JPS6141129Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6141129Y2
JPS6141129Y2 JP13768482U JP13768482U JPS6141129Y2 JP S6141129 Y2 JPS6141129 Y2 JP S6141129Y2 JP 13768482 U JP13768482 U JP 13768482U JP 13768482 U JP13768482 U JP 13768482U JP S6141129 Y2 JPS6141129 Y2 JP S6141129Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
ion etching
magnetic head
gap
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13768482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5914128U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13768482U priority Critical patent/JPS5914128U/ja
Publication of JPS5914128U publication Critical patent/JPS5914128U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6141129Y2 publication Critical patent/JPS6141129Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、浮上面をイオンエツチング加工した
高性能の磁気ヘツドに関するものである。
従来例の磁気ヘツドとして例えば第1図に示す
ようなモノリシツク形が知られている。同図に於
いて、1はスライダ浮上面幅、2はコアトラツク
幅、3はUコア部、4はギヤツプ部である。しか
し、スライダ浮上面幅1及びコアトラツク幅2は
研削で形成する為、精度を高くすることが困難で
製造歩留りが低い欠点があつた。また、加工時の
強度的理由により20μm程度以下の幅に加工を行
うことは著しく困難で、狭トラツク幅を得ること
ができない欠点があつた。
本考案者らはこれらの欠点を改善し、加工精度
を高め、歩留りを良くし、また、狭トラツク幅を
得ることを目的としてイオンエツチングにより浮
上面及びトラツク幅の加工を行う磁気ヘツドの製
造方法を提案した。(特開昭51−114111号公報参
照。)第2図はこの方法で作られた磁気ヘツドを
示す。また、本考案者らは特開昭51−114111号公
報の発明を更に改良し、磁気ヘツドの浮上量を低
下させるための溝をイオンエツチング部に形成す
る磁気ヘツドの製造方法を提案した。(特開昭53
−37406号公報参照。)第3図はこの方法で作られ
た磁気ヘツドを示し、第2図,第3図において第
1図と同一符号は同一の名称部分である。
機械加工ヘツドにおいては、スライダ部とUコ
ア部を融着した後、機械的研削によつて第1図に
示す如き形状に加工するが、通常トラツク幅は30
μm以上、Uコア部の最大幅は500μm程度と幅
が広いので、動作領域(センターレール)の両側
にギヤツプを生じないよう構成できる。一方第2
図及び第3図に示すイオンエツチングヘツドにお
いてはスライダ部とUコア部を融着し、その表面
に必要なマスキングを行い、イオンエツチングに
よつてトラツク幅と浮上面の加工を行うのである
が、Uコア部材はマスク合せの精度上、トラツク
幅の数倍以上の幅を必要とする。従つてイオンエ
ツチングヘツドにおけるUコア部はスライダ部の
浮上面と同一平面を必ず有し、動作領域の両側の
その部分に必ずギヤツプ部を生ずることになる。
イオンエツチングヘツドは、上述したように機
械加工ヘツドの欠点を改善し、加工精度を高め、
歩留りを良くし、数μm以下の狭トラツク幅を可
能にしたものであるが、動作領域のギヤツプ部の
ために次のような欠点を生ずる。すなわち、第3
図の丸印部分を拡大した第4図に示すように、イ
オンエツチングされた部分のギヤツプ部4aを通
過する漏洩磁束5が存在することにより、従来の
機械加工ヘツドに比較してインダクタンスが大き
いと云う欠点があり、また、被イオンエツチング
部分に於けるギヤツプ部4aにより、記録媒体上
に信号が記録或は再生されてそれがノイズとなる
と共に、実際の動作領域のギヤツプ部4を通過す
る磁束が低減することにより、それを防止するに
はイオンエツチング量を少なくとも4μm以上と
しなければならず、加工コストが嵩むと云う欠点
があつた。
本考案は、イオンエツチングヘツドの前述の如
き欠点を改善したもので、その目的は簡単な構成
により、被イオンエツチング部分のギヤツプ部の
影響を除くことにある。以下実施例について詳細
に説明する。
第5図は本考案の実施例の説明用斜視図であ
り、11はスライダ浮上面幅、12はコアトラツ
ク幅、13はUコア部、14はギヤツプ部、15
は被イオンエツチング部分の幅、16は浮上量低
減用の溝である。
第6図は第5図の丸印内の拡大図を示し、動作
領域のギヤツプ部14の両側の被イオンエツチン
グ部分の鎖線で示すギヤツプ部14aに溝17を
形成したものである。従つて第4図について説明
したような漏洩磁束が著しく低減されることにな
り、それによつてインダクタンスが小さくなると
共にノイズも減少し、第2図〜第4図について説
明したイオンエツチング加工ヘツドに比較して、
イオンエツチング量を少なくしても、高精度且つ
高感度の磁気ヘツドを提供することができること
になる。
第7図は本考案の実施例をa、従来例のイオン
エツチング加工ヘツドをb、従来例の機械加工ヘ
ツドをcとした特性の比較図であり、本考案の実
施例aのイオンエツチング量は2μm、ギヤツプ
部14aの溝17の幅及び深さはそれぞれ10μm
でこの溝17はレーザ加工により形成した。ま
た、従来例のイオンエツチング加工ヘツドbはイ
オンエツチング量を本考案の実施例aの2倍の4
μmとした。又インダクタンスLは20ターンで
0.5MHzに於ける値(μH)を示し、再生出力E0
は、33.6m/secの速度に於ける尖頭値(mVpp
を示す。又クロストークC〔dB〕はトラツク幅
相当分オフトラツクした場合の出力減衰比を示
す。
この第7図に示すように、本考案の実施例a
は、従来例のイオンエツチング加工ヘツドbに比
較してインダクタンスLは約21%小さくなつてい
る。但し機械加工ヘツドcに比較して大きいが、
これは溝17の深さや長さ等を制御することによ
り、更にインダクタンスの低減を図ることができ
るもので、機械加工ヘツドcに対して同等程度の
インダクタンスとすることも可能である。また、
本考案の実施例aの再生出力E0は機械加工ヘツ
ドcよりもむしろ高くなつており、磁束効率は従
来のイオンエツチング加工ヘツドと少なくとも同
等以上である。
また、クロクトークCは、本考案の実施例aで
は機械加工ヘツドcと同等以上であり、従来のイ
オンエツチング加工ヘツドbよりも約13dB改善
されている。
また、前歴量O/W〔dB〕について、機械加
工ヘツドcと同等以上で、従来のイオンエツチン
グ加工ヘツドbより優れている。
以上説明したように、本考案は、被イオンエツ
チング部分のギヤツプ部14aに簡単な加工によ
りそのギヤツプ部14aより大きい溝17を形成
したことによつて、ギヤツプ部14aを通る磁束
を減少させることができ、それによつてインダク
タンスの低減並びにS/Nの向上を図ることがで
きる。従つて、従来のイオンエツチング加工ヘツ
ドに比較して、イオンエツチング量を少なくして
も、それと同等以上の特性を得ることができ、更
にイオンエツチング量を従来のイオンエツチング
ヘツドと同程度にすれば、磁気ヘツドの特性を大
幅に向上することができることになる。
すなわち、本考案の簡単な構成により、従来の
イオンエツチングヘツドの長所である高精度,高
歩留り,狭トラツク幅化を生かしながら諸特性を
改善し、再生出力,クロストーク,前歴量におい
ては機械加工ヘツドをも上廻り、インダクタンス
も機械加工ヘツドと同等程度のものを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモノリシツク形の磁気ヘツドの
斜視図、第2図は従来のイオンエツチング加工ヘ
ツドの斜視図、第3図は従来の浮上量低減用溝を
形成したイオンエツチング加工の斜視図、第4図
は第3図の丸印の部分の拡大図、第5図は本考案
の実施例の斜視図、第6図は第5図の丸印の部分
の拡大図、第7図は性能比較図である。 11はスライダ浮上面幅、12はコアトラツク
幅、13はUコア部、14,14aはギヤツプ
部、15は被イオンエツチング部分の幅、16は
浮上量低減用溝、17は被イオンエツチング部分
のギヤツプ部に形成した溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浮上の機能を発生せしむるスライダ部と、記録
    再生のための巻線を施すためのU形コア部と、該
    スライダ部と該U形コア部をガラス材などを介し
    て密着してなる記録再生ギヤツプ部を有し、か
    つ、浮上面およびセンターレール以外の部位をイ
    オンエツチング加工によつて一定深さ除去されて
    形成された磁気ヘツドにおいて、前記センターレ
    ールの両側の一定深さ除去されたる部位に残存せ
    るギヤツプ部に、該ギヤツプ部より大きい溝を形
    成したことを特徴とする磁気ヘツド。
JP13768482U 1982-09-13 1982-09-13 磁気ヘツド Granted JPS5914128U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13768482U JPS5914128U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 磁気ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13768482U JPS5914128U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 磁気ヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5914128U JPS5914128U (ja) 1984-01-28
JPS6141129Y2 true JPS6141129Y2 (ja) 1986-11-22

Family

ID=30309175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13768482U Granted JPS5914128U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 磁気ヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5914128U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5914128U (ja) 1984-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0719347B2 (ja) 固定磁気ディスク装置用コアスライダの製造法
JPS6141129Y2 (ja)
US4811146A (en) Composite magnetic head
KR930001147B1 (ko) 자기헤드의 제조방법
JPS61151827A (ja) 浮上型磁気ヘツド
JPS632986Y2 (ja)
JPS6143763B2 (ja)
JPH079204Y2 (ja) 磁気ヘツド
JPS63152015A (ja) 磁気ヘツドスライダ
JPH0690776B2 (ja) 磁気ヘツド
JPS5912761Y2 (ja) 磁気ヘツド
JP2594168B2 (ja) 浮動型磁気ヘッド
JPS5812121A (ja) 磁気ヘツド
JPH06139540A (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH01158608A (ja) 浮動型磁気ヘッド
JPH01260606A (ja) 浮動型磁気ヘッド
JPH03224108A (ja) 磁気ヘッド
JPH10269522A (ja) 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法
JPS6356807A (ja) 磁気ヘツドの製造方法
JPH0438617A (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPS6122407A (ja) 磁気ヘツド
JPH05242622A (ja) 磁気ヘッドスライダ及び磁気ヘッドスライダの製造方法
JPH05290351A (ja) 浮動型磁気ヘッド
JPH04245006A (ja) ハードディスク用磁気ヘッド
JPS6050707A (ja) 合金型磁気ヘツド