JPS613858A - 耐熱性、成形加工性及び導電性に優れた銅合金 - Google Patents
耐熱性、成形加工性及び導電性に優れた銅合金Info
- Publication number
- JPS613858A JPS613858A JP12550884A JP12550884A JPS613858A JP S613858 A JPS613858 A JP S613858A JP 12550884 A JP12550884 A JP 12550884A JP 12550884 A JP12550884 A JP 12550884A JP S613858 A JPS613858 A JP S613858A
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- copper
- alloy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
Ｌ１上皇１貝遣１
本発明は、耐熱性、成形加工性及び導電性に優れた安価
な銅合金に関し、より詳しくは、例えば、抵抗器、コン
デンサー、シリコン又はゲルマニウム半導体の電子機器
部品の端子リード線の素線、リードフレーム等に適した
銅合金に関する。
な銅合金に関し、より詳しくは、例えば、抵抗器、コン
デンサー、シリコン又はゲルマニウム半導体の電子機器
部品の端子リード線の素線、リードフレーム等に適した
銅合金に関する。
良ｉ反１
電子機器部品の端子リード線の素線としては、従来純銅
（タフピッチ銅、無酸素銅）、銅−銀系合金、銅−カド
ミウム系合金等が使用されている。
（タフピッチ銅、無酸素銅）、銅−銀系合金、銅−カド
ミウム系合金等が使用されている。
Ｆ記す−ド線は、電子機器部品の製造工程において、種
々な熱処理と不可避的な曲げ応力を受けるので、軟化さ
れ、曲げられやすい条件下におかれる。例えば、抵抗器
、コンデンサー等に使用されるリード線は、ろう接、モ
ールド、塗装、安定化処理などの製造工程で約２５０℃
の熱処理を受ける。また、半導体素子にあっては、両端
リード線のろう接待に３００〜４００℃、約１０分間の
熱処理が施された後、該ろう接部が合−成樹脂でモール
ドされる。特に素線が純銅（タフピッチ銅、無酸素鋼）
線である場合、高い導電率と熱伝導性を有するが、２０
０℃前後の熱処理で再結晶化し、軟化して曲げ強さが低
下するため、銅線上にメッキする次のバレルメッキ工程
で素線に曲がりが生ずる。
々な熱処理と不可避的な曲げ応力を受けるので、軟化さ
れ、曲げられやすい条件下におかれる。例えば、抵抗器
、コンデンサー等に使用されるリード線は、ろう接、モ
ールド、塗装、安定化処理などの製造工程で約２５０℃
の熱処理を受ける。また、半導体素子にあっては、両端
リード線のろう接待に３００〜４００℃、約１０分間の
熱処理が施された後、該ろう接部が合−成樹脂でモール
ドされる。特に素線が純銅（タフピッチ銅、無酸素鋼）
線である場合、高い導電率と熱伝導性を有するが、２０
０℃前後の熱処理で再結晶化し、軟化して曲げ強さが低
下するため、銅線上にメッキする次のバレルメッキ工程
で素線に曲がりが生ずる。
これ等の電子機器部品は、自動化による大量生産方式で
製造されているので、端子リード線が軟化して曲がりが
生ずると、これ等の電子機器部品のプリント基板への実
装に際してのトラブルの原因となる。又、この様に曲が
りを生じたリード線をいちいち人手で選別及び矯正する
場合には、自動化による利点は、完全に失われる。従っ
て、上記リード線には、熱処理を受けても軟化し難い、
いわゆる耐熱性が要求されることとなる。
製造されているので、端子リード線が軟化して曲がりが
生ずると、これ等の電子機器部品のプリント基板への実
装に際してのトラブルの原因となる。又、この様に曲が
りを生じたリード線をいちいち人手で選別及び矯正する
場合には、自動化による利点は、完全に失われる。従っ
て、上記リード線には、熱処理を受けても軟化し難い、
いわゆる耐熱性が要求されることとなる。
更に、電子機器部品の製造に際しては、リード線を抵抗
器、コンデンサー等にろう接するに先立ち、部品とリー
ド線との接合強度を増大させる為に、リード線の先端を
“釘の頭”状に加工して接合面積を拡大させる、いわゆ
るヘッダー打ちという加工工程があるが、純銅（タフピ
ッチ銅）線をリード線として使用する場合には、ヘッダ
ー打ちによる被加工部の成形が良好に行なえなかったり
、被加工部が割れたりするという問題がある。
器、コンデンサー等にろう接するに先立ち、部品とリー
ド線との接合強度を増大させる為に、リード線の先端を
“釘の頭”状に加工して接合面積を拡大させる、いわゆ
るヘッダー打ちという加工工程があるが、純銅（タフピ
ッチ銅）線をリード線として使用する場合には、ヘッダ
ー打ちによる被加工部の成形が良好に行なえなかったり
、被加工部が割れたりするという問題がある。
上記した耐熱性やヘッダー打ち等の加工性という電子機
器部品の大量生産方式での製造時に要求される特性に加
えて、この種リード線用の素線は、高い１ｍ率を有し、
熱伝導性に優れていること、低価格であること、成形加
工性に優れていること等の要件をも具備する必要がある
。この様な観点からすれば、公知の銅−カドミウム系合
金は、カドミウムの有する毒性の故に好ましくなく、又
銅−銀系合金は、主に価格及び耐熱性の点で十分満足す
べきものとは言い難い。
器部品の大量生産方式での製造時に要求される特性に加
えて、この種リード線用の素線は、高い１ｍ率を有し、
熱伝導性に優れていること、低価格であること、成形加
工性に優れていること等の要件をも具備する必要がある
。この様な観点からすれば、公知の銅−カドミウム系合
金は、カドミウムの有する毒性の故に好ましくなく、又
銅−銀系合金は、主に価格及び耐熱性の点で十分満足す
べきものとは言い難い。
１艶立旦濃
本発明は、耐熱性、成形加工性、導電性、価格等におい
て、電子機器部品の端子リード線の素線やリードフレー
ム等に対する要求を十分に満足する銅合金を提供するこ
とを目的とする。
て、電子機器部品の端子リード線の素線やリードフレー
ム等に対する要求を十分に満足する銅合金を提供するこ
とを目的とする。
１艶辺旦１
本発明者は、電子機器部品材料に求められる高度の性能
を具備する安価な銅合金を得るべく種々研究を重ねた結
果、インジウムとスズの添加量及び酸素含有量を調整す
ることにより、その目的を達成し得ることを見出し、本
発明を完成するに至った。即ち、本発明は、インジウ今
、とスズの合計含有量−が０．０２〜０．１５１１量％
であって且つ夫々の含有量が０．００６重量％以上、酸
素含有」がｏ、ｏｏｏｉ〜０．００５重量％、残部が実
質的に銅からなることを特徴とする耐熱性、成形加工性
及び導電性に優れた銅合金に係るも、のである。
を具備する安価な銅合金を得るべく種々研究を重ねた結
果、インジウムとスズの添加量及び酸素含有量を調整す
ることにより、その目的を達成し得ることを見出し、本
発明を完成するに至った。即ち、本発明は、インジウ今
、とスズの合計含有量−が０．０２〜０．１５１１量％
であって且つ夫々の含有量が０．００６重量％以上、酸
素含有」がｏ、ｏｏｏｉ〜０．００５重量％、残部が実
質的に銅からなることを特徴とする耐熱性、成形加工性
及び導電性に優れた銅合金に係るも、のである。
本発明においては、インジウムとスズの含有分を夫々０
．００６１ｉ量％（ｊＸ下単に％とする）以上とし、そ
の合計量を０．０２〜０．１５％の範囲内とする。この
両者の含有量が０．０２％未満の場合には、耐熱性の改
善が十分に行なわれ得す、一方０．１５％を上回る場合
には、導電性が低下する。又、インジウム及びスズのい
ずれか一方の含有量が０゜００６％未満の場合には、耐
熱性が十分に改善されない。
．００６１ｉ量％（ｊＸ下単に％とする）以上とし、そ
の合計量を０．０２〜０．１５％の範囲内とする。この
両者の含有量が０．０２％未満の場合には、耐熱性の改
善が十分に行なわれ得す、一方０．１５％を上回る場合
には、導電性が低下する。又、インジウム及びスズのい
ずれか一方の含有量が０゜００６％未満の場合には、耐
熱性が十分に改善されない。
酸素含有量は、０．０００１〜０．００５％の範囲内と
する。酸素含有量がｏ、ｏｏｏｉ％未渦の場合には、設
備及びコストの点で大きな制約を受けるのに対し、酸素
含有量が０．００５％を上回る場合には、インジウム及
び／又はスズの含有量を相対的に増加させなければなら
ないので、コスト高となるのみならず、成形加工性の低
下をまねく。
する。酸素含有量がｏ、ｏｏｏｉ％未渦の場合には、設
備及びコストの点で大きな制約を受けるのに対し、酸素
含有量が０．００５％を上回る場合には、インジウム及
び／又はスズの含有量を相対的に増加させなければなら
ないので、コスト高となるのみならず、成形加工性の低
下をまねく。
尚、本発明銅合金においては、インジウムとスズの合計
量を酸素含有量の４．７倍以上Ｃｆｉ量比で）とするこ
とが好ましい。酸素がこれ等両成分に対し過剰に存在す
る場合には、インジウムとスズの添加による耐熱性の向
上が成る程度聞書される場合がある。これは、この様な
場合には添加されたインジウムとスズがすべて酸素と結
、合して酸化物として析出し、胴中に固溶してインジウ
ムとスズの本来の働きが失われ、耐熱性等の特性向上に
十分に寄与し得なくなる為であると推測される。
量を酸素含有量の４．７倍以上Ｃｆｉ量比で）とするこ
とが好ましい。酸素がこれ等両成分に対し過剰に存在す
る場合には、インジウムとスズの添加による耐熱性の向
上が成る程度聞書される場合がある。これは、この様な
場合には添加されたインジウムとスズがすべて酸素と結
、合して酸化物として析出し、胴中に固溶してインジウ
ムとスズの本来の働きが失われ、耐熱性等の特性向上に
十分に寄与し得なくなる為であると推測される。
これに対し、インジウムとスズの合計量が酸素含有量の
４．７倍以上である場合には、添加されたインジウムと
スズの一部はｒｌｌＭと結合して酸化物として消耗され
るが、なお消耗されないインジウムとスズが残存す°る
ため、優れた耐熱性が得られる。
４．７倍以上である場合には、添加されたインジウムと
スズの一部はｒｌｌＭと結合して酸化物として消耗され
るが、なお消耗されないインジウムとスズが残存す°る
ため、優れた耐熱性が得られる。
水１」し阪立里
本発明銅合金は、耐熱性、機械的強度、成形加工性、導
電性、導熱性等の性能に優れているのみならず、製造も
容易で、安価なので、電子機器部品の端子リード線の素
線やリードフレームとして有用である。
電性、導熱性等の性能に優れているのみならず、製造も
容易で、安価なので、電子機器部品の端子リード線の素
線やリードフレームとして有用である。
１１皿１
以下、本発明の特徴とするところを一層明らかにするた
め、実施例、比較例及び従来例を示す。
め、実施例、比較例及び従来例を示す。
＾周波溶解炉において所定酸素含有量の銅に対して所定
量のインジウムとスズを投入し、均一な溶湯を得た。次
いで、溶湯をカーボン鋳型に鋳込んで、直径１３０ｓｉ
ｘ長さ７００１ＩＩＩのインゴットを得た。この際、合
金中の酸素含有量に応じて出湯口及び湯受は等の雰囲気
を制御しつつ作業を行なった。鋳造したインゴットを切
断し、表面仕上げし、熱間押出することにより、直径１
１１ｍの荒引線を得た後、直径Ｑ、８ａ＋ｍまで冷間伸
線した。
量のインジウムとスズを投入し、均一な溶湯を得た。次
いで、溶湯をカーボン鋳型に鋳込んで、直径１３０ｓｉ
ｘ長さ７００１ＩＩＩのインゴットを得た。この際、合
金中の酸素含有量に応じて出湯口及び湯受は等の雰囲気
を制御しつつ作業を行なった。鋳造したインゴットを切
断し、表面仕上げし、熱間押出することにより、直径１
１１ｍの荒引線を得た後、直径Ｑ、８ａ＋ｍまで冷間伸
線した。
これ等の銅合金線を使用して、電子機器部品のリード線
に対し通常行なわれている条件でのヘッダー打ちを行な
い、割れの発生程度により成形加工性を判断した。
に対し通常行なわれている条件でのヘッダー打ちを行な
い、割れの発生程度により成形加工性を判断した。
又、上記で得た直径０．８膳■の銅合金線を３００℃で
１時間焼鈍した後、曲げ強度及び引張強度を測定し、耐
熱性を判定した。
１時間焼鈍した後、曲げ強度及び引張強度を測定し、耐
熱性を判定した。
更に、上記で得た直径０．ａｌｌｌｍの銅合金線の導電
率を調定した。
率を調定した。
これ等の結果は、第１表に示す通りである。成形加工性
については、◎゛′は成形加工性が非常に優れているこ
とを示し （ｌ Ｑ ｌ＋は通常程度の成形加工性を有
していることを示す。尚、第１表には、比較例として純
銅（タフピッチ銅）及び本発明の組成範囲外の銅−イン
ジウム−スズ合金についての結果を示し、従来例として
銅−銀合金についての結果を示す。
については、◎゛′は成形加工性が非常に優れているこ
とを示し （ｌ Ｑ ｌ＋は通常程度の成形加工性を有
していることを示す。尚、第１表には、比較例として純
銅（タフピッチ銅）及び本発明の組成範囲外の銅−イン
ジウム−スズ合金についての結果を示し、従来例として
銅−銀合金についての結果を示す。
第１表に示す各実施例の結果から、本発明の銅合金は、
成形加工性に極めて優れており、又高温での熱処理後に
おいても、十分な曲げ強度及び引張強度を有し、しかも
高い導電性をも保持していることが明らかである。即ち
、本発明の調合□金は、も、成形加工性、耐熱性及び導
電性の総合的特性において、銅−銀合金に優る性能を備
えていることが明らかである。
成形加工性に極めて優れており、又高温での熱処理後に
おいても、十分な曲げ強度及び引張強度を有し、しかも
高い導電性をも保持していることが明らかである。即ち
、本発明の調合□金は、も、成形加工性、耐熱性及び導
電性の総合的特性において、銅−銀合金に優る性能を備
えていることが明らかである。
（以 上）
Claims (1)
- （１）インジウムとスズの合計含有量が０．０２〜０．
１５重量％であつて且つ夫々の含有量が０．００６重量
％以上、酸素含有量が ０．０００１〜０．００５重量％、残部が実質的に銅か
らなることを特徴とする耐熱性、成形加工性及び導電性
に優れた銅合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12550884A JPS613858A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 耐熱性、成形加工性及び導電性に優れた銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12550884A JPS613858A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 耐熱性、成形加工性及び導電性に優れた銅合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS613858A true JPS613858A (ja) | 1986-01-09 |
| JPS6246618B2 JPS6246618B2 (ja) | 1987-10-02 |
Family
ID=14911860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12550884A Granted JPS613858A (ja) | 1984-06-18 | 1984-06-18 | 耐熱性、成形加工性及び導電性に優れた銅合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS613858A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4792369A (en) * | 1987-02-19 | 1988-12-20 | Nippon Mining Co., Ltd. | Copper wires used for transmitting sounds or images |
| JPH04267388A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-22 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | フレキシブルプリント板 |
| JPH04290289A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電磁波遮蔽付きフレキシブルプリント板 |
| WO2024116240A1 (ja) * | 2022-11-28 | 2024-06-06 | Ｓｗｃｃ株式会社 | 銅合金線、絶縁電線、端子付き絶縁電線および銅合金線の製造方法 |
-
1984
- 1984-06-18 JP JP12550884A patent/JPS613858A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4792369A (en) * | 1987-02-19 | 1988-12-20 | Nippon Mining Co., Ltd. | Copper wires used for transmitting sounds or images |
| JPH04267388A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-22 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | フレキシブルプリント板 |
| JPH04290289A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電磁波遮蔽付きフレキシブルプリント板 |
| WO2024116240A1 (ja) * | 2022-11-28 | 2024-06-06 | Ｓｗｃｃ株式会社 | 銅合金線、絶縁電線、端子付き絶縁電線および銅合金線の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6246618B2 (ja) | 1987-10-02 |
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