JPS6138767A - 円形状鋳物のダイカスト用鋳型 - Google Patents
円形状鋳物のダイカスト用鋳型Info
- Publication number
- JPS6138767A JPS6138767A JP15914084A JP15914084A JPS6138767A JP S6138767 A JPS6138767 A JP S6138767A JP 15914084 A JP15914084 A JP 15914084A JP 15914084 A JP15914084 A JP 15914084A JP S6138767 A JPS6138767 A JP S6138767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- casting
- radius
- die
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/14—Machines with evacuated die cavity
- B22D17/145—Venting means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は溶融金属を高速で金型内に射出し、製品に仕上
げるダイカスト鋳造方法に関し、特に円形鋳物を鋳造す
るにあたっての最適ガス抜き取付は位置に関する。
げるダイカスト鋳造方法に関し、特に円形鋳物を鋳造す
るにあたっての最適ガス抜き取付は位置に関する。
[従来技術]
一般にダイカスト鋳物の鋳造欠陥は溶融金属がキャビテ
ィ内に射出充填される際、キャビティ内空気を巻きこむ
ことに起因する。従来、円形鋳物を鋳造する場合、第6
図に示すように良く行なわれるゲート6の取付けはタン
ジェント方向で、そのときの溶湯の充填状態は矢印で示
すようにキャビティ内を円周方向に回ると言われている
。したがって、キャビティ内の最適ガス抜き位置が明瞭
でなく、経験的に鋳物の縁にあたる外周の金型分離面に
オーバーフロー7を介して薄い隙間溝8を設け、この溝
よりキャビティ内のガスを抜く手法が実施されている。
ィ内に射出充填される際、キャビティ内空気を巻きこむ
ことに起因する。従来、円形鋳物を鋳造する場合、第6
図に示すように良く行なわれるゲート6の取付けはタン
ジェント方向で、そのときの溶湯の充填状態は矢印で示
すようにキャビティ内を円周方向に回ると言われている
。したがって、キャビティ内の最適ガス抜き位置が明瞭
でなく、経験的に鋳物の縁にあたる外周の金型分離面に
オーバーフロー7を介して薄い隙間溝8を設け、この溝
よりキャビティ内のガスを抜く手法が実施されている。
[発明が解決しようとしている問題点及び目的]しかし
、上述の方法ではしばしばガスが残存し、鋳巣を発生さ
せている。
、上述の方法ではしばしばガスが残存し、鋳巣を発生さ
せている。
本発明は投影した形状が略円形状のダイカスト鋳型のガ
ス抜孔の最適位置を明確にし、ガス巻込のない鋳造欠陥
のない鋳物を得る鋳型を提供することを目的とする。
ス抜孔の最適位置を明確にし、ガス巻込のない鋳造欠陥
のない鋳物を得る鋳型を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明は投影した形状が略円形であるキャビティを有す
るダイカスト用鋳型であって、キャビティの中心点を通
り湯道からキャビティへ溶湯が流入する方向に平行する
基準半径と、湯口を通る半径とのなす角度をα(06≦
α<90” )としたとき、 該基準半径から角度(180” + 3/2α−10’
)をなす半径と(180’ + 3/2α+106)
をなす半径にはさまれた扇形投影面内にあるとともに、
キャビティ分離線から(o、ix半径)以上離れ、かつ
分離線を含まないガス抜孔を形成したことを特徴とする
ダイカスト用鋳型である。
るダイカスト用鋳型であって、キャビティの中心点を通
り湯道からキャビティへ溶湯が流入する方向に平行する
基準半径と、湯口を通る半径とのなす角度をα(06≦
α<90” )としたとき、 該基準半径から角度(180” + 3/2α−10’
)をなす半径と(180’ + 3/2α+106)
をなす半径にはさまれた扇形投影面内にあるとともに、
キャビティ分離線から(o、ix半径)以上離れ、かつ
分離線を含まないガス抜孔を形成したことを特徴とする
ダイカスト用鋳型である。
本発明は投影した形状が略円形であるキャビティの鋳型
に関するが、必ずしも厳密に円形であることを要せず楕
円状のものや一部に突出部や凹入部を含むものであって
よい。例えばキャビティの周辺部および中央部に半径γ
に対し高さを0.1γ以子、幅を0.3γ以下の凸部を
又凹部を囲りに1個以上有していてもよい。また円形の
長径をγ1、短径なγ2としたとき0.8≦γ2/γ1
≦1.0の範囲内であればキャビティ内の溶湯の充填順
次は同じである為、略円形状キャビティと見做す。
に関するが、必ずしも厳密に円形であることを要せず楕
円状のものや一部に突出部や凹入部を含むものであって
よい。例えばキャビティの周辺部および中央部に半径γ
に対し高さを0.1γ以子、幅を0.3γ以下の凸部を
又凹部を囲りに1個以上有していてもよい。また円形の
長径をγ1、短径なγ2としたとき0.8≦γ2/γ1
≦1.0の範囲内であればキャビティ内の溶湯の充填順
次は同じである為、略円形状キャビティと見做す。
本発明は特に比較的肉薄の製品を得るのに好適であり、
直径が50〜300 m m 、高さ5〜50mm、平
均肉厚が2〜15mm程度の円形ダイカスト鋳物に特に
有効である。
直径が50〜300 m m 、高さ5〜50mm、平
均肉厚が2〜15mm程度の円形ダイカスト鋳物に特に
有効である。
本発明で定義した基準半径、角度αを以下第9図に従っ
て説明する。
て説明する。
第9図(イ)の湯口の状態では基準半径Aと湯口を通る
半径Bは一致することになる。円半径のなす角度αはO
oである。この状態をせき位置O″と呼ぶ。
半径Bは一致することになる。円半径のなす角度αはO
oである。この状態をせき位置O″と呼ぶ。
第9図(ロ)はせき位置を456ずらしてとりつけた状
態を示す。基準半径Aと湯口を通る半径のなす角度αは
45°である。
態を示す。基準半径Aと湯口を通る半径のなす角度αは
45°である。
第4図(ハ)はせき位置をさらに80°までずらせて射
出する場合を示す。角度αは80″である。
出する場合を示す。角度αは80″である。
それぞれのせき位置に対して望ましいガス抜設置最適位
置は(180’ +3/2α)をなす半径上にある。
置は(180’ +3/2α)をなす半径上にある。
この半径上から離れるほど同じ大きさのガス抜でも効果
が低下するが、実用上両側10”程度は有効に働くこと
が認められる。
が低下するが、実用上両側10”程度は有効に働くこと
が認められる。
従って実用上の好適な位置は(180°+3 / 2
α −106) と (180’ +3/2
α +10°)の2つの半径ではさまれた扇形の投影
面上であれば良い。
α −106) と (180’ +3/2
α +10°)の2つの半径ではさまれた扇形の投影
面上であれば良い。
ガス抜孔の位置に関して他の重要な要件は分離線を含ま
ず、分離線から一定距離離れた位置にあることである。
ず、分離線から一定距離離れた位置にあることである。
ここに分離線とは金型分離面とキャビティ周面との交線
を言う。
を言う。
従来のガス抜は鋳型の分割面に設置されるのが通常であ
った。従って本発明の扇形投影面上に偶々、ガス抜孔が
設置される場合も、分離線に位置することになる。その
場合、本発明によって達成される様な有効なガス抜効果
は期待できない。ガス抜孔の好適な位置は分離線から(
O,tX半径)以上の距離を離れる必要がある。
った。従って本発明の扇形投影面上に偶々、ガス抜孔が
設置される場合も、分離線に位置することになる。その
場合、本発明によって達成される様な有効なガス抜効果
は期待できない。ガス抜孔の好適な位置は分離線から(
O,tX半径)以上の距離を離れる必要がある。
これ以上分離線に近いと溶湯によってガス抜孔がキャビ
ティ内の最終充填部よりも早く閉塞されるために全部の
ガスを排出しきれないことがある。
ティ内の最終充填部よりも早く閉塞されるために全部の
ガスを排出しきれないことがある。
例えば0.05〜0.15秒の期間中に1〜4m/sの
速度で射出プランジャを作動させる高速射出において円
形鋳物の溶湯充填と鋳造欠陥の関係を調査研究した結果
、溶湯はキャビティの外周(分離面部)を優先的に流れ
充填することが判明した。したがってオーバーフローか
ら金型の合せ面を通してキャビティ内のガスを抜く目的
でとりつけられているオーバーフローは、キャビティよ
り先に溶湯が充填し、ガス抜き溝はふさがって役にはた
っていない。このためキャビティ内に残存したガスは、
溶湯に差込まれ、凝固し、鋳造欠陥となる。
速度で射出プランジャを作動させる高速射出において円
形鋳物の溶湯充填と鋳造欠陥の関係を調査研究した結果
、溶湯はキャビティの外周(分離面部)を優先的に流れ
充填することが判明した。したがってオーバーフローか
ら金型の合せ面を通してキャビティ内のガスを抜く目的
でとりつけられているオーバーフローは、キャビティよ
り先に溶湯が充填し、ガス抜き溝はふさがって役にはた
っていない。このためキャビティ内に残存したガスは、
溶湯に差込まれ、凝固し、鋳造欠陥となる。
本発明のガス抜孔の位置はこのような新しい知見にもと
すき限定されたものである。
すき限定されたものである。
[作用]
以下、図面に従って本発明のガス抜孔の作用を従来法と
対比しつつ説明する。
対比しつつ説明する。
第7図は従来のダイカスト装置の金型および射出室部の
概略構造断面図で、図中1は固定金型。
概略構造断面図で、図中1は固定金型。
1aは移動金型で、図示してない型開閉装置によは射出
室、5は射出室4とキャビティ3とを連通ずる湯道、6
は湯流れに方向性と速度を与えるためのゲート、7はオ
ーバーフローである。8はガス抜で、気体は通過出来る
が溶湯は通過出来ない程度の寸法に刻設されている。9
は射出スリーブで、射出室4と同−芯で同一内径に作ら
れその突出部には溶湯注入口10が設けられている。1
1は射出プランジャで図示していない射出装置によって
往復動する様になっている。14は射出スリーブ9の溶
湯注入口10から注湯された溶湯で、一般のダイカスト
法で溶湯14は射出室4の内容積に100%注入される
ことはなく通常、射出室4の内容積の20〜90%が注
湯される。
室、5は射出室4とキャビティ3とを連通ずる湯道、6
は湯流れに方向性と速度を与えるためのゲート、7はオ
ーバーフローである。8はガス抜で、気体は通過出来る
が溶湯は通過出来ない程度の寸法に刻設されている。9
は射出スリーブで、射出室4と同−芯で同一内径に作ら
れその突出部には溶湯注入口10が設けられている。1
1は射出プランジャで図示していない射出装置によって
往復動する様になっている。14は射出スリーブ9の溶
湯注入口10から注湯された溶湯で、一般のダイカスト
法で溶湯14は射出室4の内容積に100%注入される
ことはなく通常、射出室4の内容積の20〜90%が注
湯される。
このようなダイカスト装置を用い、キャビティ形状が第
8図に示す円形状鋳物を作製した。金型内に射出された
溶湯の到達時間を0.1m秒の感度で計測できる湯流れ
センサを1cm間隔にネット状に配置し、キャビティ内
の溶湯充填状態を計測できるようにした。
8図に示す円形状鋳物を作製した。金型内に射出された
溶湯の到達時間を0.1m秒の感度で計測できる湯流れ
センサを1cm間隔にネット状に配置し、キャビティ内
の溶湯充填状態を計測できるようにした。
用いたキャビティ形状は直径りを50mm。
150mm、300mm、内径dをDが50mmのとき
25mm、Dが150,300mmのとき50mmとし
、高さhを5mm、25mm、50mmとし、平均肉厚
を5mm〜10mmとした9種類の形状である。この形
状の第9図に示す06.45’ 、80’の位置にゲ
ート6を取付は射出を行った。射出条件は普通、横型ダ
イカストマシンで採用されているのと同じ範囲を用いた
。
25mm、Dが150,300mmのとき50mmとし
、高さhを5mm、25mm、50mmとし、平均肉厚
を5mm〜10mmとした9種類の形状である。この形
状の第9図に示す06.45’ 、80’の位置にゲ
ート6を取付は射出を行った。射出条件は普通、横型ダ
イカストマシンで採用されているのと同じ範囲を用いた
。
射出プランジ+”速度は、低速から高速へと切替位置に
よって変更され、低速プランジャ速度および高速プラン
ジャ速度が作用する区間がことなるが、低速プランジャ
速度を0.5秒間で0.1m/s、0.6m/s、2秒
間で0.1m/s、0.6m/sと変化させ、高速プラ
ンジャ速度を0.05秒間でin/s 、2m/s 。
よって変更され、低速プランジャ速度および高速プラン
ジャ速度が作用する区間がことなるが、低速プランジャ
速度を0.5秒間で0.1m/s、0.6m/s、2秒
間で0.1m/s、0.6m/sと変化させ、高速プラ
ンジャ速度を0.05秒間でin/s 、2m/s 。
0.15秒間でim/s 、2m/sと変化させた16
条件を行った。ガス抜きは、第10.11図に示すよう
に円形鋳物の囲りの分離線にオーバーフロ一部に続いて
隙間0.01−0.15mm。
条件を行った。ガス抜きは、第10.11図に示すよう
に円形鋳物の囲りの分離線にオーバーフロ一部に続いて
隙間0.01−0.15mm。
幅15〜20mmで金型外へ通じさせるようにもうけた
。
。
キャビティ内の溶湯充填は円形鋳物の直径り。
内径d、高さhおよび肉厚tによって変ることなく、ゲ
ート取付は位置によって異なる充填状態を示した。代表
例としテD= 150mm 、 d = 5’Omm、
h=5mm、t=5mmのキャビティ形状2個を低速プ
ランジャ速度0.5秒で0.1m / s 、高速プラ
ンジャ速度0.15秒間で2m/sの条件で500 )
ンの横型ダイカストマシンによりADC12溶湯を射出
した。
ート取付は位置によって異なる充填状態を示した。代表
例としテD= 150mm 、 d = 5’Omm、
h=5mm、t=5mmのキャビティ形状2個を低速プ
ランジャ速度0.5秒で0.1m / s 、高速プラ
ンジャ速度0.15秒間で2m/sの条件で500 )
ンの横型ダイカストマシンによりADC12溶湯を射出
した。
ゲート取付は角度をO@のときの充填状態を第11図、
ゲート取付は角度80″のとき第12図、ゲート取付は
角度45@のときの充填状態を第13図に示す。
ゲート取付は角度80″のとき第12図、ゲート取付は
角度45@のときの充填状態を第13図に示す。
ゲート取付は角度O″のときのキャビティ内溶湯充填は
、キャビティ下部より、外周に沿って充填し180’の
位置で合流し最終充填部となり、キの部位に多くの巻込
み欠陥(鋳巣15)が存在した。
、キャビティ下部より、外周に沿って充填し180’の
位置で合流し最終充填部となり、キの部位に多くの巻込
み欠陥(鋳巣15)が存在した。
ゲート取付は角度80@のときキャビティ内溶湯充填は
キャビティ上部側を優先しながら外周に沿って充填し、
300°の位置で合流し最終充填部となり、その部位に
多くの巻込み欠陥が存在した。
キャビティ上部側を優先しながら外周に沿って充填し、
300°の位置で合流し最終充填部となり、その部位に
多くの巻込み欠陥が存在した。
ゲート取付は角度45″のとき、キャビティ内溶湯充填
はキャビティ上部側、下部側にほぼ均等に流れ、外周に
沿って充填し、ゲート取付は位置と反対側の247 、
5°の位置で合流し、最終充填部となり、その部位に多
くの巻込み欠陥が存在した。
はキャビティ上部側、下部側にほぼ均等に流れ、外周に
沿って充填し、ゲート取付は位置と反対側の247 、
5°の位置で合流し、最終充填部となり、その部位に多
くの巻込み欠陥が存在した。
同じ条件で本発明に従ってガス抜孔を設置した場合を第
1図〜第4図に示す。
1図〜第4図に示す。
ガス抜孔は、分離面2を含まない位置で溶湯の合流部で
ある最終溶湯充填部に、キャビテイ面に直角にキャビテ
ィ内のガスのみを鋳型外へ排出し、溶湯は流出しない隙
間0.1〜0.15mmによる隙間の空洞総断面が3.
14mm’以上のガス抜き8を取りつけた。
ある最終溶湯充填部に、キャビテイ面に直角にキャビテ
ィ内のガスのみを鋳型外へ排出し、溶湯は流出しない隙
間0.1〜0.15mmによる隙間の空洞総断面が3.
14mm’以上のガス抜き8を取りつけた。
角度αが00のときには、ガス抜き位置は180°±1
0°の位置に、角度αが45°のときには247.5’
±106の位置に、ゲート取付は位置が角度806のと
きに300±10″の位置に、第1図に示すような形状
のガス抜きを先の9種類の形状すべてに取りつけた。射
出条件は前記と同様、普通、横型ダイカスト機で用いら
れている低速−高速の2段射出方式で行った。キャビテ
ィ内溶湯充填は、第11〜13図に示したのと同様の充
填状態を示した。しかし、前記で見られた最終充填部で
の巻込み欠陥は全く存在しなかった。
0°の位置に、角度αが45°のときには247.5’
±106の位置に、ゲート取付は位置が角度806のと
きに300±10″の位置に、第1図に示すような形状
のガス抜きを先の9種類の形状すべてに取りつけた。射
出条件は前記と同様、普通、横型ダイカスト機で用いら
れている低速−高速の2段射出方式で行った。キャビテ
ィ内溶湯充填は、第11〜13図に示したのと同様の充
填状態を示した。しかし、前記で見られた最終充填部で
の巻込み欠陥は全く存在しなかった。
確認のため、従来使用されている分離面のオーバーフロ
ーならびにオーバーフローに連ナル見切り部のガス抜き
を除去し、最終充填部のみに図1Oに示す形状のガス抜
きをD=150mm。
ーならびにオーバーフローに連ナル見切り部のガス抜き
を除去し、最終充填部のみに図1Oに示す形状のガス抜
きをD=150mm。
d=50mm、h=5mm、t=5mmのキャビティに
外周より15mm内側に取付けた。
外周より15mm内側に取付けた。
低速プランジャ速度を0.5秒間で091m/s、高速
プランジャ速度を0.15秒間で2m/sの条件で溶湯
を射出した。
プランジャ速度を0.15秒間で2m/sの条件で溶湯
を射出した。
ゲート取付は角度0’ 、80’ 、45°のとき
のキャビティ内の溶湯充填状態は第2図〜第4図に示す
ようにキャビティ内に巻込み欠陥のない健全なダイカス
ト鋳物を得ることができた。
のキャビティ内の溶湯充填状態は第2図〜第4図に示す
ようにキャビティ内に巻込み欠陥のない健全なダイカス
ト鋳物を得ることができた。
なお、第1図に示すような形状のガス抜きで、最終充填
部に直径2mm未満(隙間の空洞総断面が3mrn’未
満)のガス抜きとすると、最終充填部のガスが充分に排
出されず、多くの巻込み欠陥が存在し、約2mmの直径
以上即ち約3mrn’以上のガス抜孔給断面が必要であ
る。
部に直径2mm未満(隙間の空洞総断面が3mrn’未
満)のガス抜きとすると、最終充填部のガスが充分に排
出されず、多くの巻込み欠陥が存在し、約2mmの直径
以上即ち約3mrn’以上のガス抜孔給断面が必要であ
る。
この場合、ガス抜孔は1個の貫通孔であってもよいし、
より孔径の小さい複数個の孔の群であつてもよい。この
場合でも開孔部の総断面積は3mrn’以上とする必要
がある。ガス抜孔部材としては焼結ベント、押出ピン(
2重シェルタイブ及び/又は、外周に溝又は細隙を有す
るもの)等が有効に使用できる。
より孔径の小さい複数個の孔の群であつてもよい。この
場合でも開孔部の総断面積は3mrn’以上とする必要
がある。ガス抜孔部材としては焼結ベント、押出ピン(
2重シェルタイブ及び/又は、外周に溝又は細隙を有す
るもの)等が有効に使用できる。
[発明の効果1
本発明のガス抜孔により、ガスの巻きこみがなくなるこ
とから、 ・気泡欠陥のない高品質のダイカスト鋳物・熱処理が可
能となり高強度のダイカスト鋳物が工業的に生産できる
。
とから、 ・気泡欠陥のない高品質のダイカスト鋳物・熱処理が可
能となり高強度のダイカスト鋳物が工業的に生産できる
。
また、ガス抜が順調になり、射出速度が大きくできるこ
とから ・薄肉のダイカスト鋳物が得られ ・流れ難い溶湯によるダイカスト鋳物が容易に生産でき
る、 等の工業的有用性がある。
とから ・薄肉のダイカスト鋳物が得られ ・流れ難い溶湯によるダイカスト鋳物が容易に生産でき
る、 等の工業的有用性がある。
第1図aは本発明に使用できる好ましいガス抜孔の一実
施例を示す断面図とその取付位置を示す平面図、及び第
1図すは第1図BB断面図。 第2〜第4図(イ)〜(ホ)は本発明の場合の湯流れを
示す概念図、 第5図は本発明の一実施例の斜視図、 第6図はダイカスト射出鋳造機の概念平面図、。 第7図はダイカスト射出鋳造機の断面図、第8図a、b
はキャビティの形状を示す平面図と断面図、 第9図(イ)〜(ハ)はせき位置と基準半径の関係を示
す概念図、 第10図a、bは従来のガス抜きの部分拡大図、第11
図〜第13図(イ)〜(ホ)は従来法の場合の湯流れと
ガス残留状態を示す概念図、を夫々示す。 出願人 株式会社豊田中央研究所 アイシン軽金属株式会社 代理人 弁理士 加 藤 朝 道 第1図〇 −B 第1図す 第 イ ロ ハ第 イ ロ 第41 バ ー 屯 閃 −オ、 第5図 第6図 !−B −B 第9 第10図O′ B ハ 容10図b
施例を示す断面図とその取付位置を示す平面図、及び第
1図すは第1図BB断面図。 第2〜第4図(イ)〜(ホ)は本発明の場合の湯流れを
示す概念図、 第5図は本発明の一実施例の斜視図、 第6図はダイカスト射出鋳造機の概念平面図、。 第7図はダイカスト射出鋳造機の断面図、第8図a、b
はキャビティの形状を示す平面図と断面図、 第9図(イ)〜(ハ)はせき位置と基準半径の関係を示
す概念図、 第10図a、bは従来のガス抜きの部分拡大図、第11
図〜第13図(イ)〜(ホ)は従来法の場合の湯流れと
ガス残留状態を示す概念図、を夫々示す。 出願人 株式会社豊田中央研究所 アイシン軽金属株式会社 代理人 弁理士 加 藤 朝 道 第1図〇 −B 第1図す 第 イ ロ ハ第 イ ロ 第41 バ ー 屯 閃 −オ、 第5図 第6図 !−B −B 第9 第10図O′ B ハ 容10図b
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 投影した形状が略円形であるキャビティを有するダイカ
スト用鋳型であって、 キャビティの中心点を通り湯道からキャビティへ溶湯が
流入する方向に平行する基準半径と、湯口を通る半径と
のなす角度をa(0°≦a<90°)としたとき、 該基準半径から角度(180°+3/2α−10°)を
なす半径と(180°+3/2α+10°)をなす半径
にはさまれた扇形投影面内にあるとともに、キャビティ
分離線から(0.1×半径)以上離れ、かつ分離線を含
まないガス抜孔を形成したことを特徴とするダイカスト
用鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15914084A JPH0235626B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | Enkeijoimononodaikasutoyoigata |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15914084A JPH0235626B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | Enkeijoimononodaikasutoyoigata |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138767A true JPS6138767A (ja) | 1986-02-24 |
JPH0235626B2 JPH0235626B2 (ja) | 1990-08-13 |
Family
ID=15687122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15914084A Expired - Lifetime JPH0235626B2 (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | Enkeijoimononodaikasutoyoigata |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0235626B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0660105U (ja) * | 1992-06-01 | 1994-08-19 | ファイン電子株式会社 | 可変抵抗器 |
JP2009248119A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Ube Machinery Corporation Ltd | 半溶融金属成形用金型 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP15914084A patent/JPH0235626B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0660105U (ja) * | 1992-06-01 | 1994-08-19 | ファイン電子株式会社 | 可変抵抗器 |
JP2009248119A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Ube Machinery Corporation Ltd | 半溶融金属成形用金型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0235626B2 (ja) | 1990-08-13 |
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