JPS623940B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS623940B2
JPS623940B2 JP54039493A JP3949379A JPS623940B2 JP S623940 B2 JPS623940 B2 JP S623940B2 JP 54039493 A JP54039493 A JP 54039493A JP 3949379 A JP3949379 A JP 3949379A JP S623940 B2 JPS623940 B2 JP S623940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
ray
plate
center
intensifying screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54039493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55133039A (en
Inventor
Kazuo Ooyori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP3949379A priority Critical patent/JPS55133039A/ja
Publication of JPS55133039A publication Critical patent/JPS55133039A/ja
Publication of JPS623940B2 publication Critical patent/JPS623940B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はX線用フイルムカセツテに関し、より
詳細には裏板が箱体の内方に向かつて凸状にわん
曲しているX線用フイルムカセツテに関する。
従来からX線写真撮影に使用するX線用フイル
ムカセツテについては種々の特性が要求されてい
る。とりわけ写真撮影の第1の目的である鮮明な
画像の写真を得るためには、カセツテ内部で増感
紙とフイルムとを、それらの全面にわたつて均
一、かつ完全に密着させることが必要とされてい
る。
このため、カセツテに増感紙、フイルム、及び
クツシヨン材を収容したのち、これらの上に裏板
を載置して増感紙とフイルムを押圧する方法が一
般に行われていた。
しかし、かかる方法ではX線用フイルムカセツ
テを繰り返し使用していると、裏板が増感紙、フ
イルム、及びクツシヨン材を押圧する力が比較的
短時間で低下し、ためにフイルムと増感紙の密着
性が悪化し、X線写真の鮮明度が低下してX線写
真による診断が不可能になり、X線用フイルムカ
セツテは廃棄されるに至つている。
そこで本発明者は、かかる従来の欠点がX線用
フイルムカセツテに増感紙、フイルム、及びクツ
シヨン材を収容して裏板で押圧したときに裏板に
生ずるクリープに起因することに着目し、クリー
プ変形を極力少なくしたX線用フイルムカセツテ
について鋭意検討を重ねて本発明を完成した。
本発明は長期間にわたつて増感紙とフイルムと
の良好な密着性を保持し得るX線用フイルムカセ
ツテを目的とする。
かかる目的を達成するための本発明のX線用フ
イルムカセツテは、X線源に対向するX線透過性
表板と、この表板に対向して箱体を構成するとと
もに開閉自在に前記表板に取り付けた繊維強化プ
ラスチツク製裏板とを有し、かつ前記裏板は、前
記箱体の内方に向かう凸状のわん曲を有している
とともに、周縁部から中心部に向かつて厚みが
徐々に増大していて、中心部ほど厚く、周縁部ほ
ど薄くなつていることを特徴とするものである。
第1図〜第3図は本発明の実施例を示すもので
あるが、X線カセツテは表板1と、この表板に対
向して箱体2を構成する裏板3で構成され、裏板
3は表板1に丁番4およびラツチ5によつて開閉
自在に表板1に取付けられている。裏板3は第2
図の二点鎖線で示すように、箱体2の内方に向か
う凸状のわん曲を有している。
カセツテに増感紙6、フイルム7、及びクツシ
ヨン材8を収容し、裏板3を閉じ、ラツチ5で裏
板を係止すると裏面板3は板バネの働きをし、ク
ツシヨン材8を圧縮し、増感紙6とフイルム7を
密着している。第3図は裏板3がサンドイツチ構
造の場合を示す。
そして、かかる本発明のX線用フイルムカセツ
テでは、裏板3の厚みが周縁部から中心部に向か
つて徐々に増大して、中心部ほど厚く、周縁部ほ
ど薄くなつている。この結果、裏板は板バネの作
用をし、X線用フイルムカセツテに増感紙、フイ
ルム、クツシヨン材を収容して裏板を閉じたとき
に裏面板の中央部にかかる最大モーメントを裏板
の全面に分散せしめ、裏板の全面にわたつて同一
レベルの応力がかかるようにしてある。そして最
大応力が発生する中心部ほど厚みを厚くして応力
を小さくし、中心部ほど厚みを増すことによる重
量増大を、発生応力が小さい周越部の厚みを薄く
することで吸収している。このことは、X線用フ
イルムカセツテ裏面板に生ずるクリープ変形を極
少にし、したがつて使用初期はもちろん、長期間
にわたるフイルムと増感紙との良好な密着性の保
持を可能にする。
もしも、従来のX線用フイルムカセツテのよう
に、裏板が等厚であると、X線用フイルムカセツ
テに増感紙、フイルム、及びクツシヨン材を収容
してカセツテ裏板を閉じたときに、裏板の中央部
で最大応力が発生し、この高い応力のもとでは、
裏板は短時間でクリープ変形を起こす。
したがつて、裏板の形状は変形し、裏板を閉じ
たときにクツシヨン材を圧迫する力は減少する。
このことは、クツシヨン材の発撥力の減少、すな
わちフイルムと増感紙との密着力を弱め、X線写
真鮮明度の劣化をまねく。
ここで本発明に係るX線用フイルムカセツトの
裏板は一般にはアルミニウム、ベークライト、又
は炭素繊維、ガラス繊維、高弾性有機繊維などを
補強材とする繊維強化プラスチツクから構成さ
れ、好ましくは炭素繊維強化プラスチツクであ
る。かつ、裏板は単一板あるいはサンドイツチ構
造板のいずれでもよい。サンドイツチ構造板の場
合には芯材としてプラスチツク発泡体、木、又は
紙などを用いることができ、単一板の場合と同様
の効果を有しながら、裏板の重量を減少させるこ
とができる。第3図に示したサンドイツチ構造を
有する裏板の例においては、芯材3bに1mm厚さ
の紙を用い、スキン材3a及び3cは炭素繊維強
化プラスチツクである。この場合、裏板の重量は
単一板(第2図)の場合の約60%であつた。表板
はアルミニウム、ベークライト又は炭素繊維強化
プラスチツクなどで通常構成され、好ましくは炭
素繊維強化プラスチツクである。そして、かかる
裏板及び表板におけるマトリツクス樹脂は、通常
では不飽和ポリエステル樹脂、フエノール樹脂な
どの熱硬化性樹脂、及びポリアミド樹脂などの熱
可塑性樹脂である。
補強繊維は、織物や、繊維を一方向にシート状
に並べたものを、繊維の方向が互いに交差するよ
うに積層した形態で用いるのが好ましい。
箱体は表板と一体に構成され、通常では上述し
たような補強繊維と樹脂、又は素材で構成され、
好ましくは炭素繊維強化プラスチツクである。そ
して更に好ましくは、箱体の長手方向に沿つて炭
素繊維が配置された炭素繊維強化プラスチツクで
ある。
かかる更に好ましい箱体構成における炭素繊維
量は一般には箱体体積の30%以上であるのが好ま
しく、かつ箱体の長手方向と±20゜以下の角度で
配置されることが望ましい。
かかる本発明のX線用フイルムカセツテによれ
ば、裏板の中央部の応力レベルが従来の等厚の裏
板よりも格段に小さいので、疲労限界が大巾に増
大し、クリープ変形が極少となり、長期間にわた
つてフイルムと増感紙との良好な密着性が保持さ
れるのでX線写真の鮮鋭度を損うことがなくX線
カセツテの寿命が著しく増加する。また裏板の中
央部の厚みの増大による重量増は裏面板周縁部の
厚み減少によつて補われるので、全体として重量
増加の懸念は全くなく、むしろ裏板をサンドイツ
チ構造にすれば、更に軽量化がはかれる。また、
このような厚みの異なる裏板は公知のマツチドダ
イ成形で容易に製作できるので、製造上における
手間も従来と何ら変わらない。
更に、箱体を箱体の長手方向に配向した炭素繊
維強化プラスチツクで構成すれば、箱体の弾性及
び剛性が向上し、裏板を閉じて増感紙、フイルム
及びクツシヨン材を押圧し、フイルムと増感紙を
密着させる圧力を裏板及び枠体から十分に発生さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるX線カセツテの外観斜
視図、第2図はそのA−A断面図、第3図は第2
図において裏面板がサンドイツチ構造の場合を示
す断面図である。 1……表板、2……箱体、3……裏板、6……
増感紙、7……フイルム、8……クツシヨン材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 X線源に対向するX線透過性表板と、この表
    板に対向して箱体を構成するとともに開閉自在に
    前記表板に取り付けた繊維強化プラスチツク製裏
    板とを有し、かつ前記裏板は、前記箱体の内方に
    向かう凸状のわん曲を有しているとともに、周縁
    部から中心部に向かつて厚みが徐々に増大してい
    て、中心部ほど厚く、周縁部ほど薄くなつている
    ことを特徴とするX線用フイルムカセツテ。
JP3949379A 1979-04-02 1979-04-02 X-ray film cassette Granted JPS55133039A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3949379A JPS55133039A (en) 1979-04-02 1979-04-02 X-ray film cassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3949379A JPS55133039A (en) 1979-04-02 1979-04-02 X-ray film cassette

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55133039A JPS55133039A (en) 1980-10-16
JPS623940B2 true JPS623940B2 (ja) 1987-01-28

Family

ID=12554571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3949379A Granted JPS55133039A (en) 1979-04-02 1979-04-02 X-ray film cassette

Country Status (1)

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JP (1) JPS55133039A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247686A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置
JP2011247684A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置及びその組立方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518820Y2 (ja) * 1973-05-31 1980-05-02
JPS5533290Y2 (ja) * 1975-05-12 1980-08-08

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JPS55133039A (en) 1980-10-16

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