JPS6139739Y2 - - Google Patents

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JPS6139739Y2
JPS6139739Y2 JP1980039938U JP3993880U JPS6139739Y2 JP S6139739 Y2 JPS6139739 Y2 JP S6139739Y2 JP 1980039938 U JP1980039938 U JP 1980039938U JP 3993880 U JP3993880 U JP 3993880U JP S6139739 Y2 JPS6139739 Y2 JP S6139739Y2
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JP
Japan
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hydraulic
car
inching
circuit
hydraulic cylinder
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JP1980039938U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はインチング制御を容易にした油圧エ
レベータに関するものである。
油圧エレベータにあつては、乗かごの昇降に直
接作用する圧油の量が多いため、その油の圧縮性
は無視できず、実際には積載量が変化すると、乗
かごの床面は乗降床面に対し浮沈することにな
る。例えば、積載物を乗かごから下すと乗かご床
面が浮上し、乗降床面との間に段差ができる。こ
の状態で再び積載物を手押車と一体に乗り込ませ
ようとする場合、車輪径の小さいキヤスタ等では
その乗り込みが不可能となる場合がある。
そこで、上記のような場合、インチングと称し
て数m/mずつ乗かごを下降させ、その床面を乗
降床面に一致させるために、乗かご下降用油圧回
路の電磁弁を操作することが考えられる。このた
めに、特開昭55−35773号公報に示されているも
のを利用して、乗かご上昇用の油圧ポンプの吐出
側と油圧シリンダとを主油圧回路によつて接続
し、この主油圧回路の上記チエツク弁と油圧シリ
ンダとの間にこのシリンダの圧油を電磁弁を介し
て排出する乗かご下降用油圧回路を接続し、油圧
シリンダに対する圧油の供給、排出により乗かご
を昇降させるようにした油圧エレベータにおい
て、上記下降用油圧回路の電磁弁を操作すること
で、下降動作終了時近くの乗かごの速度を制御す
ることが考えられる。
しかし、上記下降用油圧回路は、定格下降速度
を保持するため定格動作中の圧油の流出容量が多
く、下降用油圧回路の電磁弁の開度の微調整によ
つて乗かごをインチング下降させることはきわめ
て困難であり、事実上不可能に等しいという問題
があつた。
この考案は、上記のような従来の問題点を解決
するためになされたもので、乗かごのインチング
操作を容易かつ安価に実現できる油圧エレベータ
を提供することを目的としている。
すなわち、この考案は、上述のような油圧エレ
ベータにおいて、主油圧回路のチエツク弁と油圧
シリンダの間から乗かご下降用油圧回路とは別
に、微少流出容量ずつ圧油を排出するインチング
用分岐回路を分岐させ、この分岐回路に設けた電
磁弁をインチング指令によつて断続的に開閉制御
するようにしたものである。
したがつて、この考案によれば、乗かごの着床
時にその床面が乗場床面より浮上している状態
で、インチング指令によつてインチング用分岐回
路に設けた電磁切換弁を開くことにより、上記分
岐回路の流出容量が微少であるため、数m/mず
つ乗かごを下降させてインチングを行うことが容
易にでき、圧油の圧縮による乗かごの床面と乗場
床面の段差を解消して、これらを同じ水平面上に
一致させることができる。
以下、この考案の実施例を図面について説明す
る。
添付図面はこの考案にかかるインチング用分岐
回路を備えた直結プランジヤ式油圧エレベータの
油圧回路を示すもので、1は油圧シリンダ、2は
この油圧シリンダ1のプランジヤ1aに直結され
た乗かごである。上記油圧シリンダ1にはチエツ
弁3を介して上昇専用の油圧ポンプ4の吐出側が
接続され、その吸込側はストレーナ5を介して油
タンク6に連通されていると共に、上記油圧ポン
プ4は電動機7により駆動されるようになつてお
り、油圧ポンプ4から油圧シリンダ1に供給され
る圧油によりプランジヤ1aを上昇動作させ乗か
ご2を上昇させる。また、上記油圧ポンプ4に
は、その吐出圧力が一定以上になつたとき動作す
るパイロツト操作リリーフ弁8が並列に接続さ
れ、さらに乗かご2にかかる負荷によつて油圧シ
リンダ1への流量が変化しないようにする減圧弁
9と絞り弁10との直列回路が並列に接続されて
いる。
11は上記油圧シリンダ1に接続された乗かご
下降専用の油圧回路であつて、ソレノイド操作チ
エツク弁12と、減圧弁13および絞り弁14と
を直列接続したものからなり、乗かご2の下降は
チエツク弁12を開くことにより乗かご2および
プランジヤ1aの自重で油圧シリンダ1内の圧油
をタンク6に排出することで行う。
上記油圧シリンダ1には上記乗かご2の上昇、
下降用油圧系と別にインチング専用の分岐回路1
5が接続されている。すなわち、上記分岐回路1
5は、油圧ポンプ4の吐出側と油圧シリンダ1と
を接続させる主油圧回路に、油圧シリンダ1とチ
エツク弁3との間から下降用油圧回路11と並列
に分岐されている。このインチング用分岐回路1
5は絞り弁16とソレノイド操作切換弁17とを
直列接続したものからなり、切換弁17は乗かご
あるいは乗場に設置したインチング釦スイツチを
断続操作することにより開閉制御されるようにな
つている。そして切換弁17の開動作に伴うイン
チング用分岐回路15の流出容量は数m/mずつ
のインチングが容易に達成できる微少なものであ
る。
次に上記のように構成されたこの考案油圧エレ
ベータの動作について説明する。
まず、乗かご2の上昇動作にあつては、電動機
7により油圧ポンプ4を駆動してタンク6より作
動油を吸入し、その吐出油をチエツク弁3を通し
て油圧シリンダ1内に供給する。これによりプラ
ンジヤ1aを上動して乗かご2を上昇させる。
一方、乗かご2の下降操作に際しては、油圧ポ
ンプ4を停止させ、これに代えてソレノイド操作
チエツク弁12を開く。すると、油圧シリンダ1
が乗かご下降用の油圧回路11を通してタンク6
に連通され、油圧シリンダ1内の圧油は乗かご2
およびプランジヤ1aの自重でタンク6に排出さ
れると同時に、乗かご2が下降されることにな
る。
また、乗かご着床時にその床面が乗場床面より
浮上して段差がある場合は、乗かご2または乗場
に設けたインチング釦スイツチを断続操作する。
これに伴いインチング用分岐回路15のソレノイ
ド操作切換弁17がインチング釦スイツチの操作
に合わせて断続的に開閉され、その開動作時分岐
回路15を通して油圧シリンダ1内の圧油が絞り
弁16とインチング釦スイツチのON時で設定さ
れる量、タンク6内に流出し、これにより乗かご
2を数m/mずつ下降させて乗かご2の床面と乗
場床面の段差を修正する。
乗かご着床時、その床面が乗場床面より沈降し
ている場合は、まず、油圧ポンプ4を駆動して圧
油を油圧シリンダ1に送込み、乗かご2の床面が
乗場床面より浮上する状態まで乗かご2を上昇さ
せる。次にインチング用分岐回路15のソレノイ
ド操作切換弁17を断続的に開閉し、乗かご2を
数m/mずつ下降させて乗かご2の床面を乗場床
面に合わせれば良い。
上記実施例では、乗かご2または乗場に設けた
インチング釦スイツチを断続操作することで乗か
ご2のインチングを行うようにした場合について
述べたが、例えばインチング釦スイツチを押し続
けている間動作する一定の時間間隔でソレノイド
操作切換弁17に開信号を送出するタイマを設
け、このタイマによりソレノイド操作切換弁17
を自動的に断続開閉することにより乗かご2を数
m/mずつ断続的に下降させても良い。
以上のようにこの考案によれば、主油圧回路の
チエツク弁と油圧シリンダの間から乗かご下降用
油圧回路と並列に上記油圧シリンダの圧油を排出
する微少流出容量のインチング用分岐回路を設
け、この分岐回路に設けた切換弁を断続的に開閉
することにより乗かごをインチング下降させるよ
うにしたものであるから乗かごのインチング操作
を容易かつ確実に行うことができるとともに、イ
ンチング操作のための油圧回路も安価に実現でき
るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案にかかる油圧エレベータの一例
を示す油圧回路図である。 1……油圧シリンダ、2……乗かご、3……チ
エツク弁、4……油圧ポンプ、11……乗かご下
降用油圧回路、15……インチング用分岐回路、
16……絞り弁、17…ソレノイド操作切換弁
(電磁切換弁)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 乗かご上昇用の油圧ポンプの吐出側と油圧シ
    リンダとをチエツク弁を介し主油圧回路によつ
    て接続し、この主油圧回路の上記チエツク弁と
    油圧シリンダの間にこのシリンダの圧油を電磁
    弁を介して排出する乗かご下降用油圧回路を接
    続し、油圧シリンダに対する圧油の供給、排出
    により乗かごを昇降させるようにした油圧エレ
    ベータにおいて、上記主油圧回路のチエツク弁
    と油圧シリンダの間から上記下降用油圧回路と
    並列に油圧シリンダの圧油を排出する微少流出
    容量のインチング用分岐回路を分岐させ、この
    分岐回路に、インチング釦スイツチのON−
    OFF操作により与えられるインチング指令に
    より断続的に開閉制御される電磁切換弁を設け
    たことを特徴とする油圧エレベータ。 (2) 電磁切換弁に対するインチング指令は、イン
    チング釦スイツチのON操作時動作するタイマ
    からの間欠信号である実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の油圧エレベータ。
JP1980039938U 1980-03-26 1980-03-26 Expired JPS6139739Y2 (ja)

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JPS56140561U JPS56140561U (ja) 1981-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5214574B2 (ja) * 2009-10-20 2013-06-19 カヤバ工業株式会社 電動液圧アクチュエータ
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5535773A (en) * 1978-09-05 1980-03-12 Oiru Doraibu Kogyo Kk Hydraulic elevator

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JPS5535773A (en) * 1978-09-05 1980-03-12 Oiru Doraibu Kogyo Kk Hydraulic elevator

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