要素には、同一の符
号を付けて、その説明を省略する。
【0028】図8に示すように、本実施形態に係る回転
形モータは、上述した第1実施形態と同様に円軌道に沿
って敷設されるレール20の中心を軸として回転する回
転軸(ロータ)71を有している。この回転軸71は、
連結部材72に取り付けられている。連結部材72は、
放射状に伸びる6つの連結部72aを有しており、これ
らの連結部72aと、上記のようにレール20に沿って
リニアモータによって駆動される6つの移動体21とが
連結されている。従って、これらの移動体21は、図示
のように連結された状態で一体となってレール20に沿
って移動することになる。このため、各移動体21のコ
イル(図3参照)に対しては、全て同じ励磁電流が供給
され、各移動体21は同じ方向に同じ速度で移動するこ
とになる。
【0029】ここで、回転軸71は、連結部材72と連
結されているため、上記のように6つの移動体21がレ
ール20に沿って移動すると、これに伴って回転軸71
が回転させられるようになっている。
【0030】第2実施形態に係る回転形モータは、レー
ル20に沿ってリニアモータにより駆動される移動体2
1の回転に伴って回転させられる回転軸71を有してい
る。ここで、上述した第1実施形態で説明したように、
レール20は円弧状のレール部材およびコアを連結する
ことにより作製することができるため、レール20が敷
設される円軌道を大きくすることもできる。これによ
り、上記のように6つの移動体21を軌道上に配置する
ことができ、これらが回転軸71を回転駆動することが
できる。従って、回転軸71を回転させる駆動力とし
て、6つの移動体21を利用することが可能となり、大
きな回転駆動力を得ることができる。つまり、高出力の
大型回転形モータを容易に作製することができる。
【0031】なお、上記第2実施形態では、6つの移動
体21によって回転軸71を回転駆動する構成となって
いたが、上述したようにレール20を敷設する円軌道を
より大きなものとすれば、さらに多くの移動体21を配
置することが可能となり、さらに大きな出力を有する回
転形モータを製造することができる。
【0032】C.変形例 なお、本発明は、上述した第1および第2実施形態に限
定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能
である。
【0033】(1)上述した実施形態では、図3に示す
ような構成のリニアモータを用いて各移動体21を駆動
するようにしていたが、これに限らず、他の構成のもの
であってもよく、例えば図9〜図12に示すような構成
のリニアモータを用いるようにしてもよい。
【0034】図9に示す例では、断面矩形状のレール部
材90の上下にリニアガイド30が支持されており、円
軌道に沿って敷設されるレール部材90の外周面(図の
左側面)に二次側コア31が支持されている。一方、移
動体91は、円軌道の内周側であるレール部材90側が
開放した断面コ字状の本体部92を有しており、本体部
92の両端部において上記リニアガイド30に図の紙面
垂直方向に移動可能に支持されている。移動体91は、
本体部92内部において二次側コア31と対向する位置
に配置される一次側コア32、およびこれに券回される
コイル33を有している。この構成の下、上述した実施
形態と同様にコイル33に励磁電流が供給されると、二
次側コア31、一次側コア32およびコイル33等によ
って発生する磁界により移動体91に推力が付与される
ようになっている。このような構成のリニアモータを採
用すれば、構造が簡易であるため、システムの軽量化が
可能となるといった利点がある。
【0035】図10に示す例では、円軌道に沿って敷設
されるレール部材100の上下にリニアガイド30が設
けられており、これらのリニアガイド30によって移動
体101の本体部102が移動可能に支持されている。
また、レール部材100の内周側(図の右側面)に二次
側コア31が設けられている。
【0036】移動体101の本体部102は、レール部
材100を覆うような断面形状であり、レール部材10
0に設けられた二次側コア31と対向する位置に一次側
コア32およびコイル33が配置された構成となってい
る。この構成の下、上述した実施形態と同様にコイル3
3に励磁電流が供給されると、二次側コア31、一次側
コア32およびコイル33等によって発生する磁界によ
り移動体101に推力が付与されるようになっている。
この構成では、二次側コア31がレール部材100の内
周側に配置されているため、上記のようにラミネートに
より形成される二次側コア31の支持構造が簡易とな
る。
【0037】図11に示す例では、断面L字状のレール
部材110が円軌道に沿って敷設されている。レール部
材110は上下方向に伸びるコア支持部110aと、コ
ア支持部110aの下端から内周側(図の右側)に伸び
る屈曲部110bとを有しており、コア支持部110a
の上部および屈曲部110bの内周側端部にそれぞれリ
ニアガイド30が設けられている。また、コア支持部1
10aの内周側面には、二次側コア31が設けられてい
る。
【0038】移動体111は、レール部材110のコア
支持部110aを覆うような断面形状の本体部112を
有しており、この本体部112の二次側コア31と対向
する位置に一次側コア32およびコイル33が設けられ
ている。この構成の下、上述した実施形態と同様にコイ
ル33に励磁電流が供給されると、二次側コア31、一
次側コア32およびコイル33等によって発生する磁界
により移動体111に推力が付与されるようになってい
る。
【0039】図12に示す例では、上方が開放した断面
コ字状のレール部材120が円軌道に沿って敷設されて
いる。このレール部材120の左右の内壁には、それぞ
れ二次側コア31が設けられている。また、レール部材
120の両端部には、それぞれリニアガイド30が設け
られており、これらのリニアガイド30によって移動体
121が移動可能に支持されている。
【0040】移動体121は、上述したリニアガイド3
0によって支持される断面L字状の本体部122を有し
ている。本体部122には、レール部材120の内部に
侵入するように配置されるコア取付部材123が取り付
けられており、このコア取付部材123の左右両側にコ
イル33が券回された一次側コア32が設けられてい
る。これにより、レール部材120の内壁に設けられた
二次側コア31と一次側コア32とが対向配置される。
この構成の下、上述した実施形態と同様にコイル33に
励磁電流が供給されると、二次側コア31、一次側コア
32およびコイル33等によって発生する磁界により移
動体111に推力が付与されるようになっている。
【0041】(2)また、上述した第2実施形態におい
ては、レール20に沿って移動可能に設けられた複数の
移動体21が回転軸71を駆動するようになっていた
が、これに限らず、図13に示すようなアウターロータ
タイプの回転形モータに本発明を適用するようにしても
よい。同図に示すように、この構成では、6つの移動体
21と、これらと連結された円環状の連結部材130と
がこの回転形モータのロータとなっている。この構成の
下、上記第2実施形態と同様に各移動体21がレール2
0に沿って移動することにより、ロータである連結部材
130が回転させられるようになっている。
【0042】(3)また、上述した実施形態において
は、移動体21をリニアパルスモータによって駆動する
ようにしていたが、これ以外の誘導型など他のタイプの
リニアモータによって移動体21を駆動するようにして
もよい。
【0043】(4)また、上述した第1実施形態におい
ては、移動体21に搭載される実装ヘッドを移動させて
半導体部品の実装を行う構成について説明したが、移動
体21が搭載するものは、実装ヘッドに限定されるわけ
ではなく、半導体部品搬送ロボット等であってもよい。
また、半導体製造に関わるものに限定されるものではな
く、他の用途に用いられる搬送ロボットや搬送台等であ
ってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円軌道に沿って複数の移動体を精度よく移動させること
が可能となる。従って、部品搬送等に本発明に係るシス
テムを利用すれば、より迅速な搬送作業が可能となる。
また、大型の回転形モータを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の半導体工場に用いられる移動体システ
ムの概略を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るリニアモータシ
ステムを示す平面図である。
【図3】 図2のIII−III線に沿って視た図である。
【図4】 前記リニアモータシステムの構成要素である
二次側コアの製造方法を説明するための図である。
【図5】 図3のV−V線に沿って視た図である。
【図6】 前記リニアモータシステムにおける励磁シー
ケンスを示す図である。
【図7】 前記リニアモータシステムによる半導体部品
実装動作を説明するための図である。
【図8】 本発明の第2実施形態に係る回転形モータの
主要部を示す正面図である。
【図9】 前記リニアモータシステムの変形例の構成を
示す断面図である。
【図10】 前記リニアモータシステムの他の変形例の
構成を示す断面図である。
【図11】 前記リニアモータシステムのその他の変形
例の構成を示す断面図である。
【図12】 前記リニアモータシステムのさらにその他
の変形例の構成を示す断面図である。
【図13】 前記回転形モータの変形例の主要部を示す
正面図である。
【符号の説明】
20……レール、21……移動体、30……リニアガイ
ド、31……二次側コア、32……一次側コア、33…
…コイル、34……本体部、36……永久磁石、37…
…補助永久磁石、71……回転軸(ロータ)、72……
連結部材、90……レール部材、91……移動体、10
0……レール部材、101……移動体、110……レー
ル部材、111……移動体、120……レール部材、1
21……移動体、130……連結部材(ロータ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円軌道に沿って移動可能に設けられる複
    数の移動体と、 前記円軌道に沿って設けられる第1の磁界発生手段と、 前記移動体の各々に設けられ、前記円軌道に沿って設け
    られた前記第1の磁界発生手段と対向する位置に配置さ
    れる第2の磁界発生手段とを具備し、 前記第1の磁界発生手段または前記第2の磁界発生手段
    のいずれかに電力が供給された場合に前記第1の磁界発
    生手段および前記第2の磁界発生手段が協働して磁界を
    発生し、前記第1の磁界発生手段および前記第2の磁界
    発生手段が発生した磁界によって前記移動体に推力を付
    与して前記移動体を前記円軌道に沿って移動させること
    を特徴とするリニアモータシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁界発生手段は、前記円軌道
    に沿って敷設されるコアを有しており、 前記第2の磁界発生手段は、電力が供給された場合に前
    記コアと協働して磁界を発生するコイルを有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のリニアモータシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記移動体には、物体を保持する保持手
    段が搭載されており、 前記保持手段が前記物体を保持した状態で前記移動体が
    移動することにより、前記物体を搬送するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のリニアモータ
    システム。
  4. 【請求項4】 円軌道に沿って設けられる第1の磁界発
    生手段と、 前記円軌道に沿って移動可能に設けられる移動体と、 前記移動体と結合され、前記円軌道に沿って前記移動体
    が移動した場合に、この移動に伴って回転させられるロ
    ータと、 前記移動体における前記第1の磁界発生手段と対向する
    位置に設けられる第2の磁界発生手段とを具備し、 前記第1の磁界発生手段または前記第2の磁界発生手段
    のいずれかに電力が供給された場合に前記第1の磁界発
    生手段および前記第2の磁界発生手段が協働して磁界を
    発生し、前記第1の磁界発生手段および前記第2の磁界
    発生手段が発生した磁界によって前記移動体に推力を付
    与して前記移動体を前記円軌道に沿って移動させ、これ
    により前記ロータを回転させることを特徴とする回転形
    モータ。
  5. 【請求項5】 前記第1の磁界発生手段は、前記円軌道
    に沿って敷設されるコアを有しており、 前記第2の磁界発生手段は、電力が供給された場合に前
    記コアと協働して磁界を発生するコイルを有しているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の回転形モータ。
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