JPS6140526Y2 - - Google Patents

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JPS6140526Y2
JPS6140526Y2 JP11757281U JP11757281U JPS6140526Y2 JP S6140526 Y2 JPS6140526 Y2 JP S6140526Y2 JP 11757281 U JP11757281 U JP 11757281U JP 11757281 U JP11757281 U JP 11757281U JP S6140526 Y2 JPS6140526 Y2 JP S6140526Y2
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JP
Japan
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layer
sheet
resin
chloride
vehicle interior
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JP11757281U
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JPS5824334U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車内装部品のドア・トリム、天
井等に使用される、ハードボード、フアイバーボ
ード等の芯材に軟質発泡体を介して設けたポリ塩
化ビニール製シート又はレザー等のシート状物を
高周波接着してなる車両用内装材の改良に関する
ものである。
ハードボード、フアイバーボード等の芯材に、
軟質発泡体の軟質ポリウレタンフオーム等にポリ
塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビ
ニール、ポリアクリル酸エステル等の熱可塑性樹
脂を塗布又は含浸乾燥させたものを介して塩化ビ
ニール製シート又はレザー等のシート状物を高周
波接着してなる車両用内装材は、従来より自動車
内装部品のドア・トリム、天井等に使用されてい
る。
しかし、従来の車両用内装材においては、熱可
塑性樹脂の含浸、塗布量のバラツキがそのまま接
着強度不足になつて、製品の使用される車種、使
用環境条件によつては接着部が浮いて来たりする
問題があつた。そこで、含浸、塗布量のバラツキ
の安全性をみて、熱可塑性樹脂の含浸、塗布量を
高める技術手段も考えられるが、これでは軟質発
泡体の圧縮特性をそこない、本来の材料使用目的
を失う等の難点があつた。
本考案は上記問題を解決するもので、接着部の
接着強度の向上及び安定化を図つて、実用上外観
の不具合がなく、接着部の浮きのないようにした
車両用内装材を提供することを目的とする。
本考案車両用内装材は、ハードボード、フアイ
バーボード等の芯材に塩化ビニリデン80〜90重量
%と塩化ビニール10〜20重量%とからなる共重合
体を塗布乾燥処理した第一層の上に、軟質発泡体
に塩化ビニリデン、塩化ビニール等からなる熱可
塑性樹脂を塗布または含浸乾燥処理した第二層
と、ポリ塩化ビニール製シート、レザー等のシー
ト状物からなる第三層とを順次積層して高周波接
着したことを特徴とする。
本考案において、第一層の芯材はハードボー
ド、フアイバーボード等が使用できる。その芯材
の厚みとしては1〜4mmのものが用いられる。共
重合体は、塩化ビニリデン80〜90重量%と塩化ビ
ニール10〜20重量%とからなり、好ましくは塩化
ビニリデン85重量%と塩化ビニール15重量%とか
らなるものである。この共重合体は、ロールコー
ター等の生産性のよい装置を用いて上記第一層の
上に塗布され、水分を蒸発乾燥処理される。その
塗布量は、第一層の1m2当り80〜100gが好まし
い。
第二層の軟質発泡体としては、軟質ポリウレタ
ンフオーム等が使用できる。その厚さとしては1
〜10mm程度のものが用いられる。熱可塑性樹脂と
しては、塩化ビニリデン、塩化ビニール、酢酸ビ
ニール、アクリル酸エステル等を単独又は混合物
として用いる。軟質発泡体には、上記熱可塑性樹
脂が含浸、塗布されて水分を蒸発乾燥処理して施
される。その塗布量は軟質発泡体1当り20〜40
gが好ましい。
第三層のシート状物としてはポリ塩化ビニール
シート、レザー等が拳げられ、またそのシート状
物の厚さとしては、0.2〜1mm程度のものが用い
られる。
上記第一層の上に第二層を介して第三層を積層
したものは、容易に高周波接着を施すことができ
る。この高周波接着は、通常の方法によつて行わ
れる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
実施例 厚さ2mmの軟質発泡体としてのポリウレタンフ
オームを下記組成の共重合体中に浸漬し、共重合
体を1m2当り60g含浸乾燥させたもの、及び厚さ
2.5mmの芯材としてのハードボードに同様の共重
合体を1m2当り100g塗布乾燥させたもの、並び
にシート状物として厚さ0.35mmのポリ塩化ビニー
ルシートを用い、第1図に示すように、上記ハー
ドボードからなる第一層1の上に、上記ポリウレ
タンフオームからなる第二層2と、ポリ塩化ビニ
ールシートからなる第三層3とを順次積層して、
周波数22〜42Mc/S、通電時間5〜15秒の条件
で高周波接着を施して車両用内装材を得た。第1
図中、4はウエルドパターンである。
樹脂(1)(実施例): 塩化ビニリデン85%と塩化ビニール15%との共
重合体、樹脂濃度50% 樹脂(2)(従来例): 塩化ビニリデン90%とアクリル酸エステル10%
との共重合体、樹脂濃度50% 樹脂(3)(参考例): エチレン酢酸ビニール共重合体(酢酸ビニール
分80%)、樹脂濃度55% 次に、樹脂(1),(2)および(3)を使用した車両用内
装材に80℃、48時間の耐熱試験を行つて、その試
験前後の接着強度を、横軸に試験前後の樹脂の種
類、縦軸にセン断強度(Kg/25mm巾)およびハク
リ強度(Kg/25mm巾)とした関係を第2図に示
す。第2図中、黒丸印はローレツト(凹凸模様)
なしのウエルドパターン、白丸印はローレツトあ
りのウエルドパターンを示す。
第2図に示す如く、80℃、48時間の耐熱試験前
後の接着強度は、樹脂(1)を用いた実施例のものが
高い値を示す。また120℃で30分加熱した後室温
に60分放置する条件を3回くり返すと、樹脂(3)を
用いた参考例のものは接着部の一部が浮いて来
た。
また、樹脂(1)、(2)を使用した車両用内装材に関
して80℃の加熱条件下での接着強度を、横軸に樹
脂(1)、(2)を用いた試料、縦軸にセン断、およびハ
クリ強度(Kg/25mm巾)とした関係を第3図に示
す。第3図中、黒丸印はハクリ強度、白丸印はセ
ン断強度を示し、上下にのびる矢印はそれらの強
度値の範囲を示す。
80℃加熱条件下での接着強度は、第3図の如く
セン断強度、ハクリ強度共にバラツキが大きく樹
脂(1)のものが安定している。
なお、ハードボードに共重合体を塗布させない
場合はすべてのものは、120℃で30分加熱後室温
に60分放置する条件3回くり返すと、接着部がす
べて浮いて来た。
本考案に係る車両用内装材は、以上説明したよ
うな構成であるので、従来の車両用内装材に比べ
て、接着部での接着強度の著しい向上および安定
化を得、製品の使用される車種、通常の使用環境
条件によつても接着部が浮いて来ることがないな
ど外観上の不具合がなく、誠に実用上優れた利点
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案車両用内装材の一例を示す一部
断面図、第2図は各樹脂を用いた車両用内装材の
耐熱試験前後の接着強度の関係を示すグラフ、第
3図は各樹脂を用いた車両用内装材の加熱条件下
での接着強度の関係を示すグラフである。 図中、1……第一層、2……第二層、3……第
三層、4……ウエルドパターン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハードボード、フアイバーボード等の芯材に塩
    化ビニリデン80〜90重量%と塩化ビニール10〜20
    重量%とからなる共重合体を塗布乾燥処理した第
    一層の上に、軟質発泡体に塩化ビニリデン、塩化
    ビニール等からなる熱可塑性樹脂を塗布または含
    浸乾燥処理した第二層と、ポリ塩化ビニール製シ
    ート、レザー等のシート状物からなる第三層とを
    順次積層して高周波接着したことを特徴とする車
    両用内装材。
JP11757281U 1981-08-07 1981-08-07 車両用内装材 Granted JPS5824334U (ja)

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JP11757281U JPS5824334U (ja) 1981-08-07 1981-08-07 車両用内装材

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JP11757281U JPS5824334U (ja) 1981-08-07 1981-08-07 車両用内装材

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Publication Number Publication Date
JPS5824334U JPS5824334U (ja) 1983-02-16
JPS6140526Y2 true JPS6140526Y2 (ja) 1986-11-19

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ID=29911739

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JP11757281U Granted JPS5824334U (ja) 1981-08-07 1981-08-07 車両用内装材

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JPS5824334U (ja) 1983-02-16

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