JPS6142255B2 - - Google Patents
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- JPS6142255B2 JPS6142255B2 JP3949279A JP3949279A JPS6142255B2 JP S6142255 B2 JPS6142255 B2 JP S6142255B2 JP 3949279 A JP3949279 A JP 3949279A JP 3949279 A JP3949279 A JP 3949279A JP S6142255 B2 JPS6142255 B2 JP S6142255B2
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- Japan
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- frame
- cassette
- ray
- fibers
- fiber
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- Expired
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Landscapes
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はX線用フイルムカセツテに関し、特に
フイルムと増感紙が全面にわたつて密着されうる
強固なX線用フイルムカセツテに関する。
フイルムと増感紙が全面にわたつて密着されうる
強固なX線用フイルムカセツテに関する。
X線撮影を行う際、フイルムは増感紙とともに
カセツテに入れられ、セツトされるのが普通であ
る。一般にX線カセツテに要求される特性として
のようなものがある。
カセツテに入れられ、セツトされるのが普通であ
る。一般にX線カセツテに要求される特性として
のようなものがある。
(1) 鮮明な画像のX線写真を得るためにはカセツ
テ内部で増感紙とフイルムを全面積にわたつて
均一かつ完全に密着させる必要があり、この密
着に要する力を支えるに十分な堅固な枠体を有
している必要がある。
テ内部で増感紙とフイルムを全面積にわたつて
均一かつ完全に密着させる必要があり、この密
着に要する力を支えるに十分な堅固な枠体を有
している必要がある。
(2) 容易に取り扱えるために軽量である必要があ
る。
る。
(3) 人体を撮影する場合には放射するX線量を最
小限にする必要があるため、X線源に対向する
表面板はX線の透過性が良い材料でなければな
らない。
小限にする必要があるため、X線源に対向する
表面板はX線の透過性が良い材料でなければな
らない。
このような要求を満たすため、従来から種々の
改良が試みられており、例えば実開昭50−12670
にはカセツテの裏面板に炭素繊維強化プラスチツ
クを使用するものが、あるいは特開昭49−46881
にはX線を透過し、かつ機械的に負荷される部分
に炭素繊維補強樹脂を使用するものが記載されて
いる。
改良が試みられており、例えば実開昭50−12670
にはカセツテの裏面板に炭素繊維強化プラスチツ
クを使用するものが、あるいは特開昭49−46881
にはX線を透過し、かつ機械的に負荷される部分
に炭素繊維補強樹脂を使用するものが記載されて
いる。
しかしながら、これらの従来技術では上記(2),
(3)の要求はかなり満たすことができるが、まだカ
セツテ自体の強度が不十分であり、上記(1)の要求
を満たすことはできないという欠点があつた。
(3)の要求はかなり満たすことができるが、まだカ
セツテ自体の強度が不十分であり、上記(1)の要求
を満たすことはできないという欠点があつた。
本発明者はこのような従来技術の欠点を克服す
べく鋭意検討した結果、カセツテの枠体を特殊な
方法で強化すればよいことを見い出し、次のよう
な本発明に至つた。
べく鋭意検討した結果、カセツテの枠体を特殊な
方法で強化すればよいことを見い出し、次のよう
な本発明に至つた。
すなわち、本発明はX線に対向するX線透過性
表面板と、この表面板の周縁部に設けた枠体と、
前記表面板に対面して箱状を構成するとともに開
閉自在に前記枠体に取り付けた裏面板とを有し、
かつ前記枠体は繊維強化プラスチツクから成り、
その繊維強化プラスチツクの補強用繊維はその繊
維の長さ方向が実質的に前記枠体の長さ方向であ
るように配置されていることを特徴とするX線用
フイルムカセツテである。
表面板と、この表面板の周縁部に設けた枠体と、
前記表面板に対面して箱状を構成するとともに開
閉自在に前記枠体に取り付けた裏面板とを有し、
かつ前記枠体は繊維強化プラスチツクから成り、
その繊維強化プラスチツクの補強用繊維はその繊
維の長さ方向が実質的に前記枠体の長さ方向であ
るように配置されていることを特徴とするX線用
フイルムカセツテである。
以下、図面にしたがつて本発明を説明する。
第1図は本発明のカセツテの全体斜視図であ
り、X線用フイルムカセツテ1はX線透過性表面
板8とこの周縁部に設けられた枠体9及び裏面板
2から基本的に構成されており、裏面板2は蝶番
3によつて枠体9に開閉自在に取り付けられてい
る。
り、X線用フイルムカセツテ1はX線透過性表面
板8とこの周縁部に設けられた枠体9及び裏面板
2から基本的に構成されており、裏面板2は蝶番
3によつて枠体9に開閉自在に取り付けられてい
る。
第2図は本発明のX線用フイルムカセツテにフ
イルム及び増感紙を装填した状態を示す断面図で
あり、表面板8の上に増感紙6、フイルム5を敷
き、その上に弾性体7を置き、その上から裏面板
2で押さえてある。裏面板2の端部はラツチ4で
枠体9に係止されている。
イルム及び増感紙を装填した状態を示す断面図で
あり、表面板8の上に増感紙6、フイルム5を敷
き、その上に弾性体7を置き、その上から裏面板
2で押さえてある。裏面板2の端部はラツチ4で
枠体9に係止されている。
本発明においては枠体9は繊維強化プラスチツ
クから成つており、かつその補強用繊維は繊維長
さ方向が実質的に枠体9の長さ方向になつている
必要がある。本発明でいう枠体9の長さ方向とは
第1図に示すA−A方向及びB−B方向のことで
ある。
クから成つており、かつその補強用繊維は繊維長
さ方向が実質的に枠体9の長さ方向になつている
必要がある。本発明でいう枠体9の長さ方向とは
第1図に示すA−A方向及びB−B方向のことで
ある。
以下、本発明の好ましい態様を説明する。
表面板は繊維強化プラスチツク製が好ましく、
特に炭素繊維、全芳香族ポリアミド繊維等で強化
された樹脂が好ましい。樹脂として不飽和ポリエ
ステル、フエノールなどの熱硬化性樹脂あるいは
ポリアミド等の熱可塑性樹脂が使われる。
特に炭素繊維、全芳香族ポリアミド繊維等で強化
された樹脂が好ましい。樹脂として不飽和ポリエ
ステル、フエノールなどの熱硬化性樹脂あるいは
ポリアミド等の熱可塑性樹脂が使われる。
裏面板は弾性体を介してフイルム及び増感紙を
表面板に押しつける機能が必要であるため、第1
図で示したように箱状の内方に向かつて凸状のわ
ん曲を有していることが望ましく、更に好ましく
は裏面板の周縁部から中心部に向かつて板状の厚
みが徐々に増大している形状を有することであ
る。このような形状を有する裏面板は閉じた際、
フイルムと増感紙を全面積にわたつて密着させう
ることができる。また、裏面板の素材は前記表面
板の素材と同様のものが好ましく、更に表面板・
裏面板共、繊維強化プラスチツクを用いる際に
は、補強繊維を一方向にシート状に並べ、次に繊
維の方向が互いに交叉するように次の繊維をシー
ト状に積層するか又は織物を互いに方向を変えて
積層していく方法が好ましい。
表面板に押しつける機能が必要であるため、第1
図で示したように箱状の内方に向かつて凸状のわ
ん曲を有していることが望ましく、更に好ましく
は裏面板の周縁部から中心部に向かつて板状の厚
みが徐々に増大している形状を有することであ
る。このような形状を有する裏面板は閉じた際、
フイルムと増感紙を全面積にわたつて密着させう
ることができる。また、裏面板の素材は前記表面
板の素材と同様のものが好ましく、更に表面板・
裏面板共、繊維強化プラスチツクを用いる際に
は、補強繊維を一方向にシート状に並べ、次に繊
維の方向が互いに交叉するように次の繊維をシー
ト状に積層するか又は織物を互いに方向を変えて
積層していく方法が好ましい。
枠体の補強繊維としては炭素繊維、ポリアミド
繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維が好まし
く、特に炭素繊維、全芳香族ポリアミド繊維、ガ
ラス繊維あるいはこれらを併用することが好まし
い。また枠体の堅固さを十分に保持するためには
炭素繊維を枠体体積の30%以上用いることが好ま
しい。補強繊維の配置角度は繊維の長さ方向が実
質的に枠体の長さ方向(第1図A−A及びB−B
方向)に一致している必要がある。実質的に一致
するとは繊維の長さ方向と枠体の長さ方向が±20
゜以下の角度で一致していることをいう。また、
枠体が形成する矩形の4面は別々に成型して接着
するよりは一体成型が好ましく、特に表面板も同
時に一体成型するのが最も好ましい。
繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維が好まし
く、特に炭素繊維、全芳香族ポリアミド繊維、ガ
ラス繊維あるいはこれらを併用することが好まし
い。また枠体の堅固さを十分に保持するためには
炭素繊維を枠体体積の30%以上用いることが好ま
しい。補強繊維の配置角度は繊維の長さ方向が実
質的に枠体の長さ方向(第1図A−A及びB−B
方向)に一致している必要がある。実質的に一致
するとは繊維の長さ方向と枠体の長さ方向が±20
゜以下の角度で一致していることをいう。また、
枠体が形成する矩形の4面は別々に成型して接着
するよりは一体成型が好ましく、特に表面板も同
時に一体成型するのが最も好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例
枠体として炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸し、
枠部の長手方向(第1図A−A及びB−B方向)
に沿つて炭素繊維が配置されるようにし、また表
面板として炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したも
のを交互に3枚積層し、これらを公知のマツチド
ダイ成型によつて成型した。炭素繊維の使用量は
枠体及び表面板全体積に対して55%であつた。
枠部の長手方向(第1図A−A及びB−B方向)
に沿つて炭素繊維が配置されるようにし、また表
面板として炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したも
のを交互に3枚積層し、これらを公知のマツチド
ダイ成型によつて成型した。炭素繊維の使用量は
枠体及び表面板全体積に対して55%であつた。
裏面板は炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸させた
プリプレグを2枚積層して、別に成型した。裏面
板の形状は第1図に示すように少しわん曲をもた
せた。枠体の一辺に蝶番で裏面板を取り付け、ラ
ツチで固定できるようにした。
プリプレグを2枚積層して、別に成型した。裏面
板の形状は第1図に示すように少しわん曲をもた
せた。枠体の一辺に蝶番で裏面板を取り付け、ラ
ツチで固定できるようにした。
得られたカセツテを使用し、公知のX線用フイ
ルム、増感紙、弾性体をセツトしてX線試写を行
つた結果、極めて鮮明な影像が得られた。また、
このカセツテは重量が軽く、取り扱いが容易であ
り、極めて堅固であつた。
ルム、増感紙、弾性体をセツトしてX線試写を行
つた結果、極めて鮮明な影像が得られた。また、
このカセツテは重量が軽く、取り扱いが容易であ
り、極めて堅固であつた。
第1図は本発明のX線用フイルムカセツテの斜
視図、第2図はカセツテにフイルム、増感紙を装
填した状態を示す断面図である。 1……カセツテ、2……裏面板、5……フイル
ム、6……増感紙、7……弾性体、8……表面
板、9……枠体。
視図、第2図はカセツテにフイルム、増感紙を装
填した状態を示す断面図である。 1……カセツテ、2……裏面板、5……フイル
ム、6……増感紙、7……弾性体、8……表面
板、9……枠体。
Claims (1)
- 1 X線源に対向するX線透過性表面板と、この
表面板の周縁部に設けた枠体と、前記表面板に対
面して箱状を構成するとともに開閉自在に前記枠
体に取り付けた裏面板とを有し、かつ前記枠体は
繊維強化プラスチツクから成り、その繊維強化プ
ラスチツクの補強用繊維はその繊維の長さ方向が
実質的に前記枠体の長さ方向であるように配置さ
れていることを特徴とするX線用フイルムカセツ
テ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3949279A JPS55133040A (en) | 1979-04-02 | 1979-04-02 | X-ray film cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3949279A JPS55133040A (en) | 1979-04-02 | 1979-04-02 | X-ray film cassette |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55133040A JPS55133040A (en) | 1980-10-16 |
JPS6142255B2 true JPS6142255B2 (ja) | 1986-09-19 |
Family
ID=12554542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3949279A Granted JPS55133040A (en) | 1979-04-02 | 1979-04-02 | X-ray film cassette |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55133040A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5983151A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 蓄積性螢光体シ−ト用カセツテ |
JPS5994340U (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-27 | コニカ株式会社 | X線撮影装置 |
JPH0381939U (ja) * | 1989-12-11 | 1991-08-21 |
-
1979
- 1979-04-02 JP JP3949279A patent/JPS55133040A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55133040A (en) | 1980-10-16 |
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