JPS6139847B2 - - Google Patents

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JPS6139847B2
JPS6139847B2 JP56206508A JP20650881A JPS6139847B2 JP S6139847 B2 JPS6139847 B2 JP S6139847B2 JP 56206508 A JP56206508 A JP 56206508A JP 20650881 A JP20650881 A JP 20650881A JP S6139847 B2 JPS6139847 B2 JP S6139847B2
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JP
Japan
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crystalline
water
silicate
sio
gallium silicate
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JP56206508A
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English (en)
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JPS58110418A (ja
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Yasuhiko Kamitoku
Yoshinari Kawamura
Hideo Watanabe
Juji Shimazaki
Haruo Takatani
Shigemitsu Shin
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P30/00Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
    • Y02P30/20Technologies relating to oil refining and petrochemical industry using bio-feedstock
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P30/00Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
    • Y02P30/40Ethylene production

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はSiO2とGa2O3が酸素を共有して三次元
網目構造を有する結晶性ガリウムシリケートおよ
びそれを触媒として用い、メタノールおよび/ま
たはジメチルエーテルを反応させて炭化水素を製
造する方法に関するものである。 結晶性シリケートは化学組成、および結晶構造
の面で多くの種類がある。またそれぞれ一定の結
晶構造を有し、構造内に多数の空隙およびトンネ
ルがあり、これにより分子篩としての機能を発現
する。空隙やトンネルによる細孔は結晶構造中で
SiO2と他の金属の酸化物、特にAl2O3やGa2O3
の3価金属酸化物が酸素を共有して結合する形態
によつて決まる。これら3価金属を含有する4面
体の電気的陰性は通常アルカリ金属イオン、特に
ナトリウムおよび/またはカリウムイオンにより
電気的中性に保たれている。 通常、結晶性シリケートを製造するには、
SiO2、3価金属酸化物、アルカリ金属イオンの
各供給源および水を所望の割合に混合し、常圧ま
たは加圧下で水熱処理を行う方法が取られてい
る。また、塩基として有機窒素化合物ないしは有
機リン化合物を用いる方法もあり、この方法によ
りさまざまな吸着能や触媒作用をもつた各種の結
晶性シリケートの合成が非常に盛んである。 特にモービルオイル社のZSM−5は5〜6Å
の中程度の大きさの細孔径を有する結晶性アルミ
ノシリケートで、直鎖状炭化水素およびわずかに
枝分かれした炭化水素は吸着するが高度に分岐し
た炭化水素は吸着しない特性を有し、接触脱ろ
う、分解、異性化、アルキル化、重合、特にメタ
ノールからのガソリン製造用の触媒として有効で
ある。また、シエルインターナシヨナルリサーチ
社よりこのZSM−5と構造の似た結晶性ガリウ
ムシリケートが提案されており、H2とCOとから
炭化水素を合成する触媒に用いられている。この
2つの結晶性シリケートは通常SiO2、Al2O3また
はGa2O3、アルカリ金属イオンの各供給源、水お
よびテトラ−n−ピロピルアンモニウム化合物と
からなる混合物を水熱処理することによつて合成
される。 メタノールおよび/またはジメチルエーテルを
反応させて炭化水素を得るための研究は最近非常
に盛んに行われている。この反応に用いる触媒は
一般に固体酸と呼ばれるものが使用され、各種の
ゼオライト、ヘテロポリ酸等について多くの特許
が出願されている。特に前述のZSM−5はメタ
ノールを原料にして炭素数10までのガソリン留分
を主体とする炭化水素を合成するのに優れてお
り、触媒としての寿命も比較的長く安定した活性
を示すが、残念なことにエチレン、プロピレン等
の低級オレフインを製造するのには不適である。
また、ZSM−34と称する結晶性アルミノシリケ
ートは同じ反応で、低級オレフインを製造するた
めの触媒として高いエチレン、プロピレンへの選
択性を有するが活性の低下が極めて早く実用的で
ない。 本発明者らはメタノールおよび/またはジメチ
ルエーテルを原料にして炭化水素、特にエチレ
ン、プロピレン等の低級オレフインを選択的に製
造し、しかも安定した活性を有する触媒の開発に
ついて鋭意検討した結果、高価な有機窒素化合物
を用いることなく、SiO2、Ga2O3、アルカリ金属
イオンの各供給源、水およびアルコールからなる
混合物を水熱処理することによつて得る組成式 aM2O・Ga2O3・bSiO2・nH2O (式中Mはアルカリ金属または水素原子、aは0.9
±0.3、bは20から300、nは0から200の数であ
る。) の結晶性ガリウムシリケートを触媒として用いた
場合上記目的がかなえられることを発見し、本発
明を達成した。 次に本発明に用いられる結晶性ガリウムシリケ
ートの製造方法について述べる。 SiO2源としては、水ガラス、シリカゾル、シ
リカゲルおよびシリカが使用できるが、水ガラス
とシリカゾルが好適に用いられる。Ga2O3源とし
て硝酸ガリウム、塩化ガリウム、水酸化ガリウム
等が使用出来るが、硝酸ガリウムが好ましい。ア
ルカリ金属イオン源としては、例えば、水ガラス
中の酸化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等が使用される。アルコールとしては炭
素数1〜8のアルコールであれば何でもよいが、
n−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール
が特に好ましい。 水熱処理を行う反応混合物の組成は次のような
割合で調合することが好ましい。 SiO2/Ga2O3(モル比):20〜300さらに好まし
くは50〜200 OH-/SiO2(モル比):0.05〜1.0さらに好まし
くは0.1〜0.75 H2O/OH-(モル比):10〜300さらに好ましく
は30〜250 (R)OH/SiO2(モル比):0.1〜5さらに好ま
しくは0.5〜4 ここでOHは混合物中の水酸イオンであり、
(R)OHはアルコールとして存在するヒドロキ
シル基を示す。この範囲の組成を有する混合物を
得るために、適宜塩酸、硫酸、硝酸等の酸あるい
はアルカリ金属の水酸化物を添加する。 この混合物を120〜220℃、好ましくは、150〜
190℃で約1〜200時間、好ましくは5〜50時間密
閉容器内で加熱撹拌する。反応生成物はロ過ない
し遠心分離により分離し、水洗により余剰のイオ
ン性物質を除去した後乾燥することによつて、結
晶性ガリウムシリケートの粉末を得る。 原料調合時のSiO2/Ga2O3モル比98、アルコー
ルとして、n−ブチルアルコール、アルカリ金属
イオンとしてはナトリウムイオンを用いて調製し
た実施例1に記載の結晶性ガリウムシリケートの
X線回折パターンを表−1、および図−1に示
す。これらの回折データは銅のK−アルフア線の
照射による標準のX線技術によつて得られたもの
で、ピークの高さがブラツグ角θの2倍、2θ
の関数としてレコーダーに記録される。I/Ioは
相対強度であり、最強のピークを示す2θ=
23.25を100とした場合の相対値である。
【表】 このX線回折ピークを特開昭56−16427および
特開昭56−26822号に明示されている前述の結晶
性ガリウムシリケートのものと比較すると次の点
で差が見られる。即ち、本発明に用いる、上記方
法で調整した結晶性ガリウムシリケートでは2θ
=23.0〜23.3゜、および23.6〜24.0゜にそれぞれ
明確に2つのピークが存在しており、また、2θ
が8゜と9゜付近のピークのうち、後者のピーク
の方が大きい。しかし、その他の点では互いによ
く似たパターンを示す。 次に本発明の方法に用いられる上記結晶性ガリ
ウムシリケートのガリウムイオンがケイ素を置換
していることは次の事実で証明される。即ち、
ZSM−5と類似構造を有する結晶性シリケート
では、ケイ素を置換する元素の量が増えると単斜
晶系から斜方晶系に変化する。これはX線回折ピ
ークをみた場合、斜方晶系では2θが24.3゜付近
および29.2゜付近のピークがそれぞれ1本である
のに対し単斜晶系ではそれぞれ2本に分裂するこ
とで検知される。 図−1から判る通り、実施例1で得られた結晶
性ガリウムシリケートのX線回折図は斜方結晶系
であることを示している。即ち、単斜晶系から斜
方晶系になるに充分な量のガリウムイオンがケイ
素を置換していることになる。 また、ZSM−5と同じ構造のSiO2だけからな
る結晶性シリケートには固体酸と呼ばれる酸点は
ほとんどないことが知られているが、本発明の方
法で用いられる結晶性ガリウムシリケートの酸量
は表−2および4にみられる如く相当量あり、し
かもGa2O3含量の高いものとみられるもの程多い
ことも、間接的ながらガリウムイオンが結晶性シ
リケートの格子中に存在していることを示してい
る。 本発明の方法で用いられる結晶性ガリウムシリ
ケートの吸着性について調べてみるとヘキサン異
性体のうち、n−ヘキサンを最もよく吸着し、メ
チル基を1つ有する3−メチルペンタンも吸着す
るが、メチル基を2個有する2・2−ジメチルブ
タンはほとんど吸着しないという特異な形状選択
性を示す。従つて、この結晶性ガリウムシリケー
トはエリオナイトやオフレタイトのような小孔径
ゼオライトとフオージヤサイト型のXおよびY型
ゼオライトの中間の細孔径を有する結晶性シリケ
ートと考えられる。 本発明の方法で用いられる結晶性ガリウムシリ
ケートは熱安定性に優れており、900℃の熱処理
においてもその構造に変化はない。これは実用上
触媒としての前処理や再生の際に好都合である。 本発明の方法で用いられる結晶性ガリウムシリ
ケートを触媒として使用することによつて、メタ
ノールおよび/またはジメチルエーテルから炭化
水素、特にエチレン、プロピレン等の低級オレフ
インを高い選択率でしかも安定した活性で製造で
きる。 本発明で触媒として使用される結晶性ガリウム
シリケートは、合成後のカチオンとしてのアルカ
リ金属イオンをイオン交換法により全部または部
分的にプロトンに変換した水素型であることが好
ましい。この変換は公知のイオン交換技術を利用
してアンモニウム水溶液、例えば塩化アンモニウ
ム水溶液で処理してアルカリ金属イオンをアンモ
ニウムイオンで交換し、しかる後焼成によつて、
アンモニアを追い出し、プロトンに変換出来る。
また、直接塩化水素水溶液で処理することにより
プロトンに変換することも可能である。アンモニ
ウム水溶液または塩化水素水溶液で処理した後、
充分水洗を行い、乾燥し、焼成することによつて
メタノールおよび/またはジメチルエーテル転化
反応の触媒として供することが出来る。この焼成
は、例えば300〜700℃の温度で1〜100時間処理
することによつて達成される。 メタノールおよび/またはジメチルエーテルの
転化反応は、これら原料をガスとして供給し、固
体である触媒と充分接触させ得るものであれば、
どんな反応形態でもよく、固定床反応方式、流動
床反応方式、移動床反応方式等があげられる。 反応は広い範囲の条件で行うことが出来る。例
えば、反応温度250〜450℃、重量時間空間速度
0.1〜20hr-1、好ましくは1〜10hr-1、全圧力0.1
〜100気圧、好ましくは0.5〜10気圧の条件下で行
うことが出来る。原料は水蒸気あるいは不活性ガ
ス、例えば窒素、アルゴン等で希釈して触媒上に
供給することも可能である。 本発明の方法において、生成物の流れは水蒸
気、炭化水素、未反応原料から成り、反応条件を
適当に設定することにより炭化水素中のエチレ
ン、プロピレン等の低級オレフインの割合を高め
ることが出来る。また、更に条件を厳しくするこ
とによりガソリン留分の豊富な炭化水素を得るこ
とも出来る。水蒸気および炭化水素生成物は公知
の方法によつて、互いに分離、精製される。 次に本発明を実施例により具体的に説明するが
本発明はその要旨を超えない限り、これに限定さ
れるものではない。 実施例 1 硝酸ガリウム8水和物1gを水32gに溶かし撹
拌下これに順次、次の試薬を加えた。Cataloid
SI−30(SiO230〜31%、Na2O0.37〜0.46%)24.1
g、カ性ソーダ(95%、試薬特級)2.56gを水50
gに溶解した水溶液、2.5N硫酸水溶液12ml、お
よびn−ブチルアルコール10mlである。添加終了
後も充分撹拌を行ない、均質な水性ゲル混合物を
得た。仕込のSiO2/Ga2O3モル比は約98であつ
た。内容積300mlのオートクレーブに水性ゲル混
合物を仕込み、自在下100℃で4時間、180℃で17
時間撹拌しながら(500r.p.m)水熱処理をし
た。反応混合物は遠心分離機を用いて固体成分と
溶液部とに分け、固体成分は充分水洗をほどこ
し、更に100℃で乾燥した。得られた生成物の収
量は約6.5gであつた。走査型電子顕微鏡による
観察で、0.2〜0.8μの大きさを有し、横に長い六
角形の板結晶であることを確認した。この結晶性
固形物を空気中500℃で16時間処理した。これは
前記組成式においてa=1.0、b=103、n=10で
Mがナトリウムである結晶性ガリウムシリケート
であつた。このもののX線回折パターンを表−1
および図−1に示す。BET法に基ずいて比表面
積を測定した所208m2/gであつた。次にこの焼成
済結晶性ガリウムシリケート1gに対し5%塩化
アンモニウム水溶液5mlの割合で両者を混合し、
室温で1時間撹拌処理する操作を計4回繰返し、
ナトリウムイオンをアンモニウムイオンに変換し
た。その後室温下で充分水洗の後100℃で乾燥
し、次いで500℃で16時間空気中で焼成を行い水
素型に変換した。 この水素型にした結晶性ガリウムシリケートに
ついて石英製スプリングバランスを用いてアンモ
ニアの吸着量を測定した。まず、試料を450℃で
2時間真空排気して完全に吸着物を除いた後、
100℃で1時間15torrのアンモニアの雰囲気下に
置き、これを100℃で1時間真空排気して物理吸
着しているアンモニアを取り去り、続いて試料温
度を10℃/minの速度で昇温してゆき、各温度で
のアンモニアの吸着量をみた。この結果を表−2
に示す。
【表】 水素型にした、結晶性ガリウムシリケート粉末
を圧力400Kg/cm2で打錠し、次いでこれを粉砕して
10〜20meshにそろえたもの2mlを内径10mmの反
応管に充填した。液状メタノールを2ml/hrの速
度で気化器に送り、ここで10ml/minで送られて
くるアルゴンガスと混合して反応管に送り、300
℃で反応を行つた。生成物の分析はガスクロマト
グラフを用いて行つた。結果を表−3に示す。
【表】 実施例 2 硝酸ガリウム8水和物1gを水42.3gに溶解
し、撹拌下これにCataloid SI−30 24.1g、カ性
ソーダ(95%、試薬特級)1.41gを水50gに溶か
した水溶液、n−ブチルアルコール10mlを順次加
えた。添加終了後も充分撹拌を行い、均質な水性
ゲル混合物を得た。仕込のSiO2/Ga2O3モル比は
実施例1と同じく98であつた。内容積300mlのオ
ートクレーブに水性ゲル混合物を仕込み、自圧下
100℃で3時間、180℃で17時間撹拌しながら
(500r.p.m.)水熱処理をした。反応混合物は遠心
分離機を用いて固体成分と溶液部とに分け、固体
成分は充分水洗をほどこし、更に100℃で乾燥し
た。得られた生成物の収量は約6gであつた。生
成物を空気中500℃で16時間処理した。このもの
のX線回折パターンは実施例1で得たものとほぼ
一致した。実施例1で得られたものと同じ組成式
をもつ結晶性ガリウムシリケートであつた。
BET法にもとづいて比表面積を測定した所149.0
m2/gであつた。 実施例 3 硝酸ガリウム8水和物1gを水42gに溶解し撹
拌下これにCataloid Si−30 36.9g、カ性ソーダ
(95%、試薬特級)2.48gを水100gに溶かした水
溶液、n−BuOH15mlを順次加えた。添加終了後
も充分撹拌を行い、均質な水性ゲル混合物を得
た。仕込のSiO2/Ga2O3モル比は150であつた。
内容積300mlのオートクレーブに水性ゲル混合物
を仕込み、自在下100℃で3時間、180℃で19時間
撹拌しながら(500r.p.m.)水熱処理をした。上
記以外の操作はすべて実施例1と同様にして行つ
た。水熱処理をした後、水洗し、乾燥して得られ
た結晶性ガリウムシリケートの収量は約10.5gで
あつた。このものを空気中500℃で16時間処理し
たもののX線回折パターンは実施例1で得たもの
とほぼ一致した。これは前記組成式においてa=
1.0、b=165、n=10でMがナトリウムである結
晶ガリウムシリケートであつた。BET法にもと
づく比表面積は、175.5m2/gであつた。水素型に
変換したもののアンモニア吸着量およびメタノー
ル転化反応活性についてそれぞれ表−4、表−5
に結果を示す。
【表】
【表】 比較例 基本的には、モービル社によるZSM−5の調
製法、即ち英国特許1402981号実施例1を参考に
して以下のような結晶性ガリウムシリケートを調
製した。 水酸化ガリウム0.62g、カ性ソーダ13.0gを水
86.4gに溶かしてA液、塩酸(35%塩化水素水溶
液)28.8mlと濃硫酸4.21gの混合物をB液、3号
水ガラス(SiO228〜30%、Na2O9〜10%)50.7g
を水63.5gに溶かしてC液、テトラ−n−プロピ
ルアミン3.4g、臭化n−プロピル2.93g、およ
びメチルエチルケトン5.65gの混合物をD液とし
た。撹拌下、A液中に順次B、CおよびDの各液
を加えて水性ゲル混合物を得た。 仕込のSiO2/Ga2O3モル比は約96であつた。内
容積300mlのオートクレーブに上記水性ゲル混合
物を仕込み、自在下、130℃で48時間撹拌しなが
ら(500r.p.m.)水熱処理をほどこした。 上記操作以外は実施例1と同様に実施した。 水熱処理により得られた生成物のX線回折パタ
ーンは特開昭56−16427、特開昭56−26822に明示
されている結晶性ガリウムシリケートと似たもの
であつた。 水素型に変換したもののメタノール転化反応活
性を表−6に示す。
【表】 本比較例のようにテトラ−n−プロピルアンモ
ニウムイオン存在下で得た結晶性ガリウムシリケ
ートはメタノール分解による生成物がエチレン、
プロピレン等の低級オレフイン指向になつていな
い。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の結晶性ガリウムシリケート(Na
型)のX線回折パターンを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 SiO2、Ga2O3及びアルカリ金属イオンの各供
    給源、水及びアルコールから成る混合物を水熱処
    理して調製され、かつ、組成式 aM2O・Ga2O3・bSiO2・nH2O (式中Mはアルカリ金属または水素原子、aは0.9
    ±0.3、bは20から300、nは0から200の数であ
    る。) を有する結晶性ガリウムシリケートを触媒として
    メタノールおよび/またはジメチルエーテルを
    低級オレフインに転化することを特徴とする低級
    オレフインの製造方法。
JP56206508A 1981-10-08 1981-12-21 低級オレフィンの製造方法 Granted JPS58110418A (ja)

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JP56206508A JPS58110418A (ja) 1981-12-21 1981-12-21 低級オレフィンの製造方法
DE19823237389 DE3237389A1 (de) 1981-10-08 1982-10-08 Kristalline aluminium- und galliumsilikate, verfahren zu deren herstellung und verwendung zur dadurch katalysierten herstellung von niederen olefinen

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616427A (en) * 1979-07-20 1981-02-17 Shell Int Research Manufacture of hydrocarbon

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5616427A (en) * 1979-07-20 1981-02-17 Shell Int Research Manufacture of hydrocarbon

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