JPS6141012B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は作成された手書き文章を、全面的に人
手による方法あるいは一部人手介入による方法に
よつて、迅速、正確に文字コードによる文章に変
換することができる文書入出力装置の文字デイス
プレイ表示方式に関するものである。

（背景技術） 従来のキーボードデイスプレイ装置を第１図に
示す。第１図において、１はデイスプレイ、２は
イメージコード制御回路、３は簡易デジタイザ端
末、４はコンピユータインターフエース回路、５
はキーボード、６はカーソル指示端末、７はプリ
ンタ端末の如く構成されている。キーボード５か
ら入力された文字（英数字、カナ、ひらがな、漢
字を含む）及びコンピユータインターフエイス回
路４を介してキーボードデイスプレイ装置に入力
されたコンピユータ出力からの情報は、カーソル
指示端末６で指定される所定のデイスプレイ文字
行、文字列に表示される。一方、簡易デジタイザ
端末３より入力されるオンライン手書き図形は、
デジタイザ全面がデイスプレイ全面と対応してお
り、文字行、文字列による指定ではなくデイスプ
レイ画面を見ながら図形等を画いていくものであ
る。

従つて、従来のキーボードデイスプレイ装置で
は、イメージコードの取扱いとしてオンライン手
書き図形の範囲であり、別途作成された手書き文
章をイメージコードによる文字として入力し、そ
れをデイスプレイの文字行、文字列に対応して表
示するごとき機能を持つていない。又、イメージ
コードによる文字と同一文章の文字コードによる
文字とを同一デイスプレイに対比して表示できる
デイスプレイ制御機能を持つていない等の欠点が
あつた。

更に、全ての入出力情報のデイスプレイ制御を
ただ１つのデイスプレイ制御回路で実行している
ので、これら入出力情報の同時処理が出来ない等
の欠点があつた。

（発明の課題） 本発明の目的はこれらの欠点を解消するため、
原文である手書き文章と、その原文を人手で文字
コード化した文章あるいは文字認識装置により文
字コード化した文章とを同一デイスプレイに対比
させて表示するもので、イメージコードの表示制
御及び文字コードの表示制御のために各々独立し
た同時制御の可能な制御回路が設けられる。以下
図面により説明する。

（発明の構成および作用） 第２図は本発明の実施例であつて、１はデイス
プレイ、２はイメージコード制御回路、３は文字
コード制御回路、４はイメージ入力インターフエ
ース回路、５はコンピユータインターフエイス回
路、６はカーソル指示端末、７はプリンタ端末、
８は共通制御回路、９はキーボードである。

イメージ入力インターフエース回路４から入力
された手書き文章は、バツフアメモリ、デイスプ
レイコントロールからなるデイスプレイ制御回路
２に蓄積され、改行等のイメージ制御がなされデ
イスプレイ１の奇数文字に手書き文字の相似形で
表示される。

この表示された文章を目視し、そのとおりにキ
ーボード９を打鍵し、文字コードを入力すると、
その文字コードは、バツフアメモリ、キヤラクタ
ジエネレータ、デイスプレイコントロールからな
る文字コード制御回路３に蓄積され、制御されデ
イスプレイ１の偶数文字行に順次表示される。

この場合、奇数文字行とその下段である偶数文
字行の文字との文字列における対応する位置関係
にする等の制御はキーボード９からのコマンドを
共通制御回路８が解読し、各々のデイスプレイ制
御回路を制御する。手書き文章が正しい文字コー
ドに変換されたかどうかを確認するには、対応す
る奇数文字行と偶数文字行とを目視で照合し、も
し違いがあれば、カーソル指示端末６からその箇
所を指摘し、キーボード９から正しい文字コード
を入力するこによつて修正していく。このように
して正しく作成された文字コードは文字コード制
御回路３からコンピユータインターフエイス回路
５を介してコンピユータ等へ出力する。ハードコ
ピーが必要であれば、キーボード９からのコマン
ドを共通制御回路８が解読し、文字コード制御回
路を制御し、プリンタ７にデイスプレイ１の内容
を出力する。

もう一つの動作としては、イメージ入力インタ
ーフエース回路４から入力された手書き文章は前
述のとおりデイスプレイ１の奇数文字行に表示
し、一方、同一手書き文章が文字認識装置を介し
て文字コードに自動的に変換されてコンピユータ
インターフエイス回路５から入力される場合があ
る。これら文字コードを文字コード制御回路３で
蓄積し、デイスプレイコントロールにより偶数文
字行に表示する。自動的に変換された文字コード
が完全なものであるかどうかは、照合以降の動作
については前述と同様である。

以上説明したように、実施例では、まず、イメ
ージ入力インターフエース回路とコンピユータイ
ンターフエイス回路を有しておりフアクシミリ端
末、あるいはフアクシミリ交換機、文字認識装置
あるいはコンピユータとの接続が可能であること
から、距離の離れたところで手書き文章が作成さ
れたり、文字認識されても回線を経由して、これ
らを本装置で集中入力する利点がある。又、本装
置で得られた完全な文字コード文章をさらに各種
処理が可能なようにコンピユータへ出力すること
が出来る。

次に文字コードに変換する方法として、デイス
プレイに表示されている手書きイメージコード文
章を目視し、そのとおりにキーボードを打鍵した
結果文字コード化され表示される手段と原文であ
る手書きイメージコード文章を文字認識装置を介
して認識率の許される範囲で文字コード化された
ものを入力しデイスプレイ表示される手段を有し
ているので、原文の複雑さの程度、量によつてど
ちらか適した手段を取ることができる利点があ
る。

更にデイスプレイ表示方法として、同一デイス
プレイの隣接する文字行に原文である手書きイメ
ージコード文章とそれを文字コードに変換した文
章とを対比して表示しているので、目視照合によ
り、原文が正しく文字コードに変換されたかどう
かを容易に、迅速に、正確に確認することができ
る利点がある。誤りがあれば、その箇所をカーソ
ル指示端末で指摘し、キーボードから正しい文字
コードを入力することができ、原文と同一内容に
なるまでデイスプレイ表示を見て修正していくこ
とができる。特に文字認識装置を介した場合は、
現在の文字認識率は技術的難易さから100％でな
く、人手介入による補完機能装置としても利点が
ある。

イメージコードによる文字と、文字コードによ
る文字とをそれぞれ独立のデイスプレイ制御回路
で制御していることから、これら入出力情報に対
して同時処理が可能であり、処理スピードを改善
することができる。又コンピユータインターフエ
ース回路、カーソル指定及びプリント出力等は、
文字コードにのみ係るものであるから、文字コー
ド制御回路の範囲内で実現できる。このように機
能追加等もどちらかの制御回路で経済的に実現で
きる利点がある。

（発明の効果） 例えば、オフイスにおいて、各担当者が作成し
た手書き文章をローカルネツトワークを介してワ
ードプロセツシングセンタ又は職場単位等で集中
して人手で完全な文字コード文章に変換する場合
に、変換機能を持つた文書入出力装置として利用
することができる。このように文章を常に文字コ
ード化して取扱うことは、手書き文章のままのイ
メージ情報に比較して、蓄積する場合にはメモリ
容量が少なくて済むこと、編集処理等が容易にな
ること、伝送速度が速くなること等から文書処理
の面からのオフイスオートメーシヨンの実現の上
に特に有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のキーボードデイスプレイ装置の
ブロツク図、第２図は本発明による文書入出力装
置のブロツク図である。 １…デイスプレイ、２…イメージコード制御回
路、３…文字コード制御回路、４…イメージ入力
インターフエース回路、５…コンピユータインタ
ーフエース回路、６…カーソル指示端末、７…プ
リンタ端末、８…共通制御回路、９…キーボー
ド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 原稿上の手書き文字を光学的に読取つてその
   イメージをスクリーンの第１の行又は列に表示
   し、第１の行又は列に隣接する第２の行又は列
   に、第１の行又は列の１文字毎に目視してキーボ
   ード入力により入力した文字コードによる文字を
   表示するキーボードデイスプレイ装置において、
   イメージのスクリーンへの表示を制御するイメー
   ジコード制御回路と、文字コードによる文字のス
   クリーンへの表示を制御する文字コード制御回路
   とが設けられ、両制御回路の同時処理が行われる
   ことを特徴とするキーボードデイスプレイ装置。