JPS6140482A - スクロ−ル型圧縮装置 - Google Patents

スクロ−ル型圧縮装置

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JPS6140482A
JPS6140482A JP16058484A JP16058484A JPS6140482A JP S6140482 A JPS6140482 A JP S6140482A JP 16058484 A JP16058484 A JP 16058484A JP 16058484 A JP16058484 A JP 16058484A JP S6140482 A JPS6140482 A JP S6140482A
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JP
Japan
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lubricating oil
rotating shaft
oil
scroll
hole
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Pending
Application number
JP16058484A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hattori
仁司 服部
Shigemi Nagatomo
長友 繁美
Kanji Sakata
坂田 寛二
Mitsuo Hatori
羽鳥 三男
Makoto Hayano
早野 誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16058484A priority Critical patent/JPS6140482A/ja
Publication of JPS6140482A publication Critical patent/JPS6140482A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2270/00Control; Monitoring or safety arrangements
    • F04C2270/70Safety, emergency conditions or requirements
    • F04C2270/72Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation

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  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、密閉ケース内にスクロール型圧縮機構を収容
してなるスクロール型圧縮装置の改良に関する。
[発明の技術的背景とその問題点〕 従来、低圧の圧縮装置として、スクロール型圧縮装置が
知られている。この圧縮装置は、一対のスクロール翼を
軸方向に組合せて圧縮曙橋を構成したもので、小型、高
効率、低振動等の利点を備えている。
ところで、このようなスクロール型圧縮装置は、一般に
、密閉ケース内のやや上方寄りの位置に上記密閉ケース
内を上下方向に仕切る形態にフレームを固定し、このフ
レームの上方にスクロール型圧縮樋構を配置し、またフ
レームの下方に上記スクロール型圧縮償構に駆動動力を
与えるモータを配置し、ざらに密閉ケースの底部に潤滑
油を収容したものとなっている。スクロール型圧縮機構
は、通常、固定要素と、この固定要素の下方に配置され
た可動要素とで構成されている。そして、前記フレーム
に、軸受孔を上下方向に貫通させて設け、この軸受孔で
前述したモータの回転軸を回転自在に支持している。ま
た、回転軸の上端部と前記可動要素との間には偏心連結
機構およびオルダム開溝を設け、この偏心連結機構とオ
ルダム機構とで可動要素を自転の伴わない旋回運動させ
るようにしている。さらに、前記モータの回転軸の下端
部を前記潤滑油中に侵入させるとともに上記回転輪内に
、その下端開口が上記回転軸の下端面中央部に位置する
ように孔を設け、この孔の遠心ポンプ作用で上記潤滑油
を汲み上げて各摺動部に給油するようにしている。
しかしながら、上記のように構成された従来のスクロー
ル型圧縮装置にあっては次のような問題があった。すな
わち、回転軸が侵入している部分周辺の潤滑油は、回転
軸が回転したとき粘性と遠心力との作用で回転軸から遠
ざけられようとする力が与えられ、この結果、上記周辺
部の潤滑油は激しく撹乱される。このため、遠心ポンプ
作用を発揮する前述した孔の下端側開口近傍に潤滑油が
進み難く、これが原因して十分な量の潤滑油を汲み上げ
ることが困難で、この結果、摺動部に焼付きなどが発生
することが往々にしてあった。
[発明の目的] 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、回転軸の侵入している部分周辺
の[Q油が、回転軸の回転に伴って撹乱されるのを抑制
することができ、もって十分な徂の潤滑油を各摺動部に
供給することができ、長期に亙っで安定した典能を発揮
し1qるスクロール型圧縮装置を提供することにある。
[発明の概要コ 本発明は、モータの回転軸下端部をii[、]潤滑油に
侵入させるとともに上記回転軸内に遠心ポンプ作用で上
記、IILl滑油を汲み上げて各摺動部に供給する孔を
有したものを対象にしている。このようなものにおいて
、前記回転軸の前記潤滑油中に侵入している部分の回り
に油撹乱阻止814mを設けたものである。油撹乱阻止
観構は、大体において、前記回転軸の前記潤滑油中に侵
入している部分を取り囲むように配置された囲繞部材で
構成されている。
[発明の効果] 上記構成であると、油撹乱阻止磯構の存在によって、回
転軸が回転したときに潤滑油の撹乱される程度が十分に
抑制される。このため、回転軸に設けられた遠心ポンプ
用の孔の下端開口近傍に潤滑油を導ぎ易く、この結果、
従来のものに比べて潤滑油の汲み上げが円滑となり、十
分な吊の潤滑油を各摺動部に供給することができる。従
って、焼付き等の発生を防止することができる。
[発明の実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図にd5いて、図中11は、縦長に形成された密閉
ケースであり、この密閉ケース11は筒状の中間ケース
12と、この中間ケース12の両端を閉塞するように溶
接付けされた閉塞ケース13a、13bとで構成されて
いる。密閉ケース11内の上方寄りの位置には上記密閉
ケース11内を上下方向に仕切る形態にフレーム14が
固定されている。そして、フレーム14の上方にスクロ
ール型圧縮標構15が配置され、またフレーム14の下
方に上記スクロール型圧縮機構15に駆vJ8力を与え
るためのモータ16が′配置され、さらに密閉ケース1
1の底部には潤滑油17が収容されている。
スクロール型圧縮機構15は、公知のものと同様に、固
定要素21と、この固定要素21の下方に配置された可
動要素22とで構成されている。
固定要素21は、円板状の鏡板23と、この鏡板23の
7方の面周縁部に突設された環状壁24と、この環状壁
24で囲まれた部分に上記環状壁24とほぼ等しい高さ
に突設されたスクロール翼25と、鏡板23のほぼ中央
部に設けられた吐出口26とで(R成されている。そし
て、上記環状壁24の内端縁は、適当な曲率をもった曲
面あるいは第2図(a)、(1))に示すようなテーパ
面等の切欠き面27に形成されている。上記のように構
成された固定要素21は、環状壁24およびスクロール
翼25の突出方向を下方として上記環状壁24の周縁−
がボルト28によってフレーム14の上面周縁部に気密
に固定されている。なお、固定時に固定要素21の上面
にキャップ29が当てがわれ、このキャップ29も前記
ボルト28によって一体に固定されている。キャップ2
9は、鏡板23の上面との間に所定浮の間隙30を形成
し得る大きさに形成されており、この間隙30を形成す
る壁の一部に孔31が形成されている。また、その側壁
の一部には、後述する潤滑油を案内す・るための孔32
が形成されている。一方、可動要素22は、前記環状壁
24の内径より若干大きい外径の鏡板33と、この鏡板
33の一方の面に前記スクロール翼25の高さとほぼ等
しい高さに突設されたスクロール翼34と、鏡板33の
他方の血中央部に突設された筒部35とで構成されてい
る。
上記鏡板33の前記スクロール翼34が突設されている
側の面で周縁部は、第3図(a)、(b)に示すように
テーパ面等の切欠き面36に形成されている。そして、
上記のように構成された可動要素22は、スクロール翼
34の突出方向を上方として、上記スクロール翼34と
前記スクロール翼25とがかみ合い、かつ鏡板33の周
辺部と前記環状壁24の端面およびスクロール翼34の
端面と鏡板23およびスクロール翼25の端面と鏡板3
3がそれぞれ摺接するように装着され、この装着状態が
上記鏡板33と前記フレーム14との間に設けられたオ
ルダム別構40によって保持されている。
オルダムFM m 40は、鏡板33の下面周縁部で、
かつ鏡板33の中心を通って描かれる同一線上の2個所
に設けられたキー溝41a、41bと、このキー溝41
8,41bの配列方向と直行する線上で、かつフレーム
14の上面に第4図に示すように設けられたキー溝42
a、42bと、第4図に示すように一方の面に上記キー
@418.41bに嵌入するキー43a、43bを有す
るとともに他方の面に上記キー溝42a、42bに嵌入
するキー44a、44bを有したリング45とで構成さ
れている。そして、上記リング45の両面には、実際に
は第5図に示すように摺動抵抗を減少させるための、た
とえば網目状の油溝46が形成されている。また、前記
各キー溝42a、42b。
41a、41bの内側面には、第6図にキー溝42bで
代表して示すようにキーとの摺動面積を減少させるため
の瓶口段部47が形成されている。
前記フレーム14には、前記可動要素22の筒部35の
軸心線に対して偏心した軸受孔51が上下方向に貫通し
て設けられており、この軸受孔51の筒部35側に位置
する部分は大径に形成されている。そして、上記大径側
のフレーム構造は具体的には第4図に示すように構成さ
れている。すなわち、最も外側に密閉ケース11の内径
とほぼ等しい外径を有するとともに内径が前記環状壁2
4の内径より大きい、上記環状壁24がボルト28で締
付は固定されるところの環状壁52が形成されており、
この内側に前記リング45を受ける環状受は面55が一
段低下して形成され、この内側にさらに一段低下して後
述するスラスト力軽減別構59を受止める環状受は面5
6が形成されている。そして、容量は面は、放射状に設
けられた溝57によって周方向に複数に分割されており
、上記溝57の少なくとも1つはフレーム14の壁に設
けられ内外を直接通じさせる孔58に通じている。なお
、前記キー溝42a、42bは、受は面55に形成され
ている。
上記スラスト力軽減磯構59は、具体的には、第7図(
a)(b)<c)に示すように、前記環状受は面56に
嵌入支持される環状体60と、こ°の環状体60の上面
に刻設された環状溝61と、上記上面で環状溝61の内
側および外側にそれぞれ形成された上記環状溝61より
浅くて細い環状溝62.63と、これら環状溝62.6
3内に一部がそれぞれ外方へ突出するように装着された
、たとえば四弗化エチレン製のシールリング64゜65
とで(j4成されている。そして、シールリング64の
外周面下端部には同図(C)に示すようにテーパ面66
が形成されており、また、シールリング65の内周面下
端部にも同様なテーパ面が形成されている。また、前記
環状溝61の周方向4個所位置には、この環状溝61の
深さと同じ深さで上記環状溝61を前記環状溝62.6
3に連通させる有底孔67が形成されている。そして、
前記鏡板33の内部には、スラスト力軽減は構59を第
1図に示すように装着した状態下で、環状体60と、シ
ールリング64.65と、鏡板33の下面とで囲まれた
空間を常に圧縮室Pの中圧ボートs、s’ に連通させ
る孔68.69が形成されている。
前記フレーム14の軸受孔51には、前記モータ16の
回転軸70が回転自在に支持されている。
回転軸70には、軸受孔51の大径部分に位置する部分
に大径部71が形成されており、この大径部71に前述
した筒部35に嵌入する小軸72が突設されている。そ
して、上記回転軸70は、その下端が潤滑油17中に侵
入する長さに形成されている。回転軸70内には、遠心
ポンプ作用で潤滑油17を、軸受面や小軸72と筒部3
5との嵌合部に汲み上げる孔80が形成されている。こ
の孔80の入口部、つまり回転軸70の下端部に位置す
る部分の形状は、回転軸70の下端面中央部から上方に
向けて延びる部分81と、この部分81から半径方向に
回転軸70の周縁部まで延びる部分82と、この部分8
2と直角に交わるように回転軸70内の周縁位置を上下
方向に延びる部分83とを組合せたものとなっている。
そして、回転軸70の下端部の回りには油撹乱阻止門構
90が配置されている。
上記油撹乱阻止別構90は、第8図に示すように、回転
軸70の下端部の回りに上記下端部とは非接触に半円筒
状に形成された部材91a、91bを互いの両端部間に
所定の間隙92が形成されるよ゛うに対向配置し、上記
部材91a、91bの下端部を閉塞ケース13bの内面
に固定したものとなっている。
前記モータ16は、回転子100を内側に、固定子10
1を外側に配し、かつ固定子101を中間ケース12の
内面に固定してなるかご形の誘導電動薇によって構成さ
れている。
一方、前記モータ16の回転子100の上端に突設され
たバランスウェイト102と、前記フレーム14との間
にはラチェット式の反転防止機溝103が設けられてお
り、この反転防止数構103は具体的には第9図に示す
ように構成されている。すなわち、バランスウェイト1
.02の内面側に回軸中心線方向に向かう有底孔105
を設け、この有底孔105内にストッパ用のロッド10
6を摺動自在に収容するとともに上記ロッド106と有
底孔105の底壁内面との間に上記ロッド1O6に有底
孔105から突出させる向きの力を付与するスプリング
107を設け、さらにロッド106の先端が贋接するフ
レーム14の外面に爪状の切欠部108を設けたものと
なっている。
さらに、前記密閉ケース11の中間ケース12の側壁で
前記スクロール型圧縮機構15とモータ16との間に位
置する部分には、上記スクロール型圧縮機構15とモー
タ16との間の空間110に連通ずる関係に吸込管11
1が接続されており、また、閉塞ケース13aの壁には
、この壁と前記固定要素21との間に形成された空間1
12に連通ずる関係に吐出管113が接続されている。
なお、第1図中114は、空間112内に押し出された
潤滑油をフレーム14より下方へ戻すために環状壁24
およびフレーム14に設けられた孔を示し、115はパ
ランスゲエイトを示し、116はモータ16への給電用
接続機構を示し、また117は潤滑油を通過させるため
の孔を示している。
次に上記のように構成された圧縮装置の動作を説明する
・。
まず、モータ16に給電すると、回転軸70が回転を開
始する。この回転は、軸受孔51によって円滑に保持さ
れる。そして、回転軸70の回転力が可動要素22に伝
えられる。このとき、モータ16が回転を開始すると、
その初期においては、反転防止Di(M2O3のロッド
106がフレーム14の外周面に摺接するが、ある速度
以上に回転数が増加すると、遠心力でスプリング107
の力に抗して後退し、完全な非接触状態を保持する。ま
た可動要素22の筒部35は回転@70に対して偏心し
て設けられた小軸72と嵌合しており、しかもオルダム
a +R40によって支持されているので、この可動要
素22は自転の伴なわない旋回運動を行なう。したがっ
て、可動要素22に設けられたスクロール翼34も旋回
運動を行なう。この旋回運動に伴なって、スクロール翼
25とスクロール翼34との間に形成された圧縮ZPの
容積が周期的に小さくなり、これによって圧縮されたガ
スが吐出026から吐出される。吐出された高圧ガスは
キャップ2つによって形成された間隙30〜キヤツプ2
9に設けられた孔31〜空間112を介して吐出管11
3から送り出される。一方、上記のように可動要素22
が旋回運動すると、この可動要素22の鏡板33の上面
周縁部と固定要素21の環状壁24にあける内端縁部と
に切欠き面36.27が形成されていることが有効に作
用して圧縮室Pの周縁部がフレーム14に形成されてい
る受は面55上の空間に常に連通した状態となる。上記
空間は、フレーム14に放射状に設けられた溝57等を
介して孔58に通じ、また、この孔58は空間110を
介して吸込管111に通じているので、結局、低圧のガ
スは上記吸込管111〜空間110〜孔58〜受は面5
5上の空間を経由して圧縮室P内の低圧ボートに吸込ま
れることになり、ここに圧縮装置としての機能が発揮さ
れる。
一方、上記のようにモータ16が回転すると、潤滑油1
7の一部は、孔80の形状に伴なう遠心ポンプ作用によ
って孔80内の上方へと汲み上げられる。この汲み上げ
られた潤滑油は、軸受孔51の内周面を潤滑した後、小
@72と筒部35と 。
の嵌合部を潤滑し、続いて孔117を介してオルダムU
N !ia 40が設けられている部分を潤滑し、その
後、一部が孔58から下方へと流下し、残りが圧縮vP
内へと浸入して圧縮至P内の18動部を潤滑する。そし
て、圧縮至P内に入り込んだ潤滑油は、最終的に吐出口
26から排出された後、キャップ29に設けられた孔3
2および孔114を介して下方へと流下する。したがっ
て、吐出管113からは潤滑油の混入していない高圧ガ
スが吐出されることになる。
また、上述の如く、可動要素22が、旋回運動を行なっ
て、圧縮動作が行なわれると、圧縮uP内が高圧になる
ので、可動要素22が下向きのスラスト力を受け、この
力がオルダム機構40、フレーム14の受は面55等に
加わり、これらの要素に焼付き現象が発生する虞れがあ
る。しかし、この実施例の場合、スラスト力軽減別構5
9が次のようにして焼付き現象の発生を防止している。
すなわち、スラスト力軽減筬横59の環状体60、シー
ルリング64.65、J5よび鏡板33で囲まれた環状
空間は、孔68.69を介して常に、圧縮室Pのいわゆ
る中圧ポートs、s’ に通じている。したがって、鏡
板33は、上記環状空間内のガス圧によって上方に向う
力を受け、この力の存在によって鏡板33が受ける下向
きのスラスト力が軽減されることになる。この軽減によ
って焼付き現象の発生が防止される。なお、可動要素2
2に加わる下向きのスラスト力は、圧縮空間の位置の変
化に伴なって脈動する。このため、スラスト力軽減IJ
+M59から高圧ガスが低圧側に漏れる虞れがあるが、
この実施例にJ5いては、第7図に示したように環状溝
61とシールリング64.65が装着される環状溝62
.63とを連通ざぜる有底孔67を設けているので、シ
ールリング64゜65には常に、第7図(C)に実線矢
印で示すような力、つまりシールリング64.65を鏡
板33の下面に押し付ける力が作用する。したがって、
この押しく=Iけによって高圧ガスの漏れが防止される
さらに、モータ16を停止させたとき、空間112と空
間110との圧力差によって可動要素22が逆旋回して
高圧ガスが低圧側に流れ込む虞れがある。しかし、この
実施例の場合、ラチェット式の反転防止線描103が設
けられているので、このtlGit103のロッド10
6が停止と同時に爪108と係合し、結局逆旋回の発生
が確実に防止され、高圧ガスの流出が防止される。
ところで、前述のように運転状態に入ると、回転軸70
の下端周辺の潤滑油17が、自身の粘性と遠心力のため
に、回転軸70がら遠ざけられようとする力を受け、こ
の結果、上記周辺部の潤滑油が激しく置部されようとす
る。しかし、この実施例の場合には、回転軸7oの下端
部を取り囲むように部材91a、91Ll設けられてい
るので、遠ざけられようとした乙清油は部材91a、9
1bで囲まれている範囲内を回転軸70と同方向に・ 
 流れる循環流に変換される。この循環流は、粘性効果
で第8図中太矢印93.で示すように間隙92を介して
部材91a、91bの外側に位置している潤滑油を部材
91a、91bで囲まれた範囲内へと誉込む。したがっ
て、部材91a、91bで囲まれた範囲内は層流に近い
流れで、かつ高圧に保たれることになる。このため、潤
滑油17は、孔80の入口部81内へと入り込み易く、
この結果、孔80を介して多聞の潤滑油を汲み上げるこ
とができる。したがって、前述した効果が得られること
になる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。すなわち、あぶらかくらん阻止開溝としては第10
図に示すように、各部材91a191bと回転軸70と
の間の間隙94を回転軸70の回転方向に向かうにした
がって狭くし、これによって間隙92から潤滑油を積極
的に巻込んで部材91a、91bで囲まれた範囲内をさ
らに高圧化するようにした油撹乱阻止機構90aを用い
てもよいし、また第11図に示すように下端部に孔95
を複数有した円筒状の部材96で形成された油撹乱阻止
機構90bを用いてもよい。さらに、゛第12図に示す
ように筒状の部材96bで油撹乱阻止1j=M fM 
90 cを構成するとともに上記部材96bの内面に環
状壁97を突設し、この環状壁97の上面で回転軸70
のスラスト荷宙の一部を支持するスラスト受98および
緩衝材99からなるスラスト軸受を支持させるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るスクロール型圧縮装置
の縦断面図、第2図(a)は同装置における固定要素の
下面図、同図(1))は(a)におけるA−AMに治っ
て切断し矢印方向にみた設置条件下の断面図、第3図(
a)は同装置における可8要素の上面図、同図(b)は
(a)におけるB−B線切断矢視図、第4図は同装置に
おけるフ゛  レームの上部だけを取り出して示ず一部
切欠分解斜視図、第5図は同装置におけるオルダム(S
lt !74要部の平面図、°第6図は同オルダム別構
のキー溝の形状を説明丈るための図、M7図(a)は同
装置に組込まれたスラスト力軽減1jJt 4Mの上面
図、同図(b)は(a)におけるc−c線矢視図、同図
(C)は同11311mに組込まれたシールリングの形
状を説明するだめの図、第8図は同装置に組込まれた油
撹乱阻止別構を取り出して示す斜視図、第9図は第1図
におけるD−D線切断矢視図、第10図から第12図は
油撹乱阻止■構の変形例をそれぞれu2明するための図
である。 11・・・密閉ケース、14・・・フレーム、15・・
・スクロール型圧縮機構、16・・・モータ、17・・
・潤滑油、21・・・固定要素、22・・・可動要素、
25.34・・・スクロール翼、26・・・吐出口、4
0・・・オルダム機構、70・・・回転軸、80・・・
遠心ポンプ用の孔、90.90a、90b、90 c−
・・油撹乱阻止機描、100−・・回転子、101−1
1a定子、110.112・・・空間、111・・・吸
込管、113・・・吐出管。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 (a)      第 2 図 (a)  第3図 第4図 第 5 図 3b 第6図 第7図 (a) (b)      (c) 第8図 第9図 第11図 第12図 3b

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いを軸方向に接合させて互いの間で圧縮室を構
    成する形状にそれぞれが形成されるとともに上記圧縮室
    内で互いにかみ合うスクロール翼をそれぞれが有した固
    定要素と可動要素とからなるスクロール型圧縮機構を、
    上記固定要素を上側に、上記可動要素を下側に位置させ
    て底部に潤滑油の収容された密閉ケース内に配置し、回
    転軸の下端部が上記潤滑油中に侵入するように上記密閉
    ケース内に設けられたモータの動力で上記可動要素を自
    転の伴なわない旋回運動させることによってガス圧縮を
    行なわせるとともに上記回転軸の下端面中央部に下端側
    開口が位置するように上記回転軸内に設けられた孔の遠
    心ポンプ作用で上記潤滑油を汲み上げて各摺動部に給油
    するようにしたスクロール型圧縮装置において、前記回
    転軸の前記潤滑油中に侵入している部分の回りに油攪乱
    阻止機構を設けてなることを特徴とするスクロール型圧
    縮装置。
  2. (2)前記油攪乱阻止機構は、前記回転軸の前記潤滑油
    中に侵入している部分を取り囲むように配置された囲繞
    部材で構成されてなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のスクロール型圧縮装置。
  3. (3)前記油攪乱阻止機構は、前記回転軸のスラスト荷
    重の一部を支持するスラスト軸受のホルダを兼用したも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    スクロール型圧縮装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336076A (ja) * 1986-07-30 1988-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動流体機械
JPH0243495U (ja) * 1988-05-06 1990-03-26
US6071104A (en) * 1996-09-06 2000-06-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Closed compressor having means for satisfactorily lubricating compression mechanism

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