JPS6141903Y2 - - Google Patents

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JPS6141903Y2
JPS6141903Y2 JP1981156778U JP15677881U JPS6141903Y2 JP S6141903 Y2 JPS6141903 Y2 JP S6141903Y2 JP 1981156778 U JP1981156778 U JP 1981156778U JP 15677881 U JP15677881 U JP 15677881U JP S6141903 Y2 JPS6141903 Y2 JP S6141903Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スライド開閉されるドアの開時に、
このドアと車体側の燃料供給口蓋とが重畳する自
動車の、ドアと車体とのドア閉時における対向部
位に設けられる自動車用スライドドアの開扉抑止
装置に関する。
引戸式であるスライドドアを自動車に設けた場
合、ドアを開けばドアと自動車の外板とは重畳す
る。この重畳する範囲内の自動車外板面に燃料供
給口蓋を設けた場合、給油中にドアを開けばドア
と開状態にある燃料供給口蓋あるいは給油ガンノ
ズルとが干渉し、不都合であるばかりで無く、燃
料洩れや火災等の事故を惹起するおそれがある。
ドアと自動車外板とが重畳しない位置に燃料供
給口を設ければかかる問題は生じないが、常にそ
うできるわけでは無いし、設計の自由度が阻害さ
れることにもなる。
本考案は、上記問題点に着目してなされたもの
で、ドアと車体とのドア閉時における対向部位の
ドア側に係合部を有する係合部材を固設し、車体
側に前記係合部と係脱可能のストツパーレバー
と、非常チエツクバネにて付勢され非常時のみ該
ストツパーレバーと協働した揺動可能の非常揺動
レバーとを備えた係脱機構を設けることにより、
燃料供給口蓋の開閉に連動して開蓋時には開扉を
抑止し、しかも、非常時には逆に係合部材が係脱
機構の抑止力に抗してそれを乗り越え開扉を可能
にした自動車用スライドドアの開扉抑止装置を提
供するものである。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を説明
する。
第1図に示すように、自動車の側面に自動車前
後方向にスライド開閉するドアAが設けられ、こ
のドアAが開時に車体Bと重畳する範囲内の車体
B外板面に燃料供給口蓋Cが設けられている。開
扉抑止装置はD部位に設けられている。すなわ
ち、第2図に示すように、開扉抑止装置1は、ド
アAの後端面A1とドアAの閉時に後端面A1に
対向する車体B側ドア開口部の端面B1との対向
部位に設けられている。ドアAの後端面A1には
略L字形をしており後端面A1から突出した係合
部21を有する係合部材2が固設されている。車
体B側の端面B1には、この係合部材2の係合部
21に係脱する係脱機構3が設けられている。係
脱機構3は燃料供給口蓋Cに連結ロツド31を介
して連結されている。燃料供給口蓋Cは、第3図
にも示すように、取付部材C1により枢軸C2を
介して車体Bに揺動開閉可能に取り付けられ、燃
料供給口栓Eを遮蔽できるようになつており、取
付部材C1の一端C3に連結ロツド31が連結さ
れている。
第4図乃至第6図により開扉抑止装置1をさら
に詳細に説明する。係脱機構3は基台4を介して
車体B側ドア開口部の端面B1に取り付けられて
いる。基台4は深溝コ字形に形成され、開放端側
に外向き曲折形成された一対の取付フランジ4
1、41が端面B1に適宜の固着手段にて固着さ
れ、係脱機構3のほぼ全部は車体B側部の構造断
面内に嵌入して取り付けられている。基台4の側
板42,43の間にはレバーユニツト5が揺動可
能に枢支されている。レバーユニツト5は、非常
揺動レバー6とストツパーレバー7とが組み合わ
されて成り、非常揺動レバー6は支軸61を介し
て基台4の揺動可能に枢支されている。非常揺動
レバー6の一端部62と基台4の底部44との間
には比較的付勢力の高い非常チエツクバネ8が介
装されており、非常揺動レバー6の揺動アーム6
3に突設されたストツパーピン64を基台4の側
板43に穿設された円弧状長孔45の一端に押し
当て、非常揺動レバー6を第4図において時計方
向に揺動した常態に付勢している。さらに、支軸
61には、係合端71を有し、連結ロツド31を
介して燃料供給口蓋Cの開閉に連動するストツパ
ーレバー7が枢支されている。ストツパーレバー
7と非常揺動レバー6との間には非常チエツクバ
ネ8に比べて付勢力の底いターンオーバースプリ
ング72が介装され、係合端71が係合部材2の
係合部21に係合可能な位置でありドアAの開扉
を抑止する係合位置(第4図実線位置)と係合不
能な位置である非係合位置(第4図想像線位置)
との間を反転するように構成されている。位置決
めのために、ストツパーレバー7には、非常揺動
レバー6の一端部62に両側から当接する係合位
置当接部73と非係合位置当接部74とが配設さ
れている。したがつて、ストツパーレバー7は係
合位置と非係合位置との間を揺動可能であると共
に、非常揺動レバー6と一体となつて常態位置か
らその作動位置まで揺動することができる。非常
揺動レバー6が常態にあるときストツパーレバー
7の係合端71は係合位置において車体B側に固
設された係合部材2の係合部21の移動軌跡F上
に突出している。
第6図乃至第11図に重点的に示すように、本
実施例には開扉警告装置が設けられている。すな
わち、第4図乃至第6図にも示されているが、ス
トツパーレバー7にスイツチピン75が植設さ
れ、これらは絶縁されていないので、第10図に
示すように基台4にピン91aでかしめ固着され
接地導線92がつながれた接地端子91に支軸6
1を介して導通しており、また非常揺動レバー6
には、インシユレータ93a,93bにて絶縁さ
れたスイツチ端子94がピン94a,94bでか
しめ固着され、スイツチ端子94にはスイツチ導
線95がつながれている。スイツチピン75とス
イツチ端子94とで警告スイツチ100を構成し
ている。
開扉警告装置の回路は例えば第11図のように
構成される。単に開扉を検知するだけのために、
バツテリ96に開扉検知スイツチ97とルームラ
ンプ98とを直列に接続したものが大部分の自動
車に設けられている。そこで、ルームランプ98
と並列に、警告スイツチ100と警告ブザー99
を直列にしたものを配設してある。
上記構成を有する開扉抑止装置1によれば、燃
料供給口蓋Cが閉じているときは、ストツパーレ
バー7は第4図想像線に示すように、係合端71
が引込んだ非係合位置にあり、ターンオーバース
プリング72により時計方向に付勢され、非係合
位置当接部74が非常揺動レバー6の一端部62
の左縁に当接している。給油のために燃料供給口
蓋Cを開くと、ストツパーレバー7は連結ロツド
31を介して連動し、反時計方向に揺動反転し、
係合端71が係合部材2の係合部21のドア開閉
移動軌跡F上に突出する、ターンオーバースプリ
ング72はストツパーレバー7を逆に反時計方向
に付勢し、係合位置当接部73が非常揺動レバー
6の一端部62の右縁に当接されている。このた
め、閉じていたドアAを開こうとしても係合部材
2の係合部21がストツパーレバー7の係合端7
1に干渉した引掛るので開くことができない。
開扉警告装置の動作は、ストツパーレバー7が
非係合位置にあるとき、すなわち、燃料供給口蓋
Cが閉じているときは、スイツチピン75とスイ
ツチ端子94とは離間しており警告スイツチ10
0はOFFになつている。したがつた警告ブザー
99に電流が流れることは無い。燃料供給口蓋C
が開かれ、ストツパーレバー7が係合位置に反転
するとスイツチピン75とスイツチ端子94とが
当接し、警告スイツチ100はONになる。ドア
Aが閉じていれば、開扉検知スイツチ97は
OFFになつているので警告ブザー99が鳴るこ
とは無いが、ドアAを開くと、開扉検知スイツチ
97がONになり警告ブザー99が鳴つて警告を
発する。すなわち給油中にドアAを開くと、ドア
A開時の初期に警告ブザー99が鳴るのでドアA
が燃料供給口蓋C等に干渉するのを察知してこれ
を避けることができる。逆にドアAが半開きのま
まで燃料供給口蓋Cを開いた場合でも、開扉検知
スイツチ97と警告スイツチ100とは共にON
となるので警告ブザー99が鳴る。
係合部材2の係合部21とストツパーレバー7
の係合端71が干渉している場合、ドアAを開く
ことが出来ないのは、通常の操作力では開くこと
が出来ないという意味である。もし、絶対に開く
ことが出来ないようにすれば、給油中に火災が発
生したような場合、車内に乗員が閉じ込められ救
出が困難になる。開扉抑止装置1では、もとより
この点に配慮してある。すなわち、常態では非常
揺動レバー6は非常チエツクバネ8により時計方
向に付勢されており、ストツパーピン64が円弧
状長孔45の一端に押し当てられている。非常チ
エツクバネ8の付勢力は相当に強いため、ストツ
パーレバー7が揺動する際の反力によつては非常
揺動レバー6は動くことはなく静止したままの状
態であり、この常態では非常揺動レバー6は恰も
基台4の一部であるかのように機能する。しか
し、ドアAを強い力で開くと、第6図に示すよう
に、非常揺動レバー6とストツパーレバー7と
は、すなわちレバーユニツト5は、非常チエツク
バネ8の付勢力に抗した反時計方向に一体となつ
た揺動させられ、ストツパーレバー7の係合端7
1が想像線に示す係合部21の移動軌跡F上から
外れた位置まで揺動するのでドアAを開くことが
出来る。なお、ストツパーレバー7が非常離脱位
置に揺動する際、ストツパーレバー7を付勢する
ターンオーバースプリング72はその一端が係止
されている揺動レバー6と一体的に移動するの
で、相互間の位置変動はなくターンオーバースプ
リング72には無理な力が作用しない。非常チエ
ツクバネ8の付勢力か、通常操作時には非常揺動
レバー6を静止状態に規制して常態を保ち、非常
時の強い力では非常揺動レバー6を揺動させるこ
とができる程度の強さ(たとえば、係合端71と
係合部21とを当接点に於いて乗り越し荷重を30
Kgとする。)に設定してある。
第12図は本考案の他の実施例を示している。
本実施例では、連結ロツド31は燃料供給口蓋C
に直接連結されることは無く、補助アームC4に
連結されている。補助アームC4は車体Bの裏面
に枢軸C5を介して枢着されており、取手C6が
燃料供給口栓Eの抜き方向の邪魔をするようにな
つている。すなわち、燃料供給口蓋Cを閉じたと
き、補助アームC4は押されて燃料供給口栓Eの
抜き方向の邪魔をする想像線位置をとり、燃料供
給口蓋Cを開いても補助アームC4は直接には連
動しないが、燃料供給口栓Eを抜くためには、補
助アームC4を引き起さねばならず、この引き起
し操作によつて連結ロツド31が作動したストツ
パーレバー7を反転させる。
このように、ストツパーレバー7は燃料供給口
蓋Cと間接的に連動するものでも良く、本実施例
によれば、燃料供給口蓋Cの位置が不都合な場所
にあつたり、燃料供給口蓋Cの取付構造を簡単に
して外板面の外観を良くしたいような場合に利用
できるという利点がある。
本考案に係る自動車用スライドドアの開扉抑止
装置によれば、燃料供給口蓋に連動して、給油時
等にはドアを開扉できないように抑止し、しか
も、非常時には強い力でドアを開扉できるよう
に、ドア側に係合部材を固設し、車体側に作動レ
バーとして二つのレバーより成るレバーユニツト
を備えた係脱機構を設け、常時と非常時との二段
階に作動するものにしたから、通常使用時には、
ドアと開状態にある燃料供給口蓋あるいは給油ガ
ンノズルとが干渉しないように安全に給油するこ
とが出来、非常時には開扉して車室内から脱出し
あるいは救出することができる。また、開扉警告
装置を備えたものでは、問題のある状態を末然に
知ることができるからより安全になる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は自動車の
概略側面図、第2図は第1図の拡大−断面
図、第3図は燃料供給口蓋近傍の拡大断面図、第
4図は開扉抑止装置の平面図、第5図は第4図の
視図、第6図は第5図の−断面図、第7図
は一部を省略した第5図の−断面図、第8図
は第4図の視図、第9図は第7図のXI−XI断面
図、第10図は第7図の−断面図、第11図
は開扉警告装置の回路図、第12図は他の実施例
を示す燃料供給口蓋近傍の水平断面図である。 A……ドア、B……車体、C……燃料供給口
蓋、1……開扉抑止装置、2……係合部材、21
……係合部、3……係脱機構、4……基台、5…
…レバーユニツト、6……非常揺動レバー、7…
…ストツパーレバー、8……非常チエツクバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スライド開閉されるドアの開時に、該ドアと車
    体側の燃料供給口蓋とが重畳する自動車の、該ド
    アと車体との、ドア閉時における対向部位に設け
    られるものであつて、ドア側には係合部を有する
    係合部材が固設され、車体側には車体に固設され
    る基台に、非常揺動レバーとストツパーレバーと
    が組み合わされたレバーユニツトが支軸を介して
    揺動可能に枢支され、該レバーユニツトは、該非
    常揺動レバーと該基台との間に介装され通常の操
    作力では揺動不能な付勢力を有する非常チエツク
    バネにより常態に付勢され、該ストツパーレバー
    は前記燃料供給口蓋の開閉に連動して、開蓋時そ
    の係合端を前記係合部材の係合部の移動軌跡上に
    突出させた開扉抑止可能な係合位置と、閉蓋時該
    係合端をその移動軌跡上から外した非係合位置と
    の間を揺動可能で且つ、該ストツパーレバーと該
    非常揺動レバーとの間に介設されたターンオーバ
    ースプリングにて夫々の位置に付勢され、また、
    非常時には該非常揺動レバーと協働して揺動し、
    該係合部を前記非常チエツクバネの付勢力に抗し
    て該係合端を乗り越させて開扉可能にして成る自
    動車用スライドドアの開扉抑止装置。
JP1981156778U 1981-10-21 1981-10-21 自動車用スライドドアの開扉抑止装置 Granted JPS5861876U (ja)

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JP1981156778U JPS5861876U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 自動車用スライドドアの開扉抑止装置

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JPS5861876U JPS5861876U (ja) 1983-04-26
JPS6141903Y2 true JPS6141903Y2 (ja) 1986-11-28

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