JPS6140407A - オ−バ−ヘツドバルブ型エンジンの潤滑装置 - Google Patents
オ−バ−ヘツドバルブ型エンジンの潤滑装置Info
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- JPS6140407A JPS6140407A JP16059884A JP16059884A JPS6140407A JP S6140407 A JPS6140407 A JP S6140407A JP 16059884 A JP16059884 A JP 16059884A JP 16059884 A JP16059884 A JP 16059884A JP S6140407 A JPS6140407 A JP S6140407A
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- chamber
- crankcase
- crank chamber
- open air
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M9/00—Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
- F01M9/10—Lubrication of valve gear or auxiliaries
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はオイルポンプを持たないオーバーヘッドバルブ
型エンジンに係り、特にそのピストンヘッド側に位置す
る動弁機構回りの潤滑を行なう潤滑装置に関する。
型エンジンに係り、特にそのピストンヘッド側に位置す
る動弁機構回りの潤滑を行なう潤滑装置に関する。
従来、この種のエンジンの潤滑装置として、クランク軸
とともに回転するスプラッシャにより、クランク室の底
部に溜められた潤滑オイルを撹拌して跳ね飛ばすととも
に、この跳ね飛ばされた潤滑オイルを、シリンダとピス
トンとの隙間からクランク室内に吹き抜iジるブローバ
イガスを利用してシリンダヘッド内の動弁室内に導き、
この動弁室内のロッカアームやロッカシャフト、つまり
動弁機構の潤滑を行なうようにしたものが知られている
。
とともに回転するスプラッシャにより、クランク室の底
部に溜められた潤滑オイルを撹拌して跳ね飛ばすととも
に、この跳ね飛ばされた潤滑オイルを、シリンダとピス
トンとの隙間からクランク室内に吹き抜iジるブローバ
イガスを利用してシリンダヘッド内の動弁室内に導き、
この動弁室内のロッカアームやロッカシャフト、つまり
動弁機構の潤滑を行なうようにしたものが知られている
。
ところで、最近のエンジンは、ピストンのシ−ルU1能
を高め、排ガス対策は勿論のこと、燃費の向上ヤオイル
の劣化を少なく抑えるための対策が施されているが、こ
のような対策を施すと、クランク室内に吹き抜けるブロ
ーバイガスが激減するため、上述の如きブローバイガス
を利用してクランク室内の潤滑オイルをシリンダヘッド
側に導いているエンジンでは、ブローバイガスが減少し
た分、勤弁機構回りに導かれるオイル伍も少なくなり、
オイル供給が不安定となってしまう。
を高め、排ガス対策は勿論のこと、燃費の向上ヤオイル
の劣化を少なく抑えるための対策が施されているが、こ
のような対策を施すと、クランク室内に吹き抜けるブロ
ーバイガスが激減するため、上述の如きブローバイガス
を利用してクランク室内の潤滑オイルをシリンダヘッド
側に導いているエンジンでは、ブローバイガスが減少し
た分、勤弁機構回りに導かれるオイル伍も少なくなり、
オイル供給が不安定となってしまう。
このようなことから、最近シリンダを略水平近くにまで
寝かせて配置するとともに、スプラッシャが潤滑オイル
を跳ね飛ばす位置にクランク室と勤弁至とを結ぶ環流路
の開口を対向させ、この潤滑°オイルを直接動弁機構に
跳ねかけるようにしたエンジンが考えられている。
寝かせて配置するとともに、スプラッシャが潤滑オイル
を跳ね飛ばす位置にクランク室と勤弁至とを結ぶ環流路
の開口を対向させ、この潤滑°オイルを直接動弁機構に
跳ねかけるようにしたエンジンが考えられている。
しかしながら、このようなエンジンでは潤滑オイルの飛
散方向の関係から、シリンダの配置に大幅な制約が生じ
てまい、このため、エンジンの構造や設計の自由度が失
なわれてしまう不具合がある。
散方向の関係から、シリンダの配置に大幅な制約が生じ
てまい、このため、エンジンの構造や設計の自由度が失
なわれてしまう不具合がある。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
動弁機構に対する潤滑オイルの供給を安定して行なえ、
しかもシリン″ダの配置が制約を受けることもなく、構
造および設計の自由度が増すオーバーヘッドバルブ型エ
ンジンの潤滑装置の提供を目的とする。
動弁機構に対する潤滑オイルの供給を安定して行なえ、
しかもシリン″ダの配置が制約を受けることもなく、構
造および設計の自由度が増すオーバーヘッドバルブ型エ
ンジンの潤滑装置の提供を目的とする。
すなわち、本発明は上記目的を達成するため、クランク
室内の潤滑オイルを、このクランク室内に吹き抜けるブ
ローバイガスを利用してピストンヘッド側の動弁機構に
導くエンジンにおいて、上記クランク室に、クランク室
外の外気を導入する外気導入路を接続し、この外気導入
路にクランク室側への流通のみを許容する逆止弁を設け
たことを特徴とする。
室内の潤滑オイルを、このクランク室内に吹き抜けるブ
ローバイガスを利用してピストンヘッド側の動弁機構に
導くエンジンにおいて、上記クランク室に、クランク室
外の外気を導入する外気導入路を接続し、この外気導入
路にクランク室側への流通のみを許容する逆止弁を設け
たことを特徴とする。
以下本発明を図面に示す一実施例にもとづいて説明する
。
。
第3図および第4図は本発明に係るエンジンを搭載した
ゴルフカーの如き小形車両を示し、図中1は車体フレー
ムである。車体フレーム1の前部には左右の前輪2.2
が支持されているとともに、この車体フレーム1には後
方に延びるスイングアーム3が揺動自在に枢支されてい
る。スイングアーム3は車体フレーム1に対してスプリ
ング4゜4および油圧緩衝器5を介して懸架されており
、このスイングアーム3には後車軸6を介して左右の後
輪7,7が支持されているとともに、この後輪7.7を
駆動するための走行用駆動系8が取り付けられている。
ゴルフカーの如き小形車両を示し、図中1は車体フレー
ムである。車体フレーム1の前部には左右の前輪2.2
が支持されているとともに、この車体フレーム1には後
方に延びるスイングアーム3が揺動自在に枢支されてい
る。スイングアーム3は車体フレーム1に対してスプリ
ング4゜4および油圧緩衝器5を介して懸架されており
、このスイングアーム3には後車軸6を介して左右の後
輪7,7が支持されているとともに、この後輪7.7を
駆動するための走行用駆動系8が取り付けられている。
なお、上記車体フレーム1にはボデー9が被せられてお
り、このボデー9に設けたシート10の下方の空間部分
に走行用駆動系8が収められている。
り、このボデー9に設けたシート10の下方の空間部分
に走行用駆動系8が収められている。
ところで、上記走行用駆動系8は本発明に係るオーバー
ヘッドバルブ型エンジン11と、このエンジン11の動
力を後車軸6上の終減速橢12に伝える動力伝達人構1
3を主構成としてなり、以下このエンジン11の詳細に
ついて第1図および第2図を加えて説明する。
ヘッドバルブ型エンジン11と、このエンジン11の動
力を後車軸6上の終減速橢12に伝える動力伝達人構1
3を主構成としてなり、以下このエンジン11の詳細に
ついて第1図および第2図を加えて説明する。
すなわち、第1図中符号14はクランクケースであり、
その上面にはシリンダブロック15がやや前傾した状態
で立設されている。シリンダブロック15内にはクラン
クi16に連なるシリンダ17が形成されており、この
シリンダ17内を往復動するピストン18とクランク室
16内に収容したクランク軸19とは、コネクティング
ロッド20によって連結されている。そして、クランク
室16内にはクランク軸19からの動力伝達によって回
転駆動されるバランサ軸51およびカム軸22が収容支
持されている。上記コネクティングロッド20の下面に
は、下方に延びるスプラッシャ21が固定されており、
このスプラッシャ21はクランク軸19の回転に伴って
クランク室16の底部に蓄えられた潤滑オイルを撹拌す
るとともに、第1図中矢印で示したようにクランク室1
6の上部内面に向って跳ね飛ばすようになっている。な
お、第1図中りは潤滑オイルのオイルレベルを示す。
その上面にはシリンダブロック15がやや前傾した状態
で立設されている。シリンダブロック15内にはクラン
クi16に連なるシリンダ17が形成されており、この
シリンダ17内を往復動するピストン18とクランク室
16内に収容したクランク軸19とは、コネクティング
ロッド20によって連結されている。そして、クランク
室16内にはクランク軸19からの動力伝達によって回
転駆動されるバランサ軸51およびカム軸22が収容支
持されている。上記コネクティングロッド20の下面に
は、下方に延びるスプラッシャ21が固定されており、
このスプラッシャ21はクランク軸19の回転に伴って
クランク室16の底部に蓄えられた潤滑オイルを撹拌す
るとともに、第1図中矢印で示したようにクランク室1
6の上部内面に向って跳ね飛ばすようになっている。な
お、第1図中りは潤滑オイルのオイルレベルを示す。
上記シリンダブロック15の上面にはシリンダヘッド2
3が被嵌されており、このシリンダヘッド23のピスト
ンヘッド18aとの対向面に形成した燃焼室24には、
吸気ボート25および排気ボート(図示せず)が開設さ
れている。吸気ボート25には第3図および第4図に示
したように吸気管37が接続されており、この吸気管3
7はエンジン11の前方に向っ゛で導かれるとともに、
気化器38を介してエアクリーナ39に連通されている
。また、上記排気ボートにはエンジン11の後方に延び
る排気管40が接続されており、この排気管40の後端
は消音541に接。
3が被嵌されており、このシリンダヘッド23のピスト
ンヘッド18aとの対向面に形成した燃焼室24には、
吸気ボート25および排気ボート(図示せず)が開設さ
れている。吸気ボート25には第3図および第4図に示
したように吸気管37が接続されており、この吸気管3
7はエンジン11の前方に向っ゛で導かれるとともに、
気化器38を介してエアクリーナ39に連通されている
。また、上記排気ボートにはエンジン11の後方に延び
る排気管40が接続されており、この排気管40の後端
は消音541に接。
続されている。上記吸気ボート25と排気ボートは、夫
々吸気バルブ26および排気バルブ(図示せず)によっ
て開閉されるようになっており、これら吸気バルブ26
と排気バルブはピストンヘッド18aに対向されている
とともに、そのバルブステム26aがシリンダヘッド2
3とヘッドカバー27との間に設けた動弁室28内に導
出されている。動弁室28内にはOツカシャフト29が
支持されており、この日ツカシャフト29には、吸気バ
ルブ26および排気バルブを作動させるロッカアーム3
0が揺動自在に取付けられている。ロッカアーム30は
ブツシュロッド31およびタペット32を介して上記カ
ム軸22と連動されており、本実施例のブツシュロッド
31はシリンダブロック15およびシリンダヘッド23
内に形成した環流路33内を挿通されている。この環流
路33はクランク室16と動弁室28とを結ぶとともに
、動弁室28の最下部に一口されており、上記ロッカア
ーム30やロッカシャフト29を潤滑したオイルの戻り
通路と、クランク室16内に吹き抜けたブローバイガス
の流れ通路とを兼用している。したがって、本実施例の
エンジン11の場合は、ロッカシャフト29、ロッカア
ーム30およびブツシュロッド31が動弁機構34を構
成している。
々吸気バルブ26および排気バルブ(図示せず)によっ
て開閉されるようになっており、これら吸気バルブ26
と排気バルブはピストンヘッド18aに対向されている
とともに、そのバルブステム26aがシリンダヘッド2
3とヘッドカバー27との間に設けた動弁室28内に導
出されている。動弁室28内にはOツカシャフト29が
支持されており、この日ツカシャフト29には、吸気バ
ルブ26および排気バルブを作動させるロッカアーム3
0が揺動自在に取付けられている。ロッカアーム30は
ブツシュロッド31およびタペット32を介して上記カ
ム軸22と連動されており、本実施例のブツシュロッド
31はシリンダブロック15およびシリンダヘッド23
内に形成した環流路33内を挿通されている。この環流
路33はクランク室16と動弁室28とを結ぶとともに
、動弁室28の最下部に一口されており、上記ロッカア
ーム30やロッカシャフト29を潤滑したオイルの戻り
通路と、クランク室16内に吹き抜けたブローバイガス
の流れ通路とを兼用している。したがって、本実施例の
エンジン11の場合は、ロッカシャフト29、ロッカア
ーム30およびブツシュロッド31が動弁機構34を構
成している。
なお、シリンダブロック15.シリンダヘッド23゜ヘ
ッドカバー27の周囲は、エアシュラウド35によって
覆われており、このエアシュラウド35内には図示しな
い送風ファンによって外気が送り込まれるとともに、こ
の外気はシリンダ回りを強制空冷した後、エアシュラウ
ド35の後面に開設した排気孔36から排出される。
ッドカバー27の周囲は、エアシュラウド35によって
覆われており、このエアシュラウド35内には図示しな
い送風ファンによって外気が送り込まれるとともに、こ
の外気はシリンダ回りを強制空冷した後、エアシュラウ
ド35の後面に開設した排気孔36から排出される。
一方、このようなエンジン11において、上記クランク
室16と動弁室28とは環流路33とは別の連通路42
によって連通されており、このj1通路42の動弁室2
8側への開口は、Oツカアーム30とバルブステム26
aとの当接部分に対向されている。また、このクランク
室16は外気導入路43を介して一旦仙弁至28に連通
されているとともに、ヘッドカバー27に開設したブロ
ーバイガスの環流口44を介してエアクリーナ39に連
通されており、上記外気導入路43には、エアクリーナ
39からクランク室16側への流通のみを許容する逆止
弁46が設けられている。
室16と動弁室28とは環流路33とは別の連通路42
によって連通されており、このj1通路42の動弁室2
8側への開口は、Oツカアーム30とバルブステム26
aとの当接部分に対向されている。また、このクランク
室16は外気導入路43を介して一旦仙弁至28に連通
されているとともに、ヘッドカバー27に開設したブロ
ーバイガスの環流口44を介してエアクリーナ39に連
通されており、上記外気導入路43には、エアクリーナ
39からクランク室16側への流通のみを許容する逆止
弁46が設けられている。
本実施例の逆止弁46は、第2図に示したように中空間
状の弁本体47内に、例えば4個の小孔48・・・を開
設した仕切り部材49を設置するとともに、この仕切り
部材49の下流側端面に上記小孔48・・・を開閉する
可撓性の弁体50を取付けた構成となっており、この小
孔48・・・の孔径を変えることで、外気導入路43内
を流れる外気の流量を調整できるようになっている。
状の弁本体47内に、例えば4個の小孔48・・・を開
設した仕切り部材49を設置するとともに、この仕切り
部材49の下流側端面に上記小孔48・・・を開閉する
可撓性の弁体50を取付けた構成となっており、この小
孔48・・・の孔径を変えることで、外気導入路43内
を流れる外気の流量を調整できるようになっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
ピストン18の昇降動に伴ってクランク軸19が回転さ
れると、スプラッシャ21がクランク室16内の潤滑オ
イルを撹拌して跳ね飛ばし、この跳ね飛ばされた潤滑オ
イルによりクランク室16側に収容された各軸51.2
1.22、シリンダ17およびピストン18回りの潤滑
がなされる。
れると、スプラッシャ21がクランク室16内の潤滑オ
イルを撹拌して跳ね飛ばし、この跳ね飛ばされた潤滑オ
イルによりクランク室16側に収容された各軸51.2
1.22、シリンダ17およびピストン18回りの潤滑
がなされる。
一方、排気または圧縮工程においては、ピストン18の
上昇によって、クランク室16内が負圧となるので、第
1図中破線の矢印で示したように、外気導入路43を通
じてエアクリーナ39内の外気がクランク室16内に吸
入される。そして、ピストン18が上死点に達した後、
クランク軸19の作用で下降゛し始めると、この下降運
動により、上記クランク室16内に吸入された外気およ
びピストン18とシリンダ17との隙間からクランク室
16内に吹き抜けたブローバイガスが圧縮され、この圧
縮された外気およびブローバイガスは、第1図中実線の
矢印で示したように、環流路33および連通路42を通
じて押し上げられ、動弁室28内に噴出される。この際
、クランク室16内には上記スプラッシャ21で撹拌さ
れた潤滑オイルがミスト状となって充満されているから
、この潤滑オイル分も外気やブローバイガスとともに環
流路33および連通路42を通じて動弁v28内に導か
れ、この結果、動弁機構34の潤滑がなされる。なお、
ピストン18の下降によってクランク室16内が圧縮さ
れる際に、このクランク空1G内°の外気やブローバイ
ガスが外気導入路43内を逆流し、クランク室16内の
圧力上昇が妨げられることが考えられるが、この外気導
入路43の途中には逆止弁46を設けであるので、外気
やブローバイガスが逆流することもなく、クランク室1
6内の圧力上昇は効率良く行なわれる。
上昇によって、クランク室16内が負圧となるので、第
1図中破線の矢印で示したように、外気導入路43を通
じてエアクリーナ39内の外気がクランク室16内に吸
入される。そして、ピストン18が上死点に達した後、
クランク軸19の作用で下降゛し始めると、この下降運
動により、上記クランク室16内に吸入された外気およ
びピストン18とシリンダ17との隙間からクランク室
16内に吹き抜けたブローバイガスが圧縮され、この圧
縮された外気およびブローバイガスは、第1図中実線の
矢印で示したように、環流路33および連通路42を通
じて押し上げられ、動弁室28内に噴出される。この際
、クランク室16内には上記スプラッシャ21で撹拌さ
れた潤滑オイルがミスト状となって充満されているから
、この潤滑オイル分も外気やブローバイガスとともに環
流路33および連通路42を通じて動弁v28内に導か
れ、この結果、動弁機構34の潤滑がなされる。なお、
ピストン18の下降によってクランク室16内が圧縮さ
れる際に、このクランク空1G内°の外気やブローバイ
ガスが外気導入路43内を逆流し、クランク室16内の
圧力上昇が妨げられることが考えられるが、この外気導
入路43の途中には逆止弁46を設けであるので、外気
やブローバイガスが逆流することもなく、クランク室1
6内の圧力上昇は効率良く行なわれる。
また、動弁室28内で動弁機構34を潤滑した後の潤滑
オイルは、環流路33を介してクランク室16内に戻さ
れるとともに、動弁室28内に導かれたブローバイガス
は第1図中実線の矢印で示したように、エアクリーナ3
9またはクランク室16に環流される。
オイルは、環流路33を介してクランク室16内に戻さ
れるとともに、動弁室28内に導かれたブローバイガス
は第1図中実線の矢印で示したように、エアクリーナ3
9またはクランク室16に環流される。
このような本発明の一実施例によれば、ビス1ヘン18
の昇降動にもとずくクランク空1G内の圧力変動により
、クランク室16内に外気を吸い込むとともに、この吸
い込んだ外気をブローバイガスとともに圧縮して動弁室
28内に送り込むようにしたので、エンジン11の運転
中、動弁室16内には常にミスト状となった潤滑オイル
分が外気によって供給されることになる。したがって、
潤滑オイルの供給をこれまでのようにブローバイガスに
頼る必要もなくなるから、テロ−バイガスが減少しても
動弁機構34に対するオイル供給を安定して行なうこと
ができる。
の昇降動にもとずくクランク空1G内の圧力変動により
、クランク室16内に外気を吸い込むとともに、この吸
い込んだ外気をブローバイガスとともに圧縮して動弁室
28内に送り込むようにしたので、エンジン11の運転
中、動弁室16内には常にミスト状となった潤滑オイル
分が外気によって供給されることになる。したがって、
潤滑オイルの供給をこれまでのようにブローバイガスに
頼る必要もなくなるから、テロ−バイガスが減少しても
動弁機構34に対するオイル供給を安定して行なうこと
ができる。
しかも、潤滑オイル分はクランク室16のポンプ作用よ
って動弁室28内に強制的に送り込まれるので、シリン
ダ配置が制約を受けることもなく、このためエンジン1
1の構造や設計の自由度が増す等の利点がある。
って動弁室28内に強制的に送り込まれるので、シリン
ダ配置が制約を受けることもなく、このためエンジン1
1の構造や設計の自由度が増す等の利点がある。
また、本実施例の外気導入路43は、エアクリーナ39
内で81遇された外気を吸入するので、クランク室16
内に空気中の微細な埃等が混入する虞れもなく、エンジ
ン11内部の摩耗を未然に防止できる。
内で81遇された外気を吸入するので、クランク室16
内に空気中の微細な埃等が混入する虞れもなく、エンジ
ン11内部の摩耗を未然に防止できる。
なお、上述した実施例のエンジンは、カム軸をクランク
室内に設け、そこからタペットとブツシュロッドを介し
てロッカアームを作動させるOH■エンジンとしたが、
本発明はこれに限らず、カム軸も動弁室内に設けた0f
−1Gエンジンであっても良い。
室内に設け、そこからタペットとブツシュロッドを介し
てロッカアームを作動させるOH■エンジンとしたが、
本発明はこれに限らず、カム軸も動弁室内に設けた0f
−1Gエンジンであっても良い。
また、外気導入路もエアクリーナに連通させずに、直接
外気中に開口させるようにしても良く、ざらに逆止弁の
構造も上記実施例に特定されない。
外気中に開口させるようにしても良く、ざらに逆止弁の
構造も上記実施例に特定されない。
以上詳述した本発明によれば、ピストンの昇降動にもと
すくクランク全肉の圧力変動により、クランク空内に外
気を吸い込むとともに、この吸い込んだ外気をブローバ
イガスとともに圧縮して動弁室内に送り込むようにした
ので、エンジンの運転中、動弁室には常にミスト状とな
った潤滑オイル分が外気によって供給されることになる
。したがって、潤滑オイルの供給をこれまでのようにブ
ローバイガスに頼る必要もなくなるから、ブローバイガ
スが減少しても動弁機構に対するオイル供給を安定(・
て行なうことができる。
すくクランク全肉の圧力変動により、クランク空内に外
気を吸い込むとともに、この吸い込んだ外気をブローバ
イガスとともに圧縮して動弁室内に送り込むようにした
ので、エンジンの運転中、動弁室には常にミスト状とな
った潤滑オイル分が外気によって供給されることになる
。したがって、潤滑オイルの供給をこれまでのようにブ
ローバイガスに頼る必要もなくなるから、ブローバイガ
スが減少しても動弁機構に対するオイル供給を安定(・
て行なうことができる。
また、潤滑オイル分はクランク室のポンプ作用よって動
弁室内に強制的に送り込まれるので、シリンダ配置が制
約を受けることもなく、このためエンジンの構造や設計
の自由度が増す等の利点がある。
弁室内に強制的に送り込まれるので、シリンダ配置が制
約を受けることもなく、このためエンジンの構造や設計
の自由度が増す等の利点がある。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はエンジンの断
面図、第2図は逆止弁の断面図、第3図はゴルフカーの
側面図、第4図は同じくその平面図である。 16・・・クランク室、17・・・シリンダ、18・・
・ピストン、18a・・・ピストンヘッド、21・・・
スプラッシャ、26・・・吸気バルブ、28・・・動弁
室、33・・・環流路、34・・・動弁機構、43・・
・外気導入路、46・・・逆止弁。
面図、第2図は逆止弁の断面図、第3図はゴルフカーの
側面図、第4図は同じくその平面図である。 16・・・クランク室、17・・・シリンダ、18・・
・ピストン、18a・・・ピストンヘッド、21・・・
スプラッシャ、26・・・吸気バルブ、28・・・動弁
室、33・・・環流路、34・・・動弁機構、43・・
・外気導入路、46・・・逆止弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 シリンダのピストンヘッド側に、吸気バルブと排気バル
ブおよびこれら両バルブを駆動するための動弁機構を設
けるとともに、この動弁機構を収容する動弁室を設け、
この動弁室と上記ピストンを収容したシリンダが連なる
クランク室とを環流路によって連通させるとともに、上
記クランク室にはこのクランク室の底部に溜められた潤
滑オイルを撹拌して跳ね飛ばすスプラッシャを収容し、
このスプラッシャによって跳ね飛ばされた潤滑オイルを
、クランク室内に吹き抜けるブローバイガスを利用して
上記環流路から動弁室内に導き、動弁機構回りの潤滑を
行なうようにしたオーバーヘッドバルブ型エンジンにお
いて、 上記クランク室に、クランク室外の外気を導入する外気
導入路を接続し、この外気導入路にクランク室側への流
通のみを許容する逆止弁を設けたことを特徴とするオー
バーヘッドバルブ型エンジンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59160598A JPH0623529B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | オ−バ−ヘツドバルブ型エンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59160598A JPH0623529B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | オ−バ−ヘツドバルブ型エンジンの潤滑装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6140407A true JPS6140407A (ja) | 1986-02-26 |
JPH0623529B2 JPH0623529B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=15718402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59160598A Expired - Fee Related JPH0623529B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | オ−バ−ヘツドバルブ型エンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623529B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113711U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-06 | 川崎重工業株式会社 | 2サイクルエンジン |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4714023U (ja) * | 1971-03-18 | 1972-10-19 | ||
JPS51114545U (ja) * | 1975-03-13 | 1976-09-17 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP59160598A patent/JPH0623529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4714023U (ja) * | 1971-03-18 | 1972-10-19 | ||
JPS51114545U (ja) * | 1975-03-13 | 1976-09-17 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113711U (ja) * | 1991-03-22 | 1992-10-06 | 川崎重工業株式会社 | 2サイクルエンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623529B2 (ja) | 1994-03-30 |
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