JP2864315B2 - ハイブリッドpm形パルスモータ - Google Patents
ハイブリッドpm形パルスモータInfo
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- magnetic flux
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Description
スモータのトルクアップに関するものである。
タがある。PM形パルスモータはコイルの励磁電流を増
やすと、ある一定値になったところで磁気回路が飽和
し、ホールディングトルクが飽和してしまう。このた
め、磁気回路の飽和限界によってトルクが制限されてし
まう。PM形パルスモータの一種にハイブリッドPM形
パルスモータがある。従来、トルクアップを図ったハイ
ブリッドPM形パルスモータとして、モータの歯と歯の
間に永久磁石を埋め込んだものがあった。この従来例を
図3に示す。図3において、1及び2は円環状のロータ
コア、3はロータコア1及び2の円周方向に沿って一定
ピッチで形成された歯、4はロータコア1と2の間に挟
み込まれた永久磁石である。永久磁石4の磁界によりロ
ータコア1と2の歯はそれぞれSとNの極性を帯びてい
る。5はステータコアに設けられた突極、6は突極5の
先端に一定ピッチで形成された歯である。ロータコア1
及び2に形成された歯3と、突極5に形成された歯6と
は適宜のギャップを介して対向している。7は突極5に
巻かれたコイル、8は歯6の間に埋め込まれた永久磁石
である。永久磁石8は歯6の高さ方向に着磁されてい
る。歯6の間に埋め込まれた永久磁石8の中で、ロータ
コア1の歯に対向する位置にある永久磁石とロータコア
2に対向する位置にある永久磁石との着磁方向は逆方向
になっている。
と歯の間にある溝と、ロータコアの歯3とが対向したと
きに、溝に埋め込まれた永久磁石8の極性はロータコア
の歯3の極性と同極性になっているため、ロータコアの
歯3の溝底や歯の側面から出た漏れ磁束は永久磁石8に
よって押し戻される。これによって、トルクアップを実
現する。しかし、このパルスモータでは永久磁石8の着
磁方向がコイル7の磁界の方向と平行な方向であるた
め、コイル7の発生磁束が永久磁石8の磁束によって減
磁されることがあるという問題点があった。
点を解決するためになされたものであり、歯と歯の間に
埋め込んだ永久磁石がコイルの発生磁束と直交する方向
に磁束を発生することによって、トルク発生のための磁
束を減磁することなくステータコアとロータコアのギャ
ップにおける磁束分布にめりはりを付けることができる
ハイブリッドPM形パルスモータを提供することを目的
とする。
れた2枚のステータコアを、コアの厚さ方向に着磁され
たバイアス用永久磁石を挟んで積み重ね、適宜のギャッ
プを介してステータコアと対向する位置にロータコアを
設け、前記バイアス用永久磁石の磁束と突極に巻かれた
コイルの磁束の両方の作用によりトルクを発生するハイ
ブリッドPM形パルスモータにおいて、前記ロータコア
に形成された歯のピッチPの半分のピッチP/2でステ
ータコアの突極に歯が形成されていて、この突極の歯と
歯の間には歯の配列方向に着磁された永久磁石が埋め込
まれていて、各永久磁石は交互に逆方向に着磁されてい
て、この永久磁石は前記コイルの磁束と直交する方向に
磁束を発生することを特徴とするハイブリッドPM形パ
ルスモータである。
め込まれた永久磁石はコイルの発生磁束と直交する方向
に磁束を発生する。これによって、トルク発生のための
磁束を減磁することなくステータコアとロータコアのギ
ャップにおける磁束分布にめりはりを付けることができ
る。
は本発明の一実施例を示した構成図である。図1の
(a)は平面図、(b)は軸方向の断面図である。図1
において、10及び11は円環状のステータコア、12
はステータコア10,11の円周方向に沿って一定間隔
毎に形成された突極、13は突極12の先端に一定ピッ
チで形成された歯、14は2枚のステータコア10,1
1をまたいで突極12に巻かれたコイルである。2枚の
ステータコア10と11は歯13の位相を半ピッチずら
して重ね合わせられている。15は2枚のステータコア
10と11の間に挟み込まれたバイアス用永久磁石であ
る。バイアス用永久磁石15はステータコアの突極部分
の間に挟み込まれている。また、バイアス用永久磁石1
5はステータコアの厚さ方向に着磁されている。20は
ステータコア10,11の内側に配置された円板状のロ
ータコア、21はロータコア20の円周方向に沿って一
定ピッチで形成された歯である。歯21は適宜のギャッ
プを介して突極の歯13と対向している。歯13のピッ
チは歯21のピッチの1/2になっている。22はロー
タコア20の中心に固定された出力軸である。30は突
極の歯13の間に埋め込まれた永久磁石である。永久磁
石30は歯13の配列方向に着磁されている。また、永
久磁石30は配列順に従って交互に逆方向に着磁されて
いる。
ス用永久磁石15の発生磁束はaに示す経路をとる。コ
イル14の発生磁束はbに示す経路とこれと逆方向の経
路を交互にとる。これにより、バイアス用永久磁石15
の発生磁束とコイル14の発生磁束は一方のステータコ
アでは加算され他方では減算される。そして、加算され
る側と減算される側が交互に変わることによってパルス
モータが回転する。
る。図2は永久磁石30の作用を示した動作説明図であ
る。図2において、(a),(c)及び(d)図はロー
タコアにかかる推力F=0の場合、(b)図は推力Fが
最大になる場合を示している。図の実線矢印は永久磁石
30の磁束経路、破線矢印はバイアス用永久磁石15の
磁束経路、一点鎖線の矢印はコイル14の磁束経路であ
る。ロータコア20の歯21はピッチPで、突極12の
歯13はピッチP/2でそれぞれ形成されている。
(b)図はステータコアの歯とロータコアの歯の位相が
ずれている場合を示している。この場合は、太線の矢印
cに示すように永久磁石30の磁束とバイアス用永久磁
石15の磁束が強め合い、永久磁石30がない場合に比
べて推力Fが増大する。(a),(c)及び(d)図は
ステータコアの歯とロータコアの歯の位相が一致してい
る場合である。この場合は、永久磁石30、バイアス用
永久磁石15及びコイル14の磁束により生じる力が釣
り合って推力Fが0に均衡している。
本発明は、ハイブリッドPM形パルスモータであって、
バイアス用永久磁石の磁束と突極に巻かれたコイルの磁
束の相互作用によりトルクを発生する構成になってい
る。突極の歯と歯の間に埋め込んだ永久磁石は、ステー
タコアとロータコアのギャップにおける磁束分布にめり
はりを付けるために設けている。 突極の歯と歯の間に埋
め込んだ永久磁石は歯の配列方向に着磁した構成になっ
ている。このような着磁方向から、突極の歯と歯の間に
埋め込んだ永久磁石はコイルの磁束と直交する方向に磁
束を発生する。これによって、トルク発生のための磁束
を減磁することなくステータコアとロータコアのギャッ
プにおける磁束分布にめりはりを付けたハイブリッドP
M形パルスモータを実現できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 突極が形成された2枚のステータコア
を、コアの厚さ方向に着磁されたバイアス用永久磁石を
挟んで積み重ね、適宜のギャップを介してステータコア
と対向する位置にロータコアを設け、前記バイアス用永
久磁石の磁束と突極に巻かれたコイルの磁束の両方の作
用によりトルクを発生するハイブリッドPM形パルスモ
ータにおいて、 前記ロータコアに形成された歯のピッチPの半分のピッ
チP/2でステータコアの突極に歯が形成されていて、
この突極の歯と歯の間には歯の配列方向に着磁された永
久磁石が埋め込まれていて、各永久磁石は交互に逆方向
に着磁されていて、この永久磁石は前記コイルの磁束と
直交する方向に磁束を発生することを特徴とするハイブ
リッドPM形パルスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP970693A JP2864315B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | ハイブリッドpm形パルスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP970693A JP2864315B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | ハイブリッドpm形パルスモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225511A JPH06225511A (ja) | 1994-08-12 |
JP2864315B2 true JP2864315B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=11727692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP970693A Expired - Fee Related JP2864315B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | ハイブリッドpm形パルスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2864315B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7075196B1 (en) * | 2002-08-13 | 2006-07-11 | Quicksilver Controls, Inc. | Integrated resolver for high pole count motors |
JP4797580B2 (ja) * | 2005-05-17 | 2011-10-19 | 横河電機株式会社 | パルスモータ |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP970693A patent/JP2864315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06225511A (ja) | 1994-08-12 |
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