JPS6073081A - スクロ−ル型圧縮装置 - Google Patents

スクロ−ル型圧縮装置

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Publication number
JPS6073081A
JPS6073081A JP18052683A JP18052683A JPS6073081A JP S6073081 A JPS6073081 A JP S6073081A JP 18052683 A JP18052683 A JP 18052683A JP 18052683 A JP18052683 A JP 18052683A JP S6073081 A JPS6073081 A JP S6073081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable element
scroll
compression chamber
thrust force
compression
Prior art date
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Pending
Application number
JP18052683A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Chiyotani
千代谷 司
Shigemi Nagatomo
長友 繁美
Kanji Sakata
坂田 寛二
Makoto Hayano
早野 誠
Mitsuo Hatori
羽鳥 三男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS6073081A publication Critical patent/JPS6073081A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、密閉容器内にスクロール型圧清白機構を収容
してなるスクロール型圧縮装置の改良に関する。
〔発明の背景技術とその問題点〕
従来、低圧の圧縮装置として、スクロール型圧縮装置が
知られている。この圧えイ6装置は、一対のスクロール
翼を軸方向に組合せて圧縮機構を構成したもので、小型
、高効率、低振動等の利点を備えている。
ところで、このようなスクロール型圧縮装置は、通常、
第1図に示すように(構成されている。
すなわち、密閉容器1内のやや上方寄りの位置に上記密
閉容器1内を上下方向に仕切る形態にフレーム2を固定
し、このフレーム2の上方にスクロール型圧縮機構3を
配置し、またフレーム2の下方に上記スクロール型圧縮
機構3に駆動動力を与えるモータ4を配置し、さらに密
閉容器1の底部に潤滑油5を収容したものとなっている
スクロール型圧縮機構1は、固定要素1ノと、この固定
要素11の下方に配置された可動要素12とで構aされ
ている。固定要素11は、円板状の腕板13と、この鏡
板13の一方の面Jg縁部に突設された環状壁14と、
この環状壁14で囲まれた部分に上記環状壁14とほぼ
等しい高さに突設されたスクロール翼15と、鏡板13
の中央部に設けられた吐出口16と、鏡板13の周縁部
に設けられた吸込口17とで構成されている。そして、
上記のように構成された固定要素11は、環状壁14お
よびスクロール翼15の突出方向を下方として上記環状
壁14の周縁部がフレーム2の上面に固定され、また、
吸込口17が密閉容器1の土壁を気密にる。一方、可動
要素12td、前記環状壁14の内径より大きい外径の
鏡板19と、この鏡板19の一方の面に前記スクロール
翼15の高すとほぼ等しい高さに突設されたスクロール
翼20と、鏡板19の他方のmJ中央部に突設された筒
部21とで構成されて1./)る。ぞして、上記可動要
素12は、スクロール翼20の突設方向を上方として、
上記スクロール翼20とスクロール翼15とがかみ合い
、かつ鏡板19の周辺部が環状壁14の端面に摺接する
ように装置&され、この装着状態が上記鏡板19と前述
したフレーム2との間に設けられたオルダムや々枯31
によって保持されている。
オルダム(幾構31は、実2図に示すように、鏡板19
の下面で、かつ筒部2)を境にして両側に同一線上に位
置するように1nil定びれたキー32a、32bと、
フレーム2の上面で、かつ上記キー32a、32bの配
列線と泊父する線上に固定されたキー33a、33bと
、これらキー33a、33b、、92a、32bがそれ
ぞれ微小間隙をもって嵌入する溝34a〜34dを上下
面に有したリング35とで構成されている。
しかして、前記フレーム2には、前記筒部2ノの軸心線
とは偏心した軸受孔41が上下方向に貫通して設けられ
ている。この軸受孔41は、筒部21側に位置する部分
が大径に形成されている。そして、上記軸受孔41内に
前述したモータ4の回転軸42が回転自在に支持されて
いる。回転軸42には、前述した軸受孔41の大径部分
に位置する部分に大径部43が形成が形成されており、
この大径部43に前述した筒部21に嵌入する小軸44
が形成3れている。
なお、回転軸42は、その下端が潤滑油5内に侵入する
長さに形成されており、また内部には遠心ポンプ作用で
潤滑油5を軸受面や筒部21と小軸44との低合部に汲
み上げる孔45が形成されている。また、第1図中46
は密閉容器1内の上下方向中間部に通じて高圧ガスを送
シ出す送出管を示し、また47は高圧ガスおよび潤滑油
を下方へ案内する溝を示している。
しかして、この装置は次のようにしてガス圧縮を行なう
ようにしている。すなわち、モータ4を回転させると、
その回転力が軸42を介して可動゛要素12に伝えられ
る。この場合、b」動璧紫12の筒部21は軸42に対
してIJiji ノし・しており、また、オルダム機構
3ノによって支持されているので、この可動繊素12は
自転の伴なわない旋回)駆動を行ムう。したがって、可
動要素12のスクロール翼2oも旋回5小劃1を1−I
/I:う。
この旋回速動に伴なって、スクロール徴15゜20間に
形成された、いわゆる圧λイh ’A3. Pの答A」
′1が第3図1 (a) 、 (b) 、 (c) K
示すようにJl”l JIJ的に小さくなり、これによ
って圧縮されたガスが吐出口16から吐出され、圧縮装
置としてのイ々能が発揮される。
しかしながら、上記のように構成でれた従来のスクロー
ル型圧縮装部にあっては次のような問題があった。すな
わち、この装置を実際の冷凍サイクルに組込んだ場合を
例にとると、蒸発器を通った低圧の冷媒が簡接、圧縮室
P内に導入されることになる。このため、液戻り現象が
発生する虞れがある。この液戻シ現象が発生すると、ス
クロール翼15.20を破損させる。
したがって、従来の装置では、蒸発器と吸込管18との
間に大ぎな容積の気液分離器を設ける必要があった。こ
のため、気液分離器を設置するだめのスペースが必要と
なり、結果的に装置全体が大型化する問題があった。ま
た、密閉容器1内は高圧に保持てれ、この高圧内にモー
タ4が設置されていることになる。周知のように、ガス
を圧縮して高圧化させたとき、この高圧ガスは高温とな
る。このため、上記構成であると、モータ4の冷却に特
別の工夫を施したり、マた温度的な余裕をみて当初から
容量の大きなモータを組込まなければならない問題もあ
った。
そこで、このような不具合を解消させるために、吐出管
46を吸込管とし、また、吸込管18を密閉容器1の土
壁と固定要素1ノとの間の空間に接続して吐出管とし、
また、固定要素11と可動要素12の慴接部周縁から低
圧ガスを圧縮室P内に吸込ませるようにすることが考え
られる。
このようにすると、密閉容器1内の下部空間を気液分離
器として利用でき、しかも低圧、低温のガスをモータ4
に接触させることができるので、前述した不具合を解消
させることかでさる。
しかしながら、上記のように構成した場合、新たに次の
ような問題が起こり得る。すなわち、可動要素12が旋
回連動を行なって圧縮動作か行なわれると、圧錨室P内
が高圧となるので、可動要素12に下向きのスラスト力
が作用する。
このスラスト力は、オルダム様イ・俗等の摺動部に加わ
るので、摺動損失が増加し、入力が増加するばかシか、
焼き付き現象の原因にもなる。また、スラスト力が大き
いとスクロール翼15゜20における先端部が各鏡板か
ら離れ、間隙が発生する。このように間隙が発生すると
、圧縮ガスの漏れが増加するので必然的に性能の低下を
招くことになる。したがって、上述したスラスト力を大
幅に低下だせ得る装置の出現が望まれている。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、可動要素の下面側が低圧雰囲気
の条件下で使用されるものにあって、可動要素に加わる
下向きのスラスト力を大幅に減少させることができ、も
って入力の低減化、規伺きの防止化および性能の向上化
を図れるスクロール型圧縮装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、可動要素の下面側が低圧雰囲気の条件下で使
用されるものにあって、可動要素の下面に摺接して設け
られ上記下面とでこの下面に沿う閉じられた空間を周方
向に偶数個形成する環状の当て部材と、前記可動要素に
設けられ圧縮室内の高圧ポートを前記空間のうちの局方
向に1つおきに位置する空間に連通させる第1の連通路
および上記圧縮室内の中圧ボートを上記空間のうちの残
シの空間に述つBjさぜる第2の連通路とからなるスラ
スト力l1ii)減促構を設けたことを特徴としている
〔発明の効果〕
上記構成であると、圧縮室内の尚圧ポートのガスおよび
中圧ポートのガスの一部が前述した第1および第2の連
通路を介してM記免1l−tl内に1つおきに入シ込む
。したかって、これら空間内は中圧ボートのガス圧力以
上の圧力に保持式れる。前記各空間は可!gI要素の下
面をその一部として構成されているので、町動要系には
上向きの力が作用する。したがって、この上向きの力に
よって、下向きのスラスト・力は大幅に低減されること
Kなる。このだめ、下向きのスラスト力が原因して起こ
る入力増加や焼き伺き等の発生を防止することができる
。また、中圧ボートのガスと高圧ポートのガスとを前記
各空間に1つおきに導入しているので各ポートのガス圧
が変動しても可動要素に加わる下向きのスラスト力の変
動を防止することができ、この結果、なお一層、摺動損
失の低減化を図ることができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照し力から説明する。
第4図において、図中101は、縦長に形成された密閉
容器であシ、この督閉容器1θノ内の上方寄9の位置に
は上記密閉容器101内を上下方向に仕切る形態にフレ
ーム102が固定されている。そして、フレーム102
の上方にスクロール型圧縮機構103が配置てれ、また
フレーム102の下方に上記スクロール型圧縮機構10
3に駆動動力を与えるだめのモータノ04が配置され、
さらに密閉容器101の1=部には潤滑油105が収容
芒れている。
スクロール型圧縮機構103は、公知のものと同様に、
固定要素111と、この固定要素111の下方に配置さ
れた可動要素112とで構成されている。固定要素11
1は、円板状の鏡板113と、この鏡板113の一方の
面周縁も1<に突設された環状壁114と、この環状壁
114で囲まれた部分に上記」ii状壁114とほぼ等
しい窩さに突設されたスクロールt・J、115と、鏡
板113のほぼ中央部に設けられた吐出口116とでオ
IJ+成されでいる。そして、上記片状壁114の内端
縁(ゴ、適当な量率をもった曲面あるいは第5図(a)
 、 (b)に示ずようなチー・ぐ面等の切欠き面11
7に形ルンさ:11.ている。しかして、上記のように
構成されだ1ilu 5(l要系121は、」梨状壁1
14およびスクロール翼115の突出方向を下方として
上記環状壁114のJ7;d K& sがポルl−J 
1 Bによってフレーム102の上面)7B縁部に気密
に固定されている。なお、固定時に固定要素111の上
面にキャップ119が当てがわれ、このキャンプ119
も前記ポル) 118によって一体に固定ちれている。
キャップ’ 119は、鏡板113の上面との間に9〒
定厚の間隙120を形JJ2 L得る大きさに形成され
ており、この間隙120を形成する壁の一部に孔121
が形成されている。また、その側壁の一部には、後述す
る潤滑油を案内するだめの孔122が形成されている。
一方、可動要素102は、前記環状壁114の内径より
若干大きい外径の鏡板123と、この鏡板123の一方
の面に前記スクロール翼115の高さとり5ぼ等しい高
さに突設されたスクロール翼124と、鏡板123の他
方の血中央部に突設された筒部125とで構成されてい
る。上記鏡板123の前記スクロール翼124が突設さ
れている側の面で周縁部は、第6図(a) 、 (b)
に示すようにテーパ面等の切欠き面126に形成されて
いる。そして、上記のように構成された可動要素112
は、スクロール翼124の突出方向を上方として、上記
スクロール翼124と前記スクロール翼115とがかみ
合い、かつ鏡板123の周辺部と前記環状壁114の端
面およびスクロール翼124の端面と鏡板113および
スクロール翼115の端面と鏡板123がそれぞれ摺接
するように装着され、この装着状態が上記鏡板123と
i′l]記フレ一フレーム102に設けられたオルダム
’+b 4M13θによって保持δれている。
オルダム機構1 ’30 );jl、鏡板123の下面
周縁部で、かつ鏡板123の中心を通って描かれる同一
線上の2個所に設けられたキー溝131a。
131bと、このキー溝131 a 、 131 bの
配列方向と直交する縁上で、かつフレームlθ2の上面
に第7図に示すように設けられたキー佑。
132a、132bと、第7図に示すように一方の面に
上記キー溝131a、131bK嵌入するキー133a
、133b:4qするとともに他方の面に上記キー1i
 132 a 、 132 bに嵌入するキー134a
、134bを肩したリング135とで構成されている。
そして、上記リング135の両面には、実際には第8図
に示すように摺動抵抗を数少きせるだめの、たとえば網
目状の油溝136が形成されている。また、前記各キー
溝132a、132b、131a。
131bの内側面には、第9図にキー竹132bで代表
して示すようにキーとの摺動面私を減少させるための拡
一段部137が形成されている。
しかして、前記フレーム102には、前記可動要素11
2の筒部125の軸心線に対して偏心しプを軸受孔14
ノが上下方向に貫通して設けられており、この軸受孔1
41の筒部125側に位置する部分は大径に形成されて
いる。そして、上記大径側のフレーム構造は具体的には
第7図に示すように構成されている。すなわち、最も外
側に密閉容器101の内径とほぼ等しい外径を有すると
ともに内径が前記環状壁114の内径より犬きく、上記
環状壁114がボルト118で締付は固定されるところ
の環状壁142が形成されておシ、この内側に環状溝1
43を介して前記鏡板123の下面周辺部を受ける環状
受は面144が一段低下して形成され、この内側に前記
リング135を受ける環状受は面145がさらに一段低
下して形成され、この内側にさらに一段低下して後述す
るスラストカ軽減機構149を受ける環状受は面146
が形成されている。そして、台受は面は、放射状に設け
られた溝147によって周方向に沙数に分割されておシ
、上記溝147の少なくとも1っはフレーム102の壁
に設けられ内外を直接通じさせる孔148に通じている
。なお、前記キー溝13’2a、132bは、受は面1
45に形D’Yされている。上記スラストカE1!1減
機構149の主要部は、具体的には、第7図に示すよう
に、前記環状受は面146に嵌入支持される環状体15
0と、この環状体150の上面に周方向に等間隔に刻設
された4つのI′j)7151 + 152 +153
.154とで(・1+1俄され又いる。そして前記Ij
jM板123の内面Sにd1スラストカ1註訣桜41i
149を第4図に示すように装后した状態下で、前記環
状体150と、上記鏡板123の下面とで囲葦れた4つ
の空間のうち?Hr、、 ls z 、 i s 、?
で形成された空間を常に圧縮室Pの中圧ポートSに連通
させる孔158と満152.15’4で形成された空間
を常に筒部ポー)Hに連通させる孔159とが形g′す
れている。
しかして、前記フレーム102の軸受孔141には、前
記モータlθ4の回転軸160が回転自在に支持されて
いる。回転軸160には、軸受孔141の大径部づ)に
位置する部分に大径部161が形成されており、この大
径部161に前述した筒部125に嵌入する小軸162
が突設されている。そして、上記回転軸160は、その
下端yfi: l1MJ/?に油10 Jr中に侵入す
る長さに形成されて:に、−シ、その下端部は礼閉容器
101の内面に支持材200を介して支持芒れだ下部j
ll+受163によって支持されている。壕だ、回転1
ijil 1 t; o内には遠心ポンプ作用で71同
?1f油105を、軸受面や小軸162と筒部125と
の嵌合部に汲み上げる孔164が形成されている。この
孔164の入口部、つまり回転軸160の下端部に位置
する部分の形状は、回転軸160の下端面中央部から上
方に向けて延びる部分165と、この部分165がら半
径方向に軸受163の内面まで延びる部分166と、こ
の部分166〃・ら下方へ向けて延びる部分167と、
この部分167から回転軸16θの直径より僅かに短か
い長さだけ半径方向に延ひる部分16Bとを組合せだも
のと々っている。
しかして、前記モータlo4に−、がご形の誘導電動機
によって構成されている。
また、前記密閉容器1θ1の1lil 壁で前記スクロ
ール型圧縮機構ノー9」とモータlθ4との間に位置す
る部分には、上記スクロール摩圧蒋i 機構j O!と
モータ104とノIffJ (7J) 21i+l l
 80 K連通ずる関係に眩込管181が]ハフj、さ
れており、また、密閉容器101の上h′(には、この
上枠−と前記固定要素111との間に形Ji?−それた
どど間182に連通する関係に吐出眉183がJIH’
&Xされている。
なお、第4図中184は、空11182内に押し出され
た潤滑油をフレームlθ2よシ五方へ戻すために環状壁
114およびフレーム102に設けられた孔を示し、1
85はバランスウェイトを示し、186はモータl 0
4への給電用接続機構を示し、′また、1 s 7 &
;I: 11Y智1′#油を通過させるだめの孔を示し
ている。
次に上記のように構成された圧縮装置の動作を説明する
まず、モータ104に給電すると、回転軸160が回転
を開始し、この回転力が可動要素112に伝えられる。
この場合、可動要素112の筒部125は回転軸160
に対して偏心して設けられた小軸162と嵌合しておシ
、シかもオルダム機構130によって支持されているの
で、この可動要素112は自転の伴なわない旋回運動を
行なう。したがって、可動要素112に設けられたスク
ロール翼124も旋回運動を行なう。この旋回運動に伴
なって、スクロール翼115とスクロール翼124との
間に形成された圧縮室Pの容積が第3図に示したように
周期的に小さくなシ、これによって圧縮されたガスが吐
出口116から吐出される。吐出された高圧ガスはキャ
ップ119によって形成された間隙120〜キヤツプ1
19に設けられた孔121〜空間182を介して吐出管
183がら送シ出される。一方、上記のように可動要素
112が旋回運動すると、この可mlI要素112の鏡
板123の上面周縁部と[つ」定女累111の環状壁1
14における内端縁部とに切欠き面126.117が形
成されていることが有効に作用して圧縮室Pの周縁部が
フレーム102に形成されている環状溝143に′1;
ζに連通した状態となる。環状溝14sは、フレーム1
02に放射状に設けられた溝147等をブrして孔14
8に通じ、また、この孔148は空間180を弁して吸
込管181に通じているので、結に’J %低圧のガス
は上記吸込管181〜望1B] 180〜孔148〜溝
147および工呆状71す143を経由して圧縮室P内
の低圧ボートに吸込まれることになシ、ここに圧縮装置
としての機能が発揮される。なお、この場合には、吸込
管181を介して流れ込んだ低圧ガス中に冷媒等の液が
混入していても、この液は空間180内を移行する間に
下方へ落下し、潤滑油1θ5が溜っているタンク101
の底部へと移行しようとする。しかし、モータ104は
自己発熱しているので、落下した液は上記熱によってガ
ス化され、すでにガス化しているものの流れに混入して
圧縮室P内へと移動する。したがって、空間180は気
液分離器と全く同じ作用をしていることになシ、この空
間180の存在、っまシ、このようなガス流路の存在に
よってスクロール翼115゜124の破損が防止される
一方、上記のようにモータ104が回転すると、潤滑油
105の一部は、孔164の形状に伴なう遠心ポンプ作
用によって孔164内の上方へと汲み上けられる。この
汲み上げられた潤滑油は、軸受孔141の内周面を潤滑
した後、小軸162と筒部125との嵌合部を潤滑し、
続いて孔187を介してオルダム機構130が設けられ
ている部分を潤滑し、その後、一部が孔148から下方
へと流下し、残シが圧縮室P内へと侵入して圧縮室P内
の摺動部を潤滑する。
そして、圧綿室P内に入シ込んだ潤滑油は、最終的に吐
出孔116がら排出された後、キャップ119に設けら
れた孔122および孔ノ84を介して下方へと流下する
。したがって、吐出管183からは潤滑油の混入してい
ない高圧ガスが吐出されることになる。
また、上述の如く、可動要素112が、旋回運動を行な
って、圧縮動作が行なA′2れると、圧縮室P内が高圧
になるので、可動要素112が下向キのスラスト力を受
け、この力がオルダム機構130、フレーム102の受
け面144等に加わり、これらの要素に焼付@胡、象等
が発生ずる虞れがある。しかし、この実施例の場合、ス
ラスト力軽減機構149が次のようにして焼付き現象の
発生を防止している。すなわち、スラスト力軽減機構1
49の環状体150に設けられた溝151 、152 
、153 、1.54とこれらの開口を塞ぐ焼板123
とで囲1れた4つの空間は、孔158.159f介して
1つおきに常に、圧縮室Pの中圧ボートSと高圧ホード
Rとに通じている。したがって、鏡板123は上記環状
空間内のガス圧によって上方に向かう力を受け、この力
の存在によって鏡板123が受ける下向きの力が軽減さ
れることになる。この軽減によって焼付き現象等の発生
が防止される。なお、可動要素112に加わる下向きの
力は、圧縮空間の位置の変化に伴々って脈動する。
このため、周期的に摺動損失が増加する虞れがあるが、
この実施例においては、溝151゜152 、153 
、15’4で構成でれる4つの空間を周方向に等配し、
これら空間の1つおきに位置するものを中圧ポー)Sの
ガスで消し、また残りのものを高圧ボー)Hのガスで満
すヨ5にしているので各を間内のガス圧によって起こる
推力を可動要素112に加わる下向きの2ラストカに対
応させることができる。したがって、摺動損失のリップ
ルを少なくでき、なお一層、摺動損失を低減させること
ができる。
このように、前記構成のスラストカ軽減機構149を設
けているので、可動要素112の下面側を低圧雰囲とし
た条件で運転したときに起こる摺動損失の増加や焼き付
き現象の発生を防れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のこの種の装置の縦断面1ン1、第2図は
同装置に組込まれたオルダム機構の説、門口、第3図は
同装置の圧縮原理を説明するだめの図、第4図は本発明
の一実施例に係るスクロール型圧縮装置の縦断面図、第
5図(a)は同装置゛における固定要素の下面図、同図
(b)は(a)におけるA Afaに沿って切断し矢印
方向にみた設置条件下での断面図、第6図(a)は同装
置における可動要素の上面図、同図(b)は(a+にお
けるB−B線切断矢視図、第7図は同装置におけるフレ
ームの上部だけを取シ出して示す一部切欠分解斜視図、
第8図は同装置におけるオルダム萼ソ構要部の平面図、
第9図は同オルダム(・港(イなのキー溝の形状を説明
するための図である。 101・・・密閉容器、1θ2・・・フレーム、1θ3
・・・スクロール壓圧縮機栴、1θ4・・・モータ、1
θ5・・・潤滑油、11]・・・固定要素、112・・
・可動要素、115.124・・・スクロール翼、11
6・・・吐出口、13θ・・・オルダム機構、141・
・・軸受孔、143・・・環状溝、147・・・溝、1
48・・・孔、149・・・スラストカ軽減機構、16
0・・・回転軸、164・・・遠心ポンプ用の孔、18
0゜182・・・空間、181・・・吸込管、183・
・・吐出管0 出細人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図 第3図 (a) 第5図 (a) (b) 13 1F/ 114 第6図 (a) (b) 26 23 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 互いを軸方向に接合させて互いの間で圧縮室を構成する
    形状にそれぞれが形成されるとともに上記圧縮室内で互
    いにかみ合うスクロール翼をそれぞれが有した固定要素
    と可動要素とからなるスクロール型圧縮機構を、上記固
    定要素を上側に、上記可動要素を下側に位置させて密閉
    容器内に収容し、上記可動要素の下面を低圧雰囲気とし
    た条件で上記密閉容器内の下部に設けられたモータの動
    力で上記可動要素を自転の伴なわない旋回運動させるこ
    とによってガス圧縮を行左わせるようにしたスクロール
    型圧縮装置において、前記可動要素の下面に摺接して設
    けられ上記下面とでこの下面に沿う閉じられた空間を周
    方向に偶数個形成する環状の当て部材と、前記可動要素
    に設けられ前記圧縮室内の高圧ポートを前記空間のうち
    の周方向に1つおきに位置する空間に連通させる第1の
    連通路およ0・上記圧縮室内の中圧、j’s )を上記
    空間のうちの残シの空間に連通させる第2の連通路とか
    らなるスラストカ軽減機構を備えてなることを射像とす
    るスクロール型圧縮装置。
JP18052683A 1983-09-30 1983-09-30 スクロ−ル型圧縮装置 Pending JPS6073081A (ja)

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