JPH06245456A - 小型直流モータ - Google Patents

小型直流モータ

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Publication number
JPH06245456A
JPH06245456A JP4733593A JP4733593A JPH06245456A JP H06245456 A JPH06245456 A JP H06245456A JP 4733593 A JP4733593 A JP 4733593A JP 4733593 A JP4733593 A JP 4733593A JP H06245456 A JPH06245456 A JP H06245456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator core
magnetic pole
magnetic
rotor magnet
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4733593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Taguchi
義信 田口
Otokichi Suzuki
乙吉 鈴木
So Riyuu
甦 劉
Hiroshi Yomogida
拓 蓬田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP4733593A priority Critical patent/JPH06245456A/ja
Publication of JPH06245456A publication Critical patent/JPH06245456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁極歯の厚み寸法を大きくしたステータコア
を軟磁性金属系粉末の成形品で一体品として構成するこ
とにより、ロータマグネットとステータコア間の磁路の
磁気抵抗を低減して効率の改善を図るとともに、構造の
簡略化、部品点数の削減、小型化を図る。 【構成】 多極着磁された円筒状ロータマグネット13
と、該ロータマグネット13の内周に対向する先端部分
が磁極歯8となった磁極部5を複数有するステータコア
4の各磁極部にコイル6を巻設した構造を持ち、前記磁
極歯8の厚み方向寸法を前記コイル6が巻設された前記
磁極部5の巻線部分よりも大きくなるように前記ステー
タコア4を軟磁性金属系粉末の成形品で一体に構成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスクドライ
ブ用、その他の電算機周辺機器用の小型直流モータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から電算機周辺機器用小型直流モー
タは、ブラシレスモータが一般的であり、実公平4−4
8144号や特公平4−70865号等で、多極着磁さ
れたロータマグネットと、コイルを巻設してなるステー
タと、ロータマグネットの回転位置を検出するための磁
界検出器を具備したブラシレスモータが開示されてい
る。
【0003】図7及び図8はハードディスクドライブ用
等のスピンドルモータと称される小型直流モータの1例
を示す。この小型直流モータはブラシレスモータであっ
て、アルミ等の非磁性材からなる略円盤状ベース1Aに
は円筒状スリーブ2Aが一体に形成され、該円筒状スリ
ーブ2Aの内側に軸受部品(例えばボールベアリング)
3Aが固定されている。そして、円筒状スリーブ2Aの
外側に鉄板を積層したステータコア4Aが固着され、該
ステータコア4Aの複数個の磁極部5Aにはコイル6A
が巻設されてステータ7Aが構成されている。なお、鉄
板を積層するのは、渦電流損失の低減の為である。
【0004】一方、ロータ10は、外形がスピンドル形
状となった有底円筒状の非磁性材のマグネットホルダ1
1と、その内側に固着された磁性材の円筒状バックヨー
ク12と、該バックヨーク12の内側に固着されたロー
タマグネット13とから構成されている。ロータマグネ
ット13は内周面にN極とS極が交互に現れるように多
極着磁されている。また、マグネットホルダ11の内側
底部の中心位置には、前記軸受部品3Aの内周に嵌合し
て当該軸受部品3Aで回転自在に支持される中心軸14
が形成されている。
【0005】なお、ブラシレスモータでは、ロータマグ
ネット13の回転位置を検出してステータ7Aのコイル
6Aへの通電方向を切り換え制御する手段が必要である
が、その部分は従来周知の手段を採用できる。
【0006】この図7及び図8の小型直流モータは、ス
テータコア4Aが鉄板を単に積層したものであるため、
ステータコア4Aの厚みが一定であり、ロータマグネッ
ト13の内周に対向する磁極部5A先端部分の磁極歯8
Aの面積を大きくできない嫌いがある。すなわち、磁極
歯8Aの厚み方向寸法は、磁極部5Aの残りの部分と同
じであり、ロータマグネット13の内周に対向する磁極
歯8Aの先端面の面積は大きくない。このため、ロータ
マグネット13と磁極部5A間の磁気抵抗が大きく、効
率を高めることができない。
【0007】図9の他の従来例は、上記の問題点を考慮
した構造であり、ステータ7Bは、ステータコア4Bを
構成する積層鉄板のうち上下層の鉄板20の先端部を外
側に折り曲げて折り曲げ部21を形成してなるステータ
コア4Bにコイル6Bを巻設したものである。なお、そ
の他の構造は図7及び図8と同じである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図9の
従来例の場合、上下層の鉄板20に折り曲げ部21を形
成したことで、ステータコア4Bの磁極部先端部分であ
る磁極歯8Bのロータマグネット13内周に対向する面
積を拡大できるが、鉄板の加工が面倒であり、図9のよ
うに鉄板を積層してステータコア4Bを組み立てるのに
も手間がかかる嫌いがある。さらに、ステータコアを小
型化する場合、鉄板の組み合わせでは対応できなくなる
(鉄板の折り曲げ加工及び積層作業が極めて困難にな
る。)。
【0009】本発明は、上記の点に鑑み、磁極歯の厚み
寸法を大きくしたステータコアを軟磁性金属系粉末の成
形品で一体品として構成することにより、ロータマグネ
ットとステータコア間の磁路の磁気抵抗を低減して効率
の改善を図るとともに、構造の簡略化、部品点数の削
減、小型化を図り得るようにした小型直流モータを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の小型直流モータは、多極着磁された円筒状
ロータマグネットと、該ロータマグネットの内周に対向
する先端部分が磁極歯となった磁極部を複数有するステ
ータコアの各磁極部にコイルを巻設してなるステータと
を備え、前記磁極歯の厚み方向寸法を前記コイルが巻設
された前記磁極部の巻線部分よりも大きく形成してなる
前記ステータコアを軟磁性金属系粉末の成形品で一体に
構成している。
【0011】
【作用】本発明の小型直流モータにおいては、ロータマ
グネット内周に対向するステータコア側の磁極歯の厚み
方向寸法を、コイルが巻設された磁極部の巻線部分より
も大きくなるように、ステータコアを軟磁性金属系粉末
の成形品で一体に構成している。このため、ロータマグ
ネットの内周に対向する磁極歯の先端面の面積を拡大で
き、ロータマグネットと磁極部間の磁気抵抗を低減して
(ロータマグネットと磁極部間の磁束の流れを良好にし
て)効率を高めることができる。また、従来例の如き鉄
板の積層構造を採用する必要がなく、部品点数を削減で
き、小型化されたステータコアにも充分対応できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る小型直流モータの実施例
を図面に従って説明する。
【0013】図1乃至図6は本発明の実施例であって、
ハードディスクドライブ用等のスピンドルモータと称さ
れるものであり、ブラシレスモータの構造を持つ。これ
らの図において、ステータコア4は、多極着磁されたロ
ータマグネット13の内周の磁極に対応した複数の磁極
部5を持ち、該磁極部5の前記ロータマグネット13内
周に近接対向する先端部分が磁極歯8となっている。こ
こで、磁極歯8は図4のようにロータマグネット13の
内周面に沿った円周方向の幅が広がっているだけでな
く、図1のように、厚み方向に突出した庇状部31を持
っていてコイル6を設けた磁極部5の巻線部分よりも厚
み寸法が大きくなった形状である。このような形状のス
テータコア4は、ステータコア内周側の円筒状スリーブ
部2と共にMIM(メタル・インジェクション・モール
ド)技術による軟磁性金属粉末(例えばFe−Si系)の
射出成形で接続部分を持たないように一体に構成されて
いる。この軟磁性金属粉末の射出成形による成形品は高
電気抵抗であり、積層構造としなくとも渦電流損失を低
減することができる。この成形品は、例えば、Fe−Si
系粉末に樹脂バインダーを混入したものを射出成形し、
焼成することにより得られる。
【0014】上記の如く軟磁性金属粉末の成形品である
ステータコア4の各磁極部5にそれぞれコイル6を巻回
することでステータ7が構成され、該ステータ7は、ア
ルミ等の非磁性材からなる略円盤状ベース1の円筒部3
0に、ステータコア4に一体のスリーブ部2を嵌着する
ことで固定されている。スリーブ部2の内側には軸受部
品(例えばボールベアリング)3が固定されている。
【0015】なお、スピンドル形状を持つロータ10の
構造は前述の図7及び図8の従来例と同じであり、マグ
ネットホルダ11の中心軸14が前記軸受部品3の内周
に嵌合して当該軸受部品3で回転自在に支持されてい
る。
【0016】上記実施例の場合、ロータマグネット13
の内周に近接対向するステータコア4の磁極歯8の厚み
方向寸法を、コイル6が巻設された磁極部5の巻線部分
よりも大きくなるように、ステータコアを軟磁性金属系
粉末の成形品(圧粉磁心の構造を持つ)で一体に構成し
ている。このため、ロータマグネット13の内周に対向
する磁極歯8の先端面の面積を拡大でき、ロータマグネ
ット13と磁極部間の磁気抵抗を低減して(ロータマグ
ネットと磁極部間の磁束の流れを良好にして)効率を高
めることができる。また、従来例の如き鉄板の積層構造
を採用する必要がなく、部品点数を削減でき、小型化さ
れたステータコアにも充分対応できる。
【0017】さらに、ステータコア4と一体にスリーブ
部2も同材質で一体に成形したことで、従来非磁性材で
構成されていたスリーブ部分も各磁極部5間を連絡する
磁路のとして有効に働き、各磁極部5基部同士を通る磁
束の流れを良くでき、この点でも効率の改善を図り得
る。
【0018】なお、ステータやロータ形状、ロータ及び
ステータの磁極数等は本発明の要旨を変更しない範囲で
適宜変更可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の小型直流
モータによれば、磁極歯の厚み寸法を大きくしたステー
タコアを軟磁性金属系粉末の成形品で一体品として構成
することにより、ロータマグネットとステータコア間の
磁路の磁気抵抗を低減して効率の改善を図るとともに、
構造の簡略化、部品点数の削減、小型化を図り得、ハー
ドディスクドライブ用、その他の電算機周辺機器用等に
好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型直流モータの実施例を示す正
断面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同分解正面図である。
【図4】ステータ部分の平面図である。
【図5】ロータ部分の底面図である。
【図6】実施例の平面図である。
【図7】小型直流モータの従来例を示す正断面図であ
る。
【図8】同分解正断面図である。
【図9】他の従来例を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 略円盤状ベース 2 スリーブ部 3 軸受部品 4 ステータコア 5 磁極部 6 コイル 7 ステータ 8 磁極歯 10 ロータ 13 ロータマグネット 31 庇状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蓬田 拓 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多極着磁された円筒状ロータマグネット
    と、該ロータマグネットの内周に対向する先端部分が磁
    極歯となった磁極部を複数有するステータコアの各磁極
    部にコイルを巻設してなるステータとを備える小型直流
    モータにおいて、 前記磁極歯の厚み方向寸法を前記コイルが巻設された前
    記磁極部の巻線部分よりも大きく形成してなる前記ステ
    ータコアを軟磁性金属系粉末の成形品で一体に構成した
    ことを特徴とする小型直流モータ。
  2. 【請求項2】 前記ステータコアの内周側のスリーブ部
    を前記軟磁性金属系粉末の成形品で一体に構成した請求
    項1記載の小型直流モータ。
JP4733593A 1993-02-12 1993-02-12 小型直流モータ Pending JPH06245456A (ja)

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JP4733593A JPH06245456A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 小型直流モータ

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JP4733593A JPH06245456A (ja) 1993-02-12 1993-02-12 小型直流モータ

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JPH06245456A true JPH06245456A (ja) 1994-09-02

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6815863B1 (en) * 1998-04-21 2004-11-09 Höganäs Ab Induction machine stator
EP1068662B1 (en) * 1998-03-30 2009-09-02 Höganäs Ab Electrical machine element
JP2011151882A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Alphana Technology Co Ltd ディスク駆動装置
CN103178624A (zh) * 2011-12-22 2013-06-26 三星电机株式会社 一种叠片铁芯及其制造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010710