JPS6075795A - スクロ−ル型圧縮装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、智閉容器内にスクロール型圧縮機構を収簀し
てなるスクロール型圧縮装置の改良に関する。

〔発明の背景技術とその問題点〕

従来、低圧の圧縮装置として、スクロール型圧縮装置か
知られている。この圧縮装置は、一対のスクロール翼を
軸方向に組合ぜて圧縮ｔＧ　４’７４を構成したもので
、小型、高効率、低振動等の利点を備えている。

ところで、このようなスクロール型圧縮装Ｑ３は、通常
、第１図に示すように４１４成きれている。

すなわち、密閉容器１内のやや上方寄シの位Ｖ（に上記
密閉容器１内を上下方向に仕切る形態にフレーム２を固
定し、このフレーム２の上方ニスクロール型圧縮機構１
を配置し、壕だフレーム２の下方に上記スクロール型圧
縮機構１に駆動動力を力えるモータ４を配植し、さらに
タンク１の底部に潤滑油５を収容したものとなっている
。

スクロール壓圧縮機構旦は、固定要素１ノと、この固定
要素１１の下方に配置された可動要素１２とで構成され
ている。固定要素１１は、円板状の鎌、板１３と、この
鏡板１３の一方の１ｍ周縁部に突設された環状！３１．
１４と、この環状壁１４で囲まれたｉｌｓ分に上記環状
壁１４とほぼ等しい高さに突設されたスクロール８１５
と、ｆＡＡｌ２Ｏ中央部に設けられた吐出口１６と、鏡
板１３の周縁部に設けられた吸込口１７とで構成されて
いる。そして、上記のように構成された固定要素１ノは
、環状壁１４およびスクロール翼１５の突出方向を下方
として上記環状壁１４の周縁部がフレーム２の上面に固
定され、１だ、吸込口１７がタンク１の上壁を気密に貫
通して設りられた吸込管１８に接続されている。

一方、可動要素１２に′：Ｊ、、前記環状壁１４の内径
よシ大きい夕１径の鏡板１９と、この鏡板１９の一方の
面に前記スクロール翼１５の高さとしは等しい高さに突
設されたスクロールυは２ｏと、鏡板１９の他方の血中
央部に突設された筒部２１とで構Ｊｉν８　ｉｑ、てい
る。そして、上記可動要素１２は、スクロールＩＪ、２
ｏの突設方向を」二方トシテ、上り己スクロールＲ２ｏ
とスクロールｉ：：ｊ１５とがかみ合い、かっ鏡板１９
のノル１辺部が〕、−ｉ２状壁１４の端１ｆＪ」に摺接
するように装着され、この装着状態が上記鏡板１９と１
］ｉ島！〔シたフレーム２との間に設けられたオルダム
機構３１によって保持芒れている。

オルダム機構３１は、第２図に示すように、鏡板１９の
下面で、かっ１１４Ｊ部２１を境にして両側に同一線上
に位置するように固定されたキー３２ａ、３２ｂと、フ
レーム２の上面で、かつ上記キー３２ａ、３２ｂの配列
線と直交する線上に固定されたキー３３ａ、３３ｂと、
これらキー３３ａ、３３ｂ、３２ａ、３２ｂがそれぞれ
微小間隙をもって嵌入する溝３４ａ〜３４ｄを上下面に
有したリング３５とで構成されている。

しかして、前記フレーム２には、前記筒部２１の軸心線
とは偏心した軸受孔４１が上下方向に貫通して設けられ
ている。この軸受孔４１は、筒部２１側に位置する部分
が大径に形成されている。そして、上記軸受孔４１内に
前述したモータ４の回転軸４２が回転自在に支持されて
いる。回転軸４２には、前述した軸受孔４）の大径部分
に位置する部分に大径部４３か形成が形成されてお、ね
、この大径部４３に前述した筒部２１に０′ｊζ人する
小軸４４が形成されている。

なお、回転軸４２は、その下端が潤滑油５内に侵入する
長さｆ形成されており、また内部には遠心ポンプ作用で
潤滑油５を軸受面や筒部２ノと小軸４４との嵌合部に汲
み上ける孔４５が形成されている。また、第１図中４６
は密閉容器１内の上下方向中間部に通じて高圧ガスを送
り出す送出管を示し、また４７は活圧ガスおよび潤滑油
を下方へ案内する溝を示している。

しかして、この装置托は次のようにしてガス圧縮を行な
うようにしている。すなわち、モータ４を回転させると
、その回転力が軸４２を介して可動要素１２７ｇ、伝え
られる。この場合、可動要素１２の筒部２１は軸４２に
対して偏心しており、寸た、オルダム機構３１によって
支持されているので、この可動要素１２は自転の伴なわ
ない旋回運動を行なう。したがって、可動要素１２のス
クロール翼２ｏも旋回運７！−Ｄを行なう。

この旋回運動に伴なって、スクロール翼１５゜２０間に
形ｈＸ庫れた、いわゆる圧縮室Ｐの容積が第３図（ａ）
　、　（ｂｌ　、　（ｃ）に示すように周期的に小さく
なり、これによって圧縮されたガスが吐出口１６カ・ら
吐出だれ、圧縮製置としての機能が発揮される。

しかしながら、上記のように構成された従来のスクロー
ル型圧扁装置にあっては次のような問題があった。すな
わち、この装置Ｙを実際の冷凍ザイクルに組込んだ場合
を例にとると、ル（発器を通った低圧の冷媒が直接、圧
縮室Ｐ内に導入されることになる。このため、液戻り現
象が発生ずる慮れがある。この液戻シ現象が発生すると
、スクロール翼１５．２０を破損させる。

したがって、従来の装置では、蒸発器と吸込管１８との
間に大きな容積の気液分離器を設ける必要があった。こ
のため、気液分離器を設置するだめのスペースが８吸と
なり、結果的に装置全体が大型化する問題があった。ま
た、密閉容器１内は高圧に保持され、この高圧内にモー
タ４が設置されていることになる。周知のように、ガス
を圧縮ｉして高圧化さぜたとき、この高圧ガスは高温と
なる。このため、上記構成であると、モータ４の冷却に
特別の工夫を施したり、また温度的な余裕−をみて当初
から容量の大きなモータを組込まなければならない問題
もあった。

そこで、このような不具合を解消はせるために吐出管４
６を吸込管とし、また、吸込管１８を密閉容器１の土壁
と固定要素１１との間の空間に接続して吐出管とし、ま
た固定要素１１と可動要素１２の慴接部周縁から低圧ガ
゛スを圧縮室Ｐ内に吸込まぜるようにすることが考えら
れる。

このようにすると、密閉容器１内の下部空間を気液分離
器として利用でき、しかも低圧、低温のガスをモータ４
に接触させることができるので、前述した不具合をｉｔ
ｔ消させることができる。

しかしながら、上記のように構成した場合、〃「たに次
のような問題が起こり得る。すなわち、可動要素１２が
旋回運動を行なって圧縮動作が行なわれると、圧縮室Ｐ
内が高圧となるので、可動要素１２に下向きのスラスト
力が作用する。

このスラスト力は、圧縮ｋ　ｆｆの吐出圧によっても異
なるが無視てきない大きさとなる。そして、このスラス
ト力は、オルダム機構肴の摺動部に加わるので、摺動損
失が増加し、入力が増加するはかシか、焼き伺き現象の
原因にもなる。捷た、下向きのスラスト力が大きいとス
クロール翼１５．２０における先端部が各鏡板からＮｅ
ｔ、れ、間隙が発生する。このように間隙が発生う゛る
と、圧縮ガスの漏れが増加するので必然的に性能の低下
を招くことになる。したがって、上述した下向きのスラ
スト力を大幅に低下妊せ往る装置の出現が望まれている
。

〔発明の目的〕

本発明は、このようなφ１青に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、可動要素の下面側が低圧雰囲
気の条件下で使用されるものにあって、簡単な構成であ
るにも拘わらず可動要素に加わる下向きのスラスト力を
大幅に減少きせることができ、もって焼付きの防止化お
よび性能の向上化を図れるスクロール型圧縮装置を提供
することにある。

〔発明の概要〕 本発明は、可動要素の下面側が低圧雰囲気の条件下で使
用されるものにあって、可動要素を駆動するモータの設
は方に特徴を有している。

すなわち、ステータの磁気的中心に対してロータの磁気
的中心が下方にずれる関係に上記ロータが配置ｆｉされ
るとともに上記ロータの表面に劇溝が設けられ、上記胴
溝と上記磁気的中心のずれとによって起こる推力で前記
可動要素にカ１１ゎる下向きのスラスト力を軽減ぜぜる
ようにしている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、格別なスラストカ軽減槻ｆｉ＃を別設
することなく、可！１ｗ要素に加わる下向きのスラスト
力を低減させることができる。したがって、構成の複雑
化を招くことなく、下向きのスラスト力が原因して起こ
る焼き伺き等の発生を防止することができる。この場合
、モータは、低圧、低温のガスに触れているので、この
モータに下向きのスラスト力を軽減させる作用を行なわ
せてもこのモータを焼損させる」：うなことはない。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第４図において、図中１０１は、縦長に形ｌＪ′ｙされ
た晋閉容器であり、この密閉容器１０１内の上方寄りの
位置には上記密閉容器１０ノ内を上下方向に仕すＪる形
態にフレーム１０２が固定されている。そして、フレー
ム１０２の上方にスクロール型圧縮機構１０３が配置さ
れ、またフレーム１０２の下方に上記スクロール型圧縮
機構１０３に駆ｊｉａ　！ｉｒｂ力を与えるためのモー
タ１０４が配置され、さらに督閉容器１０１の底部には
ｍｌ渭油１θ５が収容されている。

スクロール型圧縮機構１０３は、公知のものと同様に、
固定要素１１１と、この固定９累１１１の下方に配置さ
れた可動要素１１２とで構ｒｊｙされている。固定要素
１１ノは、円板状の鏡板１１３と、この鏡板１１３の一
方の面周縁部に突設された環状壁１１４と、この環状壁
１１４で囲まれた部分に上記環状壁１１４とほぼ等１〜
い高さに突設されたスクロール翼１１５と、鏡板１１３
のｔ８Ｉは中火部に設けられた吐出口１１６とで構成さ
れている。そして、上記環状壁１１４の内端縁は、適当
な曲率をもつた曲面あるいは第５図（ａ）　、　（ｂ）
に示すようなチー／４’面等の切欠き面１１７に形成さ
れている。しかして、上記のように構成された固定要素
１１ノは、環状壁１１４およびスクロール８１１５の突
出方向を下方として上記環状壁１１４０周縁部がボルト
１１８によってフレーム１０２の上面周縁部に気密に固
定されている。なお、固定時に固定要素１１ノの上面に
キャップ０１１９が当てがわれ、このキャップ１１９も
前記パ？ルトＩＩ８によって一体に固定されている。キ
ャップ１１９は、鏡板１１３の上面とのＩ’ｕ］　Ｋ所
定厚の間隙１２０を形成し得る大きさに形成されておシ
、この間隙１２０を形成する壁の一部に孔１２１が形成
されている。１だ、その側壁の一部には後述する４コｊ
滑油を案内するだめの孔１２２が形成されている。一方
、可動要素１θ２は、８：Ｊ記環状壁１１４の内径より
若干大きい外径の鏡板１２３と、この鏡板１２３の一方
の面に前記スクロール翼１１５の関さとほぼ宿しい高さ
に突設されたスクロール翼１２４と、鏡板１２３の他方
の直中央部に突設された筒部１２５とで構成されている
。上記鏡板１２３の前記スクロール翼１２４が突設され
ている側の面で周縁部は、第６図（劫、（ｂ）に示すよ
うにテーパ面等の切欠き而１２６に形成されている。そ
して、上記のように構成された可動要素１１２は、スク
ロール翼１２４の突出方向を上方として、上記スクロー
ル翼１２４と前記スクロール３４４１１ｓとがかみ合い
、かつ鏡板１２３０周辺部と前記環状壁１１４の端面お
よびスクロール翼１２４の端面と鏡板１１３およびスク
ロール翼１１５の端面と鏡板１２３がそれぞれ摺接する
ように装着され、この装着状態が上記鏡板１２３と前記
フレーム１０２との間に設けられたオルダム機構１３０
によって保持されている。

オルダム機構１３０は、鏡板１２３の下面周縁部で、か
つ鏡板１２３の中心を通って描かれる同一線上の２個所
に設けられたキー溝１３１ａ。

１３１ｂと、このキー溝１３１　ａ　、　１３　ｌ　ｂ
の配列方向と直交する線上で、かつフレーム１０２の上
面に第７図に示すように設けられたキー肩１３２ａ、１
３２ｂと、第７図に示すように一方の面に上記キー溝１
３１　ａ　、　１．９　ｌ　ｂに嵌入するキー１３３ａ
、１３３ｂを南するとともに他方の面に上記キー溝１３
２　ａ　＊　１３２　ｂに嵌入するキー１３４ａ、１３
４ｂを有したリング１３５とで構成されている。台　、
”−：　＃しかして、前記フレーム１０２には、ｈＩｊ
記可動要素１１２の筒部１２５の軸心線に対してイ（、
□１心した軸受孔１４）が上下方向に貫通して設けられ
ており、この軸受孔１４ノの筒部１２５　（ｉｌｌに位
置する部分は大径に形成されている。そして、上記大径
側のフレーム構造は具体的には第７図に示すように構成
されている。すなわち、最も外側に密閉容器１０１の内
径と１１ぼ等しい外径を有するとともに内径が前記環状
壁１１４の内径より大きく、上記環状壁１１４がデルト
１１８で締伺は固定されるところの環状壁１４２が形成
されておシ、この内側に環状溝１４３を介して前記鏡板
１２３の下面周辺部を受ける環状受は面１４４が一段低
下して形成され、この内側に前記リング１３５を受ける
環状受は面１４５がさらに一段低下して形成され、この
内側にさらに一段低下して環状面１４６が形成されてい
る。そして缶受は面は、放射状に設けられた溝１４７に
よって周方向に複数に分割されており、上記溝１４７の
少なくとも１つはフレーム１０２の、壁に設けられ内外
を直接通じさせる孔１４８に通じている。なお、前記キ
ー溝１３２ａ、１３２ｂは、受は面１４５に形成されて
いる。

しかして、前記フレーム１０２の軸受孔１４１には、前
記モータ１０４の回転軸１６０が回転自在に支持されて
いる。回転軸１６０にｄ２、骨受孔１４１の大径部分に
位置する笥・、分に大径部１６１が形成鴎れており、こ
の太径ｆｓ１１７６１に前述した筒部１２５に嵌入する
小軸１６２が突設されている。なお、組立状態において
、大径部１６１の上面が筒部１２５の下端面に接するよ
うに各部の寸法が設定されている。そして、上記回転軸
１６０は、その下端が潤滑油１θ５中に侵入する長さに
形成されておシ、その下端部は密閉容器１０１の内面に
支持材２００を介して支持された下部軸受１６３によっ
て支持されている。また、回転軸１６０内には遠心ポン
プ作用で潤滑油１０５を、軸受面や小軸１６２と筒部１
２５、との嵌合部に汲み上ける孔１６４が形成されてい
る。この孔１６４の入口部、つまり回転軸１６０の下端
部に位置する部分の形状は、回転軸１６０の下端面中央
部から上方に向けて延びる部分１６５と、この部分１６
５から半径方向に軸受１６３の内面まで廷びる部分１６
６と、この部分１６６から下方へ向けて延びる部分１６
７と、この部分１６７から回転軸１６０の直径より僅か
に短かい長さだけ半径方向に延びる部分１６８とを組合
せたものとなっている。

しかして、前記モータ１０４は、かご形の誘導電動機に
よって構成されており、その回転子１７０の磁気的中心
が固定子１７１の磁気的中心に対して下方へ若干ずれる
関係に上記回転子１７０が回転軸１６０に固定されてい
る。また、回転子１２０の表面には、余１４４１７２が
形成されている。

しかして、前記密閉容器１０１の側壁で前記スクロール
型圧縮機構１０３とモータ１０４との間に位置する部分
には、上記スクロール型圧縮機構１０βとモータ１０４
との間の空間１８０に連通ずる関係に吸込管１８１が接
続されており、また、タンク１０１の土壁には、この」
二壁と前記固定要素１１１との間に形成てれた空間１８
２に連通ずる関係に吐出管１８３が接続されている。

々お、第４図中１８４は、空間１８２内に押し出された
潤滑油をフレーム１０２よυ下方へ戻すために環状壁１
１４およびフレーム１０２に設けられた孔を示し、１８
５はバランスウェイトを示し、１８６はモータ１０４へ
の給霜、用接続機構を示し、１だ１８７は潤滑油を通過
させるだめの孔を示している。

次に上記のように構ＤＷ　Ｇれた圧縮装置の動作を説明
する。

１ず、モータ１０４に給電すると、回転軸１６０か回転
を開始し、この回転力が可動要素１１２に伝えられる。

この場合、可動要素１１２の筒部１２５は回転軸１６０
に対して偏心して設けられた小軸１６２と嵌合しており
、しかもオルダム機構１３０によって支持きれているの
で、この可動要素１１２は自転の伴なわない旋回運動を
行なう。したがって、可動要素１１２に設けられたスク
ロール翼１２４もｈ；Ｐ回運動を行なう。この旋回連動
に１′＃、なって、スクロール翼１１５とスクロール翼
１２４との間に形成されだ圧縮室Ｐの容積が第３図に示
しだように周期的に小さくなり、これによって圧縮され
たガスが吐出口１１６から吐出δれる。吐出された高圧
ガスはギャップ１１９によって形成された間１％ｉ　１
２０〜キヤツプ１１９に設けられた孔１２１〜空間１８
２を介して吐出管１８３から送り出される。一方、上記
のように可動要素１１２が旋回運動すると、このｏｊ−
動些素１１２の鏡板１２３の上面周縁部と固定要素１１
ノの環状壁１１４における内端縁部とに切欠き面１２６
．１１７が形成されていることが有効に作用゛して圧縮
室Ｐの周縁部がフレーム１０２に形成されている環状溝
１４３に常に連通した状態となる。環状溝１４３は、フ
レーム１０２に放射状に設けられた溝１４７等を介して
孔１４８に通じ、また、この孔１４８は空間１８０を介
して吸込管１８１に通じているので、結局、低圧の力ス
は上記吸込管１Ｂ１〜空間１８０〜孔１４８〜溝１４７
および環状溝１４３を経由して圧縮室Ｐ内の低圧ホード
に吸込まれることに々す、ここに圧縮装置としての機能
が発揮てれる。そして、この場合には、１吸込管１８１
を介して流れ込んだ低圧ガス中に冷媒等の液が混入して
いても、この液は空間１８０内を移行する間に下方へ落
下し、τ白滑油１θ５が溜っている密閉容器ｌθ１の底
部へと移行しようとする。

なお、モータ１０４が自己ツＥ３熱しているので、落下
１−だ液は上記熱によってガス化芒れ、すでにガス化し
ているものの流れに混入して圧縮室Ｐ内へと移動する。

したがって、空間１８０は気液分離器と全く同じ作用を
していることになシ、この空間１８０の存在、つまり、
このようなガス流路の存在によってスクロール翼１１５
゜１２４の破損が防止される。

一方、上記のようにモータ１０４が回転すると、潤滑油
ｌθ５の一部は、孔１６４の形状に伴なう遠心ポンプ作
用によって孔１６４内の上方へと汲み上けられる。この
汲み上げられた潤滑油は、軸受孔１４１の内周面を＋ｉ
ｉ′Ｉ滑した後、小軸１６２と筒部１２５との嵌合部を
潤滑し、続いて孔１８７を介してオルダム機構１３０が
設けられている部分を潤滑し、その後、一部が孔１４８
から下方へと流下し、残りが圧縮室Ｐ内へと侵入して圧
縮室Ｐ内の摺動部を潤滑する。

そして、圧縮室Ｐ内に入シ込んだ潤滑油は、最終的に吐
出孔１１６から排出された後、キャップ１１９に設峠ら
れた孔１２２および孔１８４を介して下方へと流下する
。したがって、吐出ｖ１８３からは潤滑油の混入してい
ない高圧ガスが吐出されることになる。

また、上述の如く、可動要素１１２が、旋回運動を行な
って、圧縮動作が行なわれると、圧腟室Ｐ内が高圧にな
るので、可動要素１１２が下向きのスラスト力を受け、
この力がオルダム槻＠　１３　’　％　、７レーム１０
２の受け面１４４等に加わり、これらの要素に焼何き現
象が発生する１Ｈれがある。しかし、この実施例の場合
、モータ１０４が次のようにして焼伺き現象の発生を防
止している。すなわち、モータ１０４の回転子１７０は
、その磁気的中心が固定子１７１の磁気的中心よシ若干
下方にずれている。しかも回転子１７０の表面には斜溝
１７２が形成されている。したがって、モーター０４に
給電すると、固定子１７１の磁気的中心と回転子１７０
の磁り、的中心とを一致させるように回転子１７０に上
向きの（磁気力が常に作用する。この磁気力は回転’Ｆ
ｉｌｌ　１　ｔ；　ｏ、大径部１６１および筒部１２５
を介して可ｆｉＩＩ要素１１２に加えられる。なお、企
Ｆ溝１７２による推力Ｆ、は、 Ｆ、−！・Ｔ−一〇（ｋｇ） となる。ここで、Ｄはロータノア０の外径（Ｃｒｎ）、
Ｔはトルク（ｋｇ　・ｃｍ　）、θは５％　ｉ）＃、　
１７２　ノｊｌＪｊ余ト角である。一方、磁気中心のず
れによる推力Ｆ２は、 Ｄ　Ｂ　２−１ｘ Ｆ２　＝　２δＫｃ丁（５０００−ン　ｔ、１１１丁（
１（ｇ）となる。ここで、δは空隙畏（儂）　、ＫＣは
空隙係数（キ１．２）、λは位置変化によるインダクタ
ンスの変化比、Ｂは空隙磁束密度の実効値、Ｘは磁気中
心の偏り（σ）である。したがって、たとえは３ＨＰ程
度のものでは、θ＝２００．Ｄ＝７儂、　Ｘ　＝　０．
５唐とすると、Ｆｌキ１ｏｋｙ。

Ｆ２キ５　ｋｌ／、合計１５ｋｇ程度の推力が作用する
ことにな不。とのため、鏡板１２３が受ける下向きの力
が１ｒｔ減され、この戦域によって焼（＝ｊき現象のシ
Ｉ′−生が防止される。

このように、モータ１０４に上向きの推力を発生させ、
この推力で可動要素１１２に加わる下向きのスラスト力
を低減させるようにしている。したがって、格別構成の
複雑化を招くことなく、焼きイ」き現象の発生を防止で
き、結局、前述した効果が得られることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のこの種の装置の縦断面図、第２図は同装
置に組込まれたオルダム機構の説明図、第３図は同装置
ｈ゛２の圧縮原理を説明するための図、第４図は本発明
の一実施例に係るスクロール型圧縮装置の縦断面図、第
５図（ａ）は同装置にお＆ｊる固定要素の下面図、同図
（ｂ）は（、）におけ、Ａ−Ａ糾に沿って切断し矢印方
向にみた設拠条件下の断面図、第６図（ａ）は同装置に
おける可動要素の上面図、同図（ｂ）は（ａ）における
Ｂ−Ｂ＾・呈切断矢視図、第７図は同装置におけるフレ
ームの上部だけをＪ＋ｖり出して示ず一部切欠分角了斜
視１０１・・・密閉容器、１０２・・・フレーム、μｍ
・・スクロール型圧編機構、１０４・・・モータ、１０
５・・・７ｊ”・」滑油、１１１・・・固定要素、ＩＩ
２・・・可動要素、１１５．１２４・・・スクロール翼
、１１６・・・吐出口、１３０・・・オルダムＩ１６．
　Ｍ　、１４１・・・軸受孔、１４３・・・環状溝、１
４７・・・溝、１４８・・・孔、１６０・・・回転軸、
１６４・・・離心ポンゾ用の孔、１７０・・・回転子、
１７１・・・固定子、１８０゜１８２・・・空間、１８
１・・・吸込？Ｎ１１８３・・・吐出管。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　豚箱１図 ＃〉 ） 第２図 １ 第５図 （ａ） （ｂ） １３ １１７　１１４ 第６図 （ａ） （ｂ） ２３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いを軸方向に接合させて互いの間で圧縮室を構成する
   形状にそれぞれが形成されるとともに上記圧縮室内で互
   いにかみ合うスクロール翼をそれぞれが有した固定要素
   と可動要素とからなるスクロール型圧縮機構を、上記固
   定要素を上側に、上記可動要素を下側に位置させて密閉
   容器内に収容し、上記可動側要素の下面側を低圧雰囲気
   にした条件で上記密閉容器内の下部に回転軸を上下方向
   に回けて設けられたモータの動力で」二記可動要紫を自
   転の伴なわ々い旋回連動させることによってガス圧縮を
   行なわせるようにしたスクロール型圧縮装置において、
   前記モータは、ステータの磁気的中心に対してロータの
   磁気的中心が下方にずれる関係に上記ロータが配置され
   るとともに上記ロータの表面に斜有パ！が設けられ、上
   記斜溝と上記磁気的中心のずれとによって起こる棺・力
   で前記可！１ｉＪｌ要素に加わる下向きのスラスト力を
   軽減させるようにしたものであることを特徴とするスク
   ロール型圧縮装置。