JPS6138674A

JPS6138674A - 籾摺選別装置

Info

Publication number: JPS6138674A
Application number: JP16215484A
Authority: JP
Inventors: 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1984-07-31
Filing date: 1984-07-31
Publication date: 1986-02-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、籾を籾摺して風選し、粒大選別して精選玄米
を確保する籾摺選別装置に関する。

従来技術とその問題点この種の籾摺選別装置には、籾摺部と籾殻風選部とを備
えた籾摺装置に揺動選別装置を並設して一体化した構成
が従来から知られているが、揺動選別装置は、粗雑面に
形成した選別盤を斜め上下方向に揺動し、該選別盤に籾
玄米混合粒を供給して盤面の揺上げ側に玄米粒束を、ま
た揺下げ側に玄米粒束をそれぞれ偏流させ、その中間部
に籾玄米混合粒束を流動して前記選別盤の盤端部にそれ
ぞれ分流しながら選別する選別法であり、その選別作用
は、比較的に大形な選別盤面に適宜な層□高の穀粒層を
形成する必要があるので、選別盤は重量化すると共に、
振動力も極めて大きく、また設置面積も体積も能力の割
合に大形化する等の欠点を有していた。

また、粒大選別する装置としては、内周面に多数の壷穴
を設けた金属性の選別筒体を回転自在に横架した回転選
別機が従来から知られているが、その選別法では、選別
する玄米の中には、壷穴に没入したまま嵌合しその摩擦
力で永久に壷穴外に脱出しない粒子もあり、米粒に付着
または混入する微粉、塵芥等が壷穴内部に粘着または挟
着して固定し、可成りの個数の壷穴が目詰まりして選別
能率を大幅に低下する致命的欠陥を有しており、この目
詰まりを完全に防止しない限りこの種の粒大選別は未完
の域を脱することができない状態であり、止むを得ず選
別筒体内部の壷穴清掃を頻繁に実施することが当然とさ
れ、夙にその装置の改善が要望される処であった。

発明の目的本発明は上記の諸点に鑑み、多数の壷穴を外周面に設け
た弾性材から成る無端ベルトを備えた粒大選別装置を配
して一貫的な循環籾摺選別行程を形成することにより、
前述した大型で振動の大きい従来装置の欠点を完全に排
除し、目詰まりのない壷穴による効率的な粒大選別を実
施して選別能率を大幅に向上し、また選別面を傾斜面化
して選別装置の多段式構成を可能にすると共に、装置全
体の製作・加工・組立を簡単化し、常時、効率的な籾摺
選別を確実に実施して良質の精選玄米を量産する高性能
な籾摺選別装置を提供することを目的とする。

発明の構成本発明の籾摺選別装置は、籾摺部と籾殻風選部とを備え
た籾摺装置の一側に、多数の壷穴を外周面に設けた弾性
材から成る無端ベルトを高低の関係位置に配して回転自
在に軸架した両調車間に捲回した粒大選別装置を設けて
一貫的な循環籾摺選別行程を形成したことを特徴とする
構成を有する。

実施例の説明本発明の構成について第１図〜第６図に基づき説明する
。符号１は籾摺装置で、該籾摺装置１は箱形機枠２内の
上部−側に一対の籾摺ロールを対架した籾摺部３を設け
ると共に、その下側に排風機に連絡した籾殻用選別風路
を横架して籾殻風選部４となし、また、籾摺装置１の一
側に粒大選別装置５を連設し、該粒大選別装置５は、そ
の竪粋の６内部に多数の壷穴を設けた弾性材から成る複
数個の無端ベルトをそれぞれ傾斜状に装架し、該粒大選
別装置５と前記籾摺装置１とによって一貫的な循環籾摺
選別行程を形成した籾摺選別装置である。

前記籾摺部３は、上壁部に供給ホッパー７を設けると共
に、その下部に籾摺ロール８．９を一対の平行軸１０．
１１にそれぞれ軸装した籾摺室１２を設け、前記平行軸
１０，１１の一方を対軸に対して遠近に移動するように
し、前記両ロール８，９内で籾摺した脱桴物を籾摺室１
２の底部に設けた排出口１３から排出して籾殻風選部４
に流下するように形成しである。

前記籾殻風選部４は、籾摺室１２の排出口１３の下部位
置に籾殻用選別風路１４を横架してその底面部に流下樋
１５を設けると共に、前記選別風路１４の一側端に排風
機１６を連結し、前記流下樋１５の槌部には、流下する
籾玄米混合粒を搬送する混合粒用搬送コンベア１７およ
び未熟粒用搬送コンベア１８がそれぞれ設けである。

前記粒大選別装置５は、竪枠６の上壁部に供給用吊タン
ク１９を設けて上下移動自在に形成し、（第２図参照）
竪枠６内の内底部に角度調節装置２０を備えた基板２１
を設置すると共に、基板２１の上部に複数個の組立用選
別機枠２２を多段状に重設し、その選別機枠２２内には
、高低の関係位置に両輪満車２３．２４を配して回転自
在にそれぞれ軸架すると共に、両輪調車２３．２４間に
、外周面に多数の壷穴２５・・・を設けた弾性材２６か
ら成る無端ベルト２７を捲回し、無端ベルト２７の上側
行程を低位側から高位側に回転するようにし、また無端
ベルト２７の上側ベルト面を選別面となすと共に、該選
別面に振動装置２８を設けて振動選別面２９に形成し、
またその振動選別面２９の上部位置には搬送コンベア３
０を横架し、（第６図参照）搬送コンベア３０は、その
底壁面に開閉弁３１を備えた複数個の排出口３２・・・
を設けると共にその筒体の一側に供給口部３３を設け、
籾摺部Ｎ１からの籾玄米混合粒を吊タンク１９がら竪形
供給路３４に流下すると共に、該供給路３４の側壁に設
けた分岐路３５がら供給口５ｌ１３３を介して搬送コン
ベア３ｏ内に流入すると共に、該コンベア３０の回転に
よって複数個の排出口３２・・・から排出して無端ベル
トの振動選別面に供給するようにし、３６は＃ＩｗＪ弁
３１の開閉装置、また第１図に示す３７はベルトの緊張
度を調節するベルト張度置部装置、３８は低位側のベル
ト端部に設けた竪流路から成る玄米排出路、２９は高位
側のベルト端部に設けた竪流路から成る籾排出路、４ｏ
は各軸調車２３・・・を回転する回転！１１１１！、４
１は回転電動機、４２は各搬送コンベア３０・・・の連
動機構、４３は無端ベルト２７の振動選別面２９を１送
する籾を規制して流下する規制用ブラシ体である。

また、籾摺装置１は、籾摺部３下部の籾殻風選部４に設
けた混合粒用搬送コンベア１７と粒大選別装ｆ５の供給
用吊タンク１９とを混合粒用揚穀機４４によって連絡し
て選別風路１４内で選別した籾玄米混合粒を揚穀して粒
大選別装置５の吊タンク１９に供給して粒大選別するよ
うにし、また粒大選別装置５の籾排出路３９と、籾摺装
置１の供給ホッパー７とを籾用揚穀機４５によって連絡
して粒大選別した籾を供給ホッパー７に返還して再籾摺
するようにし、また粒大選別機５の玄米排出路３８に玄
米用揚穀機４６を設けて粒大選別した玄米を揚穀して容
器等に収納するように形成しである。

上記構成について以下その作用を説明する。

、原料籾を籾摺装置１に設けた籾摺部３の供給ホッパー
７に投入して該装置を起動すると、籾は籾摺ロール８．
９間に流下して籾摺され、その脱桴物は籾摺室１２の排
出口１３がら下部に設けた籾殻風選部４の選別風路１４
内に流下して風選別され、混入した籾殻は排風機１６が
らの吸風によって機外に排除されると共に、籾玄米の混
合粒は自重により流下樋１５面に流下して混合粒用搬送
コンベア１７内に集積し、また未熟粒等の細粒は未熟粒
用搬送コンベア１８に集められて機外に排除され、前記
搬送コンベア１７内の籾玄米混合粒は搬送されて混合粒
用揚穀機４４内に流入し、揚穀機４４の回転によって揚
穀して粒大選別装置５の吊タンク“１９に供給される。

吊タンク１９内の゛籾玄米混合粒・は竪形供給路３４を
流下すると共に、その各分岐路３５・・・を介して各選
別機枠２２・・・に設けた搬送コンベア３０・・・にそ
れぞれ分流し、搬送コンベア３０の回転によって前記籾
玄米混合粒は搬送されて各排出口３２・・・から排出し
、無端ベルト２７のベルト上側面２９上に流下すると共
に、選別面に拡散して薄い粒子層を形成する。そして、
その選別面２９は低位側から高位側に移転して回転する
と共に、振動装置２８によって振動するので、前記粒子
層は、その振動作用によって前記選別面２９上を波動（
波状に流動する）しながら傾下方向に転勤流下すると共
に、その波動作用によって粒子槽内の小粒形の玄米は粒
子層底面に沈降し、また大粒形の籾はその上面に入替り
するので、層底面に沈降した玄米は各壷穴２５・・・内
にそれぞれ没入して上側ベルトの選別面２９と共に高位
側に搬送され、その玄米はベルト端部から排出されて玄
米排出路３８に流下し、また上面に入替すした籾はその
まま傾斜状に選別面２９を転勤流下し、その籾は低位側
のベルト端部から排出されて籾排出路３９に流下すると
共に、籾排出路３９内から籾用揚穀機４５に流入し、ｉ
親機４５の回転により揚穀されて籾摺装置１の供給ホッ
パー７に返還されると共に、流下して籾摺部３の内部で
再籾摺される。また、前記玄米排出路３７の玄米は玄米
用揚穀機４６によって機外に取出されて次行程に委ねら
れることになる。また、前記選別面２９上に一部の籾が
停留して高位側に搬送された場合は、高位側付近に設け
た規制用ブラシ体４３の回転によって第９図に示すよう
に籾は跳返されて選別面２９を低位側に流下することに
なる。

上記の粒大選別作用において、前述したように壷穴２５
・・・は、粒子、微粉、塵芥等によって目詰まりするの
であるが、本発明では、外周面に多数の壷穴２５・・・
を設けた弾性材２６から成る無端ベルト２７を両輪調車
２３．２４間に捲回して回転する構成であるから、前記
無端ベルト２７が両側端部に設けた両輪調車２３．２４
に沿って回転する際に、弾性材２６に設けた壷穴２５お
よびその周面が適宜に弯曲して変形するため、前述した
壷穴２５内の目詰物は、その変形力によって剥離または
離脱してそれぞれ除去される。また、従来装置の金属性
の筒体に設けた壷穴に比較して熱伝導性が低く、また振
動装置からの振動力の影響も受は易く、これらの点にお
いても壷穴の目詰まり減少を防止する特性を有するもの
である。

特許請求の範囲第（３）項のものは、前記粒大選別装置
が、その供給部に調節した供給用吊タンク１９の上下動
作により前記籾摺部３に設けた供給調節弁４７を作動し
て開閉するので、籾玄米混合粒の穀量が増大して供給用
吊タンク１が下動すると、連杆から成る連動機構４８に
よって供給調節弁４７が作動して徐々に開成し、また穀
量が減少して供給用吊タンク１９が上動すると、連動機
構４８によって供給調節弁４７が作動して徐々に開成す
るから、粒大選別装置５の吊タンク１９内の混合粒の増
減変化により籾摺装置１の籾供給量を調節して流量を過
不足なく適帰に安定し、常時故障なく安全運転して籾摺
選別能率を向上できる効果がある。

特許請求の範囲第（４）項のものは、前記粒大選別装置
５が、その無端ベルトの籾排出路３９に籾と玄米を分離
選別する振動篩４９を設けたので、籾排出路３９内の籾
に混入した玄米を振動篩４９で選別して籾殻風選部４の
混合粒用搬送コンベア１７に流下して返還し、籾のみを
籾用揚穀機４５によって籾摺装置１の供給ホッパー７に
返還するから、籾摺装置１に玄米を返還することなく、
玄米粒子の損傷を防止できる効果がある。

第７図は、無端ベルト２７を懸張した軸調車２３または
２４の一側端部を図示し、無端ベルト２７の両側端縁部
にＶ形条脈５０・・・をそれぞれ設けると共に、軸調車
２３または２４の両側端部にＶ形条溝５１・・・をそれ
ぞれ設け、前記条脈５０を条溝５１に没入して軸調車に
無端ベルトを、懸回し無端ベルト２７の横ずれを防止し
て回転する場合を←示しである。

第１０図、は、前記基板２１に設けた角度調節装置２０
の上下動機構５２の一部を図示し、また第２図の基板２
１は、その−側板端部と、支柱５３の上端部を回動自在
に支軸５４によって軸着し、また、その他側板底部に上
下動機構５２を設け、該機構５２は、基板下面に設けた
突杆部５６に上部連杆５７の上端部を回動自在に軸着す
ると共に、基台５８に設けた突杆部５９に下部連杆６０
の下端部を回動自在に軸着し、また、上部連杆５７の下
端部と下部連杆６０の上端部とを、調節用螺軸６１を回
動自在に螺合する螺合部６２を介して連結し、その連結
機構５２の一対を基板２１の下面に適宜な間隔を介して
配設し、前記螺軸６１に軸着した回転ハンドル５５を正
逆に回転し各螺合部６２．６２を横方向に遠近に移動し
て各連杆５７・・・、６０・・・の角度を大小に変化し
、その角度変化によって基板２１および上載した無端ベ
ルト２７の選別面２９の各傾斜角を調節する構成であり
、摩擦係数の異なる各種粒体に応じて前記選別面２９を
適宜な傾斜角度に調節し各種粒体に適した効果的な粒大
選別を実施できる。また、粒体の形状に応じてベルトの
回転速度をインバータ等により適宜に調節する場合もあ
る。なお、前記搬送コンベア３０に設けた開閉弁３１は
前記選別面２９に供給する粒子流量を調節する場合にも
使用され、また分岐路３５に設けた開閉弁は原料の総量
に対し選別装置の使用台数を調節する場合に使用される
。

発明の効果、以上説明したように本発明によれば、多数の壷穴を外周
面に設けた弾性材から成る無端ベルトを備えた粒大選別
装置を配して一貫的な循環籾摺選別行程を形成すること
により、前述した大型で振動の大きい従臀装置の欠点を
完全に排除でき、目詰まりのない壷穴による効率的な粒
大選別を実施して選別能率を大幅に向上でき、また選別
面を傾斜面化して選別装置の多段式構成を可能にすると
共に、装置全体の製作・加工・組立を簡単化でき、常時
効率的な籾摺選別を確実に実施して良質の精選玄米を量
産できる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例図および公知例図である。第１図
は本装置を一部切開した側面図、第２図はその粒大選別
装置の側断面図、第３図は本装置の要部断面図、第４図
はその無端ベルトの平面図、第５図はその組立用選別機
枠の側面図、第６図はその搬送コンベアの斜視図、第７
図、第８図はその軸調車の一部の共に説明図、第９図は
その規制用ブラシ体の説明図、第１０図は、その角度調
節装置の一部斜視図である。１・・・籾摺装＠　　　　　２・・・箱形機枠３籾摺部
　　　　′　　　４・・・籾殻風選部５・・・粒大選別
装置　　　６・・・竪枠７・・・供給ホッパー　　　８
．９・・・籾摺ロール１０．１１・・・平行軸　　１２
・・・籾摺空１３・・・排出口　　　　　１４・・・籾
殻用選別風路１５・・・流下樋　　　　　１６・・・排
風機１７・・・混合粒用搬送コンベア１８・・・未熟粒用搬送コンベア１９・・・供給用吊タンク　２０・・・角度調節装置２
１・・・基板　　　　　　２２・・・組立用選別機枠２
３．２４・・・軸調車　　２５・・・壷穴２６・・・弾
性材　　　　　２７・・・無端ベルト２８・・・振動装
置　　　　２９・・・振動選別面３０・・・搬送コンベ
ア　　３１・・・開閉弁３２・・・排出口　　　　　３
３・・・供給口部３４・・・竪形供給路　　　３５・・
・分岐路３６・・・開閉装置　　　３７・・・ベルト張
度調節装置３８・・・玄米排出路　　　３９・・・籾排
出路４０・・・回転機構　　　　４１・・・回転電動機
４２・・・連動機構　　　　４３・・・規制用ブラシ体
４４・・・混合粒用揚穀機　４５・・・籾用揚穀機４６
・・・玄米用揚穀機　　４７・・・供給調節弁４８・・
・連動機構　　　　４９・・・振動篩５０・・・■形条
脈　　　　５１・・・Ｖ形条溝５２・・・上下動機構　
　　５３・・・支柱５４・・・支軸　　　　　−５５・
・・回転ハンドル５６・・・突杆部　　　　　５７・・
・上部連杆５８・・・下部連杆　　　　５９・・・突杆
部６０・・・下部連杆　　　　６１・・・調節用螺軸６
２・・・螺合部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、籾摺部と籾殻風選部とを備えた籾摺装置の一側
に、多数の壷穴を外周面に設けた弾性材から成る無端ベ
ルトを高低の関係位置に配して回転自在に軸架した両調
車間に捲回した粒大選別装置を設けて一貫的な循環籾摺
選別行程を形成したことを特徴とする籾摺選別装置。
（２）、前記無端ベルトが、その上側ベルト面を振動選
別面に形成した特許請求の範囲第（１）項記載の籾摺選
別装置。
（３）、前記粒大選別装置が、その供給部に吊設した供
給用吊タンクの上下動作により前記籾摺部に設けた供給
調節弁を作動して開閉するようにした特許請求の範囲第
（１）項または第（２）項記載の籾摺選別装置。
（４）、前記粒大選別装置が、その無端ベルトの籾排出
路に籾と玄米を分離選別する振動篩を設けた特許請求の
範囲第（１）項記載の籾摺選別装置。