JPS6141950B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6141950B2 JPS6141950B2 JP52141666A JP14166677A JPS6141950B2 JP S6141950 B2 JPS6141950 B2 JP S6141950B2 JP 52141666 A JP52141666 A JP 52141666A JP 14166677 A JP14166677 A JP 14166677A JP S6141950 B2 JPS6141950 B2 JP S6141950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- gypsum
- grout material
- alumite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Description
本発明は、炭鉱の廃坑道、シールド工法の裏込
め、廃埋設管などの空洞を充填するグラウト材に
関するものである。 元来この種のグラウト材は、(i)ゲルタイムの調
節が現場の条件に則して自由にできること、(ii)注
入時の流動性が良好であること、(iii)注入後の硬化
時間が早いこと、(iv)ブリージング量の少ないこと
が望まれている。 既存の空洞充填用のグラウト材としてセメン
ト、ベントナイト、砂および水よりなるベントナ
イトモルタル、アルミナ、石灰、石膏、砂、水よ
りなるバチルスモルタル等があるが、これらは上
記性能が充分でなく、しかも経済性の点からみて
も良好なものとはいえない。 本発明者等は従来のグラウト材の欠点を除去
し、かつ上記の要望を満足せしめるような空洞充
填用のグラウト材を開発せんとし、種々研究を行
なつた結果、ポルトランドセメントと砂とよりな
るグラウト材では空洞に充填した際ブリージング
による浮水量が多く、固化後空隙が生じるので、
空洞充填用のグラウト材として使用することは好
ましくないが、セメントとして本出願人が開発し
た凝結硬化促進剤(特願昭50―76766号(特開昭
52―819号))のうち〓焼明ばん石と石こうとの混
合物をポルトランドセメントに添加した特殊セメ
ントと砂の代りに水滓、フライアツシユ等のポゾ
ラン物質とを使用すると空洞充填用のグラウト材
として好適なグラウト材が得られることを知見し
た。 次に実験結果について説明する。 実験に使用したポゾラン物質のうち水滓および
フライアツシユの化学組成は次の如きものであ
る。
め、廃埋設管などの空洞を充填するグラウト材に
関するものである。 元来この種のグラウト材は、(i)ゲルタイムの調
節が現場の条件に則して自由にできること、(ii)注
入時の流動性が良好であること、(iii)注入後の硬化
時間が早いこと、(iv)ブリージング量の少ないこと
が望まれている。 既存の空洞充填用のグラウト材としてセメン
ト、ベントナイト、砂および水よりなるベントナ
イトモルタル、アルミナ、石灰、石膏、砂、水よ
りなるバチルスモルタル等があるが、これらは上
記性能が充分でなく、しかも経済性の点からみて
も良好なものとはいえない。 本発明者等は従来のグラウト材の欠点を除去
し、かつ上記の要望を満足せしめるような空洞充
填用のグラウト材を開発せんとし、種々研究を行
なつた結果、ポルトランドセメントと砂とよりな
るグラウト材では空洞に充填した際ブリージング
による浮水量が多く、固化後空隙が生じるので、
空洞充填用のグラウト材として使用することは好
ましくないが、セメントとして本出願人が開発し
た凝結硬化促進剤(特願昭50―76766号(特開昭
52―819号))のうち〓焼明ばん石と石こうとの混
合物をポルトランドセメントに添加した特殊セメ
ントと砂の代りに水滓、フライアツシユ等のポゾ
ラン物質とを使用すると空洞充填用のグラウト材
として好適なグラウト材が得られることを知見し
た。 次に実験結果について説明する。 実験に使用したポゾラン物質のうち水滓および
フライアツシユの化学組成は次の如きものであ
る。
【表】
また、特殊セメントとしては普通ポルトランド
セメント70部に600℃で〓焼した鉄明バン石27部
と型無水石こう3部とを添加したものを使用し
た。 上記のポゾラン物質および特殊セメントを第2
表に示す割合で配合し、水を添加して混練りして
グラウト材のスラリーを作り、ブリージング試
験、粘性試験(Jロートによる)および固化体の
一軸圧縮強さの測定を行なつた。その結果を第3
表に示す。
セメント70部に600℃で〓焼した鉄明バン石27部
と型無水石こう3部とを添加したものを使用し
た。 上記のポゾラン物質および特殊セメントを第2
表に示す割合で配合し、水を添加して混練りして
グラウト材のスラリーを作り、ブリージング試
験、粘性試験(Jロートによる)および固化体の
一軸圧縮強さの測定を行なつた。その結果を第3
表に示す。
【表】
【表】
なおポゾラン物質に(普通ポルトランドセメン
トと〓焼鉄明バン石)を添加したグラウト材は強
度発現が少なく、また(普通ポルトランドセメン
ト、〓焼鉄明バン石、二水石こうと生石灰)を添
加したグラウト材はブリージング率が大なるため
空洞充填用のグラウト材としては好ましくあかつ
た。 以上の実験から明らかなように、ポゾラン物質
粉末にポルトランドセメントと〓焼明バン石およ
び石こうとを添加し特定量の水を加えて混練りす
ると、2時間以内は流動性を保ち、ブリージング
が少なく、時間の経過と共に硬化することが認め
られる。 本発明は、これらの知見に基くものであつて、
ポゾラン物質との粉末に、ポルトランドセメント
と〓焼明バン石と石こうとの混合物を混じた空洞
充填用のグラウト材である。 本発明において、ポゾラン物質としては水滓、
フライアツシユ、などが使用され、セメントの凝
結促進剤としては300℃以上、好ましくは450〜
750℃で〓焼した明バン石と石こうとの混合物が
使用される。こゝに明バン石はアルミニウム明バ
ン石、鉄明バン石などが使用され、石こうは二水
石こう、半水石こうまたは無水石こうが使用され
る。そして石こうの添加量は石こうと〓焼明バン
石との混合物に対しCaSO4として60%以下、好ま
しくは10〜30%であり、またポルトランドセメン
ト100重量部に対する凝結促進剤の添加量は20〜
70重量部、好ましくは40〜60重量部である。この
ようにして配合した特殊セメントをポゾラン物質
100重量部に対し0.5〜35重量部、好ましくは2〜
20重量部混合して本発明のグラウト材となす。 本発明のグラウト材を使用するに当つてはグラ
ウト材中のポゾラン物質100重量部に対し水40〜
90重量部、好ましくは45〜70重量部を添加し混練
りして使用する。 なお、必要に応じてポゾラン物質に砂を30重量
%以下置き代えて使用することも可能である。 本発明のグラウト材を使用すれば、一液一工程
の注入にて空洞を充填することができるばかりで
なく、ポンプ圧送等の手段により遠距離にある充
填対象物にスラリーを送ることができる。また充
填された空洞はブリージングが殆んど起らないの
で、空洞にスラリーを2次述填する必要はない。 次に本発明をシールド工法の裏込め充填に使用
した例について説明する。 フライアツシユ100重量部に、普通ポルトラン
ドセメント70重量%、〓焼アルミニウム明バン石
25重量%、型無水石こう5重量%よりなる凝結
促進剤25重量部を混合して造つたグラウト材に水
58重量部を添加し混練りしてスラリーとなし、こ
れをシールドセグメント背面に注入した。注入し
たスラリーは注入後10分でゲル化し、セグメント
間の間隙より浮水の漏水はなかつた。施工後1週
間後に硬化したグラウトをサンプリングし、一軸
圧縮強さを測定したところ、6.05Kg/cm2であつ
た。
トと〓焼鉄明バン石)を添加したグラウト材は強
度発現が少なく、また(普通ポルトランドセメン
ト、〓焼鉄明バン石、二水石こうと生石灰)を添
加したグラウト材はブリージング率が大なるため
空洞充填用のグラウト材としては好ましくあかつ
た。 以上の実験から明らかなように、ポゾラン物質
粉末にポルトランドセメントと〓焼明バン石およ
び石こうとを添加し特定量の水を加えて混練りす
ると、2時間以内は流動性を保ち、ブリージング
が少なく、時間の経過と共に硬化することが認め
られる。 本発明は、これらの知見に基くものであつて、
ポゾラン物質との粉末に、ポルトランドセメント
と〓焼明バン石と石こうとの混合物を混じた空洞
充填用のグラウト材である。 本発明において、ポゾラン物質としては水滓、
フライアツシユ、などが使用され、セメントの凝
結促進剤としては300℃以上、好ましくは450〜
750℃で〓焼した明バン石と石こうとの混合物が
使用される。こゝに明バン石はアルミニウム明バ
ン石、鉄明バン石などが使用され、石こうは二水
石こう、半水石こうまたは無水石こうが使用され
る。そして石こうの添加量は石こうと〓焼明バン
石との混合物に対しCaSO4として60%以下、好ま
しくは10〜30%であり、またポルトランドセメン
ト100重量部に対する凝結促進剤の添加量は20〜
70重量部、好ましくは40〜60重量部である。この
ようにして配合した特殊セメントをポゾラン物質
100重量部に対し0.5〜35重量部、好ましくは2〜
20重量部混合して本発明のグラウト材となす。 本発明のグラウト材を使用するに当つてはグラ
ウト材中のポゾラン物質100重量部に対し水40〜
90重量部、好ましくは45〜70重量部を添加し混練
りして使用する。 なお、必要に応じてポゾラン物質に砂を30重量
%以下置き代えて使用することも可能である。 本発明のグラウト材を使用すれば、一液一工程
の注入にて空洞を充填することができるばかりで
なく、ポンプ圧送等の手段により遠距離にある充
填対象物にスラリーを送ることができる。また充
填された空洞はブリージングが殆んど起らないの
で、空洞にスラリーを2次述填する必要はない。 次に本発明をシールド工法の裏込め充填に使用
した例について説明する。 フライアツシユ100重量部に、普通ポルトラン
ドセメント70重量%、〓焼アルミニウム明バン石
25重量%、型無水石こう5重量%よりなる凝結
促進剤25重量部を混合して造つたグラウト材に水
58重量部を添加し混練りしてスラリーとなし、こ
れをシールドセグメント背面に注入した。注入し
たスラリーは注入後10分でゲル化し、セグメント
間の間隙より浮水の漏水はなかつた。施工後1週
間後に硬化したグラウトをサンプリングし、一軸
圧縮強さを測定したところ、6.05Kg/cm2であつ
た。
Claims (1)
- 1 水滓またフライアツシユ100重量部に、ポル
トランドセメントと〓焼明ばん石と石こうとの混
合物を0.5〜35重量部混じた空洞充填用のグラウ
ト材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14166677A JPS5475109A (en) | 1977-11-28 | 1977-11-28 | Grout material filling hollow |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14166677A JPS5475109A (en) | 1977-11-28 | 1977-11-28 | Grout material filling hollow |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5475109A JPS5475109A (en) | 1979-06-15 |
JPS6141950B2 true JPS6141950B2 (ja) | 1986-09-18 |
Family
ID=15297346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14166677A Granted JPS5475109A (en) | 1977-11-28 | 1977-11-28 | Grout material filling hollow |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5475109A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58176155A (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-15 | 川崎製鉄株式会社 | 空洞充填材の調製方法 |
JPS6121955A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-30 | セメンタ エイビー | 結合剤を混入した詰込材 |
-
1977
- 1977-11-28 JP JP14166677A patent/JPS5475109A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5475109A (en) | 1979-06-15 |
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