JPS6140503B2 - - Google Patents

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JPS6140503B2
JPS6140503B2 JP13850077A JP13850077A JPS6140503B2 JP S6140503 B2 JPS6140503 B2 JP S6140503B2 JP 13850077 A JP13850077 A JP 13850077A JP 13850077 A JP13850077 A JP 13850077A JP S6140503 B2 JPS6140503 B2 JP S6140503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank pin
groove
center
crankshaft
stylus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13850077A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5471483A (en
Inventor
Jiro Chiba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP13850077A priority Critical patent/JPS5471483A/ja
Publication of JPS5471483A publication Critical patent/JPS5471483A/ja
Publication of JPS6140503B2 publication Critical patent/JPS6140503B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、クランクピンの径を測定する方法
に関する。
クランクシヤフトのクランクピンの研削を行な
う場合、その径を所定の値に仕上げるため時々径
の測定をうようにしている。この測定においては
真円度を求めるため、あらゆる方向から径を測定
する必要があり、従つて、測定方法が簡単でない
と、能率的に研削作業を行なえなくなる。
本発明はかかる事情に鑑み、上記クランクピン
のあらゆる方向からの径寸法を簡易かつ精度よく
測定することができるクランクピンの径測定方法
を提供しようとするものである。
そのためこの発明によれば、先端にクランクピ
ンを嵌入支持するための断面V字形の溝を備え、
クランクシヤフトの回転に基づく上記クランクピ
ンの移動に伴つて上記溝の中心線に沿つた方向お
よび該方向に直交する方向に運動するワークレス
トを使用している。
そして上記溝の中心線に平行しかつ上記クラン
クシヤフトの中心Oを通る基準線と、該中心Oと
上記クランクピンの中心Aとを結ぶ線分OAとの
なす角θ、上記基準線上における上記溝の底部と
上記中心O間の距離dおよび上記溝の中心線上に
おける該溝の底部と上記クランクピンの周面との
間の距離eとをそれぞれ検出し、下式に基づいて
上記クランクピンの半径rを測定するようにして
いる。
r=C・cosθ−(d+e) ただし、Cは上記線分OAの長さ 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図において、クランクピン1aは連結部材
(図示せず)を介してクランクシヤフト1に連結
されている。クランクシヤフト1は一方の端を軸
受(図示せず)等によつて支持され、また他端に
はモータ(図示せず)が連結されている。研削の
際にはこのモータによりクランクシヤフト1がそ
の軸Oを中心として低速で回転し、更にこの回転
にともなつてクランクピン1aがクランクシヤフ
ト1の中心軸Oを中心にラインで示す軌跡を描
いて低速で回転されるようになつている。クラン
クシヤフト1の近傍にはクランクシヤフト1の中
心Oとクランクピン1aの中心Aとの距離Cより
も十分大きな半径をもつ砥石等の研削工具10
(一部図示)が配されており、研削時にはこの工
具10がクランクシヤフト1の中心Oに向かつて
(矢印X方向に)移動してきてクランクピン1a
の外周面1a′に押し当り、高速で回転して該クラ
ンクピン1aの研削を行なう。この研削工具10
は前記クランクピン1aの軌跡で示した回転運
動にともなつて矢印N,で示す方向に往復移動
し、常にクランクピン1aを接触押圧する状態に
保たれる。
従つて、クランクピン1aがクランクシヤフト
1の中心軸を中心に1回転する毎にその外周面1
a′もひととおり研削工具10と接触することにな
り、クランクピン1aは均一に研削される。
クランクピン1aの前記研削工具が接触する側
の反対側にはV字型の溝3aをもつワークレスト
3が配されている。このワークレスト3はクラン
クシヤフト1の撓みを修正するためのものであ
る。すなわち、クランクシヤフト1には、研削時
に前記研削工具10からクランクピン1aに加え
られる押圧力によつて撓みが生じてしまい、その
状態で研削を行なうと仕上がりの精度が悪くなつ
てしまう。そこで、上記のようにワークレスト3
を配してその溝3aでクランクピン1aを挾み、
該クランクピン1aに対して研削工具10の押圧
力と反対方向(矢印Mで示す)に押圧力を加えて
クランクシヤフト1の撓みを修正するのである。
このワークレスト3は摺動支持部材6およびロツ
ド7を介してアクチユエータ8に接続されてお
り、該アクチユエータ8によつて上記クランクピ
ン1aに対する押圧力が与えられるようになつて
いる。このアクチユエータ8はクランクピン1a
の横軸方向の動きにともなつて伸縮する。また、
ワークレスト3は摺動支持部材6に縦軸方向に摺
動自在に取り付けられている。従つて、はじめに
ワークレスト3をクランクピン1aを挾んだ状態
に設定した後、アクチユエータ8をクランクピン
1aの横軸方向の動きに追従するように伸縮させ
ると、ワークレスト3はクランクピン1aの縦軸
方向の動き(縦軸成分)に追従して摺動支持部材
6に沿つて摺動し、該クランクピン1aに対して
常に押圧力を加えている状態に保たれる。
ところで、ワークレスト3の溝3aは、その中
心線が、上記摺動支持部材6の長手方向軸線
に直交している。そして、この溝3aは前述のよ
うにV字型をなしているため、クランクピン1a
がこの溝3aに挾み込まれる深さはその径の大き
さによつて変化する。すなわち径が小さい場合は
溝3aに深く入り込み、また大きい場合は浅く入
り込む。そこで、この実施例においてはこの溝3
aの底面3a′からクランクピン1aの外周面1
a′までの距離(図中eで示す)を検出し、その検
出値にもとづいてクランクピン1aの径を求める
ようにしている。
第1図においてワークレスト3の溝3aの底面
3a′内部に設けられている差動トランス4、およ
び該差動トランス4内にワークレスト3の押圧方
向(矢印M)と平行に摺動可能に設けられている
スタイラス5は、上記溝3aの中心線上に位
置されており、上記底面3a′から外周面1a′まで
の距離eを検出するために使用される。このスタ
イラス5にはバネ等(図示せず)によつて、クラ
ンクピン1aの中心A方向に向かつて伸びようと
する力が加わつている。またこのスタイラス5に
は鉄片5aが固設されている。従つてクランクピ
ン1aの径の大きさに応じてスタイラス5は伸縮
し、これによつて鉄片5aが差動トランス4内を
移動するため、該差動トランス4からはこの変位
に応じた検出信号が得られる。
この実施例においては、クランクピン1aの真
円度を以下のようにして測定している。すなわ
ち、研削工具10をクランクピン1aから離して
クランクピン1aをクランクシヤフト1の中心O
を中心に低速で回転させる。またこのときアクチ
ユエータ8を同期動作させてワークレスト3もこ
のピン1aの回転に追従させる。このようにする
ことによつて、クランクピン1aが1回転すると
スタイラス5もその外周面1a′とひととおり接触
することになり、従つて差動トランス4の出力信
号の変化を見れば、該クランクピン1aの真円度
を調べることができる。
また、この実施例においてはクランクピン1a
の外周面1a′においてスタイラス5が接触してい
る点における該クランクピン1aの半径(図中r
で示す)を以下のようにして求めるようにしてい
る。
第1図においてクランクピン1aの半径rは、
クランクシヤフト1の中心Oを座標中心とし、こ
の座標中心を通り上記溝3aの中心線に平行
する線分をX軸とする座標系を設定した場合、ク
ランクピン1aの中心AのX軸座標位置fから、
前記スタイラス5によつて求まる距離e、つま
り、上記溝3aの中心線上における該溝3a
の底面3a′とクランクピン1aの周面1a′との間
の距離eと、中心Oを座標中心とした場合の上記
溝3aの底面3a′のX軸座標位置dを引くことに
よつて求められる。すなわち半径rは下記(1)式に
より求めることができる。
r=f−(e+d) …(1) ここで、上記クランクシヤフト1の中心Oとク
ランクピン1aの中心Aとの距離Cは予めわかつ
ているものであるので、クランクピン1aの中心
AのX軸座標fは下記(2)式のようにクランクシヤ
フト1の回転角度(図中θで示す)より求められ
る。
f=C・cosθ 従つて前記(1)式は下記(3)式のように書換えられ
る。
r=C・cosθ−(e+d) …(3) ところで、第1図は示さなかつたが、クランク
シヤフト1には回転角度検出器が取り付けられて
おり、上記回転角度θの検出を行なうようになつ
ている。また、摺動支持部材6にはロツド16を
介して位置検出器17が取付けられており、上記
位置dの検出を行なうようになつている。
この実施例においてはクランクピン1aの半径
を以上のようにして求めるようにしている。
ところで通常は研削と真円度および径の測定と
同時に行なうことはない。そこで本発明において
は、差動トランス4およびスタイラス5の部分を
第2図に示すような構造にして、研削時にはスタ
イラス5の先端をクランクピン1aの周面1a′か
ら退避させるようにしている。
すなわち、スタイラス5のクランクピン1aと
接触しないほうの端部には磁性体15を設け、ま
た、ワークレスト3内には上記スタイラス5の奥
にコイル12をうめ込む。このコイル12には凹
部12aが設けられており、コイル12が励磁さ
れると上記磁性体15はこの凹部12a内に吸引
されるようになつている。上記スタイラス5には
ストツパ5bが固設されており、差動トランス4
とコイル12との間の空間内を移動し得るように
なつている。上記コイル12とストツパ15との
間にはバネ11が設けられており、前記コイル1
2の吸引力とは反対方向に伸張力が働くようにな
つている。以上のような構成にて、研削時にはス
イツチ13を投入して電源14をコイル12に供
給し、これを励磁して磁性体15をコイル12の
溝12aに吸引する。これによりスタイラス5は
差動トランス4内に引き込まれる。こうしてスタ
イラス5をクランクピン1aから遠ざけて該スタ
イラス5の摩耗損傷を碧ぐ。測定時はコイル12
を非励磁にして磁性体15に加わつている吸引力
を解除する。従つてスタイラス5はバネ11の力
によつて差動トランス4から押し出されてクラン
クピン1aに接触するようになる。尚、スタイラ
ス5の突出量はストツパ5bによつて規制される
ようになつており、ストツパ5bが差動トランス
4に当接した状態においてスタイラス5の磁性体
15の部分が差動トランス4内に入り込まないよ
うになつている。
上記実施例において、研削対象物との摩擦によ
つてワークレスト3が摩耗することがあるが、こ
の摩耗による測定誤差は下記する理由により生じ
ない。すなわち、例えば第1図に示すような状態
において、ワークレスト3のクランクピン1aと
の接触点が摩耗したためワークレスト3が通常の
位置よりhだけ右側に位置しているとする。この
とき位置検出器17の検出値はd+hとなるが、
同時にスタイラス5がhだけ引んで該スタイラス
の変位量がe−hとなることから、これらの値を
前記(3)式に代入すればhが消去され、その結果、
求まる半径rはワークレスト3に摩耗がないとき
と同じになる。従つてワークレスト3が摩耗して
も半径の測定値に誤差を生じることがない。
この発明に係るクランクピンの径測定方法によ
れば、クランクピンの任意の周面における径寸法
を容易かつ精度よく測定することができる。そし
てこの発明は、実施例に示す研削装置に適用する
径測定方法として特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施態様を示す一部断面概
略側面図、第2図はこの発明の実施例の要部を示
す断面図である。 1…クランクシヤフト、1a…クランクピン、
3…ワークレスト、3a…溝、3a′…底面、4…
差動トランス、5…スタイラス、6…摺動支持部
材、7…ロツド、8…アクチユエータ、12…コ
イル、15…磁性体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端にクランクピンを嵌入支持するためのV
    字形の溝を備え、クランクシヤフトの回転に基づ
    く上記クランクピンの移動に伴つて上記溝の中心
    に沿つた方向および該方向に直交する方向
    に運動するワークレストを使用し、 上記溝の中心線に平行しかつ上記クランク
    シヤフトの中心Oを通る基準線と、該中心Oと上
    記クランクピンの中心Aとを結ぶ線分OAとのな
    す角θ、上記基準線上における上記溝の底部と上
    記中心O間の距離dおよび上記溝の中心線
    における該溝の底部と上記クランクピンの周面と
    の間の距離eとをそれぞれ検出し、下式に基づい
    て上記クランクピンの半径rを測定することを特
    徴とするクランクピンの径測定方法。 r=C・cosθ−(d+e) ただし、Cは上記線分OAの長さ
JP13850077A 1977-11-18 1977-11-18 Device for measuring diameter of work to be ground Granted JPS5471483A (en)

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JP13850077A JPS5471483A (en) 1977-11-18 1977-11-18 Device for measuring diameter of work to be ground

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JP13850077A JPS5471483A (en) 1977-11-18 1977-11-18 Device for measuring diameter of work to be ground

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Publication Number Publication Date
JPS5471483A JPS5471483A (en) 1979-06-08
JPS6140503B2 true JPS6140503B2 (ja) 1986-09-09

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5401764B2 (ja) * 1999-06-25 2014-01-29 株式会社ジェイテクト 真円度測定装置及び円筒研削盤
IT1321211B1 (it) * 2000-03-06 2003-12-31 Marposs Spa Apparecchiatura e metodo per il controllo di perni .
ITBO20060118A1 (it) * 2006-02-16 2007-08-17 Marposs Spa Comparatore per il controllo di dimensioni radiali di pezzi meccanici.

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JPS5471483A (en) 1979-06-08

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