JPS6138137Y2 - - Google Patents

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JPS6138137Y2
JPS6138137Y2 JP9835579U JP9835579U JPS6138137Y2 JP S6138137 Y2 JPS6138137 Y2 JP S6138137Y2 JP 9835579 U JP9835579 U JP 9835579U JP 9835579 U JP9835579 U JP 9835579U JP S6138137 Y2 JPS6138137 Y2 JP S6138137Y2
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disk
cartridge
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vibration amplitude
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JP9835579U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフレキシブルデイスクを収容するカー
トリツジに関し、再生時にもデイスクをカートリ
ツジから取り出すことなしに再生可能となり、し
かも再生時に於けるデイスクの振動振幅を極力小
さくすべく工夫されたフレキシブルデイスク用カ
ートリツジに関するものである。
ビデオデイスクあるいはPCM又はFM変調のオ
ーデイオデイスクさらにはフロツピーデイスクと
称される磁気デイスク等のいわゆる高密度情報記
録デイスクにはその再生方式によつて種々の形態
のものが存するのであるが、いずれもその記録面
に塵埃・指紋等が付着すると、再生時に於いて
「ドロツプアウト」と呼ばれている著しい信号量
の乱れが生じ、大きな問題となつている。
このような事情に鑑みて、本出願人は例えば実
願昭54−74289号において開示したようなデイス
クをカートリツジ内に封じ非再生時にはデイスク
の信号記録面収容空間を完全に外部と遮断し、再
生時にはデイスクをカートリツジに収納したまま
の状態で再生可能なカセツトデイスクを提供し
た。
ところで、いまカートリツジに収納せんとする
フレキシブルデイスクは、従来のオーデイオLP
レコード等に比べて再生時に於ける回転速度は著
しく大きく、例えば磁気デイスクに於いては一般
に360rpm、さらにビデオデイスク等に於いては
1800rpmという高速で回転しているのに加えて、
デイスク自体の厚みが0.08mm〜0.15mmと非常に
薄く、かつ柔軟性を持つているために従来回転時
に於ける再生部分を平滑にすることが困難であ
る、換言すればデイスクの振動振幅をある値より
も小さくすることは困難であるとされていた。
また、この振動振幅が再生信号の良否を左右す
る大きな要因であることも知られており、良好な
再生信号を得ようとするためには振動振幅の値を
小さくする必要がある。
然して本考案の目的とするところは、前記の如
くのカセツトデイスクの思想に基き、デイスクの
振動振幅を極力小さくするためにカートリツジの
最も好ましい形状を提案するものである。
以下図面に基いて本考案を詳細に説明する。
ここで第1図及び第2図に実願昭54−74289号
に於いて本出願人が提案したカセツトデイスクの
形態を示す。これを簡単に説明すると、第1図に
示すように上板11及び下板12等よりなるカー
トリツジ10のデイスク収納空間13にフレキシ
ブルデイスク1を収納してなるカセツトデイスク
であつて、上板11及び下板12にはデイスクを
回転するための回転穴16が設けられており、さ
らに該回転穴16の外周にはリブ14が設けら
れ、該リブ14は非再生時に於いてデイスク1に
当接する如く形成され、かつ前記回転穴16側壁
には切欠17,18を設け、またデイスク1の信
号記録面に対応する位置に再生穴19を設けてな
るものである。これを再生する場合は第2図に示
すように上下板の中央を切欠17,18を利用し
て係合部材41,42により上下方向へ引張りデ
イスク1に当接していたリブ14を引離し、デイ
スク1をフリーな状態にしてターンテーブル30
及びセンターチヤツク32によりクランプして回
転し再生するものである。なお、21はカートリ
ツジを再生装置内へ挿入する際に有用となる位置
出し用切欠であり、また40はカートリツジを固
定する基盤、43は係合部41,42の係合を解
く際に有用となる解放部材である。なお、図示さ
れていないが、再生穴9は再生時において開放さ
れ、非再生時において閉塞されるものであり、公
知の再生穴開閉機構、例えば実公昭45−10063号
公報或いは特開昭48−81511号公報に開示されて
いる再生穴開閉機構を適用することができる。
さて、第3図はデイスクの中心からのある距離
に於ける振動振幅の値をABCDEFの6つの異な
る場合について、直径135mm、厚さ0.1mmのデイス
クを用い1800rpmで回転せしめて測定したもので
ある。
第3図におけるAは、カートリツジを用いずに
デイスクのみをクランプして回転した場合の値で
あり、全周に渡つてかなりの振動振幅があり、特
に外周にて極端に大きくなつていることがわか
る。
これに対して残る第3図BCDEFはすべてカー
トリツジ内にデイスクを収容してなるもので、そ
の再生方式は前記実願昭54−74289号に従うもの
とする。
即ち、第3図に於いてFを除くBCDEは夫々第
4図BCDEに示したカートリツジを使用した場合
に対応するものであり、カートリツジを用いない
場合に比べて一様に振動振幅は減少している。
第4図に於いて、Bは上下板内面を平滑面と
し、側板横断面を円形平滑面に、かつ側板内壁縦
断面を「コ」型状となしたデイスク収容空間を有
するカートリツジを示すものであり、CはほぼB
と同様で側板内壁横断面を歯車状のギザギザ円形
としたものである。またDはBにおいてカートリ
ツジの側板に90゜毎に4カ所の空気抜孔を貫通さ
せた場合であり、Eは同じくBの形態のカートリ
ツジの上板及び下板の外周付近に各面8カ所の空
気抜孔を設けたものである。
第3図と第4図を対応させてみれば明らかなよ
うに、カートリツジの形状が変化することにより
デイスクの振動振幅も変化し、カートリツジのデ
イスク収容空間における空気の流れがデイスクの
振動に大きく影響していることがわかる。
具体的には、最も基本的な形状であるBが40μ
m程度に振動振幅を抑えることが可能であり、こ
れに対して空気抜孔を設けたDEの振動振幅は共
に80μm〜100μmとBのそれに対してほぼ2倍
の値をとることが確められ、さらに側板を歯車状
となしたCに至つては120μm前後にまで振動振
幅の値が上昇してしまい、とくに外周部分での振
動が大きくなる。
以上のような測定結果を鑑みて、本考案による
カートリツジは第5図に示すように、上下板1
1,12及び側板13等で構成され、上下板1
1,12の中央部に位置する回転穴周囲には非再
生時に於いてデイスク1に当接するようなリブ1
4が設けられ、収容すべきデイスク1の信号記録
面2を非再生時において上下板11,12側板1
3およびリブ14により外部から完全に遮蔽する
構造を有するもので、空気抜孔は一切設けず、か
つデイスク収容空間に於ける側板内壁22を
「ε」状とし、回転穴周囲に設けられたリブの外
周部23もなめらかな円孤状として空気の流れを
より円滑にすべく構成したものである。なお、上
下板内面を平滑面に、側板横断面を円形に形成す
ることはもちろんである。
このような形状のカートリツジにデイスクを収
容して切欠17を利用して、第1図及び第2図に
示したものと同様係合部材によりリブ14を上下
方向へ引張りデイスク1に当接していたリブ14
を引離し、デイスク1をフリーな状態にしてター
ンテーブル30及びセンターチヤツク32により
クランプして前記条件で回転した場合、その振動
振幅は第3図に於いてFに示すように約25μmと
なり内周から外周に渡つて殆んどバラツキもなく
安定した回転が得られた。
なお前記した如くのデイスクを収容するカート
リツジの構成素材としては紙またはプラスチツク
等が用いられていたのであるが、磁気デイスクを
収容した場合、誤つて外部磁気の影響をうけると
デイスクに蓄えられている情報の一部が変化して
しまう惧れがあり、しかも万一変化したときも再
生途中でそれを検知できなければ大きなミスにつ
ながることになる。
そこで本考案に於いてはカートリツジを金属で
構成することが好ましく、外部磁気の影響を完全
に遮断するものである。金属としてはアルミニウ
ム又は鉄が良好で、カートリツジの内側面、即ち
デイスクに相対する面には塩ビ塗料を焼付け塗装
したり、ポリエステルをライニングしたりしてお
けば金属の酸化等によるデイスクへの悪影響もな
くなる。またカートリツジの表面は用途・目的に
応じて塗装したり印刷したりすればよい。
なお、カートリツジの回転穴径はできるだけ小
さくし、かつターンテーブル及びキヤツプの外径
よりわずかに大きい形状として、その間隙を大き
くしない方が好ましい。
以下にこのような本考案によりもたらされる効
果について述べる。カートリツジのデイスク収容
空間内の空気の流れを考慮して側板内面を「ε」
状とし、回転穴周囲に設けられたリブの外周部も
円孤状としたことにより振動振幅の極めて小さい
安定したデイスクの回転が得られ、良好な再生信
号を得ることが可能となつた。さらにカートリツ
ジを鉄、アルミニウム等の金属で成型すれば、磁
気デイスクを収容した場合に、外部より騒乱磁界
がかかつてもデイスクに記録された情報は何等影
響をうけず、適切なデイスク保護が果たせるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はデイスクを収容するための従来のカー
トリツジの平面図、第2図は従来のカートリツジ
を使用して情報再生を行なう際の断面的説明図、
第3図はデイスクの振動振幅を測定した結果を示
すグラフ、第4図は各種カートリツジの説明図、
第5図は本考案によるカートリツジの断面図であ
る。 1……デイスク、2……信号記録面、10……
カートリツジ、11……上板、12……下板、1
3……側板、14……リブ、22……側板内壁、
23……リブ外壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下板及び側板等で構成され、上下板の中央部
    に位置する回転穴周囲には非再生時に於いてデイ
    スクに当接するようなリブが設けられ、収容すべ
    きデイスクの信号記録面を非再生時に於いて上下
    板、側板及びリブにより外部から完全に遮蔽する
    構造を有し、再生時にカートリツジ内でデイスク
    の回転を可能とするカートリツジに於いて、側板
    内壁を「ε」状となし、かつリブの外壁部を円孤
    状に形成したことを特徴とするフレキシブルデイ
    スク用カートリツジ。
JP9835579U 1979-07-17 1979-07-17 Expired JPS6138137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9835579U JPS6138137Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9835579U JPS6138137Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5616879U JPS5616879U (ja) 1981-02-14
JPS6138137Y2 true JPS6138137Y2 (ja) 1986-11-04

Family

ID=29331138

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JP9835579U Expired JPS6138137Y2 (ja) 1979-07-17 1979-07-17

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JPS5616879U (ja) 1981-02-14

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