JPS6344017Y2 - - Google Patents

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JPS6344017Y2
JPS6344017Y2 JP647182U JP647182U JPS6344017Y2 JP S6344017 Y2 JPS6344017 Y2 JP S6344017Y2 JP 647182 U JP647182 U JP 647182U JP 647182 U JP647182 U JP 647182U JP S6344017 Y2 JPS6344017 Y2 JP S6344017Y2
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JP
Japan
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thickness
cfrp
ray
cantilever
organic foam
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Expired
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JP647182U
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JPS58112306U (ja
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Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案はCFRP(炭素繊維強化樹脂)/有機フ
オーム材/CFRPからなるサンドイツチ構造のX
線撮影用片持ちテーブルにおいて、芯材である有
機フオーム材の厚みが一定であり、かつ表面材で
あるCFRPの厚みが支持点から先端に向つて連続
的、又は断続的に薄くなつていることを特徴とす
るX線撮影用片持ちテーブルに関するものであ
る。 CFRPは金属と同程度の弾性率を有し、かつ金
属と比較して良好なX線透過性を有するため、X
線撮影用テーブル等に用いられている。(例えば
特開昭49−46881号)又、高い曲げ剛性と高いX
線透過性を有することが必要なX線撮影用片持ち
テーブルには、CFRP/有機フオーム材/CFRP
からなるサンドイツチ構造の材料が用いられるこ
とも知られている。(B.R.LYONS M.
MOLYNEUX,Page1474〜1492,
PROCEEDINGS OF THE 1978
INTERNATIONAL CONFERENCE ON
COMPOSITE MATERIALS(1978)) 第1図は片持ちテーブルの斜視図であり、1は
片持ちテーブル、2は支持台である。第2図〜第
5図は第1図のA−A′断面であり、第6図は第
1図のX−X′断面てある。図において1は片持
ちテーブル、2は支持台、3は表面材である
CFRP、4は芯材である有機フオーム材、5は縁
材である。片持ちテーブル1はBC間で支持台2
に固定されて支持されておりCD間は支持されて
いない。X線撮影時に患者はこのテーブル上に横
たわり上方より発射されたX線は患者テーブルを
通過しテーブルの下にある(図示せず)受光部で
受光される。 従来の片持ちテーブルは第2図に示す如く全長
にわたつて厚みが一定のテーブル、あるいは第3
図に示す如く支持台Cから先端Dに向つて厚みが
減少するテーブルが知られている。テーブル上に
人が横たわつた場合、曲げモーメント、曲げ応力
はC点で最大となりC点からD点に向つて減少
し、D点では実質的に0になるため、力学的に考
えた場合第3図に示すテーブルの方が第2図に示
すテーブルよりも好ましい。又、先端では厚みが
薄くなるため、X線の透過性も良くなり撮影時に
患者のあびるX線量も少なくなるため、健康面か
らみても第2図に示すテーブルよりも第3図に示
すテーブルの方が好ましい。 しかるに、製造面から考えると第3図に示すテ
ーブルは工程が複雑になる。つまり、有機フオー
ム材を芯材とするサンドイツチ材を製造する場
合、予め表面材のCFRP板を成型し、別に成型し
た縁材5(第6図)と共に必要な形状にカツトし
た芯材4に接着する方法が一般的であるが、第3
図に示すテーブルは厚みが変化するため種々の複
雑さを伴う。つまり1)フオーム材の厚み及び縁
材の巾に第3図CD間でテーパーをつけなければ
ならないこと2)表面材を厚み変化にそうよう曲
げて成形せねばならないこと等である。 本考案は、このような矛盾を解決するものであ
る。つまり本考案はCFRP/有機フオーム材/
CFRPからなるサンドイツチ構造のX線撮影用片
持ちテーブルに於て、芯材である有機フオーム材
の厚みが一定であり、かつ表面材であるCFRP材
の厚みがX線透過部分支持点Cから先端Dに向つ
て連続的又は断続的に薄くなつていることを特徴
とするX線撮影用片持ちテーブルに関するもので
ある。 本考案の第1の特徴は芯材である有機フオーム
材3の厚みが全長にわたつて一定であることであ
る。このため、前述の如き製造上の複雑さを回避
出来る。本考案の第2の特徴は表面材である
CFRP材の厚みが支持点Cより先端Dに向つて連
続的又は断続的に減少していることである。第1
表に示す如く有機フオーム材のX線透過性は
CFRPよりずつと高いので、X線透過性を良くす
るためには、有機フオーム材の厚みを減少させる
よりCFRPの厚みを変えた方がずつと効果的であ
る。
【表】 このため、強度、剛性を同じに保ちつつ、第3
図に示すテーブルよりも第4図に示す本考案のテ
ーブルの方がX線透過率が良くなる如く設計する
ことも出来る。製造が容易になるばかりか、性能
も向上するテーブルが得られることが本考案の大
きな特色である。 本考案に於ては、表面材のCFRPは第4図に示
す如くC点からD点に向つて薄くしても良いし
CD間のある点EよりD点に向つて薄くしても良
い。この場合E点はC点に近い方が好ましい。
又、薄くする方法としては連続的であつても断続
的であつても良い。 本考案に於て、有機フオーム材として硬質ウレ
タンフオーム、エポキシフオーム等の熱硬化性樹
脂フオーム材、アクリルフオーム、スチレンフオ
ーム、ポリエチレンフオーム等の熱可塑性樹脂フ
オームが使用可能であるが、強度の点から密度
0.05〜0.20の硬質ウレタンフオーム、アクリルフ
オームが好ましい。密度0.05以下では強度が不足
し、0.20以上ではX線透過性が減少する。CFRP
は炭素繊維を強化繊維とし、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フエ
ノール樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂、
種々の熱可そう性樹脂をマトリツクスとするもの
であり、炭素繊維としてはPAN系、ピツチ系等
の炭素繊維であり、弾性率は15ton/mm2以上であ
ることが好ましい。 本考案の片持ちテーブルに於て、第4〜5図の
BC間はX線透過率が悪くても良いので、表面材
としてガラス繊維強化樹脂等コストの安い材料を
用いることも出来る。 以下、本考案の効果を実施例、比較例により示
す。 実施例及び比較例 以下の方法により第2表No.1、No.2、No.3に示
す片持ちテーブルを作つた。全長(=BD)は
2200mm、支持部長さ(=BC)は900mm、幅は400
mm、厚みは第2表に示す如くである。 [CFRP板の成形] 弾性率35ton/mm2の炭素繊維にエポキシ樹脂を
含浸させた一方向引きそろえプリプレグをテーブ
ルの長さ方向に対し0゜及び90゜に交互に、所定の
厚み、形状になる如く積層しオートクレーブ法に
より130℃、4Kg/cm2の温度、圧力下で90分かけ
て成形した。No.1(本考案)の表面材はBC間は厚
み一定でありCD間でほぼ直線的に厚みが減少す
る如く積層枚数を減らして成形した。No.2(比較
例)の表面材は全面の厚み一定である。又、No.3
(比較例)の表面材はBC間は厚み一定でCD間は
ほぼ直線的に厚みが減少し、かつ芯材の厚みの変
化に対応する如くC点で曲がる如く予め型を作つ
て成形した。次いで、芯材として比重0.10のアク
リル発泡材を所定の形状に切り(No.1、No.2は厚
み一定、No.3はCD間で直線的に厚みが減少する
如く削つた)前記表面材及び別に作つた縁材を接
着した。得られたテーブルのBC間を支持台2に
固定し、先端に150Kgの荷重を負荷した時の先端
部の変位量及び先端部のX線透過率を示す。X線
透過率はX線発生電圧100KVで測定した。 結果を第2表に示すが、本考案のテーブルNo.1
は比較例のNo.2のテーブルと比較しX線透過率が
良好であり、変位も小さい。又、No.3のテーブル
と比較してX線透過率はほぼ同程度であり、変位
は小さい。このように本考案のテーブルは従来の
テーブルと比較して性能が良好であり、又製造も
容易である。 本実施例では、表面材、縁材を別々に作り芯材
と接着する方法を示したが、同時成形することも
可能でありこの場合にも本考案の効果は充分に有
る。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図はX線撮影用片持ちテーブルの斜視図で
あり、第2〜第5図は第1図のA−A′断面を示
し、第2、第3図は従来品の断面であり第4、第
5図は本考案の断面である。第6図は第1図のX
−X′断面を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 有機フオーム材を芯材とし、X線透過部分の
    表面材をCFRPとしたサンドイツチ構造材にて
    なるX線撮影用片持ちテーブルにおいて、有機
    フオーム材芯材の厚さを一定とし、CFRP表面
    材の厚さを支持点(固定端)から先端(自由
    端)に向い次第に薄くしたことを特徴とするX
    線撮影用片持ちテーブル。 (2) 有機フオーム材の見掛け比重が0.05〜0.2で
    ある実用新案登録請求の範囲(1)のX線撮影用片
    持ちテーブル。
JP647182U 1982-01-22 1982-01-22 X線撮影用片持ちテ−ブル Granted JPS58112306U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP647182U JPS58112306U (ja) 1982-01-22 1982-01-22 X線撮影用片持ちテ−ブル

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JPS58112306U JPS58112306U (ja) 1983-08-01
JPS6344017Y2 true JPS6344017Y2 (ja) 1988-11-16

Family

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JP647182U Granted JPS58112306U (ja) 1982-01-22 1982-01-22 X線撮影用片持ちテ−ブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011087988A (ja) * 2011-02-04 2011-05-06 Toshiba Corp X線ct装置

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JPH0353129Y2 (ja) * 1985-12-18 1991-11-20
JP5623163B2 (ja) * 2010-07-08 2014-11-12 株式会社日立メディコ 寝台装置とそれを備えたx線ct装置

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JPS58112306U (ja) 1983-08-01

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