JPWO2002023702A1 - リニアモータ - Google Patents

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Abstract

電機子を複数の電機子ブロック4、5、6に分割して推力の方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコア9には等ピッチで配列された相数の整数倍のティース10を設けてそこに集中巻にした電機子コイル11を設け、磁極ピッチを電機子ブロック数で除した値の整数倍の電気角に対応する間隙を前記電機子ブロック間に設け、各電機子ブロックの電機子コイルの相互を、電機子ブロック間の間隙に対応する電気角で位相をずらすことにより、各電機子ブロックに生ずるコギンク推力に位相差を持たせ、相殺させて、その和を零にする。

Description

[技術分野]
本発明は、コギング推力の発生を抑え、電機子の長さを小さくし、しかも、コイル温度検出精度を向上できるリニアモータに関する。
[背景技術]
従来のムービングコイル形のリニアモータにあっては、図35に示す様に、固定部に設けた界磁永久磁石41と、この界磁永久磁石41と対向する櫛歯状の電機子コア42を備え、電機子コア42に複数のティース44を設け、そこに分布巻きにした電機子コイル43を巻装していた。この電機子コイル43を巻装する電機子コア42は、相数をn、界磁永久磁石41の数をp、1極あたりに対向するティース44の数をqとすれば、電機子コア42に設けるティース44の数Nは、N=n×p×q であり、このティース数を推力方向Xに等間隔で設けた電機子コア42に電機子コイル43の3相巻線U、V、Wを、少なくとも2以上のティースピッチとなるコイル飛びによって設けていた。
このため、従来のムービングコイル形のリニアモータは、移動する電機子コアの磁気回路がエンドレスになっておらず、両端で開放されているため、電機子推力方向の両端のスロットは、中央部分のスロットと異なり、1個のコイルだけを収納しており、このスロットによって端効果が発生し、界磁磁石の磁極ピッチの中に1周期のコギングトルクTCを生じ、推力ムラを発生させていた。
また、コイルの温度管理をするために、コイルを収納したスロット内に温度センサを挿入する場合は、スロットを大きくする必要があり、電機子コアが大きくなり巻線の占積率を低下させる欠点がある。このため、リニアモータではコイルの両端に温度センサを設けるようにしているが、コイル中央部の温度測定ができないので、精度の高い温度検出が得られなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、コギング推力の発生を抑え、電機子の推力方向長さを短縮でき、しかもコイル温度検出精度を向上できるリニアモータを提供することを目的とする。
[発明の開示]
上記問題を解決するために、請求項1の本発明は、等ピッチで配列した界磁磁極と、この界磁磁極と対面する電機子とを備え、この電機子は複数の電機子ブロックに分割して推力の方向に配列してあり、各電機子ブロックのブロックコアは、等ピッチで配列された相数の整数倍のティースと前記ティースに集中巻きした電機子コイルとが設けられ、前記電機子ブロック間には、磁極ピッチを電機子ブロック数で除した値の整数倍の電気角に対応する間隙が設けられ、各電機子ブロックの電機子コイルの相互を、電機子ブロック間の間隙に対応する電気角で位相をずらして巻装してなるリニアモータを特徴としている。
また、請求項2の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、電機子のブロック数を3の整数倍とし、各電機子ブロック間に磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を設け、各電機子ブロックのブロックコアには3×a(a=整数)個のティースを等ピッチで設け、電機子ブロック当たりの界磁磁極数を2×a(a=整数)として等ピッチで配列し、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにU相コイル、V相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにはV相コイル、W相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにはW相コイル、U相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記のコイル配列を繰返して行い、各電機子ブロックの各相コイルを3相平衡結線したことを特徴としている。
また、請求項3の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、電機子のブロック数を3の整数倍とし、各電機子ブロック間に磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を設け、各電機子ブロックのブロックコアには3×a(a=整数)個のティースを等ピッチで設け、電機子ブロック当たりの界磁磁極数を2×a(a=整数)として等ピッチで配列し、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにU相コイル、V相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てには第1の電機子ブロックとは巻き方何を逆にしてW相コイル、U相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにはV相コイル、W相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記のコイル配列を繰返して行い、各電機子ブロックの各相コイルを3相平衡結線したことを特徴としている。
また、請求項4の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、3個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにW相コイル、V相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを120°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴としている。
また、請求項5の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、3個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロッのブロックコアのティースグループに第1の電機子ブロックとは巻き方向を逆にしてW相コイル、V相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに第1の電機子ブロックと同じ方向でV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを60°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴としている。
また、請求項6の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、2個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループの第1、第2のティースにはそれぞれW相コイル、第3、第4、第5のティースにはぞぞれV相コイル、第6、第7、第8のティースにはそれぞれU相コイル、第9のティースにはW相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを90°の位相差で配列して3相平衡結線したしたことを特徴としている。
また、請求項7の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、2個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを90°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴としている。
また、請求項8の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、2×c(c=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が2を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み2相結線としたことを特徴としている。
また、請求項9の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、2×d(d=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が2を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み3相結線としたことを特徴としている。
また、請求項10の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、3×e(e=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み2相結線としたことを特徴としている。
また、請求項11の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、3×f(f=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み3相結線としたことを特徴としている。
また、請求項12の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、3×g(g=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み2相結線としたことを特徴としている。
また、請求項13の本発明は、請求項1記載のリニアモータにおいて、3×h(h=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み3相結線としたことを特徴としている。
また、請求項14の本発明は、請求項1〜13までの何れか1項に記載のリニアモータにおいて、前記電機子ブロックを構成するブロックコアは、片側に形成した係合突起と反対側にこの係合突起に嵌合するように形成した係合部を有してなる継鉄部と、各電機子コイルを巻回するティースとからなるコアセグメントで構成され、このコアセグメントを順次結合してなるブロックコア列の長手方向を両側から挟みこむようにそれぞれ界磁磁極を配列したことを特徴としている。
また、請求項15の本発明は、請求項1〜14までの何れか1項に記載のリニアモータにおいて、前記電機子ブロックを構成するブロックコアは、下端部がティース部を形成して上端部が継鉄部を形成するT字状のコアセグメントの複数を継鉄部で相互に連接させたブロックコアを備えることを特徴としている。
また、請求項16の本発明は、請求項1〜15までの何れか1項に記載のリニアモータにおいて、電機子ブロック間の間隙において、ブロックコアの継鉄部間を磁性体製の間隔片で支持し、この間隔片上の空間に温度センサをモールド支持したことを特徴としている。
また、請求項17の本発明は、請求項1〜16までの何れか1項に記載のリニアモータにおいて、電機子ブロックの推力方向と直交する方向に、電機子ブロックを所定の角度だけ傾斜させて配置することを特徴としている。
また、請求項18の本発明は、請求項1〜17までの何れか1項に記載のリニアモータにおいて、3個の電機子ブロックを用い,電機子ブロックの積厚幅をW,磁極ピッチをPmとしたとき,電機子ブロックの傾斜角度θを
θ=sin−1(Pm/3W)
とすることを特徴としている。
また、請求項19の本発明は、請求項1〜17までの何れか1項に記載のリニアモータにおいて、2個の電機子ブロックを用い,電機子ブロックの積厚幅をW,磁極ピッチをPmとしたとき,電機子ブロックの傾斜角度θを
θ=sin−1(Pm/2W)
とすることを特徴としている。
[発明を実施するための最良の形態]
リニアモータは、界磁磁極と、この界磁磁極と対面する電機子とを備え、その何れか一方を固定子、他方を可動子として用いる。本発明によれば、リニアモータに発生するコギング推力を抑えるため、電機子を複数に分割して、分割した電機子ブロック間に位相差を持たせて、発生したコギング推力を電機子ブロック間で相殺させる。このため、電機子コイルを集中巻とし、磁極ピッチを電機子ブロック数で除した値の整数倍の電気角に対応する間隙を電機子ブロック間に設け、電機子コイルの相互を電機子ブロック間の間隙に対応する電気角で位相をずらして配置する。
次に、図に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態を示すもので、電機子ブロック数3、各電機子ブロック当たりのティース数9、電機子ブロック当たりの界磁磁極数6の場合を示している。界磁磁極1は永久磁石からなり、固定子2側に等ピッチで設けられている。固定子2の上には、可動子を形成する電機子3が設けられている。電機子3は、第1の電機子ブロック4と第2の電機子ブロック5と第3の電機子ブロック6とを備え、電機子ブロック間には間隔片7をもうけて間隙を維持している。この場合の間隙寸法は、磁極ピッチPmの2/3である。各電機子ブロック4、5、6と間隔片7とは推力方向に配列されて固定手段8によって一体的に保持されている。電機子ブロック4、5、6のブロックコア9には、それぞれ等しいティースピッチPtで配列した9個のティース10が設けられている。各ティース10には、集中巻の電機子コイル11が巻き込まれる。界磁磁極1は、永久磁石式であっても、巻線励磁式であっても良く、電機子3の推力方向の全長にリニアモータストロークを加えた長さの固定子2の全長にわたり等ピッチPmで配列される。磁極ピッチPmは、電気角180°であるので、間隙寸法Pm×2/3は電気角で120°となる。そこでティースピッチPtを電気角120°とする。そのため、各電機子ブロック4、5、6の電機子コイル配置は図2(a)に示す様になる。即ち、第1の電機子ブロック4では、U相コイル、V相コイル、W相コイルの順序で電機子コイル11を巻き込み、第2の電機子ブロック5では、V相コイル、W相コイル、U相コイルの順序で巻き込み、第3の電機子ブロック6では、W相コイル、U相コイル、V相コイルの順序で電機子コイル11を巻き込み、電機子ブロック数が3を超えて、6ブロック、9ブロック、12ブロック等となった場合は、上記の配列を繰り返して行い各相コイルを3相平衡結線する。このように電機子コイル11を設けると、電機子3の推力方向のコイル配置は図2(b)のごとくなり、第1の電機子ブロック4の最後のコイルW相の次には電気角120°の間隔片7が有ってU相部分を占めるので、第2の電機子ブロック5の電機子コイル11の巻き始めはV相となる。同様に、第3の電機子ブロック6の電機子コイル11の巻き始めはW相になる。
図3は、上記の構成によって生ずるコギング推力の状況を示す。図において、TC1は、第1の電機子ブロック4によって生ずるコギング推力、TC2は第2の電機子ブロック5によって生ずるコギング推力、TC3は、第3の電機子ブロック6によって生ずるコギング推力であって、三者の合成によってコギング推力が相殺されることが判る。
[第2の実施の形態]
図4は、第2の実施の形態を示すもので、電機子ブロック数3、各電機子ブロック当たりのティース数9、電機子ブロック当たりの界磁磁極数6の場合を示している。界磁磁極1は永久磁石からなり、固定子2側に等ピッチで設けられている。固定子2の上には、可動子を形成する電機子3が設けられている。電機子3は、第1の電機子ブロック4と第2の電機子ブロック5と第3の電機子ブロック6とを備え、電機子ブロック間には間隔片7をもうけて間隙を維持している。この場合の間隙寸法は、磁極ピッチPmの1/3である。各電機子ブロック4、5、6と間隔片7とは推力方向に配列されて固定手段8によって一体的に保持されている。電機子ブロック4、5、6のブロックコア9には、それぞれ等しいティースピッチPtで配列した9個のティース10が設けられている。各ティース10には、集中巻の電機子コイル11が巻き込まれる。界磁磁極1は、永久磁石式であっても、巻線励磁式であっても良く、電機子3の推力方向の全長にリニアモータストロークを加えた長さの固定子2の全長にわたり等ピッチPmで配列される。磁極ピッチPmは、電気角180°であるので、間隙寸法Pm×1/3は電気角で60°となる。また、ティースピッチPtを電気角120°とする。そのため、各電機子ブロック4、5、6の電機子コイル配置は図5(a)に示す様になる。即ち、第1の電機子ブロック4では、U相コイル、V相コイル、W相コイルの順序で電機子コイル11を巻き込み、第2の電機子ブロック5では、第1の電機子ブロックの巻き方向とは逆向きにW相コイル、U相コイル、V相コイルの順序で巻き込み、第3の電機子ブロック6では、V相コイル、W相コイル、U相コイルの順序で電機子コイル11を巻き込み、電機子ブロック数が3を超えて、6ブロック、9ブロック、12ブロック等となった場合は、上記の配列を繰り返して行い各相コイルを3相平衡結線する。このように電機子コイル11を設けると、電機子3の推力方向のコイル配置は図5(b)のごとくなり、第1の電機子ブロック4の最後のコイルW相の次には電気角60°の間隔片7が有るので、第2の電機子ブロック5の電機子コイル11の巻き始めは、第1の電機子ブロックの巻き方向とは逆向きのW相となる。同様に、第3の電機子ブロック6の電機子コイル11の巻き始めはV相になる。
図6は、上記の構成によって生ずるコギング推力の状況を示す。図において、TC1は、第1の電機子ブロック4によって生ずるコギング推力、TC2は第2の電機子ブロック5によって生ずるコギング推力、TC3は、第3の電機子ブロック6によって生ずるコギング推力であって、三者の合成によってコギング推力が相殺されることが判る。
[第3の実施の形態]
図7は、第3の実施の形態を示すリニアモータの縦断面図である。この実施の形態では第1の実施の形態と同様に、電機子3は、ブロックコア9に9個のティース10を備える第1、第2、第3の電機子ブロック4、5、6を有し、電機子ブロック間には磁極ピッチPmの2/3(電気角で120°)の寸法の間隔片7を配して電機子ブロックを離間させて固定手段8によって一体に保持している。しかしながら、固定子2に設けた界磁磁極1は各電機子ブロック当たり10個としている。そして、図8(a)に示す様に、3個のティースをグループとして、第1の電機子ブロック4には、電気子コイルに120°の位相ずれを持たせるため、U相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロック5には、V相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で、第3の電機子ブロック6には、W相コイル、V相コイル、U相コイルの順序で電機子コイル11を巻き込む。この際の推力方向のコイルと間隔片7の配置は図8(b)に示す通りになる。この実施の形態の場合も、第1、第2、第3の電機子ブロックの端効果によって生じるコギング推力TC1、TC2、TC3は、図9に示す通り120°の位相差を生じ、それらの和は零になり、打ち消される。
[第4の実施の形態]
図10は、第4の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。この実施の形態の場合、固定子2に設けた界磁磁極1の数が、電機子ブロック当たり10個である点、並びに、電機子3のブロックコア9のティース10の数が9個である点が上記第3の実施の形態と同じである。異なる点は、第1、第2、第3の電機子ブロック4、5、6間の間隔片12の寸法を磁極ピッチPmの1/3とした点と、電機子3の固定手段13の推力方向の寸法が短縮された点である。つまり、各電機子ブロックを電気角で60°ずらした例が示されている。
このため、電機子コイル配置は、図11(a)に示すように、第1の電機子ブロック4では、U相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で端から順次巻き込み、第2の電機子ブロック5では、第1の電機子ブロック4と電気角で60°の位相をずらせるために、コイルの巻き方向を逆にしたW相コイル、V相コイル、U相コイルを順次巻き込み、第3の電機子ブロック6では、第2の電機子ブロック5と60°の位相差とするため、第1の電機子ブロック4のコイルと同一巻き方向のV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で巻き込む。かくして巻き込まれた電機子コイルの推力方向の配列が図11(b)に示されている。この電機子コイル配列によって、第1の電機子ブロック4に生ずるコギング推力TC1、第2の電機子ブロック5に生ずるコギング推力TC2、および第3の電機子ブロック6に生ずるコギング推力TC3は、それぞれ図12に示すとおり60°の位相差となり、その総和は零となり、コギング推力は打ち消される。
[第5の実施の形態]
図13は、第5の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。この実施の形態にあっては、固定子2に設けた界磁磁極1の寸法配列並びに、ティース10の数を含めたブロックコア9の寸法構造が上記第4の実施の形態と同一であるが、電機子3が第1の電機子ブロック4と第2の電機子ブロック5の二分割構造となった点、電機子ブロック間の間隙即ち間隔片14の幅寸法が磁極ピッチPmの1/2となった点、並びに固定手段15が1電機子ブロック分短縮された点が異なる。
そこで、各電機子ブロックには、図14(a)に示す電機子コイル配置が採用される。即ち、第1の電機子ブロック4には、9個のティース10を3個のグループに分けて、U相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロック5では、第1、第2のティースにはそれぞれW相コイル、第3、第4、第5のティースにはそれぞれV相コイル、第6、第7、第8のティースにはそれぞれU相コイル、第9のティースにはW相コイルを巻き込む。この場合の電機子コイルと間隔片14の推力方向の配列が図14(b)に示されている。この構成により、図15に示す様に、第1の電機子ブロック4によるコギング推力TC1と、第2の電機子ブロック5によるコギング推力TC2とは、相互に90°の位相差となり、その和は零となり、打ち消される。
また、図16は本実施の形態による循環電流を説明するベクトル図である。
第1の電機子ブロック4と第2の電機子ブロックの同相のコイルを直列に接続することにより、図16に示されるように、両電機子ブロックに生ずる起磁力ベクトルの位相がベクトル合成されて、循環電流をなくすことができる。
[第6の実施の形態]
図17は、第6の実施の形態を示す。この場合、第5の実施の形態の電機子コイル部分のみを変更した例が示されている。即ち、第1の電機子ブロック4においては、3個ずつのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロック5には、V相コイル、U相コイル、W相コイルを巻き込むことにより、90°の位相差で3相平衡結線することができる。この場合の、電機子コイルと間隔片14の推力方向配列を図17(b)に示す。この実施の形態の場合も、図15に示す様に90°位相の異なる第1の電機子ブロックのコギング推力TC1と第2の電機子ブロックのコギング推力TC2とは相殺される。また、第5の実施の形態同様に、起磁力ベクトルの合成により、循環電流を無くすることができる。
[第7の実施の形態]
図18は、第7の実施の形態を示す。この実施の形態の場合、図18(a)に示す通り、電機子3の分割数は2であり、第1の電機子ブロック16と第2の電機子ブロック17のブロックコア19には12個のティース20が設けられ、ティースピッチPtは150°に設定される。両電機子ブロック16、17間には磁極ピッチPmの1/2の間隙が設けられ、そこに間隔片21を設けて、固定手段22によって一体に保持されている。
固定子2に配列される界磁磁極1は、電機子ブロック当たり10個設けられる。即ち、電機子ブロック16、17の推力方向の長さは磁極ピッチPmの10倍の長さとなる。ここで、第1の電機子ブロック16に設けられる電機子コイル23は、図19に示す様に、3個のティースのグループ毎に正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で巻き込まれる。第2の電機子ブロック17には図19に示す様に、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイルが巻き込まれ、両電機子ブロックの電機子コイルが2相結線される。この場合の推力方向の電機子コイル配置は、図18(b)の様になる。その結果、両電機子ブロックの位相差は90°となり、図15に示す場合と同様に、コギング推力は打ち消されて零となる。
[第8の実施の形態]
次に、第8の実施の形態について説明する。第8の実施の形態は、第7の実施の形態の電機子ブロックに3相の電機子コイルを施したものである。
この場合、各電機子ブロックのティースを2個ずつのグループとし、図20に示す様に、第1の電機子ブロック16には、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロック17には、正方向巻きV相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み3相結線とする。この場合の電機子コイルの推力方向配列が図18(c)に示されている。この実施の形態の場合も電機子ブロック間の位相差は90°であるので、コギング推力は、図15に示す場合と同様に零となる。
[第9の実施の形態]
図21(a)は、第9の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。
この実施の形態の場合、固定子2に設けた界磁磁極1の数は電機子ブロック当たり10個、電機子3の分割数は3で、第1、第2、第3の電機子ブロック16、17、18の各ブロックコア19は12個のティース(ティースピッチPtは電気角で150°)を持っている。そして、電機子ブロック間には磁極ピッチPmの2/3の寸法の間隔片24を間挿して固定手段25によって三組の電機子ブロックを一体保持している。この実施の形態では、図22に示す様に3個のティース20をグループとして、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み2相結線とする。この電機子コイルの推力方向の配列が図21(b)に示されている。この実施の形態の電機子ブロック間の位相差は120°であり、図9に示す場合と同様に、第1、第2、第3の電機子ブロックによるコギング推力TC1、TC2、TC3の和は零となり、打ち消される。
[第10の実施の形態]
次に、第9の実施の形態の電機子3を用いて3相式とした第10の実施の形態について説明する。
図23に示す様に、ティース2個をグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み3相結線とする。この実施の形態の場合も、位相差が120°で、図9に示すと同様に、コギング推力は零となる。
[第11の実施の形態]
図24(a)は、第11の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。この実施の形態は、間隔片26、固定手段27並びに電機子コイル配置以外は、第9、第10の実施の形態と同一である。即ち、第1、第2、第3の電機子ブロック16、17、18間に設けられる間隔片26は、磁極ピッチPmの1/3(電気角で60°)であり、電機子ブロック16、17、18と間隔片26とは、固定手段27によって一体に保持される。電機子コイル23は、図25に示す様に、ティース3個をグループとして設けられ、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み2相結線する。この電機子コイルの推力方向配列が図24(b)に示されている。この構成によって、図12に示すごとくしてコギング推力は打ち消されて零になる。
[第12の実施の形態]
第12の実施の形態は、第11の実施の形態の電機子コイルを、3相結線としたものである。この場合、2個のティースをグループとして、図26に示す様に、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み3相結線する。この実施の形態の場合の推力方向の電機子コイル配列は、図24(c)に示されている。また、この実施の形態の電機子ブロック間の位相差は60°であり、図12の場合と同様に、コギング推力は零となる。
図27はリニアモータの構造例を示すものであって、(a)は一部を破断したリニアモータの上面から見た平面図、(b)はリニアモータの推力方向Aと直角な面の縦断面図である。電機子ブロックを構成するブロックコア28は、片側に係合突起28bを形成し、反対側にこの係合突起28bにかみあう係合部28cを形成した継鉄部28aを備えており、継鉄部28aを順次嵌合連結している。また、ティース28dには、電機子コイル31を整列巻きにして収納されている。さらに、電機子ブロック28はボルト29aを介してテーブル29に保持されている。固定子32に保持された界磁磁極33はブロックコア列の長手方向に向かって両側の空隙を介して挟み込むように設けられている。30は電機子コイル31を冷却する冷却用の冷媒通路である。
図28は、ブロックコアの形成例を示すもので、下端がティース部34を形成し、上端部が継鉄部35を形成するT字状のコアセグメント36の複数を、継鉄部35に設けた係合部37に係合突起38を嵌め合わせて相互に連接して、電機子コイル39を配列可能とした例を示す。
図29は、図7に示す実施の形態において、第1、第2、第3の電機子ブロック間に設けた間隔片7の上部空間に温度センサ40を配置し、これを樹脂モールド40aで隣接する電機子コイルに接触保持させたものである。この様にすることにより、電機子コイルの内部温度を検出できる。
[第13の実施の形態]
図30は第13の実施の形態によるリニアモータの上面図であり,電機子ブロック4,5,6の傾斜を示したものである。なお、図では説明を容易にするため電機子ブロック4,5,6の固定手段8を取り除いて示しており、電機子ブロック4,5,6の下面は界磁磁極1と平行に配置されている。電機子の基本構成は第1の実施の形態と同じである。側断面図は,その中央において図1と同じである。
第1の実施の形態と異なる点は,電機子ブロック4,5,6の推力方向と直交する方向に対して、所定の角度θだけ電機子ブロック4,5,6が傾斜して配置されていることである。それぞれの傾斜角θは,電機子ブロックの積厚幅をW,磁極ピッチをPmとすれば,
θ=sin−1(Pm/3W)
に設定されている。つまり,電気角60度(機械的寸法Pm/3)のスキューとなるように,傾斜されている。
以下,本実施の形態における効果を第1の実施の形態と比較して示す。
図31は,第1の実施の形態によって生じるコギング推力の状況を示すものであり,高次のコギング推力成分も含めたものである。一般にコギング推力は,1次(電気角180度)の他,2次と3次成分も大きく含まれている。図において,TC1は電機子ブロック4によって生じるコギング推力,TC2は電機子ブロック5によって生じるコギング推力,TC3は電機子ブロック6によって生じるコギング推力である。三者の合成によるコギング推力は,1次と2次成分が相殺され,3次成分が重畳されたものである。
図32は,本実施の形態によって生じるコギング推力の状況を示すものであり,高次のコギング推力成分も含めたものである。本実施の形態は,電気角60度のスキューを施しているため,TC1,TC2,TC3には,3次成分が含まれていない。従って,三者の合成によるコギング推力は,第1の実施の形態よりもさらに低減することができる。
また,スキュー効果を得るため,従来,多数の永久磁石を斜めに貼り合わせたり,電機子ブロックのコアを斜めに積層したりしていたが,いずれも組み立てに手間が掛かっていた。本実施の形態により,予め構成した電機子ブロックを傾斜して配置するだけの簡単な可動子構造によって実現できる。
[第14の実施の形態]
図33は,第14の実施の形態によるリニアモータの上面図であり,電機子ブロック4,9の傾斜を示したものである。なお、図では説明を容易にするため電機子ブロック4,9の固定手段8を取り除いて示しており、電機子ブロック4,9の下面は界磁磁極1と平行に配置されている。電機子の基本構成は第5の実施の形態と同じである。側断面図は,その中央において図13と同じである。
第5の実施に形態と異なる点は,電機子ブロック4,9の推力方向と直交する方向に対して、所定の角度θだけ電機子ブロック4,9が傾斜して配置されていることである。それぞれの傾斜角θは,電機子ブロックの積厚幅をW,磁極ピッチをPmとすれば,
θ=sin−1(Pm/2W)
に設定されている。つまり,電気角90度(機械的寸法Pm/2)のスキューとなるように,傾斜されている。
以下,本実施の形態における効果を第5の実施の形態と比較して示す。
第5の実施の形態によって生じるコギング推力は,1次の他,2次と3次成分も含まれている。二者の合成によるコギング推力は,1,3次が相殺され,2次成分が重畳されたものである。
図34は,本実施の形態によって生じるコギング推力の状況を示すものであり,高次のコギング推力成分も含めたものである。本実施の形態は,電気角90度のスキューを施しているため,電機子ブロック4,9に発生するコギング推力には,2次成分が含まれていない。従って,二者の合成によるコギング推力は第5の実施の形態よりもさらに低減することができる。
また,本実施の形態も前実施の形態同様,予め構成した電機子ブロックを傾斜して配置するだけの簡単な可動子構造によって,上述の効果を得ることができる。
[産業上の利用可能性]
以上のように本発明にかかるリニアモータは、FA機器の搬送システム、例えば工作機のテーブル送りに用いられるものとして有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。図2は、第1の実施の形態の電機子コイル配置図であり、(a)は電機子コイル配置、(b)は電機子コイルの推力方向配列を示す。図3は、第1の実施の形態によるコギング推力の説明図である。図4は、本発明の第2の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。図5は、第2の実施の形態の電機子コイル配置図であり、(a)は電機子コイル配置、(b)は電機子コイルの推力方向配列をしめす。図6は、第2の実施の形態によるコギング推力の説明図である。図7は、本発明の第3の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。図8は、第3の実施の形態の電機子コイル配置図であり、(a)は電機子コイル配置、(b)は電機子コイルの推力方向配列を示す。図9は、第3の実施の形態によるコギング推力の説明図である。図10は、本発明の第4の実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。図11は、第4の実施の形態の電機子コイル配置図であり、(a)は電機子コイル配置、(b)は電機子コイルの推力方向配列を示す。図12は、第4の実施の形態によるコギング推力の説明図である。図13は、本発明の第5実施の形態によるリニアモータの縦断面図である。図14は、第5の実施の形態の電機子コイル配置図であり、(a)は電機子コイル配置、(b)は電機子コイルの推力方向配列をしめす。図15は、第5の実施の形態によるコギング推力の説明図である。図16は、第5の実施の形態による循環電流を説明するベクトル図である。図17は、第6の実施の形態の電機子コイル配置図であり、(a)は電機子コイル配置、(b)は電機子コイルの推力方向配列を示す。図18は、第7、第8の実施の形態の説明図であり、(a)はリニアモータの縦断面図、(b)は第7の実施の形態の電機子コイルの推力方向配列図、(c)は第8の実施の形態の電機子コイルの推力方向配列図である。図19は、第7の実施の形態の電機子コイル配置図である。図20は、第8の実施の形態の電機子コイル配置図である。図21は、第9、第10の実施の形態の説明図であり、(a)はリニアモータの縦断面図、(b)は第9の実施の形態の電機子コイルの推力方向配列図、(c)は第10の実施の形態の電機子コイルの推力方向配列図である。図22は、第9の実施の形態の電機子コイル配置図である。図23は、第10の実施の形態の電機子コイル配置図である。図24は、第11、第12の実施の形態の説明図であり、(a)はリニアモータの縦断面図、(b)は第11の実施の形態の電機子コイルの推力方向配列図、(c)は第12の実施の形態の電機子コイルの推力方向配列図である。図25は、第11の実施の形態の電機子コイル配置図である。図26は、第12の実施の形態の電機子コイル配置図である。図27は、リニアモータの推力方向と直角な面の縦断面図である。図28は、本発明によるコアセグメントを説明する平面図である。図29は、本発明による温度センサの設置状況を説明するリニアモータの縦断面図である。図30は、第13の実施の形態によるリニアモータの上面から見た図であり,電機子ブロックの傾斜を示す。図31は、第1の実施の形態による高次成分を含むコギング推力の説明図である。図32は、第13の実施の形態による高次成分を含むコギング推力の説明図である。図33は、第14の実施の形態によるリニアモータの上面から見た図であり,電機子ブロックの傾斜を示す。図34は、第14の実施の形態による高次成分を含むコギング推力の説明図である。図35は、従来のリニアモータの説明図である。

Claims (19)

  1. 等ピッチで配列した界磁磁極と、この界磁磁極と対面する電機子とを備え、この電機子は複数の電機子ブロックに分割して推力の方向に配列してあり、各電機子ブロックのブロックコアは、等ピッチで配列された相数の整数倍のティースと前記ティースに集中巻きした電機子コイルとが設けられ、前記電機子ブロック間には、磁極ピッチを電機子ブロック数で除した値の整数倍の電気角に対応する間隙が設けられ、各電機子ブロックの電機子コイルの相互を、電機子ブロック間の間隙に対応する電気角で位相をずらして巻装してなることを特徴とするリニアモータ。
  2. 電機子のブロック数を3の整数倍とし、各電機子ブロック間に磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を設け、各電機子ブロックのブロックコアには3×a(a=整数)個のティースを等ピッチで設け、電機子ブロック当たりの界磁磁極数を2×a(a=整数)として等ピッチで配列し、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにU相コイル、V相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにはV相コイル、W相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにはW相コイル、U相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記のコイル配列を繰返して行い、各電機子ブロックの各相コイルを3相平衡結線したことを特徴とする請求項1のリニアモータ。
  3. 電機子のブロック数を3の整数倍とし、各電機子ブロック間に磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を設け、各電機子ブロックのブロックコアには3×a(a=整数)個のティースを等ピッチで設け、電機子ブロック当たりの界磁磁極数を2×a(a=整数)として等ピッチで配列し、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにU相コイル、V相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てには第1の電機子ブロックとは巻き方向を逆にしてW相コイル、U相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースの全てにはV相コイル、W相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記のコイル配列を繰返して行い、各電機子ブロックの各相コイルを3相平衡結線したことを特徴とする請求項1のリニアモータ。
  4. 3個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにW相コイル、V相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを120°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  5. 3個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに第1の電機子フロッックとは巻き方向を逆にしてW相コイル、V相コイル、U相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに第1の電機子ブロックと同じ方向でV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを60°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  6. 2個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子フロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループの第1、第2のティースにはそれぞれW相コイル、第3、第4、第5のティースにはぞぞれV相コイル、第6、第7、第8のティースにはそれぞれU相コイル、第9のティースにはW相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを90°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  7. 2個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに9個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにU相コイル、W相コイル、V相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループにV相コイル、U相コイル、W相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子コイルを90°の位相差で配列して3相平衡結線したことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  8. 2×c(c=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が2を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み2相結線としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  9. 2×d(d=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/2の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が2を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み3相結線としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  10. 3×e(e=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み2相結線としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  11. 3×f(f=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの2/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み3相結線としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  12. 3×g(g=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを3個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きu相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きU相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み2相結線としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  13. 3×h(h=整数)個の電機子ブロックを用い、各電機子ブロックの推力方向の長さを界磁磁極ピッチの10倍の長さとし、各電機子ブロックのブロックコアに12個のティースを等ピッチで設け、磁極ピッチの1/3の寸法の間隙を各電機子ブロック間に設けて推力方向に配列し、各電機子ブロックのブロックコアのティースを2個ずつのグループとし、第1の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第2の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイル、正方向巻きV相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、第3の電機子ブロックのブロックコアのティースグループに正方向巻きV相コイル、逆方向巻きw相コイル、正方向巻きU相コイル、逆方向巻きv相コイル、正方向巻きW相コイル、逆方向巻きu相コイルの順序で電機子コイルを巻き込み、電機子ブロック数が3を超える場合は上記を繰り返して電機子コイルを巻き込み3相結線としたことを特徴とする請求項1記載のリニアモータ。
  14. 前記電機子ブロックを構成するブロックコアは、片側に形成した係合突起と反対側にこの係合突起に嵌合するように形成した係合部を有してなる継鉄部と、各電機子コイルを巻回するティースとからなるコアセグメントで構成され、このコアセグメントを順次結合してなるブロックコア列の長手方向を両側から挟みこむようにそれぞれ界磁磁極を配列したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載のリニアモータ。
  15. 前記電機子ブロックを構成するブロックコアは、下端部がティース部を形成して上端部が継鉄部を形成するT字状のコアセグメントの複数を継鉄部で相互に連接させたブロックコアを備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項記載のリニアモータ。
  16. 前記電機子ブロック間の間隙において、ブロックコアの継鉄部間を磁性体製の間隔片で支持し、この間隔片上の空間に温度センサをモールド支持したことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項記載のリニアモータ。
  17. 電機子ブロックの推力方向と直交する方向に、電機子ブロックを所定の角度だけ傾斜させて配置することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項記載のリニアモータ。
  18. 3個の電機子ブロックを用い,前記電機子ブロックの積厚幅をW,磁極ピッチをPmとしたとき,3個の前記電機子ブロックの傾斜角度θを
    θ=sin−1(Pm/3W)
    としたことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項記載のリニアモータ。
  19. 2個の電機子ブロックを用い,前記電機子ブロックの積厚幅をW,磁極ピッチをPmとしたとき,2個の前記電機子ブロックの傾斜角度θを
    θ=sin−1(Pm/2W)
    としたことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項記載のリニアモータ。
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