JPS6136816Y2 - - Google Patents

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JPS6136816Y2
JPS6136816Y2 JP1980126039U JP12603980U JPS6136816Y2 JP S6136816 Y2 JPS6136816 Y2 JP S6136816Y2 JP 1980126039 U JP1980126039 U JP 1980126039U JP 12603980 U JP12603980 U JP 12603980U JP S6136816 Y2 JPS6136816 Y2 JP S6136816Y2
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JP
Japan
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block
output shaft
magnetic
magnetic powder
rotating member
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JP1980126039U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、入力回転部材と出力軸との結合
を、両者間に介在させた磁性粉粒の励磁凝集固化
によつて行なう磁性粉粒式電磁連結装置に関する
ものである。
この種の装置の一例として第1図に上半部を縦
断した側面図で示す装置Aがある。
装置Aは、出力軸1の一端近くに、ベアリング
2で空転自在に同心支持した入力回転部材3と、
出力軸1の他端近くに、ベアリング4で空転自在
に同心支持した環部材5とを管部材6で接続し、
さらに、この管部材6を、内向きの周溝7を有
し、この周溝7内に電磁コイル8を収納した円筒
状フイールドコア9に対し、ベアリング10,1
1を介して空転自在に同心支持してある。
前記周溝7は、磁性材製フイールドコア9の本
体となる管状部9Aに設けた内向きのフランジ9
Bと、管状部9A内に挿入し固定する磁性材製環
状プレート12とによつて形成してある。
一方、入力回転部材3のボス部材3Aには、磁
性材製の管体13を固着してある。
管体13の外径は、管部材6の内径よりも小寸
とし、内径は、出力軸1の外径よりも大寸に形成
してあり、この管体13の外周面と管部材6の内
周面とで形成する環状空間14内には、出力軸1
に固着した磁性材製筒体15の周胴部15Aを挿
入してある。
周胴部15Aには所要位置に磁路迂回孔16,
16を設けてあり、管体13と環部材5には環状
のシール17,17を取付けてあつて、管部材6
内の空〓に装填した磁性粉粒18の流入を防いで
いる。
前記管部材6は、長さ方向の中間部を非磁性材
6A製とし、磁束φが短絡して発生することを防
いでいる。
また、前記筒体15のフランジ部15Bには磁
性粉粒18の通過を自在とした窓孔19を所要数
設けてある。
このような構造からなる従来の装置は、電磁コ
イル8に電圧を印加すると、磁束φがフイールド
コア9、管部材6、筒体15、管体13に亘つて
形成され、磁性粉粒18が励磁して凝集固化する
ので、入力回転部材3と一体の管体13と、出力
軸1と一体の筒体15が一体化し、入力回転部材
3と出力軸1が一体に回転するようになる。
電磁コイル8への電圧印加を停止すると、解磁
し、入力回転部材3から出力軸1は分離する。
このように作動するこの種装置では、磁性粉粒
を定期的あるいは必要に応じ交換するが、第1図
示の構造であると、完全に解体しなければ磁性粉
粒を取出せないので、一般に、使い捨てとなつて
しまう。仮に磁性粉粒を交換するにしても、新し
く装置Aを製作するのと変りない費用がかかる難
点があつた。
この考案は、上述の観点に基き、磁性粉粒の交
換が容易で、トルク伝達力にも優れた特性を発揮
する磁性粉粒式電磁連結装置を提供するもので、
出力軸上に空転自在に同心配置した入力回転部材
と、前記出力軸上に同心配置とし、出力軸を空転
自在に支持した固定環状のフイールドコアとを軸
線方向に並設し、前記入力回転部材を、前記フイ
ールドコアに正対配置して断磁部を形成させた中
間磁路形成用第1ブロツクと、この第1ブロツク
との間に所定幅の閉空間を形成し、かつ、第1ブ
ロツクと着脱自在に一体をなす第2ブロツクとで
構成する一方、前記閉空間内に、前記出力軸と一
体回動する円板状の磁路迂回孔付磁性材製デイス
クと磁性粉粒とを収納した点に特徴がある。
ついで、この考案の装置を実施例により図面を
参照しながら説明する。
第2図にはこの考案の装置の実施例を上半部縦
断の側面図で示してある。図面に示したように、
この考案の装置Bは、出力軸20上に、ベアリン
グ21,22を介して入力回転部材23を空転自
在に支持してある。
出力軸20は、前記入力回転部材23と軸線方
向に並設された固定環状のフイールドコア24
に、ベアリング25,25を介して同心配置し、
空転自在に支持してある。
入力回転部材23は、フイールドコア24に正
対配置とした中間磁路形成用第1ブロツク26
と、この第1ブロツク26との間に所定幅の閉空
間27を形成する第2ブロツク28とからなる。
第2ブロツク28は、第1ブロツク26の外周
に固着した管状部26Aに挿入し、外周から複数
の無頭ビス29により固定してあり、管状部26
Aの内周面には、前記閉空間27に臨む部分にお
いて、第3図に縦断正面図で示してあるよう内歯
歯車状の磁性粉粒かき上げ用凹凸30を形成して
ある。この凹凸30は管状部26Aの内周面に形
成したフインであつてもよい。
さらに、前記第1ブロツク26は、管状部26
Aを固着した本体部分を外環26Bと、内環26
Cで形成し、これら外環26Bと内環26Cとは
非磁性材製のリング26Dを介して一体に形成
し、外環26Bと、リング26Dと、内環26C
とにより環状溝26Eを形成している。この環状
溝26Eは、フイールドコア24の環状溝内に装
入した電磁コイル31に向け開口していて、奥部
に至るにつれて幅が狭くなつている。
前記閉空間27内には中心部を出力軸20に固
着した磁性材製で、所定位置に磁路迂回孔32を
設けたデイスク33と磁性粉粒34を収納してあ
る。
磁性粉粒34は、前記第1ブロツク26と第2
ブロツク28の内周面と、出力軸20の外周面と
の間に設けた環状のシール35,35によつて出
力軸20沿いに外部へ流出することを防いでい
る。
上述の構成からなるこの考案の装置は、電磁コ
イル31に電圧を印加すると、磁束φが、フイー
ルドコア24から第1ブロツク26、デイスク3
3、第2ブロツク28とに亘つて形成され、閉空
間27内の磁性粉粒34が励磁して凝集固化する
ので、入力回転部材23とデイスク33が一体に
回転し、出力軸20と入力回転部材23が一体に
回転する。
電磁コイル31への電圧印加を停止すると、磁
束φは消滅し、磁性粉粒34は再び粉粒状に戻る
ので入力回転部材23の回転が出力軸20に伝わ
らないようになる。
磁性粉粒34の交換時には、無頭ビス29を抜
き、第2ブロツク28を抜けば、閉空間27が開
放となるので、この状態で磁性粉粒34を交換す
ればよい。
以上の説明から明らかなように、この考案にお
いては、入力回転部材とフイールドコアとを出力
軸上で同心配置として軸線方向に並設し、かつ前
記入力回転部材を、着脱自在に一体をなす第1ブ
ロツクと第2ブロツクとで構成し、この第1ブロ
ツクと第2ブロツクとの間に形成された所定幅の
閉空間内に、出力軸と一体回動する円板状の磁束
迂回孔付磁性材製デイスクと磁性粉粒とを収納し
ているために、前記第1ブロツクと第2ブロツク
とで囲まれた閉空間は、単にこれらのブロツクの
一方を取り外すことによつて直ちに開放状態とな
るので、その閉空間に収納されている磁性粉粒は
極く簡単に交換できるとともに、前記円板状デイ
スクの径および磁性粉粒の量を設定トルク値に応
じて変更できて、大きなトルク伝達も可能であ
り、さらに装置全体の径を前記デイスクの径と殆
ど変わりないほど小さくできるので、装置全体を
小型化できるというすぐれた利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置の一例を示す上半部縦断側
面図、第2図はこの考案の装置の一例を示す上半
部縦断側面図、第3図は第1ブロツクの磁性粉粒
かき上げ用凹凸を示す縦断正面図である。図面に
おいて、 B……この考案の装置、20……出力軸、2
1,22……ベアリング、23……入力回転部
材、24……フイールドコア、25……ベアリン
グ、26……第1ブロツク、26A……管状部、
26B……外環、26C……内環、26D……リ
ング、27……閉空間、28……第2ブロツク、
29……無頭ビス、31……電磁コイル、32…
…磁路迂回孔、33……デイスク、34……磁性
粉粒、35……シール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力軸上に空転自在に同心配置した入力回転部
    材と、前記出力軸上に同心配置とし、出力軸を空
    転自在に支持した固定環状のフイールドコアとを
    軸線方向に並設し、前記入力回転部材を、前記フ
    イールドコアに正対配置して断磁部を形成させた
    中間磁路形成用第1ブロツクと、この第1ブロツ
    クとの間に所定幅の閉空間を形成し、かつ、第1
    ブロツクと着脱自在に一体をなす第2ブロツクと
    で構成する一方、前記閉空間内に、前記出力軸と
    一体回動する円板状の磁路迂回孔付磁性材製デイ
    スクと磁性粉粒とを収納してなる磁性粉粒式電磁
    連結装置。
JP1980126039U 1980-09-04 1980-09-04 Expired JPS6136816Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980126039U JPS6136816Y2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980126039U JPS6136816Y2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5748332U JPS5748332U (ja) 1982-03-18
JPS6136816Y2 true JPS6136816Y2 (ja) 1986-10-25

Family

ID=29486479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980126039U Expired JPS6136816Y2 (ja) 1980-09-04 1980-09-04

Country Status (1)

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JP (1) JPS6136816Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957246A (ja) * 1972-10-05 1974-06-04
JPS538843U (ja) * 1976-07-08 1978-01-25

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957246A (ja) * 1972-10-05 1974-06-04
JPS538843U (ja) * 1976-07-08 1978-01-25

Also Published As

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JPS5748332U (ja) 1982-03-18

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