JPS6140813Y2 - - Google Patents

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JPS6140813Y2
JPS6140813Y2 JP7478280U JP7478280U JPS6140813Y2 JP S6140813 Y2 JPS6140813 Y2 JP S6140813Y2 JP 7478280 U JP7478280 U JP 7478280U JP 7478280 U JP7478280 U JP 7478280U JP S6140813 Y2 JPS6140813 Y2 JP S6140813Y2
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heat
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JP7478280U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築、構築物の外壁、特に乾式工法と
言われる雄、雌型の連結部を有する外装材を用い
てなる外壁に対し、防火、断熱構造を具備せしめ
た外壁の防火断熱構造に関する。
住宅においては、従来から人命にかかわる防火
性能が最も重要な条件であり、法的にも種々の規
定がある。例えば指定地域においては防火構造と
しなければならない等がある。また、最近は省エ
ネルギーの関係から断熱性がとみに要求されてい
る。さらに断熱性と調湿性が部材の寿命、特に腐
食との関係で大きくクローズアツプされてきてい
る。しかしながら、例えばガラスウールを芯材と
した金属サイデイング材、石膏ボードを芯材とし
たサイデイング材または窯業系のサイデイング材
のみを胴縁上に施工した外壁構造では、防火構造
(外壁)に合格することが非常に困難であつた。
すなわち、試験法としてはJIS−A1301号の屋外
2級(木造下地)であり合格基準としては○イ防火
上有害と認められる変形、破壊、脱落などを生じ
ないこと、○ロ防火上有害と認められる発炎をしな
いこと、○ハ試験終了後30秒以上の残炎がなく、か
つ1分以上火気が残存しないこと、○ニ裏面温度が
260℃をきえないこと。ただし、装置金物などが
接触する局部的な木造部材については実際の着火
がなければよい。○ホ試験体のいずれの部分も裏面
に達する着火がないこと等である。ところが、従
来のこの種サイデイング材では、前記した○ハ、○ニ
および○ホの条件を満足せしめることが難しかつ
た。そこで例えば胴縁上に石膏ボードを全面に固
着し、その上にこの種サイデイング材を固設して
合格した防火構造、所謂、個別認定された、ある
いは通則認定された構造も存在する。しかしなが
ら、これらの構造はいずれも石膏ボードを外壁下
地の全面に固設する大変な作業とコストアツプを
招くものであり、しかも湿気が内部に滞留し、結
露となつて石膏ボードをわずかずつ溶解し、アル
カリ性分を周囲に漏洩させ、釘等を腐食し、結合
力を低下する等の欠点があつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、サイ
デイング材と下地の間において、特にサイデイン
グ材相互の連結部部分の適宜領域にのみ前記した
○イ〜○ホの条件を満たすようなスペーサを介在させ
ることによつて、断熱性と空気層形成による調湿
性を具備せしめると共に、所期の防火性能を発揮
する外壁の防火断熱構造を提案する。
以下に、図面を用いて本考案に係る外壁の防火
断熱構造について詳細に説明する。第1図は上記
構造の一実施例を示す斜視図であり、図において
1は外装材で、例えば第2図a〜eに示す雄、雌
型連結構造の外装材からなる。すなわち、a図は
金属板等の硬質基板Aを成形し、雄型連結部B、
雌型連結部C、断熱材Dおよび裏面材Eとからな
る外装材1である。なお、断熱材Dとしては鉱物
繊維(ガラス繊維、ロツクウール、アスベス
ト)、高熱下で炭化層を形成する。例えばフエノ
ールフオーム、ポリイソシアヌレートフオーム、
難燃剤入りの合成樹脂発泡体、パーライト板、発
泡石膏板(現場注入)等である。b図は石膏ボー
ドD′を用いた外装材1、c図は裏面材Eをアス
ベスト紙とアルミニウム箔をラミネートしたシー
トを用いた外装材1、d図はフエノールシートを
張設した外装材1である。さらに、e図は無機質
材からなる外装材1で、雄型連結部B、雌型連結
部Cを段面構造とした外装材1である。2はスペ
ーサで断熱性および不燃性あるいは準不燃材程度
の耐熱性を有する。例えば石膏ボード、ロツクウ
ール、発泡石膏、パーライト板、フエノールフオ
ーム、ポリイソシアヌレートフオーム、塩化ビニ
ルフオームまたは合成軸脂発泡体に減煙剤(フマ
ル酸等)、難燃剤(テトラブロムエタン、トリス
(マークロルエチル)ホスフエート、リン酸エス
テル、ハロゲン化合物、リン化合物、ビニル化合
物、含リンポリオール、硼砂、メタ硼酸ソーダ、
パーライト粒、バーミキユライト、みようばん、
水和アルミナ)を添加したフオーム等である。ま
た、スペーサ2の大きさは目地部3の幅の少
なくとも1倍以上で、かつ釘等で固設可能な上
に、前記雌型連結部Cの端縁より外側方へ突出し
うるものである。さらに、長さは目地部3の全長
に亘るものであり、その板厚tは5〜30mm位であ
る。その断面形状は平板状あるいは第3図に示す
ように樋状に形成したものである。4は防火発泡
塗料層でありスペーサ2の少なくとも雌型連結部
Cより外方に突出している部分の外装材1側の表
面に約3〜10mmの幅で、1本以上、全長に亘つて
形成するものであり、高温下において発泡膨脹
し、隣接する外装材1の裏面材Eとスペーサ2間
の空隙を閉塞し、連結部における末端部分からの
火災、熱気の侵入を発泡膨脹によりこれらの間隙
を気密化して阻止する。その発泡倍率は約2〜10
倍位である。5は胴縁あるいは下地板(図示せ
ず)の下地であり主柱、間柱(図示せず)に釘等
で固設する。
次に、実施例につき説明する。
まず、外装材1としては第2図aに近似する実
公昭50−895号に示す断面のものを用い、かつそ
の断熱材Dとしてグラスウール(密度96Kg/m3
を用いる。なお、板厚T=15mm、目地幅=5
mmとする。また、スペーサ2としては板厚t=9
mm、大きさ=50mmの石膏ボードを用いる。そ
こで下地5上に外装材1を釘6を介して第1図に
示すように施工する。この外壁構造に対し、JIS
−A−1301−1959の木造下地防火構造試験(屋外
用防火2級)を行なつた。なお、外装材1のカサ
比重は0.32、含水率(%Wt)25、この構造体の
測定結果を下記する。まず、前記○イ〜○ハについて
は異常は全く認められなかつた。○ニについては
M1点で123℃、M2点で115℃、M3点で110℃であ
つた。また前記○ホについては異常が認められかつ
た。さらに、最大たわみは0.6mmであつた。その
他、衝撃試験の結果は裏面に達する亀裂が認めら
れなかつた。従つて、この構造体は前記試験に合
格した。また、この構造の断熱性は前記試験の結
果から明らかなように低い熱伝導率のため、840
℃の加熱を含む30分におよぶ加熱試験に合格した
ものである。さらに、調湿性については、外装材
1と下地5間に空気層7がスペーサ2の介在によ
つて確実に形成されると共に、この空気層7が外
装材1の全背面を流通するように連続的に構成さ
れるため、湿気が滞留することがない。換言すれ
ば、内装材(図示せず)との間には、大きな空気
層が形成され、しかも内、外装間の温度差によつ
て対流が生ずるためである。もちろん、根太部分
に換気口を穿設したりすることも可能である。
上述したように、本考案に係る外壁の防火断熱
構造によれば、外装材の目地部分にのみ小幅のス
ペーサを介在させるだけで防火性、断熱性および
調湿性を改善できる特徴がある。また、施工が従
前に比して容易になつた特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る外壁の防火、断熱構造の
一実施例を示す斜視図、第2図a〜eは上記構造
に使用する外装材の一例を示す説明図、第3図は
スペーサのその他の実施例を示す斜視図である。 1…外装材、2…スペーサ、3…目地部、4…
防火塗料層、M1〜M3…測定点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 胴縁または下地板等の下地の上に雄、雌型の
    嵌挿、あるいは段面構造の連結部を有する外装
    材を用いて形成した外壁において、前記連結部
    の背面と下地間にのみ目地幅以上で、かつ雌型
    連結部端より外側方へ突出し、少なくとも該突
    出した部分の外装材側の表面の端縁に防火発泡
    塗料層を形成した断熱性を有するスペーサを連
    結部に沿つて介在せしめたことを特徴とする外
    壁の防火断熱構造。 (2) スペーサとして石膏ボード、パーライト板、
    繊維強化石膏ボード、高密度鉱物繊維体、高熱
    下で炭素骨格を形成する合成樹脂発泡体、硼
    砂、パーライト粒、メタ硼酸ソーダ等の一種以
    上を添加したプラスチツクフオーム等の一種以
    上からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の外壁の防火断熱構造。
JP7478280U 1980-05-28 1980-05-28 Expired JPS6140813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7478280U JPS6140813Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28

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JP7478280U JPS6140813Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56174614U JPS56174614U (ja) 1981-12-23
JPS6140813Y2 true JPS6140813Y2 (ja) 1986-11-20

Family

ID=29437476

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JP7478280U Expired JPS6140813Y2 (ja) 1980-05-28 1980-05-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08158590A (ja) * 1994-12-07 1996-06-18 Kawasaki Steel Corp 建築用耐火パネル

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JPS56174614U (ja) 1981-12-23

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