JPH10112956A - 軸受装置及びモータ - Google Patents

軸受装置及びモータ

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Publication number
JPH10112956A
JPH10112956A JP28311996A JP28311996A JPH10112956A JP H10112956 A JPH10112956 A JP H10112956A JP 28311996 A JP28311996 A JP 28311996A JP 28311996 A JP28311996 A JP 28311996A JP H10112956 A JPH10112956 A JP H10112956A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic field
bearing
temperature
fluid lubricant
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Application number
JP28311996A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Ichiyama
義和 市山
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨張率による軸受材料の限定、必要以上の加
工精度要求、高温域での軸受隙間狭小化、及び信頼性低
下を回避し、温度の高低によらず動圧流体軸受の剛性を
ほぼ一定レベルに保持。 【解決手段】 固定軸体12・回転スリーブ体18間の
軸受隙間に磁性流体潤滑剤20を充填する。円筒状スリ
ーブ部18cと円筒状外周壁部18dの間の上下溝部1
2e・12d対応位置に、磁界形成調節ユニット24を
配設する。各磁界形成調節ユニット24は、軸線方向磁
化の円筒状永久磁石体24aと、その内周上下の強磁性
材料製の一対の磁路部材24bと、両磁路部材24b間
の環状短絡部材24cと、それらに囲まれた非強磁性材
料製の環状部材24dで構成する。磁性流体潤滑剤20
自体の粘度が低下する高温域において、環状短絡部材2
4cが常磁性化し、磁性流体潤滑剤20中の強磁性超微
粒子が捕捉されて磁力線に沿って並ぶことにより見かけ
の粘度が一定化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度変化に対して
安定した動作が得られる動圧流体軸受装置及びそのよう
な動圧流体軸受装置を用いたモータ、並びに、動圧流体
軸受の温度補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ハード
ディスク駆動等に使用されるスピンドルモータにおいて
動圧流体軸受が用いられている場合、その動圧流体軸受
において動圧により所望の剛性を持って軸受隙間を維持
する流体軸受に用いられる潤滑油の粘度は、一般に温度
の上昇に伴って低下する。従って、通常の動圧流体軸受
の発生動圧は、温度の上昇に伴い低下する。
【0003】そのため、使用温度範囲の上限において軸
受剛性を確保すべく軸受仕様を設定すれば、常温での軸
受剛性及び軸損が過大となり、常温での軸受剛性及び軸
損を適正にすべく設定すれば、使用温度上限近くでは剛
性不足となってしまう。何れにせよ、一般に、動圧流体
軸受ではモータ特性の温度依存性が比較的大きい。
【0004】これを解決する手段として、軸部材の膨張
率をスリーブ部材のそれより大きくして軸受隙間が温度
上昇に伴い縮小するよう構成し、軸受剛性の温度依存性
を補償することも考えられる。
【0005】しかしながらこの場合、軸受を構成する材
料の選択範囲が膨張率によって狭く限定されると共に、
隙間が狭くなる高温時にも所望の動作が行なわれるよう
にするために、互いに嵌合し、対向する軸部材の円筒状
外周面及びスリーブ部材の円筒状内周面にそれぞれ軸受
として必要な程度を超える高い加工精度が要求され、製
造が困難になるという問題が生じる。而も、高温時に
は、加工精度のばらつきや、設計時の設定を越える熱膨
張などにより、軸受隙間が予想を超えて極端に小さくな
り、軸部材に対してスリーブ部材がロックされる危険性
があり、信頼性に問題がある。
【0006】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、膨張率による軸受材料の限定、必要以上の加工
精度の要求、高温域における軸受隙間の狭小化、及び信
頼性の低下を回避しつつ、温度の高低によらず動圧流体
軸受の剛性をほぼ一定レベルに保持することができる動
圧流体軸受装置、そのような動圧流体軸受装置を備えた
モータ及びそのような動圧流体軸受の温度補償方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のモータは、動圧流体軸受を介して固定部に対し回転
部が回転自在に支持されてなるモータであって、動圧流
体軸受の潤滑剤が磁性流体潤滑剤であり、動圧流体軸受
における軸受隙間に磁界を形成し、その磁界内における
磁性流体潤滑剤中の磁束感応部分を捕捉して磁力線に沿
って並ばせるための磁界形成手段と、その磁界形成手段
により軸受隙間に形成される磁界が、磁性流体潤滑剤の
温度変化に応じて変化し、磁性流体潤滑剤の見かけの粘
度を、温度の高低によらず可及的に均等化させる磁界調
節手段とを有することを特徴とするものである。
【0008】磁性流体潤滑剤とは、潤滑剤として用いる
ことができる磁性流体を意味し、具体例としては、スピ
ンドル油等の潤滑油中に強磁性超微粒子又は強磁性微粒
子が分散してなる磁性流体等を挙げることができる。
【0009】磁束感応部分というのは、例えば磁性流体
潤滑剤中に分散した強磁性超微粒子又は強磁性微粒子等
の、磁性流体潤滑剤中の強磁性体部分を意味する。
【0010】磁界形成手段というのは、永久磁石、或は
電磁石等の電磁手段などの磁石手段、及び、必要に応
じ、磁束を導くための強磁性材料製の磁路からなり、動
圧流体軸受における軸受隙間に磁界を形成し得るものを
意味する。
【0011】また磁界調節手段というのは、磁界形成手
段により軸受隙間に形成される磁界の強さ又は向き等
が、軸受隙間における磁性流体潤滑剤の温度変化に応じ
て変化するものである。磁界の強さは、例えば実質的に
0とみなせる強さと所要強さの間で変化するものとする
ことができる。このように変化することにより、その磁
界内における磁性流体潤滑剤中の磁束感応部分を捕捉し
て磁力線に沿って並ばせ、モータの回転部が固定部に対
し回転する際に磁性流体潤滑剤が有するとみなすことが
できる粘度を、その磁性流体潤滑剤の温度の高低によら
ず可及的に一定化させるものである。
【0012】磁性流体潤滑剤の温度が高くなると、(例
えば潤滑油中に強磁性超微粒子が分散してなる磁性流体
潤滑剤においては潤滑油の粘度が低下するため、)その
磁性流体潤滑剤自体の粘度が低下する。ところが、磁界
調節手段によって、磁界形成手段により軸受隙間に形成
される磁界が、磁性流体潤滑剤の温度変化に応じて変化
すれば、軸受隙間における磁性流体潤滑剤中の磁束感応
部分を捕捉して磁力線に沿って並ばせることができる。
これにより、モータが回転する際に磁性流体潤滑剤が有
するとみなすことができる粘度を高めることができるの
で、磁性流体潤滑剤の見かけの粘度を、温度の高低によ
らず可及的に一定化させることができる。
【0013】次に、本発明のモータにおける上記磁界調
節手段は、磁界形成手段により軸受隙間に磁界を形成す
るための磁気回路が磁性流体潤滑剤の温度変化に応じて
変化することにより、その軸受隙間の磁界を変化させる
ものとすることができる。
【0014】磁気回路が変化するというのは、磁路が変
わることや磁気回路の一部の磁気抵抗が変わることを意
味する。磁気回路の変化により、軸受隙間の磁界を変化
させることができる。
【0015】また、上記磁界調節手段は、軸受隙間に磁
界を形成する磁気回路の軸受隙間に対向する部分を短絡
する短絡部材を含み、該短絡部材は、軸受隙間に近接し
て配置され、所定温度以上で磁性を失い、磁気抵抗が増
大する強磁性材料からなるものとすることが望ましい。
【0016】軸受隙間内の磁性流体潤滑剤の温度が上昇
し、それに対応して短絡部材の温度が所定温度以上に上
昇すると、その短絡部材が磁性を失い、磁気抵抗が増大
するので、磁界形成手段による磁束は、短絡部材による
短絡がない開放磁気回路を通る。或は開放磁気回路を通
る割合が増大する。これにより軸受隙間における磁性流
体潤滑剤中の磁束感応部分を捕捉して磁力線に沿って並
ばせることができ、或は磁力線に沿ってより強く捕捉し
て並ばせることができる。そのため、温度上昇により磁
性流体潤滑剤自体の粘度は低下するが、モータが回転す
る際に磁性流体潤滑剤が有するとみなすことができる粘
度を高めることにより、磁性流体潤滑剤の粘度の変化を
可及的に補償することができる。
【0017】一方、軸受隙間内の磁性流体潤滑剤の温度
が下降し、それに対応して短絡部材の温度が下降する
と、その短絡部材が磁性を回復し、磁気抵抗が減少する
ので、磁界形成手段による磁束は、短絡部材により短絡
された磁気回路を通る。或は短絡された磁気回路を通る
割合が増大する。これにより軸受隙間における磁性流体
潤滑剤中の磁束感応部分は捕捉されなくなって並ばなく
なり、或は磁力線に沿ってより弱く捕捉されて並ぶよう
になる。そのため、温度下降により磁性流体潤滑剤自体
の粘度は上昇するが、モータが回転する際に磁性流体潤
滑剤が有するとみなすことができる粘度は高まらないの
で、磁性流体潤滑剤の粘度の変化を可及的に補償するこ
とができる。
【0018】このような短絡部材の材料としては、磁性
流体潤滑剤の温度変化に対応する短絡部材の温度変化に
より、磁性流体潤滑剤の粘度の変化を十分に補償し得る
程度に磁性が変化して磁気抵抗が増減する強磁性材料を
選択する必要がある。例えば、短絡部材がとり得る一定
温度以上で常磁性になるようなキュリー点を有する、フ
ェライト等の強磁性材料を選択することもできる。
【0019】短絡部材を設ける位置は、軸受隙間内の磁
性流体潤滑剤の温度の上昇及び下降に、短絡部材の温度
の上昇及び下降がよく対応するように、軸受隙間に近接
した位置(軸受隙間に臨む場合を含む)とすることが望
ましい。
【0020】更に、本発明のモータは、磁性流体潤滑剤
が、フェロフロイドオイルを含み、磁界形成手段は、動
圧発生部に磁界を形成するよう設けられているものとす
ることが望ましい。動圧発生部に磁界を形成することに
より、磁気感応部分が動圧発生部に集められ、動圧発生
部における流体潤滑剤の動圧を高め、これにより、動圧
発生部における磁性流体潤滑剤の見かけの粘度を、温度
の高低によらず可及的に一定化させることができる。
【0021】また、本発明のモータは、上記磁界形成手
段が電磁手段からなるものであり、上記磁界調節手段
が、その電磁手段に供給する電流を磁性流体潤滑剤の温
度変化に応じ制御する電流制御手段であるものとするこ
とができる。
【0022】磁界形成手段が電磁石等の電磁手段からな
るものである場合、磁界調節手段としての電流制御手段
によって、電磁手段に供給する電流を、磁性流体潤滑剤
の温度の上昇及び下降(例えば温度センサによって感知
することができる)に応じそれぞれ増大及び減少させる
ことにより、軸受隙間に形成される磁界が温度変化に応
じ変化するようにすることができる。すなわち、軸受隙
間に形成される磁界の強さの変化を、回路処理により任
意に設定することができる。これにより、軸受隙間にお
ける磁性流体潤滑剤中の磁束感応部分を磁力線に沿って
温度に応じた強さで捕捉して並ばせることができ、捕捉
しないで並ばせないこともできるので、磁性流体潤滑剤
の見かけの粘度を温度の高低によらず可及的に均等化さ
せることができる。
【0023】次に、本発明の動圧流体軸受装置は、潤滑
剤が磁性流体潤滑剤であり、軸受隙間に磁界を形成し、
その磁界内における磁性流体潤滑剤中の磁束感応部分を
捕捉して磁力線に沿って並ばせるための磁界形成手段
と、その磁界形成手段により軸受隙間に形成される磁界
が、磁性流体潤滑剤の温度変化に応じて変化し、磁性流
体の見かけの粘度を、温度の高低によらず可及的に均等
化させる磁界調節手段とを有することを特徴とする。
【0024】磁性流体潤滑剤、磁束感応部分、磁界形成
手段、及び磁界調節手段の意味、並びに本発明の動圧流
体軸受装置の作用は、本発明のモータについて上記した
ところと同様である。
【0025】上記磁界調節手段は、本発明のモータにつ
いて上記したところと同様に、軸受隙間に磁界を形成す
る磁気回路の軸受隙間に対向する部分を短絡する短絡部
材を含み、該短絡部材は、軸受隙間に近接して配置さ
れ、所定温度以上で磁性を失い、磁気抵抗が増大する強
磁性材料からなるものとすることが望ましい。
【0026】また、本発明のモータについて上記したと
ころと同様に、上記磁性流体潤滑剤は、フェロフロイド
オイルを含み、上記磁界形成手段は、動圧発生部に磁界
を形成するよう設けられているものとすることが望まし
い。
【0027】また、本発明の、動圧流体軸受の温度補償
方法は、動圧流体軸受の潤滑剤を磁性流体潤滑剤とし、
動圧流体軸受の軸受隙間に磁界を形成し、その磁界を温
度の上昇と共に強めることを特徴とする。
【0028】磁性流体潤滑剤、及び磁束感応部分の意味
は、本発明のモータについて上記したところと同様であ
る。
【0029】この方法においては、磁性流体潤滑剤の温
度が高くなるとその磁性流体潤滑剤自体の粘度が低下す
るが、磁性流体潤滑剤の温度の上昇に応じ、軸受隙間に
形成する磁界を強めて軸受隙間における磁性流体潤滑剤
中の磁束感応部分を捕捉して磁力線に沿って並ばせ又は
磁力線に沿ってより強く並ばせることにより、磁性流体
潤滑剤が有するとみなすことができる粘度を高めること
ができる。
【0030】また、本発明の方法においては、磁性流体
潤滑剤としてフェロフロイドオイルを用い、動圧流体軸
受の動圧発生部に、温度と共に変化する磁界を形成する
ものとすることが望ましい。これにより、動圧発生部に
おける磁性流体潤滑剤の見かけの粘度を、温度上昇に応
じ高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しつつ説明する。
【0032】図1は、ハードディスク駆動用スピンドル
モータの断面図を示し、図2は、図1の要部拡大図を示
す。
【0033】ブラケット10の上方開口の円形凹部10
aの中央に固定軸体12が上下方向に立設され、その円
形凹部10a内における径方向中間位置の環状凸部10
bに、ステータコイル14が巻回されたステータコア1
6が外嵌固定されている。
【0034】固定軸体12は、略円柱形状の軸部12a
と、その軸部12aの上端に設けられた円板状のスラス
ト板部12bからなる。
【0035】軸部12aの下端外周部は下方に向かって
縮径するテーパ部12cに形成され、その上側の円筒状
外周部に動圧発生用の下溝部12dが設けられ、軸部1
2aの上部の円筒状外周部には同じく動圧発生用の上溝
部12eが設けられている。スラスト板部12bの環状
をなす下面12b1及び上面12b2には、それぞれ環
状をなす動圧発生用の下面溝部及び上面溝部が設けられ
ている。これらの動圧発生用溝としては、例えば公知の
スパイラル溝、ヘリングボーン溝等を適宜採用し得る。
【0036】回転スリーブ体18は、非強磁性(すなわ
ち常磁性又は反磁性)材料製のスリーブ部材18aと、
そのスリーブ部材18aの上端に嵌合固定された円板状
のスラストキャップ18bからなる。 スリーブ部材1
8aは、内側の円筒状スリーブ部18cと外側の円筒状
外周壁部18dが上部において結合されてなる略二重円
筒形状をなす。円筒状スリーブ部18cは軸部12aに
外嵌されている。スリーブ部材18aの内周における円
筒状スリーブ部18cの上側は、スラスト環状面18e
を介して拡径され、そのスラスト環状面18eとスラス
トキャップ18bの間にスラスト板部12bが収容され
ている。
【0037】固定軸体12と回転スリーブ体18の間の
軸受隙間には磁性流体潤滑剤20が充填されており、回
転スリーブ体18は、この磁性流体潤滑剤20を介して
固定軸体12に対し回転自在に支持されている。磁性流
体潤滑剤20の端部は、軸部12a下端のテーパ部12
cと円筒状スリーブ部18cの下端部とによって形成さ
れる断面楔状のいわゆるテーパーシール部において、表
面張力により保持されている。磁性流体潤滑剤20とし
ては、例えばスピンドル油中に強磁性超微粒子を分散さ
せたものを用いることができる。軸部12aと円筒状ス
リーブ部18cとその間の磁性流体潤滑剤20によりラ
ジアル軸受部が構成されており、そのうち主に上下溝部
12e・12dにおいて、磁性流体潤滑剤20に回転ス
リーブ体18の円筒状スリーブ部18cを径方向に支持
する圧力を発生させる。また、スラスト板部12bとス
ラスト環状面18e及びスラストキャップ18bとその
間の磁性流体潤滑剤20によりスラスト軸受部が構成さ
れており、そのうち主に上面溝部及び下面溝部におい
て、磁性流体潤滑剤20に回転スリーブ体18のスラス
ト環状面18e及びスラストキャップ18bをスピンド
ルモータの軸方向に関して支持する圧力を発生させる。
【0038】スリーブ部材18aの円筒状スリーブ部1
8cと円筒状外周壁部18dの間における、上下溝部1
2e・12dに対向する軸心方向位置には、非強磁性材
料製の環状のスペーサ22を挟んでそれぞれ磁界形成調
節ユニット24が配設されている。
【0039】各磁界形成調節ユニット24は、外周部に
位置する軸線方向に磁化された円筒状永久磁石体24a
と、その円筒状永久磁石体24aの内周面の上下に外周
面が当接した環状板状の強磁性材料製の一対の磁路部材
24bと、両磁路部材24b間の内周部に位置して上下
面が両磁路部材24bに当接した磁界調節手段としての
環状短絡部材24cと、それらの円筒状永久磁石体24
a、両磁路部材24b、及び環状短絡部材24cに囲ま
れた部分に配設された非強磁性材料製の環状部材24d
からなる。円筒状永久磁石体24aと一対の磁路部材2
4bは磁界形成手段を構成する。
【0040】両磁路部材24bの内周面及び環状短絡部
材24cの内周面は円筒状スリーブ部18cの外周面に
当接している。そのため環状短絡部材24cの温度は磁
性流体潤滑剤20の温度によく対応する。円筒状永久磁
石体24aの磁化の向きは、上下の磁界形成調節ユニッ
ト24において同じであっても異なっていてもよい。
【0041】環状短絡部材24cの材料としては、Mn
−ZnフェライトやNi−Znフェライトを用いること
ができ、それらの組成を変えることによりキュリー点を
変え、所望の特性を得ることができる。スピンドルモー
タの使用温度範囲は0乃至80℃程度とすることがで
き、キュリー点は、例えば60℃程度に設定することが
できる。
【0042】スリーブ部材18aの円筒状外周壁部18
dにはロータハブ26が外嵌固定されており、ロータハ
ブ26の下端外周部に設けられた鍔状部26aの下側に
円筒状ロータヨーク28が固定され、そのロータヨーク
28に内嵌固定された円筒状のロータマグネット29が
ステータコア16と径方向間隙を隔てて相対している。
【0043】スピンドルモータの軸受隙間内の磁性流体
潤滑剤20の温度が比較的低い温度であってその磁性流
体潤滑剤20自体の粘度が潤滑剤として必要な粘度を満
足する場合、それに対応して比較的低い温度である環状
短絡部材24cが十分な磁性を有するため、円筒状永久
磁石体24aによる磁束のほとんどは、一方の磁路部材
24b、環状短絡部材24c及び他方の磁路部材24b
からなる短絡磁路uを通る。従って、上溝部12e又は
下溝部12d付近及びその他の位置の軸受隙間には、磁
界が形成されないか、きわめて弱い磁界が形成されるに
過ぎず、磁性流体潤滑剤20中の強磁性超微粒子が円筒
状永久磁石体24aに基づく磁力線に沿って並ぶことは
ほとんどない。そのため、磁性流体潤滑剤20はそれ自
体の粘度を有するものとして作用する。
【0044】スピンドルモータの使用中に軸受隙間内の
磁性流体潤滑剤20の温度が上昇すると、その磁性流体
潤滑剤20自体の粘度が動圧流体として軸受けするのに
必要な粘度を下回るが、それに対向している環状短絡部
材24cの温度も上昇し、そのキュリー点を越えると、
その環状短絡部材24cが常磁性化するので、円筒状永
久磁石体24aによる磁束は、環状短絡部材24cによ
る短絡がない開放磁気回路t(一方の磁路部材24b、
円筒状スリーブ部18c、磁性流体潤滑剤20、上溝部
12e又は下溝部12d付近の軸部12a、磁性流体潤
滑剤20、円筒状スリーブ部18c、及び他方の磁路部
材24b)を通るか、又はその磁気回路tを通る割合が
増大する。これにより、上下溝部12e・12d付近の
軸受隙間における磁性流体潤滑剤20中の強磁性超微粒
子を捕捉して磁力線に沿って並ばせることができ、或は
より強く捕捉して磁力線に沿って並ばせることができ
る。そのため、温度上昇により低下した磁性流体潤滑剤
20自体の粘度を高めて磁性流体潤滑剤20の粘度の変
化を可及的に補償することができる。なお、磁界形成手
段による磁束は、この例に示されるように、磁性流体潤
滑剤を介して相対する固定部及び回転部の両方並びにそ
の磁性流体潤滑剤を通り得るようにすることが望まし
い。その意味で、固定軸体12の軸部12aは、磁路の
一部として使用できる程度の磁気特性を有するか、その
ように使用できる磁性体で被覆されていることが望まし
い。
【0045】その後軸受隙間内の磁性流体潤滑剤20の
温度が比較的低い温度に下降して環状短絡部材24cの
温度が下降すれば、円筒状永久磁石体24aによる磁束
のほとんどは短絡磁路uを通り、磁性流体潤滑剤20は
再びそれ自体の粘度を有するものとして作用する。
【0046】なお、円筒状永久磁石体24aに替えて電
磁石を用いると共に、環状短絡部材24cに替えて例え
ば磁性流体潤滑剤20の温度を円筒状スリーブ部18c
を介して感知するための温度センサを円筒状スリーブ部
18cの外周面に設け、電磁石に供給する電流をその温
度センサにより感知される温度に基づいて電流制御回路
により制御することにより、その電磁石による軸受隙間
における磁界の強さを制御して磁性流体潤滑剤20の見
かけの粘度の変化を防ぐようにすることもできる。
【0047】図3は、別のハードディスク駆動用スピン
ドルモータの断面図を示し、図4は、図3におけるIV-I
V 線拡大断面図である。
【0048】このスピンドルモータは、一対の磁界形成
調節ユニット24及びスペーサ22を、上溝部12e及
び下溝部12dの両方の外周側に位置する1つの円筒状
短絡部材30(磁界調節手段)及びその円筒状短絡部材
30に外嵌された1つの長円筒状永久磁石体32(磁界
形成手段)に替えたこと以外は、図1に示すスピンドル
モータと同じである。
【0049】円筒状短絡部材30の材料は図1のスピン
ドルモータにおける環状短絡部材24cの材料と同様で
ある。
【0050】この長円筒状永久磁石体32は、周方向に
例えば8つに区分され、強磁性部分32aと非強磁性部
分32bが交互に設けられ、各強磁性部分32aは、隣
の強磁性部分32aとは逆向きに径方向に磁化されてい
る。従って、長円筒状永久磁石体32の内周側の磁極
は、−S−0−N−0−S−0−N−0−(但し、0は
無磁極部を示す。)となっている。
【0051】スピンドルモータの軸受隙間内の磁性流体
潤滑剤20の温度が比較的低い温度であってその磁性流
体潤滑剤20自体の粘度が潤滑剤として必要な粘度を満
足し、それに対応して比較的低い温度である円筒状短絡
部材30が十分な磁性を有する場合、長円筒状永久磁石
体32により磁束のほとんどは、径方向内方において円
筒状短絡部材30(短絡磁路u)を通る。従って、軸受
隙間には、磁界が形成されないか、きわめて弱い磁界が
形成されるに過ぎず、磁性流体潤滑剤20中の強磁性超
微粒子が円筒状永久磁石体24aに基づく磁力線に沿っ
て並ぶことはほとんどない。そのため、磁性流体潤滑剤
20はそれ自体の粘度を有するものとして作用する。
【0052】スピンドルモータの使用中に軸受隙間内の
磁性流体潤滑剤20の温度が上昇してその磁性流体潤滑
剤20自体の粘度が潤滑剤として必要な粘度を下回り、
それに対応して円筒状短絡部材30の温度がキュリー点
以上に上昇すると、その円筒状短絡部材30が常磁性化
するので、長円筒状永久磁石体32による磁束は、短絡
部材による短絡がない開放磁気回路t(円筒状短絡部材
30、円筒状スリーブ部18c、磁性流体潤滑剤20、
軸部12a、磁性流体潤滑剤20、円筒状スリーブ部1
8c、及び円筒状短絡部材30)を通るか、又はその磁
気回路tを通る割合が増大する。これにより、上下溝部
12e・12d付近を含む円筒状スリーブ部18cと軸
部12aの間の軸受隙間における磁性流体潤滑剤20中
の強磁性超微粒子を捕捉して磁力線に沿って並ばせるこ
とができ、或はより強く捕捉して磁力線に沿って並ばせ
ることができる。そのため、温度上昇により低下した磁
性流体潤滑剤20自体の粘度を高めて磁性流体潤滑剤2
0の粘度の変化を可及的に補償することができる。
【0053】その後軸受隙間内の磁性流体潤滑剤20の
温度が比較的低い温度に下降して円筒状短絡部材30の
温度が下降すれば、長円筒状永久磁石体32による磁束
のほとんどは短絡磁路uを通り、磁性流体潤滑剤20は
再びそれ自体の粘度を有するものとして作用する。
【0054】このような実施の形態の場合、開放磁気回
路において磁束が軸部12aまで十分に到達するように
するために、長円筒状永久磁石体32における隣り合う
強磁性部分32aの間の非強磁性部分32aの周方向長
さを十分にとることが望ましい。
【0055】なお、以上の説明はラジアル軸受部のみを
対象としたが、スラスト軸受部についても同様の手段に
より磁性流体潤滑剤20の粘度の変化を補償するように
することができる。また、軸回転型のモータ及び動圧流
体軸受についても勿論適用できる。
【0056】また、以上の実施の形態についての記述に
おける上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜の
ためのものであって、実際の使用状態等を限定するもの
ではない。
【0057】
【発明の効果】本発明のモータ及び動圧流体軸受装置に
よれば、動圧流体軸受の潤滑剤として用いられている磁
性流体潤滑剤の温度変化に応じ軸受隙間の磁界が変化し
て磁性流体潤滑剤中の磁束感応部分の捕捉による並び方
を制御することにより、温度の高低によらず磁性流体潤
滑剤の見かけの粘度を可及的に一定化させて動圧流体軸
受の剛性をほぼ一定レベルに保持することができる。そ
のため、温度変化によるモータ特性又は軸受特性の変動
を効果的に抑制し得ると共に、使用温度範囲の上限温度
で必要な軸受剛性を確保しても全使用温度範囲で軸損を
ほぼ同レベルに保持できるので、従来の動圧流体軸受に
比し低温領域での軸損を効果的に低減させることがで
き、定格電流の低減も実現することができる。而も、軸
受隙間を温度に応じて調節する必要がないので、膨張率
による軸受材料の限定、必要以上の加工精度の要求、高
温域における軸受隙間の狭小化、及び信頼性の低下が回
避される。
【0058】請求項3のモータ及び請求項7の動圧流体
軸受装置によれば、強磁性材料製の短絡部材が、の温度
上昇に伴い磁性を失い、その磁気抵抗が増大することを
利用して、温度変化の感知及び温度変化に応じた軸受隙
間の磁界の調節を行い、温度の高低によらず磁性流体潤
滑剤の見かけの粘度を可及的に一定化させることができ
る。
【0059】請求項4のモータ及び請求項8の動圧流体
軸受装置によれば、動圧発生部における磁性流体潤滑剤
の見かけの粘度を、温度の高低によらず可及的に一定化
させることにより、軸受の剛性を効果的にほぼ一定レベ
ルに保持することができる。
【0060】請求項5のモータによれば、電磁手段によ
り軸受隙間に形成される磁界を、温度変化に伴う磁性流
体潤滑剤自体の粘度変化に応じて電流制御手段によりき
め細かく調節して、温度の高低によらず磁性流体潤滑剤
の見かけの粘度をより効果的に一定化させることができ
る。
【0061】本発明の動圧流体軸受の温度補償方法によ
れば、動圧流体軸受の潤滑剤として用いられている磁性
流体潤滑剤の温度上昇に応じ、軸受隙間の磁界を強めて
磁性流体潤滑剤中の磁束感応部分を捕捉して磁力線に沿
って並ばせ又は磁力線に沿ってより強く並ばせることに
より、磁性流体潤滑剤が有するとみなすことができる粘
度を高めることができる。従って、温度上昇により磁性
流体潤滑剤自体の粘度は低下するが、見かけの粘度を高
めることにより温度補償を行うことができる。
【0062】請求項10の温度補償方法によれば、動圧
発生部における磁性流体潤滑剤の見かけの粘度を、温度
上昇に応じ高めることにより、温度上昇による軸受剛性
の低下を効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハードディスク駆動用モータの断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】別のハードディスク駆動用モータの断面図であ
る。
【図4】図3における拡大IV-IV 線断面図である。
【符号の説明】
12 固定軸体 12d 下溝部 12e 上溝部 18 回転スリーブ体 18c 円筒状スリーブ部 18d 円筒状外周壁部 20 磁性流体潤滑剤 22 スペーサ 24 磁界形成調節ユニット 24a 円筒状永久磁石体 24b 磁路部材 24c 環状短絡部材 24d 環状部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動圧流体軸受を介して固定部に対し回転部
    が回転自在に支持されてなるモータであって、動圧流体
    軸受の潤滑剤が磁性流体潤滑剤であり、動圧流体軸受に
    おける軸受隙間に磁界を形成し、その磁界内における磁
    性流体潤滑剤中の磁束感応部分を捕捉して磁力線に沿っ
    て並ばせるための磁界形成手段と、その磁界形成手段に
    より軸受隙間に形成される磁界が、磁性流体潤滑剤の温
    度変化に応じて変化し、磁性流体潤滑剤の見かけの粘度
    を、温度の高低によらず可及的に均等化させる磁界調節
    手段とを有することを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】磁界調節手段が、磁界形成手段により軸受
    隙間に磁界を形成するための磁気回路が磁性流体潤滑剤
    の温度変化に応じて変化することにより、その軸受隙間
    の磁界を変化させるものである請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】磁界調節手段は、軸受隙間に磁界を形成す
    る磁気回路の軸受隙間に対向する部分を短絡する短絡部
    材を含み、該短絡部材は、軸受隙間に近接して配置さ
    れ、所定温度以上で磁性を失い、磁気抵抗が増大する強
    磁性材料からなる請求項2記載のモータ。
  4. 【請求項4】磁性流体潤滑剤は、フェロフロイドオイル
    を含み、磁界形成手段は、動圧発生部に磁界を形成する
    よう設けられている請求項3記載のモータ。
  5. 【請求項5】磁界形成手段が電磁手段からなるものであ
    り、磁界調節手段が、その電磁手段に供給する電流を磁
    性流体潤滑剤の温度変化に応じ制御する電流制御手段で
    ある請求項1記載のモータ。
  6. 【請求項6】潤滑剤が磁性流体潤滑剤であり、軸受隙間
    に磁界を形成し、その磁界内における磁性流体潤滑剤中
    の磁束感応部分を捕捉して磁力線に沿って並ばせるため
    の磁界形成手段と、その磁界形成手段により軸受隙間に
    形成される磁界が、磁性流体潤滑剤の温度変化に応じて
    変化し、磁性流体の見かけの粘度を、温度の高低によら
    ず可及的に均等化させる磁界調節手段とを有することを
    特徴とする動圧流体軸受装置。
  7. 【請求項7】磁界調節手段は、軸受隙間に磁界を形成す
    る磁気回路の軸受隙間に対向する部分を短絡する短絡部
    材を含み、該短絡部材は、軸受隙間に近接して配置さ
    れ、所定温度以上で磁性を失い、磁気抵抗が増大する強
    磁性材料からなる請求項6記載の動圧流体軸受装置。
  8. 【請求項8】磁性流体潤滑剤は、フェロフロイドオイル
    を含み、磁界形成手段は、動圧発生部に磁界を形成する
    よう設けられている請求項7記載の動圧流体軸受装置。
  9. 【請求項9】動圧流体軸受の潤滑剤を磁性流体潤滑剤と
    し、動圧流体軸受の軸受隙間に磁界を形成し、その磁界
    を温度の上昇と共に強めることを特徴とする動体流体軸
    受の温度補償方法。
  10. 【請求項10】磁性流体潤滑剤としてフェロフロイドオ
    イルを用い、動圧流体軸受の動圧発生部に、温度と共に
    変化する磁界を形成する請求項9記載の動圧流体軸受の
    温度補償方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134875A1 (en) * 2000-03-15 2001-09-19 Minebea Co., Ltd. A spindle motor for disk driving device with fluid bearing
WO2015025416A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 株式会社日立製作所 回転機械及び冷凍サイクル機器

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EP1134875A1 (en) * 2000-03-15 2001-09-19 Minebea Co., Ltd. A spindle motor for disk driving device with fluid bearing
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