JPS6138909Y2 - - Google Patents

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JPS6138909Y2
JPS6138909Y2 JP1980134771U JP13477180U JPS6138909Y2 JP S6138909 Y2 JPS6138909 Y2 JP S6138909Y2 JP 1980134771 U JP1980134771 U JP 1980134771U JP 13477180 U JP13477180 U JP 13477180U JP S6138909 Y2 JPS6138909 Y2 JP S6138909Y2
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pedestal
underframe
chamber
heating chamber
cooling chamber
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JP1980134771U
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【考案の詳細な説明】 この考案は二室式箱型焼鈍炉におけるコイル搬
送装置に関する。
二室式箱型焼鈍炉においては固定炉に対してコ
イルを移動して焼鈍作業を行う。そのため多コイ
ルを同時に能率良く焼鈍するためにはコイルをコ
イル置場→焼鈍炉の加熱室→冷却室→コイル置場
へと移動する必要がある。
従来このようなコイルの搬送を行うものとし
て、連続式箱型焼鈍装置における炉内コイル積載
台車が知られているが、この台車の場合200〜
300T/チヤージ程度の大型の箱型焼鈍炉では炉
内でコイルを積載する台車も強度上相当大きな重
量となり、そのように大きな重量の台車を炉内で
コイルと一緒に加熱、冷却するのはエネルギー原
単位的に大きな損失となる欠点があつた。
また、厚板や熱延の加熱炉でスラブを移動する
ためのウオーキングビームを用いることも考えら
れるが、ウオーキングビームは構造が複雑で非常
に高価であること、アツプエンドのコイルを搬送
する場合はコイルエツジに傷が入るので下にプレ
ートを敷いて、そのプレートごと搬送する必要が
あること、更には機器を保護するために水冷が必
要でありエネルギー原単位が高くなること等の欠
点があつた。
このような問題から、本出願人による特開昭50
−40231号において、コイルを搬送する台車とコ
イルを載置する架台とを切り離し可能とし、炉内
へは台車は入らず架台のみ炉内へ装入し得るよう
にした構造のものが提案された。この構造では、
架台及び炉内に設けられたレール上を走行可能と
なつており、架台は各台車及び加熱室、冷却室内
に設けられた移送装置(ラツク、ピニオン式の駆
動装置)によりレール上を走行する。
しかし、このような装置には次のような問題が
あることが判つた。
架台の移送駆動装置を加熱室にも設けている
ため、熱による耐久性に大きな問題を生ずる。
架台に備えられた走行用車輪は、加熱室内で
は高温下、台車上や冷却室内では低温下で使用
されることになるが、車輪のベアリングに用い
られる潤滑剤としては高温、低温のいずれの使
用条件にも適するようなものがないため、いず
れかの使用条件に適したものを使わざるを得
ず、この結果ベアリングの潤滑性、ひいては架
台の走行性に支障をきたしてしまう。
架台は、フレームの上面に耐火材張りした一
体構造のものとなつているが、加熱室内では、
架台の上面と下面は相当大きな温度差ができる
ため、その熱膨張差で架台に反りが生じ使用不
能となる場合がある。
本考案は上記した従来のものの欠点を改善する
ためになされたもので、コイルを搬送する台車と
コイルを載置する架台とを切り離して可能とし、
炉内へは台車は入らず架台のみ炉内へ装入し得る
ように、しかもこのような構成において、プレナ
ムチヤンバを介してコイルを載置すべき架台と、
該架台を支持し且つ移送させるための複数の固定
車輪と架台を加熱室に押込むための装入装置とを
備え、架台を加熱室入口まで運搬すべく走行可能
に設けられる装入搬送台車と、架台を支持し且つ
移送させるべく加熱室及び冷却室内に各複数設け
られる固定車輪と、架台と牽引するための移動可
能な横行体を備え、固定車輪上の架台を加熱室か
ら冷却室へと牽引すべく冷却室内に設けられる牽
引装置と、架台を支持し且つ移送させるための固
定車輪と架台を冷却室から抽出するための抽出装
置とを備え、架台を冷却室出口から搬送すべく走
行可能に設けられる抽出搬送台車とを備え、前記
架台は、第1の台枠と、該第1の台枠の上部に設
けられる第2の台枠と、該第2の台枠の上部にプ
レートを介して設けられる断熱層と、前記固定車
輪上を走行すべく前記第1の台枠の下部に固定さ
れるレールとを備え、前記第1の台枠と第2の台
枠及び第2の台枠と断熱層を、それぞれ非固定状
態としたことをその基本的特徴とする。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの装置の正面図、第2図は平面図で
ある。
図中、1は架台、2は搬入搬送台車、3は固定
車輪、4は抽出搬送台車である。架台1は台車2
に載置され、コイルDをプレナムチヤンバEを介
して載置している。この架台1は台車2から加熱
室A、中間室B及び冷却室Cに設けられた車輪3
上を順次走行し、台車4へと送られる。台車2及
び4には夫々車輪20,40が設けられている。
架台1の構成を第3図及び第4図に示す。架台
1は台枠10及び11と断熱層12及びレール1
3から構成されている。台枠10はH型鋼から構
成され、この上に更に台枠11が設けられてい
る。台枠11上にはプレート110を介して耐熱
レンガ120及びキヤスタブル121からなる約
300mm厚程度の断熱層12が設けられている。キ
ヤスタブル121は、レンガ120の周囲及び中
央に打たれており、これにより荷重の支えと衝撃
によるくずれを防止している。したがつて断熱層
12には一切金属を使用しておらず下部への熱伝
達を防止している。この断熱層12により加熱室
A内における架台1の下部雰囲気温度を200℃以
下に保つことが可能となり、固定車輪3の熱から
の保護を行うことができる。台枠10の下側には
前記した固定車輪3,20及び40上を走行する
ための複数のレール13が設けられている。また
台枠10の下側には後述する牽引装置5のツメを
引掛けるためのフツク14が複数備えられてお
り、更に台車2及び4に設けられたフリクシヨン
ローラに挾持されるレール13′が設けられてい
る。
なお、15は炉体との間を密封するためのシー
ルである。
上記した台枠10,11、レール13、断熱層
12及びこれに載置されるプレナムチヤンバEは
上下方向には溶接固定せず、夫々熱膨張差をスラ
イドで逃げられるように構成されている。これは
架台1は加熱室内において上面のコイルと接する
部分で70℃、下面で150℃〜200℃と上下面で大き
な温度差が出来、一体物で製作すると熱変形で反
りが生じ使用不可能となるためである。
装入搬送台車2は、架台1とプレナムチヤンバ
E及びコイルDを搬送し、これらを加熱室Aの装
入側へ持つてくる。台車2上には前記したように
車輪20が設けられており、更に架台1を加熱室
A内に送り込む装入装置21を備えている。この
装入装置21はこの実施例ではプツシユドグ及び
フリクシヨンローラから構成されており、前記し
たレール13′をこのフリクシヨンローラに挾持
して架台1を加熱室A内に装入するように構成さ
れている。加熱室A内には固定車輪3が設けられ
ていて、架台1はこの上を走行する。この固定車
輪3は、前記した架台1の断熱層12により防護
されるため、通常の耐熱ベアリングを用いれば十
分である。
固定車輪3は、中間室B及び冷却室Cにも同様
に設けられている。架台1の加熱室Aから冷却室
Cへの移行は冷却室C内に設けられた牽引装置5
により行う。この構成を第5図に示す。牽引装置
5は駆動装置(図示せず)により駆動されるロー
ラチエーン50とこのローラチエーン50により
横行する横行体51及びこの先端に設けられた爪
52から構成され、該爪52を架台1のフツク1
4に引掛けで牽引し、これを何回か繰返すことに
より架台1を加熱室Aから冷却室Cへと移送する
ように構成されている。
抽出搬送台車4は架台1を冷却室Cから抽出
し、これを搬送する。台車4には上述したように
固定車輪40が設けらており、また更に架台1を
抽出する抽出装置41を備えている。抽出装置4
1はこの実施例ではブルドグとフリクシヨンロー
ラとから構成され、フリクシヨンローラを架台1
の前記レール13′に挾持して架台1を冷却室C
から抽出するように構成されている。
なお、第2図中、6は台車2,4走行用のレー
ル、7は台車停止芯出金物、8は炉前減速指令リ
ミツトスイツチ、9は台車停止指令リミツトスイ
ツチである。
次にこの搬送装置の動作を説明する。コイルD
をプレナムチヤンバEを介して架台1上に載置
し、この架台1を装入搬送台車2にのせて加熱室
Aの入口まで搬送し、装入装置21により架台1
を加熱室A内に装入する。この場合、台車2は加
熱室には入らないため、加熱室A内へ入る搬送装
置の熱容量は架台1によるもののみとなり、結果
的に極めて小さいものとなりエネルギー原単位の
減少が図れる。また台車2の駆動装置を熱から防
護するための配慮等は必要ない。また加熱室A内
の固定車輪3は前述したように断熱層12により
防護される。また架台1は上記したように上下方
向に多分割され熱膨張を吸収する構造となつてい
るため反り等の発生は有効に防止される。
次いで牽引装置5により架台1を中間室Bを通
つて冷却室Cへ引き込み、更に抽出装置41によ
り抽出搬送台車4に載置し搬送する。
以上述べた本考案によれば、加熱室内には架台
のみを装入するため熱容量を小さくしエネルギー
原単位の減少を図ることができるだけでなく、加
熱室内に架台の移送駆動装置を設けないため、そ
の装置の高温下における耐久性等の問題を全く考
慮する必要がなく、また架台は車輪を持たず、そ
の代わりに台車、加熱室及び冷却室にそれぞれ固
定式の車輪を設けた構造としたため、各車輪のベ
アリングにそれぞれの使用条件(温度)に適した
潤滑剤を使用することができ、ベアリングの潤滑
性に支障をきたすようなことを適切に回避し、架
台の移送を常に円滑に行なわしめることができ
る。さらに架台は第1及び第2の台枠と断熱層か
らなる3層構造で、これらの部材が上下方向で非
固定的に積まれた構造であるため、架台上下方向
の温度に応じそれぞれの部材が熱膨張し、このた
め架台上下面の温度差により熱変形で反りを生ず
るようなことも適切に回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による搬送装置の一実施例を示
す正面図、第2図はその平面図、第3図は架台の
平面図、第4図はその正断面図、第5図は牽引装
置の構成を示す正面図である。 図中、1は架台、2は装入搬送台車、3は固定
車輪、4は抽出搬送台車、5は牽引装置、10,
11は台枠、12は断熱層、13,13′はレー
ル、14はフツク、20は車輪、21は装入装
置、40は車輪、41は抽出装置、50はローラ
チエーン、51は横行体、52は爪、110はプ
レート、120は耐火レンガ、121はキヤスタ
ブルを各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレナムチヤンバを介してコイルを載置すべき
    架台と、該架台を支持し且つ移送させるための複
    数の固定車輪と架台を加熱室に押込むための装入
    装置とを備え、架台を加熱室入口まで運搬すべく
    走行可能に設けられる装入搬送台車と、架台を支
    持し且つ移送させるべく加熱室及び冷却室内に各
    複数設けられる固定車輪と、架台を牽引するため
    の移動可能な横行体を備え、固定車輪上の架台を
    加熱室から冷却室へと牽引すべく冷却室内に設け
    られる牽引装置と、架台を支持し且つ移送させる
    ための固定車輪と、架台を冷却室から抽出するた
    めの抽出装置とを備え、架台を冷却室出口から搬
    送すべく走行可能に設けられる抽出搬送台車とを
    備え、前記架台は、第1の台枠と、該第1の台枠
    の上部に設けられる第2の台枠と、該第2の台枠
    の上部にプレートを介して設けられる断熱層と、
    前記固定車輪上を走行すべく前記第1の台枠の下
    部に固定されるレールとを備え、前記第1の台枠
    と第2の台枠及び第2の台枠と断熱層を、それぞ
    れ非固定状態としたことを特徴とする二室式箱型
    焼鈍炉におけるコイル搬送装置。
JP1980134771U 1980-09-24 1980-09-24 Expired JPS6138909Y2 (ja)

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JPS5759869U JPS5759869U (ja) 1982-04-08
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JPH01160225U (ja) * 1988-04-28 1989-11-07

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5050213A (ja) * 1973-09-04 1975-05-06

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JPS5050213A (ja) * 1973-09-04 1975-05-06

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