JPS6141652B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6141652B2 JPS6141652B2 JP14019778A JP14019778A JPS6141652B2 JP S6141652 B2 JPS6141652 B2 JP S6141652B2 JP 14019778 A JP14019778 A JP 14019778A JP 14019778 A JP14019778 A JP 14019778A JP S6141652 B2 JPS6141652 B2 JP S6141652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- press
- punch
- crank pin
- crankshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 26
- 238000005242 forging Methods 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 claims 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はクランクシヤフトの閉塞鍛造法に関
するものである。
するものである。
よく知られているように、従来のクランクシヤ
フトの鍛造法は、多くの他の部品の鍛造と同様、
あらかじめ型空洞形状の固定している一対の型に
よつて、製品の正味容積より若干大きい材料を加
圧するのであるが、このとき材料のこの大きめの
余肉は型割面の型空洞周縁に穿設されたフラツシ
ユランドにバリとなつて流出する。このときのバ
リの流出抵抗によつて型空洞内に発生する材料の
圧力で型満たしが行われ、成形が完了するもので
あるが比較的形状の複雑な部類に属するクランク
シヤフトの場合は通常、バリ量は特に大きく付加
しなければならず有効歩留りは極めて低く、材料
の無駄は甚だしい。その上、このバリは薄く冷却
も早くこの部分の変形抵抗、摩擦抵抗共に益々増
大するので、有効部分の加圧成形よりもむしろ、
このバリの圧下に大半の加圧力を費やし、その為
製品の大きさの割合に澎大な出力の加圧機を必要
としているのである。
フトの鍛造法は、多くの他の部品の鍛造と同様、
あらかじめ型空洞形状の固定している一対の型に
よつて、製品の正味容積より若干大きい材料を加
圧するのであるが、このとき材料のこの大きめの
余肉は型割面の型空洞周縁に穿設されたフラツシ
ユランドにバリとなつて流出する。このときのバ
リの流出抵抗によつて型空洞内に発生する材料の
圧力で型満たしが行われ、成形が完了するもので
あるが比較的形状の複雑な部類に属するクランク
シヤフトの場合は通常、バリ量は特に大きく付加
しなければならず有効歩留りは極めて低く、材料
の無駄は甚だしい。その上、このバリは薄く冷却
も早くこの部分の変形抵抗、摩擦抵抗共に益々増
大するので、有効部分の加圧成形よりもむしろ、
このバリの圧下に大半の加圧力を費やし、その為
製品の大きさの割合に澎大な出力の加圧機を必要
としているのである。
これら上記の欠点を排除することが出来ればエ
ンジンの重量部品の一つであるクランクシヤフト
のコストダウンには最も効果的であり、品質向上
にも寄与する。その為にはバリ無し鍛造を遂行す
ることであり、本発明はこれを実現する為のもの
である。
ンジンの重量部品の一つであるクランクシヤフト
のコストダウンには最も効果的であり、品質向上
にも寄与する。その為にはバリ無し鍛造を遂行す
ることであり、本発明はこれを実現する為のもの
である。
本発明をあらかじめ要約して示すと、先ず金型
は型割面の型空洞周縁に従来のようなバリ溝は穿
設しない。型空洞はクランクピン部以外は所要の
製品外形に合わせ、クランクピン部には先端がク
ランクピン造形の型となつているポンチをラジア
ル方向に摺動可能に嵌入し、このポンチが進入し
たとき型空洞はクランクピン部も含め完全な製品
形状となるようにする。そのポンチが拡がつた状
態で金型を開き、材料を供給し金型を合わせ閉塞
する。このとき型空洞に接触して材料が変形する
ことは差支えないが、型割面にまではみ出すこと
の無いようにする。そして、上記ポンチを進入せ
しめることによつて、クランクピン部を成形する
と同時にその部分の材料余肉をクランクアーム及
びクランク軸部に向つて移動せしめ、これらの部
分の型空洞に対する材料不足分を補充、充満して
加圧し全体的にクランクシヤフトの成形を完了す
るクランクシヤフトの閉塞鍛造法である。
は型割面の型空洞周縁に従来のようなバリ溝は穿
設しない。型空洞はクランクピン部以外は所要の
製品外形に合わせ、クランクピン部には先端がク
ランクピン造形の型となつているポンチをラジア
ル方向に摺動可能に嵌入し、このポンチが進入し
たとき型空洞はクランクピン部も含め完全な製品
形状となるようにする。そのポンチが拡がつた状
態で金型を開き、材料を供給し金型を合わせ閉塞
する。このとき型空洞に接触して材料が変形する
ことは差支えないが、型割面にまではみ出すこと
の無いようにする。そして、上記ポンチを進入せ
しめることによつて、クランクピン部を成形する
と同時にその部分の材料余肉をクランクアーム及
びクランク軸部に向つて移動せしめ、これらの部
分の型空洞に対する材料不足分を補充、充満して
加圧し全体的にクランクシヤフトの成形を完了す
るクランクシヤフトの閉塞鍛造法である。
次に本発明について実施例を示す図面にもとず
き具体的に説明する。１は供給すべき材料であ
り、２は鍛造の終つた製品である。３，３′は金
型、４は金型の型空洞であり、５，５′はポン
チ、６，６′はポンチを一括する親板である。材
料、製品及び金型についてもう少し詳しく述べる
と、材料１の内１ａ，１ｆはクランク軸部、１ｃ
はクランクピン及びクランクアームに変形する部
分である。製品２の内２ａ，２ｆはクランク軸、
２ｂはクランクアーム、２ｃはクランクピン、２
ｄ及び２ｅは極く少量残つたバリである。
き具体的に説明する。１は供給すべき材料であ
り、２は鍛造の終つた製品である。３，３′は金
型、４は金型の型空洞であり、５，５′はポン
チ、６，６′はポンチを一括する親板である。材
料、製品及び金型についてもう少し詳しく述べる
と、材料１の内１ａ，１ｆはクランク軸部、１ｃ
はクランクピン及びクランクアームに変形する部
分である。製品２の内２ａ，２ｆはクランク軸、
２ｂはクランクアーム、２ｃはクランクピン、２
ｄ及び２ｅは極く少量残つたバリである。
ポンチ５，５′の先端にはクランクピン造形の
型５ｃ，５′ｃが穿たれてある。この実施例の加
圧機は複動プレスであるが、それに加えてインナ
ープレスに対向してこれに追随連動する下部プレ
スを装備する。この外通常製品をノツクアウトす
るためのエジエクターを装備するのであるがこの
説明では省略する。７はプレスの下盤で金型３を
支える。８はプレスのアウタースライドで、これ
に金型３′を取付け、アウタープレス９によつて
上下に駆動される。１０はインナープレスで、親
板６′を介してポンチ５′を駆動するのであるが、
ポンチ５′の金型３′に対するストローク以上のス
トロークはアウタープレス９によつて駆動され、
行動を共にする。１１は下部プレスで親板６を介
してポンチ５をインナープレス１０に追随連動し
ながら、上下駆動する。１２は上フレームで上部
のインナープレス１０、アウタープレス９を支持
し、アツプライト１３によつて下盤７に連結さ
れ、プレスの架構を構成する。１４は各プレス引
戻用の油圧源のアキユムレータで、油路１５を通
じてアウタープレス９を、油路１６を通じてイン
ナープレスを、油路１７を通じて下部プレス１１
をそれぞれ加圧側の油圧を作動させない限り引き
戻しておくものであり、１８，１９，２０はそれ
ぞれアウタープレス９、インナープレス１０、下
部プレス１１の加圧側油路を示す。
型５ｃ，５′ｃが穿たれてある。この実施例の加
圧機は複動プレスであるが、それに加えてインナ
ープレスに対向してこれに追随連動する下部プレ
スを装備する。この外通常製品をノツクアウトす
るためのエジエクターを装備するのであるがこの
説明では省略する。７はプレスの下盤で金型３を
支える。８はプレスのアウタースライドで、これ
に金型３′を取付け、アウタープレス９によつて
上下に駆動される。１０はインナープレスで、親
板６′を介してポンチ５′を駆動するのであるが、
ポンチ５′の金型３′に対するストローク以上のス
トロークはアウタープレス９によつて駆動され、
行動を共にする。１１は下部プレスで親板６を介
してポンチ５をインナープレス１０に追随連動し
ながら、上下駆動する。１２は上フレームで上部
のインナープレス１０、アウタープレス９を支持
し、アツプライト１３によつて下盤７に連結さ
れ、プレスの架構を構成する。１４は各プレス引
戻用の油圧源のアキユムレータで、油路１５を通
じてアウタープレス９を、油路１６を通じてイン
ナープレスを、油路１７を通じて下部プレス１１
をそれぞれ加圧側の油圧を作動させない限り引き
戻しておくものであり、１８，１９，２０はそれ
ぞれアウタープレス９、インナープレス１０、下
部プレス１１の加圧側油路を示す。
いま、本発明にかかわる閉塞鍛造法によつて、
クランクシヤフトを成形する作用をこの実施例に
ついて説明する。まず、第２図及び第３図に示す
製品に対し第１図に示す如き形状に材料を予備成
形する。これを第６図及び第８図に示す如く開い
た金型３，３′の間に供給する。このときポンチ
５，５′は上下に拡げられた状態にある。次にア
ウタープレス９に加圧を命じると、上の金型３′
はポンチ５′を保持したまま下降して第７図に示
すように金型３′は金型３に互の型割面で密着
し、押しつけられて停止する。このとき材料１は
型空洞４内におさまり、型割面にはみ出すことの
無いようにする。引き続いて、インナープレス１
０と下部プレス１１に加圧を命じると、ポンチ
５′，５は材料１ｃのその部分を押しのけながら
進入し、ポンチ先端の型５′ｃ，５ｃにはさまれ
て残つた材料はクランクピン２ｃとなり、押しの
けられた材料はクランクアーム２ｂや、クランク
軸２ａ，２ｆ等の材料の不足分を補い、これら部
分の型空洞４を充満させて、クランクシヤフト全
体の成形を完成せしめる。その最後の状態を第９
図、第１０図に示す。このときポンチ５，５′の
進入によつて発生する材料１の内圧によつて、材
料１が型空洞４を埋めるのであるが、その圧力は
また金型３，３′を押し開こうとする力もなくな
るが、アウタープレス９によりこの力に耐える。
クランクシヤフトを成形する作用をこの実施例に
ついて説明する。まず、第２図及び第３図に示す
製品に対し第１図に示す如き形状に材料を予備成
形する。これを第６図及び第８図に示す如く開い
た金型３，３′の間に供給する。このときポンチ
５，５′は上下に拡げられた状態にある。次にア
ウタープレス９に加圧を命じると、上の金型３′
はポンチ５′を保持したまま下降して第７図に示
すように金型３′は金型３に互の型割面で密着
し、押しつけられて停止する。このとき材料１は
型空洞４内におさまり、型割面にはみ出すことの
無いようにする。引き続いて、インナープレス１
０と下部プレス１１に加圧を命じると、ポンチ
５′，５は材料１ｃのその部分を押しのけながら
進入し、ポンチ先端の型５′ｃ，５ｃにはさまれ
て残つた材料はクランクピン２ｃとなり、押しの
けられた材料はクランクアーム２ｂや、クランク
軸２ａ，２ｆ等の材料の不足分を補い、これら部
分の型空洞４を充満させて、クランクシヤフト全
体の成形を完成せしめる。その最後の状態を第９
図、第１０図に示す。このときポンチ５，５′の
進入によつて発生する材料１の内圧によつて、材
料１が型空洞４を埋めるのであるが、その圧力は
また金型３，３′を押し開こうとする力もなくな
るが、アウタープレス９によりこの力に耐える。
この実施例は竪形の複動プレスによるものであ
るが、横形にして、左右両方共複動プレスの相打
ち式としても可能であるし、また液圧プレスは勿
論クランク式などの機械プレスを使用することも
容易に可能であることはあきらかである。
るが、横形にして、左右両方共複動プレスの相打
ち式としても可能であるし、また液圧プレスは勿
論クランク式などの機械プレスを使用することも
容易に可能であることはあきらかである。
図面は本発明に関する一実施例について示すも
ので第１図は予備成形された材料の形状図、第２
図はその鍛造完成品の形状図、第３図は第２図の
側面断面図、第４図は金型の型割面の平面図、第
５図は本発明を使用したプレスの概略正面図、第
６図、第７図、第９図は材料供給から閉塞鍛造完
了までの作動経過を示す各正面断面図、第８図は
第６図の側面断面図、第１０図は第９図の側面断
面図である。 １は材料、１ａ，１ｆはクランク軸部、１ｃは
クランクピン及びクランクアームに変形する部
分、２は製品、２ａ，２ｆはクランク軸、２ｂは
クランクアーム、２ｃはクランクピン、２ｄ，２
ｅはバリ、３，３′は金型、４は型空洞、５，
５′はポンチ、６，６′は親板、７は下盤、８はア
ウタースライド、９はアウタープレス、１０はイ
ンナープレス、１１は下部プレス、１２は上フレ
ーム、１３はアツプライト、１４はアキユムレー
タ、１５，１６，１７は油路、１８，１９，２０
は加圧側油路、。
ので第１図は予備成形された材料の形状図、第２
図はその鍛造完成品の形状図、第３図は第２図の
側面断面図、第４図は金型の型割面の平面図、第
５図は本発明を使用したプレスの概略正面図、第
６図、第７図、第９図は材料供給から閉塞鍛造完
了までの作動経過を示す各正面断面図、第８図は
第６図の側面断面図、第１０図は第９図の側面断
面図である。 １は材料、１ａ，１ｆはクランク軸部、１ｃは
クランクピン及びクランクアームに変形する部
分、２は製品、２ａ，２ｆはクランク軸、２ｂは
クランクアーム、２ｃはクランクピン、２ｄ，２
ｅはバリ、３，３′は金型、４は型空洞、５，
５′はポンチ、６，６′は親板、７は下盤、８はア
ウタースライド、９はアウタープレス、１０はイ
ンナープレス、１１は下部プレス、１２は上フレ
ーム、１３はアツプライト、１４はアキユムレー
タ、１５，１６，１７は油路、１８，１９，２０
は加圧側油路、。
Claims (1)
- １ 金型に、先端がクランクピン造形の型となつ
ているポンチをクランクピン部においてラジアル
方向に摺動可能に装備し、そのポンチが拡がつた
状態で金型に材料を供給し、金型を閉塞する。そ
して、上記のポンチを進入せしめることによつ
て、クランクピン部を成型すると共に、その部分
の材料の余肉をクランクアーム及びクランク軸部
に向つて移動せしめ、これらの部分の型空洞に対
する材料の不足分を補充充満せしめることを特徴
とするクランクシヤフトの閉塞鍛造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14019778A JPS5568148A (en) | 1978-11-13 | 1978-11-13 | Closed forging method of crankshaft |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14019778A JPS5568148A (en) | 1978-11-13 | 1978-11-13 | Closed forging method of crankshaft |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5568148A JPS5568148A (en) | 1980-05-22 |
| JPS6141652B2 true JPS6141652B2 (ja) | 1986-09-17 |
Family
ID=15263161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14019778A Granted JPS5568148A (en) | 1978-11-13 | 1978-11-13 | Closed forging method of crankshaft |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5568148A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5768239A (en) * | 1980-10-11 | 1982-04-26 | Kobe Steel Ltd | Manufacturing device of crank arm for welded crank shaft |
| JPS60174231A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-07 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 機械液圧式複動プレス |
| JPS62123340U (ja) * | 1986-12-04 | 1987-08-05 | ||
| SE527874C2 (sv) | 2004-11-23 | 2006-07-04 | Scania Cv Ab | Vevaxel och förfarande för att tillverka en sådan vevaxel |
| DE102007002826B4 (de) * | 2007-01-19 | 2008-10-30 | Audi Ag | Verfahren zum Schmieden oder Gießen einer Welle, sowie eine geschmiedete oder gegossene Welle |
| CN101823116A (zh) * | 2010-05-11 | 2010-09-08 | 林素伟 | 一种挖掘机发动机曲轴的锻造工艺 |
-
1978
- 1978-11-13 JP JP14019778A patent/JPS5568148A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5568148A (en) | 1980-05-22 |
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